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8月も今日で終わり。久しぶりの晴れなので、写真を撮ろうと石を持ちだしてはみたものの、暑くて暑くて汗がたらーり、たらーり。溶けそうになって、早々に切り上げてしまいました。気が付いたら、2ヶ月をクリアーしていたこの雑記、石の写真を楽しみにしていただいている方もいらっしゃるようなので、今日のお題は「石を写真に撮る」ということでいってみたいと思います。ええと、またもや先にお詫びなのですが、私は写真を専門に勉強したことがありません。石を撮ることで写真を始めたというのが正直なところです。なので、時には間違ったことを言っているかもしれないですし、もっと楽なやり方や、便利な道具があるところを、わざわざややこしく考え、遠回りなことをしているかもしれません。でも、今日お話するのは石をきれいに撮りたい! と思っていろいろ試行錯誤したあげく石を写真に撮る上で実際に良いと思ったことです。(もちろん、この撮り方意外にもきれいにとる方法はたくさんありますし、きれいな写真はたくさんあります)ありあわせの道具を使っているのは、誰にでも用意できる……ということで(笑)「石の写真撮り方教室」っぽく進めていきますが、実際は、KUROの写真の舞台裏。え~っ、こんな変な撮り方してるの!?と、楽しくお読み下さい。では、まず写真をご覧いただきましょう。 左上は、私が撮影に使っている道具です。正しくはこれにデジカメが加わりますが。専門の道具はひとつとしてありません。虫眼鏡(100円ショップのもの)ルーペ2つ(10倍ともうひとつは倍率不明)懐中電灯2つ(これも100円ショップ)ペンライト2つ(黒いのは光の幅が変えられる。変な形のものは、自由に曲げらられる発光ダイオードのペンライト)です。懐中電灯類が多いですが、これは私が超マクロの写真を撮ったり、わざとライトアップするために使うので、普通に太陽光で写真を撮るときは必要ありません。ですから、用意すべきは100円ショップの虫眼鏡をひとつ!簡単です(笑)あ、ちょっと前後しますが、私の使っているデジカメは、パナソニックのLumixF1。光学3倍、デジタル3倍ズームのコンパクトカメラです。当然、小さなものを近くで写す接写にはむいていません。そこで虫眼鏡が活躍します。使い方はいたってアナログ。カメラのレンズの前に虫眼鏡をあてて、虫眼鏡ごとカメラを構えます。コツはレンズと虫眼鏡を密着させること。さて、右上はなんと撮影セット(?)です。窓際になんでもいいので箱を積み上げて40~50センチの高さにし、ここに黒い紙を角が丸いL字型に立てかけてあります。積み上げる箱は、あり合わせでけっこう。あまり小さいものは不安定なので、やめた方がいいです。つみあげるほど箱がない、という場合には、アイロン台なんかも利用できます。窓際のテーブルや棚などでもOK!要は高さが欲しいのです。その理由は後ほど……。さて、用意するもの第2弾。四つ切りくらいの大きさの黒とグレーの画用紙。これも簡単!せめて黒だけでも欲しいですが、グレーもあると便利です。画用紙、と書きましたが、普通の色画用紙だと、ちょっと使いにくいです。写真のように立てかけると、腰が弱くてすぐにぐんにゃり曲がってしまうのです。なので、画用紙しか手に入らない場合は、段ボールで支えるとか、工夫して下さい。画材店が身近にある場合は、段ボールの中に入っているような波々の紙が売っていると思うので、探してみて下さい!たしか「ニューウェーブ」という名前で1枚120円か200円だったと思います。私の石の写真でバックが縞模様のように見えている物があるかと思いますが、それがこの紙です。(右下の写真のバックがそうです)さて、ここで撮影セットのセッティングのお話です。右上の写真をよくご覧いただきたいのですが、立てかけてある紙は、窓ガラスにぺったりくっついていません。窓ガラスに対して斜めになっているのです。これは、横方向からの光を利用するためです。窓にくっつけてしまったら、窓の光が利用できません。時間や光の角度で調整してもらえばいいのですが、まずは写真を参考にセッティングしてみて下さい。写真には道具と一緒に石も写っています。実際もこのあたりに石を置きます。同じセッティングで撮ったのが下2つの写真です。エラそうに言ってしまいますが、石の写真は、光のあて方がポイント!ふつう、写真を撮るときには全面に光が当たっているところに被写体を置いて撮ります。でも、私は石に横からの光をあてます。横から……といっても、正確には斜め後ろかげんになるかもしれません。石に横からの光をあて、ある部分は反射させ、ある部分は光を透し、ある部分は影に落とす。光の具合は、カメラを通して確認しながら、めんどくさがらすに微調整します。そして、石と水平近くになるまで視点を下げてシャッターを切る!私の写真の撮り方はこれに尽きます。長々と書いてきたこともすべてこのため。紙をL字型に立てかけかけるのは、視点を下げるため、バックに余計なものが写らないようにするためです。角が丸いL字型にしておくと、床と壁の境目も写らず、バックがきれいなグラデーションになって、雰囲気もアップします。バックは一般的に黒がキレイですが、石が黒かったり、黒いバックだと色が沈んでしまうような場合はグレーで試してみます。箱を積み上げろだの、棚でもいいだの、高さを確保するのも、視点を下げるため。ふつう、斜め上から見下ろすように撮ってしまいがちですが、視点を下げると石の形がきれいに見えます。反射させ、透かし、影に落とすというのは、左下の写真を見ていただくとわかるでしょうか。しっかりとした面をもった原石は、この3つの要素を押さえることで、立体感が出ます。右下のファーデンは影の部分がありませんが、厚みの部分の面を反射させることで、形をクリアーに浮かび上がらせ、光を透かすことでファーデン・ラインをきれいに見せています。この石は、とても薄いので、台の上にぺたりと置いて撮ったり、前から光をあてて撮ると、非常に表情に乏しい写真になってしまいます。光を反射し、光を透かすことで、羽根のようなその形にふさわしい、空気感のある写真に撮ることができました。コツや細かい技法は他にも多々ありますが、大切なのは光。撮る石に一番ふさわしい、石を一番美しく見せる光を見つけてあげて下さい。光の反射による立体感がよくわからない……という場合には、パソコンで写真の色を消して白黒にしてみるとわかります。白黒写真を撮る人は、光と影に非常に気を配ると聞いたことがあります。それはきっと色に左右されずに写真で立体感を写し取ろうとしているからではないでしょうか。☆補足長々としゃべってしまった割には中身がないので、いくつか補足を。●あると便利なもの「めがねふき」これも100円ショップで。指紋がついちゃった石や虫眼鏡をふきふき。特に虫眼鏡はカメラと一緒に構えるので指紋がべたべたついちゃいます。指紋べたべた状態なのに気づかずに撮ったら、ソフトフォーカスの写真になったことも(泣)●写真の補足右上の撮影セット(笑)の窓のところ(左側のところです)が白いのは、半透明のプラスチックの薄板を貼り付けているからです。天気の良い日や、冬場で直射日光が射し込むときには、光が強すぎて反射しすぎたり、影が黒くなりすぎたりします。そういうときはこの薄板で光を和らげます。「障子越しの光」って感じですか。●光をねらえ!石をきれいに撮るなら、午前中~お昼過ぎまでの光がおすすめ。2時、3時以降になると光線が黄色っぽくなって来ちゃって、石の色がきれいに写せません。もちろん、金色の光を生かしてイメージ的に撮るなら問題ナシですが。●ピント合わせデジカメなら、まずはどんどん撮るべし!石は凸凹しているし、透明感もあるのでオートフォーカスが決まりにくいことがあります。そういうときは、一度オートフォーカスであわせておいてピントをロックし、手でカメラを微妙に前後させてピントをばっちり合わせましょう。オートフォーカスに対して、これぞ「人力フォーカス」!デジカメの小さいモニターに映った画像で、ピントが合っているかどうかを見極めるには慣れが必要。そのためにもどんどん撮るべし。●そして最後に「めんどくさい」はナシ!写真を撮るのって、案外時間がかかるのです。会社時代、カメラマンの撮影についていったら、とる場所、撮るものが決まっていても、1カット最低で30分以上かかると言われました。セッティングし、明るさをはかり、その微調整をし、アングルを決め、試し撮りをし、本番の何カットかを撮るためには、30分は見て欲しいと。石の写真の場合、光のあて方だけは気合いを入れて下さい。石はとびきりの表情を見せてくれます。
2004/08/31
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今日は一日ほっつき歩いてきたので、雑記が遅くなってしまいました。まあ、その甲斐はあったと言うべきでしょう。とんでもなく変な石に出会ったのですから。もしかしたら、これまでエラそうにしゃべってきたことはウソです!ごめんなさい!と、謝らなくてはいけないかもしれない、そんな石です。もう、謝っちゃおうかなと思ったのは、ファントムについてです。さて、ファントム、みなさんよくご存じのようにいろんな水晶の説明でも、成長が一時的に止まり、再度成長を始めた痕跡であるとか、水晶の成長の過程が記されているとか記されています。一時的に成長が止まったのであれ、継続して成長している途中であれ、そのときに何らかの環境の変化があり、その当時の結晶面に不純物が付着しなければファントムになりません。そして、数あるファントムの様子を見るに、結晶面に対して上から不純物が降り積もったのだろう……。……そう、思っていました。それがどうも違うようなのです。水晶は、たいてい、母岩に付着して成長するので、ポイントと呼ばれるとがった部分は、片方にしかありません。しかし、まれに「ダブルポイント」とか、「タブルターミネーション(DT)」とか呼ばれる、両方にとがったポイント(錐面)を持つものもあります。このDT水晶ができる方法はいくつか考えられます。(1)シングルポイントとして成長した水晶が 何らかの理由で途中で折れ、折れた面に後から ポイント(錐面)が再び形成された。(2)他の水晶の上や、母岩に柱面を支えられる形で結晶したため、 両方にポイント(錐面)が発達した。(3)ハーキマー・ダイヤモンドのように、柔らかな母岩の中で成長した。などが考えられます。では、このDTにファントムが入るとしたら、どのように入ると思いますか?片方……なら、なんとなく納得できます。ファントムが半分しか見えない(結晶が横になっていたと仮定して、その場合上になっていた半分)のも、いいでしょう。ところが……今日訪ねた石屋さんのお宝だというDTファントムは、両方のポイントに、きれいにグリーン・ファントムが形成されていたのです。……いったいどうやって結晶したんだ?この水晶の水晶洞では、重力異常でもあったのか?……とうたがってしまいました。しかし、さらにショッキングなのが、お店の人のお話です。「これは、真ん中が曇ってて、そこでくっついていると思うんだけど、(※先に半分が成長し(1)の説のように、もう半分が後から成長した可能性がある。もしくは(2)のように、真ん中の曇っているところで支えられて成長した)うちには、水晶の真ん中に菱形の(小さいDTの)ファントムが浮いているみたいに入っているのがあるんだよ」さて、問題です!その水晶はどのように結晶したのでしょう!?後日、その水晶を見せていただけるそうなので、真相はそのときにでも……。今の段階で考えられるのは、ハーキマー・タイプでは? ということです。上記の(3)で説明したように、ハーキマー・ダイヤモンドは、柔らかい母岩の中の空洞で成長します。柔らかいといっても採掘するときには石なのですが、どうやら、水晶が成長していたときは、泥のようなもので、その泥の中にできた気泡状の空洞の中で成長したらしいのです。それならば、DTのファントムが入っていても不思議ではないかも……。言葉ではわかりにくいので、写真を載せます。写真の上半分が、ここで言っているハーキマー・タイプのDTファントムです。 下半分の写真はさらに謎なのですが、これについては少々お待ち下さい。上の石は、ハーキマーではなく、チベット産の水晶です。タール分を含んだ地層から出るそうで、中におそらくタールと思われる黒い色をしたDTのファントムが浮いております。先ほど説明したような環境で成長する水晶は、どこかに支えられなくても、DTに成長できます。……ところが、その石屋さんは、ブラジルの石を扱っておられるのです。ブラジルで、ハーキマーのような水晶が出たという話は聞きませんが……。とまあ、謎のお化け話で盛り上がってしまったこのお店で、私はやはり変なファントムを買ってしまいました。それが下の写真です。右下を見ていただくと一目瞭然ですが、表面がちょっと磨りガラス状のDTで、左下がその片方の端のアップです。ファントムが見えるでしょうか。変です。向きが逆です。いや、DTですから、もう一方の端に対しては正常ですが、こんな位置から入るなんて、考えられません。写真にはひとつしか写っていませんが、実はこのファントム、三重です。よ~く見て下さい。しかも、反対の錐面の途中から始まるファントムです。毎度ですがどうやって結晶したんだ!!!!!ちなみに、柱面には接触痕はありません。もしかしたら、水晶という石は、私が説明したり考えたりしたのとはまったく違う、成長のしかたをする、とんでもない石かもしれません。☆追加このほかにも、ウェーブどころか、1回転して絡まりそうなルチルとか、なんと!くるくる螺旋状になったルチルの写真を見せていただきました。いやあ、世の中にはすごい石があるものです!「石って、本に書いてあるとおりにはならないんだよね」というお店の方の言葉が身に染みました。
2004/08/30
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世間様とは逆に、シュフ(シェフではない)という仕事柄、休日には、そうそうパソコンに向かうことができません。なので、今日は昨日の続きー……というか、しゃべり忘れたことの補足編です。補足その一ハワイとオブシディアンについて。ハワイ(ハワイ島)は、島全体がオブシディアンでできているのだそうです。まさかどこを掘ってもガラスみたいなオブシディアンばっかり、と言うことはないでしょうが、火山島ですから、オブシディアンが確かに多いのでしょう。現在活動中の活火山であるハワイ島は、いわば、できたてのオブシディアンの塊。そのため、島そのもののエネルギーの波動が強く、敏感なクリスタル・ヒーラーはハワイ島を避けて、マウイ島かカウアイ島に多く住んでいるのだそうです。マダガスカルのところでプルームテクトニクスについて調べるまでは、ハワイのエネルギー強い説について、「ほほー」と単に感心しているだけでしたが、この説が根拠がないものではないことがわかってきました。世界にオブシディアンを産出するところは多々あり、その中で今もなお火山が活動中のところもあります。なのになぜ、ハワイが特にエネルギーが強いと言われるのか?それは、ハワイが「ホットスポット」だからです。ホットスポットとは、地表の一箇所に継続的にマグマが供給される場所のことです。この位置は、プレートの動きに関係なく一定していまず。これは、プレートよりもっと下の深部マントルにマグマの生成源があるためだと考えられています。地下の遙か下で、マグマが定期的に供給される……マグマはマントルのとけたもので、マグマよりも軽いので、一定量蓄積すると地上に昇ってきて、地表に火山を作ります。この昇ってくる場所は一定なのですが、ひとつのマグマが昇ってきて次の塊が続くまでの間に、地球表面のプレートは動いてしまい、昇ってきたマグマは次の新しい火山を作ることになります。これがハワイです。ハワイ島が位置するプレートは、北西方向に動いているので、地図を見ると、島もほぼ等間隔でその方向に並んでいます。つまり、カウアイ島、マウイ島。オアフ島……の順に古いわけです。対して日本は、太平洋プレートがフィリピン海プレートやアジアプレートの下に沈み込む場所にあります。プレートが別のプレートの下に潜り込むとき、プレート同士で摩擦が起き、その熱でプレートが溶けてマグマとなって昇り、潜り込まれる方のプレートの端に火山ができることがあります。日本はこの例にあたります。すると……先日のスーパーホットプルーム、スーパーコールドプルームの話と同じように、日本とハワイでは火山の成り立ち、マグマの供給深度がまったく違うのですね。地球の奥底からやってきたマグマでできたハワイのエネルギーが強いというのは、パワーに鈍い私でも頷ける話です。あとは、どなたか日本のオブシディアンとハワイのオブシディアンを比べて下さると心強いのですが……。補足その二オブシディアンのパワーストーン的効能「魔よけ」「潜在能力を活性化する」「感情のバランスを保つ」「浄化」などオブシディアンの持つという力については、見る本やサイトによってさまざまな説明がなされています。その中に、「深く隠された感情や抑圧された思考を表面化する」とか「浄化の力が強すぎて、一時的に悪いことがおこることもある」などという説明を見かけました。私はパワーストーン的説明は素直に信じていませんが、これは、あまりにデンジャラスでスリリングな説明です。そして……笑い飛ばすにはちょっとばかり微妙な出来事が。オブシディアンを買った翌日なのですが、私は、少しばかりやる気なし状態でした。「なんだか、調子わる……」という感じです。オブシディアンの説明を思い出した私は、「これってオブシディアンのせい?」とわくわくしてしまいました。なんたって、石のパワーに鈍いと自他共に認める私が、石のパワーを感じたかもしれない貴重な機会なのですから!残念なことに、その微妙な出来事はそれっきりで、石探しに歩き回った疲れが出たのか、本当にオブシディアンの働きかけだったのか、確かめるすべはありません。デンジャラスな効果でもいいから、石の力だとおもしろかったのですけどね……。まあ、ちょっと妖しげな話はここまでにしておいて。石は地球のかけら。その上にすんでいるはずの私たちが、その大きさを実感することもできない、地球という名の石のその一部なのです。その石が、数ある生き物の中の一部である人間の、そのまた一部のちまちましたことに働きかけるそんな力を持っているとは思いません。「石が力を持っているなんてありえない」のではなく、「石の力は、地球に直結した、もっと根源的なものだ」と思うのです。石を持つ人の、石の扱いはさまざまです。石への思いはさらにさまざまでしょう。なのに、石が同じ働きをするなんてあり得ない。「石の力」は、それを感じる人の心の中にある。石からイメージを広げること。石をよりどころに、自らの力を奮い起こすこと。石の力はそんなものではないか……と。石のバイブレーションは、それを感じる人の心の力。石の力は、それを自分のパワーに変えていく心の力。石を買って気分が落ち込むのなら、そこから抜け出すのは自分の力。空元気も元気のうち! です。気になる出来事、もう一つありました。そういえば、カザフスタンのモリオンを買ったときにも数日「調子悪~」でした。しかも数日間。……でも、めげずに(気にせずに)始終なで回していましたねえ……私。他にもモリオンはいくつかありますが、こんなことになった黒い石はカザフ・モリオンと今回のオブシディアンだけです。今度大きい黒い石を買ったときにはもっと注意してみよう!写真なしでは何なので、以前と同じ写真ですが、モリオンとオブシディアンをそろい踏みさせてみます。この写真を見て、なにか感じた方、カキコ下さいね!
2004/08/29
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昨日は怒濤のようにマダガスカルの話を終わらせたので、今日は一転、ちょっと軽めなお話を……と思ったのですが、せっかくマントルだのマグマだのという話題が出たので、マグマがらみで「オブシディアン」をお題にしてみたいと思います。たまたま初めてのオブシディアンを買っちゃったということもあるのですが。さてこのオブシディアン、パワーストーンとしてはおなじみの部類に入るんじゃないでしょうか。まっ黒なものが一般的ですが、そのほかに、白い斑点状の模様があるスノーフレーク・オブシディアン、黒と茶色がまだらになったマホガニー・オブシディアン、黒の中に虹色を浮かび上がらせるレインボー・オブシディアン、半透明で小さな塊状のアパッチ・ティアーなど、けっこういろんな種類がありますね。ところで、私は石好きですけれども、意外な石を持っていなかったりします。たとえば、ローズクォーツも、結晶を手に入れてからタンブルを買いましたし、ホークアイは持っていてもタイガーアイは持っていなくて、初めて買ったのがちょっと珍しいという「マラマンバ・タイガーアイ」だったりと、おなじみの石であればあるほど、いつでも買えると思うせいか手元になかったりします。まあ、タイガーアイにしろローズクォーツにしろ、磨きものが主体ですから、変わったものが好きな私にとっては、いまいちピンとこないのです。オブシディアンもそれは同じ。タンブルを見ても、磨きものを見ても、はたまたぶっかき氷風の「原石」を見ても、なんだかなーと思って手を出しかねていたのですが、このたび、やっと手元にやってまいりました。私が買うからには、どこか変わったところがあるヤツです。黒くて丸くてつやつやという、写真を撮るにはあまりにも不利な条件ゆえ、照明がばっちり写ってしまいましたが、表面になにやら模様というか、色が浮かんでいるのがおわかりいただけるでしょうか。タイガーアイの親戚のように、石を動かすと黒の中に金色の光の筋が移動するこのオブシディアンは、「ゴールデンシーン・オブシディアン」といいます。写真には二つ写っているように見えますが、実際はひとつで、大きい方は真横から、小さい方は真上から写しています。さて、オブシディアンは和名では黒曜石。火山活動によって地上に吹き出した溶岩(マグマ)が、その粘りの強さと、地上に出たことで急速に冷却されたため、結晶をつくることができず岩石となったものです。岩石といっても、その成分のほとんどはガラス質なので、オブシディアン(黒曜石)は、天然のガラスと言うこともできます。同じく結晶の形を持たずに塊で産出すると言えば、ローズクォーツもそうですが、どうやら、あれでローズクオーツは結晶しているのだそうです。薬品で石を溶かしていくと、ちゃんと結晶していた痕跡がわかるのだとか……。どうやら、ローズクォーツは何らかの理由で成長していた空間を結晶で埋め尽くしてしまう性質があるようです。(ローズクォーツのスターも、結晶している証拠のひとつだと思います)オブシディアンの硬度は5度。比重は2、339~2、527。水を1~2%含みます。基本的な成分は水晶とほとんど同じですが、結晶しているか結晶していないかによって、硬さまでもが違ってしまうのですね。今回このゴールデンシーンオブシディアンが手元に来たので、水晶の丸玉とさわり比べてみましたが、気のせいかもしれませんが、オブシディアンの方が暖かく……というか「冷たくなく」感じました。もしかしたら、オブシディアンにもいろいろな性質のものがあるのかもしれません。以前、マホガニーオブシディアンの小さめの丸玉をさわったときには、もっと柔らかいというか、あたたかいというか、「プラスチックっぽい」感触だったのですが、今回のオブシディアンは、それに比べると水晶に近い感じがします。水晶は地下深くの空間で、徐々に育てられてきたまさしく大地の結晶、それに対してオブシディアンは、流れ出した溶岩(マグマ)がそのまま固まった大地の一部……ということができるのかもしれません。実は、ゴールデンシーン・オブシディアン、以前ネットで拝見してから密かにあこがれていたんです。以来、実物を2度ほど見ましたが、ひとつは大きすぎて高すぎ、もう一つはゴールドじゃなくてシルバーっぽく、もっとぺたっとした輝き方をするのでちょっとパス。この、ちょっと粒子が見えるような、金の砂が石の中を流れているようなこの輝き具合がいいのです。これは、細かい針状のインクルージョンによるものだそうで、レインボー・オブシディアンも同じような原理らしいのですが、このインクルージョンが何なのか、なぜレインボーになるのかは、調べても調べても資料が出てきません。古代から鏃の原料になったりとおなじみの石なのに、案外謎な部分があるんだなあ……と、ちょっと見直し(?)てしまいました(笑)ちなみに、スノーフレーク・オブシディアンの白い斑点は、高温で熱せられて構造が変わってしまった石英である、クリストバライトというものだそうです。オブシディアンは火山性なものなので、火山のまわりでしか産出しません。しかし、火山ならばどこでもいいかというとそうではなくて、その火山の溶岩(マグマ)の成分にも左右されます。では、火山大国・日本ではどうかというと、ちゃんと出てます。長野県や北海等の十勝などが有名です。国産鉱物ファンの方なら「十勝石」と言えばおわかりでしょうが、十勝で採れるオブシディアンには、茶色と黒のまだら……マホガニー・オブシディアンがあります。(この茶色がなぜ茶色なのかもわかってないのですが……)さて、ネットや本でオブシディアンの説明を読むと、最後の方に「赤や青、緑などの色もある」と書いてあります。え? 赤? 青? まさか!と、半信半疑だったのですが、調べてみたら本当にありました。上で書いた「十勝石」には、「花十勝」とか「紅十勝」と呼ばれる、まるでマグマの赤をそのまま混ぜ込んだような、黒と赤の石や、その名も玲瓏(れいろう)という、黒の中に神秘的な青い光が浮かぶものがあるのだそうです!これは実物を見てみたい!世界的に見ると、深い緑や青に透けるカラー・オブシディアンもあるといいますから、「よく見る石」と侮ることはできません。ただし……パワーストーンのコーナーでタンブルなどをみかけるブルー・オブシディアン。あれは……どうなんでしょう?タンブルに加工されるほど安価な石であるにもかかわらず、本には出てこないし、ものを見てもインクルージョンや色むらがない……。が出すに火山灰を混ぜて発色させたものではないかと疑っているのですが、どなたかご存じありませんか?(一応終わり)☆おまけなんだかまとまらない話になっちゃいました。ほんとはハワイと黒曜石のこととか、黒曜石のパワーストーン的意味についてもうちょっとしゃべるつもりだったのですけど……。あんまりな量なので、ここでいったん終わります。つづきは明日……と思ったんですけど、2回続けての前後編っていうのもねえ……。コンパクトな雑記を目指そう!
2004/08/28
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このたびは、前後編になってしまって、大変申し訳ないです。しかも、写真なしの文字ばっか。でも、調べてまとめている本人は、けっこう楽しんでいるので、ここをお読みいただくみなさんにも、ちょっとは興味を持っていただけるとうれしいです。さて、昨日は不思議の島・マダガスカルの成り立ちをまとめ、そこから、なぜマダガスカルにはいろんな石が多いのか、という疑問を解決すべく、プルーム・テクトニクスという、考え方をご紹介しました。そしてキーワードはマダガスカルは大陸分裂のひび割れの真ん中にあったです。さて、昨日の続きはプルームテクトニクスから始まります。地球の中心部分、卵の黄身にあたるところは未だ熱く、マントルはそこであたためられて軽くなり、地表へと昇ってきます。そして地表(地殻の下ですが)で熱を放出し、冷えて重くなると地下深くへ沈んでいきます。つまり、マントルは核→地表→核……というようにぐるぐる回っているわけです。これがマントルの対流(プルーム)です。私たちの住む陸地が乗っかったプレートは、このマントルの流れに乗っかっていて、マントルの動きによって移動します。マントルが下からわき上がってくるところでは、押し流されてプレート同士は離れ、マントルが下に沈み込むところでは沈み込むマントルに乗っかったプレートが別のプレートの下に潜り込み、上になったプレートの端を押し上げて巨大な山脈を作り上げます。(ヒマラヤ山脈がその例です)こうやってあっちこっちとふらふら流されていた陸地が一ヶ所に集まると……そうです。超大陸の誕生です。見方を変えると、超大陸は、マントルが沈み込む場所の集合ということになります。沈み込んだマントルは、地下深くで固まりを作ります。この固まりは他のマントルに比べて冷たく重いので、ある程度の大きさになると核へ向けて沈んでいきます。これを「スーパーコールドプルーム」といいます。沈み込むものがあれば、その反動でのぼってくるものもあります。また、超大陸の部分では、陸地が地表を覆っているため、他の部分よりもマントルの熱が発散されにくくなり、その部分は核の近くまであたためられることになります。その中を地球の奥深くから昇ってくる熱い固まり……「スーパーホットプルーム」です。こうして、マントルが沈み込む場所だった大陸の下は、一転マントルのわき出す場所になり、大陸は下から持ち上げられ、引き延ばされ、分裂していくのです。そう! 大陸分裂のひび割れの真ん中にあったマダガスカルは、このスーパーホットプルームの真上!昨日、「ひび割れの真ん中にあったのに、(マダガスカルは)良く浮いていられたものですね」という感想をいただいたのですが、大陸が割れるといっても、下からマントルが吹き出してくる場所ですから、沈み込むことはなかったわけです。ちょっと専門用語で言いますと、陸地が集まって超大陸ができ、また分裂して……というサイクルを「ウィルソン・サイクル」、パンゲア大陸を分裂させ、マダガスカルを誕生させたスーパーホットプルームを「大西洋ホットプルーム」と言うそうです。さて、どんどん核心に接近したいと思います。マントルとマグマ、どう違うかと言いますと、マントルの溶けたものがマグマ、そう考えていただければだいたい間違いはないようです。ここで、何度も繰り返してしまいますが、水晶誕生のメカニズムはといいますと、地下から昇ってきたマグマが冷えるときに、中に気泡などの空洞ができ、そこを二酸化珪素を含む熱水が満たし、さらに冷えて圧力が下がっていく課程で水晶の結晶ができてくるというものです。このマグマ、マントルが沈み込むときにプレートとプレートがこすれあってその摩擦でマントルが溶けてできることもあるわけですが、(日本の火山はそれですね)マントルが芯まで温められて昇ってくるスーパープルームともなれば、とうぜん、マグマだってできるでしょう。大陸が分裂するほどの地殻変動ですから言ってみれば水晶が誕生する環境整いまくりではないでしょうか!しかも!ただのマントルの上昇ではなく、スーパーホットプルームならば、地球の核付近の、地殻にはあまりないような物質が含まれている可能性もあるのです。なるほど!確証とまではいきませんが、マダガスカルに水晶や鉱物が多い理由変わった石が多い理由は、なんとなくここらへんにあるような気がします。なんだかちょっとすっきりしました!……が。ふふふふふふふ……。おもしろいことがもうひとつ!現在の陸地には、ヒマラヤ山脈のように、元海底だったところが隆起したところがある一方、ずーっと昔から陸地のまんまで安定しているところがあります。南アメリカのブラジルのあたりもそうです。そういうところは大陸塊(クラトン)とか呼ばれているのですが、水晶の誕生の大きな原因に地殻変動を考えたとき、安定している部分では説明が難しくなります。しかし、ブラジルのミナスジェライス州といえば、水晶や宝石の一大産地。どう説明したものかと頭をひねっておりましたらば、このたびめでたく解決!マダガスカルを誕生させた「大西洋ホットプルーム」の範囲は、アフリカ南部を横断し、南アメリカ大陸沿岸部にも達していたらしいのです。これで、南アフリカのへんてこりん水晶誕生の謎も、ブラジルの多彩な水晶誕生の謎も説明できるかもです!さらに!!考えてみると、ヒマラヤ山脈もウラル山脈も、プレート同士のぶつかり合いで誕生した山脈です。つまり、これをプルームテクトニクスで考えれば、プルームが沈み込む「スーパーコールドプルーム」由来の水晶と言えないでしょうか。対して、かのマダガスカル、そして先ほど書いたブラジルや南アメリカは、マントルの上昇部分……スーパーホットプルーム由来の水晶ということになります。ちょっと個人的な印象も入ってしまうのですが、石ひとつひとつの性格ではなく、産地としての傾向をみた場合、前者のヒマラヤやウラルの水晶は「神秘的」、後者のブラジルや南アフリカは「明るい」「素朴」というイメージで語られることが多くはないでしょうか。いささか強引ですが、「神秘的」→「静」「暗」のイメージ「明るい」「素朴」→「動」、開放的な「明」のイメージ……になるのでは……?ただ、残念なことに私が調べた限り、透明水晶の一大産地であるアメリカのアーカンソーとスーパーホットプルームの関係が見えてきません。ひとつだけ、約40億年前に地球から月が誕生するきっかけとなった隕石の衝突(ジャイアント・インパクト)の反動で巨大な高地ができ、この高地も他の超大陸と同じようにマントルの上昇によって分裂。このときの分裂のきっかけとなった「スーパーホットプルーム」の範囲を見ると、今の主要な水晶の産地がほとんど含まれている(アーカンソーも)。……という説があります。これをとるならば、透明で開放的なイメージのアーカンソー産水晶も、スーパーホットプルーム由来の水晶と考えられます。これって偶然?石は、大地から生まれる、大地の結晶。その石が、母胎である大地の誕生の環境に影響されないはずがないはずがありません!たとえ、水晶の誕生そのものが、ずっと後の時代になってからだとしても、水晶をはぐくんだ大地、その場所の誕生の歴史は、厳然とそこにあるはずです。ならば、きっと石の持つパワーもスーパーホットブルーム由来なのか、スーパーコールドプルーム由来なのかで変わってくるはず!その違いが知りたい!……が、私は石のパワーに撮とっても鈍い……これをご覧になった、石のパワーに鋭いみなさん、情報お待ちしております!☆補足ちょっとあわててしまいました。水晶の産地を由来別に分類すると、以下の感じになりそうです。■スーパーホットプルーム由来の水晶の産地 ブラジル マダガスカル 南アフリカ ○中国南部 ○シベリア南部 ○オーストラリア東部 (アメリカアーカンソー州) (オーストラリア西部) ※○印は、7~6億年前のゴンドワナ大陸分裂時の 太平洋スーパーブルームの範囲。 ( )はジャイアント・インパクト時にできた高地が 分裂したときのスーパープルームに含まれると思われる産地■スーパーコールドプルーム由来の水晶の産地 ロシア・ウラル ヒマラヤ パキスタン アルプスあくまでも推測ですが、こんな感じです。いかがでしょう?でもこれでいくと、同じレムリアンでもブラジルのレムリアンは「ホット」ウラルのロシレムは「コールド」なんですよねえ……。ひいき目でしょうか、やはり印象は違うように思うのですが。
2004/08/27
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「地球のヘソ」「第7の大陸」「赤い島」……そして「不思議の島」。さまざまな異名を持つ島……マダガスカル。マダガスカルは、アフリカ大陸の東、約400キロのインド洋上に浮かぶ島で、南北1570キロ、束西の最大幅580キロ、面横は58.7万平方キロ。面積にして日本の約1.6倍の大きさを持ち、グリ一ンランド、ニューギニア、ボルネオに次ぐ世界で4番目に大きい島です。ワオキツネザルや、シファカ・アイアイなどの原始的なサルの仲間や、飛べない鳥エミュー、サバンナにそびえる巨樹・バオバブなど、独自の進化を遂げた動植物が多いことで知られ、全動植物の4分の3までが囲有種であると言われています。そして石好きな視点から見ても、マダガスカルは不思議と驚きとお宝の島。ホランダイト入り水晶、キャンドルクォーツ、オーシャンジャスパースター・ローズ・クォーツ、セレスタイト……名前だけで、ああ、あれねとわかるだけでもこれだけ(これ以上)あり、それ以外にも独特のスモーキーや、スモーキー・シトリン、美しいクリアクォーツ、ミルキー・クォーツ、その他さまざまな石を産出します。この雑記(日記)にも 7月5日/フレアー・ミルキークォーツ7月22日/エピドート? ビソライト?入り緑水晶7月23日/スモーキー・シトリン7月24日/ローズ・クォーツ8月19日/スモーキー・タンブルなどが登場しています。スモーキー・タンブルのところでも書きましたが、ふと気が付くとマダガスカルの石だったりすることが多く、知らないうちに数が増えている産地です。そのわりにいつまでたっても「マダガスカルについては勉強中」だったりするので、これではイカンと一念発起、この場を借りて勉強してみることにしました。そうです。毎日、いろんな石の話題をひねくり回していますが、あらかじめ知っていたことなどほとんどありません。「ここに書く」ということをきっかけに、毎回必死こいて資料を探し、付け焼き刃で勉強しています。多分に未消化でわかりにくいところもあるかと思いますが、ご容赦を。おっと、本題に戻りましょう。マダガスカルについて勉強すると言いましたが、なぜ、勉強するのか。それは、どうしてこの島に、こんなにユニークで多彩な石が産出するのかを知りたいからです。同じ島なら日本に出てくれれば、もっと入手しやすいのに~……という本音もあったりします。……というわけで、マダガスカルの成り立ちをざっと調べてみますと、5億7500方~2億4700万年前の古生代と言われる時代、南半球には後に南極、アフリカ、オーストラリア、南米、インドなどに分裂するはずの大地がひとかたまりになったゴンドワナ大陸がありました。マダガスカルはと言えば、この大陸のほぼ中心、「おへそ」の部分にあったとされています。(地球全体で言うと、南半球にこのゴンドワナ、北半球にはやや小ぶりなローラシア、シベリア、今の中国南部などの陸地があったようです)その後、大地はさらに集まり、中生代の三畳紀(2億4800万年~2億0600万年前)ごろ、陸地のほぼすべてがひとつに集まったパンゲア大陸が出現します。しかし、次の中生代ジュラ紀(2億0600万年~1億4400万年前)のころにはパンゲア大陸は分裂を始め、南半球のゴンドワナ、北半球には北アメリカ、ヨーロッパ、アジアなどが分かれていました。このころ、マダガスカルはまだゴンドワナの中心部分にあります。さらに分裂はすすみ、ゴンドワナは、南アメリカ、 西アフリカ アフリカ、南極-オーストラリアに分かれ、マダガスカルは、インドなどと一緒に1億6000万年前ごろアフリカから分離し始めます。さらに、8000万年前にはインドとも切り離され、今の位置にあるというわけです。以来、大陸とは陸続きになったことがないので、分裂前に生息していた動植物が生き残り、独自の進化を遂げて、不思議の国・マダガスカルとなったわけです。が、これでは、なぜマダガスカルにたくさんの水晶などが産出し、変わった石が多いのかという理由にはなりません。なおも調べていくと、意外なことがわかってきました。手がかりは、大陸の分裂です。ここで、マダガスカルが、ゴンドワナがアフリカ大陸とインド、南極などに分かれていくひび割れの真ん中にあったと言うことを覚えておいて下さい。ついでに、8月24日の雑記で紹介した、水晶のでき方なんかも思い出していただけるとうれしいです。地上付近まであがってきて冷えたマグマの中に気泡や水泡ができ、そこに熱水がたまって、空洞の中に水晶が成長した……という、あのお話です。ここでちょっと地球の構造をどうぞ。地球を生卵に例えると、黄身の部分が核、白身がマントル、殻が地殻となります。私たちが地面を掘り返す程度では、出てくるのは岩ばかりですが、地球の内部はまだ熱を持っており、白身にあたるマントルは、今もゆっくりと対流を続けています。そしてこの地球という卵の殻は、大きく十数枚くらいに割れており、マントルの流れに乗って少しずつ動いています。この割れて動く殻をプレート、プレートが動くことによって大陸が分裂したり移動したり、ぶつかって地殻変動を起こすと言う考え方をご存じ、「プレートテクトニクス」といいます。ところが、最近「プルームテクトニクス」という考え方が出てきました。名前が似ているように、内容も似ているのですが、さくっと言うと、プレートテクトニクスが、その名の通りプレートが動くといういわば地球の表面のことに注目しがちなのに対し、深い部分のマントルの対流(プルーム)の着目し、地球全体の動き、超大陸の形成と分裂や、生物の大絶滅などを考えようとするのがプルームテクトニクスです。(……と理解したつもりなんですが、くわしく見ると違っているかも……)このプルームテクトニクスで考えると、なぜ、せっかくできた超大陸が、なぜ、どのようにして分裂するのかがわかります。※ごめんなさい~!またしても長くなりそうなので、続きは明日の雑記にします!このプルームでおもしろいことになりそうです!
2004/08/26
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涼しいことは涼しいですが、今日は晴れが広がるという予報では……?うちのまわりは朝からくもりのち雨、さらにくもりという天気です。雨が降ったおかげで湿度が上がってしまって、気温以上に蒸し暑く感じるのですが、熱い紅茶を飲んでます。なぜならすぐ近くのフェアトレードのお店で、ネパール産のオーガニック紅茶を買ってしまったからです。名前が「ヒマラヤンワールド紅茶」、説明に「カンチャンジャンガ紅茶農園で作られています」とあれば、買わずにはいられません(笑)。ここでおもむろにすばらしい透明感のカンチェンジュンガ産ヒマラヤ水晶を取り出し、今日のお題は……とはじめられるといいのですが、残念なことにカンチェンジュンガ産のは持っていないので、紅茶で気分だけ味わうことにします。この紅茶、箱を開けたときから渋みを感じない甘い香りがすると思っていたのですが、実際に淹れて飲んでみても紅茶らしい渋みを全く感じません。オーガニック栽培なせいでしょうか?さて、昨日は申し訳ないほど長くなってしまったので、今日はコンパクトにまとめることを心がけたいと思います。まさかあれほど長くなるとは思っていなかったんですよねえ……。書いた本人もさすがにしんどかったです。今日のお題はタイトル通りの「青い水晶」。以前にパキスタン産の青水晶を見ていただきましたが、それとは別の青い石です。産地はブラジルのミナスジェライス州。青いトルマリンであるインディゴライトが中に入っているために青く見える水晶です。ほかにも青いトルマリンによる青水晶を見たことがあるのですが、「これがトルマリン?」と念を押したくなるような、青いもや状のインクルージョンでした。それに対してこの石はまごうことなくトルマリン!くっきりはっきり針状に結晶しています。左下の石は、母岩に放射状に結晶したトルマリンを覆うように水晶が結晶したものですが、右上の石には、針状のトルマリンがランダムにインクルージョンされています。昨日、水晶は地下の熱水の中で形成されると書きましたが、右上のような水晶は、熱水の中で先にトルマリンが結晶し、熱水の中に浮かんでいるのを、水晶が取り込みながら結晶したもののようです。実は、この石は石屋さんが箱から出して値段付けをするのをその場で見守り、値段を付けたすぐに、一番青いものを選んで買ってきました。しばらくしてまた同じインディゴライト入り水晶がお店に並んでいましたが、そのときの石は同じように針状の結晶が含まれているにもかかわらず、紺色……よりも黒っぽく、灰色っぽい発色でした。インディゴライト入り青水晶は、インディゴライトそのものの色合いや、含まれる割合など、微妙な組み合わせの変化で、青とは言えない色合いになってしまうようです。私の場合はまったくもってラッキーだったといえるでしょう。この石が私の青水晶第1弾で、この石がきっかけになったように、さほど時を置かずしてパキスタンの青水晶がやってきました。この調子でスペインの青水晶も呼んで欲しい!……と思うのは欲張りすぎでしょうか。☆青い水晶についての追加情報鉱物コレクションを掲載しているサイトさんで、水晶の表面を青いオパールが覆っていて青く見える水晶(同じようなもので、表面がオパール化している水晶)というのをみかけました。これも青い水晶の一種でしょうか。いつか実物を見たいです。☆昨日の追加話ファーデン水晶のパワーストーン的効能を見ると、「精神的な自然治癒のプロセスの活性化を助ける」とか、「「結びつき」や「関係性」を司る」とかいうものが見受けられます。これは、「一度割れた板状水晶が修復された」説に基づくものではないかと思うのですが、私が推理したように、ぷしゅーっと新たな熱水が入り込んだ刺激で一気に結晶したものだったら、意味もかわっちゃったりしないでしょうか……?
2004/08/25
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今日は朝から曇り。午前中は涼しかったのが、午後は湿度の高い、蒸し暑い天気になってきました東京です。天気予報によると、明日からはカラッとした暑さになるそうなので、明日に希望を託して、扇風機のお世話になっています。☆注意。今日の話はものすごく長いです。なので、最後にこぼれ話として、(個人的に)とてもコワい話を載せてみました。今日のお題は「ファーデン水晶」でいきたいと思います。ファーデン水晶は、板状の水晶のほぼ中心に、糸状の白い筋が入っている水晶のことで、「ファーデン」はドイツ語で「糸」を意味するそうです。英語に直せば「ファイバー」ですね。日本語で「糸水晶」とか「繊維水晶」なんて名前を付けられなくてよかったかも……。特徴は、結晶の中に筋が通っているといっても、水晶をポイント(とがった方)を上にして立てた場合の縦軸方向(C軸方向といいます)に入るのではなくて、この「筋」にの両側に板状(タビー)のポイントがくる、つまり両錐(DT)のタビー水晶のちょうどおなかのあたりに筋が通っていることです。つまり、ファーデン水晶は、そのほとんどが両錐(DT)です。中には、筋を中心に板状の結晶がいろんな方向に成長しているものもあります。(中には普通の結晶の真ん中に白い部分があるものをファーデン水晶と言っていたりするので注意)まずは写真を見ていただきましょう。まずは写真を見ていただきましょう。ファーデン水晶の一大産地、パキスタン産です。この石は、全体的にみると鳥の羽根みたいな形をしていてとてもキレイです。よく見ていただくとわかるように、真ん中の筋を中心に写真の上下方向が結晶の先端になっています。次にブラジル産です。板状の結晶がL字型にくっついたもので、わかりにくいのですが、Lの角に当たる部分に白い筋が入っています。「筋を中心に板状の結晶がくっついた」ものは、これにあたります。(もっと複雑な形のもあります) 紛らわしいのがこちらです。これはファーデン水晶ではありません。これはヒマラヤ水晶(インド産)のシングルポイント(片方にだけとがっている結晶)なのですが、途中が一度折れかけたのか、その部分だけ白くなっているのです。とあるWEBショップで、こういうのをファーデン水晶として紹介しているのを見てびっくりしてしまいましたさて、このファーデン水晶、どのようにできたのかが謎につつまれている石でもあります。ものの本や鉱物系のサイトを見ると、いくつか説があります。簡単にまとめてみますと……(1)すでに結晶していた板状の水晶に地殻変動などで割れ目ができ、 その後、珪酸分に富んだ熱水がやって来て、割れ目をふさぐように結晶して白い筋ができた。(2)岩と岩の間に、はじめに筋の部分が育ち、そこから水晶の結晶が徐々に育った。(3)水晶を形成する晶洞(すきま)を満たした熱水に、何らかの衝撃で気泡や水泡が発生し、それが刺激となって複数の結晶がいっせいに成長した。(1)は筋があとからできた説(2)は筋が先説(3)は同時説……というところでしょうか。結論から言いましょう。私のいちおしは(3)です。なぜだと思いますか?まず(1)です。地殻変動で水晶が割れたといいますが……。変です。なぜ、板状の水晶ばかりが、同じように割れたのでしょう?板状だから割れやすいとも言えますが、ことごとく同じように真ん中で、割れるものでしょうか。写真の羽根のようなファーデンなど、筋の通りに割れるより、別の方向に割れた方が自然でしょう。それに、割れたものが全部くっつくというのも変です。割れたままのもあっていいはずです。ファーデン水晶は珍しい水晶の部類に入りますが、ほとんど見ることができないというほど珍しいものではないと思います。つごう良く水晶が割れてつごう良くくっつく……そんな奇跡のような水晶が珍しいとはいえ、それなりの数が出回っているというのはあり得ないのではないでしょうか……。(1)にはもうひとつ腑に落ちないところがあるのですが、それは(2)と一緒に説明します。それでは(2)です。(2)は、(3)と似ているようですが、「岩の間で」というところと、なぜ筋の部分だけが成長したのかが説明できない所が違います。ここで、簡単に水晶の成長のしかたをおさらいします。水晶が成長する状況には何種類かあるようですが、ここれはもっともスタンダードと思われるものをまとめてみます。ただ……先に言い訳してしまいますが、調べてみたのですが、水晶の成長方法というのは、案外資料が少ないのです。資料があったかと思うと専門用語だらけで難しい……。それを無理矢理理解して(理解したつもり)、まとめたので、間違いがあるかもしれません。水晶は地下のマグマの中にできた空洞や熱水脈の中で成長します。たとえば、マグマは固まりやすい成分が徐々に固まり、最後に固まりにくい成分が凝縮されると、二酸化炭素や水がマグマの中に溶け込んでいられなくなって気泡(水泡)となって空洞を作ります。そんな中に二酸化珪素(SiO2)を豊富に含む熱水が入りこみ、壁面に小さな水晶の結晶ができて、空洞は密閉されます。しだいに圧力と温度が下がっていく中で、壁面の小さな結晶を種に徐々に大きな結晶が育っていく……と、このような感じらしいのです。(必ずしもマグマの中の空洞とは限りません)覚えておいていただきたいのは「空洞」と「熱水」です。アメシストの「カペラ」を思い出していただくとよくわかるのではないでしょうか。カマクラみたいな岩の固まりの内部に、紫水晶の結晶がびっしりくっついているアレです。そうです。水晶は空洞を満たした熱水の中で育つのです。そんな場所の水晶が地殻変動によって割れるでしょうか?水晶が割れるほどの衝撃が加わったら、この空洞も壊れてしまうでしょう。そうしたら、割れた水晶は修復されません。水晶の成長課程を考えると、(2)の「岩と岩の間で」というのも変です。これを「岩の中の空洞で」という意味だとしても、同じ環境ならば、普通の水晶に結晶するはずなので、なぜ、筋の部分が結晶するのか考えなくてはなりません。それが説明できそうなのが(3)です。水晶が結晶する条件がととのった空洞に、細かい亀裂が入り、あるいは元々あった隙間から、新たな熱水が入り込んできたとしたらどうでしょうか。そう……ぷしゅーっっと勢いよく。ちょっと話は変わりますが、人工雨というのがあります。雲も中に弾丸を撃ち込んでショックを与えたり、ヨウ化銀を散布すると、雲の中の水蒸気が集まって雨になるというのです。私が想像するファーデン水晶の成長過程はこれに似ています。この↓写真をご覧下さい。パキスタン産のファーデン水晶のクラスターです。この石を見るまでは、ファーデン水晶というと、単結晶しか見たことがなかったので、ファーデン水晶がクラスターで産出されるなんて思っても見ませんでした。そして、このクラスターを見たときから、割れた水晶が修復されたというファーデン水晶誕生の説明がおかしいと思い始めたのです。写真がピンぼけで申し訳ないのですが、よくご覧下さい。それぞれ違う方向を向いているこれだけの水晶が、こうもつごう良く、割れるものでしょうか?左上の結晶は、やや厚みがあるのですが、ファーデン水晶であると証明する筋は、厚みの真ん中を通っているのです!すべてのファーデン水晶が同じ課程で誕生したとは言いませんが、少なくともこの石は……もしかしたら、典型的ファーデン水晶であると思う、パキスタン産のものは、空洞の割れ目から吹き出した新たな熱水の刺激によって誕生したものだと思います。板状の結晶となったのは,熱水液のかなり強い流れの中で成長したためではないかという説もあるようですから、これもファーデン水晶誕生の説明としては合理的です。そして何より、この石を手に持っていると、突如吹き出した熱水の細く鋭い流れが感じられるような気がするのです。一筋ではなく幾筋も、細かな泡を伴うほどの勢いの流れが。真実は、こうして手の中にある。石の形そのものが、真実を語っている。石が語る言葉を、正しく理解できているかどうかは心許ないですが……。※2007年11月12日、写真差し替え☆こぼれ話うわあああ……7000文字を越えてしまった!前後編に分けた方が良かったかも。長くてスミマセン!最後まで読んで下さった方に、感謝としてあつ~い夏にもさむ~くなる、身も凍るようなお話をいたしましょう。石がらみのお話です。……といっても「○○石を持ったら体の調子が悪くなった」「事故にあった」なんてオカルトな話ではありません。どっちかというと、今日の石の話に関係があります。↓↓↓↓↓↓↓↓あるとき、私はあるお店でおもしろい水晶を見つけました。ガネーシュ産のヒマラヤ水晶のペンダントヘッドに似た、何かに切り刻まれたような柱面を持つ水晶です。変な水晶が好きな私は、もちろん、手にとって眺めました。お店のスタッフの方が説明して下さいました。「その水晶は、氷に成長をじゃまされて、そんなふうになっちゃったんですよ」……え? 「氷?」思い出して下さい。水晶は熱水の中で成長するのですよ?それが……氷に?もう、頭がフリーズするかと思いました!とりあえず「水晶は熱水の中で……」と言ってみました。するとお店の方は、「よくご存じですねー」こんなところで引き合いに出して大変申し訳ないと思うのですが、氷はちょっと……。鉱物系ショップではないにしても、悲しいです。……という、身(頭)も凍りそうなお話でした。お粗末☆
2004/08/24
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今日の東京は、天気は悪かったですが過ごしやすかったですねえ!なんてったって最高気温が25度。昨日天気予報で見たとき、「最低気温」の間違いじゃないかと思いました。明日の午後になると、蒸し暑い空気が入ってくると言うことですが……。さて、今日はなぜか遅くなってしまった石雑記、今日のお題はロシアの石は変な石♪……誤解のないよう言っておきますと、「変な石」というのは私個人的にはほめ言葉です。ええ、ほめてるんです、本当に。ロシア石の第一弾は、かの「アスパラガス」。この石のおかげで「ロシアの石は変な石」というのが強烈に刷り込まれてしまったわけですが、その後私の手元にやってきたロシア石たちも期待を裏切らないへんてこりんぶりで、私の目を楽しませてくれています。もっとも、私はどの国のでも変な石を探しているので、変な石ばかりが手もとにやってくるのですが、ロシアの石は、そのへんてこりんぶりが堂に入っていて格別私好みなのです。変だ変だと言ってばかりいないで、写真を見ていただきましょう。 全体を見るとどこといって変わった所はないようですが、拡大写真をごらんください。真ん中あたりの結晶を特に見ていただくと、「変」な理由がわかります。このクラスター、どうやらもとは中国産に見られるような細いポイントのクラスターだったらしいのです。それが長さはそのままに太くなって、今のような形になったようです。それぞれのポイントの中に、まるでえんぴつの芯のように元の細いポイントが見えているのがおわかりでしょうか。これを叫ぶのも何度目かなのですが、いったいこれはファントムなのか?セプターなのか?今回は貫入……ではなさそうですが。……とまあ、変わってはいるけれど、成長の課程は比較的想像しやすい水晶だと思うのですが、謎はたっぷり持っております。ここでファントム水晶を思い浮かべていただきたいのですが、ファントム水晶では、水晶が一度成長を止めた際、結晶面に不純物が付着し、沙汰旅結晶が成長をはじめたときに、不純物の着いた面がファントムとしてとどめられた……という説明が成されています。今日紹介した水晶も、「一度成長を止めた水晶が再び成長を始めた」のだと思いますが、ファントム水晶のように「伸びる」ことなく「太って」います。ファントム水晶では、このように「太った」痕跡を残しているものを見たことがありません。いったいどういうことなんでしょう。もしかしたら、ロシア水晶のファントムには、通常の用に縦方向ではなく、横方向に成長した痕跡を残すファントム水晶もあったりするのでしょうか!もしも実在するなら見てみたい!ちょっと補足しますと、先ほど水晶は「太った」痕跡を残したものがないと書きましたが、水晶が「太らない」わけではありません。先日「パンダ」水晶の所でも書いたように、水晶の成長初期の結晶は、断面が三角形に見える形をしています。それが成長するにつれ、おなじみの六角形になります。これはまあ、「太っている」と言えるかと思いますが、今日の石では「芯」の部分も六角形ですから、この例には当てはまりません。また、この石、実物は淡いスモーキーですが、色の感じが、ちょっと汚れた感じに見えて見かけはいまいちです。ところが、写真に撮るとご覧のようになかなかいい感じに写るんですよねえ……。石にも写真写りの善し悪しってあるのでしょうか。☆ちょっとぼやきこの石、ロシア産としかわかりません。お店の人に聞いても不明。スピリチュアル系のお店ではよくあることですが、ロシアのどこだか知りたいです。
2004/08/23
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石関係のサイトを探してネットを一回りすると、必ず目にするのが「天然石アクセサリー」。「宝石」「半貴石」などというあらたまったものばかりではなく、アベンチュリンや瑪瑙、水晶、タイガーアイなど、おなじみの石たちのブレスレットだとか、ネックレス、チョーカーなど、カジュアルで身近なアクセサリーがたくさんあります。石好きさんならば誰しも大なり小なり「石を常に身近に置きたい」と、思っておられるのではないでしょうか。その点、原石派の石好きさんは、「欠けちゃう」「疵が」「大きすぎて」「とても持ち運びできる形じゃない」など、切ない思いをされているはず。そんな思いも、天然石アクセサリーを買えば一挙解決!……とは、問屋が卸しませんでした。まさに帯に短し、たすきに長し。いいなと思う石アクセにはなかなか出会えません。いい品は悲しいほど高い、とか、「石が使ってあればいいってモンじゃないぞ」とツッコミを入れたくなるような品が多いというのもありますが、私の方にも原因があります。(1)サイズが合わない。 私は手が大きくて(いっぱいに広げると親指の先から 小指の先までで20cm)指も太いので、指輪はまずサイズがない。(2)デザインが合わない。 「ジーンズにTシャツ」な服装なので、 華奢で繊細なデザインではいまいち。 そして、完全にワガママな理由。(3)数珠系ブレスレットが苦手。 (1)(2)の理由で、粒が小さいのは合わないし好みじゃない。 合わせようとすると粒の大きいものになってしまう。 でも、手首にごろごろ大きいのがまといつているのは苦手……。でも、石を身につけていたいぞ!……というわけで、手作りしてみることにしました。石の写真にはまる前は、ビーズもやっていてそのときの材料が残っていたので……。その結果がコレ↓です。 左上は、4センチほどの水晶ポイントをヘンプ(麻)で結んだチョーカー(にしては長い)。右上は、ルチルクォーツの8ミリビーズと6ミリビーズをチェーンでつないたネックレス。実は、一本ずつばらすことができます。一番短いのがチョーカーサイズ、一番長いのがネックレスサイズです。右下のアメシストは12ミリの大ビーズ。これも1本ずつばらせます。胸元で3つの石が一直線に並ぶと、まるで「惑星直列」3連ですが、石の数が少ないので案外シンプル。留め金にアジャスターを使っているので、冬にタートルネックのセーターにも合わせられます。残る左下はブレスレット。インカジェイド+トルマリン、ラブラドライトのナツメ形ビーズ、ルチルククォーツビーズの3つのパーツからなっていて、これもネックレスと同じく分割式。チェーンでつなぐと、石の数が少なくてもサマになるので意外に経済的!石ビーズには9ピンを通し、チェーンを切って、丸カンでつなぐだけなので、思ったよりも構造は簡単です。いかがですか、お気に入りの石のビーズでアクセサリーの手作り、してみませんか?ヘンプアクセの話をしていませんでした。ヘンプというと、ネット状に編んで石をくるんだものが良くありますが、石が見えにくくなってしまうのがいまいちでこんな形になりました。これは、留め具を使っていなくて、一本のひも状(編んであります)の片方の端に水晶ポイント、もう片方の端が輪になっていて、輪にポイントをくぐらせるようにして着脱します。私は案外ヘンプが好きです。結ぶという行為がなかなか良いと思うのです。実は、「むすび」という言葉には、「(ふたつのものを)つなぐ」という意味だけでなく「交わる」「生じる」「構築する」「関係を作る」「仲間になる」など、広い意味を持っています。ヘンプアクセサリーは、お手ごろ価格で手に入るものですが、あえて手作りして、一目一目結んでいくことで、石との縁をむすぶというのもいいんじゃないでしょうか?
2004/08/22
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今日は水晶ではなく、セレスタイトです美しい響きのこの名前は、ラテン語で「天国のような」という意味の「caelestis」が語源だということです。そのせいかどうかは知りませんが、パワーストーンとしては、「天国の石」ということになっています。正直な話、この石を手に入れるまでは、きれいな青で好みだけれど、思ったよりもグレーがかっているようなイメージがあって、「天国の石」というくらいなら、もっと素直に水色な石の方がふさわしいんじゃない?(たとえば淡いアクアマリンみたいな)……などと思っていました。(←けっこう失礼)いまいちな印象の石が、実物を見たとたんに変わる……というのは良くあることですが、私の場合、写真に撮ってみて印象が変わることがあります。もちろん、セレスタイトの印象はいまいちなどではありませんでしたが、写真を撮ることで、その名前の意味を実感したのです。撮れた写真を見て即座にイメージしたのは、宇宙空間に浮かぶ地球です。まさしく天青石!私の印象は「天国の石」ではなく「天の青」でした。その青は天国の色ではなくて天空の色だったのです。すなわち、この青は、宇宙の中で奇跡的に水をたたえ、薄膜のような大気に生命を包んだ地球の青。地上から見上げる空の青ではなく、宇宙から見る生命の青。黒い背景で撮ろうものなら、その色のせいで光量が不足になってしまうほどの透明感を持つこの結晶は、言うなれば大気の結晶。地上ではなく天空に属する石。……そう言いたくなる色を備えた石でした。以前に、石は好きだけれども、パワーストーン的意味合いにはいまいち乗り切れない、と書きました。嫌いではないんです。「○○の石」と解説されて、「へえ~、よさそう♪」とその石を探しちゃうくらいにはのせられてます。でも、こういう雑記に「○○は△△△に効く石です」と書く気にはなれないかも。言うだけ野暮かもしれませんが、「△△△に効く」というのが、いったいどんな根拠に基づいているのか納得できないというのがちょっと引っかかるのです。「納得できない」といっても「科学的に証明できないから」「証拠となるデータがないから」という意味ではありません。セレスタイトが「天国の石」と言われていることについては、写真を撮ることで、それが「宇宙から見た生命の青」の石なのだと気が付きました。「宇宙から見た」ということと「天国」ということはイメージの延長上にありそうですから、セレスタイトが「天国の石」というパワーストーン的意味合いについて、「なるほど」と頷くことができます。ボージーストーンやロシレムについても、自分なりに調べたことで、ちまたで言われている石のパワーが感じられないまでもなんとか理解できたような気がします。どうやら、私は誰かが感じて導き出した、最終的な言葉だけを差し出されても、それでは満足できないようです。とりあえず自分の中に飲み込んで、自分の言葉(あるいは写真)で表現し直すことで、やっと納得できる……これって元・物書きの職業病みたいなモノでしょうか。いや……単に頭がカタいだけかも。☆おまけの日記天気予報は正しかった!昨日の暑さはどこへやら。最高気温が30度に達しないとはうれしい限り。でも、風が弱かったのは、ちょっと残念……でも過ごしやすかった♪思わずちょっと昼寝しちゃいました。暑いと昼寝すらしたくなくなるんですよねえ……。
2004/08/21
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常々思ってきたことなのですが、(そして繰り返し言ってきたことなのですが、)私は、変わった石が好き。変わった形の破調の美が好き。そしてどうやら共生もの(水晶と違う鉱物がひとつの母岩にくっついているもの)よりもインクルージョンもの(水晶の中に取り込まれている)が好きらしいのです。そして数あるインクルージョンの中でも、クローライトに弱いらしい……。これまでの雑記を読んでいただいている方ならば、何をいまさらとおっしゃるかもしれませんが。そうです、ヒマラヤ水晶に含まれる緑色の苔のようなアレです。緑泥石と書いた方が通りがいいかもしれません。クローライトとはグループ名で10種類の鉱物が属しているのだそうです。ヒマラヤ水晶などでは、5000m以上の高さで採掘された石に含まれている、などと説明されていますが、緑泥入りの水晶はブラジルなどでも産出しますし、特に珍しいというわけではないようです。水晶のインクルージョンと言えば、まずルチルが有名だと思いますが、一見地味なクローライトも、なかなかどうして侮れません。ガーデン水晶のように、石の中に景色を創りだしたり、山入り水晶と言われるように、緑のファントムを形成したり、水晶に表情を創りだすと言うことについてはルチル以上のものがある……と個人的にプッシュしたい気分です。特にヒマラヤ水晶のような透明度やエッジの鋭さ、形の荒々しさを備えた石の中に含まれると、その石に一種独特の柔らかさを醸し出すと思います。形が柔らかくなるのではなく(緑泥が含まれることでいっそう荒々しい形になることも多い)水晶という無機質な結晶に、どこか有機質な雰囲気を加える……そんな感じです。それは、「緑」という色がもたらす効果なのか、苔にも似たその質感がもたらす効果なのか、ちょっと判断が付きませんが、たぶんその両方なのでしょう。自他共に「緑泥入りが好き」で通っている私が、しみじみと、「緑泥入りに弱いんだわ、私って」と、ぼやいてしまった石。それがまりも水晶です。ユニークな水晶として日本が世界に誇れるものだ……と思うのですが、もしかして、ヒーリングやニューエイジ系の方には、あまりなじみがなかったりするでしょうか?大分県の尾平鉱山で採取される水晶で、透明な水晶の中にくっきりしたファントムのような部分があり、その表面に散らばるように、その名の通りのまりものようなつぶつぶが入っている、一見渋めながらよく見るとカワイイ石です。この丸いつぶつぶは、クーカイト(クーク石/Cookeite)と言うのですが、これが緑泥石の一種なんですねえ……。写真の石は、長さが10センチちょっと。まりも水晶にしては少し大型で、ほぼ両剣です。(下半分のオレンジに見えているのは鉄分の付着によるもの)写真の石のまりもは白っぽいですが、まりもと言われるだけに、もちろん、緑色のものもあります。実は、買ったときにはクーカイトが緑泥の一種とは知らず、「緑泥好きなら押さえておきたいアイテムだよね」と言われて初めて知りました。しかも、さほど探していたわけでもないのに見つけたとたんに買ってしまい(お値打ちだった)買ったとたんにわけもなくホクホクしてしまったので、「やっぱ、私は緑泥好き」とぼやく羽目になったというわけです(笑)補足しておくと、クーカイト入り水晶は、尾平鉱山だけで見つかるわけではありません、私の知る限りでは、アメリカのアーカンソーなどでも見つかるようです。しかし、水晶の中にファントム、その上にクーカイト、というこの取り合わせは尾平鉱山だけ!敬意を表して文字を感じにしてみましたが、ちょっと渋すぎたでしょうか。☆今日の日記今日も暑いことは暑かったけれども、風があったのでしのぎやすかった。それに夕方からは久しぶりに涼しい~!今日で暑さが一段落とのことなので、ほっと一息。
2004/08/20
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18日付の日記は、写真ナシのうえに、ややこしい話で失礼しました。ロシアの石から一転、今日はマダガスカルの石です。マダガスカルというと、以前にフレアーミルキークォーツと抹茶ミルクみたいな水晶で話題に上っています。「どこの石が好き?」と聞かれたら「ヒマラヤとロシア!」と即答しちゃいますが、ハタと気が付くと、ひたひたと勢力を増しているのが、マダガスカルの石です。マダガスカルで一番身近な石というと、スターローズクォーツかと思うのですが、そのほかにもキャンドルクォーツや、ホランド鉱入りの水晶、水晶以外ではセレスタイトなど、気が付くとマダガスカル産の石、ということがよくあります。好きなだけに「ヒマラヤだから」「ロシアだから」という理由で石を買っちゃうことがあるのに対し、まだ「マダガスカルだから」という理由で買う気にならないのは、まだ自分の中でマダガスカルの位置づけがはっきりしていないせいでしょうか。昨日は、ヒマラヤとロシア(ウラル)の成り立ちについて触れましたが、マダガスカルについてはまだ勉強中です。そんなこんなで扱いが微妙なマダガスカルですが、今日は、スモーキーのタンブルにご登場願いましょう。マダガスカルのスモーキーというと、アンジョジョラベという場所のものが有名らしいのですが、この石は違います。本当は原石が欲しいんですが、なかなかないんですよねえ……。ぼやきはさておき、写真を見ていただければ、私がこの石を買っちゃった理由がおわかりいただけることでしょう(笑)ちょうとウズラの卵くらいの石なのですが、店頭で見たときは透明度が高そうなくせに向こう側が見えない「変な石」でした。それが理由になって買ってしまったのですが、家に帰って強い光に当ててみて向こう側が見えない理由が判明。中に黒い雲のような色の濃い部分があったのです。右上の写真でもわかるように、黒い部分は、全体的に入っているのではなく、層状に入っているようです。そして……左下の写真をよ~く見ていただくとわかるように、雲状の黒い部分には、なにやらつぶつぶしたモノが混じっています。それが光によっては星のように輝くのです。(右下)パイライトかと思ったのですが、ルーペで見る限り、小さなクラックのようにも見えます。石の表面には原石状態の凹凸由来と思われる欠けやひびが見られるので、おそらくエレスチャルのような複雑な塊状の石だったのでしょう。実はこの石、透明なのも、少し色が付いた程度のも含めてころころ箱にはいっていた中から見つけました。このごろは、特に「変な石、変な石……」と目の色を変えて探さなくても、ふとした拍子に変な石に出会います。変な石センサーが鋭く働いているのでしょうか?☆今日の日記暑い一日でしたね~。東京の最高気温は、34.9度、うちの室内気温は34度をキープしていました。夕方になってカーテンがはためくようになりましたが、それでも1度下がっただけ……(泣)あまりにいい天気だったので、布団を干すついでにボージーストーンも干してみました。ええ、たっぷり6時間、ウラもオモテもこんがりと。かいろになりそうなくらいホカホカになりました(笑)。水晶だと、ここまでほかほかにしてしまうのは危険ですが、ボージーは大丈夫だったみたいです。前に、ボージーストーンは、ネイティブアメリカンの聖地で採取されると書きましたが、このネイティブアメリカンはワイディゴ族というのだそうです。ところが……ワイディゴ族、ネットで検索してもヒットしてこないんですよね……。読み方がちがうのでしょうか。どなたかボージーの証明書をお持ちの方(私のにはついていない)、「ワイディゴ族」の綴りをご存じでしたら教えて下さい。ワイディゴ族についてご存じの方がいらっしゃったらぜひ情報を!
2004/08/19
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今日は、以前から続いている学習モードの成果を少し。ここで言うところの学習モードというのは、石(水晶)が好きでいろいろ調べていたら、地球の歴史の方まで手が伸びてしまい、地球の歴史と水晶とを照らし合わせてみたら、思いがけずおもしろい♪……というものです。学習モード突入のそもそものはじまりは、私のド忘れです。この国でこんな水晶が採れて、こっちではこんな水晶で……、やっぱりヒマラヤとロシアの水晶が好み♪などと浮かれていた私は、「地球の地形は、今と昔では大違い」ということをコロッと忘れていたのです。「大陸移動説」と聞けば、たいていの方は、ああ、アレねと思い出されるでしょう。私たちが住む「陸地」は、地球の表面の殻一枚くらいのもので、その下の「マントル」は今もゆっくりと対流していて、「陸地」はその流れに乗って動いている……という説です。マントルの流れに乗ってフラフラと移動する「陸地」は、時に分裂し、時にぶつかり合います。有名な例で言えば、現在の地球の最高峰・ヒマラヤ山脈は、ユーラシア大陸にインドがぶつかり、ユーラシア大陸の下に潜り込む形になって隆起したものです。この動く「陸地」乗せた大地の塊を「プレート」とも言いますが、プレートとプレートの移動によって地層がたわめられてもりあがり、今も大地に残る巨大な山脈を作ります。この巨大山脈を作るほどの地殻変動を「造山運動」といいます。いっけん、水晶とは関係がなさそうですが、私が心惹かれるヒマラヤ水晶やアルプス水晶、ロシア水晶(ウラル産)などが、この造山運動によってできた山脈から採れるとなると話は別です。しかし悲しいことに、造山活動と水晶の形成の関連については、これぞという資料が見つからない(または、私の頭が理解できない)ので、はっきりとしたことは言えませんが、水晶の形成が地下の熱水活動によるものであり、地下の熱水とマグマ、マントルには関連があるので、無関係ではないと思います。くわしいことをいえば言うほどボロが出そうなので、さくっとまとめてしまいますと、ヒマラヤ山脈、アルプス山脈をつくったアルプス・ヒマラヤ造山運動がおこったのは6500万年前、ちょうど恐竜が絶滅したころでした。このときの造山運動は、アルプスからヒマラヤにかけてだけでなく、インドネシアや日本を含み、さらに北米のロッキー山脈から南米のアンデス山脈にまで及ぶと言われています。この造山運動は、地球的時間で言うともっとも新しい造山運動にあたり、そのときにできた山脈はまだ鋭く、地球上で最も高い山々はこの造山運動でできた山脈に含まれます。一方ウラル山脈は、約3億2千万年~2億2千万年前におこったバリスカン造山運動(ヘルシニアン造山運動)のころ、当時はばらばらだったアジアとヨーロッパがひとつになった衝撃で生まれました。約3億年前と言えば、恐竜どころか、やっと魚類が誕生したくらいですから、むちゃくちゃ古いです。さて、あやしくおもしろくなるのはこれからです(個人的に)。ウラル山脈産の水晶としてクリスタル・ヒーリングやニューエイジ界で有名なものといえば、「ロシレム(ロシアン・レムリアン)」です。私は今のところロシアン・レムリアンを持っていません。ロシアン・レムリアン(ロシレム)は、ロシア、ウラル山脈のブルーエンジェルと呼ばれる場所の一つの鉱脈で採れる古い水晶であり、レムリア人のメッセージが込められているとも、聖なる情報を持っているととも、地球の文明の始まりからの計画が刻まれているとも言われ、2001年の同時多発テロの翌日に世に知られることになったのだそうです。さまざまな人が神秘的なリーディングを行い、神秘的なパワーを感じているようですが、そういう感覚に疎い私は、違う方向からアプローチするしかありません。そのアプローチの糸口は、意外にも地球の歴史に隠れていました。先ほど、ウラル山脈は約3億2千万年~2億2千万年前におこったバリスカン造山運動(ヘルシニアン造山運動)によって形成されたと書きましたが、この造山運動を起こしたプレートの動きによって、「パンゲア大陸」と呼ばれる超大陸が形成されているのです。造山運動は、必ずしも超大陸の形成につながりません。また、パンゲア大陸以前にも超大陸と呼ばれる大陸は形成されていますがずっと小さく、現在地球上に見られる大陸がすべて含まれ、かつすべての大陸がひとつに集まった超大陸はパンゲア大陸が最初だと言えます。現在の地球は、各大陸が分裂した状態にあります。世界情勢を見ても、宗教的にも文化的にもさまざまな対立が見られます。そのような時代に、文字通り「世界がひとつ」であったことを示す場所から見つかった水晶が話題になる……これは偶然でしょうか。偶然だとしても、あまりに不思議な符号ではありませんか。……ちょっと未消化でスミマセン。なんともわかりにくいお話になってしまいました。でも、いろいろ資料をあさっていた中からパンゲア大陸とウラル山脈形成の時代の符号を見つけたときは、わくわくしたのです。ちょっと追加現在に至るまでに超大陸は何度も形成され、分裂しました。太古の超大陸を列記すると●約28億年前 ケノリア大陸●約約19億年ヌーナ大陸(ローレンシアともいう) (現在の北米大陸程度の大きさ) ●約10億年前ロディニア大陸●約6億年前ゴンドワナ大陸●約3億年前パンゲア大陸……こんな感じになります。パンゲア大陸は北半球のローラシア大陸と南半球のゴンドワナに分裂したそうです。まとめると簡単なのですが、ローラシアとローレンシアが一緒くたになっていたり、パンゲア以前のゴンドワナとパンゲア分裂後のゴンドワナの違いがわからなかったりと、まだまだ頭の中は混乱中です。ちなみにこのままさらに大陸が移動すると、約2億年後に再び超大陸が出現すると考えられています。ユーラシア大陸、アメリカ大陸、オーストラリア大陸が合併し、太平洋は消滅して、そこに大山脈が出現するそうなのですが、その超大陸の名前はすでに決まっていて、アメイジア大陸というそうです。
2004/08/18
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お盆帰省後再開第1弾です。10日も田舎でぐーたらしてしまったので、ちょっと軽めに「あだ名水晶」のお話など。そうです「二人羽織」「アスパラガス」に続く3つめの「あだ名持ち」が誕生しました。その石の形状は、クラスター。形そのものを見る限り、これといって変なところはありません。底面が13.5mm×74mm、高さが42mmですから、これも尋常です。どこが変かというと色……というか、その付着物でしょう。正しくは、その付き方。↓をご覧下さい!全体像ではよくわからないかもしれませんが、まわりの写真を見ていただければおわかりのように、結晶のファセット部分にだけ、黒いものが付着しているのです。この黒いものが何かは、お店の人にもわからないそうです。石墨かタール……もしくはマンガン。細かく見れば、一部柱面にも付着しているのですが、柱面のは、「こびりついている」という感じ。こすれば落とせないこともなさそうです。それに対してファセット(錐面)は、こすってもとれそうにない付き具合です。上から黒いものがふりつもったのではない証拠に、あっちこっち違う方向を向いた結晶のファセット部分だけが黒いのです。これは変!いかにも私好みのへんてこりん水晶です。この色合いに、産地が中国とくれば、あだ名は決まったも同然!第三のあだ名水晶「パンダ」の誕生です!……と、興奮するのもここまでにしておいて……。無理は承知で、なんでこんなへんてこりんなことになったのか、ちょっと考えてみたいと思います。結晶の柱面にはほとんど黒いものが付着しないのにファセット部分にだけ付着しているのはなぜか。(1)ご苦労にも誰かが塗った(2)全面に付着しているのを、ファセット部分だけ残して剥がした。……冗談です(笑)。むちゃくちゃ小さい結晶のファセット部分も黒いのですし、全体としては「きれい」ではありませんから、手間を掛けてつくった可能性は低そうです。(でも、「緑水晶」やヘモミファイトなど、中国産の偽物騒動があったので、中国産、と聞くと心配になっちゃうことがあります)あ、ちょっと脇道に逸れました。ともかく人為的なものではないとすると、(3)ファセット面には、付着物がくっつきやすい特性があるということになりそうです。でも、そんなことってあるのでしょうか?いろいろ考えてみたのですが、ヒントになりそうなものがあります。「レコードキーパー」です。ときおり、水晶のファセット面に見られる、三角形の凹凸です。スピリチュアル……というかニューエイジ的な意味合いでは、アトランティスの情報がインプットされていると言われているそうです。(あ、レムリアだったかもしれません。「ロシアン・レムリアン」にもレコードキーパーがたくさん見られますから)同じものを鉱物学的には、「成長丘」というのだそうです。これは、文字通り水晶の結晶の成長点のことです。(くわしく言うと、凸状の三角形は成長丘、凹状の三角形は、酸やアルカリ性の熱水によって浸食された「食像」です)要するにレコードキーパーは、水晶が成長している印のようなものですが、これがファセット部分にのみ見られると言うことは、水晶はファセット部分において著しい成長を見せているということになります。もちろん、成長するにつれて結晶そのものも太くなりますが、幾重にも重なったファントムを見ると、ファセット部分の成長が大きいようです。……とすると、水晶のファセット部分においては、その分子構造からして何かが付着しやすくなっている……という可能性もあるように思うのですが、いかがでしょう?だとすれば、ファセット部分だけがくっきり黒くなっているのも説明がつきそうです。さて、中国産水晶についてもう一つ話題を。中国産水晶のクラスターで、細い、針状の結晶が無数に集まったものがあります。ふつう、水晶の結晶は断面が6角形ですが、このようなクラスターでは、断面が三角形に見えるものがあります。このような極端なものでなくても、水晶の錐面を見ると、6つの面が均等な大きさであることは少なく、たいていはひとつおきに大小があります。専門用語では、この大きい方をr面、小さい方をz面といいます。わかりやすく7角形の錐面と三角形の錐面が交互に並ぶ「ダウ」と呼ばれる結晶を例にとれば、7角形の面がr面、三角形の面がz面ですね。水晶は、地中の熱水の中で成長しますが、先に述べた断面が3角形に見える水晶は、R面が著しく発達しているわけで、このような水晶は、結晶の成長初期に見られるものだそうです。このことを知ってから、中国産の針状クラスターを見ると、「よっ、お若いの」と思っちゃいます☆いったい、水晶の成長速度ってどれくらいなのでしょう?人工水晶では数十日と聞きますが、天然水晶では数年から数万年、ときに数億年(!)と諸説さまざま。環境によるのでしょうが、それにしてもすごい幅が……。☆おまけの日記いなかのすずし~い快眠生活から東京の夜へ……。結果、12時に寝て2時半に暑くて目が覚めちゃいました。お盆前までは、3時半か4時半だったので、目が覚めるまでの最短記録更新でも、暑いものは暑い!あああ、涼しい夜、プリーズ!!
2004/08/17
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長らくご無沙汰いたしました。何をしていたかといいますと、世に言うところのお盆帰省でございます。ダンナは会社の都合によりお盆をずれての休みだったのですが、私の方はちゃっかり実家に居残り、避暑してました。いやあ、田舎の夜は涼しい!タオルケット一枚では涼しいどころか寒いくらい。夜中に暑さで目が覚めることもなく、快眠、快眠♪明日から石のお話を再会しますので、よろしくお願いいたします~。
2004/08/16
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今回は諸事情↓につき、ちょっと変則的な番外編です。かれはほーっと一つ深い息をつきました。「今、帰っただよ」と、かれはいいました。(He drew a deep breath. ‘Well, I'm back, ’he said.)……このせりふでピンときた方は、指輪物語ファン(映画含む)ですね!お仲間です。はい、昨日は映画ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還DVDの発売日でした。買いました。見ました。うるうるきました。劇場で見たとき、冒頭のせりふをこの耳で聞くのをどれほど待ちわびたことでしょう。同時にどれほどおそれたことでしょう!おそれたと言えば、第1作目を見たときもそうでした。原作付きが映像化されるというのは、自分が持つイメージが生きるか死ぬかという、ファンにとっては一大問題なのですが、それは良い意味で期待を裏切る結果となりました。あの映像!キャスティング!中つ国がそこにある!その興奮は2作目によって増幅され、どうか最後の最後でコケないで欲しいという祈りにも似た気持ちになっていました。劇場で見終わって、まず感じたのは、満足よりも悲しさ。もう来年はロードオブ・ザ・リングを待つ楽しみがない。そして安心感。次はどうなるかとはらはらしなくてもいい…… 。満足か、と言われたら、ちょっと答えをためらいます。映像も、脚本も、音楽も、演技も、期待を裏切りませんでした。ただ一つ足りなかったのは「時間」です。1作目から3時間に数分足りないだけ、という恐るべき上映時間の映画でしたが、3作目にいたってついに3時間を突破しています。しかし、足りない。指輪物語という、壮大な世界を締めくくるには、まだ足りない。映画という表現方法が背負う時間という制約さえなければ、(予算も絡むかな?)ピーター・ジャクソンという監督は、間違いなく真に満足できる「王の帰還」を創りだしたに違いないと、私は思っています。 DVDで見直して、その思いを再びかみしめてしまいました。そしてよみがえる、あの興奮。……で、これが石にどう絡んでくるんだとおっしゃりたい方もおいでかと思われます。関係あるんですよ。私には。私は、ふだんから、「石を何かに見立てる」ということをしますが、この指輪物語の興奮ぶりを見て(読んで?)いただければもう、おわかりでしょう。石を指輪物語の何かに見立てないわけがないのです!じゃーん! 左上「黒門不通」左下「モリア」上真ん中「玉座」(エレスサール王即位のイメージ)右上「ロリエンの森」右下「ミナスティリス」いかがでしょうか。順番に、カザフスタン・モリオン、「メンブレス・ゴールド」の名前で売られていたマグネサイト・パイライト。ブラジル産インペリアルトパーズ、インド・クル産ヒマラヤ水晶(黄色っぽい光と青白い光でライトアップ)そしてロシアの白い水晶です。DVD発売のため、ちょっと頭がまともに働いておりません。指輪ファンでない方、映画を見ておられない方には失礼いたしましたー!
2004/08/05
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暑いことは暑いですが、気のせいか、空の雲がほんのわずか秋っぽいような気がします。湿度も低いらしく、昼間は窓を開け放っていればなんとかしのげそう。今日は、午前中バージョンアップしたというデザイン機能でページデザインをいじってみました。……とはいえ、タグのことはわからないので、写真と色しかいじれません(笑)でも、トップページのデザインが、写真の大きさによって崩れてしまうなんてショック!大あわてでトップの画像を作り替えました。使っているのはモロッコ産の水晶です。やっと一段落ついて、今度は日記(雑記?)だと思ったら、楽天になかなかつながらなくなってしまい……。みなさん、同じようなことを考えているようです。夕飯の用意までに大急ぎで日記(雑記)を書いちゃいます。今日の話題は、前日のボージーストーンが好評(?)だったので、ネイティブアメリカンつながりの番外編です。ズニ・フェティッシュというものをご存じでしょうか?ズニ・ブエブロの人々が身近な石などを刻んで作った動物で、猟の成功から人間関係、自然災害にいたるまで、あらゆる問題の解決と心の癒しをもたらすと言われるお守りです。このズニ・フェティッシュに想を得て、もっと気軽でかわいいグッズを作ってしまった人がいます。パワーストーンに関する本を何冊も出しておられるので、ご存じの方も多いと思いますが……北出幸男さんと言う方です。私は、この方のお店でそのグッズ……ブリンギング・アニマルに出会いました。大きさは7cmほど。木でできた体に色鮮やかな模様、背中に水晶のポイントを背負ったなんともキュートな動物の姿の精霊です。(※ブリンギングアニマルについての詳細は、北出幸男氏著の「水晶術 (青弓社)」、もしくはこちらのサイトでどうぞ)こんなかわいい精霊が家にいたら、きっと楽しい!ふだん、パワーストーンの効能にはいまいち乗り切れないのですが、このときは精霊の国のアニマルちゃんのかわいらしさにノックアウトされ、さっそく実物と本を買って帰ったのでした。そしてその本を読んでいると……ブリンギングアニマルの作り方が紹介されているではありませんか!材料は紙粘土と絵の具、粘土ベラ、サンドペーパーとお手軽。もとより物作りが好きな私は、すぐさま飛びつきました。作り方を簡単にまとめると……1,紙粘土で形を作る2,乾燥させる3,サンドペーパーで磨く4,濡らして固く絞った布で磨く5、絵の具で色を塗る……こんなかんじです。型紙を作って使うとよい、とか、細かい技法もあるにはあるのですが、何しろ作るのは精霊の国の動物なので、そこらへんは大らかに。実物の動物と似ていなくても、いえ、どちらかというと似ていない方がよいのだとか。作ってみた感想としては、「紙粘土」より「石粉粘土」の方が良いようです。画材店などで売っていますが、このごろは100円ショップでも見かけます。軽い粘土ではなく、ずしっと重い方です。ええ、作りました。楽しいです!ただし、粘土一袋で10匹以上できるので、(100円ショップの小袋なら6~7匹?)増える増える増える……。こんな形、あんな形、と作りに作ってただいま我が家には、色塗りを追えたものだけで20匹、途中のものを含めると36匹のアニマルちゃんがいます。気分はもう、ブリーダー(笑)幸運を運んできてくれているかどうかはわからないけれど、手作りなので、愛しさもひとしお。売っていたブリンギングアニマルは、水晶ポイントを背負っていましたが、ズニ・フェティッシュの方は、石や羽を背負っているものもありますが、何もなしもあったのでいいや、とばかりにうちでは省略しています。教訓。石を乗せたい場合は、背中を平らに作りましょう! せっかくなので、ズニ・フェティッシュについて調べてみました。たぶん諸説あると思うので、これが正しいというわけではありません。ズニ・フェティッシュは、マウンテンライオン、ホワイト・ウルフ、アナグマ、アメリカ・クロクマ、モグラ、ワシの6つが基本で、ネイティブアメリカンの考え方のひとつである、メディスン・ホイールでいうところの、四方位と天上・地下を現しているのだそうです。すなわち北は、賢明さを現すマウンテンライオン(ピューマ)(基本色は黄色)東は、新しい始まりを現すホワイト・ウルフ、南は、やる気を起こさせる力を持つアナグマ(基本色は赤)、西は、自分を見つめる勇気を意味するクロクマ。そして地下は、地中の神でもあるモグラ(基本色は黒)、天上は広い視野を与えてくれるワシ。……です。ネイティブアメリカンの人々の感じ方、自然や大地と対話する能力、その素朴で深く、力強い言葉には、心動かされるものがありますね。「ブリンギング・アニマル」のネーミングは法律によって保護されており、販売目的で類似品にこの名称を使用することは許されていないそうです。念のため、ご注意下さい。
2004/08/04
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背筋がぞくりとする美しさ。そんなものがあるのだと、再確認してしまいました。「怖いほど美しい」といいますが、その「ぞくり」ではなくて、一歩間違えば「キモチワルイ」になってしまう美しさ。言ってみれば、昆虫などを超アップの映像で見たときに、「うひゃあ~(トリハダ)」と思いながらも、精緻な自然の造形に目が離せなくなる、あの美しさ。そんなものに自分が弱いのだとは、ちょっと思いたくないのだけれど、どうやらそうも言っていられないらしいのです。そもそも私の石に対する好みというのは……毎度繰り返しているのでこの際省略しますが、整ってきれいな石、ではないことは確か。欠けもなく透明で、水晶という結晶の見本となるような石より、ごつごつ、ガタガタした複雑な結晶の方が好きなのです。そんな中でも、特に好みの結晶のしかたがあることには、うすうす気づいていました。まず、そんな好みに当てはまると思われたのが、カテドラルです。このカテドラル(カテドラル・ライブラリー/大聖堂)という名前(俗称)を持つ結晶は、専門的な言葉で言うと双晶とか連晶とか言われるものだということです。つまり、複雑な形を持つこの石は、ひとつの結晶ではなく、いくつもの結晶がぎゅっと固まって育ち、ひとつの石の形を作り出していると言うのです。そう、どうやら私はこのテの結晶の弱いらしいのです。さらに私の好みのツボを突く石も見つかりました。ロシアや日本の青森など、比較的北の方で見られる(ような気がする)結晶です。説明するより何より、写真を見ていただきましょう。1は、「アスパラガス」水晶の先端部分。2は、青森の尾太鉱山の水晶3は、ダルネゴルスクの緑水晶のアップ4は、ブラジル産のエレスチャル5は、シベリアのスモーキー6は、ブラジル産のスモーキーカテドラルのファセットです。7・8・9はちょっとお待ち下さい。6についてはすでに話題にしましたが、このファセットを見るとわかるように、ひとつの面に入るひびのようなものが、ひとつひとつの結晶の境目です。では、1、2、4、5の共通点がおわかりでしょうか?そうです。やはりいくつもの結晶が寄り集まってそれぞれの形を残しながら、大きなひとつの形を作ろうとしています。(あくまでもひとつの面を作ろうとしているあたりが、キャンドルクォーツと異なっています)まさしく、こんな風に部分を見ても全体を見ても、鑑賞に堪える石なのです。5のシベリアのスモーキー(一見まっ黒でモリオンの名前で売られていた)は、そんな特徴が良く出ています。この石の写真を見た石屋の人は、「平行連晶だね」と言っていたので、専門的にはおそらくそう言うのでしょう。平行連晶について調べてみても、平行して同じ方向に成長した結晶のこととしかわからなかったので、ちょっと心許ないのですが……。水晶の結晶構造は、分子が螺旋を描いているのだと言われますが、螺旋がいくつも絡み合ってひとつの形を作るさまは、まるで生き物の遺伝子のよう……。……とここで終わっていれば、冒頭のように「認めたくはないけれど」などと嘆きはしません。ぼやき路線に入るのは、3のあたりからです。3は、緑水晶のファセットに浮かぶ逆三角形です。画像の右側が結晶の先端の方向で、逆三角形模様は、たくさんの結晶が寄り集まったその隙間のように見えます。古来、三角形が並んだ図形というのは、「鱗」をイメージさせることが多いようです。歌舞伎などでも、「道成寺」で大蛇に化けるシーンでは、役者は三角形の連続模様の衣装を身につけます。このとき、ロシアの昔話では、緑の蜥蜴は山の女神を意味すると言う話を聞いていたため、私はこの三角形模様を「鱗みたい♪」と思っていたものです。しかも、逆三角形模様は、「トライゴーニック」と呼ばれ、珍しいものであると聞いていたので、喜んでさえいました。ところが……問題は、7、8、9です。これはひとつの石で、8が全体像。ポルトガル産の水晶です。産地の珍しさと、すでに持っていたロシアの白水晶(白水晶というと、透明な一般的水晶を指しますが、この場合は、白くて不透明な水晶)に似ていたので、比較して産地の特性がわからないかと買い求めたのです。……で、例によってお近づきの儀式=写真撮影です。全体像を撮り、けっこう欠けが多いことを残念に思いながら、一番大きいポイントのファセット部分をアップにしました。ぞくっと来ましたそこに写っていたのは、7や9のような、ひとつの面を構成しながら、なおかつひとつひとつの存在を固持している、無数の結晶。光の反射で浮かび上がったそれは、まさしく鱗。くねり動く蛇の体に、光の反射で一瞬浮かび上がった鱗の輝き。怖いような気がするけれど、キモチワルイかもと思うけれど、なぜ、ここにこんな造形があるのか、どうしてこんな小さな所まで精緻に形作られているのか、同じ水晶で、なぜこんなにも表情が違うのか、どんな環境がこんな結晶を生み出したのか、こもごもの思いで目が離せなくなってしまう。そう……これは「美しさ」だと思います。ちょっとトリハダたちましたけど(笑)
2004/08/03
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「選ぶ石が変わってきたね」……と言われます。それも、この1年くらいで。その1年を振り返ってみると、ちょうど石の写真を撮り始めたころにあたります。石を集めていたのはそれ以前からだったので、最初は集めた石を写真に撮り、その後は、次第に写真を撮ることを考えながら石を選ぶようになりました。そして最近では、かなり自分の望む光を得られるようになってきたので、さらに「これも撮れるかも」と、石選びが自由度を増したような……。……なるほど、写真の撮り方が変わってきているのだから、石の選び方も変わって当然かもしれません。私にとっての写真は、「石を見ること」ですから、石を見る目も変わってきているということです。(見る目がするどくなったかどうかは別として)そんな変化の最たるものが、今日の話題のボージーストーンです。「KUROさんが、ボージーを買うなんて意外」と言われたのですから、きっとあまり私らしくない石なのでしょう。実は、ボージーストーンを買ってから、いろいろと検索してみました。みなさんよくご存じかと思いますが、この石、一言で言えば「顔より心」の代表というか、見た目よりもヒーリングとかスピリチュアル系で人気の、「パワーのある石」なのですね。調べていて気になったのが、どこのサイトさんを見ても説明がほぼ同じであること。無断で引用するのも何ですから、箇条書きにまとめてみます。●アメリカ、カンザス州のインディアン(ネイティブ・アメリカン)(ワイディゴ族)の聖地で採取される。●ゴツゴツした男性石となめらかな女性石がある。●男性石のまわりに女性石がサークルを作るような状態で発見されることがある●カレン・ギルスビーという女性によって商標登録されている●彼女によって採取され、浄化・活性化・ペアリングされる (証明書が付いている)●水や塩分に弱い●カンブリア紀中期(およそ5億年前)の海洋生物の化石が 黄鉄鉱化したもので、微量のパラジウムを含む。……ということらしいです。「石のパワー(気、バイブレーション)」にはあこがれながらも、てんで鈍い私としては、「はあ……」と言うしかないわけで、いくら「ワイルドなのも美しい♪」と言っていたとしても、似つかわしくない石と言われてもしかたがありません。しかし、ひとつだけひっかかる項目があります。「カンブリア紀の海中生物」です。カンブリア紀というのがどういう時代かというと、「三葉虫」が現れた時代と言えばイメージできるでしょうか。年数で言えば、今から5億4500万年前から5億年前ごろの時代区分ということになります。恐竜よりももっともっと古い、まだ陸上に植物が現れるよりも以前の時代です。一般に、生き物は単純なものから複雑な物へと進化してきたということになっています。今までは、その進化の中でさまざまに姿や生き方が分かれ、種類が増えて現代に至る……と考えられてきましたが、今の考え方では、そうではないことがわかってきました。それは、進化は一定の速度で徐々に進んできたのではなく、ある時期、ありとあらゆる形の生き物が爆発的に現れ、その中から生き残ったものが現代の生き物の祖先となったという考えです。いろいろな生き物が爆発的に現れた時代……それがカンブリア紀なのです。その出来事は、「カンブリア紀の大爆発」と呼ばれ、そのときに現れた生き物は、ロッキー山脈のバージェス頁岩(けつがん)で見られる化石で知られています。その化石には、目が5つもあって、ゾウの鼻のような触手の先にハサミをそなえたオパビニアや、化石からでは上下左右すらわからないハルキゲニアなど、今の生き物からは想像もつかない、そして今の生き物には全くつながらない「へんてこりん生物」が、数多く発見されています。人間を専門用語で分類すれば、「動物界・脊索動物門・哺乳綱・霊長目・ヒト科・ヒト属・ヒト」となります。この「界」だの「門」だのというのが分類上の区切りになるわけですが、この「門」のレベルで異なった生き物たちが、ぞろぞろいた時代だったのです。もしかして、ボージーストーンも、そのようなへんてこりん生物の一種だったのでしょうか?カンブリア紀で大爆発した生命の変化は、その後、もっと小さなものになっていきます。言ってみればフルモデルチェンジではなく、マイナーチェンジを繰り返して今に至っていると言ってもいいでしょう。生命40億年の歴史の中でたった1回の生命の「大爆発」。その時代の生き物に由来する石だと思うと、なんだか「ボージーストーンのパワー」もわかるような気がします。ボージーストーンは、身体的ゆがみを改善すると言われ、採取しているカレン・ギルスビーは、「人類の生命エネルギーの次元に貢献しているのです」と言っているそうですが、それよりも、「大爆発」と例えられるほどの生命の動きがあった時代の、生命があらん限りの力を振り絞って、「生」の可能性を模索した時代のパワーを秘めている……、そう考えることはできないでしょうか。※本来の日記。ここのところ、石談義が長すぎ……5000文字以内という限界に抵触し続けてます。今日など、写真も入れずに5000文字越えをやらかしてしまい、こっそりリライトしちゃいました。もっとコンパクトに書かねば。
2004/08/02
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「きれいな石は好きですか?」……と聞かれたら、どうしますか?「はい」と即答したいところですが、私の場合、まずは、「きれいなの も 好きですが……」とお茶を濁しておきましょうか。実際、集めた石を思い浮かべてみるに、素直に「きれい」と言い難い石も、けっこう多いのです。では、なぜ素直にきれいと言えない石を好きこのんで買うのかというと、きれい、と即答できない部分が美しいと思ったからです。「きれい」と「美しい」をそれぞれ辞書で引いてみると、どちらも似通った意味なのですが、「きれい」には「清潔」とか「整っている」という意味が含まれます。でも、私は石の整っていない部分や土っぽくて汚れて見える部分も美しいと思うのです。茶道で使うお茶道具には、土っぽくてゆがんでいたり、中には欠けたところがあるものが「名品」とされていることがあります。整った形にわざと手を加えてそれを乱したものや、陶器を最後に焼くときに炎の中で思わぬゆがみや山割れを生じた物の美しさを「破調の美」(はちょうのび)と言うのだそうですが、それに近いかもしれません。……とこんなことを言うと、なんだか高尚な趣味だと思われるかもしれませんが、そもそもは珍しくて変わった石が好きで、そういう石は往々にして「きれい」とは言いがたいものが多いというのが始まりです。そんな石が「美しい」と言えるようになったのは、清潔で整った「きれい」とは対極にあるようなこの石の写真からでした。写真にも入れてありますが、南アフリカはメッシーナ鉱山産のアホーアイト(アホーイト)入り水晶です。真ん中の画像の一番右に写っている小さなポイントにほんのりアホーアイトが入っているだけなので、「アホーアイト入り水晶」と言うよりも「おまけ程度にアホーアイトが見られるメッシーナ産水晶」と言った方が正しいかもしれません。アホーアイトは、銅を含有した珪酸塩鉱物で、銅鉱床から発見されます。日本語ではちょっとインパクトのあるその名前は、産地であるアメリカのアリゾナ州のネイティブアメリカンの部族の名前にちなんで命名されたということですが、アホーアイト入りの水晶は、メッシーナ鉱山でしか採掘されないそうです。しかも、メッシーナ鉱山は1992年に閉鎖され、なかなかお目にかかることができません。あってもお値段が……!しかしこの石は、アホーアイトのほんのりさが幸いして、格安で入手できました。(ダルネゴルスクの緑水晶と一緒に買っておまけしてもらったのは、この石です)あ、話がずれました。メッシーナ産の水晶は、もちろん、アホーアイトの入っていないものもあります。たいていは乳白色でやや半透明~不透明なものが多く、緑泥石(クローライト)、A赤鉄鉱(ヘマタイト)、褐鉄鉱(リモナイト)パパゴ石(パパゴアイト)等のインクルージョンが見られます。(青緑のアホーアイトに対してパパゴアイトは青。これも大変珍しいものです)形も変わっている物が多いようです。……しかし、写真でもわかるように、「きれい」というよりも、なんだかいろいろなものがたくさんへばりついた「ワイルド」な水晶です。私も最初はこれを「美しい」とは思えなくて、「高いし、せっかく買うならもうちょっときれいなのを」なんて考えていました。写真の石も、「格安アホーアイト入り水晶」として買ってしまったのですが、写真に撮ってみて驚き!美しい!その土っぽさも、形のワイルドさも、土っぽいなかからほんのり透ける半透明さも、まるで「廃墟」や「遺跡」や「自然の山」のような風格と美しさを備えて見えました。少なくとも、私には美しく見えたのです。この美しさに気づいた後、アフリカやマダガスカル産のワイルドな水晶が増えてきたことは言うまでもありません。整った結晶は、きれいです。しかし、写真に撮るとなると意外に「撮り方」が限定されてしまいます。それよりも、写すたびに新たな発見のあるワイルドな水晶の「破調の美」に惹かれてしまう今日この頃です。※こんな石も美しいと思い始めて困ったこと その1……欲しい石が増えたこと。財布の中身は有限なのです。※こんな石も美しいと思い始めて困ったこと その2……お店に行って、スタッフの方がせっかく「これなんかキレイですよ~」と薦めて下さっているのに、「こっちの方が……」とワイルドなのを手にとって、けげんな顔をされてしまうこと。 ※こんな石も美しいと思い始めて困ったこと その3……これは申し訳ないのですが、スピリチュアル系のお店で、手に取った石を(もちろんワイルドな石)「それ、カワイイですよね~」と言っていただいたとき、どう答えていいかわからなくなること。いや、私が手に取る石は、手のひらサイズのが多いので、大きさ的には「カワイイ」かも。でも、土っぽかったり、ごつごつしてたり、まっ黒だったり……それでも「カワイイ」?できれば「カッコイイ」と言って欲しいかも。あ、「変わってますよね」でもいいかな。
2004/08/01
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