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あなたが、ずっと続けていたコンサートを今年かぎりで終えると知った。「なんで?」正直そんな気持ちが湧いてきて、胸の奥が熱くなった。「今まで来たことなんかないじゃないか」と、あなたは冗談交じりに怒って見えるだろう。けどね、あなたが続けているって、毎年そのことを聞くことが、私の励みになってるって、わかってほしい。本当に遠い空の下、今年も始まったのだと、その便りをもらうたびに、あなたがステージに立つ姿を思い浮かべて懐かしい歌を口ずさんでいた。今のファンは、もう知らないかもしれない、時々あなたがステージの上でワンコーラスだけ歌う曲私は今もフルコーラスで歌えるんだ楽譜を見なくても。私はまだ帰らない、多分ずっとここにいる。ここでしなくてはいけないことをこれからも続ける。だから……。 さださんの長崎でのコンサートが今年で最後だという。ちょっと悲しい、けれどお疲れ様。熱烈なファンではないけれど、街でその歌声耳にすれば、立ち止まり、時には胸を熱くしてきた。そしてこれからも……。 やさしいだけではない、平和を訴え、戦争から目をそらす心を問いただすさださんの歌。世界の情勢は、これからもさださんの曲に悲しみと厳しさを加えるだろう。 私たちの力が小さくて、懸命に集めても一撃で微塵に砕かれてしまう。けれど続けなくてはならない。世界中がほっと息を吐いて、平和を感じられる時が来ることを願い、それに向けて主張し行動することを。賛成しない、耐える、消極的な行動でもいい、ただ流されていかない、それだけでもいい。小さな石でも集まれば、川の流れをせき止める堤防になるのだから。なお、上の散文は、あくまでもイメージで、長くコンサートを続けていたアーチストと親しい、誰かの独白にすぎない。
Aug 13, 2006
街に満ちていく夜の中を速い潮の流れのように夜風が吹き抜けていく潮が変わり季節も変わる夏は別れを告げ秋がゆっくりと訪れるだろうざわめく街路樹のこずえを小さな魚たちの影が飛び交っている
Aug 12, 2006
真っ暗な部屋の中でひとり横たわるひっそりとして夜は静かに流れ打ち寄せて満ちるふと河に立つ杭を思う真っ暗な夜の河で打ち寄せる波と満ちる闇の中に人の目には見えずただ1本立ち尽くす己の存在を打ち寄せる波と自分の意識だけで感じ取る眠る河のなかで流れることなく流れて行くものを感じながら※夢を眠りを題材に5つほど書いてみた。いまも、私にとって眠りは求めてやまないものであり、その一方で疎んじ、おそれるものである。眠ることは好きですか? 見知らぬ場所へ引き込まれるような、そんな不安をおぼえたりしませんか?
Aug 11, 2006
白い顆粒が音もなく夜の中に注がれていく一点から落ちる粒は円錐状に広がって散り落ちていくたまらず涙がこぼれた悲しいのではない痛むのだ
Aug 10, 2006
「あなたの夢はなんですか?」そう尋ねられたのでマイクを持ったリポーターの中にアクセスして昨日見た夢を見せてやった「あなたの現実はなんですか?」まったく同じ顔をした自分の顔を見たはずだ
Aug 9, 2006
男は私に言った忘れた夢を掘り起こしてはならいと、昼間ベンチを上でまどろむわたしの夢の中で
Aug 8, 2006
ちいさな白い粒を玄米茶で喉の奥に流し込む横たわって押し寄せる夜に身を任せるいつの間にか潮が満ちるように眠りが満ちて夜の中に沈んでいく夢はよくも悪くなく猥雑だったとおもう軽い頭痛とともに目覚めてめまいとともに朝を過ごすこれは成功なのかそれとも失敗なのか
Aug 7, 2006
雨上がりの朝ふと見上げたビジネスビルに映り込む青空振り返れば雲の隙間に深い青すっと落ちる魂
Aug 6, 2006
焼けた砂漠の上を薄い衣をなびかせて熱い風とともに渡っていく女神誘うようなまなざしに魅入られたらもうオアシスには戻れない____________________________________________僕はお目付け役のラクダに襟を引かれてオアシスの泉に放りこまれて目が覚めた熱にゆがんでゆらゆらと揺れる空気の向こうに去り行く女神の後姿それは翼を広げたハゲタカ
Aug 5, 2006
彼は真夏でもマントを身につけている風もないのにマントはいつもはためいて彼は大きな帽子のつばの影から目を細めて遠い空を見つめている彼もまた長い想像の旅を続ける旅人想像の旅人はみな思い思いの姿をして旅を続ける僕は着古したロングコートに型崩れのソフト帽小さな皮のトランクそして籐の杖懐かしい桜のトンネルを抜けた時の姿さ想像の旅人に名前はないその服装、そのスタイルが名前代わり誰でもないからこそ続けられる長い長い旅路だ
Aug 4, 2006
胸ポケットにしまいこんだ想像の地図を広げて誰も知らない旅に出よう日常をほんの少し違った視点から見ればこれまで気づきもしなかった新しい世界が見えてくるそれが想像の旅ザ ロンゲスト ジャーニーへの入り口
Aug 3, 2006
夏の休日まっしろな午後モールの正面ドアが開いてひややかな気流とともに色とりどりの魚たちがハレーションを起こした街に流れ出して、泳ぎ散って行ったあぁ、こんなに暑いのにそんなに泳いだらみんな溶けちゃうよ!
Aug 2, 2006
「おい! そっちいったぞ!」 その声に驚いて振り返ると、ものすごい勢いで、何かが俺のみぞ落ちにぶちあたった。とんでもない衝撃。深夜のビル街で、だ……。"いいボディーブローじゃねぇか" 俺は膝を屈しちまったが、そこは元ラガーメン、腹に当たったものをグッと抱えた。が、これがビクビク動くのに驚いて、思わず腕がゆるむ。途端に銀色のものが飛び出して、その勢いに押された俺は無様にしりもちをついちまった。飛び出して行ったものを目で追うと、それをガッチリと押さえたやつがいた。目を疑ったね。そこには、ガタイのいいやつが3人もいて、どいつも長袖のシャツに短パン、それにヘッドギア。よは、懐かしいラグビーのユニフォームだぜ。深夜のビル街に、さ。 真ん中の奴が、俺の腕から逃げてったやつを抱えていた。笑うな、そいつは銀色のかつお、かつおだった。今となっては懐かしい、ホテルのCMか? なんで、かつお、でもってラガーメンだよ。 「すいません! 先輩じゃないっスカッ!」 思い切っり体育会系。そりゃ、ラガーメンだもの。しかも知ってるぞコイツら。コイツラ、会社の」ラグビー部の廃部とともに退社した後輩だ。いや"だった"。 「何やってんだオマエらぁ!」 起き上がるのもめんどくさくて、路上にあぐらで、3人と対峙した。馬鹿にされないように、腹から声を出したもののちょっと迫力不足。 「いやぁ、先輩、ラグビーの練習っスヨ。3人しかいないんで、コレで特別練習っスヨ!」 「コレって、おまえ。それはかつおだろ」 「ええ、イキのいい奴」(ちょっと自慢げだ) 「かつおが飛んでくるのか!?」 「なに言ってるんですか、泳ぐんですよ。魚ですから」 (なんで当然って顔してんだコイツ) 「で、かつおを泳がして、練習か?」 「先輩も今食らったじゃないっスカ。コイツ、スッゲェパワーでぶつかるんで、追うのも、受けるのもちょうどいいっスヨ。シイラでもいいんですが、小ぶりのかつおがイチバンっスネ」 「シイラよりかつおって……そんな練習あるかよぉ。酔いすぎたか、俺!?」 「まったまたぁ! 強いじゃないですか、先輩は」 「で、どうすんだよ、そのかつお」 「食べますよ。もちろん、もったいない」 ヤツがそういうと、ほかの二人もうれしそうに笑った。俺はまんま座り込んで、口をあけたまま……。ビルとかつおとラガーメン。なんだよソレって。
Aug 1, 2006
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