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日頃おうちのメンテナンスを心掛けている人は、何人いるだろうか。実は、今日ホームメイドから高速に乗って1時間程の遠いところから、わざわざお客さんがいらした。NETで私たちを知って、相談したいということで前日にご連絡を頂いていた方でした。輸入住宅がまだもの珍しい30年近く前に、いちはやく輸入住宅を建てられたというKさん。建てた住宅メーカーは既になく、輸入資材を熟知しているビルダーも数が少なくなってきた昨今、メンテナンスを兼ねて大規模なリフォームをしたいという希望をお持ちでした。「20代の若い頃この家を建てたが、高度成長で仕事が多忙を極めた最中だったので、ろくに家の手入れも出来なかった」という。まだ実際の家を見ていないので何とも言えないが、当時の材料は相当いいものを使っていたように思う。また、そのおうちは、内装に殆どビニールクロスを貼っておらず、塗装で壁・天井を仕上げたそうな。それだけでも当時の輸入住宅に掛ける施工者の心意気が感じられる。相当手を入れなければいけないかも知れないが、当時の施工技術を知る上で、大変楽しみな仕事だと思う反面、メンテナンスをしてくれる住宅メーカーがいたら、もっと傷みの少ない状態でリフォーム出来たのではないかと残念でもある。他の住宅屋さんにも声を掛けるそうだが、このおうちの価値を理解してデザインアップ出来るところは少ないでしょうねぇ。このお客さんの思いは、相当なものですからかじったくらいの知識と経験では、相手にならないと思います。私たちが、その思いに応えられるかどうかは分かりませんが、気持ちは同じラインにあるように感じます。いいものを出来るだけ長く愛する。壊した方が早いという人もいるでしょうが、これって、家づくりにとって本当に大切なことなんです。
2009年10月31日
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建方も終わって、現在アスファルト シングルの屋根を屋根屋さんが施工中。そうした最中に電気屋さん、大工さん、コーディネーターさん、現場監督、私、そしてお施主である奥様が一同に会して電気の配線現場打合せを行った。いろいろ迷われる奥様ですので心配していましたが、何とか全ての配線箇所が一日で決まりました。ちょっとこれは画期的かも知れません。お施主様にとっては、初めての家づくりですから迷うのは当然ですが、結構細かなことまで迷われる状態でしたので、ビックリしました。失礼をお許し頂いて言うならば、、人間は、こうした些細なことからも成長すると感じました。素晴らしいと思います。3時間半以上みっちりやりましたから、きっとお施主様も満足して頂いたことと思います。さて、来週からはいよいよイギリス人によるレンガ積みが始まります。材料のレンガもほぼ現場に搬入しました。レンガ積みの完了は、11月末。大きなおうちですから、出来たらカッコいいですよ~!
2009年10月30日
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通常屋根裏を断熱する際には、屋根垂木(たるき)と言われる屋根の下地材の間に内側から断熱材を入れる。その場合注意しなければいけないのが、室内の湿気を逃がす為の通気層の確保です。それを怠ると、屋根裏の結露が生じることは、以前、下記ブログでも書かせて頂きました。屋根裏部屋の結露対策(ブログ):http://plaza.rakuten.co.jp/shizai/diary/200709010000/でも、室内の湿気は、野地板合板を通過して屋根材の裏側に到達するものもあるのです。その際、屋根材の裏側にはアスファルト・ルーフィングという防湿シートがありますので湿気はそこでストップしてしまい、野地板合板が濡れた状態になってやがては腐ってくる恐れさえ存在するのです。壁にやるなら、屋根にもね(ブログ):http://plaza.rakuten.co.jp/shizai/diary/200909290000/そこで、私たちは写真のような材料を使って、屋根材の裏側(下側)に通気層を設けることを始めました。こうした通気層があれば、太陽光で熱せられた屋根材の温度を野地板や中断熱に伝えないので、断熱効果が飛躍的にアップするばかりか、湿気も棟から放出させることが可能です。面倒な施工かも知れませんが、素晴らしいことはどんどんやっていきたいものですね。
2009年10月29日
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2009年2月に起きた中国・北京のTVCC火災。RC造30階建て。外壁は南北面がガラス、東西面は押し出しポリスチレン(XPS)断熱板の上にチタン亜鉛合金の波板を張っていたそうだ。出火原因は違法な打ち上げ花火。火は瞬く間に上へと広がった。その後、火炎は煙突効果によって増大し最上階の開口部を突き破ったことが火災後の写真から読みとれる。通常の室内火災でも、窓などの開口部から出た火が外壁の可燃材料に燃え移る可能性がある。省エネ効果や施工のしやすさなどメリットがある外断熱工法だが、防火性能面からは課題も多いと言える。発泡プラスチック系断熱材の総発熱量は、不燃材料などと比べると3倍~5倍にも達するからだ。それだけに発泡体を含む建築材料の正しい使い方や現場管理が重要ではないだろうか。これは外断熱工法を使う大きなビルから外張り断熱を使う一般住宅まで同じである。
2009年10月28日
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10年以上前ですが、いろいろな資材を視察する為にアトランティック カナダと呼ばれるカナダ東海岸地方を巡ったことがあります。1週間くらいで4州20件程度の建材製造会社を回るという強行スケジュールでしたが、今となっては楽しい思い出です。そんなことはもう忘却の彼方にあった私ですが、エア カナダのDMメールにたまたま私が泊まったホテルが掲載されていました。ここは、シャロットタウンのダウンタウンの中心にあったのですが、古い邸宅をホテルに改装したものでクラシックな趣きが素晴らしい建物でした。入口を入ったロビーは、広いスペースにいくつもソファが並べられ、メインの明かりは脇にあるスタンドライトでしたので、更にゴージャスな雰囲気を醸し出していました。また、そこに設置されていた階段は、私が廻った階段屋さんが作ったものと聞いて、感激したのを覚えています。最も印象に残ったのは、私が泊まった部屋です。モスグリーンの壁に、カーテンとドア枠が同じピンクの色で統一してあるといった女の子が泊まるような美しい部屋でした。ホテルのサイトを見ると、部屋は今も当時のままの様子で掲載されていました。多少値段が高めですが、赤毛のアンの故郷 PEIに行ったら是非泊まって頂きたいところです。THE GREAT GEORGE:http://www.thegreatgeorge.com/
2009年10月27日
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私たちが、多くの資材を調達しているカナダ。カナダでは少しずつ冬の気配を感じる頃になってきました。英語で秋のことを「Fall」というように落ち葉や紅葉が美しい季節。国旗にも紅葉した楓の葉がモチーフとして使われているのでもお分かりですよね。さて、今までカナダは夏時間というタイムテーブルで動いていたのですが、11月1日にはこのサマータイムが終了します。時差に違いが生じますので、ご旅行の際にはご注意ください。標準時間ではバンクーバーで日本の-17時間、トロントで-14時間となります。カナダは国全体が大きいので、同じ国内でも時差があるんですねぇ。日本のように全員が同じ時間で動いていないなんて不思議に思う人も多いんじゃないでしょうか。世界は広いです。
2009年10月26日
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殆どの私の作業は社内で行いますので、私用のPCはデスクトップでした。サイズは大きいのですが、その分性能もよくて尚且つ安い。だから、全然不満はありません。ただ、ヘビーユーザーの割には、結構大切に長く使うので他のスタッフのPCよりは性能の劣るものにだんだんなっていってしまうのが玉に傷です。そんな中、1台のウルトラモバイルPCという小さなPCを買いました。実は、そのPCを使ってこの記事を書いています。重さは約1.2kg。画面は10インチ(ディスプレーの対角線で25cm)。ですからCDドライブもありません。こんなPCですが、今私の使っているデスクトップと処理速度はあまり変わらないし、バッテリーの持ちはカタログ値で10時間と圧倒的なんです。それもWINDOWS7に切り替わるタイミングでのXPマシンの購入は如何なものかとも思いましたが、XPの軽さに満足している私としては、わざわざ慣れないOSを採用する必要もなかったんです。そうそう、写真に私の顔が写っているのでお分かりと思いますが、WEBカメラも搭載されているし、無線LANもSDカードスロットもフル装備。これで3万円しないんですから、恐ろしい世の中になったもんです。でも一つだけ難点があります。画面が小さいので、文字を読むのにメガネが要るんです。遠くを見るのはメチャ得意なのにねぇ。これからは、セミナーでこれを使ってスライドを見せたり、無線LANのあるカフェで仕事をしたり、カナダの出張でブログを書いたりいろいろやりたいと思います。
2009年10月25日
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今回は、ちょっと変わりだねの薪ストーブを紹介しましょう。通常、薪ストーブはリビングなどに置かれて、インテリアの一部として、暖房機として、加湿器として用いられるのですがこちらは実用中心にキッチンのレンジとして使われます。デザインは、非常にクラシック。100年以上前のクッキング レンジという感じでしょうね。実はこれ一台でいろんな用途をこなしてくれます。薪をくべて天板の鉄板を温め、料理をするという機能の他に、オーブンや温水器の役割も果たします。勿論、暖房機としてもキッチン・ダイニングを包み込んでくれると思います。また、レンジの上の方は食器入れになっているのでストーブの熱を利用してお皿やティーカップを温めておくことも可能です。日本では既にガスや電気が主流ですが、欧米ではまだまだこうしたストーブが現役として販売されています。余程好きでないとこうしたものを使う人はいないかも知れませんが、是非新築の家に採用してみたいものです。尚、同じデザインを踏襲して、ガスや電気のストーブも販売されていますので、薪が面倒でも大丈夫ですよ。注:ガス種は日本も北米も同じですが、ガス機器の国内認定が 取れていない北米のガス機器は使用できません。 ですから、実質は薪及び電気のものだけが日本で使えます。
2009年10月24日
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せっかくですので、昨日に引き続き、ティファニーコレクションをもう一つご紹介しましょう。今回のものは、ティファニーの中でも清楚なイメージがするデザインではないでしょうか。色ガラスもトーンを非常に抑えたものを使用してZINCの細くて黒っぽいリードを強調させています。ちょっと中世ヨーロッパを感じさせる気がしませんか?この照明器具は、ダイニング テーブルの上に吊るす他に、アイランド キッチンの上でもかっこいいですよね。こうした輸入の照明器具には、実はデザインラインを同じにした壁照明や天井照明などもラインナップされていることが少なくありません。ですから、部屋の雰囲気ばかりか、家全体の雰囲気の統一にも一役かってくれるのです。あとは、実際に住む皆さんが、どのデザインを基準として選んでいくかというのが、大切なんです。ですから、私たちのようなプロのコーディネーターが一緒になって家づくりをしなければ、いいおうちにはならないのです。それは、カタログに何百種類とある中から選ばなければならないという状況で、初めて家づくりをする皆さんだけでは混乱してしまうだけですからね。時間を惜しんだ家づくりは、私たちには出来ません。
2009年10月23日
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ステンド グラスでは、知らない人がいないくらい有名なティファニー グラス。シンプルで流麗なものもあるんだけど、やっぱり色遣いが複雑なこういうデザインがティファニーらしいと感じる人も多いんじゃないかな。これ、写真は小さいけど、実際には相当でかいのです。幅は38インチ、高さ54.5インチですから、97cm x 138cmという大きさなんですね。これくらいのものになると、広さ6~8帖くらいの吹き抜けスペースがないと格好が付かないと思います。最近のシンプルモダンやナチュラルカントリーといったデザインに取り入れるには、ちょっとという感じですが、インテリアをエレガントにしたいという人にはまさに家宝となる逸品です。でも、電球換えるの、大変そう~!
2009年10月22日
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先回は大人のペンシル ポスト ベッドを紹介しましたが今回は、ボーンカラーの可愛らしいベッドと家具です。この手のデザインが好きな人にはたまらない雰囲気ですよね。こちらは、天蓋も予めセット出来るタイプです。チェストやサイド テーブルの引き出しまわりの色遣いも凝っているでしょ。これは、下地に黒っぽい色を塗っておいて、更にその上から白を重ねて塗ってあります。そして、その白い塗装をサンドペーパーで落として、少し黒い塗装を表面に出すというアンティーク仕上げという手法を用いています。材料はメープルですから、下地の木目も薄い女性的な雰囲気ですね。ペンシル ポスト ベッド:130,000円(税別、マットレス別)天蓋:12,500円(税別)チェスト:100,000円(税別)
2009年10月20日
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女性の方なら小さい頃に、一度はこんなベッドに憧れたことがあるんじゃないでしょうか。4つのコーナーに細長い柱が配されていて、この柱にレースを引っ掛けるようにして天蓋を付けるといったイメージでしょうか。落ち着いた色合いが映えるように、高級なチェリーやウォルナットといった木を使っています。こうしたベッド(クイーン サイズ)は、豪華な感じがする割には211,000円(税別、マットレス別)とお値打ちなんです。それは、主な材料が柱とヘッド ボード程度だけという点が理由かも知れないですね。かえって、脇にある収納箱、ナイト スタンドの方が仕事が細かい分、値が張るように思います。価格は、75,800円(税別)。私たちは建物を造るだけでなく、こうした家具やインテリアの提案もさせて頂きます。ホームメイドなら国内だけでなく、トロントの家具屋さんへ一緒に見学に行って購入することも可能です。本当に家づくりって、楽しいですよね。また、順次ご紹介していきますので、乞うご期待!
2009年10月18日
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世界最大級の住宅建材見本市である、NAHBインターナショナルビルダーズショー2010 が、2010年1月19日から22日まで、アメリカ ネバダ州ラスベガスで開催されます。毎年開催されるので、輸入住宅屋さんなら一度は行ったことがあるという人も多いでしょう。(因みに、私はWEBを活用してショーの内容を見たりレポートをするだけで一度も行ったことはありませんが・・・)会期中「ニューアメリカンホーム(The New American Home)」という名前で、モデルホームが建設、公開されます。モデルホームといっても日本の住宅展示場にあるものとは異なり、実際の住宅地に建てられ、見本市終了後に一般に売却されます。そして、ニューアメリカンホームは、全米、そして全世界から集まる見本市来場者に、最新トレンドの住宅を見せてくれます。今年の「ニューアメリカンホーム2010」は、エネルギーと資源の技術革新を一つのテーマにしています。全米ホームビルダーズ協会(NAHB)のグリーンビルディング規格を満たした住宅で、太陽熱の有効利用、再生建材の使用、水のリサイクル、グリーン・ルーフなど、様々な工夫がなされています。また、ホルムアルデヒドなどのVOCが出ない建材の利用など、健康に対する配慮も特徴の一つです。その仕様の中には、私たちが既に取り組んでいるVOCの少ない安全な塗料、ホウ酸を塗布したセルロース断熱材、雨水利用、高耐久で断熱性のあるレンガ外壁など、ホームメイドの先進性を改めて認識できる内容も含まれていました。さて、そんなニューアメリカンホームですが、仕様や材料もさることながら、最も注目すべきはそのデザインです。日本では考えられないかも知れませんが、「アウトドア リビング」をここでは実現しています。そこには、キッチンや暖炉、リトラクタブルのテレビ、ソファが通常の室内のように配置されています。雨の少ないネバダだから出来る芸当かも知れないですが、この発想は面白いですねぇ。また、生活エリアと個室エリアとを屋外の廊下(ブリッジ)でつないで、パブリックとプライベートを分けているのも豊かなアメリカならではかも知れません。写真のモデルホームについては、下記サイトから詳細写真や図面でご覧頂けますので、アメリカの本物の豪邸を見てみたいという方は、是非どうぞ。(但し、記述は英語ですよ)New American Home 2010:http://www.buildersshow.com/generic.aspx?sectionID=1842
2009年10月17日
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フランス製のおしゃれなガスレンジ、ロジェールの販売が9月末を以って突如終了したそうです。いやー、ビックリしました。その理由は、法律で全てのグリルに安全センサーが義務付けられた為、それに対応していない輸入製品は販売が出来なくなったというものです。ロジェールガスレンジのサイト:http://www.tge.co.jp/product/renge/index.html完全に輸入品が排除される形になって、非常に残念ですが、メーカーは今後も部品の供給は続けていくようです。製品をお使いの皆さんにはご迷惑をお掛けしますが、もしメンテナンスが必要なところがあれば早めにお知らせ下さい。宜敷くお願いします。
2009年10月16日
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昨日、お休みを頂いて、愛・地球博(愛知万博)の時に造られた「サツキとメイの家」をモリコロ・パークに見に行った。アニメ映画「トトロ」に出てくる家なんだけど、万博の時は見学予約が殺到して遠くからしか見えなかった。土日は今でも早くから並ばないと見えないみたいだけど、平日はほんとすいてます。来てた人は、殆ど30~40歳代の女性ばかり。映画を見て、一度は来てみたいと思っていた人なんだろうね。えらい感動してました。結構大きな声を出して、映画の場面なんかを思い出しながら、友だちと話をしていましたが、やっぱりここの仕掛けがすごいよね。映画の舞台となった昭和30年代を忠実に再現しています。それも、タンスやサツキのランドセルの中まで。つまり、教科書や生活道具、布団や洋服までもその当時のままに仕上げてあるんです。私は、建築屋ですから、家の造りや金物なんかを見ていましたが、そういったところも手を抜かずに造ってあるのには、感動しました。パーゴラのあるところが、お父さんの書斎なんですが、ここにある本やカバン、鉛筆削りなんかもいい味出してましたよ。宮崎駿の世界がお好きな方は、是非平日に行かれては如何でしょうか。昔懐かしいタイルの流し台や五右衛門風呂も映画そのままですよ。そうそう、この家に近い雰囲気で西尾市のM邸を計画しています。勿論、新築ですからエイジングは施しませんが、また施工の模様は追々お知らせしますね。
2009年10月15日
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先日、守山区 C邸の模型をお知らせしましたが、現在進行形のもうひとつの現場、M邸の模型もご覧に入れます。日進にあるホームメイドからすれば、もう一息で三河湾という立地の現場は非常に遠いのですが、こちらのお客様の現在のお住まいは、更に遠い広島なんです。だから、私たちもその距離を乗り越えようと頑張りました。ほんと、ITが発達してくれたのは私たちにとっては革新的に素晴らしいことでした。メールでお互い意見を交わせますし、必要に応じて写真や資料も送れます。更に、ややこしいことや直接聞きたいことは、電話や郵便も駆使しました。ややこしいことの最たることが、「風水」だった訳ですが、何度となくプランを書き換え、使い勝手をチェックし、次から次へと繰り出される風水師の要望にも全て応えてきて出来上がったのが、この家なんです。現在、この家は、基礎工事前の地盤改良をどうするかという段階なんですが、お客さん曰く、「私の中では、既にもうこの家は建ってます」とのことでした(笑)でも、ここまでいろいろ詰めてきた結果がこのおうちですから、お客さんにそこまでのことを言わせるんでしょうねぇ。「システム的に、合理的に」、そんなことを私たちが考えていたら、このご縁はなかったでしょうね。この模型は、今度広島からお客さんがこちらにいらした時に、差し上げるつもりです。勿論、いつものようにお代は頂きませんよ。
2009年10月13日
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昨日、C邸の立体模型の写真をお見せした際に、現場の状況をお知らせしますとお話しましたが、現在こんな感じで建方工事が進んでおります。アメリカ人のお施主様から、「友だちのカナダ人フレーマーを建方工事のメンバーに入れてもらえないか」という要望がありましたので、今回一緒に施工してもらいました。担当してくれた日本人のフレーマーも彼とは知り合いでしたし、英語でのコミュニケーションもバッチリ。お施主と知り合いということもあるでしょうが、結構まじめで丁寧な仕事をしてくれています。また、予めパネルを作ってくれたランバー(構造材)屋さんもいい仕事をしてくれていますので、精度もOK。こうやっていろいろな人たちと知り合って、ホームメイドにとって更にパワフルな体制が取れるようになるのは本当に素晴らしいことです。やっぱり、本物の輸入住宅は、こうでなくっちゃね!この現場の棟上げは、水曜日を予定しています。施工の詳しい様子は、工務のブログ「只今、建築中」で!
2009年10月12日
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モノクロ写真のように見えますが、実はカラー写真なんです。なかなかいい味出してるでしょ。何と私が撮影しました。先日、事務所に夕日が差している時、その光を利用して携帯カメラで撮ってみました。近日中に、「Home Made MODEL ART」というサイトにこれらの模型写真をアップしますので、乞うご期待!Home Made MODEL ART:http://blog.livedoor.jp/homemade_model/ところで、実際のこの現場ですが、現在建方工事と呼ばれるフレーミング ワークが水曜日に完了する予定です。また、その模様をアップしますが、もし模型でなく実際のものを見てみたいという方は、私の方にご連絡下さいね。
2009年10月11日
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インテリア・コーディネーターのような方は、よくご存知だと思いますが、一概に白(White)といってもたくさん種類があるんです。まず、色そのものですが、白いベースとなる塗料にほんの一滴、赤や青、黒といった顔料を落とすことで、ほんのり色味がかった白を作り出すことが可能です。そういって作った白は、並べて比べると若干色の違いは分かりますが、その色単独では、白という色しか見えないので判別が付きません。そのように作られた白色は、他の色がそばに来た時に、その威力を発揮します。また、色そのものでなく、ツヤを変えることで同じ白でも違う色、違う風合いに見せることが可能です。私たちは、通常壁や天井の大きな面積の部分には、ツヤなしのドライウォール用パラ ペイントを使います。そして、幅木や窓・ドア枠、廻り子といった内装造作材には8分ツヤ(セミグロス)のパラ ペイントを使います。そうすることで、写真のように高級感のあるインテリアを作り出すことが可能となります。(この写真には、実際にPARA PAINTSが使われています)色や塗料って、本当に奥が深いですねぇ。
2009年10月10日
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カナダっていうと、赤毛のアンとかナイアガラの滝ってイメージだと思うけど、意外と日本人はカナダのことをよく知らない。アメリカ人が日本の首相の名前を知らないように日本人もカナダの首相の名前を知らないんじゃないかな。でも、緑豊かでサーモンなどの水産資源やオイル・サンドから採れる石油資源があるということは、皆が知っている。そんなカナダの森林資源やカナダツガという木のセミナーが昨日、建築総合展(吹上ホール)でありました。主催は、在名古屋カナダ領事館。いつも私たちもお世話になっておりますので、セミナーを聞きに伺いました。カナダの森林資源の93%以上は、カナダ政府の管理下にあって、そのうちの1%程度が毎年計画伐採されている。勿論、伐採後に植樹されるので次の伐採がある頃には、元の通りの姿に戻っているということらしい。また、カナダの森林は、世界の10%を占めているということで、CO2の吸収にも寄与している。伐採された材木のうち、日本にやってくるのは5%。2位の中国とほぼ同じ規模で、輸出国の第3位になっている。(輸出が一番多いのは、お隣のアメリカ)その中には、私たちが構造材として使う2x4と呼ばれる木材も含まれているんだなぁ。今日、明日、カナダ領事館は、ブースを出しているので興味のある人は、是非覗いてみてはどうでしょうか。もっと詳しい話も聞けると思いますよ。
2009年10月09日
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今日も名古屋は、秋らしく爽やかな快晴の天気。どこのご家庭も、家でくつろいだり、行楽に出掛けたりしているんでしょうね。私といえば、相変わらず会社で仕事。・・・・トホホただ、気になることがひとつあります。それは、台風18号。今は、遠く太平洋上をゆっくり西に動いていますがどうやらこの日本にも近づいてくる公算があるようです。私が気にしているのは、その勢力や風速。現在、中心気圧が915hPa。そして、最大瞬間風速は、秒速75m。この時点で、既に伊勢湾台風をもしのぐ勢いですが、更に勢力を増すことになれば、日本に大きな被害が出るのは必至です。それは、現在の住宅が、このような台風を想定して造られていないからなのです。一般的に屋根材は、秒速35m~45mを基準風速として造られていますので、秒速75mという数字には全く対処出来ないというのが現実です。勿論、この風速は瞬間値ですから、実際には小さな数字になると思います。また、10%程度のスペックオーバーを通常製品は想定して造られています。それでも規格基準を大きく超えてくることが、今回は懸念されます。また、屋根だけでなく、サッシや外壁なども同様の基準値で考えられているでしょうから、雨漏り程度で済めばまだましかも知れないですね。私たちが手掛けている輸入住宅も例外ではありません。同程度の基準に基づいて部材が造られていますので、こんな台風が直撃したら、対処の仕様がないのが現実です。以前、私の知り合いからフロリダ向けにハリケーン用の強固なサッシが北米には存在しているという話を聞いたことがありますが、今後はそういうサッシを標準的に採用しなければいけない時代が来るかも知れません。地球温暖化がこうした問題を引き起こしていると思いますが早く解決に動き出さないと、結局しっぺ返しを食らうのは私たち人間だということです。やっぱり、人間は自然には勝てません。いずれにしても、台風が過ぎた後に、しっかりした復旧対応を住宅メーカー、工務店にお願いしたいものです。私たちは、その為に存在しているのですから。
2009年10月04日
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今年の年初めにみんなで書初めしたものが、会社の壁に貼ってあります。いつもはなにげに貼ってあるだけで、誰も気にしない言葉なんだけど、今月はホームメイドの決算月。今期を思い返してみると、前半戦は暇でした。後半戦はいろいろありましたが、何故かいいお客さんとの出会いが多く、本当にいい半年間でした。今期仕事に掛かったばかりの現場や丁度ご契約頂いたところの現場もあり、来期もそれらを引き続きやっていく訳ですから、来期はもっと仕事をこなすこととなるんでしょうね。会社を設立してはや9年経つのですが、こんなに将来のあるべき姿が明確になったことはなかったように思います。臥薪嘗胆、スタッフ共々一生懸命努力してきた結果がようやく出てきた感じです。この建設不況の最中に、こんなことが言えるのは多くのご縁を頂けたお陰ですね。誰かから伺いましたが、書いた言葉は、現実化するそうです。皆さんもやってみるといいかも知れないですよ。
2009年10月03日
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先日、カナダからわざわざやってきたセルロース断熱材。山と積まれた白い俵のようなものが、セルロース。重さは、1個当たり15kg。それでも、輸入資材の中では軽い方なんです。だって、紙くずみたいなものですから。今回の入荷数は、200個。高さは3mを越えています。これをスタッフ総出でトラックから手降ろしして、倉庫の一番奥の方に積み上げたんですが、お歳を召した私たちには相当きつい仕事です。お陰で数日、腕や足が筋肉痛でした。でも、これだけあるけど、多分家を3件建てたら残らないくらいの量なんですよ。現在予定している守山区のC邸、西尾市のM邸、大府市のN邸用に購入しました。これらを施工する際は、またトラックに積んで現場まで運ばなきゃいけないので、またまたその時は重労働です。こんな思いをしなくても、国内の断熱屋さんにお願いすれば苦労しないで簡単に施工してもらえるのにねぇ。出来るだけお値打ちになるようにやって差し上げたいという気持ちと、業者さんのように施工に接着剤を使うことをしないという安全志向が、私たちを重労働に駆り立てるのです。暇ですよねぇ~。手間掛かりすぎですよねぇ~。いいんです、それで。そんなことをやれるビルダーは、私たちだけなんですから。効率化を目指す次代に、非効率的な仕事をする。そんなマニアックなビルダーがひとつくらいあってもいいですよね。
2009年10月02日
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