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2022.04.07
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カテゴリ: 音楽
​​「ユコタン音楽シリーズ」曲名と歌詞

歌 : 土居裕子さん
訳詞 : 野上彰氏
アイルランド民謡​
  2022/02/22開始

1. さえずる雲雀の声に ふたたび春はめぐる
月日を重ねてあつく 胸にあふれる涙よ
いとしくはぐくみし我が子
ひととき帰りこよ せめては幻となりて
なつかしの母の夢に

2. リンゴの花びらは春の 盛りを白くひらく 
その花摘みし我が子の 幼き面影いずこよ 

ひととき返し給え いくとせ嘆き深まる
悲しき母の胸に

つまらぬ偏見だろうが、私はこの「ロンドンデリーの歌」というタイトルが好きで、全く同じ歌ながら「ダニーボーイ」と称するほうの歌は余り感情移入出来ないか、し難(にく)い。タイトルがそもそも好きになれない。
「ダニーボーイ」は男女の恋愛をテーマとした歌だと記憶するが、「ロンドンデリーの歌」は、いとしい我が子を亡くした母親の切なる哀愁をうたったもので、こちらに共感しながら聴くことが出来る。
土居裕子さんの歌も、この歌詞にピッタリのこれ以上ない澄み切った歌唱を堪能出来る。ここで(註 : 「ダニー・ボーイ」を恋愛の歌と書いたのは間違いです。)


「ロンドンデリーの歌」楽譜の一つ(野ばら社の歌集「ホームソング」より)

と、とりあえず好悪の思いを分けてみた。このことは確かだ。
しかしながら、「ダニーボーイ」の和訳にも、好き嫌いに分かれるものがある。
NHKEテレで見た「ららら♪クラシック」という30分番組をほとんど毎週録画して見ていたが、終わってしまい残念だ。






この中に、「ダニーボーイ」を特集した一話があり、ここで歌われた歌詞には、実はロンドンデリーの歌に匹敵するほどに共感した。全くのついでながら、この回を消してしまったとばかり思い込んでいたが、タイトルで誤解していた。
「禁じられた遊び」の特集回とばかり思っていたが、もう一曲「ダニーボーイ」が後半にたっぷり構成されていた。NHKは目下、とかくのうわさが目立つが、私はこの番組などでもそうだが、消えては困るテレビ局だ。

歌詞に肉親の深い愛情が描出されていても、訳詞がいいと、歌全体の印象がガラリ変わる。由来、我が日本人はあからさまに愛だの恋だのと言い表わすことになじめない国民性だと思えるが、これはこれでかまわない。日本の歌にはそれに相応しい歌詞が用意されていて、人の情は充分伝わるはずだ。


だがNHKの企画・構成、さらにアナウンサーなどによるナレーションには職人芸とも言うべき見事さを感じるし、惜しいと思う。本当になぜNHKは戦後、これほど悪化したのか。








横道にそれたので軌道修正する。
「ロンドンデリーの歌」には異なる人々による訳詞が存在するが、根底には母親の愛情がある。ただ、これを日本語の歌詞に訳すとき、音符と詞をまとめなければならず、さすがに限界はあるはずだ。

それでも和訳するとなれば、原曲のアイルランド民謡を充分訳して、そのうえで、然るべき和訳にかえるべきだ。
ただ、私がその好悪の思いによって描く「ロンドンデリーの歌」評価は必ずしも正しくはないかも知れない。











同番組で演奏される「ダニーボーイ」は、私見によれば、最も心にしみる訳詞がなされている。歌唱そのものは浜田真理子さんが担当しており、字幕に日本語訳が表われる。演奏される楽器にも工夫がされていて、見事に心を打つ演奏となっている。なお浜田真理子さんは国立大学の島根大学出身のミュージシャンである。

私は秋川雅史さんが歌って大ヒットさせた「千の風になって」を悪しざまに言うつもりはないが、「ダニーボーイ」すなわち「ロンドンデリーの歌」は、死して墓に眠る己れが、最愛の肉親に語り掛ける内容となっていて、この詞がとても感動的である。この点に於いて、黄泉路(よみじ)にいる死者は、その埋葬された墓に永眠していると思わせてくれる。実に味わい深い。





以下に、放映された同番組の「ダニーボーイ」訳詞を掲げておく。

★ああダニー バグパイプがおまえを呼んでいる
谷から谷へ 山腹を下っていく
夏は過ぎ去り バラは枯れ落ちてしまった
おまえはここを去り 私はここで待たなければならない
帰ってきてほしい 草が青くしげるころには
谷が雪で静まりかえるころにでも
日がさそうと陰になろうと 私はここにいる
ああダニー 愛しているよ

★でもおまえが帰ってきたときに 花はすべて枯れ落ち
私が先に亡くなっていたら
私の眠る場所を探して
ひざまづいて 私のために祈ってほしい
私の眠る土を踏む おまえの柔らかな足音で
私の墓はあたたかく心地よくなるだろう
ひざまづいて 愛していると私に伝えてほしい
おまえが私のところに来るその日まで 安らかに眠れるだろう

私は「ららら♪クラシック」を見ていて、この訳詞に感激した。「もしも私の方が先に死んでしまったとしたら、墓のごく近くでおまえが優しく踏む、その足音で私の墓はあたたかくなるだろう」と、愛情の深さをうたっている。そして、最後に、「やがてお前も私の眠る同じ世界へと旅立つ時が訪れるだろう」と語り掛けている。

〇いろいろ書いて来たが、歌というものを正しく覚えるにはどうしたらいいかという基本的な課題へ戻ることもある。
この「ロンドンデリーの歌」はアイルランドの古い歌として伝えられて来た経緯もあるようだが、元々の歌が歌い継がれたものだとすると、「これぞ正統派」との根拠も弱くなるかも知れない。

とりあえず、手許にある歌集の楽譜を頼ってみた。もちろん歌集とて正しいと言い切れるものではないが、私はとりあえず「ロンドンデリーの歌」として歌われた土居裕子さんの歌を聴きながら、歌集の楽譜と照らし合わせてみた。そしてこれがピタリと合っていることを確かめて、かなり感激した。土居裕子さんの歌唱はかなり正確だということになる。無論これとて、楽譜を正しいと仮定してのことだが、著名なソプラノ歌手の土居裕子さんの歌い方と一致するのは、正当な歌手の歌い方を是とする一つの根拠になるのではないかと結論した。


土居裕子さん歌唱の「ロンドンデリーの歌」の歌詞に書き直した楽譜。手書きの雑な文字で見づらいが、1番だけ土居裕子さんの歌に合わせてみた。現在、You Tubeで聴ける。

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最終更新日  2022.04.07 16:40:14
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