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28日の雑記で書いた、ラブラドライトビーズが形になりました。ここのところ、石だけサイトとしてはちょっとはずれた話題が続いていますが、石がネタ切れしたわけではないのでご安心(?)を。にわかに高まった石の波ならぬモノづくり熱にしばしおつきあい下さいませ。すでにご紹介した通り、3.5ミリのラブラドライトビーズ51個を太さ1ミリのほそーいチェーンにピンでつなぎました。いやもう、自分でやっておきながらその作業の細かさに涙。時に「「うきーっ」とわめきたくなりつつ作りました。あえてアクセントとなる大きなビーズを使わず、3.5ミリのビーズをランダムに見えるようにつないだチェーンはなんと6連。うち2連は少し長めで、石をTピンでぶら下げてゆらゆら動くようになっています。「ブラックニッケル」と呼ばれる黒いチェーンを使って、夜空の星をイメージして作りました。このビーズは、小さいのですがラブラドライトとしては透明感があり、青い輝きがとても強く、お店で何連かまとめてぶら下がっている様子がとても美しかったので、こんな感じのブレスレットにしようと考えていました。構造上非常に絡まりやすいのですが、絡まった状態でボリューム路出してもよし、根気よくさばいて軽やかにつけてもよし。……でも、取り扱い要注意です。
2005/03/31
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石屋さんへ行くと、どうしてもある程度の大きさがある、見栄えのする石に目がいってしまいます。でも、なかなかどうして小さい石にも面白いヤツがいるものです。今日の石は、たったの2センチほど、お値段かわいく300円。そのわりにけっこう技ありです。産地は不明ですが、たぶんブラジル産。ご覧の通り、曲がってます。黒く見えているのは黒いファントムです。……よーく見ると、中のファントムも曲がっています。こういう水晶を「曲がり水晶」と言うそうです。曲がり水晶誕生のメカニズムはなかなか複雑であるらしく、水晶が成長した晶洞内の二酸化珪素(水晶の素)の濃度差が関係していると言われています。しかし……せめて5センチ以上くらいあるならともかく、たったの2センチの範囲内の濃度差ってほとんどないのではないでしょうか。しかも、曲がっている結晶はけっこう斜めに寝そべっていて、隣には曲がっていない5ミリ程度の結晶がちょこん。(これもファントム入り)二つの結晶の高さの差は「ミリの世界」。いったい、何が片方の結晶を曲げてしまったのでしょう?実はこの石、1個300円でいくつかころころ売られていました。見れば、小さくても黒いファントム入り。「黒いファントムの石も欲しいかも……」とあれこれ選んでいるうちにぐんにゃり曲がったこれを見つけました。お値段よし、おもしろさよし、珍しさよし……たったひとつ困るのは、あまりに小さいので、無くしそうになること。そのため、小さい石は100円ショップで買った薬のケース(朝昼晩に分けて一週間分の薬を入れられるケース)に入れています。この薬のケース、見た目はちょっとなんですが、けっこう重宝します。
2005/03/29
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ついついさぼってしまいました28日。こそこそ29日に書き込みます。何をしていたかというと、またもや「ものづくり」でございます。懲りもせずに石ブレス。ただし、「脱・数珠系」につづいて、今度は「脱・アジアン系」。直径3,5ミリのラブラドライトのビーズをちまちまちまちまと51個もピンとチェーンでつないで作っています。あまりに小さいビーズなのでデジカメのピントが合いませんが透明感があって、どこからともなく青い光が浮かび上がるきれいなラブラドライトのビーズなので、見つけたとたんに思いついたデザインなのです。しかも珍しくタイトルも決まっています。名付けて「夜空のブレス」。しかし、曲げるピンは99カ所、つなぐチェーンは太さたったの1ミリ。あまりに細いので、ちょっとしたピンの隙間からはずれてしまい、つないだはずのところが幾度となく脱落……。さーて、どんなブレスになるのでしょうか。
2005/03/28
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久しぶりに素材サイトを更新しました。↑こんな、小さいボタンや、↓こういう小さいイラストを追加しました。 左から水晶、アンモナイト、そしてオケナイトです。小さいので、あちこちいろんな感じで使えるのではないかと思うのですが、いかがですか?今日は間違えないように書き込みます。なんてったって今日作ったものの話ですから、違う日付に書き込んだりしたらウソになってしまいます。またかい、と呆れられてしまいそうですが、25日のところに載せてしまったセラフィナイト・ブレスのお仲間ですから、間を空けずに載せてしまいましょう。同じビーズを使ったセラフィナイトの指輪です。同じくカレン・シルバーと普通のビーズをあわせました。今度はテグスで編んであります。アップの写真をよく見てもらうとわかりますが、セラフィナイト・ビーズの上部にテグスがしっかり見えております。個人的にこれがいやで、最初は指輪上下をブロンズ色のビーズで縁取っていました。ところが、そのために非常にごつく見えてしまい、ブロンズ色を用いていないブレスレットとも合いません。代わりに銀色のビーズにかえてみてもいまいち。結局テグスが見えてしまうのはしかたがない……と妥協しました。ビーズそのものが大ぶりなので、ビーズで囲んでしまうと余計に大きく見えてしまうようです。やはり、セラフィナイトは、シルバーと合うかも……。色あわせは、セラフィナイト+シルバーに決定ですが、いまのままでは左右のシルバーが目立ち気味。もうちょっとシンプルにできないものかと考えています。いざとなったらビーズを横に使ってみようかなあ……。
2005/03/27
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何を間違ったか、さぼったはずの25日に26日の分を書き込んでしまったので、一日ズレております石雑記。まあ、ブレスを作ったのは26日ではないので、大丈夫といえば大丈夫なのですが……。……というわけで、25日のセラフィナイトブレスの雑記は本来は26日のところに載せるはずでした。あしからず。
2005/03/26
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またもや石のブレスレットです。今日のブレスは、材料のビーズのお店を教えていただいたお礼の気持ちを込めて。秋冬は、暖色系の石が目にとまったように思うのですが、このところのブレスづくりで手に取るのは緑の石。それも、植物の色を連想させるような緑。まず手に取ったのはネフライト。黄色みを帯びてねっとりと柔らかい緑は、ウッドビーズと好相性で、どこかアジアンな趣になります。それに対してセラフィナイトの緑は、深い森の色。セラフィム(熾天使)の翼に例えられる銀色の模様も美しい、魅力的な石です。実は、セラフィナイトのブレスがいいなあ……と考えていたのですが、いかんせん、最高位の天使の名を戴く石は高い……。ネットショップのブレスでも、そのお値段はひときわ輝いております。ところが、教えていただいたビーズのお店では、セラフィナイトのビーズが、手の届くお値段!丸玉ではなく、フラットな四角いビーズでしたが、数珠系ブレスが苦手な私には、ちょうどいいかんじ。思いがけず手に入ったビーズは、こんな感じになりました。銀色の模様に合わせてカレン・シルバーのビーズを合わせてみました。かっちりした形のビーズに、ひとつひとつ手作りのシルバービーズが柔らかさと軽さを加えてくれたのではないかと思います。実は、ビーズを1個使って指輪も作ってみたのですが、縁取りにしたブロンズ色のビーズがちょっと合わなくて改良中です。
2005/03/25
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持ち歩くけれども願掛けはしない。あだ名は付けても名前は付けない。そんな私が、名前を付けてペットあつかいしてしまいそうになる石が、今日の主役です。その石は、オケナイト石なのに石とは思えない、けばけばふわふわのかわいいヤツ。さほど珍しい石ではないので、見る機会は何度もあったのですが、カルサイトですら「柔らかい」という理由で手を出すのをためらう私は、興味津々ではあるものの、このふわふわ石に手を出しかねていました。母岩付きのオケナイトは大きさと重さの点でちょっと却下。分離されたオケナイト単体は、壊しそうでさわるのがコワイ……。ところが。先日出かけてしまった某鉱物店の即売会で、布を貼った台のうえにいくつかころころおいてあるのを見て、そのかわいらしさにクラクラクラ……ッ「欲しい~」という気持ちと、「さわったら壊れそう……」という気持ちがせめぎ合います。なんといっても、こんな頼りなげなものを、手に持っている籠にどうやって入れたらいいのでしょう。ぐらつく心の天秤に決定のおもりをのせたのは、いくつかころころしていたオケナイトのひとつに生えていたプレナイトのしっぽ。コレをつまめば大丈夫!……というわけで、めでたくプレナイト付きのオケナイトはうちに来ることになりました。レジに持っていくときも、「これを下さい」というよりは「一匹下さい」という気分。ところが……お店の人は、ラベルと一緒にオケナイトをジッパー付きの小さいビニール袋にひょいと放り込み、他の石と一緒に紙袋に入れてしまいました。「こ、壊れるーっ」と内心悲鳴を上げたのは、言うまでもありません。オケナイトは、軽くさわる程度なら大丈夫と聞いてはいましたが、やはりこのふわふわを目の前にすると緊張します。袋から出すときも、ラベルに乗せたまましずしずと。写真を撮るにもプレナイトのしっぽをつまんで慎重に。念のため、ウッドビーズを針金で円く輪にした座布団(?)を作り、最後には、比較的丈夫そうな石をケースから追い出し、オケナイトを入れることにしました。いつになく緊張した撮影の成果が今回の写真です。まん丸部分の直径は2センチ。ふわふわ具合はちょっと短めの短毛種。プレナイトのしっぽのほかに、さらに小さいオケナイトと、アポフィライトとおぼしき小さくて透明な立方体の結晶がちょこっとくっついています。ほかのオケナイトは母岩から分離したためにその断面が見えていますが、このオケナイトはしっぽのおかげで宙に浮いていたらしく、おなかまでちゃんとふわふわしています。面白い石だと思っていたけれど、こんなにカワイイとは……。しばらくこのふわふわに心和みそうです。
2005/03/24
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ブログスタート200日目でご紹介した石を覚えておられるでしょうか。「魚」をイメージさせる私好みのへんてこりんな水晶で、池袋ショーで、真っ先に目に入って心惹かれたのに、別の石を買ってしまい、後日再びショーへ足を運んだときに初志貫徹とばかりに買ってしまったのでした。初日に初志貫徹を阻んだ石……。それがコレです。産地は中国。見ようによってはわずかにブルーがかってみえる淡いグレイの水晶です。根本には緑泥とおぼしきものがわすかにインクルージョンされていて、表面は、昨年秋に中国で発見されたという説明付きで最近ネットで見かけるようになった「溶解水晶」に似ています。削られた……と言えなくもない感じなのですが、ブラジル産の溶解水晶を見てしまうと、「溶けた」ようには見えません。(※中国産「溶解水晶」も持っていますが、こっちも溶けたようには見えません)それはさておき、大好きロシアのダルネゴルスク産「魚」水晶を退けたのはこの造形。鉛筆より若干細いくらいのポイントが集まって小さなクラスター状になっています。この形、この色、このテクスチャがあいまって、もろい氷を思わせます。こんな水晶が無数に集まったクラスターは、いったいどんなものなのでしょう!ダルネゴルスクの「魚」水晶は、一個で完結した形ですが、こちらは、かつてまわりに林立していたであろう結晶や、その結晶を包み込んでいた場所、採掘されて初めて光が差し込んだ瞬間の輝き……そういうものを連想させます。
2005/03/23
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「ものづくり衝動」にかこつけて、以前に作ったこんなものをご紹介したいと思います。石を持ち運ぶためのポーチです。石好きさんの集まりに参加させてもらうとなると、やはり石を見ていただきたくなります。さいわい、私の石たちは小さいものが多いので、その点では楽なのですが、困ったことにあちこち出っ張りとがった原石ばかり。持ち歩いたばかりにポキッとか、ガリッとかそういう目には遭いたくありません。最初は布にくるんでさらにそれをまとめて持ち歩いてみたりしたのですが、これがけっこうかさばるのです。そんな時、ネットで見かけたのが石運び用のポーチ!お断りしておきますと、写真のポーチはそのとき見かけたポーチをマネさせていただきました。ネットでみかけたのは、布地が薄くて模様もかなりゴージャスだったのでちょっと私にはあわないような気がして手作りすることに!原石のために裏地はキルティング布。表地は100円ショップの迷彩柄のバンダナ(笑)です。本体は大小大きさの違う八角形のキルティング布からできていて、写真でわかるとおり内側側面にぐるりとポケット状になっています。見本として石を入れてみましたが、ポケットは大小10個あるので、意外に収納力あり!大きめの原石は真ん中に入れれば二重に保護されるので水晶くらいなら大丈夫!(写真のように2個入れるのはおすすめできませんが)広げれば石を置く敷物に(右)、半ば広げた状態では容器風に(左下)、きちんとヒモを絞ればかなりコンパクトに(左上)。実際に使っていますが、かなり便利です。ネットの画像を頼りに自分勝手に作ってみましたが、案外できちゃうものですね~。※ただし、そばで見るとあっちこっちから糸が飛び出していたり、縫い目がよろけていたりします。
2005/03/21
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先日来、ものづくり衝動が継続中です。「●●石が欲しい」波と似ていて、何かのはずみで無性に作りたくなります。これが、ビーズ関係の本やサイトを見たことがきっかけだと、普段の服装などをころりと忘れて、妙にゴージャスだったり、かわいらしすぎたり、どうにも実用性のないデザインのものを作ってしまったりするのですが、今回は「石を使いたい」がコンセプトなので、意外にまともなものができているような気がします。今回も指輪とブレスを作ってしまいました。ブレス第2弾はコレ。オーシャンジャスパーとオーストラリア・ターコイズにそして一粒だけ水晶とタイガーアイ、ウッドビーズ、メタルビーズをあわせています。写真で白っぽいクリーム色に見えているのがオーストラリア・ターコイズです。ターコイズと名前が付いていますが、まったく青くないので厳密にはターコイズといえないかもしれません。最初にオーシャンジャスパーのビーズを見つけて、うれしくなって買ってしまったのですが、チョイスしてみたら緑や茶色の濃いめアースカラーばかり。本当はピンクが混じったオーシャンジャスパーらしい色合いのビーズが欲しかったのですが、すでに売れてしまったあとのようでした。選んだビーズが渋くて濃いめの色合いで、このままでは重い印象になってしまうため、明るい色合いとして選んだのがオーストラリア・ターコイズです。ハウライトでは白すぎてしまうところですが、微妙なクリーム色と茶色のマーブル模様でオーシャンジャスパーの色合いと結びついてくれたように思います。メタルビーズは「オーシャン」ジャスパーにあわせて「魚」にしてみました。前回と違って丸い石のビーズばかりなので、数珠っぽく見えないようにアクセントとして、わざと左右で位置をずらして入れています。形がおとなしいので前回のブレスとも好相性。二つ一度にはめてみました(左下)。次に作ったのが指輪。構造的には前回のラブラドライトのと同じですが、丸ビーズを使うと印象がまるで違います。ひとつめはコレ。シルバーリーフという名前が付いた白~灰色のジャスパーの3ミリビーズを使っています。あわせたビーズはカーキ色のメタリックな6角ビーズ。ややなだらかに盛り上がり、菱形にシルバーリーフのビーズが並びます。石が完全に不透明なことと、ごつい色合いのビーズのおかげで、ボリューム感たっぷり。もうひとつはコレ。2.5ミリくらいのラブラドライトのビーズに、つや消しカーキメタルな竹ビーズとブロンズのスリーカットビーズをあわせました。シルバーリーフの方で使ったビーズよりも細いビーズなので、透け感があって色合いの割に軽い印象です。この竹ビーズがラブラドライトの色と意外に釣り合ううえ、どこから見てもラブラドライトのどこかが輝くので、ちょっと気に入ってしまいました。指輪はどちらも平面的な編み方しかしていないのですが、引き締め具合で緩やかにふくらみ、石を使った部分で立体的になります。今回いくつかブレスレットと指輪を作ってみて感じたことは、素材としての石ビーズを見たとき、私は、自然な色のゆらぎが好きなんだなあ……ということ。石ビーズにはおなじみ透明な水晶やアメシスト、まっ黒なオニキスなどさまざまな種類があります。その中でいつも選んでしまうのは不透明(すくなくとも、外から中の孔が見えないくらいに不透明)で色のゆらぎがあるビーズなのです。色のゆらぎ、というのはシルバーリーフやオーストラリア・ターコイズのように、ひとつひとつのビーズにニュアンスがあり、いくつかまとめてみると斑に見えるという意味です。ガラスビーズでも色の濃淡をつけたものがありますが、自然の美しさには叶いません。さらに、私にとっては、石のビーズをとガラスビーズを組合わせるのはちょっと大変です。不透明で色がまちなちな石のビーズは、色鮮やかなビーズと混ぜると、予想以上にくすんで見えたり、色の強さに負けてしまうのです。いろいろ試行錯誤してみたあげくの組み合わせパターンは、「色は同系統で、質感が違うビーズをあわせる」です。たとえば、不透明でいかにも石っぽいシルバーリーフの丸いビーズには金属光沢で面のある6画ビーズ。色合いはどちらもダークカラーです。同じ丸ビーズでも透明感があってガラス光沢のラブラドライトには、不透明でツヤ消しの竹ビーズ。色合いはラブラドライトに含まれる緑のニュアンスにあわせていますが、形も丸に対して細い竹ビーズというように差をつけています。同じラブラドライトでも、カットされたビーズに対しては丸いガラスビーズをあわせてみました。今回の指輪はどちらもごつい色合いなので、これからの季節に使えるかどうかはちょっと微妙……。ボリュームはありますが、シンプルなデザインなので、使い勝手はいいはずなのですが。
2005/03/20
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以前の雑記で黄色いヒマラヤ水晶をご紹介したことがありますが、うちにはもうひとつ黄色いヒマラヤ水晶があります。今回はガネーシュ・ヒマール産ではなく、インドのクル・マナリ産です。右の写真のようにかっこうよく自立してくれる、器量よしさんです。おそらく水晶そのものもほんのりクリーム色なのかもしれませんが、シトリンと言うほどではなく、以前のガネーシュ・ヒマール産と同じく、表面をコーティングしたものによって黄色く見えています。一部分にはさらに緑泥のインクルージョンもあって、さらにバランス良し♪しかも、このコーティングのために、一部表面に虹色が現れます(左下)。アクアオーラというのは、天然の水晶の表面に人工的に金属を蒸着させて虹色に見せるものですが、この石の場合は、まさに、天然のアクアオーラ同じくコーティングによる黄色でもガネーシュの方には虹色は現れないので、成分が違うのかもしれません。ちょっと話は変わりますが、こちらに載せたヒマラヤ地図でもわかるように、ガネーシュヒマールとクル・マナリはかなり離れています。そのせいでしょうか、ヒマラヤ水晶という名前でくくられていても、石から受ける印象はかなり違うように思われます。ガネーシュ・ヒマール産が「清冽」ならば、クル・マナリ産は「涼やか」。どちらがいいというのではなくて、個人的にはインド産のヒマラヤ水晶は、幾分やさしげな印象を受けます。ガネーシュ・ヒマール産に見られるような先細りの鋭い形やカテドラル状のころんとした形の水晶も見られないように思います。緑泥の色も、ガネーシュ・ヒマールのものに比べて色が明るいような……。場所が離れているから、形も色も違って当たり前と言えば当たり前なのですが、皿に離れているパキスタン産の緑泥は、ガネーシュ・ヒマールと見間違えそうになるほどの色合いなのが面白いです。
2005/03/19
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一昨日の「謎のピラミッド」に続いて、私が雰囲気に弱いと証明するグッズをご紹介します。チベット密教で使われる楽器でティンシャと言うそうです。これもピラミッドと同じネイティブアメリカングッズのお店で買ったのですが、やはりネイティブアメリカンものではありません(笑)。チベタン・ベルと紹介されていることもありますが、この形状では「チベタン・シンバル」の方がよりふさわしいと思います。別名『ラマシンバル』ともいわれているらしいです。仏に願いを届ける道具として使われるとか、読経の伴奏用、瞑想の終了を告げる音として使われるとか、チベットの僧侶が旅をするときなどに魔よけとして打ち鳴らすとか言われています。もちろん、私はそういう用途のために買ったわけではありません。一にも二にも、音色がすばらしかったからです。「シンバル」の名の通り楽器のシンバルのように持って慣らしてもいいのですが、私は、ヒモを持って金属部分をぶら下げ、縁を打ち合わせる方が好きです。その音色の美しいことと言ったら!特筆すべきは、その余韻……というか残響音の長さ。さざめき広がる音の波紋が目に見えるような音とでも言いましょうか。左右の材質が違うので倍音で聞こえるという説明も読みましたが、そうは見えません。ティンシャについて調べていたら、石の上で鳴らして石を浄化できるという説明を見つけました。日光や月光にあてる、塩や土に埋める、セージでいぶす……「浄化」の方法にもいろいろあるようですが、この方法で浄化できるのなら、自分も楽しみながらできていいかもー♪(↑ ふだん浄化なんかしないのに)
2005/03/17
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なんだか突然「作りたい気分」が発動し、石アクセサリを作ってみました。なんと初・ゴムブレス!石好きな私は石ビーズも好きです。何を作ると決めてもいないのに、買ってしまったビーズが増えてきたので、それらを活躍させてみたというわけです。うーん。ちょっと微妙……。一番大きなビーズはアフガニスタンのターコイズ。緑がかった青に茶色が混ざり込んだ感じがモザイクっぽいラフカットのビーズです。このターコイズをメインにカーネリアン、オニキス(天眼珠)、水晶、ラピスラズリ、カレン・シルバー(三日月型)、アンティークっぽい青ビーズ、メタルビーズ、ウッドビーズをあわせてみました。お店でアクセサリーを見る時は意識しないのですが、どうやら、自分で作るとなると石と木、石と金属などのように異なった素材を組合わせるのが好きみたいです。カーネリアンは形と色が気に入って買ったもの。水晶はちゃんとレインボーが出ます。最初から左右対称に作る気持ちはなかったのですが、ちょっとにぎやかすぎるでしょうか。作ったもの第2弾はコレ。ボタンカットのラブラドライトビーズとシードビーズをワイヤーで編んだリングです。ライトグレーのビーズを使ったので、あまり季節を問わない色合いに仕上がりました。石とビーズは、テクスチャーが似ているせいか、なかなか組み合わせにくいように思います。左下に写っているようにかなりのボリュームなのですが、隙間が空いているので大きさの割に重くは見えません。ボタンカットのおかげで角度によってラブラドライトのどこかが青く輝いてちょっときれい。珍しく実用性のあるものができました♪
2005/03/16
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ゴツくてシブい見てくれとは裏腹に、世に送り出した女性の手を経たものでないとそのうち形が崩れてしまうとか、ゴツゴツした男性石となめらかな女性石を片手ずつに持ってくっつけたり離したりすると、磁石のように引き合うポイントがあるとか、カンブリア紀の生物の化石だとか、いろいろとなぞめいた話が尽きないボージーストーン。私もセットで持っていますが、ゴツゴツした男性石をしげしげと眺めていると、その重さといい、形といいパイライトにそっくり……と思ってしまいます。確かにパイライトも成分のひとつとして含まれているようなので、似ていても不思議はないわけですが、「何か」とパイライトという組み合わせと言うよりは、パイライトオンリーではないかと勘ぐりたくなるのです。……なんて言っていたら、見つけちゃいましたそっくりさん。 笑っちゃうほどうり二つ!間違う方はいらっしゃらないとは思いますが、右上がパイライト、左下がボージーストーン(男性石)です。さすがパイライト、ずっしり重いです。エスニック雑貨のショップで買ったのですが、(そのせいかすごく安かった……)お店の方が、「原石で丸く磨いていないので、落としたりすると割れることがあるので、気をつけて下さい。下に布とかクッションを敷くといいですよ。砂のようなものが取れてくるかもしれません……」と親切に教えて下さいました。ずっしり重くてピカピカ金属光沢のゴージャスな外見とはうらはらに意外に取り扱い注意な石のようです。なんだか、正規のものでないと崩れちゃうとか言われるボージーストーンに通じるものがありますねえ……。パイライトは和名では黄鉄鉱。おバカなうちのパソコンは「追う手甲」と変換して笑わせてくれます。最近はやっと「追う鉄鉱」になって鉱物に近づいてきました。単語登録すればいいのですが、面白いのでそのままにしています。パイライトといえば、サイコロみたいな立方体の結晶がおなじみです。まるで機械で削りだしたのではないかと思うようなシャープな形が自然界の中から生まれてくるのですから、自然は本当に奥が深い……。サイコロ型だけでなく、サイコロがいくつも組み合わさった彫刻作品のような形や、正十二面体、珍しい八面体、サイコロ型の結晶をたくさんまとめて丸めたような球状結晶、岩の割れ目のようなところで成長したためにサイコロ型になれなくて、薄い円形になった「パイライト・サン」というのもあるそうです。水晶とは対照的な金属光沢・不透明なパイライトですが、その形、輝きはとても魅力的だと思います。
2005/03/15
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今日のネタは、石に関係あるようなないような……。とりあえず、番外編としてスタートしたいと思います。ついでに「KUROさんてば、石のことをよく知っている」という誤解をといていきましょう。そう思っていただけるのは、とてもありがたく恐縮なのですが、その真相は「知っている」のではなくて「知らないので、調べたことを忘れないように書いている」のです。ハイ。では、なぜいろんなことを(または重箱の隅をつつくようなことを)調べるのか。まず、シュフ(シェフではない)という環境では、私の場合ちょっとは頭を使わないと脳がサビそうだ……ということがひとつ。そしてもうひとつは、実はとっても雰囲気に流されやすいので、自分の意識(意見/好み/方向性……etc.)はこうなんだ、と自分自身に釘をさしておくか、「実はこれにはこんな意味がある」と、意味づけ(=いいわけ)しておかないと、収拾がつかなくなりそうだからです。そこで今回の話題です。私がいかに雰囲気に弱いか……を物語るこんなモノ。いったい何なんでしょう?インディアングッズをあつかっているお店で見つけたのですが、あきらかにインディアンものではありません(笑)。うすい金属の板を曲げて作ったピラミッドで、底はなくて中は空洞。大きさは底辺と斜辺が9.5センチ、高さが約7センチです。4つの面にはそれぞれ異なる模様が描かれていて、3つは幾何学的な模様ですが、ひとつはまごうことなくガネーシャ。このガネーシャと、それぞれの面のてっぺんに書かれている卍マーク(正確には逆卍)のおかげで、ヒンズー教とかのたぐいのグッズだろうということしかわかりません。この一筆書きのようなガネーシャがちょっとかわいかったのと、幾何学模様が意味ありげなことと、昔なつかし「ピラミッドパワー」なんて言葉が頭をよぎり、「おもしろそう♪」というノリで買ってしまいました。いちおう、傷の少ないもの(手作りらしくけっこう傷が多い)を選んで、「おお~、まったく読めないけど、なにやらいろいろ書いてあるぞ」とうれしくなったのですが、さて、コレをどうするべきか。さすが、雰囲気に弱いと自覚しているだけあります。意味ありげな雰囲気だけで買っちゃいました。せっかくピラミッド型で中が空洞なんだから、ピラミッドパワー(笑)を期待して、石の上にかぶせてパワーの充電とか、浄化気分を楽しんでみようか……と思ったのですが、気になるのは表面の模様です。充電や浄化と何の関係もないならまだしも、まったく逆の……たとえば、悪い気を中に吸収するとかいう意味だったりしたら、シャレになりません。そこで、調べてみることにしました。そうです。私の調べものはたいていこんな感じで始まります。さて、調べるにしても何の手がかりもないのでは調べようがありません。繰り返しになりますが、わかるのはガネーシャ(3の画像)のみ。ガネーシャが使われているからには、ヒンズー教グッズだろうということだけです。そうそう。もうひとつ手がかりがありました。同じお店に小さな銅板(数センチ角程度)があって、そこには(1)と同じ模様が描かれていて、「ヤントラ」というお守りだと説明されていました。(このピラミッドには何の説明もなし……)さっそく「ヤントラ」で検索することからはじめました。まずは、(1)の図形が「ヤントラ」であると確認しなければなりません。検索し、いくつかのサイトを見ていくと……ありました、ありました。どうやら「シュリ・ヤントラ」というものらしいです。しかも他にも種類があるようす。……すると残りの図形もヤントラなのでしょうか。そもそもヤントラってなんなんでしょう?……とまあ、こんな具合ですっかりはまりこんだ私は、現れる単語を手がかり足がかりに芋蔓式にサイトからサイトを渡り歩きました。その様子を書いてもややこしいだけなので、ここは潔く(中略)……ということにしておいて、結果です。ヤントラは、仏教の密教における曼陀羅(まんだら)のヒンズーバーション……というのが一番イメージしやすい説明でしょうか。そもそも「曼荼羅」という言葉はインド出身です。サンスクリット語の「マンダラ」を音訳したもので、マンダラは中心・心髄、円・円還を意味する「マンダ」と所有を意味する「ラ」が合わさったものです。「円」はすなわちはじめもなく終わりもない、あるいは始まりは終わりであり終わりは始まりである無限を象徴する形であり、意訳すると、曼荼羅とはつまり「大宇宙の本質的なものを諸仏の配置によって表現し、感覚的・現象的に把握できるようにしたもの」といえます。よく似た言葉で「マントラ」というものがあります。「真言」などと訳されますが、一種の呪文であり、聖なる言葉であり、宇宙のすべての源……神をも生み出す最初の領域「空」から発生した波動であるとされています。そして、ヤントラとは、その波動が私たちが生きるこの世界にもう少し近づいてより具体的になったものなのだそうです。つまりは「聖なる波動を図式化したもの」……ということでしょうか。最初に予測したように、ヤントラにはいくつもの種類があるようです。なかなか画像付きで説明しているサイトが見つからなかったので、あくまでもたぶんですが……(1)は、シュリ・ヤントラ。このヤントラはその場のよくないエネルギーを排除したり、調和と繁栄を与える最も強力なヤントラなのだそうです。おお。シュリ、というのは、シヴァ神と並ぶヒンズー教の最高神ヴィシュヌ神の奥さん、美と富の女神・ラクシュミーのことだとか。(2)はたぶんドゥルガ・ヤントラ。ドゥルガというのはシヴァ神の奥さんのひとり……というか、シヴァ神の妻・パールヴァティーの化身とされる、美人で強~い女神様。内なる邪悪な傾向を取り除く。敵からの困難を和らげる。困難さからの回復……という御利益があるそうです。これもありがたや。(3)はご存じガネーシャ。ヤントラには、ガネーシャの絵を描くものもあるようなので、ガネーシャ・ヤントラ(またはガナバティ・ヤントラ)ということになるのかもしれません。御利益は一般的障害除去、商売繁盛、学問成就だとか。(4)がちょっと難しくて、これぞと思うのが見つかりません。あえて挙げるならば、ガーヤトゥリー・ヤントラ。知識の浄化、否定的なカルマの浄化という働きがあるそうです。ガーヤトゥリーについてはよくわかりません。どうやら女神らしいのですが。こうして見ると、良くないエネルギーを排除して調和を与えるとか、内側の邪悪な傾向を取り除くとか、障害除去とか、知識の浄化とかの意味があるようですから、石の上にカポッっとかぶせても大丈夫なようです。ついてにピラミッドパワーについても調べてみました。ピラミッドパワーとは、ずばりピラミッドに働くと言われる不思議な力のこと。20年くらい前(歳がバレる……)話題になりましたが、今では立派に「死語」でしょうか。その不思議な力とは、エジプトなどにあるピラミッドの相似形の模型を作り、各底辺の方向を正確に南北に向けると、物が腐らない、死骸はミイラ化する、食べ物の味が変わるなどの不思議な効果が現れるというものです。さて、このヤントラを描いたピラミッドは、ちゃんと相似形になっているのでしょうか。正確にピラミッドの相似形でなくてはならず、少しでも違っているとだめなんだそうですが……。というか、ひとくちにエジプトのピラミッドといっても角度はいろいろあったはずですが……やっぱ、ギザのクフ王のピラミッドなんでしょうか?どうやって相似形かどうか確かめればいいんでしょう?話はちょっとヤントラに戻ります。音のマントラに対して形のヤントラ。なんとなくわかったようで、実はイマイチ頭の中にうまく収まってくれませんでした。そんなとき、曼陀羅について調べていたら、ちょっと面白い説明を発見しました。人間には空間恐怖という普遍的な感覚がある……と、その説明は始まります。たとえば、ものすごい人混みの中に突然放り出されたとき、高い山の頂上に登って、ぐるり360度何もない空間が広がったとき……自分の身の回りがまったく未知の状態におかれると人は不安を覚え、自分自身を確認するために世界を考える。つまり空間恐怖を乗り越えるために、世界を独特の方法で認識する……そこからマンダラの原形になるような世界観構図、宇宙をどういう構造でとらえるかという見方がでてきたというのです。この説明は、なぜか心にすとんと入ってきました。なんだか、自分が石に対してやっていることにとても似ているような気がしたのです。石という未知の世界を「独自の方法で認識する」。……カッコよく言えば、「虚空座標」は、私の石の世界に対するマンダラやヤントラなのかもしれません……(世界を認識しようとしたその成果……ということで。別に御利益はありませんヨ)
2005/03/14
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あまりにも繊細で、取り扱い要注意な石には、イマイチ手が伸びづらいのですが、やってしまいました。あまりにかわいらしくて、美しくて、生き物めいて見えたので……。もしかしたら、どこで買ったかおわかりな方もいらっしゃるかもしれませんね。アメリカはユタ州産の水晶です。ちょっぴりピンクがかった母岩に、放射状に広がった水晶がくっついています。それぞれの結晶の長さは1センチもありません。太さときたら、平均で1ミリ弱。なんと、広がったポイントのそれぞれがセプターになっていて、特に細い部分は、乱暴にあつかったり、落としたりしようものなら間違いなくぽっきり折れます。撮影するときもうっかり落としてしまったりしないよう、どきどきひやひやしながら撮りました。乱暴にあつかっているつもりはないのですが、撮影するときには高さが欲しいので、積み上げた箱の上にのせたり、ミネラルタックでコ固定したりはずしたり、時にはカメラで接近しすぎてコツン、なんてこともあったりするので、撮影時は意外に危険なのです。そんな取り扱い厳重注意! な石ですが、まるで、石の上に咲いた花のような、あるいは、潮だまりの中で触手を開いたイソギンチャクか何かのような生き物めいた姿が何とも言えず魅力的です。鋭く輝く透明なポイントと、磨りガラス調の半透明のポイントが同居しているそのバランスも心憎いばかり。カワイイです。
2005/03/12
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青水晶は存在しない。……正しくは、シトリンやアメシスト、スモーキーのように、結晶の構造によって色づいて見える青い水晶はありません。水晶の色は、厳密に言えば水晶に含まれる別の鉱物による色、インクルージョンによって青く見えています。インクルージョンによる色であれば、他にも赤や緑がありますが、とりわけ青い水晶は魅力的……だと個人的には思っています。これまで、青い水晶というと、スペインのマラガ産のアエリナイトという鉱物のインクルージョンによる青水晶が有名でした。近年、ブラジルでインディコライトのインクルージョンによる青水晶がまとまって出たらしく、昨年から今年にかけて、比較的見かけるようになりました。そのほかにも私が知る限りではパキスタン、スイス、コロンビア(←ラベルではブルー・クォーツでも実際は灰緑色)などがあります。そんな青い水晶にもう一つの産地が加わりました。メキシコです。青といっても石部分ですが、おそらくインディコライトと思われるものが放射状に広がって、水晶の一部を青く染めています。水晶そのものも、割れた破片に見えますが、ちゃんと結晶の形をしていて、背面にはパイライトもくっついています。今回のツーソンショーの戦利品です。ブラジル産のインディコライト・インクルージョンの青水晶は、まとまって出回る前に少量売られていたものを見つけました。今回もこの石を皮切りに、メキシコ産青水晶が出てくるでしょうか。石の産出量というのは、なかなか読むことが難しく、稀少品だといわれていたものが、あとになってどっと産出し、価格が一気に庶民的になったものもあれば、出ることは出ても値段が跳ね上がってしまうもの、ごくわずか採れたきりで幻となっているものもあります。もうでない、もうでないと言われながら、それでも流通し続けている石もあります。実は、ブラジル産のインディコライト・インクルージョンの青水晶も、すでに出なくなったと噂できいたのですが、どうなることか……。新たに発見されたというふれこみの石を、どのタイミングで手にするかというのは、なかなかに悩ましい問題でもあるのです。
2005/03/11
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我が家の石のニューフェイスをご紹介します。知り合いの石好きさんに連れて行っていただいた石屋さんでたくさんある石の中から選び出した石です。石屋さんには、厳密にチョイスされた石が並ぶお店もあれば、文字通り玉石混淆なお店もあります。あたりはずれなく一定レベル以上の石を見ることができるのは前者です。一定レベル以上、と書きましたが、もちろん石のパワーのことではなく、結晶の形のバランスやダメージのあるなしということです。バランスが良くダメージの少ない石はきれいですが、割れていたり、表面がこすれて透明感がイマイチで野性的な石も、よく見るとなかなか魅力たっぷり。たくさんある中から「これぞ」というひとつを見つけるのは、ちょっとした発掘気分♪そんな発掘気分で見つけた石がコレ。お店がブラジルの石をあつかうお店なので、おそらくブラジル産だろうと思っているのですが、見かけで言うと中国産っぽい雰囲気のDTポイントです。表面に付着した酸化鉄っぽいものでシトリンのように写ってしまいました。ワイルドな雰囲気も魅力ですが、この石を選んだ理由は石の中にあります。クラックでなかなか見分けにくいのですが、中に二重のDTファントムが入っています。なかなか写真に写ってくれないので、同じ写真にラインを入れてみました。いかがでしょう?こういう石を見つけると、思わずにんまり。だから、お店の隅さがしはやめられないのです。
2005/03/10
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ブログの一日平均のアクセス数が150件を突破しました。日記リンクも50件を突破。これもすべて、皆様のおかげです。ありがとうございます!イキアタリバッタリで申し訳ありませんが、これからも石雑記を続けていきたいと思います。今日のネタ石はファントム。大きさにして2センチくらいのおチビなポリッシュです。磨かれた状態でのポイントの方向と、ファントムの方向がちょっとずれているようにも見えるので、磨かれたことで少し形が変わってしまっているのかもしれません。しかし、ファントムのきめが細かく、霧がファントムを形作っているかのような涼しげで繊細な印象の石です。この手のポリッシュのファントムは、比較的よく見かけますし、いくつも持っているのですが、こういうかわいいのを見ると、つい……。この石のみどころは、涼しげで整ったファントムの他にもうひとつあります。石の一番下のあたりをご覧下さい。右側に、その部分をアップにしてみたのですが、なにやらもやもやしているのがおわかりになるでしょうか。実は、コレもファントムなのです。水晶は、人工的に作られるほど私たちの生活になじみのある鉱物でありながら、自然界ではどのように成長していくのか、まだわかっていないことがたくさんあります。水晶は、珪素がとけ込んだ熱水の中で成長します。まわりの圧力や温度が下がることで、珪素が熱水に溶け込んでいられなくなり、岩などに結晶を作り始めるわけですが、最初は針のように細い小さな結晶が無数にでき、それらがやがてくっつきあって、大きな結晶になっていくのだと考えられています。透明な水晶では、根本の部分が白っぽく濁って見えるものが多いですが、この白っぽい部分が最初の細かい結晶だった部分だと説明されているのを読んだことがあります。写真の石は磨かれているので、白っぽい部分があったかどうかはよくわかりませんが、このもやもやしたファントムは、まるでこの石がどのような形をとろうかと模索しているさまをとどめているようです。また、小さな結晶が徐々に大きくなっていくのが水晶の成長のしかただとするならば、このもやもやはその考え方とはちょっと違っているようにも思われます。こんな小さな石の中にもちゃんと不思議がつまっている……だから水晶はおもしろい♪
2005/03/08
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今日はインターフェレンス・クォーツではありません。ご安心を(笑)手といっても見た目の奇妙さでは負けず劣らず……といったところでしょうか。この水晶にも、このへんてこりんぶりを表す用語がちゃんとあります。スケルタル・クォーツです。エレスチャルといった方が通りがいいかもしれませんが、エレスチャルという用語は、実にさまざまな形態を広く含んでしまうので、個人的にはブラジル・インドに見られる、いくつものポイントが固まった複雑な形状のものをエレスチャル、ある程度の大きさがあって建物っぽく見えればカテドラル、ブラジルに見られるスモーキーで平板状のエレスチャルをジャカレー、そして、写真のメキシコ産に見られるような、薄い層状の構造をした水晶をスケルタル……と呼びたいと思います。エレスチャルは「水晶の長老」と呼ばれまることがありますが、これについてはすでに自説を展開してしまったので、ここではくわしく説明しません。簡単に言えば、エレスチャルと言われる水晶は、結晶学でいうと「骸晶」と言われるタイプにあたり、結晶の元となる成分の濃度が濃い、専門的に言うと「結晶化駆動力が高い」時に現れる形なのだそうです。つまり、結晶の材料となる成分が豊富なために、結晶しやすいところからどんどん結晶してしまったあわてん坊な水晶だといえます。そう! ゆっくりじっくり結晶したのではなく、透明な水晶よりも結晶の速度は速いはずなのです。特に写真のような水晶は、結晶のもととなる成分がブラジルやインドのエレスチャルよりは少なく、透明できれいな水晶よりは多いところで結晶したと思われます。水晶のような形では、平面の部分よりも角の部分が結晶しやすくなっています。そのため、面の真ん中が結晶するのを待たずに、結晶の稜線の部分がどんどん結晶してしまい、スケルタル(骨格、骨組み)という名にふさわしい形になってしまいました。こういうタイプを「窓水晶」と呼ぶこともあるようです。「ウィンドウ」だと、錐面と端面の間にある菱形の面を指すこともあるので、ちょっとややこしいですね。以前、エレスチャルの話をしたときは、この水晶を持っていなかったのでこのたびスケルタル水晶らしい石ということで再度話題にしてしまいましたが、ちょっと新たな発見をば。私は「エレスチャル=天使の贈り物」だと理解していたのですが、より厳密には、メキシコ産の層状に結晶したエレスチャル……というかスケルタルを「天使の贈り物」というらしいです。誰が「天使の贈り物」といいだしたのか、その原典を読んでいないので、又聞きでしかありませんが、今回もう一度調べていたら、メキシコ産スケルタルだとする説がいくつも見つかりました。透明で端正な水晶(たとえばアカーンソー産など)は、確かに美しいですが、光に透かしたときに光を幾重にも反射して輝くスケルタルもまた意外な美しさを秘めています。このきらめきをして「天使の贈り物」というイメージを与えたのだとしたら、なかなかロマンチックではありませんか。ちなみに写真の石は、みごとにスケルタルで、面の真ん中はへこむどころかあわや貫通するのではないかと思うほど深い空洞になっています。
2005/03/07
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なんだかシリーズ化しちゃっているインターフェレンス・クォーツです。探し求めて集めているわけではないのですが、その迫力ある造形に惹かれてふとよく見ればインターフェレンス。というパターンがままあるわけです。さて、今日の石もガネーシュヒマール産ヒマラヤ水晶です。昨日は横方向に階段状に削られていましたが、今日の石は縦方向に削られています。こちらの方が、ロシアのインターフェレンスに近いでしょうか。石の大きさは4センチほど。ベースはごくわずかクリーム色がかって見えるクリアな水晶に緑泥付き。インターフェレンスであることを示す干渉痕以外はノーダメージの……ペンダントトップです。ペンダントトップにしては大きい部類です。白状します。これはもう、アクセサリーというよりは石として買いました。何度かつけてみましたが、これだけ大きさがあると、はっきりと首筋に重さを感じます。よく言えば存在感がある。悪く言えばゴツくてデカい。個人的にはアクセサリーとしても嫌いではありませんが、傍目から見ると変でしょうね(笑)。ペンダントヘッドに加工したのをわざわざ買わなくても……と思われるかもしれません。ところが、これにはちょっとした理由があります。ブラジル産にくらべて、やはり数が限られてしまうヒマラヤ水晶は、どうしてもグラムあたりの単価が高いです。それに置き場所のことを考えると、あまり大きいものには手が出しづらいです。では、小さいものを……と見たとき、ペンダントヘッドに加工された石は、全体的に質が高いように思われます。欠けや傷があるものをわざわざ加工するわけがないですから、これはあたりまえといえばあたりまえですが、チベットで加工されるシルバーのペンダントトップは思ったよりも安く、原石のままの石と十分競える価格帯なのがうれしいです。時に掘り出し物に巡り会えるのも見逃せません。ガネーシュヒマール産のヒマラヤ水晶には、鋭角的な先細りタイプ、胴がふくらんだタイプ、緑泥入り……など、いくつかのタイプがありますが、その中に目立って数が少ないものがあります。少ない、といっても私が知る範囲においてですが、「ヒマラヤ~、ヒマラヤ水晶はいないか~」と事あるごとに探してしまう私が、二つしか見たことがないタイプなので、たぶん、珍しいのではないかと思います。これもペンダントトップに加工されています。大きさは2.5センチほど。表面は磨りガラス調で、先端には黒く見えるほど色が濃い緑泥がインクルージョンされていて、中間部には、おそらくファントムと思われる緑泥が浮いています。磨りガラス調のテクスチャと、浮かぶ緑泥の対比がとても幻想的です。実は、この手の石はこのペンダントトップではじめてみました。小さくて細いので、量り売り価格で何と1000円台。面白い石だし、これくらいの値段ならいいか……という軽い気持ちで買ったのですが、以後長らくこのタイプを目にすることはありませんでした。次に目にしたのは、5~6センチくらいのポイントでした。ヒマラヤ水晶は高いと知っていても、ちょっと手を出しかねるお値段に涙を呑んだのですが、その石は、まさしく写真のペンダントトップを大きくした感じ。磨りガラス調の表面も、先端部と昼間部に緑泥が入るところもそっくり!その石を見たことで、私は「こういうタイプのガネーシュ・ヒマール」があるのだと気が付いたのです。しかし、見たのはすべて単結晶。それも2つだけ。この石のクラスターがあるのならば、あるいはもっと大きいものがあるのならば、ぜひ見てみたいものです。きっとまだ見ぬ兄弟石にも緑泥のファントムが浮かんでいるに違いないと思っています。それにしても、こんな石が1000円台。アクセサリーだからこそ、小さなこの石が私の元にやってくることができたのでしょう。この巡り合わせに感謝感謝です♪
2005/03/06
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インターフェレンス・クォーツ第3弾!今度はガネーシュ・ヒマール産です。この石は以前にもご紹介したことがあるので覚えておられる方もおられるかと思いますが、インターフェレンス・クォーツとしてあらめてご紹介。残念なことに先端が折れているのですが、そんなハンディキャップをほとんど感じさせない造形です。実物をご覧になった方は、たいていメソポタミアのジッグラトを連想されるようです。大きさは段違いに小さいですが、中の霧状インクルージョンの割合などは、先日の「男の水晶」と似たり寄ったり……しかし、「透明感」の質が違うように感じるのはなぜでしょう?ブラジル産の「男の水晶」が海保的な明るさを感じる透明感ならば、ヒマラヤ産のこちらは、「清冽」な透明感。切り刻まれた溝に土が入り、ちょっと薄汚れているようにも見えるのですが、その分、背筋が伸びるような鋭さ……自然のワイルドな気品と言うべきものを連想してしまいます。さて、あれも、これも、こっちもインターフェレンスなんです~と、取り出すと、たいてい「こういうのがお好きなんですか?」と聞かれます。形がととのったきれいな結晶があるのに、なんだか傷だらけのガジガジした石をいくつも取り出せば、そりゃー聞きたくもなるでしょう。しかし、見方を変えれば、これはとても魅力的な水晶です。鉱物の結晶は、どれもこれも、なぜ自然にこんな形ができるのだろう?と思わせる自然の芸術作品ですが、インターフェレンス・クォーツは、さらに「偶然」という技が加わっているのだと思うのです。水晶だけではなしえない形、カルサイトと水晶がせめぎ合って削りだした厳しい形、成長をじゃまされてもなお、本来の形を貫こうとした「水晶の底力!」と言いたくなる形。インターフェレンス・クォーツには、形を刻んだ大地の鑿音が、今もまだ響いているのかもしれません……。
2005/03/05
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今日も昨日に続いてインターフェレンス・クォーツです。インターフェレンス・クォーツを初めて見たのはロシア産でした。もちろん、それがインターフェレンスクォーツと言うのだということも知らず、知ったあともロシア以外の産地でそういう石があることも知りませんでした。つまりわたしにとってインターフェレンス・クォーツ=ロシア産でした。ネットショップでも時々見かけるロシア産インターフェレンス・クォーツは、たいていシングルポイントで、透明感も低いものが多いように思います。カルサイトによって成長が阻害されたという成長の痕跡をとどめたユニークな水晶ですが、「きれい」とは言いがたいものが多いのです。しかし、この石は違いました! 何本ものポイントが集まったクラスター状であるのも珍しいですが、それぞれの透明度がかなり高いのです。しかもみごとな切り刻まれ方!同じインターフェレンス・クォーツでも、昨日の「男の水晶」とは逆に、女性的で繊細な印象です。まさに刻まれたと言うにふさわしいその痕跡は、華麗な装飾を施された神殿の柱を彷彿とさせます。「カルサイトが結晶しているところにあとから水晶が結晶したため、カルサイトに成長を阻まれた」と説明されますが、果たして本当にカルサイトなのか、カルサイトの方が先だったのか、ちょっと疑問に思うこともあります。特に先端部分などは、成長を阻まれて文字通りの「頭打ち」となってぷっつりとぎれているのではなく、阻まれてなお先端を形作ろうとしたように特異な形状になっています。そんな部分を見ていると、カルサイトと水晶がせめぎ合いながら同時に結晶したのではないか、とか水晶があとだとしたら、水晶はカルサイトの中に水からをねじ込むように結晶したのではないかと想像はふくらみます。
2005/03/04
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以前にもいくつかご紹介しましたが、変なもの好きの我が家の石の中で、ひときわへんてこりんな石には「あだ名」が献上されます。「あだ名」持ちであることは、形はもちろんその成長のしかたもへんてこりんであることを証明された、いわば「変な石の王道」をいく石であることの称号です。……ところが、このたびちょっと毛色の変わったあだ名を持った石が誕生しました。毛色が変わっているというのは、あだ名の付き方です。最初に挙げた「あだ名」がつくには、形も変、成長のしかたも変、という他にも「そのへんてこりんぶりを表す用語がない」という条件があります。ところが、今日ご紹介する石には、インターフェレンス・クォーツという立派な名前……というか言い表す用語があります。用語があるからには、珍しいものではあるけれど二つとない、というほど珍しいわけでもなく、いくつかへんてこりんな兄弟石たちが存在するということです。本来ならば、この時点で「あだ名持ち」候補から脱落するはずなのです。なのに、なぜ「あだ名」がついてしまったか。それは、今日の石が用語はあれど、その用語でくくられる石の中でも異彩を放つものであることがひとつ。あだ名が付くに至ったエピソードがひとつ。そしてその名前のみごとさ……です。そう。そのあだ名とは「男の水晶」こんな石……です。 インターフェレンスとは「干渉」という意味で、インターフェレンス・クォーツとは、カルサイトなどに成長を阻害され、後にそのカルサイトが溶けてなくなったためちょうど刃物かなにかで平行に切り刻まれたような特徴的な痕跡を残した水晶のことです。有名なものは、ロシアのダルネゴルスクで産出するのですが、コレはブラジル産。インターフェレンス・クォーツは他でも見られるので、水晶ならなんでもありのブラジル産というだけでは、目を惹くことはありません。何が異彩を放つかというと、まず、その大きさ。左下の手に持った画像を見ていただければ、かなり大きいことがおわかりいただけるかと思います。私は、こんなに大きいインターフェレンスクォーツを見たことがありませんでした。もう一つは、そのインターフェレンス(干渉)の大胆さ。先ほど「刃物で平行に切り刻まれたような」と形容したように、本来はもっと鋭い、筋のような干渉痕なのですが、この石の場合は、私の指が埋まるほど。刃物は刃物でも、大地という彫刻家が荒々しく鑿をふるって削りあげたかのような形なのです。本来ならとがったポイントを作るはずの先端は、カルサイトに行く手を阻まれ、平らになっています。しかしそれでもなお先へ先へと伸びようとしたのか、先端は螺旋階段のようにも見えます。言うなれば、ねじ。一目見た瞬間、大地に食い込む、うなり声にも似た低いきしみを感じたほどの、猛々しさを感じる造形。とある即売会で、帰る寸前にこの石を見つけた私は、そのときは時間がなくて買わずに帰ったものの、どうしても忘れられず、次の日も出かけて買ってしまったのでした。「コレ下さい!」と叫んだ私に、石屋のご主人は「普通、こういう石は女の人は選ばない「男の水晶」だよね」と苦笑い。もちろん、悪い意味ではなくて、この形がカルサイトによるものであること、先端の形状がカルサイトに阻害されたにしても変わっていて、そのため、この石は資料としてしばらく非売品であったことなど、いろいろ教えていただきました。そういえば、私は某石の掲示板にお世話になり出した当初、いきなりワイルドな石がすき、クローライトが好み、などといっていたので、私のことを男性だと思われた方がおられたようです。だからいいんです(?)。「男の水晶」だって。今日は奮発して写真をもう一枚。先端部分から斜めに写してみました。いかがでしょう、大地に食い込むこの石のパワーが感じられないでしょうか。
2005/03/03
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何かしら心惹かれるところがあって手にした石なのだから、何も見るべきところがない、などという石は我が家にはない(はず)。よほど初期に買った石でもなかぎり、石のひとつひとつに選んだときのエピソードや、見つけたときの驚きを思い出します。しかし、好みが「変な石」ともなると、我が家の石たちは良くも悪くも「個性的」で、お店で見つけたときはそれなりに目立っていたのに、家にやってきたら、思いがけずおとなしくて影が薄くなっちゃうちょっとかわいそうな石もあります。今日の石は、実はそんな影の薄くなってしまっていた石でした。ところが、最近カメラを買えたことによって、みごとに復活!この石ってこんなにかっこよかったのか!と見直しました。黒……というよりも、ガンメタル色のトルマリンがはいった水晶なのですが、ちょっと残念なことに錐面ひとつをのぞいて表面が若干磨りガラスっぽくなっていて、なかなかその美しさを見ることができなかったのです。ところが新しいカメラはただひとつ透明感のある面からみごとにトルマリンのメタルな輝きを写し取ってくれました。WEBで使う場合、わざわざデータを小さくするくらいなのだから、デジカメもさほど画素数が大きいものでなくても良い、という意見を聞きますが、やはり大は小を兼ねるようです。何と言っても描画力が違う!
2005/03/02
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別館サイトのFree Talkを更新しました。文字中心の調べものシリーズですが、写真や図をプラスしたので、ちょっとは読みやすくなっている……はず。
2005/03/01
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