つれづれなるままに―日本一学歴の高い掃除夫だった不具のブログ―

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2016.11.08
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カテゴリ: 漫画
秋田書店はバキとドカベンと手塚治虫の遺産で生きている。
その秋田書店の古い文庫に、この漫画がある。
懐かしいタイトルだ。

今ではもう読まないが、少女漫画にはまったきっかけの一つである。
SF好きの少年にとって、萩尾望都はスターだった。
彼女のおかげで光瀬龍や ブラッドベリ の世界に親しめた。
そういう人は少なくない、と思う。
あえてこの作品を少女漫画の範疇に入れなかった所以である。


たいていの宗教は生と死を語る。
それは人間が死すべき存在だからだ、と言ってしまえば身もふたもない。
それを逆手にとって、死=エントロピーの増大による熱的死ととらえ、SFにしたのが光瀬龍だ。
そしてそれを漫画にしたのが、萩尾望都だ。

アトランティス はなぜ滅んだか。
キリスト教はなぜ終末を説くか。
仏教はなぜ涅槃を語るのか。

SF的解答の一つがここにある。


蛇足。
光瀬さんは、1990年代に結末部分を加筆したそうだ。
それは、まだ読んでいない。

以上、覚書として。



【中古】文庫コミック 百億の昼と千億の夜(文庫版)(1) / 萩尾望都【02P03Dec16】【画】


【中古】文庫コミック 百億の昼と千億の夜(文庫版)(2) / 萩尾望都【02P03Dec16】【画】


百億の昼と千億の夜 [文庫版](1巻 全巻)/光瀬 竜/萩尾 望都/秋田書店









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Last updated  2016.12.05 01:23:56
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