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愛知県のお客様からケースメントサッシのクランクハンドルが破損したので、交換したいというご相談を頂きました。サッシは、カナダ サーティンティード(CertainTeed)の技術導入(OEM)で国内製造されているクレトイシ製。写真を見ると、本来ハンドル内に付いているはずの黒い樹脂部品が、オペレーターの回転軸の方に付いた状態になっています。こうなると、ハンドルを回してもオペレーターにその力が伝わらないでしょうから、空回りして窓が開閉出来ないかも知れません。黒い部品は比較的固い樹脂で出来ていますから、ここが壊れるということはそれ程多くはないのですが、窓の開け閉めが固くなって無理に窓を開けようとハンドルを思いっ切り回すとそのうち壊れてしまうと考えられます。以前のブログ記事では、同様の原因でハンドルではなく、オペレーターが破損するという内容のものを書かせて頂いたことがありますが、その際のクランクハンドルは樹脂ではなく鋳物で出来ていた為、ハンドルよりもオペレーターの回転軸の方が壊れるということがあったと思います。つまり、クランクハンドルと回転軸はつながっており、窓の開閉が固く(重く)なった時に、何れか弱いパーツに不具合が生じるということだと思います。輸入サッシの開閉は、軽い力でスムースに操作出来るというのが基本です。それが出来ないという場合は、窓建具(障子)の建て起こしや金物の掃除、潤滑に問題が生じている可能性が高いですから、壊れる前に私たち専門家に一度見てもらうのが得策です。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年07月31日
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三重県のお客様から輸入の玄関ドアと勝手口ドアに付いているウェザーストリップ(気密・防水パッキン材)を交換したいというご相談を頂きました。通常は、ドア枠に細い溝が切ってあって、そこにウェザーストリップを差し込んでいくということで施工します。ウェザーストリップは、標準的なタイプのもので殆ど間に合うのですが、たまに全然違う形状のものが付いていたりします。写真のものは、恐らく標準的なものだと思いますが、勝手口ドアに装着されているものは若干形状が違う感じがします。標準的なものが勝手口ドアにも施工出来るかどうかは、お客様がウェザーストリップをドア枠から少し外して、断面形状を確認頂ければ私の方から提案することも可能なのですが、そういうことが出来ないお客様の場合、お金を掛けて私共が事前調査に伺うか、標準的なタイプで問題ないとお客様がおっしゃられるなら、ドア2ヶ所分の標準的なウェザーストリップを準備して伺うか、選択は2つに1つ。でも、ウェザーストリップ1つ外せないようでは、ご自宅のメンテナンスは全て人任せになってしまいます。そうなれば、出張費や修理費が掛かってきますから、コストに目を瞑る以外方法はありません。勿論、私たちが施工すれば、隙間調整といった作業も自動的に行いますから、それはそれでメリットは大きいと思います。ウェザーストリップは、ウレタンフォームやビニールで出来た素材ですから、15~20年くらいで破れたりしてきます。車の車検と同じで、消耗品は定期的にチェックして交換するようにしたいものです。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年07月30日
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富山県のお客様から輸入のスライディングパティオドアの戸車が腐食したので、新しいものを調達したいというご相談を頂きました。輸入サッシは、樹脂(PVC)で出来たサミット(Summit)製。雨当たりが激しい場所に施工された窓のようで、雨が降るといつもドア下が濡れてしまうといった状況だったそうです。寸法や形状が分かるようにということで、私共にお送り頂いた写真がこちらですが、スチール製の戸車の下半分が随分錆びているのが分かります。これの他にもう1つ戸車が付いていたそうですが、そちらの方は車輪も酷く錆びて半分朽ちてしまった状態だということでした。輸入の掃出しサッシによく使われている戸車に形が似ていますが、戸車本体の両サイドに付いているビス止め用のタブと呼ばれる耳のような部分が、本体の底よりも一段低く設定されています。普通の戸車は、このタブが本体底面と同じ高さで付けられていますから、ちょっと特殊な形状をしています。また、この戸車の上にもスペーサーと呼ばれる黒い部品が付いていますが、この部分は一般では入手が困難になっています。ですから、スペーサーが付いていない新しい戸車を入手したら、古い戸車からこれを外して新しいものに付け替えることが必要です。さて、両サイドのタブが下がった位置にある戸車は、現在ステンレス製のものだけが流通していて、スチール製のものは入手が出来なくなっています。また、ステンレス製のものは、タブに明けられたビスを取付ける為の穴の位置が、既存のものと若干違っているようです。お客様は、取付け穴の位置よりも、タブが下がった形状や耐久性のあるステンレス製であることを重視して、ステンレスの戸車を調達したいというご希望でした。穴の位置の変更については、お客様側で何とか工夫をして取り付けてみるということでしたので、ご希望のものを手配する予定です。それにしても、既存の戸車がこれほどまでに錆びているということは、もしかしたらサッシの下枠レール部分にある排水穴が詰まっている可能性があるかも知れませんから、そういう場合はレールを外して掃除をしてみては如何でしょうか?輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年07月28日
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今日愛知県のお客様の輸入住宅に伺って、輸入サッシ等の修理調査を実施しました。輸入サッシは、木製アルミクラッドのマーヴィン(Marvin)社製。大切にお使い頂いてきたとは思いますが、輸入サッシのメンテナンスについては何も教えてもらっていなかったようで、少しおかしいと感じてもそのままにしておられたようです。今回サッシの雨漏れによる木製建具の腐りは、窓3ヶ所にも及びました。写真のダブルハングサッシは、上窓建具と下窓建具とが重なり合う部分(召し合わせ)が黒くなっていますが、黒く腐っているのは上窓建具の下枠部分で、既に外装のアルミカバーも脱落していました。つまり、上窓の四方枠のうち、下側の枠が完全になくなっている状態です。また、写真には写っていませんが、下窓の方も下枠が腐ってきており、こちらも修理・交換が必要です。こういう場合、修理の方法としては2通り存在します。1つは、上下の建具の下枠をきれいに外して、加工した新しい木枠を装着してからアルミカバーを組み付けるという方法です。この場合、古いマーヴィンの弱点であった雨漏れしやすいサッシ構造は変わりませんが、サッシの屋外側ガラスに防水処理を行ったり、木部にパラペイントの外部用の木部専用防水塗料を塗ることで、将来の雨漏れトラブルを低減することが可能です。ただ、腐った部分を切り取って、そこに合った木枠をオーダーではめ込むという面倒な作業をしなければならないですし、建具を外して修理をしている間は窓がない状態になりますので、防雨・防犯の養生を施す必要も生じますから、費用としては新品の建具を製作するのとあまり変わらないくらいになってしまいます。もう1つの方法は、既存のサッシ枠(外壁に固定した窓枠)をそのままにして、シエラパシフィックという窓メーカーに依頼してサッシ枠にピッタリの建具やジャムライナー(側枠)を作ってもらうというやり方です。この場合、サッシのデザインは若干違ってきますが、同じ窓が隣り合う連窓でない限りは然程違和感はありませんし、木枠は「水に付けっ放しでも腐らない」という「コアガード」という処理材が使われていますから、外部の防水処理が万一機能しなくても、腐る問題は回避出来るというメリットがあります。(尚、「コアガード」を使っていても、私たちはガラスの防水処理やパラペイントでの木部塗装は必ず実施します)あと、シエラパシフィックのサッシには、飾りの木製格子のオプションが存在しない為、格子を入れたい場合はペアガラスの中に白いアルミ製の格子が入る形になってしまいます。元々既存の木製格子が白く塗装してあれば、然程気にならないのですが、そうでないと木目の格子と白い格子が家の中で混在しますから、その点の了解を頂く必要があります。(この際、木製格子全部を白く塗って模様替えするという考えもありですが・・・)また、形が若干違う他社製の建具を入れる訳ですから、悪い下窓だけを他社製のものにするという訳にはいかず、上下共建具を入れ替えなければなりません。(最初から両方共交換するという場合は問題ありません)ですから、費用もそれなりに掛かってしまうということは、予め頭に入れておく必要があります。悩ましい選択ですが、逆に言えば選択肢があるというだけでも幸せかも知れません。私たちのような専門業者を知らず、地元の建築業者さんでせっかくの美しい輸入サッシを国産のアルミサッシに変えてしまったという人も多くいらっしゃいます。おうちのデザインを壊したくないというお客様は、国産サッシにする前に一度私共のような専門家に相談してみて下さいね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年07月27日
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こちらのステンレス部品は、掃出しサッシ(スライディングパティオドア)用の戸車です。以前静岡県の輸入住宅へ修理調査にお伺いした際に、ドア下から取り外したものを写真に撮りました。輸入サッシは、樹脂で出来たミルガード(Milgard)社製。樹脂のドアフレームとは言っても、幅が1.2mもある大きなドアにペアの大きな強化ガラスが入っていますから、その重さは半端ありません。ですから、開閉する為の戸車もその重さに長く耐えられるだけのオールステンレス製になっています。(スタンダードは、スチール製です)戸車の上に長方形の帽子のようなものが付いていますが、これはドアと戸車との間にあるスペースを埋める為のスペーサーで、戸車の上の部分を補強する役目を果たしています。ただ、このスペーサーは現在市販されていませんから、新しい戸車に交換する際はスペーサーを付け替える作業が必要です。輸入の掃出しサッシの戸車は、似たようなもので大きさが若干違うなんてものも多く出回っていますから、車輪の大きさや取付けビスの位置、戸車の高さといったことを十分確認しないと、間違ったものを取り寄せることになりますから注意が必要です。あと、スチール製の車輪の錆や劣化を気にする人には、ナイロン製の車輪が装着されたものなんかもありますから、使用状況に合わせてチョイスして下さい。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年07月26日
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カナダのウィルマーがジェルドウェンに吸収されて、会社がなくなってから15年以上が経ったような気がします。今回ご案内するのは、そのウィルマー(Willmar)のケースメントサッシやオーニングサッシに取り付けられていたレバーロック部品。形状的にはローウェン(Loewen)のロック金物と似た感じではありますが、僅かな違いで互換性はないように思います。こうした部材は、他の窓メーカーでも採用されている汎用部材ではありますが、この形状のものはウィルマー以外ではあまり見掛けないかも知れません。素材は鋳物ですし、鍵が実際に掛かる部分もステンレスで出来ているようですから、樹脂で出来たローウェンのもののように劣化して破損することは少ないと思います。ただ、建具(障子)の歪みや動きの悪さが原因で鍵が掛けづらくなっていると、レバーを無理に下げようとして折れてしまうかも知れません。そうなる前に、窓の開閉の調整や不具合箇所のメンテナンスを行うことが大切ですが、万一金物が壊れてしまった場合は交換・調整をする必要があります。輸入サッシのロック部品は、防犯性や気密性・防音性に関係する大切なパーツですから、適宜メンテナンスをしておきたいものです。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年07月25日
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昨日に引き続き、ケースメントサッシの窓が最後まで閉まらないという不具合について書かせて頂きます。今回の輸入サッシは、木製アルミクラッドのハード(Hurd)社製。窓を閉めようとクランクハンドルを回すと、途中まではうまく閉まっていくのですが、閉め切る最後の所でハンドルが空回りして動きが止まってしまうというトラブルです。昨日記事に書かせて頂いたマーヴィンの不具合は、ハンドルに接続する回転軸が折れてしまい空回りするというものでしたが、ハードについては回転軸ではなくその先にあるギアが磨滅して噛まなくなるという不具合です。どちらも建具(障子)のメンテナンス不足が原因で、建具が傾いたり上下のウィンドウヒンジが同じ動きをしなかったりして、開閉金物のオペレーターに負荷が掛かることで問題が発生します。そうなったらすぐに調整・メンテナンスをすれば部品が破損することはないのですが、それを無視して無理矢理ハンドルを回したりして窓を閉めているとそのうちオペレーターが壊れてしまうのです。今回お客様からは不具合のあるオペレーターを交換しないで、調整作業だけで直せないかというご相談を頂きましたが、ギアが噛み合わない状況はギア自体の物理的な摩耗に拠るものなので、調整しても限定的にしか元には戻らないというお話をさせて頂きました。恐らくそうやってお金を掛けて作業をしても、またすぐにおかしくなるはずですので、その際は余分にオペレーターの交換費用が掛かってしまうけどいいですかともお伝えしておきました。家のメンテナンスは、急がば回れ。簡易に直すのではなく、根本原因を究明してそこを含めて完璧に修理した方が、余分なお金も掛からずその分長くお使い頂けるようになることを忘れないで頂きたいと思います。ケースメントサッシの開け閉めは、ハンドルを軽い力で回せる状態が正常ですから、それが出来ない状況では何か問題が発生していると考えて下さい。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年07月24日
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兵庫県のお客様から輸入のケースメントサッシの不具合についてご相談を頂きました。輸入サッシは、木製アルミクラッドのマーヴィン(Marvin)社製。クランクハンドルを差し込んである回転軸が途中で折れて、窓が完全に閉まらなくなったという問題です。以前にも同様の不具合があったようで、交換自体はご自身でやれるとのことでした。オペレーターは種類が様々ありますが、形状や各部の寸法がはっきりすれば適合する交換部材を探して調達することは然程難しくありません。今回もマーヴィンの窓に取り付けられていたものなので、よく調達するものではありますが、単に交換するだけでは根本原因の窓の開閉自体が重かったり、動きが固かったりする問題は解決出来ません。勿論、お客様によってはそういう調整が出来る人もいるかも知れませんが、サッシ周囲の掃除がやれていないことからすれば、調整などもお客様では難しそうな気がします。窓の掃除や調整を生半可にしてしまうと、取付け部材の寿命も十分な耐用期間を全う出来ませんから、また高いお金を掛けて取り寄せなければならなくなります。輸入の窓やドアの修理・メンテナンスについては、来てもらう費用をもったいないとは思わずに、私共のような専門家に実地で指導をしてもらった上で、やり方や道具を勉強することが長い目で見て最も安上がりです。聞くは一時の恥、知らぬは一生の損です。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年07月23日
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以前山梨県のお客様から、輸入サッシの網戸に付いている取っ手(持ち手)の部品が手に入らないかというご相談を頂きました。輸入サッシは、樹脂で出来たクレストライン(Crestline)製の上げ下げ窓。網戸やその取っ手自体は、然程特殊ではないタイプのものですから、交換部材を入手するのは難しくないように思います。取っ手部品は指が中に入るようなデザインをしていますので持ちやすいとは思いますが、それがデメリットにもなるようです。この取っ手はプラスチックで出来ていますので、長期間太陽の紫外線などに曝されると劣化して固くなったり割れたりしてくるのです。そういう状態の時に、穴に指を入れて強く取っ手を引っ張ったりすると、取っ手が千切れて使いものにならなくなります。一旦千切れてしまうと、網戸を持ち上げて外すことが難しくなりますから、網戸や窓自体の掃除も出来なくなってしまいます。こうした部材は北米では消耗品として認識されていますから、すぐに交換部品が手に入りますが、日本では特殊な部材としてほぼ手に入れることが出来ないので困りものです。私たちが交換部材として推奨しているのは、穴が明いていない取っ手になりますが、おおよそどんな輸入網戸にも取付けが可能で、穴がない分寿命も多少長くなります。新築から10~15年以上経った輸入網戸は、グラスファイバーの網を張り替える際に網押さえのゴムや取っ手も同時に交換しておくと快適にお使い頂けますよ。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年07月20日
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愛知県のお客様から、輸入サッシの窓が閉まらなくて困っているというご相談を頂きました。輸入サッシは、メーカー不明のアルミクラッド木製窓。クランクハンドルをクルクル回して窓を開閉させる、ケースメント(ケースマスター)と呼ばれる開き窓です。不具合としては、窓を閉めようとしてもハンドルが途中で空回りして、最後まで閉まらないというものです。写真がそのハンドル部分ですが、一見すると何も問題がないようにも見えます。ただ、ハンドルやカバーを外してみると、本来外れてこないはずのオペレーターの回転軸も軸穴からズボッと外れてきてしまうといった状況でした。つまり、一体化されているはずのオペレーターの軸が、オペレーター内部で折れてしまっている為、ギュッと閉めようとして負荷が掛かると軸がそれに耐えられず抜けてきてしまうといった症状です。回転軸は鋳物で出来ていますので、溶接することも出来ませんし、瞬間接着剤でくっつけても強い力が掛かると接着が外れてしまいますから、オペレーター自体を交換する以外に直す方法はありません。また、オペレーターは木製の窓枠の中に取り付けられている為、交換する場合は薄い素材の窓枠を慎重に外す必要がありますし、回転軸が折れる程の力がどうして掛かってしまったのかを究明して、その原因を解決してやる必要があります。道具を持たない素人のお客様がそういうことをご自身で行うことは、相当ハードルが高い作業となりますから、輸入住宅を熟知したプロに相談して修理・調整をしてもらう方が反って時間や費用も省けるかも知れません。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年07月19日
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連絡先をご案内頂かないお客様から、ペラウィンドウ(Pella)のドアロックが壊れたので、交換部材を入手出来ないかという問い合わせを頂きました。どんなドアロックなのか分からないので、写真を送って欲しいとお伝えした処、こちらの写真が送られてきました。掃出しサッシ(スライディング・パティオドア)のロックハンドルですが、こちらのものはペラウィンドウに装着されている部材ではありません。古いマーヴィン(Marvin)製のセーフティースライディング・パティオドアという掃出しサッシに付いているものなんですが、10年近く前にこのドアも交換部材も全て調達不能となっています。マーヴィンの中でもこのドアは高級なシリーズのドアで、結構日本でも多く出回っているものですが、ロックの構造が非常に特殊でハンドルもそれに合わせたオリジナルな部材となっています。ですから、ロック部品が破損してしまった場合、ドアを加工してハンドル及びロック金物を全く違うものにするか、ドアそのものを新しいものに交換するかしか直す方法はありません。ただ、ドアを加工するにしても、既に明いている取付け穴をどうするかといった問題やロックケースを埋め込む為にドアの木を大きく削らないといけないといった問題があって、その手間の割に納まりがきれいに出来ない可能性も存在します。それでも、どうしてもやって欲しいと言われればやれないことはないですが、やはり同じくらいの大きさの新しい輸入掃出しサッシに取り替えた方が将来的にもいいかも知れません。マーヴィン自体も既に国内から撤退していますので、国内販売を続ける窓メーカーのアルミクラッド木製サッシが最も相応しいと思います。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年07月18日
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こちらは、今回岐阜県のお客様のおうちに施工された洗面用水栓金具に取り付ける止水バルブ(カートリッジバルブ)です。オーソドックスなツーハンドルの輸入洗面水栓ですから、交換には水用とお湯用の2つのバルブが必要です。水栓金具は、ヤスダプロモーションという会社が輸入・販売している製品ですので、製造時期やバルブの形状をしっかり確認しないと適合するバルブを調達出来ません。同社の水栓金具は、製造時期によって使用されているバルブの形状が変わってくる為、水栓金具のデザインだけでは止水バルブが特定出来ないのです。また、写真ではよく分からないかも知れませんが、止水バルブの途中にはハンドルや台座カバー(エスカッション)とバルブとを繋げて固定する為の金具部品が装着されています。バルブだけを調達してもこの部品が付いていないと水栓金具に取付けが出来ない場合がありますので、固定部品の調達もしておくことが重要です。水漏れを起こした小さな止水バルブの手配・交換ではありますが、様々なチェックを行う必要がありますから、私たちのような専門家に相談すると安心かも知れませんね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年07月17日
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岐阜県のお客様からお預かりした掃出しサッシ(スライディング・パティオドア)の修理をしています。輸入掃出しサッシは、木製アルミクラッドのペラウィンドウ(Pella)社製。施工は1998年ですので、築26年の輸入住宅ですペアガラスの他に室内側に取外し可能なガラス枠がもう1つ追加されているデザイナーシリーズのサッシです。つまり、三重ガラスになっていますので、高級感もありますし断熱性もアップしている感じがします。ただ、この掃出しサッシは、既に製造がされていないタイプで、ドアの木部が腐ってきた場合ドアそのものを交換して直すということが出来ません。ですから、新しい木材を加工して、ドアの腐った木枠部分を補修するという形以外で直す方法がありません。写真は、腐ったドアの下枠から外した戸車部品です。肉厚の鉄で出来ており頑丈な作りになっていますが、あまり調整するようになっていないのか、戸車の高さ調整がスムースに出来ない構造のようです。また、雨が漏れた状態で長く使われてきたようで、戸車の鉄製の車輪も錆びて動きがあまりよくありません。掃除やメンテナンスをすれば使えるようにも思いますが、せっかくですからアメリカから新しい戸車を調達して、修理したドアに付けようと思います。そうすれば、新築時同様スムースにドアの開閉が出来るようになるはずです。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年07月16日
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大阪のお客様から、輸入サッシの修理をしたいというご相談を頂きました。築30年のおうちということですが、この方は15年くらい前に購入されたということです。不具合のある輸入窓は、メーカー不明の木製ダブルハングサッシ。上下ある建具のうち、下側の建具(障子)の枠が黒く腐ってきているようです。この方が新築した訳ではないので、施工図面や仕様書・見積書といった資料もない状態で、どこに補修を頼んでいいのか分からないという状態だったようです。たまたまNETで修理先を検索していたら、私共 ホームメイドが引っ掛かったようで、ここなら何とかしてくれるかも知れないと思い、ご相談を頂いたということです。梅雨時でもありますから、こういうご相談は多くなるのだと思いますが、原因は雨がガラスの周囲から木製建具の中に入り込んで、それが腐朽菌を繁殖させて腐ってきたということです。建物に施工されたサッシは、全て同じ時期に製造された同じメーカーの窓でしょうから、雨仕舞の弱点は全ての窓に共通です。今回、この腐った建具を補修又は交換して直ったとしても、他の窓でまた同じトラブルが発生する可能性は非常に高いと思います。この機会に、全てのサッシのガラスの防水処理を実施して、今後同じような問題が起きないようにすることが大切です。これだけを直してああよかったと思うのは、将来の問題を先送りするだけで根本的な問題解決にはなりません。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年07月15日
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次の日曜に岐阜県の輸入住宅に伺って、掃出しサッシ(スライディング・パティオドア)の取外しを行ってきます。輸入サッシは、木製アルミクラッドのマーヴィン(Marvin)社製。ガラスの周囲から雨が浸入して、ドア建具の下枠が黒く腐ってきていますから、一旦外して新しい木枠に入れ替えるという作業が必要です。可動側のドアであれば然程問題はないのですが、ハメ殺し(FIX)側のドアを外すとなると、どこのメーカーのドアでも非常な困難が伴います。ハメ殺しというくらいですから、簡単に外せないように隙間もなくドアを固定するビス等も全く外からは見えない構造になっています。勿論、私たちはハメ殺しのドアを外す方法は熟知しているのですが、それを以ってしても大変な作業となる為、あまりやりたくない仕事です。一番厄介なのは、ドア枠の外側からハメ殺しのドアに向けて長くて太い頑丈なビスが隠し釘のように数本打ち込まれているという状況です。ドア枠の外側ということは、外壁の中にビスの頭があるということですから、本来外壁を壊してビスを裏から抜くという方法になるはずですが、それをやったら大ごとになってしまいます。ですから、ドア枠とドアとの間にあるかないかの僅かな隙間に薄い刃の金属カッターを入れて、太いビスを裁ち切るということをしなければなりません。言うは簡単ですが、どの位置にビスが入っているかも分かりませんし、何本入っているかもはっきりしないのです。勿論、刃を入れる隙間も、全くと言っていい程明いていないですから、ドアを傷付けないようにこの作業をするのは至難の業です。私たちは、この時の為に専用の工具をいくつか準備して、どんな状況でも対処出来るように現場へ向かう訳ですが、この作業だけで半日は潰れてしまうと思います。マーヴィンのサッシの修理の場合、以前は建具(障子)ごと新しいものに交換するという方法でしたから、不具合のある建具は壊そうが何しようが外せばよかったのですが、建具を補修して元に戻す方法しかない現状では、不具合のあるものでも丁寧に扱わなければ使いものにならなくなります。それから、ハメ殺しドアを外すだけではなく、修理の為に一旦ドアを持ち帰りますから、その開口部から雨や空き巣が入らないようにしっかりした養生をしなければなりません。これもなかなか面倒で気を遣う仕事ですから、普通のリフォーム業者さんがやるには無理があるかも知れません。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年07月14日
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こちらのサッシの建具(障子)は、何年か前に輸入されたまま資材販売会社の倉庫に放置されていたものを私たち ホームメイドが引き取ってきたものです。輸入サッシは、木製アルミクラッドのマーヴィン(Marvin)社製。既にマーヴィンは国内市場から撤退していますので、本来であれば新しいものは手に入らないはずです。ただ、このケースメントサッシ用の建具は、複雑な事情があって今までお客様の手に渡っていなかったものでした。随分前にサッシが雨漏れを起こし、建具の木部が腐ってしまうといったトラブルを抱えてしまったお客様は、おうちを新築した輸入住宅メーカーに代替の新しい建具の手配をお願いされたそうです。先払いで注文をしたそうですが、この建具が日本に到着する前にその住宅メーカーが倒産してしまい、調達手配を請け負った資材販売会社は建具が入荷しても引き取り手がいないという状況に陥ってしまいました。お客様と資材販売会社とは直接やり取りをしたこともなく、当然面識もない状態でしたから、入荷してきた建具は倉庫で保管する以外にどうしようもありません。また、資材販売会社は、マーヴィンに建具の代金を支払いしなければならず、販売も出来ない状況で建具は不良在庫となっていました。そんな折、たまたまお客様がその資材会社を訪れて、輸入サッシの修理の問題で困っているという相談をされた際、資材会社が不良在庫の製品を思い出してお客様から詳しい事情を伺った処、元々そのお客様が注文依頼したものであることが判明しました。ただ、この建具以外にも雨漏れで修理が必要なサッシが出てきたことから、資材会社にこの建具だけの取付けをお願いするという訳にもいかず、窓全般の修理について私共に白羽の矢が立ったのでした。ただ、気の毒なのはお客様です。既に住宅メーカーにこの注文のお金は払い込んであるのに、再度資材販売会社にお金を払ってこの建具を手に入れなければなりません。本来であれば、入手不可能なマーヴィンの建具が手に入ったことは幸運であったのですが、二重にお金を支払わされたことは不運であったと思います。でも、私たちのような専門業者に相談頂いて、マーヴィンの修理・メンテナンスを安心して依頼出来るという点で、不幸中の幸いであったと思って頂ければ嬉しいですね。家のメンテナンスは、信頼が置ける施工業者と如何に長く付き合っていくかに掛かってきます。これは、お金だけの問題ではありません。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年07月13日
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青森県のお客様から、輸入サッシのロック金物を手に入れたいというご相談を頂きました。輸入窓は、木製アルミクラッドのピーチツリー(PeachTree)社製アリエル・シリーズのダブルハング・サッシ。ロック金物は、どこの窓メーカーでも汎用の部品が使われることが多いのですが、ピーチツリーだけはいつも特殊なタイプを使います。今回のものも似た感じのものはあっても、全く同じ仕様・同じ大きさのものはありませんから、会社がなくなったピーチツリーのものを手に入れるのは結構大変です。お客様には手描きでいいので、欲しい部品を絵に描いてそこに詳細寸法を記入して送ってくれるようにお願いしたのですが、定規を部品の隣に置いて写真を撮るだけで、何度言っても絵を描いてもらえません。写真はカメラの角度や被写体の距離等によって見え方が変化しますから、定規の目盛り位置が正確かどうか、写真だけでは判断が出来ません。輸入のサッシ部品は似たようなものがいくつも存在し、僅か数ミリ程度寸法が違うなんて部品もたくさんあります。絵が下手ということなら、誰か上手に描ける人に頼んで頂くか、下手でも一生懸命描いてみるかして頂けると思います。勿論、最終的にはお客様が購入前にご希望と適合するかどうかをご自身で判断しなければなりませんが、私たちが正しいものを探す段階で正しい情報を提供頂くことがお客様にとっても利益になるはずです。そういうことが面倒で出来ないということなら現地調査も行いますが、詳細調査に係る費用は別途必要になってきます。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年07月12日
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以前ペラウィンドウ(Pella)の交換・修理をさせて頂いた静岡県のお客様からトップライトから雨漏れがしたというご相談を頂きました。輸入の天窓は、デンマークのベルックス(VELUX)製。現在、国内のサッシ・メーカーは技術的な問題からか、販売上の問題からか天窓の製造を全て止めています。ですから、トップライトと言ったら、ベルックスしかないというのが現状です。昔、国産のサッシ・メーカーの天窓を施工されたおうちも多いと思いますが、そういうお客様はお困りではないかと思います。今回施工されている天窓は、ベルックスのもので中央部を回転軸としてクルッと回して開けるタイプのものですが、10年以上前にも一度点検を行ったことがあるそうです。ベルックスのトップライトは、新築から10年で点検・メンテナンスを行うと、そこから更に10年の保証を受けられるというサービスがあります。こちらのおうちは2003年に新築をされていますから、既に20年は超えてしまっているようですが、今回作業すれば新築から25年までの保証を受けられることになりました。保証自体は短いものになってしまいますが、作業や交換部材自体は10年保証を行う時と全く同じ内容ですから、保証はなくても今後10年は問題なくお過ごし頂けるものと思います。これから夏に向かって台風や大雨の季節になりますから、トップライトを設置されているおうちは是非点検・メンテナンスをされることをお勧めします。但し、屋根勾配がある程度あるようなおうちは、足場の設置も必要になると思いますので、その点ご了解をお願いします。それから、逆に屋根勾配が少な過ぎるおうちでは、製品の設計仕様の規格に合致しないものとなり、長期保証だけでなく施工保証の対象外となります。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年07月11日
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こちらは、静岡県のお客様のおうちに施工されているケースメントサッシですが、建具や窓枠にホコリやゴミ、砂がたくさん付着しているのが分かります。この輸入サッシは、ピーチツリー(PeachTree)社製のケースメントサッシで、新築から30年以上が経過しています。ただ、最近は殆どメンテナンスをして頂いていないようで、掃除らしい掃除も行われていない感じでした。窓枠側に付けられている気密パッキン材のウェザーストリップも劣化しており、粉々になって飛び散っている状態です。また、開閉する建具を支えているウィンドウヒンジも錆が酷く、これでは建具がいつ脱落するか不安になります。ピーチツリーという会社は随分前になくなっていますし、ウィンドウヒンジやオペレーターは特殊な形状をしていますから、調達は非常に難しくなっておりますが、何とか部品メーカーから入手することは出来そうです。確かにウェザーストリップは塩ビで出来ており消耗品ではありますが、汚れを拭き取ったり掃除をしたりしていれば、その寿命もある程度延ばすことは可能です。また、この状態では窓の開け閉めも相当固くなっていますから、開閉金物やロック金物に掛かるストレスも非常に大きかったと思います。金物類の破損を避けるという意味でも、窓を定期的に開けて掃除をしてやるというのは、輸入サッシにとって必修です。どうぞ他社の輸入サッシをお使いの皆さんも、外の空気が気持ちいい春と秋くらいは、窓を開けてメンテナンスをしてみては如何でしょうか。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年07月10日
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お近くにお住まいのお客様から掃出しサッシ(スライディング・パティオドア)の鍵の不具合についてご相談を頂きました。輸入サッシは、木製のアンダーセン(Andersen)製。お送り頂いたこちらの写真のように、室内側でロックする為のサムターン(ロックレバー)が外れてなくなっているのが分かります。現状ではこの写真をお送り頂いただけですから、ドアに内蔵されているロックケースにも不具合があるのかや、ドアの開閉が重いのかといった詳しい状況は分かりません。通常は、このサムターン部品だけが経年劣化で悪くなるということはありませんから、これが破損してなくなった原因が他にあると考えます。お客様自身ではよく分からないということであれば、私たちが現地調査を実施することも可能ですが、お客様からの返事がない状況では動きようがありません。メールで写真や状況をやりとりしながら、どんな部品が必要か、どんな施工で修理すべきか、部品さえ取り寄せればお客様自身で交換出来るのか、そういったことを詰めていって初めてメンテナンスをすることが可能です。勿論、先程述べたように、現地調査を実施しないと判断が出来ないということもあります。ただ、調査に伺えば、それだけ私たちの人件費や交通費・時間も必要になってきますので、出来るだけお客様の負担が増えないようにメールで確認出来ることはメールでやっていくようにしたいと思います。(言った言わないのトラブルを避ける為に、極力電話でのやり取りはしないようにしています)輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年07月09日
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埼玉県のお客様からスライディング・パティオドア(掃出しサッシ)のハンドルが破損しているので交換したいという相談を頂きました。輸入サッシは、オール樹脂で出来たサミット(Summit)社製。写真のように木製のハンドル部分が外れて、その台座も上側が千切れてなくなっている状況です。この台座は鋳物で出来ていますので相当堅い素材なのですが、これまでになるには長い間強い力で引っ張った感じがします。恐らくドアの戸車やレールに問題があるか、ドア自体が傾いていて開閉する際に引っ掛かって重くなっているか、といった原因が考えられます。ハンドル自体は汎用部材ですからアメリカから取り寄せることは可能なんですが、単純にハンドルを交換したからと言って問題が解決する訳ではありません。つまり、ハンドルが千切れてしまうくらいの力でないとドアが開けられないという状況を改善しなければ、すぐにまたハンドルが破損してしまうということです。掃出しサッシのドアは、基本的に軽く開け閉めが出来るのが普通です。また、鍵もロックレバーを軽く上げ下げするだけで掛かります。そういう状態でないおうちは、ドアハンドル以外の部分に何か不具合があると考えて、私共のような専門家にメンテナンスを依頼するようにお勧めします。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年07月07日
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今日、ANNのニュースで東京都内のおうちのガラスが、猛暑によって熱割れを起こしているという話題を流していました。一日30件を超える修理の問い合わせがあるそうで、結構大変なことになっているようです。そこに出てくる修理業者さん曰く、熱割れを起こしているのは網入りのガラスで、太陽の熱によって金属の網が膨張する為にガラスにヒビが入ってしまうとのこと。輸入住宅ブームの時に建てられたおうちでも、防火区域に対応する為にペアガラスを網入りにしている窓が多く見受けられます。また網入りでなくても、ペアガラスは室内側のガラスと屋外側のガラスとで温度差による収縮と膨張がそれぞれのガラスで発生する為、熱割れを起こしやすいという特性があります。それから、外から中を見えなくするという目的で、透明のペアガラスの上に目隠しのフィルムを張っているおうちがありますが、ガラスが収縮・膨張をする際にフィルムがそれを邪魔してガラスにストレスを与えて熱割れしてしまうということもよくあります。太陽からの強烈な光や熱を遮ったり、外から目隠しをしたりしたいという場合は、窓の外側にターフやテントのような布を張ってみるのもいいかも知れません。今年の夏は、例年にも増して猛暑となるように思いますから、エアコンによる室内温度と直射日光の当たる窓周辺温度とではその差が異常に大きくなるはずです。輸入サッシは、ペアガラスの厚さがインチ単位で作られていますし、ガラスを外すのが困難なものもありますので、その分費用が多く掛かります。防犯上も心配ですから、今のうちに何か対策を打っておいて、輸入サッシのペアガラスが突然割れたりしないように注意したいものですが、万一割れてしまったら、私共のような輸入サッシの専門家に早めに相談をして下さい。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年07月06日
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香川県のお客様からフレンチテラスドアの鍵が壊れたので、交換部品が手に入らないかというご相談を頂きました。輸入サッシは、木製アルミクラッドのマーヴィン(Marvin)社製。壊れたのはドアに内蔵されているロックケースで、鍵爪だけでなくデッドボルトバー(カンヌキ)も飛び出してくるセキュリティ性能の高いモーティスロックです。ただ、ご存知のようにマーヴィン自体は日本から撤退してしまい、交換部品は海外の部品メーカーから調達する以外方法はありません。また、マーヴィンは古い製品について順次部品の供給も中止してきているといった状況ですから、適合する交換部材は入手しづらくなってきています。今回、独自にこのロックケースを探してみて処、適合する交換部材を発見し、調達出来ることが分かりました。ただ、こうしたロックケースは値段そのものが高いだけでなく、円安でドル金額を円換算すると更に高い印象となります。勿論、アメリカからの送料もドルで請求がありますから、送料も以前より高く感じてしまうのは仕方ありません。交換部材を手に入れられるというだけでも有難いことだと思いますので、もし破損するようなことがあれば今のうちに購入しておくことをお勧めします。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年07月05日
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岡山県のお客様から上げ下げ窓の部品が劣化したので、交換したいというご相談を頂きました。輸入サッシは、メーカー不明の樹脂サッシ。お客様は、このサッシをマーヴィンのものだと思い込んでいたようですが、マーヴィンはアルトレックス(Ultrex)というグラスファイバーを樹脂で固めた素材のサッシは製造していましたが、PVCの樹脂窓は全く作っていません。また、劣化で破損したチルトラッチと呼ばれる部品ですが、このように上げ下げ窓の下窓建具の上にポンと載せたようなデザインのものは、マーヴィンでは採用していませんでした。何れにしても、この樹脂サッシは北米のどこかの窓メーカーで製造されたものに間違いはないと思いますので、海外の部品メーカーから交換部品を調達することは可能です。こちらのチルトラッチは、本体のようなPVCで出来ているのではなく、恐らくABSプラスチックで出来ていますので、太陽の紫外線等による劣化は10~15年程度で徐々に進んでいきます。それでも、こうした部品はどこの窓メーカーでも使われる汎用部品ですから、生産中止で手に入らなくなるというリスクは比較的少ないかも知れません。ただ、これが破損してしまうと建具が窓枠に固定出来なくなり、窓の開閉もほぼ不可能な状況になりますから、劣化が見受けられたらすぐに交換するようにしたいものです。チルトラッチは種類もサイズも多様にありますから、適合しそうなものを慎重に選んで正しいものを装着するようにして下さい。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年07月04日
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静岡県のお客様のおうちに伺って、掃出しサッシの修理調査を実施しました。輸入サッシは、樹脂サッシのミルガード(Milgard)社製。幅が2.4mもある大きなスライディング・パティオドアですから、ドア下の戸車には大きなストレスが掛かります。お客様も戸車が劣化したと思い込んでいらしたようで、戸車が交換出来るか見て欲しいとのことでした。こちらの掃出しサッシは開口が大きく、上からの建物の重量でサッシ枠が変形しており、簡単には可動ドアを外すことが出来ませんでした。どうにかこうにか可動ドアをサッシ枠から外して、戸車の状態を見てみましたが、ローラーの周囲には大量のゴミの付着があって、うまく回転しないような感じでした。ただ、それだけでドアの開閉が固くて動かないという状況にはなりません。ドアをサッシ枠に戻してみると、下枠の金属レールが戸車のローラーからすぐに外れてしまうという症状が見受けられます。通常はレールがしっかり立っていないといけないのですが、ドアの重さで横に寝てしまう為、戸車がレールの上を走ることが出来ません。ただ、ミルガードのレール部材は既に生産がされていない状況ですので、何か別の代替部材を探す必要がありそうです。掃出しサッシの開閉がスムースに行かなくなったら、戸車だけでなくレールも注意深くチェックしないと元通りに直すことは出来ません。勿論、ドアレールの掃除やドア自体の水平・垂直や高さの調整をすることも大切です。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年07月03日
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