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The Metropolitan Opera New YorkOfficial siteVerdi's masterpiece Il Trovatore at the MET Oct - Nov 2010, ~Patricia Racette, Marcelo Alvarez and ?eljko Lu?i? lend their talent to animate and actualize the complex and profoundly moving characters as they struggle in a tangled web of love, torment and sworn revenge. Their vocal performances were nothing short of breath taking. ~(from TIMES SQUARE com)featuring - ?eljko Lu?i?, 42 years old Serbian baritone, For his appearance in La forza del destino with San Francisco Opera, the Financial Times declared, "with this Don Carlo, Zeljko Lucic served notice that he is one of today's pre-eminent Verdi baritones."Zeljko Lucic MET : Il TrovatoreOct 30 Soiree 2010World leading baritone ?eljko Lu?i? as Count di Luna at the MET Oct. 2010 "Il Trovatore" Marcelo ?lvarez as ManricoAlexander Tsymbalyuk as FerrandoBorn in 1976, the Ukrainian bassConductor: Marco Armiliato Leonora: Patricia Racette (Act1 only) later replaced by Julianna Di Giacomo (Thanks to Madokakip) Azucena: Marianne Cornetti Manrico: Marcelo ?lvarez Count di Luna: ?eljko Lucic Ferrando: Alexander TsymbalyukProduction: David McVicar Set Designer: Charles Edwards Costume Designer: Brigitte Reiffenstuel Lighting Designed by: Jennifer Tipton Choreographer: Leah Hausman イル・トロヴァトーレ、at the MET波乱の一夜。Part12010年10月30日(土)ソワレなんと主役のレオノーラが1、2幕だけ歌って、1回目の休憩後の3幕から降板。代わりの歌手は名前を覚えていません、すみませんしかし彼女がすごくうまかった!突然出てきてあの難しいシーンを歌うのだからすごい。しかもそのレオノーラが代わったシーンでいきなりアルヴァレスが咳をしだす。ごほんごほん客はみんないっせいに心配になる最初の歌唱の合間にごほん歌い終わってレオノーラに抱きついたまま咳き込む。その後戦いに出かける「重要なアリアフレーズをいくつかすっ飛ばした?かもしれないが最後のハイCにあげるところはちゃんと出した。その後もアズチェーナとの処刑前のシーンではらはらさせレオノーラが出てくる前においてある水を飲んでるその後も相手方が歌っているときは後ろを向いてなにやら整えているようす。しかしさすがプロ!立派に歌いきった。カーテンコールはもちろん代役の女性、ほか主役4人に大ブラボー。しかし波乱の一夜でしたいや~オペラってなまものですね!と実感しました。それから今回パーぺと並んで注目だったジェリコ・ルチッチ本当にめちゃめちゃまじすごかった!ヴェルディ・バリトン。すばらしい歌手ですまろやかな声伸びのある優しい声包まれているように安心する声質あ~リゴレットも生で聴きたいです~Related LinksNYT review初日のレビュー。はは…辛辣なレビューですな。***幕前豪華なデコルテのロングドレスを引きずった女性がすぐ前を横切っていく。隣の女性といっしょにがん見して、思わず顔を見合わせる。彼女は "Share!"彼女は夫連れ。年は私と同じぐらいかな。中年の金持ちカップル系。きょうの席は右サイドブロックの前の方。これはこのセットに対してはちょっと致命的だった。第1幕おなじみのにこやかな指揮者。アルミリアートはこの主演者たちとセットで(笑)アレーナ・ディ・ヴェローナにも出ていたね。クラシカで放送していた。セットというのはコルネッティ、Mアルヴァレス。ヴェローナはルーナ伯爵がディミトリ・フヴォロストフスキーだった。このセットというのは回り舞台になっていて大きな壁でセットが仕切られているのだ。最初のシーン。ルーナの兵隊たちが歌うシーンではこのセットはかみてサイドに壁、という形で出てきた。長い階段がついていてそこを男前のフェルランドが下りてくる。フェルランドは階段の座っていた男を蹴飛ばしてどかす(笑)奇妙な物語を語って聞かせるフェルランド。Alexander Tsymbalyukアレクサンダー・シンバリュク?Born in 1976, the Ukrainian bass 背が高くてハンサムで歌も悪くない!これから出てくるんでしょうね壁が真中に移動する。かみての城壁の中からイネスとレオノーラ。イネスの方がうまいじゃん!と感じてしまうラセットさんは風邪だったんですね。でもそれが1幕ではまったくわからなかったので、相当無理なさっていたのでしょう。美しい親しみ深いお顔のラセットさん。そしてルーナ伯爵の登場だしもての城壁から出てきたのかな軍服姿のジェリコ・ルチッチ。背が高く立派な体格。声はもう!ビロードです…Tace la notte!Oh Leonoraせつせつと歌う。この作品は圧倒的にルーナの方が美しいアリアが多いのだ。前半はほぼ彼の見せ場と言ってもいい。その歌唱を邪魔する声。トロヴァトーレだ!マルセロの声。しもての袖で歌っている。その姿が見える。登場シーンで彼はそでの奥の方に移動してそっちから出てきたらしい。私の位置からは壁が邪魔で見えない。ルーナ「やな感じだぞ…勘違いしたレオノーラがルーナ伯爵の方に近づく。ルーナはがっちりと両手でレオノーラの両手をつかむ。マンリーコ「不実な女め…レオノーラは誤解されてしまう。侮辱されたルーナは怒りをたぎらせて歌う三重唱すばらしいなあ~なんという幸せだろうか。最高の作品を最高の歌手で!第2幕ジプシー(ロマの人々)の野営地けんかする男こういう芝居が皆すごくうまい~さすがNYアズチェーナがマンリーコに昔話を語る。コルネッティはボローニャ歌劇場日本公演でのトロヴァトーレでもアズチェーナだったので生でも私にとってはなじみのある存在。相変わらずすばらしい、ハイピッチ。その時は陽気な男アラーニャがマンリーコだった。え?じゃあ俺は誰の子なんだ?マンリーコはルーナとの不思議な縁を語る「殺すチャンスがあったのに殺せなかったんだ…後の伏線。第3場ルーナ伯爵。マンリーコが殺されたと思い込んで出家するつもりのレオノーラを奪おうと画策している。ここのアリアもすばらしい~しかもアリア二段重ね~というヴェルディの特徴的なアリア構造。一粒で2度おいしい。(古いここ大好きです~ルチッチのアリアを聴くのが本当に楽しみだった。最初はしっとりとそして次は勇壮に歌う。美しい声。ビロードのような響き。第4場レオノーラが出家のために現われる彼女を奪いに来たルーナは反対にマンリーコの部隊に捕らわれてしまう。ルーナは頬を切られる。レオノーラはマンリーコが生きていたことで天上にいる喜びだと歌う。ここで休憩。Part2 に続く。
2010年10月31日
The Metropolitan Opera New YorkOfficial siteBravo Boris! Met does Mussorgsky opera proud (AP)-- The German bass Rene Pape sings the title role at the Metropolitan Opera for the first time in a new production "Boris Godunov" conducted by Valery Gergievfeaturing - a sort of Russian dream cast - not really, including Latvian, Belarus and German - the Belarus mezzo Ekaterina Semenchuk as Marina, the Latvian tenor Aleksandrs Antonenko as Grigory/Dimitry, the Russian tenor Andrey Popov as Holy Fool, the Russian bass-baritone Evgeny Nikitin as Rangoni and the Russian bass Mikhail Petrenko as Pimen.The King of Basses Rene Pape at the MET NY Oct. 2010 Boris GodunovSaturday, October 30, 2010, 12:00 pm - 4:15 pm Conductor: Pavel Smelkov Marina: Ekaterina Semenchuk Dimitri: Aleksandrs Antonenko Shuisky: Oleg Balashov Rangoni: Evgeny Nikitin Boris Godunov: Ren? Pape Pimen: Mikhail Petrenko Varlaam: Vladimir Ognovenko The Production TeamProduction: Stephen Wadsworth Set Designer: Ferdinand W?gerbauer Costume Designer: Moidele Bickel Lighting Designer: Duane Schuler Choreographer: Apostolia Tsolaki METボリス・ゴドゥノフ最終日2010年10月30日マチネ上演時間4時間半カーテンコール、ルネ・パーペが出てきたとたん全員総立ちのスタンディングオベーションパーぺは本当にすばらしかった新しいボリス像を創造したような気がする。彼はツァーというよりすごく子供思いのお父さんだった。最初から悲しみに支配されていた。そしてアントネンコシュイスキー二キーチン、セメンチュクHoly Fool すばらしかったペトレンコはピーメンには若すぎると感じたソフトな歌い方だった。驚いたことに皇子のフョードル役はボーイソプラノの少年だったうまかった喝采を受けていたクセーニャの歌手も17歳ということで二人の子供が出ていたのでパーぺの演技にも真実味が加わった。アントネンコはとてもよかったいかにもディミトリという雰囲気が出ていた声もすばらしい!セメンチュクもすばらしい悪い女をうまく演じていた二キーチンはマリーナに欲望を感じていることを隠さないランゴーニを演じ圧倒的に存在感があった。やはり演出的には期待を上回るものはなかった。いろいろ現代的にアレンジしている。細かいところをなるほどと思わせるが、この大河ドラマにそれは「必要ない。圧倒的にすばらしいタルコフスキーの演出を見ているだけにこの簡略化したセットが貧相に感じた。わざとそうしているのはわかっているのだが残念に感じた。歌手が非常にすばらしいのに。民衆が非常に残虐に描かれているんも胸が悪くなるくらいだったやりすぎな感じを受けた。***幕間にロベルト・アラーニャとエリーナ・ガランチャが連れ立っているのに遭遇。アメリカのお客さんは誰も気づかないのかノーリアクション。第1幕幕が開くと聖愚者がいるするとなんとボリスが出てきて彼の姿を凝視する。ここですでに2人は出会っている。もちろん後半の伏線になっているのだ。人々は新しい皇帝にボリスを求めている。新しいリーダーに国を立て直してもらいたい警察が彼らの行動を阻害する立っていただけで殴り殺される男妻の目の前で男は死ぬ。この妻の嘆きがまた後の伏線になっているボリスは帝位に着くのを拒んでいる。しかししばらしくしてボリスは帝位を受け入れる彼は王冠をかぶって出てきて娘と息子に勺と玉を渡されるしかし彼は最初からネガティブな心境。人々の熱狂の中で一人だけ孤独で悲しんでいる子供2人の愛らしい姿だけが彼の心をなごませるパーペすばらしい。もう~なんかものすごい演技力だわ~ロシア語がわかんなくてもびんびん来る。声はソフトに歌ったりまた大きな声を出したりもする。感情表現としてコントロールされた声。彼は感情のまま荒れた声を出すということは絶対にない基本的にリリカル。リリカルなバスなのだ。彼が帝位について時が数年流れた。夜っぴて歴史書を書いているピーメン。ペトレンコは思いのほかソフトな歌い方で眠気が一気に押し寄せてくる(スイマセンなにしろ時差ボケで。日本はド深夜なんで)その歴史書がでっか~い床に引いてあるものアントネンコのグリゴリーが登場する2人が会話する時、中央の玉座に座ったパーペの一人芝居が延々続くこれはこっちの方を見ちゃうよね人々が周りを影絵のように囲んでいて走り回ったりする背景のセットは何もないんだよピーメンはボリスの犯罪を示唆する。ボリスが帝位に着くはずだった7歳の子供、ディミトリーを暗殺したと。生きていればお前と同じ年で今頃即位していたと言われる。いつも悪夢にうなされていたグリゴリーはぴーんと来る。俺はディミトリーの生まれ変わりなのか?アントネンコすばらしい声特異な稀有な存在ですよねやはり皇太子の偽物として旗揚げしようと偽ディミトリーのグリゴリーは国外へ脱出するその逃避行は破戒僧2人連れといっしょ。宿屋にやってくる陽気なおかみさんは旅人たちに酒をふるまうあつかましいヴァルラームとミサイルに人々笑うしかし追手がくる追っての警官は手配書をグリゴリーに読ませるしかし嘘を並べ立てるのでさすがに罪を着せられたヴァルラームが気付く読めないながらも一言一言手配書を読みだす。音楽的ですばらしいんだよね~このシーンもグリゴリーのウソがばれ、彼は逃げ出す。子供が玉座の前で遊んでいるクセーニャは17歳の初々しい少女フョードルはボーイソプラノの愛らしい少年。遊んでいるところにボリスがやってきて幸せそうに聞いているボリスに気付いて死ぬほどびっくりする乳母。子供の成長に目を細めるボリス。しかしシュイスキーが面会を申し出てくるシュイスキーは陰謀をたくらんでいるどうもこの男は信用できないボリスはシュイスキーをイワン雷帝も墓の下で震えるような残酷なやり方で処刑すると言う。私はその苦痛が怖いわけではなくあなたのその勘気が心配ですシュイスキーはリトアニアで謀反を企んで旗揚げした偽ディミトリーのことを告げるその名前に一気に動揺し錯乱し始めるボリス言葉も荒くフョードルを追い払うボリスは子供の幻覚を見る血まみれの子供があらわれる行け!俺にかまうな来るな!来るな!(実際には亡霊は出てきません)第2幕ここはポーランド貴族たちのダンス森の中の庭のような場所でマリーナが女中たちにかしづかれているマリーナはおべっかが嫌い野心的な彼女はロシア皇帝の座を狙っている偽ディミトリーに恋しているすばらしい歌唱印象的なメロディライン。大好きなシーン。ロシアにカトリックを布教したいランゴーニはそんな彼女の下心を見抜いている似たもの同士。心の独白を聞かれたマリーナ。ランゴーニは自分の欲望を隠そうともせず大胆にマリーナに自分の思惑通りさせようとするマリーナはそんな彼に反発しながらも結局は妥協する。キス。あらあら。カトリックの高位にあるランゴーニが?ニキーチンはすばらしかったそしてやってくる偽ディミトリーのグリゴリー。彼はすっかり自分でも自分をディミトリーだと信じているようだ。2人はお互いの野心を満足させるため計算ずくで手を組む(恋人になる)ロシア飢えに苦しむ人々パンを配るボリスしかしそれじゃ足りないパンをくれ!パンをくれ!そこに現われる聖愚者。ボリス、あの子たちが僕の銅貨を盗ったんだあの子たちを殺してよ(客席が一部笑う)ボリスが子供を殺したように…(凍りつく)気色ばむ一同ボリスは制し、私のために祈ってくれという。できないよボリス、だってマリア様は許さないよ。ボリスは打ちのめされる。ここで完全に心のタガが外れてしまった。可哀想でならない。パーペの演技が悲しみを誘う。最高会議が開かれ重臣が集まっているどうしてシュイスキーがいないんだ?すみません遅れまして。シュイスキーはまた企んでいる彼はボリスのことを告げ口する錯乱して、子供の亡霊にくるなくるなって言ってるちょうどその時ボリスが錯乱しながら現われる来るな!来るな!人々は息を呑むボリスは暗闇にとらわれている。もう死期が近いダメ押しの一手シュイスキーはピーメンを召喚する。ピーメンは語りだす、あるめしいが体験したことを彼はディミトリーの声を聞いた僕は死んでいる。僕のために祈って…ボリスは動揺し始める。息子を呼んでくれ!Part2 に続く
2010年10月31日
MET ドン・パスクワーレシーズン初日 Part2ドン・パスクワーレの家がめちゃくちゃになっている。ノリーナの買い物ラッシュで。召使たちが右往左往しているドン・パスクワーレは怒っている請求書の山だそこへ趣味悪く派手に着飾ったノリーナがお出かけしようとやってくるドン・パスクワーレはとめようとするが逆襲にあう。やりすぎたかしら?と心配したのもつかのまノリーナは「おじいちゃんはもう寝なさい!」とドン・パスクワーレを侮辱するわしはおじいちゃんじゃない!出て行くノリーナドン・パスクワーレはノリーナの逢引の手紙を拾う。困ったドン・パスクワーレはマラテスタを呼び出すここが早口合戦です変わって中庭舞台の裏でエルネストの歌唱舞台に出てきての歌唱絶品です彼の声にこの歌は合っています。繊細で美しい歌い方ノリーナが歌声にひかれてベランダに出てきます2人の歌唱はもう!すばらしい!拍手やってくるドン・パスクワーレしらを切るノリーナマラテスタの策略どおりすべてがうまくいきます最後は4人で楽しく。最後のソロはノリーナが締めくくります「老人は若いもんと結婚しちゃいけません」の歌。ちょっといじめっぽい歌ですが大団円ですお疲れ様でしたまた会場総立ちのスタンディングオベーションでした
2010年10月30日
MET ドン・パスクワーレシーズン初日2010年10月29日MET NY現地20時開演午後11時3分現地時間に終了。やっぱりネトレプコすごかった。稀代の可愛い悪女を熱演!おかしくてしょうがありません。この役も完全に彼女のものとしていました。ちょっと悪いんですよ。そもそも元々ヤンキーというノリーナでした。そしてドン・パスクワーレのデル・カルロすばらしかったです!太く朗々とした声ものすごい演技力この作品はドン・パスクワーレが可愛そうになっちゃったら演出的には失敗ですがそうさせません。さすがです。そしてやはりポレンザーニ!すばらしいエルネスト彼の歌にはやはり以前と比べて一皮も二皮も剥けたものがあります。多分ネトレプコの輝かしさに隠れて見えるかもしれませんが彼の歌は本当に詩情があります。圧倒的なパワーだけではない微妙な歌いまわし。レヴァインも彼に拍手を送っていました。マリウシュの芝居のうまさといったらありません!大活躍の演技。まったくたいした男です演技としてはネトレプコとマリウシュとデルカルロがうまいので相当面白かったです。最初から最後まで爆笑ですそしてレヴァインです。私は今回生は初レヴァインで、うれしかったです。やはりすばらしく牽引していました。4人のアンサンブルが見事でした。今回上演中のアンコールが1回ありました。それはマラテスタとドン・パスクワーレの早口合戦のところです舞台装置転換のため幕を閉めて、その前で再度歌いました。お客さん大喜びです。この粋なサービスはうれしかったです本当にうまいだけでなく笑える2人なんですもの。第1幕序曲幕が開くとドン・パスクワーレの家。舞台中央にカーテン付のベッド手前にいす背後に2Fに通じる階段かみてに外からの入り口壁のトーンはピンクの濃い色。なんとなく雑然としている室内ドン・パスクワーレがマラテスタの到着を待っている登場シーン幕が開くといきなり尻を掻くこの最初のつかみから客笑マリウシュが黒めがねをかけてコートを着てインチキくさく派手に登場する。マリウシュだ!医者でもあるマラテスタはドン・パスクワーレの相談相手できょうは花嫁を見つけてきた。花嫁はマラテスタの妹だという。ドン・パスクワーレは喜ぶ歌いだす1ダースの子供が見えるぞ!エルネストが現れ、そっと出て行こうとするドン・パスクワーレは待ち構えていた。彼に説教する私がすすめた金持ちの女性と結婚しないと…できません!私にはノリーナがいるんですお金はないけどいい人です!(そうかしら)じゃあわしは結婚するぞ。笑い出すエルネストしつこく笑い続けるエルネストはおじが本気だと悟りだんだん悲しくなる金がないとノリーナと結婚できない…別れるしかないのか拍手第2場ノリーナの部屋。屋根裏部屋である(まあペントハウスとも言えるか)ビルの屋上に作ったような部屋でノリーナがベランダのソファで本を読んでいる登場するなり足につっかていたサンダルをだらしなく脱ぎ捨てる下着姿キュートな子豚ちゃん。歌いだすだけで空気が変わるすごい歌唱。一気にお客もヒートアップするなにしろいちいち面白いのだ。エルネストからの手紙が届くちょうどマラテスタがやってくるステッキ手紙には二枚舌のやぶ医者とマラテスタを非難していた。マラテスタはその手紙を読む誤解を解き、彼女にある計画を打ち明ける自分の妹としてドン・パスクワーレをだますのだ。のりのりのノリーナ。おぼこ娘の振りに会場大爆笑だんだん凶暴になってくるワイルドなノリーナに恐れをなしマラテスタは退散するドン・パスクワーレの家出て行く支度をしたエルネストマラテスタがノリーナを連れてくるもう爆笑のシーン。すっかりだまされたドン・パスクワーレはノリーナと結婚する無理やりエルネストが連れてこられる結婚したとたんに豹変するノリーナ。おもしろすぎです。Part2へ
2010年10月30日
ラ・ボエーム Part2第2幕雪人々が雪の光景に息を呑みしばらくたってから静かな拍手が起こる。居酒屋にやってきたミミ。ミミとロドルフォはけんかばかり。今朝もロドルフォはけんかしてムゼッタが歌う居酒屋に転がり込んだムゼッタの歌に道行く男たちが立ち止まって聞いている。子供たちを連れて行く教師マルチェッロを呼び出したミミは事情を話す。マルチェッロ、「僕らはlive and let live なのに」傷つけあう愛は別れしかないロドルフォが出てくる。聞いてくれもう別れるよあいつは浮気性でさ子爵に色目を使うんだ違うんだ僕との生活ではミミは弱っていくばかりつらいと語るロドルフォもうミミは長くないんだすばらしい歌唱、グリゴーロ!。先ほど述べたように彼の歌は完全にお話の一部になっているので自然と感動する聞いているミミ。ミミを見つけたロドルフォああ、今のはちょっと大げさに言っただけなんだよ2人は雪の中で春になったら別れようと歌うミミのアリアに拍手。ムゼッタの嬌声マルチェッロは怒りだす「誰だあいつを笑わせてるのは!」(客笑居酒屋に戻る痴話げんかムゼッタが出てきて私は踊ってただけよ、と老人と踊りだす老人は目が回って倒れる(客受けるマルチェッロは男を殴り飛ばす(客受ける怒鳴りあう2人に客ますます受ける一方まったく違うムードのロドルフォとミミ。第2幕了2回目の休憩第3幕屋根裏部屋絵を描くマルチェッロとペンを投げ出すロドルフォお互いに自分の別れた女を思っている。ここの二重唱が一番大好きロドルフォはベランダに出て歌うマルチェッロはしもて。すばらしい歌唱歌い終わってマルチェッロは上を見上げる。ロドルフォはさっさと家事をしだす(ここもリアル)ほかの2人が帰ってくる。ショナールは魚をロドルフォに投げるロドルフォは床から拾い上げる。マルチェッロはにおいをかいでいやな顔ショナールは魚を持った手をコルリーネのコートで拭く(客笑大騒ぎを始める。いうまでもなくお客さん大喜びそのさなかにやってくるムゼッタとミミミミは変身していた蒼白でうつろな「表情ここから彼女の演技から目が離せなくなる外套の歌よかったです!美しい声と歌唱。声量は足りないが。ほかの人が気を利かして出て行き、2人きりになる夕日の中、しもての窓から外を見ているロドルフォ夕日が顔にあたっているミミは寝ていたふりおきる手を差し伸べるロドルフォガゆっくり振り向く駆け寄り抱き合うここからもう涙涙の昔話が始まる皆が帰ってくるミミはマフをもらってそのままこときれるロドルフォは気づかないショナールが気づく帰ってくるコルリーネどうだ?ああ寝ているよ医者は来るのか?泣き崩れるムゼッタ。どうしたんだみな僕を見て。コラッジョ!気を確かに!ミミ~~~!ミミにすがってミミ~~~~!泣き崩れるロドルフォ。そのまま幕。客も皆泣いていたカーテンコールで呆然としたまま出てきたマイヤ。2人に大拍手グリゴーロはうれしそう。皆に拍手個別のコールでカピタヌッチに喝采ムゼッタ役に大喝采 うれしそう。グリゴーロに大喝采マイヤにも喝采指揮者にも喝采おつかれさまでした~次第に1Fは全員が立ちスタンディングオベーション。感動的な印象的な私の初MET体験となった。あっさり明るくなり帰る人々。
2010年10月29日
MET : La Boh?me Thursday, October 28, 2010Conductor: Roberto Rizzi Brignoli (MET debut) Mim?: Maija Kovalevska Musetta: Takesha Mesh? Kizart (MET debut) Rodolfo: Vittorio Grigolo (MET debut) Marcello: Fabio Capitanucci (MET debut) Schaunard: Edward Parks Colline: Shenyang Benoit/Alcindoro: Paul Plishka生まれて初めてNYにいます。NYは奇跡の街。もっともエキサイティング。文化と美と活力にあふれている今29日の0時28日のMET「ラ・ボエーム」11時10分に終わったばかり。聴衆1F総立ちのスタンディングオベーションNYの人々はオペラをこのラボエームを愛している。それがわかった。カーテンコール、グリゴーロにわれんばかりの拍手と喝采、ブラボー彼はパヴァロッティの後を継ぐ逸材。録音ではわからなかった。持っているものが違う。高い声が強靭に出るそれでいて声が甘く、優しさがある。高いオクターブ上への移行の見事さがパヴァロッティ流。マスクは甘く、オーランドブルームにそっくり。しかしなんともいえずお茶目で可愛い。演技も細かくてコミカルな演技が抜群。これは天性の役者だ。スター誕生!グッズショップはMETSHOP グリゴーロを顔にしていた。マイヤもカピタヌッチもすばらしかった。この3人が突出してすばらしい舞台だった。泣けた。ネトレプコで泣けるかはわからないが彼女では雑巾絞るように泣ける。終わったとき表情が茫然自失だったマイヤ。それほど入り込んでいた。会場は思っていたほど広くない。NHKホールなんかより小さいと思う。しかし天井までの高さが半端ではない。たぶんほぼ満員の客席着飾った男女下手側のバルコニーにスティーブンコステロにそっくりな男性発見。でもNYでは誰を見ても芸能人に見えるので…隣の男性2人組「なあ、知ってるか、このヴィットリオ…グリーゴロって読むのか?」「グリゴーロじゃね?」第1幕おなじみの屋根裏部屋のセットゼッフィレッリ。高くなっているので見やすい。ヴィットリオの第一声に期待が高まる。エンジン全開だ。伸びのある高い声。まさにテノールの声。映画スターのような雰囲気を漂わしている。カピタヌッチはてがたい歌唱。2人とも声量十分すぎるぐらい。4人を比べるとやはりこの2人がぜんぜん声量が違うんである。コルリーネのシェンイェンはリリックなバスでいい低音なのだが、声が小さめ。お客さんはギャグにいちいち大笑いする。英語の字幕への反応が顕著だ。この字幕は短いせりふはすっ飛ばすのである。グラツィエとかシーとかは絶対訳さない。寒いのでロドルフォの芝居を火にくべる作者を下ろせ!そこに「大家さん誰もいません!(客笑いすを出してやれ!いすで後ろから殴ろうとするロドルフォをとめる3人。客大笑ろうそくで請求書を燃やそうとするマルチェッロに客笑う。ロドルフォのヴィットリオは家主ベノワに酒をついだり細かい演技。首尾よく追い出す。ビーバーの尻尾は短くしろよ!ああ、なんか乗らないなあコンコン、女だ!いよいよマイヤの登場。火をもらい去ろうとするが鍵がない。ロドルフォは床にあるのを見つけるがそっと拾って自分のポケットに入れる(客笑ミミは床に這いつくばって探している。流しを探すふりをしたりするがロドルフォは座ってそっと彼女の手に触れる「なんて冷たい手なんだ…」手を握るこのアリア、すばらしいだけじゃない。物語の中にしっかり入っている。彼の演技力のたまもの客は大熱狂。ブラヴォー、大拍手。今度はマイヤ。二重唱も絶品。しかし指揮とアリアは常にずれまくり。グリゴーロが先に行きたいのに指揮者は遅い。ほかの人でも再三再四あった。下から声がかかる「一人じゃないんだ…」察した3人はひゅ~ひゅ~と冷やかす(客笑つれなくされたと思ったロドルフォは不満顔「言ってもいい?いっしょに行きたいの」顔が明るくなる「ここのほうがあたたかいよ」「あなたにくっついているから」「じゃ帰ったらどうする?」「さあね!」2人はしもての階段へ向かう。階段の向こうで歌う最後の高音もあっさり出すヴィットリオ。第1幕第1場終わりでカーテンコール。2人、そして4人。うれしそうなにこやかなグリゴーロ第2場カフェ・モミュス幕が開いたその瞬間、客は喜んで大拍手舞台狭しとうごめく大群衆。客席と舞台が一体となった感動の瞬間だ。METではこういうシーンが多い。すごい数の群集セットは二段積みで2回にも人、人、階段があって上にあがってはけることもでき、何重にもなったセット。奥行きも表現されている。群集の前に現れた一行。ボンネットを買いたそうにしているミミ。ネックレスもつけ始めるのでロドルフォはおろおろ客笑ロドルフォはネックレスを返し、ボンネットはいやいや購入客笑手前の屋台がはけてカフェモミュスが現れる。テーブルに座る一同ミミを紹介する。毒づくマルチェッロロドルフォとミミは見つめ合って顔を近づけあって、あの写真のように。ミミはいたずらっぽく鼻をこつんとぶつけるムゼッタの登場。芝居上手でマルチェッロとの丁々発止に客大喜び私が町を歩くと…盛り上がるロドルフォはミミを後ろから抱いてかみてのムゼッタを見ている曲が終わる前から大拍手(これ日本公演でもお願いしますねムゼッタはマルチェロを後ろから抱いて胸をさわるマルチェッロはもうめろめろになっている(客笑ムゼッタは最終手段痛いわ!どこが?足よ!男どもがなだれ打ってスカートの下にダイビングする(大笑スカートをめくるマルチェッロは喜びの歌唱抱き合う2人。ロドルフォとミミはテーブルの上に立って歌っている。鼓笛隊がやってくる。一行はレシートを押しつけていなくなるしかしロドルフォとミミはまたテーブルに戻ってくる鼓笛隊が通過するその背後でロドルフォとミミは熱いキス!第2場了大大大喝采。続く
2010年10月29日
ボリショイ・マリインスキー合同ガラDay4最終日Bプロ長い~づかでた~堪能~目いっぱい過ぎじゃございませんこと?ダンサーはそれぞれ個性があって魅力的でどの演目もすばらしかった。一番のお気に入りはルンキナ&ヴォルチコフのプルーストでしたわ~眠る女。すばらしかった眠っているアルベルチーヌに恋をしている青年。狂おしい葛藤。よかった~あとよかったのが最初から順にタンゴ!ゼンツァーノワシーリエフ・オーシポワのパドドゥそんな感じ?第1部1パドカトル2.ライモンダロブーヒンのライモンダ。いや~すてきでした~3.タンゴエロい~テリョーシキナ。タンゴを踊るバレエダンサーがなんかすごくかっこいい4.フラグメント長かった~ステパネンコの存在感すごい。アンドゥオールではなく足を普通に前に揃えて踊るトウも多用するがバレエじゃないフラメンコをトウシューズでやってる。5.ロミジュリシクリャローフがすばらしかったです!まさにロミオほとばしる情熱!第2部1、ゼンツァーノ。可愛い!と声をあげたくなるサラファーノフとオブラスツォワの衣装。極めつけブルノンヴィルの神業足技を見た。彼には重力が作用しない!2.パドドゥこれは楽しい作品!奇想天外で奇抜な振付お茶目で達者な二人にぴったり3.パピヨンこの演目はなくてもよかったかな~4.グランパルンキナもヴォルチコフもすばらしい!クラシックバレエそのもの5.ルースカヤ。ごてごて衣装はロパトキナには必要ない良かったけど6.海賊ロブーヒン、がんばりました~!彼はとっても誠実に踊るジャンプの高さはワシーリエフの半分しかないけど…第3部1、パリの炎以前に見たときに比べてますますパワーアップ驚愕の超絶技巧が続々。また新しいことやってました~ザンレール3回連続。3回目はトリプル2-2-3ありえない。大きなカブリオル。地面に落下しそうな技極めつけ。走ってジャンプして空中でこまのように2回転。ありえない!君はフィギュアスケーターか。がく然だ2.ジゼルよかった~オブラスツォワが変身していた。彼女は可愛いだけじゃないセルゲーエフはもう少し。彼はモダンは死ぬほどいいのにクラシックはまだまだ3.プルーストいい!4.ファニーパドドゥコミックバレエなのに踊りが死ぬほど美しいロパトキナ。可愛すぎる!5.ドンキ驚いたことにメルクリエフは金髪を黒に染めていた(?)こぎみよく回る回るステパネンコさん6.スワンレイク ブラックスワンPDDサラファーノフの見納めかあ~なんか悲しいな。ザンレール2連発を2回やった。でも3回目はザンレール1回踊りがすべてのパが美しいサラファーノフ。おつかれさまでしたあ~
2010年10月27日
ボリショイ・マリインスキー 華麗なる競演!Day3Aプロこんなに豪華なメンバーのガラが見られるのは多分、日本だけ!すごすぎるっす!堪能しました~世界バレエふぇすにも匹敵するラインナップどす。いまはやりのノイマイヤーの椿姫とかがない分新鮮ですた~やっぱ新しいものは楽しい。ダンサーはいずれ劣らぬ才能ぞろいで本当すばらしかったっすワシーリエフとサラファーノフだけじゃない新しい才能も発見!それに今回サラファーノフさまフェアウェルガラの様相ありで涙なしでは見られません~前回の合同ガラよりはるかにパワーアップしとるどす~もちろんアレクサンドローワとザハーロワがいなかったのはあれでしたけどコルスンツェフさんもいなかったでも私的にはもう~おなかいっぱいです半分でもよいぐらいの感じ詰め込み過ぎや=(うれしい悲鳴)第1部1パドカトル早く終わってくれと念じていた。2.眠れる美女サラファーノフとソーモワたんの組み合わせの眠りはこないだ見たような気が…サラファーノフさまはいつもどおりすばらしかったですノーブルで優雅で…何もかもがまさに王道。はああ~ソロのヴァリアシオンお決まりのトゥールザンレール余裕ありありで深~~いいフォンデュで下りて、どうだ!という表情それを2回繰り返して3回目のトゥールザンレールの後に鋭いアントルシャを入れるんだけど、小鳥のようにすばやい。これぞサラファーノフの真髄。完璧に近づけるために彼は踊っているサラファーノフワールドを堪能した。眠りこそがもっとも基本的でしかも難しい。そしてコーダ。もったいないんだよね、この振付は女ばっかり踊って男はサポート役。やっぱり彼にはヌレエフ版がいいよ。男性に後ろから近づいて回るところソーモワ7-7-6と回りました。3.海賊そして対抗馬のワシーリエフ君、登場このスーパーコンビ、またまたやらかしてくれました。派手すぎる(笑最初のソロで何をやったと思いますか。空中で座って地面と平行に伸ばした足をぐるっと180度後ろに回転させる。どよめくどよめく。早々と540も入れていた。フェッテなんてこまだよ~ぐるぐるオーシポワは完璧で、ワシーリエフは荒いがオシーポワは絶対荒くならない。オーシポワの回転はサポート付きで目にもとまらぬ速さで6回まわる足をだんだん下に下ろしていくコーダではダブルピルエットをはさんだ高速シェネ彼女はとにかくキレがあって速くて正確。まれにみる才能。技術では今回メンバーの中でもだんとつトップ。4.愛の伝説テリョーシキナ最高!彼女も踊りが最高レベルしかも歌心がある赤いマフラーをかぶってじゃーん、と仮面ライダーのポーズを繰り返すので吹き出しそうになった。背後の絵がまた「へたうま」でなんじゃこりゃ~と。登場したコールプあなたその帽子なに?派手すぎじゃん?とこれも笑いのつぼ。は=苦しい5.ジゼルこの演目だけは勘弁だった。もうあきあき~ルンキナもヴォルチコフも良かったけどね~第2部1.ナルシスこれ良かったです~まさにシクリャローフじゃん=ナルシスティック顔を鏡に見立てたものにこすりつけたり非常におもしろい。2.ライモンダう~ん。この演目も見あきている3.別れこれよかった~オブラスツォーワは死ぬほど可愛い。セルゲーエフ君の踊り、この演目はすばらしかった4.タリスマンニクーリナさんはおいおい…っていうのが多かったけどダブルのピルエットのフェッテは度肝を抜いた。この子も回転マシーンなんだ。成長が楽しみですね。この演目ロブーヒンすばらしかった。彼はすごく演技もしっかりしている。彼女を眼で追っていくところとか優しいところとか手の先まで神経が行き渡っていた。よかったです~彼っていつも見るときは裸のような気がするけど気のせいかしら…5.タランテラバランシーン!音楽そのものの2人すばらしすぎる!これ簡単そうに見えて実はしぬほど疲れると思う。第3部1.黄昏のヴェニス誰かと思ったらメルクーリエフさんではありませんか!憂いを帯びた表情肩まで届く長い金髪なんてかっこいいの!なんて詩情のある踊りなの?すてきすぎるしかしBプロ ドンキなの~? 心配…2.チャイコパこれはバランシーンじゃなかった。はは…でも体操を見ている気分で楽しみましょう!シクリャローフが正面を向くたびにニカ~ッと笑うのでこっちもつられていちいち笑っていました3.スパルタカスよかった~ニクーリナは、あれ?でしたけどやっぱロブーヒンがよかった~難しいリフトでは思わずがんばれ~と応援してしまいました彼とワシーリエフのスパルタカスの競演、楽しみです!4.シンデレラオブラスツォーワ・ワールド、さくれつです。可愛すぎる~まさにシンデレラでした。5.カルメン組曲ハバネラ(恋は野の鳥)でカルメンのソロ第3幕への間奏曲でのドン・ホセのソロ。よかった~でもこの恥ずかしい衣装はなんとかして。なんでピンクの水玉の上着に全身黒タイツなの?何かのギャグですか?そして「花の歌」でデュエット。6.ジュエルズ真打きた~!すばらしすぎる女王様ロパトキナさま。釘付けです最初悲しい表情で踊ってそれはそれは美しく途中で笑顔になってなんとも言えず幸せになりましたコールプさんはひたすらアドマイヤー(崇拝者)に徹していました。7.そしてドンキ。ワシーリエフ、オーシポワ組のオリンピック金メダル組。ワシーリエフは自分しかできない自己流の大ジャンプの実験を日本でしてるとしか思えないほどいろんなものすごいジャンプを見せてくれます。本当にサービス精神が旺盛というか。アダージョでキトリに近づいて行って大ジャンプするとこ、超高い位置で180度開脚しかも回転!という彼しかできない得意技を披露客席の反応「ひっ!」(←息をのむ音)そしてきました=ソロザンレールと体を斜めに倒したザンレールの組み合わせオーシポワの完璧な踊りコーダワシーリエフのジャンプは後ろにカブリオルのように飛びながら、足を後ろで大きくバットゥリーするという彼にしかできない技。また客席どよめく2回やったけど地面に落ちそうになっているぐらいでちょっとはらはら回るのもすごい9回転しました。あんたはアンヘルかそれともシムキン君?でも最後はななめってる。そういうとこまでアンヘル?オーシポワのフェッテはまさに回転人形ダブルのピルエットを毎回もしくは2回に1回入れながら回るワシーリエフの高速アラスゴンドフェッテ。はじめ3回そのまま回って1回ずつアテールに下りながら回って大拍手。
2010年10月26日
お待ちしておりました。来年春の東京のオペラの森2011ですやっと概要が明らかになりました。もちろん注目はバイロイトでカウフマンのローエングリンを振ったネルソンスのローエングリンです(ややこしい)注目のローエングリンにはRDスミス。これはすでに明らかになっているとおり。脇がすごいです!王の伝令がボアズ・ダニエル。まったくこれだけじゃもったいない。ハインリッヒ王がクリストフ・フィシェッサー。テルラムントがグロチョウスキ、という一流の顔ぶれ。もうひとつの注目が大地の歌です。こちらも豪華な顔ぶれです。キルヒシュラーガーのリサイタルもあります。ネルソンスは今秋のウィーンフィルの日本ツアーでも振ります。***これ聞きたいけど契約してない…BPO DCHSat, 23 Oct 2010 8 p.m. (Berlin)Berliner PhilharmonikerYannick N?zet-S?guin Yefim BronfmanSergei ProkofievPiano Concerto No. 2***来年2月に、フランチェスコメーリのリサイタルがまた日本であります。fromぶらあぼ11月号2011年2月24日(木) 19時~東京オペラシティ東京プロムジカフランチェスコ・メーリ テノール・リサイタルレオ・ヌッチさんも12月にいらっしゃるんですね。
2010年10月23日
WSJ いい仕事してるよ~WSJThe King of the Lyric Basses貴重な内容です!APBravo Boris! Met does Mussorgsky opera proudNYTBoris Godunov at the MET slide show linkボリス、ボリス、ボリスづくしのスライドショーああ~泣いちゃうかもだ。***こちらはNY SwanのレビューWSJFair Feathered Friends ジョナサンべた褒めです。ご本人も御喜びです。今までで一番いいって。アダム・クーパー含め。
2010年10月20日
Rene Pape talks about Met Master SingersPaul Gruver 待ち。New York City Town Center October 27 8pm.RP: Out of voice, yeah it is big honour for me, I'm completely happy.PG: perfect our previous series since 2007 called legend marylyn Horn Renata Scott having on stage watching video perfect peopleMJ:what expect Rene is going to be PG: giving us lots of materials lots of material to see his mother's baby book MJ: How unbelievably cute! can't wait to see that. and agressive also able to see 2 Wagner concert he did 2 roles not sung in MET, Hans Sachs and Wotan. Just 2 months ago he did Elektra in Saltsburg thanks to the nice people of UNITEL August this year. and see the Boris before HD recoeded four days before the dayand Rene sings his favourite songs.RP:I will right now I think bring little song cycle WOLF michelangero songs very funny but any collections bring line you know. MJ: Well, some strange retorospective of your carrer mean you're still young performer.RP: Yes in the MET I sang very small roles I'm foreigner already lots of fun excited to see on big screen baby pictures and video clips all those things I hope many people comes and see very nice eveningPG: Yeah first was Renee Flemming back in February.MJ: You are second to this programmeRP: Also Renee!PG: Year we run out Renee so you 2 really have to colaboratePG: same time spontanious certain things we don't have to discuss probably his I like it than much more completely prepared. it's spontanious human I like this.PG: Go on to MET guild.org.宣伝。シリウスで月曜に放送しますマスターズシンガーズも見に来てねどうもありがとう。
2010年10月19日
Rene Pape talks about Boris Godunov with radio hostess Margaret Juntwait16 October 2010 at the METRene : Hi, welcome.MJ: Thanks for comin'upRP: Thank you.MJ: You have sung so often in NY, so you feel like second home for you?RP: Indeed ,let's say my musical home since 1995.coming to the Metroplitan Opera I'm working with MET since 1992.MJ: because you didn't make the house debut then.RP: House debut was '95.MJ: Right.RP: My first was together with MET was EXPO in Seville 1992.differsing repertoire.MJ: The most basses want to sing the role of Boris, would you say?RP: I think so, it's the dream of every Bass. when you are young you think about not mature enough, not grown up enough so but when you turn 35, and you have the skill the possibillity, somebody ask you to sing it, then of course you get the excited you try to get closer to it, make some reasonal to, think about it then, when it happens, it happens.MJ: There are lots of roles that Basses will sing eventually, when do you know you are ready to take on certain role, you have to hold off on.RP: It's a serious question because you never know the time you get 4,5,6years advance even the role you never sang you don't know about them so because the time is so fast now traveling back and forward, so sometimes you take contract and don't even know what it will be, but you think OK to do list of you know to do. MJ: People are advising you to I guess.RP: sometime it happens we singers that we become the point too early or maybe next year, or 2 years later. early or so, things happen like this.MJ: Tell us about the character of Boris, what's the way you play him?RP: The character is very hard very dark it's my third production, first 2 I did in Germany, Russian language but we choose to have very very first version which actually never played them on stage, actually 1 Act version without a break. The Boris is not described in one moment of course I hope everybody knows. The question is did he kill the child or he didn't? In the history there are no proof. But also there are no proof he didn't. so you have always all the possibilities to bring it on stage.so My believe is he could have done it but he is deeply human-being with doubt and, as I said he could have done it means also he is not sure. so after becoming the Tsar, of course he try to help people, but His people didn't really believe of him because Russia is huge and big , coud be the same on States.Then you got about himself then you start to get the little bit crazy about all of those things, and then also you start believe people what he was told. other version. Other version could be he knows that already he is not thinkin about it he just push it away.MJ: So you have made it the exact choiceRP: The choice on my own personality, I think he isn't guilty so I try to play the human side of this man, suffering of this man onto the stage I don't want to be a mean dark personality, I also want to show actually could be a nice father could be personality be a nice Tsar to people. But he is full of doubt in the history, people around him pushing him from left to the right, forward backwards, up and down. Russia is not different from our time right now.MJ: The Staging that the curse between Pimen to Grigoly has you in the back ground sitting in silhouette on a throne surrounded by your subjects. and the long period of time where the focuses on them, speaking to each other, but you are clearly engaged in something but you're not doing anything. how do you look so involved and act without doing anything?RP: That, how we can describe it thanks to the stage director, all of us, we found the right solution. Pimen is just writing the history of Russia and Boris is the part of the history of Russia and writing the history when Boris period what happend.and Boris sittin on his throne, he's not really listening what happens between Grigoly and Pimen but he has own fault what he became after the coornation scene what he has done, what happened to him, what will be the future so and all those faults during Pimen and Grigoly duet scene I said played little bit lesser not to take tension from those 2 characters, but give the free dimension not the chances 2 characters also Tsar and bank? also part of his people I just want to show a little bit of doubt, little bit of luck of proud not being sure about, being scared being angry and this short period of time 12 minutes or 10 minutes, I don't wanna to play overacting. The lesser is moreMJ: and add depth to see you doing nothing.so remarkably well. really stunning to watch.To play the role of Boris well more than every few years, is it exhausting for you?RP: I did this role since 5 years. now the third production. Yeah, it's almost 5 years. it takes lots of energy so phisicaly and specially mentally and emotionally, so after every performance or after every production, you can run from one production to other one, you need a break after 1 years or 2 years because you have to calm down also you have to sing in other operas, you cannot always be suffering characters, same as King Philip or King Marke, and also want to do Mephistopheles, Leporello Don Giovanni all things like this. and it's really for me I cannot speak for other colleagues but for me after each performance I'm completly exhausted emotionally. Phisically it's OK. The role is not so big other in comparison to main roles or titleroles but it takes much emotions, need much emotions, many things out of, you are an actor as well as a singer, yeah, it takes your soul, and you completely run after performance.MJ: It must be good to have the Polish act cause you have the lots in the beginning and the end right in the middle of the Polish Act?RP: You can rest. You can rest a little bit. After big scene big monologue with Shisky you rest but also you have to warm up again like Wagner opera, Gulnemanz, after 1st act can rest and you have to sing whole 3rd act, too. you have a rest but you also have to prepare yourself for the next act you cannot really change out you stay focus. MJ: In this production you work with largely Russian casts of course you have Valery Gergiev in the pit being Russian conductor. do you start to feel a little Russian yourself?RP: All my colleagues call me Renucica.(laughing)MJ: Haha-RP: I know most of the colleagues I know for years specially Valery Gergiev I'm singin every season St Petersbug white night. I don't feel Russian but very close to. Of course I'm coming from East Germany so MJ: Do you speak the language?RP: I don't speak language I've learned at achool so I can read and forgot many things already but because all grown up in Eastern world we know what we 're talking about.
2010年10月19日
JST 11:15La Boheme Act3 begins第3幕と第4幕の幕間のインタビューはラインゴルトに出たソプラノ。ラインの乙女?That's the cue!あなた飛んでたわよねpanic so scary music actually helpsso naturallysinging? i'm very luckynever stading neverharness holding you早口のアメリカ英語how about the cagesweat!New York Magazine fly over Lincoln Center craneum quite a workニューヨークマガジンに載ったのよHDいっぱい出てるわよねHDは革命的よね。huge amount of phisical preparationswimmingMJ: すごいメディアでカヴァーされているのよねHD broadcast 気をつけないと録音されてるわ!友達も若いけど見たわっていってくれるすごいわよねどんな小さな劇場でも見られるわラジオでも聞けるし。ルセドラペーザLisette Oropesa ?wagner singer?NOhuge opera fan my mother was beautifulI like Puccini, VerdiI study music obviouslytendency in my voice however began studyng more Mozart first time Wagner in love with Wagner such a world completely different worldat leastyou have to be careful Rhein Maidenslistening is importantwhat did you say?both of 家族自慢JST 12:10 頃La Boheme Act4 beginsグリゴーロとカピタヌッチの二重唱グリゴーロいけてない声が1箇所でたものの終わったらブラヴォもらってました~JST 12:38 The stage ends.Curtain call beginsコルリーネ のシェンエン いい声です~ムゼッタはメゾかな~ これもいい声だ~カピタヌッチもMETデビューなんですねムゼッタに嬌声。今夜METデビュー!グリゴーロにも歓声!きゃあ~という嬌声METデビューですローマ育ちです。マイヤ。にも歓声。イオランタに出るんだよね指揮者も今夜METデビューです。客は総立ちです。とっても興奮の一夜でした。いっぱいデビューしたわね、きょうは。バックステージが大変よね。カーテンコール終了12:43シリウスでの10月18日、月曜の「ボリス・ゴドゥノフ」放送は(現地)イースタンタイムで7時から。間違えないでね。グリゴーロとキーチェンがゲストです。(日本時間 火曜の朝8時から。)***ReviewNYTThe Met Makes Way for New Boh?mians
2010年10月17日
The 33-year-old Vittorio Grigolo is making his Metropolitan Opera debut this weekend, as Rodolfo in“Boh?me”La Boh?meSaturday, October 16, 2010, 8:30 pmConductor: Roberto Rizzi Brignoli Mim?: Maija Kovalevska Musetta: Takesha Mesh? Kizart Rodolfo: Vittorio Grigolo Marcello: Fabio Capitanucci Schaunard: Edward Parks Colline: Shenyang Benoit/Alcindoro: Paul Plishka「オペラ界のディカプリオ」ヴィットリオ・グリーゴロがついにMETデビュー。多分今頃これから始まるところところでしょうかね。METオーディエンスの反応はどうなのでしょうか?シリウスで聞いていますヴィットリオ・グリゴーロのアリアの終わりかけから。ブラボーでました。高い声。マイヤにはブラボーなしアンサンブルは崩壊気味か。これから良くなっていくでしょう。最後の高音 グリゴーロ出しましたよ~やや無理して。1幕終わってカーテンコール 日本時間10:15大歓声トライアムフ(大成功)とジャントウェイトさんは言っていた。驚いたことにシリウスでも幕間のおしゃべりがあるんですねアイラ・シフじゃないけど。パートナーはウィリアム・バーガー。日本時間10:20 カフェモミュスの場が始まった。カピタヌッチのマルチェッロ、すばらしい。ムゼッタはこもった声。立派な歌唱。JST10:39 第2幕終了。カーテンコールが始まった。大歓声 1回目の休憩に入る。幕間のゲスト、ルネ・パーペだよ!!WOW~いい声(以下別記)続く。***The Great Tenor Hope (Just Ask Him)October 14, 2010この記事はとっても興味ぶかいです。なんとなく筆者が彼の才能に懐疑的になっているのが感じられる。「インタビューのスタートとしては最悪。コヴェント・ガーデンの楽屋で、彼はソファに座ってぴったりフィットしたシャツを引っ張りながら、大あくびしていた。「インタビューはやまほど受けてるんで…「疲れてるんです。彼が言うにはコヴェント・ガーデン、マノンで ビリャゾンの代役でデビューした時、マネージャーが言ってたんだけどここ30年聞いたことがないくらいのお客さんの熱狂ぶりだったんだよ。彼は少しの間「イル・ディーボ」に参加していたんだって。驚きですね。やめてくれて本当に良かった!とMETやコヴェントガーデンの経営陣は思っているだろう。ポップオペラへの寄り道は彼のキャリアに傷をつけるものだから、封印したい過去だと思う。
2010年10月17日
Matthew Bourne's Swan Lake at the New York City Center!The Swans flew to States.We're gonna go as well!Photo Coverage: Matthew Bourne's SWAN LAKE Opens at NY City CenterNYではリチャードばっかり?ジョナサンの方がうまいのに。NYはミュージカルの街だから仕方なかんべ。白鳥の群れがタイムズスクエアに集結。Photo Coverage: Matthew Bourne's Male Swans Flock To Times SquareビデオSwans flock to Times Square 現在のツアーメンバーのトレイラー。リチャード、ドミニク、スコットヴァージョン。Matthew Bourne's Swan Lake - 3 minute preview
2010年10月16日
オーストラリア・バレエ来日公演2010グレアム・マーフィー振付「くるみ割り人形」Part2第2幕※これからご覧になるかたは絶対に読まないでください。・バレエ教室。子供たちが踊っている。子供たちはいつのまにかおとなになっている。クララ(ルシンダ・ダン)はバレエ団のプリマになる。ピクニック。将校3人が準備をしている女性たちが3人現われ、楽しくデート。しかしおなかをすかして通りかかる農夫の親子。ここのパドドゥも絶品!音楽はあし笛です。一行が引き揚げる食べ残しのパンを貪り食う親子ロシア皇帝と皇妃のパーティ。クララはバレエ団のプリマとして両陛下に紹介されるクララの顔を見つめる皇帝嫉妬する皇妃。バレエリュスのコールドバレエ目に鮮やかな衣装。美しい!いよいよクララの踊り第2幕のグランパドドゥのアダージョの音楽相手役の王子、ルディ・ホークスも実にすばらしい。大拍手楽屋。パトロンたちがやってくるパトロンを追い払う。将校に飛びつくクララここで客席がわいた。ダイナミックな踊りここもすごかった!しかし戦いが始まるロシア革命赤軍と戦うレーニンそしてスターリン将校は…もうここで号泣クララは気絶する。這いつくばって踊る。涙涙。実写フィルム。ロシアの混乱。おばあちゃんのクララが肖像写真を持って立っている2人のクララ。彼らバレエ団はロシアを脱出し、世界中で公演するしかしここの転換が唐突。ここだけは気に入らないここで終わっても良かったのにスペイン 男前のダニエル。エジプト水兵たち船はついにオーストラリアへ着く。記者が取材に来る。グッダイ!(笑)ボリショイなんだからポーズとってよ!ポーズ取るコメントはないんですかあ!ニエット!(ないわよ!)(笑)公演。ここはある仕掛けがしてある。クララが現われるカーテンコールここで客は気付く????だと。それだけではないいつのまにかクララが???????そして…最後のシーン。(割愛)クララは…全幕了おつかれさまでした!すばらしい!!これぞおとなのバレエだ!バレエの新しい転換点的な作品です。マーフィーの作品、ほかにも見たいです。カーテンコールは大熱狂でした。ほぼスタンディング。これこそがおとなの鑑賞に堪える芸術作品と言えるでしょう。イェリネクのオネーギン以来の感動。これだからバレエはやめられない。
2010年10月15日
The Australian Ballet "NUTCRACKER - The Story of Clara"October 15-17, 2010Tokyo Bunka KaikanChoreographer: Graeme MurphyCreative associate: Janet VernonConcept: Graeme Murphy, Kristian FredriksonMusic: Piotr Ilyich TchaikovskySet and Costume: Kristian FredriksonLighting: John Drummond MontgomeryFilm collage: Philippe CharluetConductor: Nicolette FraillonOrchestra: Tokyo City Philharmonic OrchestraOctober 15,17Clara: Lucinda DunnDocter/Beloved Officer: Robert CurranOctober 16Clara: Rachel RawlinsDocter/Beloved Officer: Kevin Jacsonオーストラリア・バレエ来日公演2010グレアム・マーフィー振付「くるみ割り人形」Day12010 年10月15日上野・東京文化会館振付:グレアム・マーフィー共同製作:ジャネット・ヴァーノン構成:グレアム・マーフィー、クリスティアン・フレドリクソン音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー装置・衣裳:クリスティアン・フレドリクソン照明:ジョン・ドゥルモンド・モンゴメリー映像コラージュ:フィリップ・シャールエット年老いたクララ:マリリン・ジョーンズクララ、バレリーナ:ルシンダ・ダン子ども時代のクララ:柴平くるみ第1幕ロシア人たち:オードリー・ニコルズ、キャスリーン・ゲルダード、シェーン・キャロル、コリン・ピーズリー、ロバート・オルプ、フランク・レオ、アンドリス・トッペ医師/恋人の将校: ロバート・カラン第2幕バレエ教師:コリン・ピーズリーバレエ学校校長:アンドリス・トッペ将校:アンドリュー・キリアン、ティ・キング=ウォールクララの友人:アンバー・スコット、ラナ・ジョーンズ ニコライ皇帝、アレクサンドラ皇后:ベン・デイヴィス、ローラ・トン大公妃たち:ジュリエット・バーネット、エイミー・ハリス、キスメット・ボーン、ジーナ・ブレッシャニーニ皇帝の護衛隊:ブレット・サイモン、アンドリュー・ライト、ジャリド・マッデン、ギャリー・ストックス"くるみ割り人形"-王子、クララ:ルディ・ホークス、ルシンダ・ダンスペイン:ジーナ・ブレッシャニーニ、ジュリエット・バーネット、久保田美和子、マシュー・ドネリー、ダニエル・ゴーディエロエジプト:ジャリド・マッデン、ジョン=ポール・イダジャク、ミッチェル・レイナー、ジェイコブ・ソーファー、アンドリュー・ライト、ノア・ガンバート、ジャ・イン・ドゥオーストラリアの水兵たち:ツ・チャオ・チョウ、ケヴィン・ジャクソン、チェンウ・グオ、ジャ・イン・ドゥ、ジェイコブ・ソーファー、マシュー・ドネリー指揮:ニコレット・フレイヨン演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団合唱:江東少年少女合唱団協力:東京バレエ学校本当に最高にすばらしかった!!グレアム・マーフィー 大ブラボ!!ご本人登場でしたけど。もう~泣けた!1幕のじじばばが踊りだしたとたん涙が出て、1幕まるまる泣いとった!それで幕間、泣き疲れで激疲労感。そして第2幕。もう中盤のヤマで号泣!!!もうこれはバレエじゃない!大人に見てほしい作品バレエを知らない人にも感動できる普遍的な作品。笑いあり、驚きあり、号泣シーンあり!間違いなく今年のナンバーワン今の時点で確定です!!数年前に映像で見たので中身を知ってはいたのですが、生舞台で見ると本当感動します。一瞬も飽きなかった。物語に引き込まれ、まるで映画を見たような感じ。実際映画だった。ここから先は内容にふれますのでこれから見る方はぜったい読まないでください。第1幕オーストラリアのクリスマスは真夏だ。子供たちが遊んでいる。老女が家に買い物をして帰ってくる。野菜を落とす。拾ってくれた少女に自分の昔の面影を見た。クララ。クララはひとりきりでおばあちゃんになって暮らしている。ラジオをひねるとチャイコフスキーのくるみ割り人形が聞こえてくる。やかんのお湯が沸く。友達がクリスマスを祝うためにやってくる。クララは具合が良くないので、彼らはもう最後かもしれないと思っている。楽しいダンス。ずっと老人たちが踊っているのだがものすごく微笑ましい。もう涙腺全開ですわ。クララの主治医がやってくる。ハンサムな主治医におばあちゃんたちはメロメロ。だめだめ、私の先生よ!クララは腕を組む。医者かい?じゃあわしの膝を見てくれ。先生が「大丈夫ですよ」老人が安心して歩きだしたとたん(割愛先生はプレゼントを持ってきた。バレエリュスのフィルムと映写機。懐かしい映像。クララは夢の世界に行ってしまう。様子がおかしいクララを医者は具合を見る。眼鏡をふきふきする先生素顔に釘づけになるクララ。思いだす。あなたは…昔の恋人にそっくりな先生。でも先生が眼鏡をかけると別人だと分かりがっかりする。クララは壁にかけてある恋人の古ぼけた肖像の額をはずして興奮状態。先生はクララを2階のベッドに寝かせる。クララには子供の頃のクララやねずみが見える。老人たちはクララにお別れする。さようなら!去っていく老人たち。寝ているクララのそばで先生は居眠り。ねずみが現われる。ねずみは兵隊の格好をしている腕には赤い腕章。赤軍だ!クララの苦い思い出が甦る恋人を奪った内戦。私たちは国を追われた…ねずみに翻弄される。しかしくるみ割り人形ならぬ????????から現われたのは、昔の自分ねずみに襲われていると恋人の将校が助けにくる。しかし将校は…(割愛クララは怖くなってベッドにもぐりこむ。医者が起きる。医者が布団をはぐと…割愛ここからもう~めくるめく幸せな世界。すばらしいロバート・カラン!ルシンダ・ダン!筆舌に尽くし難いパドドゥ。もう涙が止まらない。最初のリフトがすごい。階段の途中からそのまま肩に乗せて。カランのリフトはまるで空中に浮いているかのように安定している。担いでいる」感が少しもないのだ。2人が消えるとそこはロシアサンクトペテルブルク皇帝のいる都雪の精たちが踊り狂う3人のクララがロシアの雪を味わう。第1幕了。泣きっぱなしでした。第2幕
2010年10月15日
Rene Pape as Boris Godunov at the METThe Latest PhotosPhoto Flash: BORIS Opens at the Metうぎゃあ~かっこよすぎるパーペさま!!ニキーチンも!最後のはアントネンコでしょ。まさにロシアン・ドリームキャスト(除くパーペ)***NYTRuthless Czar, Haunted by DoubtsOpera NewsBoris Godunov NEW YORK CITY The Metropolitan Opera 10/11/10
2010年10月12日
The Australian Ballet Japan Tour 2010"SWAN LAKE"Choreographer: Graeme Murphy Music: Piotr Ilyich Tchaikovsky Concept: Graeme Murphy, Janet Vernon and Kristian Fredrikson Set and Costume: Kristian Fredrikson, M.C.Escher's Rippled Surface Lighting Design: Damien Cooper Reproduce: Francis Croese Conductor: Nicolette Fraillon Orchestra: Tokyo City Philharmonic Orchestra -Cast-October 9,11, 2010 (Sat.) Odette: Madeleine Eastoe Prince Siegfried: Robert Curran Baroness von Rothbart: Lucinda DunnOctober 10, 2010 (Sun.) Odette: Amber Scott Prince Siegfried: Adam Bull Baroness von Rothbart: Danielle Rowe***オーストラリア・バレエ来日公演2010「白鳥の湖」Day32010年10月11日上野 東京文化会館振付:グレアム・マーフィー音楽:チャイコフスキー台本:グレアム・マーフィー、ジャネット・ヴァーノン、クリスティアン・フレドリクソン装置・衣裳:クリスティアン・フレドリクソン照明:ダミアン・クーパーオデット:マドレーヌ・イーストージークフリート王子:ロバート・カランロットバルト男爵夫人:ルシンダ・ダン女王:シェーン・キャロル女王の夫:ロバート・オルプ第一王女:久保田美和子第一王女の夫:マシュー・ドネリー公爵:アンドリュー・キリアン公爵の若い婚約者:本坊怜子伯爵:ダニエル・ゴーディエロ伯爵の侍従:ツ・チャオ・チョウ提督:コリン・ピーズリー侯爵:マーク・ケイ男爵夫人の夫:フランク・レオハンガリー人の踊り:ローラ・トン、ジェイコブ・ソーファー宮廷医:ルーク・インガム大きい白鳥:ラナ・ジョーンズ、ダナ・スティーヴンソン小さい白鳥:リアーン・ストイメノフ、ハイディ・マーティン、エロイーズ・フライヤー、ジーナ・ブレッシャニーニ招待客、ハンガリー人、召使い、尼僧、従者、白鳥たち:オーストラリア・バレエ団指揮:ニコレット・フレイヨン演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団協力:東京バレエ学校***3年前に見たので今回は別の演目が見たかったのだが、やはり見始めたらおもしろい白鳥の湖。フツーじゃない!!ただしこれが英国王室のダイアナとチャールズ皇太子を下敷きにしていることや精神病院のくだりなどどこかもう古いプロットでしょという気を抱かせる。しかし実に巧みにお話が語られていくので本当飽きない!しかもああこうくるか、というのが随所にあっておもしろい。指揮者はお話を切らないよう、どんどん先に行こうとする。踊るたびに拍手する必要はなかった。指揮者が指揮棒を下ろしている時以外は拍手しちゃいけない。物語の進行に邪魔になるそういうバレエなんでそこんとこよろしく。主役の2人は悪いとは言えないが、脇のフレッシュなダンサーの踊りのすばらしさの方が目についた。公爵の婚約者役の本坊怜子さんという方でしょうかね?踊り始めた瞬間、ラテンのダンサーかと思ったぐらいすごいバネ、すごいキレ。他の人とレベルが違う運動能力を感じた。演技もうまい。彼女はスターになるんでしょうね。それから伯爵とその侍従のダニエル・ゴーディエロとツ・チャオ・チョウがものすごかった!特にツ・チャオ・チョウはばねがすごい上に、男と思えない関節の柔らかさアクロバティックなぐらいすごい踊り。私にとってはこの公演はこの3人が持っていった感じだ。結局ストーリー・バレエとは言え、踊りがつまんないとのめりこめない。役を生きるぐらいに演技できるのでなければ踊りのレベルを究極にまで高めるしかない。バレエなんだからねオペラだってそうです。いくら作品がすばらしくても歌がだめだったらオペラは失敗だもん。主役が客を引きずっていくぐらいのオーラがないとな~しかし本当作品としてはおもしろいものなのでマーフィーの「くるみ」への期待がいやがうえにも高まる!あの「くるみ」じゃぜんぜんない「くるみ」!楽しみや~今からどきどき。
2010年10月11日
オーストラリア・バレエの予習オーストラリア・バレエ団「白鳥の湖」Part1 オーストラリア・バレエ団「白鳥の湖」 Part2 オーストラリア・バレエ団「白鳥の湖」 Part3オーストラリア・バレエ団『眠れる森の美女』 Graeme Murphy's 'Nutcracker'
2010年10月10日
Oe1Sonntag10. Oktober 201011:03 現地時間 JST18:03~Lucerne Festival Orchestra, Dirigent: Claudio Abbado.Gustav Mahler: Symphonie Nr. 9 D-DurAufgenommen am 20. August 2010im Kultur- und Kongresszentrum Luzern im Rahmen des "Lucerne Festivals 2010"* Andante comodo - 1.Satz* Im Tempo eines gem?chlichen L?ndlers. Etwas t?ppisch und sehr derb - 2.Satz* Rondo - Burleske. Allegro assai. Sehr trotzig - 3.Satz* Adagio. Sehr langsam und noch zur?ckhaltend - 4.SatzL?nge: 83:42 minもう~涙が止まらない!超弩級にすばらしい演奏!最弱音の演奏の時、音を立てている人の首を絞めたかった。死んでもいいと思える瞬間、ありますよね~ワーグナーの音楽を聴いている時とマーラーの音楽を聴いているときにその法悦感がありますね~クラウディオ・アッバード、彼のマーラーを聴いたのはもう30年近く前だ。30年経てもこの進化!深化!神化!***数年前のトロヴァトーレ@MET マルセロ・アルヴァレスもうすごいんだよねえ~例のハイCのところ客席が絶叫状態だった…NYは熱いわ!
2010年10月10日
今さらですけどバイエルンのローエングリン、今夜クラシカで日本初放送されたんですけど~めっちゃ良かった~この演出に死ぬほどブーイングしたドイツ人の感覚はどないなっとんねん。あ、もちろん聴くに堪えないブーイングはすべてカットされてたけどね~もう~めっちゃカウフマン・ワールドだった~カウフマンって不思議ちゃんじゃない?そういう感じが出まくり~ローエングリンが襲われた時、手をかざしてテルラムントの額に当てただけで彼が死ぬ。そのあと、その手をがく然と眺めながらごしごし汚いものを落とすように服で拭く。ここが気に入った。心の動揺が出ている。彼はそんなことはしたくなかった。パルジファルの子供(神の子=イエス・キリスト)である彼は神聖な存在。青いバカみたいなTシャツで現われた、単なる貧乏な階級の低そうな男。しかし彼は実は神聖な存在だった。もっとも虐げられた存在にだけ神性が宿るのだ。リチャード・ジョーンズさすがです。歌手は誰をとってもすばらしい。クリストフ・フィシェッサーのがくがく動く眉毛に笑いを禁じ得なかった~王の伝令がエフゲニー・ニキーチンなんですけどすばらしかった~ボリス・ゴドゥノフ出るんだよね~彼。テルラムントのヴォルフガング・コッホも良かった~美声です!ミヒャエラ・シュスターもまじすばらしかった~ハルテロスのブルーのリボン編みこみの髪型がとっても可愛かった~ローエングリンとエルザの結婚衣装がすごく可愛いの。ローエングリンはチロルっぽい短い上着。エルザの方は単に白いのではなくやはり髪型に合わせた水色の縁取りをしてある。Related Linksヨナス・カウフマンのローエングリン ヨナスのローエングリン2 ***La Boh?me. Puccinis opera fra Statsoperaen i Wien med bl.a. Stephen Costello, Krassimira Stoyanova, Boaz Daniel og Alexandra Reinpricht. Wiener Operaens Kor og Orkester. Dirigent: Franz Welser-M?st. (Wiener Staatsoper 6. september). V?rt: Hans Skaarup. www.dr.dk/p2koncerten.ようやくコステロのボエーム、1幕が聴けました!例の1幕のロドルフォのアリア、立派なものでした。ブラボも出てました~♪1幕の最後はオクターブ上げませんでした。ヴェルザーメストの音楽がゆっくり行きたがっているのに早くなったり、またその逆もあったりと合わせは大変そうでしたが。日本にも来てほしいなあ~***おもしろトリビア現在新国立劇場で公演中の歌手が宿泊先でメッシにあったと大喜びしてました。昨日の話だよん。
2010年10月09日
The New National Theatre Tokyo ArabellaStage Photos are here新国立劇場「アラベラ」写真。わ~すてきすてき~ヴァランシエンヌさま、ありがとうございます!すてきな作品なのであと1回できたら行きたいんですけど…も~毎晩アラベラがナイトキャップなんだもん。***and here is ROH 4 Onegin photos.ロイヤルバレエ「オネーギン」タイトルロール4人衆The Ballet Bag Onegin
2010年10月08日
アラベラから一夜明けて。アラベラはコメディの要素が強いオペラです。そういうオペラの場合、ドイツ語の言語が聴いてわからないと楽しみは半減すると思います。なぜかというと笑えないからです。自分がすごくそれが悔しくて。ウィーンのオペレッタ「こうもり」もそうですけど、フォルクスオーパーの公演はものすごくドイツ語のギャグが飛び交っていてさっぱりわからないんだけどおかしくて、それがまたとても悔しかったんです。これは、すごくロマンティックでよくできた作品なのに100%理解してない自分が悔しいんです。しょうがないですよね、ドイツ人じゃないんだから。他の映像を見てしまうと昨日のものがかき消されてしまう。でも聴きたいから聴いてしまう。自分が予習した作品がまず刷り込まれるため、それと異なると違う…と思ってしまう。よくあることです。今回の最大の違いは歌手の声質です。主役のマンドリカのTJマイヤーはバス・バリトンなので低いです。低い。まるでワグナーの作品みたいだ。軽妙なコメディオペラとして合っていたのかという点もあるかとは思うが、ありなんでしょうねえ。やはりしゃべるように歌うオペラだからすべての彼のセリフがフォローできないのが悔しい。そうするとまた見たくなってしまう。オペラは魔物です!ということで今調べたらMorten Frank Larsen (Bass-Baritoneフレミングと共演しているモーテン・フランク・ラーセンもバス・バリトンだった。(汗(彼はど下手でしたけど)でもトーマス・ハンプスンはハイ・バリトンだよね。わたしのイメージとしては低く感じたんだよねぇぇ。ドイツ語の台本Hugo von Hofmannsthal Arabella***オーストラリアシドニーのABCでダムラウの「マノン」放送中すごいなり~ネトレプコと双璧じゃないか?Sydney ABC Classic FMSunday 3 October 2010Manonby Jules MassenetManon Lescaut: Diana Damrau, sopranoLe Chevalier des Grieux: Ram?n Vargas, tenorLescaut, Manon's cousin: Markus Eiche, baritoneLe Comte des Grieux: Dan Paul Dumitrescu, bassGuillot de Morfontaine: Alexander Kaimbacher, bassBr?tigny: Clemens Unterreiner, baritonePoussette: Simina Ivan, sopranoJavotte: Sophie Marilley, mezzo-sopranoRosette: Zoryana Kushpler, mezzo-sopranoVienna State Opera Orch and Chorus/Bertrand de Billyちなみに来週はコステロがカミーユのメリー・ウィドウです。もう私は聴いてますけど。マリウシュの清教徒とかあったりしてウィーンシリーズですねえ。
2010年10月03日
Francesco Meli made his MET debut on 29 Sep 2010.Photo Flash: RIGOLETTO Opens at the Met
2010年10月02日
新国立劇場「アラベッラ」 Part3※内容にふれますのでご注意ください。第3幕アラベラ一家の住んでいるホテルの入り口とロビー。やや下手に階段。カーブしてアラベラ一家の住む部屋につながっている。下手手前に応接セットマッテオがアラベラの部屋の前に立って煙草を吸っている。シャツが片方ズボンからはみ出しているそういえば煙草吸うシーンが多いです。(値上がりしたばっかりなのに…)アラベラがかみての回転ドアから入ってくるいったん上がろうとするが思い直してしもての応接で靴を脱いでくつろぐ。アラベラはこれからの人生を妄想している「奥さまはカイザーシュタット=帝都=ウィーンから(aus der Kaiserstadt)来たって紹介されるの…」マッテオは自分の眼が信じられない。マッテオをみとめたアラベラは椅子に戻り、脱いだヒールを履き直す2人は押し問答になるアラベラはベルを鳴らしてボーイを呼ぶアラベラに迫るマッテオ母が帰ってくる母は2人の姿を見て誤解する壁に張り付くマッテオ母の後に回転ドアから入ってきたマンドリカマンドリカは従者3人に荷物をまとめろというマンドリカはアラベラにそっけなく去ろうとするヴァルトナーは誤解を解こうとするトランプ仲間も連れてきている(笑)アラベラはパパに自分が潔白だと説明するマンドリカはしもての椅子にかけ、スパスパと煙草を吸っている。そしてその煙草をテーブルに押しつけて(!)消し、立ち上がる。マンドリカは札を取り出してアラベラに握らせるこの金でなんとかしてください。でも私のこの喜劇の役回りは勘弁してくださいアラベラは侮辱され、金をばらまくあなたのそのおっしゃり方!マンドリカは皮肉で返す僕が何も気づかない馬鹿なら良かったんだろ!マッテオはアラベラの名誉を守ろうと口を出す。アラベラはマッテオに言うあなたには何の権利もないわ。そうおっしゃってください(Sagen Sie selber!)Matteo: Nein -- Keines --(何も…)マンドリカ「何も…、でも(au?er = besides)…」と言おうとしてたじゃないかますます皮肉に、アラベラをいじめるマンドリカ。急にマッテオは「全部自分の言葉を撤回します」と言いだすマンドリカ「あなたは私と婚約した10分後に逢引した男と結婚するのですか」究極の侮辱に空気が凍りつくアラベッラ「そのようなご質問にはお答えしません」マンドリカは従者に決闘の準備をするよう命じ、階段で煙草を吸い始める。すると階段を下りてくる少女。ズデンカが下着姿で下りてくるアラベラは彼女に自分の純白の毛皮の半コートを着せかけるヴァルトナー(妻に)ズデンカに話させてやれ。ズデンカは女性の格好なので長い三つ編みのウィッグをかぶっているがそれを脱いでズデンコの髪型になる。マッテオ!マッテオはその声でさっきの逢瀬の相手が誰だったかようやく悟るしもての椅子に座っていたマンドリカは真実を悟り激しく落ち込むヴェルコとデューラーが決闘セットを持って帰ってくる父親はマッテオとピストルで決闘しようとするが、父の前にズデンカが立ちはだかるマッテオの銃をアデライデが取り上げる父親は銃で自殺しようとするがやめさせられ医者のお世話になる。マンドリカは膝まづくアラベラ:もう忘れましょうマンドリカは勇気を出して、ズデンカと見つめ合っていたマッテオを連れて父親にズデンカと結婚させるようお願いする。ヴァルトナーは嫌がっている。しかし娘の涙に仕方なくマッテオに手を出すよういやいや促す(ここが爆笑ものです)さっさと末娘の結末をつけたヴァルトナーはテーブルといすをセット、また賭けごとを始める。ズデンカは上にあがっていき、人々は去る。マッテオは回転ドアから帰るアラベラは水を持ってきてほしいと言う。マンドリカは従者ヴェルコに命じるヴェルコは回転ドアから出ていく階段を上がっていくアラベラ。マンドリカは絶望する。入ってきたヴェルコに水を持っていくよう促すヴェルコは階段を上がっていくマンドリカはヴェルコが階下に置いたスーツケースを持つと、回転ドアから出て行こうとする。そこで立ち止まる。ここで涙がじわっとにじんできた。マンドリカはそのまままた戻ってきて応接の椅子に座るマンドリカは苦しみながらそのまま眼を閉じるマンドリカさん。マンドリカは飛び起きる。アラベラが水を持って立っているあなたが帰らないでいてくれたので、この水をあなたに差し上げられたわマンドリカはゆっくりとゆっくりとアラベラに近づくゆっくりとそのグラスを手に取るすばやく飲み干しこのグラスからもう誰も飲まないグラスを激しく投げつけるアラベラ:これで私たち結ばれたのね二人は抱き合いキスをする。そして2人で階段を駆け上がり、半ばで立ち止まってまた抱擁しキスするそのまま幕全幕了おつかれさまでした~
2010年10月02日
新国立劇場「アラベッラ」 Part2※内容にふれますのでご注意ください。ヴァルトナーが金を手に上機嫌で出ていく。ズデンカはマッテオに舞踏会に来るよう言う。アラベラが着替えて出てくるスカートがバルーンのようにふくらんだワンピースで胸部は青いリボンのラインが入っている。自分がエレメルと結婚することを漠然と想像して暗い気持ちになっている。でも自分が舞踏会では女王よ(ケーニギン)と歌うズデンカ:ゾー・イッヒ・ビン・フェルティッヒ (準備オッケーよアラベラ:コム!(じゃいくわよ!と出ていく姉妹。第1幕了。あのね、アラベラはそのほかのシュトラウスの作品のように超名作というわけではないの。軽い気持ちで見てあげて。ここまでは人物紹介編よ。ここからおもしろくなるのよ。マノンもそうだったでしょ?第2幕いきなり演奏前に幕が開く。舞踏会場の大きな階段上部に回転ドア薄いブルーの紗のカーテン。かみて階段下にいるマンドリカとヴァルトナー。マンドリカは上から階段を下りてくるアラベラに釘付けだ。マンドリカはパーティー用の服に着替えている。薄いグレーの光沢がかったスーツ、ド派手なマフラーを巻いてゴージャス感を出している。ママに一人にしてというアラベラ。アラベラはブルーのイブニングドレス。お尻にでかい花がついていて可愛い。アラベラは悟った。自分が恋の予感を抱いていたまさにその紳士が求婚者としてそこにいることを。マンドリカをアラベラに紹介するヴァルトナー。二人きりになる薄いブルーのカーテンが二人の後ろに引かれて背景と仕切られる椅子に座って会話する2人。カウネはプロンプターを見ながらしゃべっているようなシーンもマンドリカは妻を亡くした話をするアラベラはそんな話は聴きたくないというリアクションマンドリカは去ろうとするアラベラは残っていてほしいという。アラベラは自分の家の経済的困窮、落ちぶれた貴族であることを話すアラベラをくどくマンドリカ。アラベラはもうとっくに彼に恋していたのだ。マンドリカ:僕のところの風習では、婚約者の娘は、清らかなコップ1杯の水を相手の家に持ってくるんだよArabella: Und du wirst mein Gebieter sein und ich dir untertan dein Haus wird mein Haus sein, in deinem Grab will ich mit dir begraben sein so gebe ich mich dir auf Zeit und Ewigkeit そしてあなたは私の主人になるのね。あなたに従うわ。 あなたの家は私の家になるの。お墓もいっしょよ。 永遠に私はあなたのものよ。美しい二重唱。見つめ合い、2人は近づき、体にふれる。お互い見つめ合い、ようやくキス。しかしアラベラは「娘時代に別れを告げる」ためにいなくなる。鷹揚なマンドリカ。幸せに満足しているマッテオは回転ドアから出て行こうとして同じところをぐるぐる回っている(笑)フィアカーミッリ御者の仮装舞踏会(?)。ヨーデルを歌いだす4人の男に粉をかけるかみてでアデライデが歌っているが、しもてではマッテオがぐだぐだ言っているマンドリカは祝いの酒と花を用意させるアラベラと3人の男たちのお別れの儀式。マッテオは銃で自殺しようとしているズデンカは焦る偶然お伴をひきつれて階段を煙草を吸いながら下りてくるマンドリカ。マンドリカはかみてのカーテンの陰に隠れる。ズデンカはマッテオに封筒に入った鍵を渡す誰の鍵?アラベラのだよ!マンドリカ:何だって!マンドリカは聴き耳を立てるマッテオは階段を駆け上がっていく。マンドリカはあわてて追うが、もう姿がない。ヴェルコ、デューラ、なんとかしろ!ここからトーマス・J・マイヤーの本領発揮です。怒りに我を忘れた彼の独白の歌唱。自分を呪い、自分の馬鹿さ加減を罵ります人々が現われるが、マンドリカは怒りを噴出させる。フィアカーミッリ:舞踏会の女王を返してくださいマンドリカ:誰のことだ?俺は鍵を持ってないからな。マンドリカは上着とマフラーを放り投げるそこにボーイがアラベラの手紙を持ってきて渡そうとするフィアカーミッリが読む「明日から私はあなたのものです。」繰り返すマンドリカ「明日から私はあなたもの」だって?署名は“A”だけだ!手紙でますます誤解を強めて怒りに火がつくマンドリカ。マンドリカはテーブルの上でフィアカーミリと痴態を繰り広げるそしてテーブルの上に乗る酒をらっぱ飲みする両親がなにごとかとやってくる。テーブルに寝そべるマンドリカいきなり態度を豹変させ娘を侮辱するマンドリカに当惑する両親。女もシャンペンも好きなだけどうぞ!Teschek, bedien' dich!テシェック! ベディーン・ディッヒ娘の居場所を確認するため、両親はホテルに帰ることにする。マンドリカも同行を促される。マンドリカは階段の上で札束をまき散らすきょうは全部俺のおごりだ!第2幕了。いよいよ風雲急を告げてきましたね!Part3 に続く
2010年10月02日
Richard Strauss:Arabella新国立劇場 2010/2011シーズン・オープナーRシュトラウス「アラベッラ」新制作初日2010年10月2日(土)新国立劇場 東京指 揮】ウルフ・シルマー演出・美術・照明】フィリップ・アルロー衣 裳】森 英恵ヴァルトナー伯爵】妻屋秀和アデライデ】竹本節子アラベッラ】ミヒャエラ・カウネズデンカ】アグネーテ・ムンク・ラスムッセンマンドリカ】トーマス・ヨハネス・マイヤーマッテオ】オリヴァー・リンゲルハーンエレメル伯爵】望月哲也ドミニク伯爵】萩原 潤ラモラル伯爵】初鹿野 剛フィアッカミッリ】天羽明惠カルタ占い】与田朝子合 唱】新国立劇場合唱団管弦楽】東京フィルハーモニー交響楽団+++アラベッラってコメディ・オペラなんですね?でもロッシーニみたいにとことん馬鹿になりきれてないからなかなか笑えない。しかしきょうの演出はかなりドタバタコメディ方面に傾倒していて、おかしくてしょうがなかった(主役以外が)アルローのあの血も凍るギロチンの恐怖!シェニエの演出を見ていただけに意外だった。コメディオペラのはずなのにどこか「ばらの騎士」の二番煎じのように感じられる作品。何から書くべきか迷うがやはり歌手から。タイトルロールのアラベッラのカウネは背が高くてスレンダーでぶすじゃない。でもどこか地味で、あの「あたし、アラベッラよ!」という高慢美人女の雰囲気やオーラはまったくなかった。清楚でつつましやかなジルダのような感じだった。声はおちついた上品な声で、高音に苦労していた。一方ズデンカちゃんは背が低く女性らしい体型なので、まったく男装が似合わない!しかし声がクリアーで美しく、一番良かった。トーマス・ヨハネス・マイヤー、かっこ良かった!田舎の大地主でワイルドな性格のマンドリカ役はぴったりだった。彼はベース・バリトン。声が低いです。すばらしい歌唱だったが、声量を抑えている部分もありそこはオーケストラにかけ消されていた。彼にいったいコメディオペラが合っているのかと言うと案の定。しかしマンドリカが怒り狂うシーンで本領発揮。めちゃかっこよかった~いじめられまくるヴォツェックからいじめまくるマンドリカへ。こういうやっぱちょっと変に危ない感じが似合う人かもしれない。マッテオのリンゲルハーンはやはり並のテノールで、可もなく不可もなく。声量はないが高い声も完璧に出るテノール。姿は非常にやせていてスレンダー。軍服の似合うこと!苦悩する立ち姿が実にかっこ良かったです。お父さんのヴァルトナー役の妻屋秀和さんはやはりとてもすばらしかった。出てきた瞬間、ファフネルの声だな~と思ったものの、まったくコメディに徹している歌唱だった。妻のアデライデ役の竹本節子さんもすばらしかった。おもしろかったのはエレメル伯爵役の望月哲也さん。テンション高いエレメルを大熱演していてよかったです。カーテンコールには演出のアルローと衣装の森英恵さんも登場し、華やかだった。※内容にふれますのでご注意ください。第1幕このセットは一貫してディープ・ブルー。海の青さの色で統一されている。衣装まで青だもんね。ホテルの一室、壁にはクリムトの絵が5枚もかけてあって豪勢。しかしその横の柱には請求書が無数に張り付けられている。セットはカーブしている。手前のしもてに応接セット。かみてにブラインドのついた窓。その下に椅子。奥のクリムトの絵の下にも椅子がある。かみてで占いに明け暮れるアデライデと占い師。占い師の言うことは後から考えるとすべて当たっているのだ!(笑)しもてではズデンカが借金取りを追い返している。マッテオがばらの花束を持ってやってくる。細いので背が高く見える、オリヴァー・リンゲルハーン。軍服の長いコートが似合いすぎだ。髪は茶色。マッテオはアラベラがつれないので自殺を考えている「僕に必要なのは…リボルバーだ」出ていくマッテオ。ズデンカは真っ青になる。お姉さまがお伴と戻ってくる。すてきなコート、しかしその下の服装は乗馬服だ。乗馬服だとズデンカの男装とかぶる。あとで着替えるんだけど…そこは解せなかった。かみての窓の外には雪が降っている。アラベラの心情の吐露。私にふさわしい相手が現われたら、見つめ合って幸せになるんだわ!まだ経験してない本物の恋への憧れと予感。美しいシーンです!一方のズデンカは絶望を歌う。彼女は光の中にいて私は暗闇にいる。それでもいい、と歌うけなげな妹。しかし、いっしゅこの青春に特有な偏った自己犠牲への自己陶酔なんだよね。夢の中で生きている姉妹なのだ。この生活感のないホテルの部屋のように。姉妹の美しい二重唱、良かったです!歌い終わりでそりの鈴が響く。エレメルのそりだ。(いつも)テンション高くあらわれるエレメル。アラベラは煮え切らない態度でエレメルをじらしている。誘いを断るわけではないが、付け加える「ズデンコもいっしょよ」エレメルが出ていき、ズデンカが出てくる。アラベラは窓の下に、気にかかっていた人物をまた見つける。ズデンカはブラインドを上げる。こっちを見てないわ、と窓を見ずに言う。伯爵が帰ってくる。壁にひっつくようにこそこそと。夫婦の会話。この夫婦がどうしようもない夫婦であることが描写される。父親は賭けトランプしか頭になく、母親はお金がないため娘の一人を男として育てていっしゅ「虐待」している。奥の椅子にかけて勘定書きを読む。「コニャック!」と叫ぶが金を払わない伯爵に冷たい態度のボーイ。今度は客が来た。3人のマンドリカの従者がまず入ってくる。3人とも同じ恰好していて同じような体型なので笑える。ヴェルコ!彼ら3人はやわなボーイをねめつけ、ボーイは脅えている。しかし3人は部屋のメイドが通り過ぎると(しょっちゅう意味もなく通り過ぎるメイド)じーっと眼で追う(怖い!)そのあとに登場したマンドリカ、トーマス・ヨハネス・マイヤー、かっこいい!服装がいかしてるきつねの襟巻マントのような変形のコート、裏地がチェックで可愛い。マントをぬぐと、ブーツに入れ込んだズボン巻いているベルトがワイルドな感じで太くていかしてるこの服装はなかなかすてきでした~髪は金髪でひげ、いつもの彼のスタイルそのまま。いきなりヴァルトナーに熊と格闘した話を始めるこのへんの会話もほんと爆笑モンなんだけどドイツ語だから笑えないんだよね~これが日本語だったら笑えると思うのだが…ドイツ人だったら良かったのに!と思う瞬間だ。アラベラが未婚であると確認するや、「5分ください!」従者に合図してしもてに応接の椅子をセットさせるおじだったら妻として女主人としてお嬢さんをください!って言ったでしょうマンドリカはアラベラの肖像写真を水戸黄門の印籠のようにヴァルトナーに示す。ヴァルトナーにのしかかるヴァルトナーは気圧されて足が痙攣している(笑)マンドリカは舞台センターで歌い始める。この14週間お嬢さんのことばかり考えてるんです!ユダヤ人を呼んできて森林を売り払いました。マンドリカは札束の詰まった小さいスーツケースをヴァルトナーに示すTeschek, bedien' dich!テシェック! ベディーン・ディッヒ(さあどうぞ!)ヴァルトナーはうれしくてたまらないでいつお目にかかれますか?隣にいるよマンドリカはうろたえるだめです、いまなんて。 Das ist ein Fall von anderer Art.これは特別なことなんですから!というこのFall で高音を出すところ残念ながら声がかすれてしまった。どきっ。去っていくマンドリカヴァルトナーはさっきのマンドリカの言葉を何べんも繰り返す。テシェック! ベディーン・ディッヒさあさどうぞさあさどうぞさあさどうぞ!さっきのボーイが札束を見て近づいてくるが追っ払われる。ここも爆笑もののシーンなんだけどドイツ語だから爆笑できない、悔しい~!Part2に続く
2010年10月02日
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