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担当患者さんで、左脳梗塞で失語症を呈し、約1か月後に、右前頭葉の脳梗塞となり、失語症状が悪化した方がいました。以下の文献を読んでみました。「失語症の回復における大脳対側半球の役割について」五十嵐浩子ほか, 高次脳機能研究24(4):353~359, 2004以下は個人的なメモです。◆失語症の機能回復に関わる機序(説)1.左半球損傷部位周辺の部分的な機能回復あるいは再構築説2.反対側右半球内における言語野対称部位の活性化説3.発症後早期の回復には左半球の機能回復が関与し、その後の長期にわたる回復には反対側右半球の機能回復が大きいとする二段階説◆左半球損傷による失語症→8年間の機能回復→再発による右半球損傷で、失語症状の著しい悪化をした症例。◆再発により、左半球に新たな病巣や脳血流の低下も認められなかった。◆しかし、失語症状の重篤な悪化を認めた事実は、再発以前の言語機能において反対側右半球が何らかの役割を担っていたことを裏付けるものではないかと考えられる。
2016年03月28日
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関西摂食嚥下勉強会「医療機器を活用した嚥下障害の評価と治療アプローチ」に参加しました。表面筋電図のデモンストレーションでは、挺舌、舌の挙上、開口訓練などで、舌骨上筋群が働いていることが見てわかり、自分のモチベーションアップになりました。以下は個人的なメモです。◆咳反射の評価として、咳テストを用いる。目的)咳の惹起性(気道防御の感受性)を評価する。方法)超音波ネブライザを用い、1%クエン酸生理食塩水を1分間吸入。判定)咳が1分間に5回以上誘発される:正常(陰性)咳が1分間に4回以下:異常(陽性)解釈)陰性なら、ムセを指標に直接嚥下訓練が進められる。⇒陽性の時の対策はどのようにしたらよいのでしょうか。(感覚自体を改善させる方法?)また、調べてみます。◆舌圧の評価◆舌圧測定器を用いて頬筋を測定する。(測定値は標準化されていませんが、訓練効果を見ることはできると思います)歯を咬合した状態で、頬の内側と歯の外側の間にバルーンを挟み、バルーンをつぶす動作をする。これを訓練に用いることも可能。食塊の破砕や咀嚼時には、舌と頬の働きによって、食塊は臼歯咬合面に保持される。⇒舌の運動だけではなく、頬の運動も重要。◆口唇閉鎖力の測定◆咬合力の測定◆表面筋電図表面筋電図を舌骨上筋群で使用し、訓練中のバイオフィードバックとして用いる。⇒デモンストレーションにて、挺舌、舌の挙上、開口、メンデルゾン手技、おでこ体操などで、舌骨上筋群が働いている様子が、よく確認できました。これが使用できれば、訓練効果はアップすると思われました。(残念ながら、表面筋電図は当院にはありませんでした)◆電気刺激治療バイタルスティム、ジェントルスティムの紹介。◆開口力の測定
2016年03月24日
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舌圧測定器の有用性を調べるために読みました。「簡易型舌圧測定装置を用いる最大舌圧の測定、『顎口腔機能の評価』」、津賀一弘、日本顎口腔機能学会、41-44、2010≪簡易舌圧測定装置(ALNIC社製試作機TPS-350)を使用≫<概要>◆舌の能力の数値化を目指して、簡便な舌圧測定装置を開発した。◆Utanoharaら(2008)の最大舌圧測定値より、目安(試案)を示す。年齢別最大舌圧の目安成人男性(20-59歳) 35kPa~成人女性(20-59歳) 30kPa~60歳代(60-69歳) 30kPaは欲しい70歳以上 20kPaは必要
2016年03月23日
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舌圧測定器の有用性を調べるために読みました。他の文献中に記載されていた内容です。Utanohara, Y., Hayashi, R., Yoshikawa, M., Yoshida, M., Tsuga, K., Akagwa, Y. : Standard values of maximum tongue pressure taken using newly developed disposable tongue pressure measurement device,Dysphagia,23:286-90,2008≪簡易舌圧測定装置(ALNIC社製試作機TPS-350)を使用≫<概要>◆856名の最大舌圧を測定した。年齢別最大舌圧成人男性(20-59歳) 45±10(kPa)成人女性(20-59歳) 37±9(kPa)60歳代(60-69歳) 38±9(kPa)70歳以上 32±9(kPa)
2016年03月16日
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舌圧測定器の有用性を調べるために読みました。「要介護高齢者の食事形態と全身状態および舌圧との関係」津賀一弘ほか、日本咀嚼学会雑誌、14:62-67、2004≪簡易舌圧測定装置(ALNIC社製試作機PS-03)を使用≫<概要>◆介護保険施設の65歳以上の要介護高齢者66名を対象とした。◆食事形態は普通食、おかゆ、キザミ食、ミキサー食の4群に分けて検討した。◆ADLの低下とともにミキサー食が有意に増えていた。◆痴呆が高度になるにつれて食事形態も有意に軟らかいものへと移っていた。◆ADLと痴呆の影響を除いたうえで、舌圧と食事形態との間に有意な関連性が認められた。◆食事形態の選定基準として、ADLや痴呆の程度のほかに、簡易的な口腔機能評価として最大舌圧を利用できる可能性が示された。(各食事形態での最大舌圧はグラフのみ示されており、数値は未掲載)
2016年03月15日
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舌圧測定器の有用性を調べるために読みました。「「高齢者ソフト食」摂取者の食事形態と舌圧の関係」津賀一弘ほか、日摂食嚥下リハ会誌9(1):56-61、2005≪簡易舌圧測定装置(ALNIC社製試作機PS-03)を使用≫<概要>◆介護老人施設の65歳以上の61名を対象とした。◆食事形態とADL、HDS-Rならびに最大舌圧の間には有意な関連性を認めた。◆HDS-Rと最大舌圧との間には有意な正の相関が認められた。これは、HDS-Rの低いものでは測定指示がうまく理解できず、それが原因で舌圧が低下している可能性が考えられた。◆HDS-R 20点以上の被験者について、食事形態と最大舌圧の関係をみたところ、最大舌圧はソフト+常食群は平均20.9kPa、ソフト群は6.1kPaとなり、有意な相違があった。
2016年03月14日
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舌圧測定器の有用性を調べるために読みました。「入院患者および高齢者福祉施設入所者を対象とした食事形態と舌圧、握力および歩行能力の関連について」田中陽子、日摂食嚥下リハ会誌19(1):52-62、2015≪簡易型舌圧測定器(JMS製)を使用≫<概要>◆舌圧と食事形態の関連性、握力や歩行状況と食事形態の関連性を調べた。◆病院・施設入所者201名を対象とした。◆常食摂取群の舌圧は五分食摂取群、刻み食摂取群、ミキサー摂取群およびゼリー摂取群と比較して有意に高く、五分食摂取群はゼリー食摂取群と比較して有意に高かった。このことより、五分食摂取群以下の調整食摂取群は常食摂取群と比較して有意に舌圧が低く、常食を摂取するためには、ある一定以上の舌圧が必要であると考えられる。◆舌圧が25kPa以上あればほぼ常食摂取可能と考えられる。20kPa未満では食事形態を調整する必要のある者が多かった。◆舌圧と歩行能力が、食事形態を判断する際の参考になることが示唆された。◆舌圧が食事形態決定に際して、有効な指標であることが示唆された。
2016年03月13日
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舌圧測定器の有用性を調べるために読みました。「施設入所高齢者にみられる低栄養と舌圧との関係」児玉実穂ほか、老年歯学 第19巻 第3号 2004 ≪広島大学で開発された簡易型舌圧測定装置を使用≫<概要>◆特別養護老人ホームに入居する要介護高齢者83名を対象。◆常食を摂取している者の舌圧は22.1±9.3kPa、調整食を摂取している者の舌圧は18.3±7.6kPaであり、統計的に有意な差がみられた。◆むせのある者の舌圧は15.2±7.2kPa、むせのない者の舌圧は28.8±8.3kPaであり、統計的に有意な差がみられた。◆ADLと舌圧との関係に有意な相関を認めた。◆舌圧は運動速度および運動範囲の良否と関係を示した。◆これまで臨床で用いられてきた運動範囲や運動速度と今回定量的に測定された舌圧が有意な関係を示したことは、舌の運動機能を客観的に評価できる方法として舌圧の評価は有用であると示している。
2016年03月12日
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舌圧測定器の有用性を調べるために読みました。「「舌圧」という新しい口腔機能の評価基準が歯科医療にもたらす可能性」医療機器として初めて承認された「舌圧測定器」と臨床応用 津賀一弘、GC CIRCLE No.139 2011-11 p28-34≪簡易型舌圧測定器(JMS製)を使用≫<概要>◆舌圧測定器の紹介、使用方法、舌圧値データ、症例の紹介。◆舌腫瘍の手術後、摂食・発音障害を認めた。治療用義歯の調整では、途中、舌圧を繰り返し測定しながら、口蓋部に即時重合レジンを筆積みした。3ヶ月間で舌圧は2.0kPaから8.4kPaに改善し、発音と嚥下も大きく改善した。また、日常生活において舌を鍛えるよう動機づけに役立てることができた。◆交通事故による上下顎前歯および舌の外傷例。リハビリにより、開始時には最大舌圧が2.0kPaだったが、約1年半後には20kPaまで改善し、口蓋部の食物残留は解消した。
2016年03月11日
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舌圧測定器の有用性を調べるために読みました。「高齢者の舌圧が握力および食形態に及ぼす影響」中東教江、JOURNAL OF THE JAPAN DIETETIC ASSOCIATION Vol.58 No.4,2015 43-47≪簡易型舌圧測定器(JMS製)を使用≫<概要>◆70~89歳の一般高齢者(女性)21名と、病院・老人保健施設・ケアハウスに入院・入所している女性41名を対象。◆入院・入所者群で、加齢に伴い舌圧と握力の低下が見られた。◆握力において、きざみ食喫食群と常食喫食群で、有意な差が見られた。◆舌圧と握力には相関が見られたため、今後、対象者を増やすと、舌圧と食形態に関連が見られる可能性がある。◆全対象者において、舌圧が35kPa以上、または握力が20kg以上では、形態調整をしている対象者は見られなかったため、この範囲では常食を提供できる可能性が示唆された。
2016年03月11日
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舌圧測定器の有用性を調べるために読みました。「嚥下障害または構音障害を有する患者における最大舌圧測定の有用性-新たに開発した舌圧測定器を用いて―」武内和弘ほか, 日摂食嚥下リハ会誌16(2):165-174、2012≪簡易型舌圧測定器(JMS製)を使用≫<概要>◆本邦初の医療機器承認を取得した舌圧測定器を用いて、舌機能の定量的評価法としての舌圧測定の有用性について検証した。◆嚥下障害または構音障害を有する患者115名(障害群)と有しない患者29名(対照群)を対象とした。◆障害群の舌圧値は20.9kPa、対照群の舌圧値は28.5kPaと有意差を認めた。◆藤島の嚥下グレードと舌圧値との関連性が示唆された。◆舌圧値の低さと構音障害との関連は指摘できず、嚥下障害の有無との関連が強いと考えられた。◆舌圧値は、単に舌の上方への運動機能だけでなく、前方や左右に対する運動機能を含めた舌全体の運動機能を推定できる定量的指標となりうることが示唆された。◆JMS舌圧測定器で測定した舌圧値は、良好な再現性を示し、本器は、臨床上問題なく使用できることが明らかとなった。◆さらに、測定した舌圧値と従来の機能評価の関連性も指摘できた。◆すなわち、舌圧の測定が、従来の定性的評価を主体とする機能評価に、客観的で定量的な指標を与え、例えば嚥下障害等の評価において、本舌圧測定器が臨床上有用な測定ツールとなることが示唆された。
2016年03月11日
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舌圧測定器の機器購入の申請のために作成したものです。結局、申請と伴に、この資料も使われたかはわかりません。何とか、導入したいです。<舌圧測定器とは>簡易型舌圧測定器(JMS製舌圧測定器:(株)ジェイ・エム・エス)は、舌の挙上の力を測定する装置である。ディスポーサブルのエアーバルーンを舌と口蓋部に挟み、舌を挙上させてエアーバルーンを押しつぶすことにより測定を行う。小型軽量であり、測定時の患者への負担も少ない。嚥下障害に対する訓練では、舌の運動機能や筋力の向上により、嚥下障害が改善したとの報告は多く認める。また、嚥下機能に関わっている舌骨上筋群の筋力増強には、これまで、頭部挙上訓練やメンデルゾン手技などが主に用いられてきたが、舌挙上訓練により、これらの訓練と同等以上に舌骨上筋群の筋力増強に効果があるとの報告も散見される。 患者の負担が少なく、短時間で定量測定ができるこの舌圧測定器の導入により、嚥下障害に対する訓練効果の向上が期待できると考える。また、食形態と舌圧値の関係性が示されている報告もあり、食形態選定における補助となると考える。<主な特徴と使用目的>◆舌圧の定量測定が可能。◆訓練経過における舌圧の変化が確認可能。これにより、患者の訓練に対するモチベーションアップにつながる可能性がある。◆バイオフィードバックを使用し、舌筋力増強訓練が実施可能。舌圧値を確認しながら、訓練の実施が可能。◆舌圧値により食形態の選定の補助となる。文献により、食形態と舌圧の関係が示されている。◆性別、年代別の基準値からの差を把握できる。◆研究発表にて、定量的な値を示すことができる。◆舌トレーニング用具(ペコぱんだ)のレベル選定の目安となる。<使用施設>第20回日本摂食嚥下リハビリテーション学会学術大会にて、JMS製舌圧測定器が使用されていると考えられる発表は17件あり、研究発表における舌の客観的指標として主要な測定機器の一つとなっている。全国では約1200台販売されている。(2016年2月の情報) <文献より>文献では、この舌圧測定器において、以下の記載がある。◆JMS製舌圧測定器は、信頼性、再現性がある。◆舌圧と以下の項目に関連が認められる。食形態、嚥下グレード、舌運動範囲、舌運動速度、むせの有無、流涎の有無、食べこぼしの有無、ADL◆舌の筋力増強訓練は、他の嚥下訓練(頭部挙上訓練、メンデルゾン手技など)以上の訓練効果がある可能性が示唆されている。
2016年03月11日
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