つれづれなるままに―日本一学歴の高い掃除夫だった不具のブログ―

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2016.10.11
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カテゴリ: SF
『ジョナサンと宇宙クジラ』を読んだのはふた昔以上前だったと思う。短篇集の内容もあらかた忘れてしまったが、ブラッドリよりSF臭の強いセンチメンタルな書き手、という印象だけは残っている。

「特別急行が遅れた日」
普通小説かと思ったら、途中でSFだとわかり、最後は 『フェッセンデンの宇宙』 を被造物の立場から見たような、複雑な気持ちになる一編。

「河を下る旅」
三途の川を下る途中で同行した女性の命を救うために、男は…

「エミリーと不滅の詩人たち」
詩人の作品を詠唱するロボットの代わりに展示することになったのは車。エミリーは愁嘆する。しかし幸いにも運転席が空いていたので…

「神風」


「たんぽぽ娘」
奥様は 魔女 未来人だったのです…。

「荒寥の地より」
貧しい素朴な一家との交流が、なぜローンなる未来人には心温まる思い出だったのか。

「主従問題」
犬が人間の主人という発想は珍しくないが、それを移住問題に絡めたところがミソ。

「第一次火星ミッション」
デジャー・ソリス に捧ぐ。

「失われし時のかたみ」
死の直前には走馬灯のように記憶が駆け巡るというが…


そこが 『地球最後の男』 の主人公と違う、彼の弱点だった。

「11世紀エネルギー補給ステーションのロマンス」
中身は「眠れる森の美女」の、タイトルはO・ヘンリーの「忙しい株式仲買人のロマンス」のパロディか。

「スターファインダー」


「ジャンヌの弓」
宇宙版ジャンヌ・ダルク伝説は、また女性版イエス・キリストの、復活も含めた物語であった。これぞホントの三位一体。



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Last updated  2016.10.15 23:13:01
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