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人間の数だけ正義があり、人間の数だけあやまちがある。だが、力は正義なり、と英語の諺にもあるように、立場の強い者の正義が通る。弱い者の正義は所詮、ごまめの歯ぎしりであり、蟷螂の斧である。リーダーが調整型の場合は、そうでもないのだが。
2024.04.04
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ここ二千年の西洋哲学の歴史は、「キリスト教」なるものとの不断の対話、迎合、格闘の歴史であった。
2023.05.22
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自殺は、自由な人間の最後の社会参加である。
2023.05.21
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仏教は人生から苦を取り除く方法について教えてくれる。しかし、それでも人生は苦悩に満ちている。そういう時、人を救ってくれるのは、やはり「仲間」である。
2023.04.30
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閉経した女に価値がないというなら、タタナイ男にも価値はない。実際そういう風に思っているから、バイアグラが売れるのだ。いい加減そんな価値観から自由にならないか。
2023.01.04
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日本人は優しい、と外国人からよく言われる。なるほどそうかもしれない。だがそれは、ムラ社会の中で要求される調整能力の洗練の極みに他ならない。怒っているのではなくパニックになっているだけなのに、この国ではちょっと声が高くなっただけで喧嘩腰と見なされる。パニックになりやすい自閉症の人間には、たまったものではない。
2022.10.04
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環境問題がこれだけ取りざたされるのは、人類が地球を愛しているからではない。むしろ地球に報復されるのが怖いからである。将来に対する不安がなければ、自ら変えようとしないのがわれらの本性なのだ。
2022.10.02
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人は自分と同程度だと思っている相手には敵愾心を抱く。とても敵わないと思うと尊敬する。尊敬は自覚なき自己防衛である。
2022.10.01
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人は誰でも、畢竟自分が一番正しいと思っている。自分の気持ちに嘘はつけないものだ。したがって人を説得するときにはその人の立場になって、落としどころを見つける作業が必要になってくる。あるいは何らかの根拠が。
2022.09.08
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一読明快な箴言である。キルケゴールなどはこれをキリスト教の専売特許であるかのように言うが、仏教の慈悲、慈愛とさほど大きく異なるわけではない。文化の諸相に表れたる宗教の表面的差異によって、根本的精神の同質性を見過ごしてはならない。
2022.08.28
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マルクスはイエスに似ている。どちらも現実を批判し、あるべき世の中を説いた。どちらも、のちに彼の信奉者によって、その理想が裏切られた。すなわち、現実の共産主義国家と教会に。
2022.08.27
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まことキリスト教は道を説く宗教である。けれどもイエスはどうすればふさわしい実をつけることができるかについては教えてくれない。仏教は実践的である。八正道を行いさえすれば、だれでも自分にふさわしい実をなすことができるだろう。
2022.08.26
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種の保存は、自然開発の責任として、動植物に対して人間が負うものである。一方、人種や民族の場合、血統は無関係である。言語や文化的伝統の継承が成されさえすれば、出自など問う必要はない。縄文人と弥生人の混血でない日本人よ、いたら手を挙げてみるがいい。
2022.08.03
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人間は、遺伝子と言語の積である。
2022.04.05
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理念としては美しい。しかしそんな台詞は、自分が殺されてから言えばいい。「絶対」は、もはや宗教か狂気の概念である。
2022.04.02
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敗戦後、日本を占領したのがアメリカでよかった。これがソ連だったら、どうなっていたことか。現在の状況を見て、日露戦争の勝者がもしもロシアだったら、と韓国人は思わないのだろうか。
2022.04.01
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法律は守らなければならないものではない。守らなければどうなるかという不利益の可能性を勘案した上で、なおかつ従うべきか従わざるべきか闘うべきか、自分で考えるべき性質のものである。
2022.02.11
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読んだものがそのまま使える。即戦力になる。実用書の強みである。だが本は必ずしも情報の伝達や伝統の継承にのみあるのではない。読書の本当の効用は、遠回りする過程の中にこそあるのだ。
2022.02.10
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名言集は詩集のようなものだ。ときには解説もあってよい。だが、基本的には自分で感じるものである。
2022.02.09
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人口爆発が止まらない中、昆虫食の普及が一部でささやかれている。火の発見以前、昆虫類は太古の人類の貴重なたんぱく源だったと考えられる。それを思えば、何と皮肉な先祖返りだろう。
2022.02.02
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結婚はしなくても、男女の営みがなくなることはない。したがって、少子化対策としては人権擁護のための中絶禁止法、こうのとりのゆりかごの全国設置、および里親制度の充実の三本柱の政策を強力に推し進めていけば、結果が現れるだろう。
2022.01.19
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日本の食料自給率は英国よりも低く、世界最低水準だという。だがそれは食生活が洋風化したからであり、米と芋と野菜中心の生活に戻れば、自給率はもっと上がる。肉も、培養肉が実用化すれば案ずることはない。新聞は、なぜもっと啓蒙的にならないのだろう。培養肉とは何か? (岩波ブックレット 1072) [ 竹内 昌治 ]
2022.01.14
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もとよりこんなものは迷信である。ただし、その日その日の処世訓、生きる指針にはなるだろう。道徳が便宜であるように。
2021.11.03
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一般女性が皇室に入ればその人は皇族になる。誰も一般人の血で皇統が汚されたとは言わない。一般男性が皇室に入ればその人は皇族になる。女性を男性に置き換えただけではないか。それを声高に反対反対と叫ぶ者は、時代錯誤的なショービニストである。しかも、無自覚であるだけに一層たちが悪い。
2021.06.06
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皇統を男系男子に限定する、というのは前近代的な幻想である。皇室の一夫多妻が常識だった時代の話である。だがその伝統は明治までで終わった。伝統が終わった今、男系男子云々を叫ぶ者は因習の擁護者でしかない。
2021.06.05
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政治家が恐れているのは少子高齢化である。保守系の議員が彼らに冷淡なのは、自らの無策を棚に上げて、その責任を性的少数者に押し付けようとしているだけのように見える。だがこのように指摘しても彼らは決して肯じないだろう。なんとなれば議員たちは理性ではなく感情につき動かされているからである。
2021.05.30
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本当は真実を語っている陰謀論の支持者に、彼らが飛びつきそうなもっともらしい偽情報を与える。するとその偽情報が不都合な真実全体の信憑性を揺るがせ始め、ついに全体が「陰謀論」と呼ばれることになってしまうのだ。
2021.01.25
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不都合な真実を覆い隠すために使われる言葉。
2021.01.24
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学校の授業で思考力を身につけることはできない。教えられるのは判断の基準ぐらいのものである。而して本物の思考力は、その判断の基準なるものも疑う力を有していなければならない。
2020.07.31
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人類など滅びてしまった方が地球のためにはやさしいのかもしれない。だが、最悪のパターンは、人類が地球そのものを自らの滅亡の道連れにしてしまうことである。
2020.07.02
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人の心をつかむのは、処世術である。あるいは野望を達成するための布石である。
2020.06.30
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文明が初期の頃は、太っている人は支配階級であり金持ちであった。皮肉なことに、現代文明社会では太っていることは貧乏人の証である。そのあたりも、あるいは、ダイエットが奨励される理由の一つかもしれない。
2020.06.05
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厳しい自然環境にさらされ、やせて「健康的」な肉体を維持し、しかし病気で早世するのと、少々太り気味でも食べ物に恵まれて生活し、医者に通いながら長生きするのとどちらがいいか。太っている=お金持ちというイメージは、文明が発祥して貧富の差、階級の差ができたころからの、民族に組み込まれたエートスかもしれない。
2020.06.04
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食べる楽しみは、生きる歓びである。ストレス解消のために食べるのが病的なのであって、それは往々にして過度の体重の原因となる。
2020.06.03
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ダイエットは心身ともに健康で長生きをするためのものであって、見た目をよくするためのものではない。少々太り気味であっても、消化器官が頑強な人は、神経過敏なガリガリ人間よりも、得てして長命である。
2020.06.02
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肥満の原因は食生活だとよく言われる。だが人類の歴史が飢餓との戦いであったことを考えれば、肥満は消化器官が頑健なことの裏返しである。
2020.06.01
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世界平和の条件は少なくとも二つ。北朝鮮の韓国化と、中華人民共和国の中華民国化である。【中古】最後の痛言 / 黄文雄
2020.05.17
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キリスト教徒ならざる不具は、無人島に持っていくのに聖書はいらない。それより食べられる植物の本の方がよほど役に立つ。それでも、人間社会で生きていくのにただ一冊だけ本を選べ、と言われれば聖書にするだろう。舊新約聖書 文語訳(小型)〔クロス装〕 詩篇附 JL343 改譯/日本聖書協会/日本聖書協会/日本聖書協会/【中古】afb
2020.04.16
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大抵の場合、時間がないのではない。つくりだすのが下手なだけである。
2020.04.13
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「死にたい」。そうつぶやくとき、「大丈夫、あわてなくても死ねるさ」と自分に言い聞かせるようにしている。
2020.04.11
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明日という日は、永遠に来ない。
2020.04.09
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人間には四つの、年齢を示す指標がある。生活年齢、肉体年齢、精神年齢、知的年齢である。
2020.03.06
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障碍者、ことに重度の障碍者が家族から離れて暮らさなければならない現実を、寅さん、あるいは「男はつらいよ」の主題歌は代弁している――という側面もある。渥美清・ベスト 〜泣いてたまるか・男はつらいよ〜
2020.01.04
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ホモ・サピエンスがホモ・サピエンスである限り、行きすぎた理想主義が力をもてば、必ず全体主義の道に至る。ナチズムでも、共産主義でも、完全菜食主義であっても。
2020.01.02
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人間は基本的に、過去を懐かしみながら、おずおずと前へ進む臆病な動物である。除夜の鐘は煩悩の消滅を願うものではない。むしろ、未来におののいて震え、しり込みする人間の象徴である。
2019.12.31
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主義を持たない人を信用してはいけない。主義にこだわりすぎる人と、議論をしてはならない。
2019.09.11
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中国は日本との戦争を通して独立国になった。日本はアメリカとの戦争の結果、かの国の属国になった。
2019.08.14
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近親婚でない限り、子どもはみんなハーフである。
2019.08.08
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沈黙の背景には圧力がある。それなら、まだ議論があった方がいい。
2019.06.01
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病気になったことがない人は不運である。用心することを知らないから。
2019.05.19
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