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私は、二つの問題があるのではないかと思う・・・●農産物を世界に目を向けて販売するということが足りなかった●日本国内で、安い労働力を供給するシステムを作らなかった・・と昨日書いた・・二つの点を説明していく・・まず・・・安い労働力を供給するシステム・・・。オフショアー(offshore)開発という言葉にであったのは、コーチさんからである・・なにか、IT産業の特徴的な言葉のように感じていたが・・・オフショアーは、海を隔てたところに 仕事を依頼し、自分の国に持って来るということであれば、・・・農業もオフショアー開発ににていると思った。アメリカの農場の視察にいくと・・・メキシカン、プエルトルコ人が多い・・・アメリカの農業は、労働力の安い、人たちで構成されている・・・つまり、農業の低コストは、安い労働力が・・・基本となっているただ、カーネーション、バラなどは、中南米に生産基地ができて・・ほとんどアメリカではつくられなくなってきている。それは、赤道直下の高冷地が、作物を作るのに適しているからである・・・日本は、そのような労働力を簡単に受け入れるシステムがなかった最近は、研修生という仕組みができて・・農村部に中国人の進出が激しくなってきている・・・しかし、それはあくまでも研修という名前のもとで行われていることだ・・上海が、高成長の要因に、都市籍と農村籍の2重構造が、あげられる。安い労働力の供給のシステムを農業の自給率を守るという側面から考えてはどうか・・ただ、工場やアパレル産業のように、一定した安定労働を供給することは限られている・・つまり、農繁期があるのだ・・・日本には四季がり、季節によって、農業の作業がある・・・それを、トータルにマネージする会社があれば・・それこそ、夏は、沖縄 冬は、北海道というような農業に、人的サポートできるシステムがあれば、労働力の側面からも・・・大きな貢献ができる・・・また、私たちの提唱している made by Japanese は、海外に出かけていって、農業をするのだが・・農業を日本的な質に作り上げていくこと・・そして、その地域のマーケットが広がれば、そこで販売もしていくことになる・・・●農産物を世界に目を向けて販売するということが足りなかったこのことは、やはり、重要だと思う・・このことで成功している分野は、「種子屋」さんである・・日本の種子をつくる技術は、卓越しており F1などの新品種をどんどん作り上げている・・世界で販売することによって、日本に押し寄せるという現象もあるが・・ただ、農業では、それ以外の部分は、きわめて少ない・・フランスの自給率が高い・・・・・広大な土地を背景に大型農家が、生産をする・・・北部は穀物、西部は酪農、南部はブドウが中心。ただ、フランスの農業戦略は、・・・農産物を加工することに専念した。葡萄は、ワインへ・・酪農からチーズへとより付加価値の高い、利益の上がる商品へと発展させた・・そして、フランス料理と共に、世界に広がっていった・・・ワインを売りながら、文化を語り、フランスの食材を使わせる・・・まさに、農業を守るために、世界に文化を広げていった・・・今でこそ 寿司ブーム、日本食ブームであるが・・日本の文化を広げていくという点での販売戦略に成り立っているのかということが重要ではないか?その中での、日本の芸術品である農産物を販売していくことだとおもう。ただ、ハダカのママで、「日本の農産物」を売ることではない・・それをもう一つ上のランクに加工した商品をつくり、付加価値をうっていく、仕事も必要だ・・日本の加工技術の優れているのは、いうまでもないことだ・・しかし、それが、日本にむいているだけなのが残念だ・・視点を変えよう・・・自給率を守るためのささやかなる提案でもある・・
2005/01/31
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先進国 アメリカ、フランス、イギリス、ドイツ、・・・・それぞれが、自給率は、100%こえている・・・それにひきかえ、日本は、30%をわっている・・労働力が高くなれば・・・農業に従事する人が減り、海外の安い労働力の国にまける・・という風に・・・いわれている。そして、安い農産物を諸手をあげて賛成した消費者があった。農業だけでなく、すべての製造業にいえる・・・そのため製造業の空洞化・・がいわれた。製造業で、世界に進出してきた日本が、空洞化するということがきわめて、深刻な事態であり・・・急速に、日本でのサービス業が発展していく過程でもあった・・・1次産業から2次産業・・2次産業から3次産業・・・結局は、一番コストがかかる 老人介護産業への発展・・・その事は、国が成熟していくことだ・・しかし、日本は、自分で自分の食をまかなえない・・・という国を選択している。もし中国が、経済的に豊かになった時点で・・・・日本が中国に農産物を頼るという構造のママ、そして依存度を高めていった時・・・「日本の首相が、靖国神社に参拝した」とかりにおこった時に中国政府が、「許せない」といい、いっさいの農産物を日本に輸出しない・・・と決定したら、一体どうなるだろうか・・・もしくは、他の理由でそのようなことがおこった時に・・・日本政府は、「内政干渉だ。」と単純に反発可能だろうか?天候の異常気象は、単純に日本におこるだけでなく、それは世界的規模で、おこっている・・・中国の農産物が、大きな規模で被害にあった時に、・・・中国の人たちに食べさせることを優先する政策をとったら・・中国の農産物が、突然日本にこなくなった時に日本の政府は、どのように対応するのだろうか?そのことをシミュレーションしているだろうか・・・国のリスクとして・・・このような、想像に関しては、筑紫哲也になったshanghai-kさんにまかせるとして・・・話をもどすと・・・なぜ日本は、自給率を低下させ続けたか?よく言われる・・ 日本の農家の経営規模が小さく太刀打ちできない。 日本の農地が高いので、農業にコストがかかる・・ 施設化、機械化をしたので、農家の負担が大きくコストアップになっている 狭い面積を集中的に使用するので、農薬や肥料のコストが高い・・ 農業は、自然にできる(?)ので、労務費の安いところが勝つ。 つまり、日本の農産物は高い・・・安くできない・・・ だから、施設や機械に補助金をだし・・・ てきたが、農業はよくならず、いっこうに自給率は上がらない。 そして、安い農産物が・・・ どんどん押し寄せてき、そしていまもきている。私は、二つの問題があるのではないかと思う・・・●農産物を世界に目を向けて販売するということが足りなかった●日本国内で、安い労働力を供給するシステムを作らなかった・・さらに・・・つづきは、またあした。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━***** この情報に共感を感じたら ***** ← Click してください
2005/01/30
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オフショアー開発コンサルティングの幸地さんが、上海に上陸された。沖縄出身 そして 誕生日が一緒ということで、年がはなれているのに、気が合い・・上海においでになるたびに、話をし、食事をしたりする12月においでの時は、上海に事務所を作る・・・と宣言され今回、事務所を開設されることになったそして、その記念セミナーが開かれる・・・その進展の速さに、ただただ驚く・・・そして、昨日 東方欣康カルチャーサロンの事務局の瀬谷さんと一緒に食事をした・・・話をしている中で、なにかが触発された・・・「オフショアー開発」のイメージがよくつかめなかった。この間 グリーンサービスをする中で、オフショアー開発の会社を数軒訪問し、そして、受注を受けた・・・セキュリティがしっかりしており、コンピューターがずらりと並び・・・数十名の人たちが働いているなにか、別空間にいったようだ・・・そして、話し声もない・・・中国の職場は、騒々しいのが常だが・・・働く人たちは、まったく無口で、キーボードをたたく音がかすかに聞こえるだけ・・そういう現場を見ていたので、最先端の仕事だな・・・と思った・・・幸地さんに、上海でどんな仕事をしたいですか?ときいたら、「オフショアー開発は、数十名の規模では、通用しない時代・・ インドでは、1万人規模のオフショアー開発会社が生まれている。 中国では、大連に 6000名ほどのオフショアー開発会社がある・・ できれば、1万人規模のオフショアー開発する会社のサポートをしたい。」ふーむ。スケールが違う話だ・・・1万人が、パソコンに向かう光景が突然頭の中に浮かんだ・・巨大なドームの中に、コンピュータが並び、人々が静まりかえってキーボードをたたいている・・・シーンが。しかし、それが、どうも 先進的な職場に見えなかった・・オフショアー開発といっても、人間ひとりひとりが、コンピューターのキーボードをたたくということが、ロボットでやることができない作業なのだ・・まったくの家内手工業なのだ・・なにか、明治時代の「女工哀史」にある 織物機の前に並ぶ女性達のシーンと被さったのだ・・・ただ、知識も学歴も働く人は、その時代とは大きな変化があるが・・オフショアー会社の管理をする人たちが・・グリ-ンを積極的にいれて、職場環境をよくしようとする苦心の意味もわかった・・・「女工哀史」の時は、人が使い捨てだったがオフショアー開発は、人を大切にしようとする・・・ことが違うかもしれない。そういえば、農業もいまの日本と中国を考えるとオフショアー開発に似ているともおもった・・・オフショアーで、つくられた商品は、インターネットでおくることができるので、流通コストもかからず、植物検疫も受けなくてもいい・・・かりに、ソフトにウイルスにかかっていても燻煙されることはない・・アメリカで、IT産業をめざす大学への志望者が減っていると聞いたつまり、インドや中国が主たる仕事場となり、アメリカでの就職先がないからだという・・・労働力が安いところに流れていく・・・ITビジネスも農業もまったく共通している・・・と思った。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━***** この情報に共感を感じたら ***** ← Click してください
2005/01/29
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私は、「日本の企業が中国で農業に進出」の日記で・・━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━「まずは、小さい規模で、露地とフレームでしたい・・・その中で、職員を成長させ、その後 本格的な施設をつくりたい」という質問に対して私のコメント・・・「それは、ダメです」━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━とかいた・・・すると、I さんからメイルが来た・・・「1月23日付け内容で、露地栽培ではだめとのことですが、広大な中国のことですから、露地栽培でも効率を上げる方法があるのではないでしょうか。アメリカの話です。栽培者は、南から北に移動します。1箇所に設備をして栽培するのではなく、その品種にあった気候の場所で栽培するというのです。収穫したら次の圃場に向かう。人間のほうが作物に合わせているのです。前回のイチゴの収量の話では、露地栽培ではないかと思いました。1箇所で効率を上げることとは違うかもしれませんが、こんな考えもあって良いんじゃありませんか?」といただいた・・・私は、さっそく・・・返事を書いた。「丁寧なメイルありがとうございました。 ちょっと、舌足らずな表現でしたね。 私は、露地栽培を否定しているのではないのです。 露地栽培をするならば、露地栽培で、徹底してやること・・・ 温室栽培ならば、温室栽培で徹底してやること 結局は、露地栽培から順番に人間を育てていく方法が 余りよくない・・・とおもっています。 施設やシステムが、とても重要で、 中国では、人間のチカラにたよる栽培は、 (人の流動性が激しいことが、大きな要因のため・・・ よくないと思っています・・・ 私も、アメリカのサリナスの農場を視察したことがありますが、 ホントに広大なところで、イチゴを収穫しているのを見ました。 中国では、そのような光景はないですね・・ 300坪あたり 1トンは、 確かに露地栽培も含まれていると思います。」 と返事を書きました。 すると・・・I さんから、返事が来ました。「早速のお返事ありがとうございました。> 露地栽培をするならば、露地栽培で、徹底してやること・・・> 温室栽培ならば、温室栽培で徹底してやること> 結局は、露地栽培から順番に人間を育てていく方法が> 余りよくない・・・とおもっています。 まったく同感です。私の仕事は、高設ロックウール栽培の設備をしています。お客さんのすべてが土耕からの切り替えです。これまで一番の問題は、栽培はロックウール、問題が起きた時の処理は土耕の感覚でされてしまうことでした。この感覚を切り替えてもらうことはできないと思いました。一度徹底的に覚え込んでしまうと、感覚のほうが先に来てしまって、 理論では判ったつもりでも、実際には頭と体が連動しないようです。」という貴重な意見がありました。ありがとうございます。農業は、体で覚えるモノとよく言われます。それだけ、マニュアル化できないといわれていたり、「教科書では農業はできない」といわれている要因ですね。栽培方法が変われば・・認識自体を切り替えないといけないのですが・・身体が、昔の栽培方法を覚えてしまっているのですね。習慣を変えるには、かなりの苦労が伴うモノです。問題は、切り替えるポイントは、どこなのかを新しい栽培法からではなく、古い栽培法の視点から整理するといいということなんですね。貴重な意見、ありがとうございました。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━***** この情報に価値を感じたら ***** ← Click してください
2005/01/28
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アクセス数もブログランキングに登録してから、急激に伸びているいままでとはちがった方からのアクセスが多く・・・いろいろな方から、励ましのメイルをいただく・・毎日の出来事・・・人との出会い・・・その中から、教えられることが多く・・・その思いを 毎日つづっている・・・(実際はかけないことの方が多い。)日本で働いている中国人の Yさんから メイルをいただいた・・その方は、中国の農業ビジネス提案のプロジェクトで、農産物の物流・生産販売についてのコンサルティングをされている・・・Yさんは、中国の農業については、情報を持っておられ、くわしい方だ・・Yさんから、「中国の農業情報」を交換しましょうといわれ・・なにか、そのメイルをうけたら、中国農業のリスクということが、一気に書くことができた。なぜ、そのように、発展したかがわからないが・・そうなった。一つのキッカケが、どんどん広がっていく・・・不思議だ・・●「中国語に翻訳し、中国人の読者に読ませたらどうかと」とYさんから、メイルをいただいたその事をもう少しくわしく説明してくれませんか・・・とメイルをだしたら・・「私はBROG日記活動に参加していませんが、BBS(掲示板)活動は昔からやっています。海外にいる中国人同士や海外に興味を持つ国内若者(最近は海亀現象について)に交流場を提供しています。ご存知のように、最近は日中関係がかなり微妙のようです。所謂“政冷経熱”ですね。日本留学経験を持っている中国人が描いた日本と中国のイメージは、たくさんの“熱血愛国青年”に信じようもしてくれていないです。そこで、中国に居る日本人から描く日中両国の差や中国現状などは、とても珍しく、説得力もはるかに高いと思います。もちろん、中国の若者ではなく、中国のサラリーマン・研究学者・ビジネスマン・政府などにとっても、相当価値のある資料だと思っています。」といわれた・・・ありがたいメッセージだ・・“政冷経熱”とかは、中国に ヨン様のようなはやりのスターが登場すれば、一気にかわるかもしれないが・・・いまは、地道に中国・上海にいて 自分の見て、信じたものを情報発信することが意味がある・・・私の経験や想いが少しでも生かされるならば・・・と思って、ブログを書いている私は、これまでは、日本人向けに情報発信をして、いま 私は、満身創痍で、まさに命がけの強がりをいっているだけの存在。農業は、その国のあり方を明らかにし、「食」というモノに直接関係し、中国野菜は、「毒菜」ともいわれている・・・私の情報発信が・・中国人の方がどのような反応するかは、知りたいところだアクセス記録を見ていると「エキサイトの翻訳スツール」を使っている人もお見えです・・多分、中国人の方だろうと思う・・ただ、正しく伝わっているのかは、疑問ですが・・とにかく、専門用語も理解した強力な助っ人が・・・ありがたいことです。私の文章が、・・・中国語になったら、どうなるのか・・楽しみです・・Yさん よろしくおねがいします。あれれ・・・もう、楽天日記の一部が、中国語に・・・http://club.goabroad.sohu.com/read-backhome-19579-0-6.html━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━***** この情報に価値を感じたら ***** ← Click してください
2005/01/27
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新しいスタイルのものが、孫橋農業開発区にできつつある・・・まだ、施工中だが、現場に潜り込み・・・写真を撮った 植裁が、キチンとしてあるね。ストレチアなども花が咲いている・・竹林もすっきりとしている・・・なにか、日本的でもあるし・・・中国的 水も流れているし、どうも事務所が並んでいる・・・そして、平屋建てのオープンスペースそれが、温室の中に・・・ 事務所の前には、植裁がキチンとしている・・・・これが、アメリカでも話題のスタイル・・・(このオーナーは、アメリカで成功した中国人・・・ 利益を孫橋の開発にそそぎこんだ。温室の中に、事務所がある・・・そして、水が流れ、植物がいっぱいある・・・ふうむ、あめが降っても、風が吹いても・・・事務所間の移動は、傘もいらない・・・いわゆるグリ-ンオフィイス・・・陸家嘴の高層ビルも上海的だが、自然の中にある事務所はもっと進んでいる。この敷地面積(温室)が、7000平方メートル・・●現在、入居者募集中とか・・ 上海に 事務所をつくろうという方・・どうですか?そして、隣には、もっとおもしろいものが・・・温室の中に、レストランがつくられる予定・・・ただいま工事中規模は、30000平方メートル・・・農地が、そのまま事務所やレストランに・・・節税にもなる・・。まったく、新しい概念上海の都心から約1時間で、自然が味わえる・・・重要なのは、そこでつくられた、野菜がすぐさま食卓に上ることだ・・・中国は、まさにアグレッシブ・・・・丁度、農協の方が、見学にきていたので、・・・日本でもどうか? と提案したら、いまの農協には、そんな元気がない・・・という。やはり、上海では、農業も元気だ・・・━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━***** この情報に価値を感じたら ***** ← Click してください━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●話題が変わるが・・・ 真鍋かをりが、ブログでは トラックバックの王様・・・ではなくて、女王。 1日のトラックバックが、1000を超えるという・・ そしてヤクルトの古田選手 が、ブログをはじめ、真鍋かをりに挑戦・・・ 瞬く間にトラックバックが1000を超える。 なにか、ブログが大きな変化を見せているようです・・・ (忙しいといいながら、こういうのも見る暇があるのか・・といわれそう 私も、古田選手の公式ブログにこれで、トラックバックができる・・・●トラックバックしました・・・ 真鍋かをり・・・ 1353番目 古田選手公式ブログ・・・1106番目 今のところは、真鍋かおりが勝っていますね。・・・ しかし、1000を超えるトラックバックって・・・なに?●88888・・・中国では、縁起のいい数・・ あっという間に過ぎ去りました・・・ ゲストの方でした・・・ yahooのアクセスポイントを持っておられたです。 その方に、幸運おおかれと祈願します みなさん ありがとうございます。 精進します・・私は、かわります。
2005/01/26
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日本の仕事のやり方として、問題があれば、原因を探し出し、解決する・・・その時、なぜ? 為イ十ノム (ウエイセンモ)・・・という。なぜということを聞くことはいいことだと教えられてきた・・エジソンは、なぜという言葉が多すぎて、小学校を追い出されたという・・なぜは、科学を究明し、真理を追究するのにいいことだ・・社員教育メモの中で、私は・・「問題が起こるには、原因がある。 原因を見つけて解決するというのは、一番の喜びである。」と書いていた・・そのため、なぜ? 為イ十ノム (ウエイセンモ)・・・担当者に質問をする問題を起こした本人は、原因をあれこれと述べる・・・なぜ枯れたのか?という質問に対して 温室担当者は・・ 地球温暖化があることによって、あたかかくなり、 その事によって、あつすぎたことが、徒長することになり、 気孔はひらきっぱなしの上に、水分不足がおこり・・ 結果として、植物は、枯れてしまった。・・・ 問題は、地球温暖化だ・・ その事は異常気象を引き起こし、農業は、ますますむつかしくなる・・ (というような返事は、shanghai-kさんにまかせておいて・・・ ⇒ 単に水やりをキチンとしなかっただけだったりして・・・さまざまな原因を、考えて、こたえることになり、 失敗の原因が、10以上列挙される・・・ 一体なにが問題か?・・・といって、 はっきりしているのは、「問題は私にはありません」・・・とこたえる。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━質問が なぜ? 為イ十ノム (ウエイセンモ) がよくないのだ・・私は、質問の仕方を変えた・・・ 結局どうしたらいいのか? 怎ノム弁(na neng bai;上海弁)・・・?━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ すると、解決の方法がでてくる・・・ 不思議だ・・質問のしかたで、ずいぶんかわってくる・・・ 精神衛生上もすごくらくだ 担当者も、問題はわかっているのだが・・ その事をキチンといえないだけで、・・・ 何とかしたい・・と思っている その思いを引き出してやるだけなんですね。 しかし、このテーマ、あいかわらず・・ 「なぜうまくいかないのか?」と考えちゃうんですね。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━***** この情報に価値を感じたら ***** ← Click してください
2005/01/25
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ありがとうございます。ブログランキング 3位となりましたみなさんのおかげです・・精進し、よりよいブロガーになりたいとおもいます。さらに・・・・ ← Click を、おねがいします。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●よければ 高く買ってくれる消費者にうろう・・鳥取県の農協と生産者の方がおいでになった。日曜日だが、快く歓迎した・・いま私の考えていることを聞いてもらいたいためである・・中国で農業・・・そのことの意味を語る・・・私は、大いに語った・・語る必要があるのだ・・農協の人を前にして・・言うのが辛いが、「販売」と言うことにチカラを入れてこなかったおコメでも、なぜ、沢山できて、減反という方向に進んだのか・・?いいモノをなぜ世界に売れなかったのか?日本の農業を守る・・・といったが、守るには、「攻撃は最大の防御」という、闘いの鉄則を活かせなかったか?日本の農業を守ってくれと 政府や自民党に泣きついて・・補助金を取ることを考えすぎた・・・その事が、農業を過保護にした・・つまり戦えない農業が、できてしまった・・・アメリカやヨーロッパに、日本のコメを売ったり、日本のフルーツや農産物を売ったりすることをやったのだろうか・・?先進国に、日本の農産物のよさを伝えたろうか・・・?フランスは、自給率200%・・・それは、明らかに・・・輸出することになる・・中国にきて、農業の脅威を感じて、これじゃアカン・・・と農協の人が帰ったら、農民は、あまりにもかわいそうだ・・上海、こんなにも豊かになっている・・・その上海の金持ちに売るためにどうするか・・・その事を真剣に考える時ではないか?攻撃は、最大の防御・・・なんです。中国は、近すぎる とよく言われる・・・上海→博多は、24時間の船がある・・・それは、中国にとってもチャンスであり、日本にとってもチャンスだ・・鳥取県のナシは、日本人だけでなく、上海人もおいしいと言っている・・・鳥取経済連のナシは、日本円で500円ぐらいに売れた・・その事はすごいことだといえる・・上海には、そうやってかう層があるということだ・・・しかし、これをどうやって、確実に販売できるか?販売ルートを確保し、安定的な顧客をつかんでいくかは・・とても大切なこと・・・現在は、試し販売だが・・それを確実なモノにするには、たらない。中国にちかいは、日本の農業にとっても有利だ・・・日本の農産物は、芸術品だ・・農民が本当に苦労してつくってきた。おいしいし、きれいで、品質も高い・・・残念ながら、日本の消費者は、安いことだけを要求する傾向にある・・・いいモノでも、もっと安くしろ・・価格破壊せよ・・・価格引き下げパワーがつよすぎる・・・日本の芸術品であるナシ・・・日本人が安くしろといっているが・・・上海人の富裕層は、もっと高いものないか?、もっといいモノはないか?人が食べていないものがないか?おいしいモノないか?と日頃 かんがえている・・・いまは、上昇志向の時・・・よくて、安くしたがる日本人を相手にせず・・よくて、高いものをほしがる上海人を相手にした方が・・どんなに日本の農業にとっていいのか?そんなことを語り、輸入の際の煩雑な業務など協力はできるが・・まだまだ 上海の販売は、これから開拓しないといけない・・・日本の農業・・一緒にがんばりましょう・・・といった・・・それを実現するためには・・・日本の農業経営者・・・知恵を出し合いましょう。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━***** この情報に価値を感じたら ***** ← Click してください
2005/01/24
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1月22日は、はらけんさん、のむてつさん、はっちんさん、郭さんが呼びかけの新年会だった・・・雨が降っていて、寒く・・・道もわかりにくく(タクシーの運転手が迷った・・)やっとたどり着いて・・会場にはいったら・・・はらけんさんが、中国服を着て、笑顔で たっていた。さっそく、プレゼント企画の「試験管ベイビー」(ケイトウの花)を渡した。のむてつさんも中国服になっていて、なにか凛々しい。そして受付に行き、中は人でいっぱいだったが・・・観光客だった。韓国の人ばかりだった・・一瞬間違えたかと思ったが・・その人達が帰ると・・・新年会になるという。一つの席に着き・・雲南村の民芸衣装を着た踊りを見る・・なにか、沖縄の踊りに似たような、タイの踊りに似たような・・不思議な踊りだった・・そうこうするうちに、ひとが集まってきた・・shanghai-kさん、MLOSさん、上海ドリームさん、ジャンヌダルクさんコーヒーソムリエさん、ガオニーさん、・・・よしばたいきさん(彼だけ本名で、「自分の名前で勝負しろ」なんて言っていた。それで、楽天日記つながりやGreeつながりの人に挨拶した・・・ALFAFREAKさん、はっちんさん、チャイライさん、上海ハニーさん、・・・異業種交流会であった方・・結構、知った顔がふえたいろいろつながりがあるが・・・結局 170人も集まったとのこと・・・すごいですね。はらけんさん、のむてつさん、はっちんさん、郭さん・・・ごくろうさまでした。どうも、参加者の中では、私が一番の長老だったような気がした。みんな、若いですね・・・●日本の企業が 中国で農業進出・・・・日本の企業で、本業で進出された会社が、地元の政府に要望され、農業をはじめることになった・・・やはり、中国では、どうしても農業を底上げしたい・・・そのために、日本の企業のチカラを借りたい・・・その企業は、地元の発展には、貢献すべきだ・・・という考えで、農業への進出を決断された・・・それで、友人のつてで、私のところにやってきた。どうやってやるのか・・・つくる作目は、2品目あげられていた・・そして、あくまでも市場は、日本ではなく上海だ・・私は、上海を市場としているところが気に入った。一緒に、上海の市場をとりましょう・・・と話した。私どもの会社、そして孫橋開発区の農場を見学され話し合った・・・かなり、さまざまな質問があった・・私は、自分の経験にてらして、話させていただいた・・・その時の質問・・・━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●まずは、小さい規模で、露地とフレームでしたい・・・ その中で、職員を成長させ、その後 本格的な施設をつくりたい。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━私のコメント・・・それは、ダメです。農業は、おおきくいって、ふたつのことがあります。施設・システムをキチンと作ること人間が観察し、目標とする農作物を作ること日本の農業は、人間に経験と情報を蓄積し、人間のチカラで、最高級の農産物をつくろうとする・・・あくまでも、人間のチカラが・・・すべてのところがある。そのために、人材教育をしっかりやり、水やり3年・・・といって、時間をかけて、すぐれた農業者を作り上げていく。しかし、中国で、その方式をとったら、中国の人は・・・仕事を学び、給料を上げていくということを考えない。最初に給料ありきで・・仕事を覚えたら、よりよい条件のところに転職していく。人間に経験や技術が蓄積される方式で持っていったらつねに蓄積されないことになる・・・農業者にするために・・一生懸命教えた情熱の損失が大きい・・一緒に、食事したのに・・日本に連れて行ったのに・・・などという義理・人情は通用しない。そうではなくて、施設とシステムが、なるべく人間に頼らないで・・作れる農作物を作ることが、中国で、成功するポイントになります。露地で勉強して、施設に発展させるといっても・・・・露地での農業と施設での農業は、質が違う・・・露地では、病気の進行がゆっくりしているが、施設では、病気の進行が早く・・など、違ったモノがある。その防除技術は、違ってくるなにを作目とするか。なにをめざすのか。最初から、はっきり目標を立て、しっかりした施設をつくり・・・職員の教育・練習ということを考えずに・・・本番からはじめるべきだ・・・私の農業プチコンサルは・・・かなり熱く語った・・・次は、有償ですよ。・・・・━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━***** この情報に価値を感じたら ***** ← Click してください
2005/01/23
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私は、ある勉強会で 資料をいただいた・・・日本の農業がどうあるべきかという時の資料である・・・その時に見た資料の表に・・・驚いた・・・なぜこうなっているのか?それは、とても新鮮な驚きだった・・国際分業論・・そして、消費者は安いモノを求めている・・・と聞かされてきた・・そして、先進国の自給率は、労働力が高くのなるので低下していくモノだと・・・と思っていた・・・(表がうまくかけません。 エクセルの貼り付け方が・・・わからない・・ 下の表は、私のホームページで、キチンとみれます。先進国自給率 1961 1970 1980 1990 1996日本 76 49 28 29 29イギリス 53 59 98 116 130ドイツ 62 72 85 114 118フランス 116 139 177 210 198アメリカ 115 114 157 142 138この表を見ると・・・なにかの違いがわかる。それは・・・1961年から イギリス、ドイツの農業のすすむ方向が違ってきている。つまり、自給率を上げるための努力を懸命にしているのである。日本は、自給率ということをまったく無視したかたちで進んでいった・・・なぜ、こう違ってしまったのだろうか?『 1億人の国の考え方は、ある意味では、世界から集めればいいが・・ 13億人の国の考え方は、世界から集めるだけでは、食べていけない・・』しかし、なぜ世界から集めればいいのか・・?日本人のおごりではないでしょうか?自分の食べるものを、自分でまかなうことができない・・・農協と商社と闘いの結果・・・商社がかったというべきなんだろうか?日本は、都市に人口を集め・・農村から働き手を奪った・・・農村は、過疎化され・・・農業ができなくなった。・・・そして、コメは、減反させられた・・・美田がつぶされた・・その時に、なぜコメを輸出商品と考えなかったのだろうか?イチローだって、おにぎりが好きなのだ・・・いまのアメリカの寿司ブームは、もっとはやくできなかったか・・?日本食は、ヘルシーなんだとなぜ訴えることができなかったのか・・?いまは、過去をふりかえる時でもないことは確かだ・・・まだまだ打つ手はあるはずだ・・・日本の農業と世界の農業のために・・・イギリスやドイツは、なぜ・・・???日本人が食べるものを、世界のいたるところに 日本向けの農場をつくった。それは、その国の人が食べるものではないものだった・・・トンガのカボチャ、中国のごぼう、わさび・・話が変わるが、日本の伝統的食を形成する・・・大豆大豆は、日本の食文化に欠かせない・・・重要な作物現在自給率 3%・・・・ほとんどは、外国から頼っている・・・大豆・・・豆腐、湯葉、あげ・・・ 醤油、みそ、 納豆・・・ エダマメ・・・ところが、大豆は、「遺伝子組み換え」が行われていた・・その大豆が、でてきて、びっくりしたのは、日本人・・・・知らない間に食べていた・・・それは、日本的な事件・・・ある日突然、牛丼が食べれなくなるのも・・・日本的な事件。自分の国の食べるものは、13億人だろうと1億人だろうと・・・・本来は、国のあり方にかかわることなんだとおもう・・・日本人は、世界中の食べ物を集めて食べる・・・それが、なぜ悪い? といえるだろうか?お金をだせば、買えるという考えは、正しいだろうか・・?━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━***** この情報に価値を感じたら ***** ← Click してください
2005/01/22
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ブログランキング 7位です。やりました。目標の10位以内!!ありがとうございます。さらに励ましのクリックを・・・今日も 1クリック ← Click してくださいところで、『おもしろすぎるぜ 中国で農業』は政治のカテゴリーにいれました。海外にはいってもいいと思ったのですが、農業は、国の方向を決める重要な産業だと思い政治のカテゴリーにいれました。楽農倶楽部というおもしろいホームページも入っていたので。中国にいて、農業を考えるとホントに日本の農業がよく見えてきます。コメの関税率が490%で、日本の稲作を守っている・・・と書いたが、野菜は、品目によるが関税率が、10%・・・花については、関税がない・・・つまり自由化されている。その中で、日本の農家は、品質の高い農業を展開している。農業経営者として努力され、利益を上げている方も多い。ただ、中国での農業の取り組み方は、少しちがうような気がする。おおざっぱにいってしまえば、1億人の国の農業と13億人の国の農業は、進むべき道が違う・・・ということかもしれない。農業は、国の方向を決める重要な産業だと書いたが、アメリカ、そしてフランス、イギリス・・・この先進国は、自給率は100%超えている・・・・農業を強化し、自給率を高めた・・・ただ、先進国 日本だけは、国際分業という考え方で、世界中から食糧、農産物を輸入している・・・日本の消費者は、やすい方がいいと積極的に購入した・・・中国からの毒菜問題になると、少し買い控えるが・・・マスコミが騒がなくなると、また買い始める・・そのため、突然、牛丼が食べることができなくなる・・・というような、日本的な事件が起こる。国の進むべき方向として、世界から輸入すればいい・・・という1億人の国の姿がある・・・上海のえらい方と話をした時・・・・「中国から農産物を日本に持っていこうとしているのは、日本人ですよ。 中国人が、持っていきたいという考え方は、最初はなかった。」といわれて、・・・なるほどと思った。ただ、つづけて・・・「13億人の国が、もし日本みたいな経済力の半分になったとして・・・ 食料や農産物は、どこから買いますか? 日本から全部かっても足りないです・・・ 結局は、中国でしかつくることができないのです。 13億人を餓死させることはできないのです・・・ 自分たちで、農業をすすめないといけないのです。 そのために、日本の技術、アメリカの技術、ヨ-ロッパの技術 のよいところを全部学びたいのです。 きてくれるならば、もっといい・・・ 農業は、もっとよくならないといけない」といわれた。 そうだよね、 1億人の国の考え方は、ある意味では、世界から集めればいいが・・ 13億人の国の考え方は、世界から集めるだけでは、食べていけない・・ 農業を進展させるということで、 積極的な政策を打ち出し、農民税を全廃する・・・ 先進的な技術を導入し、施設園芸を徹底して普及する・・・・ そのような対策は、他に頼ることができない 13億人の国の進むべき方向に違いない。 孫橋の温室群を見ると日本にはない風景だ・・・ 野菜温室の1区画が、4ヘクタールある・・・ このような温室がキチンとしておれば、 日本が要求するトレーサビリティーは、 日本の個々の小さな規模の農家が行っているトレーサビリティーとは違った 確実性ができるに違いない。 少なくとも、中国の農業は、 単位面積あたりの収量を上げること・・・ そのことに、邁進しないといけない・・・ それは、13億人の国だからだ・・・ 単位面積あたりの収量を上げる技術は、 世界の安い労働力を使った農業と闘ってきた、 日本の農業技術が一番必要とされている・・・ 1億人と13億人・・・大きな違いがある・・・。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━***** この情報に価値を感じたら ***** ← Click してください
2005/01/21
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コメの関税が、日本では、490%であることは、1月13日の日記でのべた・・・世界でもまれに見る関税率だが・・・2004年7月末のWTO ドーハラウンドで、コメの関税引き下げ問題が回避できた・・・・490%は、日本の農民を守るための方策であることは確かだが・・国境に壁をつくって守り続けることはできない・・・もし、それが、世界的な圧力で、200%にしろとされたら、日本のコメは、・・・壊滅に近くなり・・20ヘクタール以上の生産農家しか いきのこれないともいわれている・・当然日本のコメ自給率は、急速に低下する・・・。コメの関税率の高さは、コメの関連企業は、少なくとも、コメそのものをいれないで、コメの粉・・もしくは、糖化液・・・などにして輸入することによってその高関税を回避する方法を作り出している・・・コメの粉は、・・アラレなどの菓子メーカーに・・・コメの糖化液は、・・・日本酒の原料に・・・いろいろなカタチで、関税に関しての知恵くらべをするところに、ビジネスがある・・日本にもどって、ビールを飲んでいると思ったら、麦芽が使われていないビールだった・・・いわゆる雑酒。エンドウが使われていた・・・ビールメーカーと税金を取る側との、果てしない闘争の結果・・・安いビールと思っていたら、エンドウマメからの雑酒をのんでいる・・風呂上がりのいっぱいはビール(イヤ、ビールのようなもの)がおいしいという時代になった・・・やはり、庶民としては、税金が高いビールを飲まなくてもビール感覚であれば、それでいいと思ったりする・・・中国のコメの関税のかけ方は、実にすぐれている・・・そこに、政治的な能力があるような気がする・・・中国でも、コメは、まず主食に近い・・・・タイ、ベトナムから中国に入れる場合の関税率は、180%・・・やはり、これは、関税率が、高いが、日本ほどではない・・・中国では、タイ米が高いのだ・・・日本やアメリカからコメをいれる時は、関税率が、68%である。日本のコシヒカリが・・高くなるのは無理がない・・・しかし、その間税率をクリアーする方法もあるらしい・・・(これは、ビジネスチャンスなので、いえない・・・)しかし、中国政府は、その関税の設定のしかたも・・・したたかである・・・自分たちの国の農業を世界的視野の中で、どう守るのか?が、問われている・・・━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━***** この情報に価値を感じたら ***** ← Click してください
2005/01/20
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沖縄では、温暖な気候なので・・人間にも住みやすいが・・害虫たちにとっても、それはそれは住みやすいところで、1年中エサがあり・・・快適だ・・私の友人で、内モンゴルで、お米を作っているが、その理由は、害虫が冬の寒さのために死んでしまうので、無農薬栽培が可能だということである・・・その事を、友人にたのまれて、レポ-トをまとめたこともあり、「厳冬があるが故に、無農薬栽培で新しい農業のできる地域」と書いたことが、そこの地域の共産党書記を感激させたと・・いわれた。話は、沖縄にもどってであるが・・虫が多くあるが故に、沖縄では、有機農法でやるためには、どうするのか・・・という経験が豊富である・・・トウガラシをすりつぶして、煮立て、その液に、アワモリを入れて・・・トウガラシ農薬のできあがり・・・トウガラシの中にある、カプサイシンは、水には溶けないが、アルコールに溶けるという性質を使い、アワモリをつかう・・トウガラシの中にあるサポニンは、水に溶け出す・・ニンニクをすりつぶして、煮立て、同じように、アワモリを入れて、・・・ニンニク農薬のできあがり・・・ニンニクの中にあるアリシンも、水に溶け出す・・カプサイシン、サポニン、アリシンは、抗菌作用もあり、虫たちは、忌避する・・そのために、予防効果もある・・(会社のスタッフは、四川の害虫には効かないだろうといっていた・・アワモリは、どこの酒がいいと、飲み会では・・・話題に燃え上がるが・・結局自分でのんだ方がいいという結論になったりする。この二つを交互に使ったりするが、虫が多い時は、混合して使う・・そして、展着剤として、黒糖や廃糖蜜を加える・・余談であるが・・私は、月桃の精油が虫が忌避する性質があるので、ゴキブリ達の引っ越しを促すような特許を友人と一緒になってとった。ゴキブリガイヤーという商標で、単にオヤジギャクで、「ゴキブリが・イヤ」というだけだった・・・中国だって、農薬を使いたくない流れは、きっとやってくる・・植物から抽出した液体で、害虫を追い払う・・・これは、重要な仕事になるだろう・・・さっそく、私は、ニンニク、トンガラシを買い集め、・・その液体をつくることにした。それで、テストをはじめよう・・・中国4000年の歴史・・中国には、かなりおもしろい植物があるに違いない。害虫が忌避する植物を探し求め、さらにパワーアップさせたら、さぞかし・・・おもしろくなりそうだ。医学の世界でも西洋医学は、化学合成品を使うが、東洋医学は、漢方(植物など)を使う、農業の分野も同じ東洋の知恵を使う必要がある。私は、「漢方農薬」といったら、スタッフは、「緑色農薬」のほうがいいといった。「緑色」と「農薬」はミスマッチだからだという・・・ただ、ホンネは、「農薬」という言葉も使いたくないのだが・・・「植物環境維持資材」・・・というべきなのだろうか?━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━***** この情報に価値を感じたら ***** ← Click してください
2005/01/19
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日本から、大きな園芸直売店をやられている方がきた・・これまで、スリランカ、タイ、ベトナム、韓国、中国と自分の足で、歩かれて、自分ところのオリジナルな商品開発に余念のない方だ・・・経験も豊富で、おじいさんの代から温室を持っていたとのこと・・歴史と経験がある方だった・・・自分で納得して、商品を買い、直接販売するという姿勢は、とても学ぶべき・・・姿勢だ。花卉園芸新聞に私のしていることが取り上げられたので、訪問したいというFAXをいただいていたのですが、・・・昨年は、台風のため、2回も繰り延べとなり、やっと今日おいでになった・・孫橋の温室群、組織培養、ハイドロカルチャー、胡蝶蘭、多肉植物・・・などを案内した・・・・孫橋のグズマニアの会社では、品質の高さに驚かれ、中国が、日本より高い値段で、大量に販売されることに驚かれていた。「これはこれは、儲かるね。すごいね。・・・ 中国は、元気のない日本とは・・ちがう。すごい。」といわれ、感心された・・孫橋の胡蝶蘭の会社では、丁度春節の出荷がはじまり、一斉に花が咲いているのをみて、「これが、全部売れてしまうのですか?」と驚いていた。販売価格を聞きながら、日本と変わりないですね。「葉がキズがあるし、しっかりつくられていない・・これは、日本では、商品ではないですね・・日本で、商品でない物が売れるとは・・すごい。」といわれる・・・「日本のお客さんは、ほんの少しのよくないところがあれば、それは、商品として認めてくらないからね。その点、中国の方が、楽だね。」・・と。孫橋の市場では、シンビジウムの花が、うられていて、「これは、韓国の物だね。花の色が、少し時代遅れだ・・・日本では、つぎつぎに新しい品種がだされるから・・・しかし、シンビジウムも、いま日本では安くなった・・農家がかわいそうだ。」といわれる・・・「観葉植物も、中国から、どんどんと市場にまわるようになって、ホントに安くなった・・・市場にあふれんばかりの中国の観葉の鉢のものがきている。日本の生産者は、中国でできないもの・・・をつくるしか道がないまた、尺鉢は、ほとんど値段がつかない状態となった・・・市場で、昔からのだいたい決まっていた2500円のアレカヤシが、今年のセリでは、1400円となった。ホントに、かわいくて、きれいなもの・・・そういうモノしか売れない。」と、実際の日本の状況をナマで聞くことは、大変 勉強になる・・私どもの温室では、ラッキーリーフ(4つ葉)・・・を見て、目がキラリと光り・・・「これは、売れる。これを売りたい・・・」といわれた。長年の経験があり、直接販売されている方が、認めてくださったことは、うれしい・・・ラッキーリーフ 日本上陸間近し!!!━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━***** この情報に価値を感じたら ***** ← Click してください
2005/01/18
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この日は、忘れることのできない日となった。阪神大地震である・・・それから、10年たつ・・月日の流れは早い。いまは、そのような自然の被害が、以前より増して多くなっているような気がする。地球の温暖化が遠因だという人もいる・・・阪神大地震の時、私は、沖縄にいた・・・一体、この大きな地震は、なんなんだ・・・と 唖然とした。受けた衝撃は大きかった・・・そして、数日後、私は、やっと地震に関して日記に書いた━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━神戸の大震災のテレビ報道を見る。国としての対応の遅れが全体的問題であることは確かである。「地震になれば、水がなくなり、火事が発生しても消火できない。」非常に単純な命題が、今回の大きな教訓である。高速道路の倒壊、新幹線の倒壊、ビルの倒壊、そして木造家屋の倒壊地震のすさまじさを強烈に表現している。テレビの映像の中にも人間のドラマがあり、何ともいえぬ心の動きがあった。「お金が燃えちゃった」という女性に、「働けばお金はできる」とけなげに答える女性。おばあちゃんが救出され、その旦那であるおじいちゃんが、「よかったよかった。」といっていると、それに対して、手を握り返すおばあちゃん。何ともいえぬ人間の感情(ぬくもり)がある。災難にあった人たちが助け合って、立ち直ろうとしている。島原の災害、神戸の災害、この間災害による人の死亡がショッキングにおこる。 「一文なしから始めて一文なしになった。まだ働けるよ。」という言葉がすべてを語っている。「人間って、いいなあ」と思った。 (1995年1月22日 日記)━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━自然災害・・・そしてささえあう人のこころ。大きな傷を受けて、そして再生していく・・・
2005/01/17
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●面倒見のいい つっちー自分のことは、自分が一番よくわからない。ホームページをつくっていると・・・実にいろんな人から質問が来る・・・面倒見のいいつっちー・・・自分の仕事そっちのけで、その質問に答えたりする・・・・おぉ。マイ、ゴッド・・・なんてことだ・・・では、和牛(wagyu・・・これは、英語です)の話から・・・・・・━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━初めてメールを差し上げます。突然のメールで失礼いたします。さて、私は、中国で、畜産(肉用牛)肥育から食肉加工をはじめ、中国国内での流通、海外輸出を検討しております。また、その肉用牛には、日本の黒毛和牛の生体固体あるいは、精子・受精卵の中国への持ち込みにより、良質な肉質の牛を肥育し、中国特産の肉用牛の開発も視野に入れております。しかし、中々、確固たる情報が収集できないため、貴殿にご相談申し上げる次第です。お忙しいところ、お手数をおかけ致しますが、よろしくお願い申し上げます。以下の質問に、ご回答をお願い申し上げます。質問(1)中国で、黒毛和牛の雄・雌を持ち込んで、食肉用の畜産事業を始めたいと計画しておりますが、日本から生体固体の牛を、中国に持ち込むことができるのでしょうか。質問(2)生体固体の牛(黒毛和牛)を中国へ持ち込めない場合は、黒毛和牛の精子(冷凍)あるいは、受精卵を中国へ持ち込むことはできるのでしょうか。質問(3)上記、条件では、中国へ畜産事業を行うことが不可能な場合、どういう条件下であれば、中国で畜産事業及び食肉牛加工事業を運営することができるのでしょうか。中国の畜産及び食肉牛加工の実情をお教え頂ければ幸いです。また、そのような資料があれば、ご紹介下さい。質問(4)日本以外の国で中国へ、生体固体の牛・受精卵・精子(冷凍)を持ち込んでも良い国はどこですか。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━この方のメイルは、丁寧なメイルだった・・このことに関する付属的な資料もキチンとしていた・・キチンと自分の所属もすべきことも鮮明に書かれていて、好感の持てる方だった・・・そこで・・・私は、メイルの返事を出した・・━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━おはよう♪ メイルありがとうございます。 私は、耕種農業ですので、畜産は、あまりくわしくありません。 しかし、時折、畜産関係の方と上海で、食事会をしたりします。 その際に話題にあがった件について、いくつかの情報を持っています。 間違った情報 かもしれませんが、 私の知っている範囲内で、こたえさせていただきます。>質問(1)>中国で、黒毛和牛の雄・雌を持ち込んで、食肉用の畜産事業を始め>たいと計画しておりますが、日本から生体固体の牛を、中国に持ち込む>ことができるのでしょうか。 できないようです。>質問(2)>生体固体の牛(黒毛和牛)を中国へ持ち込めない場合は、黒毛和牛の>精子(冷凍)あるいは、受精卵を中国へ持ち込むことはできるのでしょうか。 政府に正式に申請して、許可をとっていれるのは、無理なようです。 そのため、コッソリ持ち込まれている方が、ほとんどです。 多くは、精子を持っていっているようです。 そのものが、だいぶ生まれているようです・・・ ただ、やはり、「雌」がほしいという声がつよいです。>質問(3)>上記、条件では、中国へ畜産事業を行うことが不可能な場合、どういう>条件下であれば、中国で畜産事業及び食肉牛加工事業を運営すること>ができるのでしょうか。>中国の畜産及び食肉牛加工の実情をお教え頂ければ幸いです。また、>そのような資料があれば、ご紹介下さい。 日本から、肉も輸入禁止です。 ただし、やはり日本の会社で畜産をやられているかたもいるようです。 やはり、牛丼用の肉が、現在アメリカからの輸入が禁止ですので・・・ 中国産のものがあります。 しかし、現在の牛丼チェーン店の肉が、ホントに全部中国産かは、 意見が分かれるようです・・・>質問(4)>日本以外の国で中国へ、生体固体の牛・受精卵・精子(冷凍)を持ち込んでも>良い国はどこですか。 ニュージーランド、オーストラリアは、いいようです。 質問に対して以上です。 ただし、これは、あくまでも私の聞いた範囲のことです。 確実な答えではないです・・・ 中国で、畜産をはじめる場合・・・ 中国人が、本格的にニクを食べ始めたら・・大変なことです。 大きなマーケットですね・・ 中国の畜産業は、ホントにこれからが重要な時期ですね。 ただ、やはり、カンタンには、中国で事業をはじめることができない というのが実情のようです・・・ やはり、特に エサ問題は、かなり深刻で・・ トウモロコシは、現在F1の種子は、輸入禁止です・・・ そのため、トウモロコシの生産量が低く、穀物も不足することは、 確実視されています。 ペレットとなったエサも不足しており、 かなり、探し回らなければならなかった話を聞いています。 省がかわるとほとんど情報が途絶えているので、 なかなかその事がわかる人が少ないようです。 では、がんばりましょう・・━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━なんと、面倒見がいいことだ・・。これだけの話しでも・・・少しは、大きな理解になるに違いない。質問ありがとうございました。こうやって、質問されると・・・私がどんどん賢くなれる・・・●裏業界・・・うわさ話 アメリカ産の牛肉を、中国で詰め替えると・・ 日本では、ちゃんと、中国語を話す・・・って、ホント
2005/01/16
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つっちーのマスコットキャラができました。ナシのようですが・・・日焼けしたミカンのようで・・ジャガイモの芽が出たところのようです・・ しかし、これは、土から芽が出たところをイメージしています。農林業が、元気にナーレ・・・という意味なんですね。私のキャラクターにします・・・おや。おや。いけない・・・2005年 農林業センサスのマスコットだったんですね。http://www.yamagata.info.maff.go.jp/okitama/sensasu2005/tutti-.htm5年に1度行われる農林業調査なんですね。・・・つっちーが、調査するようです・・・上海まできてくれるかな・・●つっちーのマスコットキャラ・・・ 実は、いろいろな表情しているんです・・ こまり顔のつっちー・・・農林業は、困ることが多いですから・・・ おすまししているつっちー・・・「かっこいいでしょ」と、すぐにのぼせ上がります さぁ・・・勉強するぞぉー・・・とか。 つっちーマスコットキャラをもっと見たいかたは・・・ココ
2005/01/15
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花は、地面とくっついて生きている。切花になった時点で、植物は、死んだともいえる・・しかし、枯れるまでは生きている。花を愛でることは、死(切る)がはじまり、ホントの死(かれる)という段階までを、鑑賞する・・・人間は、死に至るまでの美しさをより感じるのだろう・・美しさは、はかないモノかもしれない・・野菜についても、収穫して、食べられて終わってしまう。その生をいただくことで、人間は、生を長らえる・・・愛情を込めた、ニワトリ、豚、牛などを育てる畜産の人たちも生きている間、愛情をこめ、そして、殺して、商品にする。どんな思いだろう・・・あるコラムで、ニワトリを育て、殺して、食べるまでを教育する話があった。その教育は、子供にあまりにも残酷な教育だと非難がでているという。それを実行している先生は、「生」が「死」によって継続されている現実を知らせるべきだという・・その事によって、より一層食べ物を粗末にしないという・・・今回、ポインセチアをハイドロカルチャーにしてもらった。グリーンサービスで届けた・・ハイドロカルチャーは、土と比べて、葉が落ちやすいようなきがする。総じて、ポインセチアは、家庭や事務所では、葉が落ちることになる・・クリスマスが過ぎれば・・・捨てるだけの存在。アメリカの消費文化が、生み出したものが、ポインセチアだと思った・・・鉢物は、鉢の中で、だんだん大きくなり、大きくなれば、鉢替えをすればいいと考えていたことを・・・ポインセチアは、いとも簡単に覆した・・結局は、切花感覚なのだ。植物は生きている・・その生きていることをとめることによって、人間に生を与え、喜びを与える・・・そんな植物たちに感謝したい。生と死が織りなす いま。せつなくいとおしく・・いきる。部屋においてあったハイドロカルチャーのシンゴニウム・・日本から、もどったら、みずがなく、枯れていた・・会社の温室においとけばよかった・・ごめんなさい。シンゴニウム君
2005/01/14
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昨年 日本は、たび重なる台風、そして地震で、農作物は、大きな被害にあった・・・レタスが、1個 1000円にもなり、テレビのニュースが取り上げるほどだった・・・・日本は、世界から6兆円もの食料を輸入する超輸入国である。アメリカから、中国から、野菜の品不足をすくうため(?)に・・・たくさん輸入された・・とりわけ、中国から怒濤のごとく・・・野菜が輸入された・・日本の歴史がはじまって以来の大量の野菜が輸入された。「港は、中国の野菜の貨物でいっぱいだった・・」と、私どもの輸出先の人が、いっていた・・・10月には、レタスが前年同月比 で8倍キャベツ・ハクサイが、4倍。ダイコンが、73倍。ゼーフガードの対象になったネギが 2倍。(ネギは、中国側が、輸出量を調整するという気の配り方だった・・・日本の台風・地震の被害といえ、これだけの野菜が、入り込んだことは・・・日本の農業にとって、大きな不安を持つことになったことは確かだ・・・それは、2002年 日本に輸出した野菜から、日本では使用されてはいけない農薬や、基準を超えた農薬が発見され・・問題となった。その事に対して、中国政府は、安全な野菜を作るように、全国的な農業者関係の会議をおこない・・・(わたしは、その迅速な対応に驚いた・・「輸出入野菜検査検疫管理弁法」を発布して、輸出野菜は、「検査検疫期間に登録した輸出野菜栽培基地」でなければ、輸出を許可しない制度を作り上げた。その事で、中国政府が、輸出を奨励しながら、徹底した農薬管理をはじめ、検査が通った野菜のみを輸出する体制をつくった。そのための農薬検査室を野菜栽培基地に、補助金で、つくらせ、農薬の管理・検査なども徹底した・・・野菜栽培基地から、港までの道路は、つくられ、よりスムースに輸出できる物流を促進する整備までした・・・なによりも、日本人が泊まれる高級なホテルが、野菜栽培の農村に出現した。それが、日本から野菜を買い付けに来た人でいっぱいという中国のやり方は、体系的で、一貫しているのだ。このことが、今回の日本への怒濤の野菜の出荷の背景となった・・・量をつくれば、コストが下がるというのは、経験してきたことだ・・・品質のよい野菜が、そのながれの中で、生産可能になり・・中国の農業の会社は、栽培面積を増やし、技術向上が図れた・・・こうやって、日本の野菜は、大きな変化の時を迎え、今年は、日本に台風や、地震のないことをねがうが・・中国の野菜の怒濤の輸出は、とめることが可能かどうかは、・・・まったく、わからない状況になったことは、確かだ・・・ところで、野菜のことばかり述べているが、・・・もっと大きな問題は、コメの問題となるだろう・・・日本の自給率が、あるのはある意味では、コメの生産によるのだが・・・もっと大きな問題がある・・・中国のコメは、まずい、おいしくない・・・といわれていた。中国のコメのおいしくない理由は、さまざまある・・・ただ、日本の電機メーカーの炊飯器技術は、まずいコメさえも、おいしく食べさせることが・・・可能だ。日本のコメを中国に輸出する際に、中国の関税が高いといっていたが、・・・実は、それとは比較にならない・・・日本では、輸入するコメには、関税がかかっている。コメの間税率は、490%である・・・世界でもまれにみる関税率だ・・・カナダのバターが関税率が高いといっても200%とという・・・徹底して、日本政府は、コメを守っている・・・しかし、WTO交渉では、この間税率が、いつも問題となるのだ・・この490%・・・・いつまでも続けることが不可能ともいえる関税率。野菜の怒濤の進撃・・・関税率という大きな壁で、防ぎ止めているコメ・・・果たして、日本の農業は、一体どのような手を打つことが必要なんだろう・・・
2005/01/13
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中国農業のリスク・・・・いまの時代に、安全なモノは、全くないと言っていい・・・その事をはっきり言わないと、問題が混乱してしまう。要は、いかにリスクを少なくするのか・・・という視点で、考えるしかない。中国の野菜や果実は、「毒菜であり、毒果だ」といわれている。いまは、中国の農産物をまったく口に入れたことがない日本人は、今日生まれた赤ちゃんをのぞいて・・・いないかもしれない。げぇー。毒菜を食べちゃった・・と観念するしかない・・・そのリスクは、●輸入の際の燻煙(メチルガス・青酸ガス)によるリスク 輸入の際に、虫や、カタツムリが見つかれば、燻煙される。 その燻煙するガスは、臭化メチル、青酸ガスだ・・。 臭化メチルは、オゾン層を破壊するということで、使用が禁止されている。 農民は使うなといいながら、 いまは、輸入された農産物の野菜などにセッセと国が使っている事実は、 なにか皮肉な現象だ。 農民が使うのは、土壌消毒だが、 国が使うのは、口に運ばれる野菜や果実にも使われている。 ほとんどの人は、青酸ガスや臭化メチルで燻煙された野菜のことを知らない。 これも、農産物を輸入に頼る日本という国のリスクである。 カタツムリを見つけて、 燻煙することを決める植物検疫官は、 カタツムリを捕ればいいだけの話だ・・・。●輸入の際のポストハーベストのリスク 輸入の際に、虫が見つかるといけないといって、農薬を使う。 これも、輸入という現実の中でのリスクである。 中国で食べている人たちは、燻煙のリスクや、 ポストハーベストのリスクが少ないだけ、 毒を食べるリスクは減ることになる。 かわいそうなのは、日本人だ・・・。●栽培過程の農薬散布のリスク 農産物を栽培する時に、無農薬でつくることができれば、 なんといいことだろう・・ 農家だって、農薬をまきたくない・・ 農薬は、植物にかける時に、自分にもかかるのだ・・ そして、土にもかかり、大切な微生物たちが死んでしまうのだ・・ 結果として、土が死ぬことになる。 だから、農薬はまきたくないのだ・・●農業者の技術水準におけるリスク 中国では、園芸技師と農民の間には、かなりのギャップがある・・ わたしは、最初 農薬を手でかき回していることに、驚いた・・ そして、よく希釈倍率を間違える・・ このことも、人間のなせるワザなのだ。 結局は、もっと農業者を教育しないといけない・・●環境要因(水質汚染・土壌汚染など)から来るリスク 中国の環境要因は、まだ余りはっきりわからない。 しかし、養豚場は、川の近くにあれば、垂れ流しになっている・・ それが、水道水に紛れ込んでいくこともある・・ ひどい環境汚染は、余り、報道されていない・・・ 中国から輸送すれば、 輸送過程における品質の劣化、 栄養価の低減などもおこる・・ しかし、上海から日本に飛行機で送れば、 2時間でおくれるのだ・・このようなリスクがあって、あなたは、中国の野菜を食べますか?といっても、実は、中国よりも日本の方が、農薬をたくさん使っているという現実は、知られていない。リスクとリスクの中に、日本人の食生活は、存在している・・・・いつの間にか・・農薬が口の中に入っているのだ・・。それでも、日本人は、平均寿命が延びている・・・そんな中で、中国で、いかにリスクの少ない農業をやるのかが、・・・一番問われていることは確かだ・・・
2005/01/12
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花さかじいさんのすべき仕事・・・・年末から、年始にかけて、友人達がわたしのところに、来てくれた。そして、ホントに親身になって、声をかけてくれた・・なんというありがたいことだ・・と感謝した。わたしは、友人達の話を聞きながら、わたしのやるべきことがみえてきた・・・わたしは、中国で農業をしている・・・それを農業ビジネスとしてとらえると・・・大きな仕事が残されている・・たとえばイチゴ・・・中国の3農問題でも書いた・・・2003年の報道、中国のイチゴの生産量は90万トン、栽培面積は7万ヘクタール1ヘクタールで、約13トン・・10アールあたり1.3トンしかとれていないことになる。日本の平均的な収量の半分以下である・・これを、底上げするだけでも、イチゴ農家は、大きな収入を得ることができる。●つまり、イチゴ・・・ 1.3トンを5トンとれるようにする技術を提供する。 農家は、3.7トンの増収だ・・・ そのふえた分の半分を技術料で・・・いただく。 次の年からは、その技術料を減らしていく・・・中国の農家が、今後所得を増やしていくのは、収量を上げること、単価を上げること につきる。このケースは、明らかにwinwinの構造となる・・・よく考えたら、イチゴだけでなく、トマト、キューリ、ピーマンも・・・そのようなモデルはできる・・収量を上げる技術は、化学肥料をたくさん使い、農薬をまくというやり方では、土が死んでしまう・・日本の農家が持っている 小さな面積で、長年も農業をやり、収穫量・・単位面積あたりの収量を上げる技術が、最大限活かされてくるそれは、単に栽培技術だけでなく、品種も選定しないといけない・・どのような品種を選び、どのようなマーケットをにらむのか・・このことを考えていたら、アイデアがつぎつぎに浮かんできた・・農家が幸せになることを通じて、わたしの仕事も広がっていく・・・さて、はじめるよ・・・花さかじいさんの仕事を・・。幸せが咲いたら、うれしい。
2005/01/11
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わたしは、これまで、不幸の種子をまいてきたようにおもう。なぜ花さかじいさんになれなかったのか・・・幸せの種子をまけなかったのか・・・その事が、年末から年の初めに 身体中を貫いた。これは、個人生活の面でも、仕事の面でもだ・・・本当に、このことに気がついた時に、涙がとまらなかったこころが痛い、こころが泣いていた・・。それは、私の中で、大きな地震がおこったようだったとてつもなく大きな地震・・・わたしの人生で初めておこった大きな地震・・・いま、それが頭の中でおこり、洪水を起こしている・・・わたしは、家族にそしてみんなに喜んでもらえるように、生きたい。幸せが咲いたら、ホントにうれしい。幸せの種子をまかない限り・・・幸せは咲かない。むっつり黙り、笑顔もなく、・・・黙々と、男は黙って、がまんしていては、・・・自分はいいかもしれないが、・・・まわりは、近所迷惑だ・・・わたしは、花さかじいさんになるのだ・・。やっと、今年の目標が見えた・・
2005/01/10
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わたしは、最近 自分のやってきたことをふりかえっている。いま、わたしの仕事を、すべてに集約できるようなことができれば・・とおもっている・・・1990年のころに、胡蝶蘭を新しくパックに詰めて売ろうとする友人がいた。(わたしは、勝手に友人だと思っている・・・・やはり、パックにして売るには、メッセージがいるだろうと思った。わたしは、いくつかのメッセージをおくった。●ありがとうといえなくて・・・日本人は 素直に話をすることが にが手です ありがとうという言葉が はずかしくて いえなくなってしまったこのごろ・・・ ありがとうを あるふぁ・パックにつめて●つめこむ・・・ 日本人は いつも箱につめて文化をかたちづくった 弁当箱の駅弁は まさに食の文化がつめこまれている ウオ-クマンは 電気の文化が詰め込まれている いま はじめて あるふぁ・パックに 花の文化をつめこんだ●かおり・・・ 日本人は ほんのかすかなかほりが好きです どこからともなく自然にかほっているのがよいのです 胡蝶蘭にはかほりがないといわれますが 胡蝶蘭の花がいっぱいあると 胡蝶蘭のかほりがします そのわずかな胡蝶蘭のかおりをあるふぁ・パックにしました 届いたときの胡蝶蘭のかほりを 感じてください●私たちは生き物です・・・ 日本の農家は 工業をまねてあまりにも規格品をつくろう と努力してきた「曲がりくねったキュウリ ゆがんだナス だえんけいのスイカ」 たちは すべて捨てられてきた 植物は生き物です 生き物はみんな違っているのです そのことに ようやく気がついたのです おなじものがひとつとしてない胡蝶蘭をとどけることが わたしども の誇りです●「まあるい世界」 日本人のうちには、繊細な一面がそっと秘められている。 黒い瞳は、「柔らかな色」を好み まあるい鼻は、「かすかな香り」をとらえ、 小さな口の中にひそむ舌で、「微妙なまろみ」を味わう。 そして、その耳に心地よく届くのは、 「おがわのせせらぎことりのさえずり」なのだ。 本当美しいものには、少し遠慮がちに 接していたけれど、もう胡蝶蘭に そんな気づかいはいらない。 胡蝶蘭は、まぎれもなく、日本に属しはじめているから・・・ この時期は、胡蝶蘭というものに、急速に近づいた時期だった・・・・そして、いま、わたしは、もう一度胡蝶蘭を見直してみたいと思った・・・
2005/01/09
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新年早々 ある友人にメイルを送った・・・その1つの文章にかみつかれた・・・わたしは、「謹賀新年・・・金が信念・・・という風になれないのです。」と友人に書いたら、 「もっとカネになることをせよ。 君は、あれだけ一生懸命 メルマガを書き、ホームページをつくっている。 農業のレポ-トを欲しがっている人はいる。 換金することはできるはずだ。」 とおしかりをうけました。 これまで、上海においでになる方が、 上海のフルーツ事情が知りたい・・ といわれると、フルーツの売り場、そして、フルーツを扱っているところ 果物市場・・などを案内したりするが・・ それは、まったく、ツァーとなるが・・・ わたしの方で手配したりして、やるのが当たり前となり、 それはボランティアとなっているホームページを書いていると・・・中国のキクの生産状況を知らせてほしい・・・ごぼうやニンジンは一体いくらで取り引きされているのか・・チコリの栽培状況は・・・農業ということで・・・中国で、和牛を飼育したいが可能性があるのか・・魚屋で、ブリを扱っているが、中国で売れるだろうか?と違ったジャンルの話しもやってくるが・・・わたしは、丁寧に返事を出している・・しかし、それは、よく考えたら、コンサルティング業務であったり、マケーティング調査だったりするそういうことを考えれば・・ 中国での作物や栽培などについての・・・レポ-ト農場視察レポ-トマケーティング調査・・・こういうのは、仕事になるんですね。レジャ研さんのメルマガをとっていたら、視察代行というサービスをされている・・その仕事が、飛び込んでくるという・・・その仕事の価格表もしっかりしている・・さて、わたしも、モノを売ることばかりでなく、農業のプロとしてみる・・・中国での農業についてのレポ-ト・・・有料でやれば、さらに、しっかりしたものができるであろう・・・最近話した コンサルティングの言葉で、「友情から有償へ」という言葉が気に入りました・・・今年は、「金が信念」でがんばります・・・よろしく、お仕事をください・・・
2005/01/08
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いま 農作物の昆虫の被害で、大きいのは、カメムシです・・・漢字で書いて 「椿象」とは、カメムシのこと・・・カメムシは、「ヘコキムシ」とよばれるように、さわると独特のニオイを放ちます。一般的には1cm前後の緑色や茶色系で四角っぽい虫です。5mm前後の小さいものや、細長い体型、背中の紋様の美しい種類までいろいろあります・・・このカメムシは、果樹、トマト、コメに被害を与え、とりわけ 果樹の被害は大きい・・果樹に被害を与えるカメムシは、30種類くらいある・・カメムシは、モモなどの幼果の汁を吸う被害を与えると、その部分が萎縮する、もしくは、落果してしまいます。コメのカメムシは、コメの結実の段階で、汁を吸うのです・・・そのあとが、黒くのこり・・コメの等級に影響してきます。いわゆるカメムシのキスマークがついたことになります・・・そのカメムシを班点米カメムシといいます・・1000粒中 2粒以上あると・・・等級が落ちます・・それは、値段が下がることを意味しています・・カメムシは、冬になったら死ぬ場合が多いのですが・・温暖化の影響、エサとなるスギやヒノキの実が沢山ある(カメムシにたいするスギ・ヒノキの農薬登録がされておらず、使えない・・ ⇒こういう矛盾で、虫がさらに発生するのも考えモノである・・温室などで果樹をつくる栽培方法の普及など、成虫で越冬することが可能になり、春先に甚大な影響を与えることになった・・・このカメムシは、農薬があまり効かない・・結局は、つまんで殺す・・・という方法しかない。1731年に書かれた「富貴宝蔵記」(高知県 杉本庄兵衛)に、害虫が書かれている・・歴史のある害虫なのである。(翌年 1732年は、享保の大飢饉がおこる・・野蛆(クロ虫)は「黒き角の有虫なり」・・・イネクロカメムシ香虫(ヒウクサ虫)は「青きくさき虫なり」・・・アオクサカメムシ(ヲカ虫)は「足の高きはえ、蜂に似たり。角毛有物なり」・・・クモヘリカメムシなどその防除には・・・クロ虫には、苦参(クララ)、タバコ、オリト草の浸出液、センダン、アセビの葉クジラ油にアセビのにだし汁を混ぜ、水鉄砲でかける。ヒウクサ虫には、タバコの茎で、燻煙または浸出液。ヲカ虫には、松葉の燻煙または浸出液。アセビのにだし汁。植物を使って、カメムシを退治するという方法が、考えられていたことは、有機農法をすすめる上での大きな知恵になる・・・それが、約300年前に書かれているとは・・。(当たり前だよね。そのころは、農薬がなかった・・椿象といわれるカメムシは、ツバキの花とスギナとチューリップの花を煎じたものが、嫌いで逃げ出すという・・・面白い話だ・・。
2005/01/07
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上海にカラスがいない。多分、中国人のことだから、食べちゃったんだろうね。という話になる・・・野鳥もチョウチョもトンボもいない中国・・・さぞかし全部食べてしまうのだろう・・・・日本では、東京、仙台、札幌は、カラスが多いが・・名古屋、大阪、福岡は、カラスが少ないというカラスが、都会に住み着く大きな要因は、都会は、夜も明るくて・・天敵が見分けやすい・・・ヒートアイランド現象で、都会が田舎よりあたたかい・・・ということもあるが、・・・やはり、一番大きな要因は、エサがあるということだ・・要は、人間の捨てる食物資源が・・・カラスを引き寄せている。それは、カラスの雑食性におうところが多い・・以前は、東京のカラスのメッカは・・・「夢の島」だった。1981年ころより、不燃ゴミと可燃ゴミの分別収集がはじまり、生ゴミは、可燃ゴミとなり、焼却されてしまうことになった・・そのため、夢の島に、生ゴミがなくなったので、カラスたちは、生ゴミのある・・・銀座などに都心の繁華街に集まるようになった。つまり、路上にだされる生ゴミに集まったのだ・・では、福岡の博多は、生ゴミが出されるのであるが、なぜカラスが少ないか?・・・・答えは、簡単で、深夜のうちに生ゴミが収集されるからだ・・名古屋の場合は、早朝に生ゴミが収集される・・・都会にいるカラスたちは、正月と盆の時には、生ゴミが少ないので、パニックに陥るという・・・つまり、生ゴミのおかれる時間と収集時間が、重要で、カラスが食べることのできる時間があることが・・・大きな要因だと・・・カラス生態学者はいう。カラスを発生させないようにするのは、結局は、カラスのえさをなくすことだ・・カラスの体重は、600グラムくらいで、1日の摂取量が、乾燥重量で、60グラムくらい・・・つまり、100グラムくらい摂取する。20000羽ほどいれば、1日2トンの生ゴミエサがいることになる・・しかし、それを自然の循環ということを考えれば、生ゴミを処理してくれることはいいのかもしれない・・ただ、カラスによる農作物の被害という問題もあるので、単純にいえず・・また、カラスの糞害や・・鶏インフルエンザの問題も絡んでくるので、単純にはいえないようだ・・では、上海は・・孫橋をみていると・・ゴミが分別収集されないで、 ふたのあるバケツに捨てられる・・・たまには、外にはみ出ている場合があるが、ほとんど・・・キチンとゴミは、バケツの中に入っている。食堂は、残飯を・・・トラックに乗った人たちが集めに来る・・・それは、多くは畜産関係の人だ・・・ブタやニワトリたちのエサになるのだ・・つまり、生ゴミは、キチンと分別され・・路上に滞在するということが、すくない・・・そのために、カラスが住みにくくなっているのだ・・「ゴミ」という側面から都会をみると意外なことが発見される・・
2005/01/06
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ツバキは、日本語は、「椿」という漢字をあてる・・・しかし、中国語の「椿」は、chun といい、チャンチンといわれるセンダン科の植物で、日本名はニワウルシといわれる。中国語で ツバキは、「山茶」という・・・どこで、食い違ったのかがよくわからない・・日本の漢字の意味と中国語が、まったく違うというのはよくあるようだ・・柏(カシワ)は、中国では、コノテガシワというヒノキに近い針葉樹となる。日本でいう柏(カシワ)は、中国語では、「槲」となる。楠(クスノキ)は、中国では、タブノキとなり、中国語は、「樟」となる。櫻(サクラ)は、中国では、ウスラウメのことをいう。檜(ヒノキ)は、中国では、イブキのことをいう。ヒノキ科である。このような違いは、どこでおこったのか・・・中国と日本の植物と植物名の渡来について、考えるのは、おもしろい・・ところでツバキは、Camellia japonica という名前がついている。日本が原産地を意味している・・17世紀に、マニラに在住していた 宣教師 ヨゼフ カメルというボヘミア人が、東アジアの植物を調査し、ヨ-ロッパに紹介した・・・スェーデンの植物分類学者 リンネ(1707-1778)が、このカメルの名前にちなんで、ツバキ属を カメリアとし、日本産といういいで、ジャポニカにした・・そこから、 Camellia japonica となった・・・(ヨゼフ カメルは、ツバキとは、縁がなかったんですね。 実際にツバキをヨ-ロッパに紹介したのは、エンゲルト・ケンペルというツバキは、海石榴・・・海外(朝鮮)から入った石榴(ザクロ)という意味だった。ツバキは、朝鮮から、日本に渡ったとされている・・その後、日本から中国にツバキ油と一緒に、伝わったといわれる。光仁天皇宝亀8年(777年)に、「渤海国ノ使者 都豪(クメン)ノ来レルニヨリ、海石榴油ヲ贈ル」と、「続日本記」(797年)の記文にみられます。ツバキ油は、食用、灯用、化粧用、・・・漢方薬でもあった。海石榴という名前は、そのうちに・・・日本では、春に咲くことから 迎春の花、春をつげる木として「椿」という字をあてたといわれている。葉の形状から「厚葉木」(アツバキ)・・・葉が厚い「艶葉木」(ツバヤキ)・・・葉につやがある からきたともいわれている。それが、奈良時代から平安時代に使われるようになった・・・一方、中国では、唐の時代後半に 「山茶」という文字が使われるようになった。元の時代に、「山茶」が、観賞植物となり、油脂の資源ともなった。日本にあるツバキの品種は、2000品種以上あるといわれている・・・ツバキは、花弁が基部で合着しており、サザンカは、合着していない。サザンカは、山茶花で、本来ならば、「サンサカ」であったが、いつの間にか・・・サザンカとなった。ツバキは、江戸時代は・・花がまるごと落ちるので、首切りに見立てて、縁起が悪いともいわれる。ヨ-ロッパでは、ツバキは、「潔く散る」ということで、貴族の間では、尊ばれた。芭蕉は、「落ざまに水こぼしけり花椿」とよんだ・・
2005/01/05
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日本の新聞を読むのが久しぶりなので、隅から隅までよんでしまう。広告などもめずらしいので、なんか新しいことを見つけたような気になる。話は、ヨコにずれるが・・・テレビではじめてみた・・・マツケンサンバには、率直に言って驚いた。元禄絵模様・・・カツラさえ茶髪・・。なんという身のこなし・・・日本は、かわってきている。オジサンさえ、ハデ、ハデ、元気だ・・。そんななかで、今日の新聞の「新春エッセー」重松清 の「ぶつかろう、きっちりと」をよんだ・・・中学生のひとり息子を持つ父親の話・・その父親は、息子をこっぴどく叱った・・・・・・すると息子は、猛然といった「文句ばっかりいうなよ!俺、生まれて初めて中学生をやっているんだ。」・・・すると、父親もいった「うるさい!お父さんだって、中学生のおまえを育てるのは、はじめてなんだ!」・・・・そういって、ふたりはだまり、笑いあった。という話だ・・・重松氏はいう人生そのものが「生まれて初めて」の連続ではないか・・・「育つ」側も「育てる」側も、みんな「生まれて初めて」の日々をおくっている。おとなは、育てながら、育っている・・・・お父さんもおまえも「生まれて初めて」なんだから・・・ここで、きっちりぶつかっておかないとやばいんだぞ・・・。すべては、「うまれてはじめて」であり、「最初で最後」だから、・・・生きることは、ちょっと哀しくて、いとおしい。朝読んだエッセイは・・とても、新鮮だった。昨夜 激しく雨が降り注いだ・・。生まれて初めて 生きる日々を いとおしくおもう。
2005/01/04
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楽天日記を2003年10月27日からはじめて・・・継続して、432日。83000アクセス。1日平均 192アクセス。200アクセスを目標にしているが、なかなか超えることはない・・瞬間的には、超えた時期もあったが、まとめ書きなどをしたりするとやはり、アクセス数は、減ってしまう・・毎日継続して書くことは、なかなかできないことだ。書き込みに対しても、充分にこたえることができない・・そして、実にいろいろなことがある・・・。・・・アクセス ありがとう。ひたすら、継続することが・・私の目標だ。『おもしろすぎるぜ 中国で農業』のホームページは、2004年8月8日にオープン。10月3日に植物物語(別館)をオープン。2005年1月1日に 5000アクセス突破。45000view。現在 700ページを超えることになった。とにかく、1000ページを超えるホームページにしたい。もっと、写真を沢山いれたい・・・。わかりやすいものにしたい・・。HPを活用して、グリーンサービスの広がりをつくることができた・・ホームページをよんでくださる方・・・ありがとう。また、アフェリエイトも少しだがやり始めたが・・できれば、もっと自分の商品をインターネット上で販売したい・・『おもしろすぎるぜ 中国で農業』メルマガは、2004年5月15日に創刊号発行。昨年末で、45号。読者数 630名・・・。継続してよんでくださるコアな人々である・・・こうやって、メルマガを継続できることに、深く感謝したい。2005年の目標をつくっている中で、なんと・・まだまだ、書いてない分野が大きく横たわっていることを痛感した・・・それは、やはり、「中国と日本の農業」・・・・ということ。健康で安全な農産物つくりに、どう接近していくのか?「有機栽培農業」・・・とは、どう進むべきなのか?これまで書いてきたことは、まだ農業のホンの入り口にすぎないこと・・・・もっと、もっと深く、農業について・・・掘り下げていきたい。
2005/01/03
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中国 「三農問題」・・・・中国の中で、大きな課題とされる「三農問題」・・・農業の振興、農村の経済成長、農民の所得増と負担減・・・が、三農・・問題。急速な都市開発や道路の開発は、耕地面積を縮小させる結果となり、・・そのような開発の影響で、農地を失った農民は、4000万人ともいわれている。とにかく、規模が大きいのだ・・2004年の第10期全国人民代表大会(全人代)第2回会議で、温家宝首相は今後5年以内に農業税を撤廃するという方針をうちだし、積極的に、その推進をしている省(河南省、江蘇省などは、2005年から廃止という)も現れている。上海市政府は先日、農村の税制改革を深化させるための会議を開催。「多与、少取、放活(多く与え、少なく取り、自由にやらせる)」方針の継続を確認、減免した農業税を農業生産者個人に還元すると発表した。今年末までに上海市の農民1人当たりの負担は実質的にゼロに近づきつつある。ただ、農業をめぐる情勢は、かなり厳しい・・・●農地面積の減少・・・1996年には1億3000万ヘクタールであった耕地面積は、03年に1億2340万ヘクタールまで減少。穀物栽培面積も98年の1億1400ヘクタールから03年は1億ヘクタールに減少。●穀物生産量の減少・・・98年の穀物生産量は5億1000万トンを上回る豊作となったが、03年は自然災害の影響も大きく、4億3000万トンまで減少。●農民の平均純収入の増加率が・・・目標 5%が・・・2000年から03年までの4年間における中国の農民1人当たりの平均純収入の増加率はそれぞれ、2.1%、4.2%、4.8%、4.3%となっている。・・・都市部の伸び率と比べて低い・・このような中で、農業の収入を上げるのは、単位あたりの収穫量を増やすことが、大きな問題となってくる。日本の農業は、品質のよいものをつくることに専念してが、同時に単位面積あたりの収量を上げることに全力を挙げてきた。その事で、化学肥料や農薬の多用するという農業もおこったが、逆にそれは、土を痛めることになり、連作障害という手痛いしっぺ返しを食らうことになった・・・いまでは、土を大切にして、土を痛めず、連続的に生産する技術も蓄積されてきている・・中国の「三農問題」を考える時に農業税を廃止するということは、ある意味では政治的な解決であり、・・・本質的なところでの解決につながらないことは確かだ・・つまり、農業の収入を上げるには・・・高収入をえられる農作物の選択も重要だが・・現在の収穫量を倍増するような農業技術も必要とされる・・ある意味では、日本の農業技術がいかされる可能性も大きいのだ・・これまでの中国の農業の関わり方は、日本への輸出することを目的としてきたが、・・・・確かに、日本の農作物は高いということから・・そして、輸出することによって、輸出奨励策を甘受できるということだったが、中国の農業の将来的な展開を見ると・・・中国の農業の底上げは、どうしても必要となるだろう・・made by Japanese は、もっと大きな義の中にある仕事になる・・・具体的な例を考えてみる・・・●イチゴについて・・2003年の報道、中国のイチゴの生産量は90万トン、栽培面積は7万ヘクタール主要品種は、栃乙女,章姫,幸香,Camarosa,童子1号,2005年から、臭化メチルは禁止される。イチゴの生産の一番多い省は、山東、河北、遼寧。次は、上海、四川、安徽,浙江,吉林,黒竜江,山西,江西。●このデ-タに接して、日本のイチゴの品種が、はいってきている。 ある意味では、種苗登録品種がつくられているので、問題がある しかし、考えてみると 1ヘクタールで、約13トン・・ 10アールあたり1.3トンしかとれていないことになる。 日本の平均的な収量の半分以下である・・ これを、底上げするだけでも、 イチゴ農家は、大きな収入を得ることができる。
2005/01/02
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迎春・・・・2005年が、きちゃったですね。来てほしくなかったのですが・・つまり、2004年の目標をほとんどやり遂げていないので・・結局は、2004年の目標が、残ってしまいました。そういえば、考えると、最近は毎年残っているような気がする。年の初めから、情けないことである・・あらためて、2005年の目標を作りなおし・・・獅子奮迅の・・・の覚悟で・・・・「思考より試行」・・・とにかく行動すること。前に進むこと上海での農業ビジネスを 大きく展開したい。●みどりの魔法で・・・上海をまるごと変えたい。●葉っぱ産業・・でのチャレンジ●農業ビジネスで、WIN-WINを!新化・深化・真化・信化・進化・・・そして、心化へ。
2005/01/01
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