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ここしばらくご無沙汰しておりました。なんとか無事に風邪から復活をしつつあります。復活しつつあるわりに、いったいこのタイトルは何だ!?……と言われてしまいそうですが、タイトルは「ヨーカイ」です。残念ながら「妖怪」ではありません。「溶解」です。さて、我らがおなじみ水晶はけっこう丈夫な石で、酸にもアルカリにも強く、1000度くらいの温度なら大丈夫なんだそうです。そんな水晶を溶かしてしまうのがフッ化水素(水に溶けた状態ではフッ化水素酸)です。結晶はその物質の性質に特有の成長のしかたをしますが、実は溶けるときにもそれぞれの個性が表れます。たとえば、水晶の錐面に現れる凸状の三角形を「レコードキーパー」と呼びますが、これは専門用語でいうと「成長丘」という、成長途中の水晶の表情です。そして、水晶がフッ化水素に軽~く溶かされると、凹状の逆三角形が現れることがあります。錐面に現れた凹状の逆三角形は、「トライゴーニック」と呼ばれますが、レコードキーパーにくらべて見かける機会は圧倒的に少なく、パワーストーン関係のお店では、大変な高額商品となっています。ところが水晶を溶かす物質や、トライゴーニックがなぜできるのかについてわかっているため、「トライゴーニックを人工的に作ることも可能」で、「人工トライゴーニックもある」という意見もあります。私は人工ものがあるのかないのか、あるとしたらどれくらいでまわっているものなのかについては知りませんが、とある石屋さんにお聞きしたところ、「確かにフッ化水素で水晶を溶かして作れるかもしれないが、濃度や時間の調整が難しく、実験室で実験してもそうはうまくいかない」とのことでした。気軽にほいほいと作れるものではないとわかって、ちょっとほっとしました。いつもいつもロマンと無縁の「重箱の隅つつき話」をしている私ですが、ひとつくらいはお手頃なトライゴーニックらしいトライゴーニックが欲しいな、なんて思っていたので、簡単に作れるものではないと聞くとやはりうれしいです。さて、先ほどちょっとわざとらしく「水晶がフッ化水素に軽~く溶かされることでトライゴーニックができる」と書きましたが、軽~くではなくじっくりたっぷり溶かされたらどうなるか。当たり前の話ですが、しっかり溶けます。こんなかんじです。 何と言いますか、表面がガサガサしているだけでなく、中の方まで溶けてもののみごとにスポンジ状。かなりイイ溶けっぷりです。黒く見えているのはエピドート。エピドートはフッ化水素に強いのか、溶けた様子はありません。これほどまでに溶けながら、かろうじて水晶の6角形と錐面の形状を保っています。あともうちょっと溶解がすすめば、水晶としての形を失い、水晶だか石英だかわからなくなってしまうであろう、ぎりぎりのタイミングで踏みとどまっている石です。水晶の最終形態という言葉は、エレスチャルにではなく、こういう石にこそふさわしいと思います!
2005/02/28
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あう~。とうとう自分で使ってしまいました。風邪です。やられました。一日熱っぽくてぽ~っとしてます。世間ではインフルエンザ警報発令中とか。熱といってもさほど高くないので、風邪でしょう、きっと。皆様もお気をつけ下さい。
2005/02/24
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耳にタコかもしれませんが、私はヒマラヤとロシアの水晶が好きです。「最終的には石そのものの魅力が決め手!」……と言ってはみても、ロシレムと聞けばそわそわ(……のわりにひとつも持っていない)、ちゃんと持っていてもヒマラヤと聞けばわくわく。石の「ブランド」に負けてるんじゃない?……といわれてもイマイチ否定しかねます。そんな私が完全に肩書きにしてやられてしまった石があります。もしかしたらWEBサイトや池袋ショーでご覧になった方や、兄弟石をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。エジプト、シナイ山の水晶です。シナイ山は紅海に突き出たシナイ半島にあり、モーセが十戒を授かった場所として有名です。「ホレブ」、「神の山」、「山」などいくつもの名前で呼ばれてきたシナイ山は、今では4世紀以来のキリスト教の伝承によってジェベル・ムサ(標高2285m)であるとされています。……というのも、遊牧民によって聖なる山とされている別の山や、聖書の記述からシナイ山が火山ではなかったかとされることから、アラビア半島北部のハラ・エル・ベドルという休火山ではないかとする説や、岩に文字のあとが残っているネゲブ南部のハル・カルコムがシナイ山ではないかとする説など、実は諸説ある山なのです。この水晶はシナイ山産としか聞いていませんが、おそらくジェベル・ムサ産ということになるのでしょう。実は、このスモーキーは2回に分けて入荷し、1回目に買い損ね、悩みつつも2回目の入荷で無事入手した石です。1回目入荷の石は、表面にヘマタイトかと思われる皮膜が石の表面をまるでモザイクのように覆っている、ワイルドな石でしたが、2回目入荷のこの石は、うってかわって半透明の透け具合が、穏やかな雰囲気を感じさせます。お店の人が「ちょっと変わった透け方をするんですよ」とおっしゃっていましたが、どうやらそれは、石の中ほどにほぐれた綿の繊維のような、靄のようなインクルージョンが入っているからのようです。ネットであれこれ探していたら、フリーで使えるシナイ山の画像があったので貼り付けてみます。日本の「山」イメージとはかけ離れた感じですね……。石だけを見ているとふんわり穏やかな雰囲気ですが、その産地を見る限り、第1弾のワイルドな石の方が、この場所にふさわしいように思えてきます。もしかして、キリスト教徒でもないのに、「モーゼの十戒の地の石だって!」という興味だけで買ってしまって、実は石に対してとても失礼なことをしてしまったのかもしれません。いや、それよりもこの聖地で水晶を探し出して掘り出したというのもすごいかも……。
2005/02/23
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「トルマリンにない色はない」とさえ言われる多彩な石、トルマリン。とても複雑な組成を持つ石で、主成分によって多くの種類に分類されていますが、ひとつの石に2色、3色が同居する様を見ていると、「ない色はない」という言葉もあながち誇張ではないように思えてきます。硬度も7~7.5と十分硬く、宝石としても用いられるので、原石派石好きさんだけでなく、ルース派、ジュエリー派の人にもトルマリン好きな方は多いのではないでしょうか。ところが……我が家ではトルマリンは圧倒的少数派。数の少なさではカルサイトといい勝負です。水晶やフローライトにくらべて結晶の形にさほど変化に富んでいないから?などと、理由を考えてみましたが、案外、この上トルマリンにまで手を出したら大変だ……という無意識のなせる技かもしれません。そんな数少ない我が家のトルマリンの中で、その大きさで一番目立っているのがこの石。 ドラバイト(苦土電気石)です。和名の「苦土」とはマグネシウムのことで、ドラバイトはマグネシウムを多く含むトルマリンということになります。色は「茶色」。でも、個人的には「深い琥珀色」とか「コーヒー色」と表現したいところです。ちょっと見には黒いけれど、光に透けて豊かな色を浮かべる……コーヒー好きの心をくすぐる色合いです♪一般に売られている色つきトルマリンにくらべてずんぐり逞しい結晶の形も好みです。この太さ、鉄電気石とも呼ばれる黒いトルマリン、ショール・トルマリンに似ているかも、と思った方は大変鋭い!ドラバイトはショールについで多く採れるトルマリンで、どちらもマグネシウムと鉄を含んでいます。鉄よりもマグネシウムが多ければドラバイト、鉄の方が多ければショールというわけです。ご存じの方も多いと思いますが、他のトルマリンについてちょっとまとめてみます。●鉄電気石(ショール)……不透明黒。鉄を多く含む●苦土電気石(ドラバイト)……茶色。鉄よりマグネシウムが多い。●リチア電気石(エルバイト)……さまざまな色あり。リチウムを含む。 ルベライト……………赤(赤ピンク)。その色はマンガンによるもの。 インディコライト……濃い青。染料の名前にちなむ。鉄による発色。 エルベライト…………緑。鉄による発色。 シベライト……………赤紫色。 アクロアイト…………無色透明。アクロは「透明」アイトは「宝石」の意味。 パライバ・トルマリン ……ブラジルパライバ州で採れるトルマリンで、銅の混入により、 若干緑がかった水色をしている。 蛍光を帯びているように見える美しい色で、トルマリンの中では最も高価。●灰電気石(ウバイト)……カルシウムを含む電気石。緑。 鉄が多くなると黒くなる。 石灰苦土電気石としてカルシウム分、マグネシウム分に富んだものを 言うとされることもあります。●リディコート電気石(リディコタイト) リチア電気石に似ているが、ナトリウムではなく、カルシウムを主成分とするのが特徴。このように主成分や色によって名前が違うほか、2色のものをバイカラー、3色をトリ・カラー、多色のものをパーティ・カラー、真ん中がピンク、外側が緑色のものを「ウォーターメロン」、結晶の先端が青いものを「ブルー・キャップ」など、その色の多彩さの分名前も多彩で、「えーと、どれがどれだっけ??」と迷うこともしばしば。もしかしてコレが原因!?
2005/02/22
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石イベント情報と造語&わがまま用語辞典を更新しました。
2005/02/21
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私のところの石は、ゴツめの見かけにもかかわらず「おいしそう」といわれることがあります。「おいしそう」とはすなわち、「食欲」を刺激しているということ。そして「食欲」とは人間の本能に根ざす強力な感覚……だと思っています。なので「おいしそう」といわれると、「おお、『食欲』を刺激する強力な石だと言っていただいたぞ♪」と手前ミソに喜んでいたりします。(↑的はずれに喜んでいたりして……)さて、その「おいしそう」の要因にはいろいろあるかと思います。形であったり、質感であったり、色であったり……。今日は、色と質感が、どうにも食欲を刺激する、ついでに傍らにお茶が欲しくなってしまう石をご紹介します。 リチウム・クォーツです。リチウム・クォーツにはいくつかパターンがあり、私が知る限りでは、(1)リチウムにコーティングされたもの、(2)リチウムを含む石がくっついたもの(たぶん)(3)リチウムを内包するもの……の3つです。(1)番目は、透明な水晶の表面を、紫がかったグレイピンク……セピアピンクの皮膜がコーティングしています。ヘマタイトによる色と見分けにくいのですが、ヘマタイト(鉄)のコーティングがどちらかというとえんじ色なのに対し、リチウムは紫がかって見えます。また、同じリチウム・コーティングでもオレンジレッドの美しい石も見せていただいたことがあります。セピアピンク・コーティングの石は、そのせいでつや消しに見える場合もあります。(2)は、(1)のように色づいて見えるわけでもないのにラベルにリチウムの表記があり、他の鉱物(金属っぽいもの)が少し付着している石なので、これがリチウムを含むのかと思っているものです。あまりわからないのでごめんなさい★(3)内包するパターンにもいろいろあります。ほんのわずか内包し、ふわっとセピアピンクのニュアンスに染まったもの。表層付近にファントム状に内包し、パステルがかって見えるもの、しっかりたっぷり内包されているもの……。そして私の手元にやってきたのは写真の通りのしっかりたっぷり内包タイプ。半透明の質感といい、色合いといいあずきういろう!しっかりたっぷり内包タイプは、たっぷりな部分の表面に砂や土が付着したモノが多いのですが、この石はそういうこともなく、重なるファントムが光に透ける美しさ。リチウム・クォーツを探していていくつもその表面の荒れ具合に涙しながら見送っていたのですが、待っていた甲斐がありました。さて、リチウム・クォーツはスピリチュアルな意味合いでは情報を送ったり受けとったり、保管したりするとか、金色のバイブレーションを持つとか、すでに自然によってプログラムされていてほかの水晶のように浄化しなくてもよいとか要するにとても強力な水晶であると説明されています。しかし、私にとってはリチウムといえば「リチウム電池」ご存じリチウム電池は他の充電式電池よりも高い電圧が得られ、持続時間も長いです。他には自動車の潤滑油に使われたり、炭酸リチウムは強化ガラスなどの原料になったり、うつ病の薬として服用されています。珍しいところでは、水酸化リチウムは宇宙船内部の空気浄化に利用されているそうですもしかして、こういう物質を含むからこそ、リチウム・クォーツは強力なパワーを持つと言われるのでしょうか?リチウムはペタライト、リチア雲母(レピドライト)、リチア輝石(クンツァイト・ヒデナイト)にも含まれ、これらはリチウムの殊勝な鉱石となっています。ペタライトは透明度の高い乳白色ですが、レピドライト・クンツァイトはなるほど、紫がかったピンクで、リチウム・クォーツとつながる感じです。私のもとにやってきたリチウムクォーツは、重なるファントムが美しく、強力な力を持つというよりはゆったりふんわりとろりとした雰囲気。実際は固い石なのに、触れれば指がふわりと沈みそうな柔らかさを感じます。お茶を片手にのんびり眺めて和むのにぴったり……かも。
2005/02/20
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別館サイト更新しました。利用していたWEBアルバムが4月でサービス終了なのでHPの中に引っ越し第一弾です。最初の写真は2年ほど前になるので、ピンぼけだったり光量不足だったりと愛嬌たっぷり。しかし「虚空座標」のルーツとも言うべき、石の世界の探検記録です。しかし……総計700枚以上。引っ越し作業の道のりは長そうです。気を取り直して今日のネタ石は、アルプス水晶です。ご存じ、アルプス山脈はアルプス-ヒマラヤ造山帯に属し、中生代の後期(約2億年前~6500万年前ごろ)にヒマラヤ山脈と同じ時期に形成されました。中生代は恐竜が繁栄、絶滅した時代です。ヨーロッパ中央部を東西に横切る山脈で、東の端はオーストリア。スロベニア、イタリア、リヒテンシュタイン、ドイツを経由してフランスへと続きます。最高峰のモンブランは標高4810mで、ヒマラヤの6000メートル級、7000メートル級の山々には及びませんが、モンブランの他にも、マッターホルン、ユングフラウなどの有名な山々が峰を連ねています。 アルプス水晶と言えば、まさに氷のように透明なものや、美しいスモーキー、DTが板状に積み重なって、しかもねじれているグウィンデルがよく知られていますが、スイス産のこの石は、スモーキーでも色は薄く形も素直です。しかし、ノーダメージのDTでしっかりした母岩付き。ファセットを覆い尽くした銀緑色の緑泥の美しいこと!この緑泥のおかげで、スモーキーとしてはやや中途半端な気がする色合いさえもが凛とした雰囲気を醸し出しているようです。
2005/02/17
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あるとき、ハタと気が付きました。レムリアン・シードやロシレムの名称をふだん何気なく使っているけれど、そのもととなったレムリア伝説をあまりしらない……。これではいかん! と思い立ち、さっそく調べてみました。(これを「思い立ったが吉日」、別名を「いきあたりばったり」といいます(笑))まず、冒頭に挙げたレムリアです。レムリア大陸は2億年以上前から5000万年前くらいにかけてインド洋中央一帯に存在したとされる伝説の大陸です。(時期については諸説あり。場所もインド洋だけでなく太平洋の南半球を含める説もある)マダガスカルの生き物がアフリカではなくインドの生き物と共通点が多いこと、マダガスカルには島としては非常に生き物の種類が多いことから、かつてマダガスカル~インド、セイシェル諸島、スマトラなどを含む一帯に巨大な大陸があったのではないかという仮説が立てられたものです。(正確には、離れた場所から共通する生き物の化石が出土することを説明するために、マダガスカルやインドを結ぶ陸橋があったとされた説だった)仮説を立てたのはイギリスの動物学者スクレーターで、その後、ドイツ人生物学者ヘッケル、神智学者ブラヴァツキー夫人などによってさまざまな説や伝説が付け加えられていきました。レムリアは正式には「レミューリア」と発音するのが正しいようです。その名前の由来は、マダガスカル・インドにはアフリカではいない「レムール」(キツネ猿)が分布し、化石も発見されていることによります。次にアトランティス大陸です。この大陸伝説は、ギリシア人の哲学者プラトンがその著書「ティマイオス」「クリティアス」の中で言及したことから始まっています。ではプラトン本人がアトランティスのことを直接知っていたかというとそうではなく、エジプトの老神官が9000年前(※)の出来事として語ったことを聞いたソロンという人物の話が、甥の大クリティアスに伝わり、大クリティアスが90歳のときに息子の小クリティアス(10歳)にそれを語り伝え、さらにその小クリティアスが甥のプラトンに語って聞かせたもの……という恐るべき又聞き物語なのです。それによると今のジブラルタル海峡の前方にリビアとアジアをあわせたよりも大きい島があり、強大な権力を持つ王たちがいたそうです。また他にも島があり、王の権力はその島々、さらにはエジプト、西イタリアにまで及んでいたのですが、空前の地震と洪水により、一夜にして海に沈んだ……というのです。神官から話を聞いたソロンが紀元前558年頃没したということですからそこからさらに9000年前ということで、アトランティスの沈没は約11600……大雑把に見て約12000年前ということになります。アトランティス大陸があったとされる場所は、大西洋、地中海が有力ですが、その後の星の数ほど記されたアトランティスの研究書によってヨーロッパ各地やインド、東南アジア、アフリカなど実にさまざまな場所がアトランティスの候補地としてあげられました。ただし、上で(※)印を付けた9000年前という年についてはプラトンがエジプトの数字の表記を誤解したという説があります。紀元前17世紀に、かつて地中海のクレタ島の近くにあったサントリン島が、火山の大爆発のために、カルデラの一部を残してほとんど海中に没し(現在ではその一部がティラ島として残っています)、その際の爆発と津波で、当時の地中海でクレタ島などを中心として栄えていたミノア文明がほぼ一夜にして壊滅したという出来事があり、これが伝説の元となった……というのが、現代考古学の定説です。最後にムー大陸です。この大陸の伝説は、自称英国陸軍大佐・ジェームズ・チャーチワードが、インドまたはチベットの寺院で発見したと主張していた古代の粘土板をもとに記した著書『失われたムー大陸(1931)』で「太平洋諸島などの古記録や神話にムー大陸への言及がある」「現在の文明は1万2000年前に水没した古代ムーを伝承したものにすぎない」「優れた文明を持っていたが、一夜にして沈んだ」と述べたことからから始まっていて、約1万2000年前に存在したとされています。イースター島などの太平洋の島々の不思議な遺跡がよくムー大陸のなごりだとされていますね。一説によるとまずレムリアとして知られたインド洋の大陸伝説が後にインド洋ではなく太平洋にあったと主張され、チャーチワードが「粘土板」の解読によってレムリアを古代伝承に従ってムーと呼んだ……という説や、レムリア大陸が(もしくはその文明が)ムー大陸(の文明)のもとになったという説ムーはアトランティスの別名に過ぎないという説があります。……とまあ、ざっと書き連ねればこうなります。不思議なことに、「レムリアの情報を持つ」というレムリアンシードがあり、「アトランティアシード」と呼ばれた水晶を見たこともあるのですが、「ムー・シード」はありませんねえ……。語呂が悪いせいでしょうか、それとも「一番あやしい」からでしょうか。実は、最初「レムリアンシード」と呼んでいたものの、レムリアンシードが採れるブラジルのディアマンティーナと伝説のレムリアがあったとされるインド洋とではあまりにかけ離れているというので、「アトランティア・シード」と呼ぶようになった人がいる……というちょっとトホホな話も聞きました。では、これらの失われた大陸伝説は根も葉もないでっち上げなのでしょうか。アトランティスについては、プラトンの単位間違いから火山の爆発でくれた文明と共に滅んだ地中海のサントリン島ではないかという説があることはすでに書いたとおりです。ではレムリアはどうでしょう。2億年以上前といえば、古生代から中生代のころ。生き物の歴史ではやっと魚類が誕生したくらいですから、今の人間の祖先が……ということもできないくらい古い時代です。実はバリスカン造山運動というのがおこりロシレムが採れるウラル山脈が生まれ、さらには地球上の陸地が一カ所に集まった超大陸パンゲアが誕生し、分裂してアフリカ大陸からマダガスカルやインドが分裂した……ということになります。つまり、マダガスカルやインドがアフリカから分裂したあとに「レムール(キツネ猿)」が誕生し、さらにマダガスカルとインドが分裂したことによって今では広い海に隔てられた地域に同じような生き物が分布することになったわけです。レムリア大陸があったとされる時代には、インド洋そのものが存在しなかった……ということでもありますね。しかし、ブラジルのレムリアンシードがなぜ、レムリアンと呼ばれるようになったのかはわかりませんが、遠く離れてあまり関係がなさそうなロシレムの方がパンゲア大陸がらみでつながっていたというのは面白い一致です。中にはレムリア大陸というのは(レムリア人がいたかどうかは別として)、マダガスカルからも分裂してユーラシアに衝突する前のインド(インド大陸)だったのでは……という説もあるそうです。すると、本当のレムリアンシードは、インドの水晶ということになりますね。今回一番「おお」という驚きだったのは、「レムリア」が「レムール(キツネ猿」にちなむということでした。つまり「レムリア=キツネ猿の国」!?
2005/02/16
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先ほどのぞいたらカウンターが33233でした。キリバンまであと100人。どなたが栄えある(?)初代キリバン・ゲッターになられるのでしょうか。どうか、ご一報をおねがいします!さて、タイトルからもおわかりのように、今回のネタ石は黄色い石。シトリンです。しっかり色が付いていて、それなりの大きさで、ナチュラル(非研磨)で、私のサイフで買えるシトリン……と探していて見つけたウルグアイ産。長さは約16センチ、左下の画像でおわかりのように、かろうじて片手サイズ。ち、ちょっとばかり予定より大きかったのですが、なかなか上品に濃い色合いが魅力。5センチくらいの色の濃いブラジル産のよりも500円高かっただけですから破格です。「天然の色ですか?」と聞いたところ、そうだという返事でした。フリーページでもまとめましたが、シトリンの色の原因は鉄。二酸化珪素のなかの珪素の一部が鉄に置き換わることで電子の状態に変化がおきて青い光を吸収するようになり、結果として黄色く見えているのだと言われています。アメシストも珪素の一部が鉄に置き換わっていますが、天然の放射線を浴びてさらに電子の状態が変化し、黄緑色の光を吸収するようになったため紫色に見えているそうです。事実、アメシストを加熱処理すると黄色くなるので、アメシストとシトリンは天然放射線を浴びているかいないかの違いだけのいわば兄弟のようなものだ……と思っていました。ところが。ウルグアイといえば、色が濃くて小粒で柱面のない「つくつくスタイル」なアメシストが有名です。「ウルグアイ産アメシスト」で検索していただければ、たくさんヒットするはずです。……で。そのアメシストとこのシトリンが兄弟?信じられません!よく考えてみると、シトリンとアメシストでそっくりな結晶……というのは案外ないのです。(もちろん天然物で)ブラジル産でもシトリンには柱面がありますし。私が知る限りでは、モロッコ産で「つくつくスタイル」なシトリンを見かけたくらいでしょうか。加熱ものかと思ったら「天然」と記されていてびっくりしたので覚えています。果たしてアメシストとシトリンはどこまで同じでどこから違うのでしょう?発色の原因で天然の放射線と書きましたが、これは水晶を含む母岩に微量の放射線物質が含まれていて、微量ながらも長時間浴びたためだと言います。考えてみれば、母岩があるときから突然放射線を帯び始めるというのはおかしいですから、放射線の影響下で結晶することで、色と結晶の形に影響が出た……そういうことなのでしょうか。
2005/02/14
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何度目かの繰り返しになってしまいますが、私は黒水晶と青い水晶を集めています。前者は、何とも言えない存在感と、煙水晶とのあやうい境界を見極め、これならば黒水晶だろうと(自分勝手に)「鑑定」する緊張感が魅力です。対して青水晶は、絶対的な数の少なさと、美しさ、水晶の中に青い色を宿らせるインクルージョンのみごとさが魅力です。なので、ミネラルショーと言えば、ロシアやヒマラヤの石に面目を配り、マダガスカルのへんてこりんさにも目を見張りながら、青や黒も探しています。今日の石は、ぐるぐる会場を何周も歩き回り、ラベルまで眺め、お店の人とも話をしながら石探しをしていたのに、「あ、きれい」……で買ってしまって、家に帰り、しばらくしてラベルを見直して目を点にした石です。なんと……青水晶だったのです。ラベルでは。思わぬ掘り出し物ならいざ知らず、青水晶を探していながら、しかも買っておいてしばらく青水晶と気が付かなかったとは不覚!……でも、ちょっと言い訳させて下さい。ラベルでは青なんですが、実物はどちらかというとあわ~いグレー・グリーン。半透明で、なんとなく薄ぼんやりと光を放っているような、ムーン・ストーンではなくムーン・クォーツというのがあるとしたら、きっとこういう石だろうと思わせる柔らかな雰囲気の石なのです。発色の原因はアクチノライトのインクルージョンによるもので、ブラジル国境に近いコロンビア産ということです。さて、アクチノライトといえばアンフィボール(角閃石)の一種で、和名では「緑閃石」といいます。かのパキスタンの青水晶もアクチノライトによる色ではないかと言われたので、実際に青く発色して見えることもあるのでしょう。でも、この石はほんのり緑ですけれど。インクルージョンの様子は、中に何かが内包されているとは思えないほど柔らかい感じで、ミルキークォーツのように、半透明な水晶に見えます。透明感という点では確かに劣るはずなのに、透明な水晶よりも「光」を感じさせる……。そんな雰囲気を持った石だったりします。
2005/02/12
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昨日のグラフィックグラナイトの写真を差し替えました。シラーが出ているところをアップにしたのですが、見えるでしょうか?さて、昨日は眠気に負けていい加減なところで終わってしまった「岩」話、そのままではタイトルの説明にもなっていないので、今日はその続きで行ってみたいと思います。ぐーたらな管理人が尻切れトンボで放っておいたため、coron2003さんが専門的なコメントを下さいました。そちらも参考になさって下さいね。さて、石好きな私たちにとっては「石」といえば、水晶だったり、カルサイトだったり、フローライトだったり……と、きれいな結晶を作る「鉱物」です。対して一般の、というか石好きではない方にとって「石」といえば、道ばた(……はあまりないかも)や河原や山に行けばころころしている「石」。大きくなれば「岩」。建材などを別にすれば、それが何という名前なのか気にすることも少ない「岩石」です。「鉱物」と「岩石」はどう違うのかと言えば、「鉱物」の集合体が「岩石」だと考えておけば、まず間違いはないと思います。何の気なしに見れば「石」でも、よーく見れば石好きさんにはおなじみの「鉱物」が見えてくるものも多いのです。たとえば大理石には、おなじみカルサイトが含まれていますし、昨日のグラフィック・グラナイトにはスモーキーとムーンストーンです。もちろん、何がなんだか見分けが付かないほどまざっているものもありますが、そのような岩石も地球の一部。基本のキくらいは覚えておいても損はないかもと思って調べてみました。(こんなことも知らないのか! というツッコミはご容赦下さい)一言で言えば「岩」ですが、専門的には大きく分けて、火成岩、堆積岩、変成岩があります。火成岩は、読んで字の如く「火から成った石」。つまり火成岩とはマグマが冷えて固まった石です。火成岩には、地表近くで急速に冷えて固まった火山岩と、地下深くでゆっくり冷えて固まった深成岩とがあります。堆積岩は、泥や砂、火山灰、生物の死骸などいろいろなものが堆積し、固まった石です。堆積岩は堆積したものの種類で分類されていて、火性砕屑岩類・水性砕屑岩類・生物岩類・沈殿岩類などがあります。石灰岩や石炭、岩塩などは堆積岩の仲間ということになります。変成岩は、すでに固まった火成岩や堆積岩、あるいは他の変成岩に再びマグマが貫入したり、造山運動によって熱や強い圧力が加えられ、固体のまま変化して出来る石のことです。知られている石では、大理石(結晶石灰岩)がこの仲間です。大理石は石灰岩(堆積岩の仲間)と成分が似ていますが、石灰岩のあるところに花崗岩などのマグマが貫入してくると、その熱によって石灰岩が大理石に変成するのです。……とこれが、岩石の一番大雑把な分け方です。それぞれがさらに細かく分けられ、いろいろな名前が付けられていますが、そう言う分野にはまったくくわしくないので、ボロを出さない内にやめておきます(笑)。興味を持った方は調べてみるのも面白いですよ。さて、ちょっと堅苦しい話になってしまったので、話題の転換に写真を一枚。ライオライトという「岩」です。買ったお店では山地がわからなかったのですが、ハンズで似た石を見かけたので、それによるとオーストラリア産だと思います。「雨林石」という名前で売られていました。しかし、ライオライトの和名は「流紋岩」です。実は、昨日のグラナイト……花崗岩とは似た成分からできています。まったく見た目は違いますが……。産地が違うので、細かい成分が異なり、色も違っているのだと思いますが、そういうところはちょっと置いておいて「石の感じ」としてみると、方やグラナイトは石英と長石が混じっているのがよくわかるのに対し、ライオライトは何がなんだか見分けが付きません。それもそのはず。グラナイトは火成岩のなかでも深いところでゆっくり冷えてできる深成岩、ライオライトは浅いところで急激に冷えてできる火山岩に分類されるのです。つまり、グラナイトはゆっくり冷えたぶん、それぞれの鉱物がきちんとした結晶を作ることができたのでしょう。また、グラナイトと成分はとほぼ同じで、ひとつひとつの鉱物がとても大きな結晶になっている岩石をペグマタイト(巨晶花崗岩といいます。ペグマタイトは花崗岩中に岩脈状やレンズ状に含まれていて、中には晶洞(しょうどう)と呼ばれる空洞がみられることがあり、そこでは水晶や長石などのきれいな結晶がみられます。昨日のグラフィック・グラナイトも、結晶が大きいのでもしかしたらペグマタイトになるのかもしれません。……とこんな風にグラナイトから芋蔓式に調べていったら、街を歩いていても建材の花崗岩(たぶん)に目がいくようになりました。「おっ、ここらへんが石英で、こっちが長石?」と、見ることもあれば、「深いところでできた石を踏んづけているんだねえ……」としみじみ考えてしまうこともあります。昨日までただの石、建物の一部であったものが、ちょっと調べることによって、雄弁に語り出す……。そんな気がしてきます。おまけ。無断リンクで申し訳ないのですが、こちらのサイトさんでは、建材の花崗岩のカラーサンプルが見られます。意外に色鮮やかです!
2005/02/11
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今日の石はこんな石。池袋ショーのロシアブースで見つけてしまいました。「この石は何?」と身振り手振りで聞いてみたのですが、ちょうどくわしい人がいなくて、わからずじまい。あとで、いつもお世話になっている方に「グラフィック・グラナイト」というのだと教えていただきました。グラナイト?初めて聞く名前です。……そうしたら、することはひとつ。さっそく調べてみました。その結果は……ちょっと意外。花崗岩のことでした。御影石と聞けば、ぐっと身近に感じますね。そう、御影石も花崗岩です。「岩か……」岩というと、結晶を作る鉱物よりもありふれて価値が低いような気がして思わずつぶやいてしまったことを告白しておきます。しかし、私の目を惹きつけたこの石は、ありふれているどころではありませんでした。説明するならば、ムーンストーンの結晶の隙間にヘマタイトの赤が染み込み、なにやら茶色の鉱物がウズラの羽模様っぽく混じっています。「美しい!」と即答するのはためらいますが、個性的な美しさです。それもそのはず。グラフィック・グラナイトとは、日本語に訳せば「文象花崗岩」(もんしょう/ぶんしょうかこうがん)ということになります。そして、茶色の部分は石英。つまり、石英と長石が混じり合ったもの。もっとおなじみの言葉で言えば、スモーキー+ムーンストーンです。(結晶の形をしていないので、水晶というのも変ですが)
2005/02/10
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別館「虚空座標」のアクセス数が900を突破しました。ありがとうございます!キリバン・プレゼントのターゲットナンバー1000まであと一息!記念プレートをねらっていらっしゃる方はご注意を!?るちるねこさんのところで、変わったガーデンクォーツを見せていただいたので、お返しに私もガーデンをば。緑泥がしっかり入った、一見スタンダードなガーデン・クォーツです。でも、よく見ると、緑泥が層状に入っていますが、ファントムではないようです。ファントムと言うより透明な水晶と緑泥が交互に重なった地層っぽかんじ。これも結晶のしかたが気になる石です。ポリッシュなので、もとが結晶の形をしていたかどうかもあやしいですが、それでもちょっと不思議です。そのうえ、このガーデンクォーツには貫入もあります。右側の画像で、石の下の方に、白く帯状に輝いている部分が見えると思いますが、これは中に貫入している水晶の柱面が反射しているものです。下の方が白く濁り加減で見にくいのが残念です。実は買った当初はこの白い濁りのために貫入には気が付かず、あとで見つけてホクホクしてしまいました。見るからに変な石も、もちろん面白いですが、一見普通で実は変わっている石も、新たな発見があって楽しいです。そして、石について知れば知るほど、隠れたおもしろさが見えてきます。ともすれば、外からの情報にのせられて石を選んでしまい勝ちになりますが、情報は情報として受け入れた上で、情報に流されるのではなく、自分の意志で選ぶための「何か」を見つけることは大切なことです。その「何か」は、もちろん人それぞれです。私の場合、それは石のことを調べ、石の写真を撮り、その印象を自分の言葉で書く、ということだと思っていますが、それでも、ときどき自問自答しないと、情報にのせられます。
2005/02/09
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今年初めて、素材サイト更新しました。背景画像、ボタン、ブログ用画像など、またしてもへんてこりんな素材が増えました。お暇でしたら覗いてみて下さいね!今日は、うちの石の中でも古参の水晶を登場させてみたいと思います。最初は透明な水晶にばかり手にしていた私が、ごつくて無骨な水晶に興味を示し始めたころに買った、もしかしたら、最初のDTだったかもしれない石です。そのころは水晶の産地についてほとんど興味がなかった上、パワーストーン・アクセサリーなどを売るお店で買ったので、ラベルも付いていませんが、おそらく中国産、石墨(グラファイト)を内包して灰色になった水晶です。片一方は普通のポイントですが、もう一方は左上の写真のように、いくつものポイントに分かれています。透明感はあまりなく、写真に写っていない側面にえぐれたような母岩との接触痕があります。今の私が見れば、「おお、シブくていいぞ」なのですが、それまできれいな水晶しかなかったころの私にしてはかなり意外な買い物でした。しかも、もうちょっと形も色もきれいなDTがあったのに、わざわざこの石を選んで買ったのですから、もしかしたら、この石が「変な石が好き」という今の私を発動させたのかもしれません(笑)長さは10センチほどで、片手に握るのにちょうどいい大きさ。ただのDTではなく、右側の写真でおわかりのように、二つのポイントがちょっとずれて一本になっているような感じです。ただし、この写真はちょっとカッコよく写りすぎていて、実際は左下の写真くらいには透けます。しかし、この石に対する私のイメージは右側の写真です。表面はなめらかではなく色も鈍く、傷もあるのに、それが欠点ではなく、無骨な頼もしさに見える石。いかにも変だ、不思議だと声高に主張するわけでもない寡黙な石。それでいて、なかなか思うように写真に写ってくれなかったちょっと恥ずかしがり屋な一面もある石。一時期ポケットの中が定位置だったのですが、時々、体温であたたまったよりも熱く感じてびっくりしたことがあります。一説に自分に合う石というのは、ふれたときにぴりぴりしたり、さわやかな感じがしたり、あたたかく感じたりすることがあるそうですが、それならば、この石が私にあう石なのでしょうか。……なるほど。
2005/02/08
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今日は、オパライズドウッド、アンモナイトに続いてかつては生き物(の一部)であった石、琥珀でいってみたいと思います。ご存じ、琥珀は太古の植物の樹脂の化石です。意外なほど軽くてあたたかみがあるので、「石」と言ってしまっていいものかどうかちょっと迷ってしまいますが……。まず、琥珀とはだいたい1千万年以上の樹脂の化石を指し、それよりも新しい、100面年前くらいのものはコパルとかヤング・アンバーと呼ばれます。ドミニカ共和国、バルト海沿岸、日本では岩手県の久慈市などで産出します。琥珀といえばちょっとオレンジ色っぽい黄色……のいわゆる琥珀色というイメージですが、実際はもっと色の濃い茶色のものから、赤、薄い黄色、白っぽい乳白色のものなど、その色合いはさまざまです。古代ギリシャでは太陽の光が固まったものと思われていたそうです。冬になると何故か気になる見た目も触感も柔らかく暖かい琥珀にふさわしいイメージですよね。さて、この琥珀にも私好みの変わり種がいます。ブルー・アンバーです。紫外線を浴びると琥珀色の中に青や緑の光が浮かび上がる何とも不思議で美しい琥珀です。約3,000万年前のヒメネアプロテーラという広葉樹の樹脂が化石化したもので、なぜ、紫外線によって青や緑の光が浮かぶのかはくわしくはわかっておらず、火山ガスの影響で琥珀の中にある種の金属イオンが形成され、蛍光発色するのではないかといわれています。ウェブショップなどでは「世界で唯一ドミニカ共和国で産出」と紹介されていますが、ドミニカ共和国だけではないようです。写真の石は、メキシコ産だということでした。東欧でも産出すると聞いたことがあります。このメキシコ産・ブルー・アンバーは1センチちょっとの小さな石ですが、太陽光にあてるとエメラルドグリーンに輝きます。左上が蛍光していない状態ですが、その違いは一目瞭然!深い琥珀色のいったいどこから、こんな緑色の輝きが生まれてくるのでしょうか……。このように、琥珀は魅力的な石なのですが、魅力的な石につきものというべきイミテーションや処理ものも多いです。幸い、発色のメカニズムがわかっていないブルー・アンバーではイミテーションや処理ものの話を聞いたことはないのですが、普通の琥珀では、イミテーションとしてはプラスチックがあります。プラスチックも樹脂みたいなものですから、似ているといえばそうなんですが、飽和食塩水にいれると、琥珀は浮きプラスチックは沈むのだそうです。(ただし、裸石の場合)処理ものとしては、琥珀の破片を熱と圧力で固めたものをはじめ、油で熱処理をして透明度をあげたり、サンスパングルと呼ばれる花びらか鱗が散っているようなクラック(インクルージョン)をつくるものや、琥珀は150度ほどで柔らかくなることから、柔らかくして昆虫を入れてしまうという荒技もあるようです。他の石と違って琥珀はインクルージョンによって価値が高まる石でもあるわけです。だからといって、あとから虫を入れるなんて……。時にはトカゲなんかも入れちゃったりするそうですから、コワイですよねえ……。もとから入っていた虫の羽や足が生き生きと伸びた状態であるのに対し、あとから入れた虫は、羽や足が不自然に曲がっているという特徴があるのだとも言いますが、素人にはちょっと見分けにくいんじゃないでしょうか。琥珀はモース硬度2~2.5と柔らかく、扱い注意な石ですが、いつかもっと大きいブルーアンバーが欲しいです……。
2005/02/07
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別館サイト「虚空座標」のアクセス数が800を突破。ありがとうございます!そこで、別館サイトでもキリバン・プレゼントを実施します。とりあえずのターゲット・ナンバーは「1000」。賞品(?)は、こちらと同じく記念プレート(画像)です。別館サイトのカウンターはページの左下。一番下! です。見にくいところでごめんなさい。移動のさせ方がわかりません……。ブログの33333キリバンが待てない! とうれしいことをおっしゃって下さる方は、別館サイト・キリバンにチャレンジしてみて下さいね。
2005/02/06
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グウィンデル……と呼ばれる水晶があります。綴りはGwindel。もとをたどればドイツ語で「ねじれている(gwinde)」という意味らしいので、直訳すれば「ねじれ水晶」ですが、この名前で呼ばれる別の水晶があるので、この名称は使えません。特にアルプス水晶で見られるもので、DT(両錐)の水晶が柱面を接しながら板状に積み重なり、しかもまっすぐに積み上がるのではなくて、わずかにずれて積み重なり、全体的にはねじれて見えます。「ツイスト水晶」という名称も聞いたことがあります。アルプス水晶で見られると書きましたが、グウィンデルといえばスイス……と言いたくなるくらい、不思議と他の産地では見かけないので、スイス産の、このような形をした水晶をグウィンデルというのだ……と思いこんでいたら、思いがけず写真の石に出会いました。産地はロシアのウラル。形も、ねじれっぷりもみごとにグウィンデルです。色としてはスモーキーですが、ちょっと黄色みがかっていて、冬の黄色っぽい太陽光では、シトリンと言えそうな色合いに見えます。もとよりロシアの石に弱い私は、その色、輝き、城壁のようにも見えるテクスチャーに惚れ込んでしまったのですが、同時に「コイツは写真に撮りにくい」と直感した石でもありました。表面に浅い彫り模様がある厚い板をきれいに写真に撮るにはどうするか、と考えていただくとおわかりいただけるかもしれません。模様と板の形をきれいに撮るならば真正面です。しかし、真正面からでは彫り模様がきれいに見えません。ならば、と斜めにして模様を陰影で浮かび上がらせるようにすると、斜めであるために遠近感で形がゆがみます。……と、これによく似た理由で撮影に手こずっていました。平べったいカテドラルとでも形容したいような表面の凹凸は十分魅力的で、しかも片面はツヤあり、もう片面はツヤなしです。内部には虹が浮かび、連なる山脈のようなファセットの輝きは絶品!なのに撮れない! 苦労しました……。この魅力的でありながらカメラ泣かせなこの石の形は、どのようにして生まれたのでしょう。ひとつの手がかりはグウィンデル水晶の中にはファーデンラインを持つものがあるということです。私は、フランス産のファーデンを持っていますが、その石はグウィンデルかどうかは微妙ですが、全体の感じはよく似ています。以前どこかでファーデン水晶が板状であるのは、熱水に流れがあったからだという説を読んだことがあるのですが、もしかしてグウィンデル水晶が結晶した場所も熱水に流れがあり、しかも緩やかな渦を巻いていたりしたのでしょうか。
2005/02/04
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本日当サイトのカウンタが30000を超えました!おいで下さった皆さま、ありがとうございます!実は、30000hit記念で、何かしようと思っていたのですが、気が付いたら超えてしまっていました。これぞうれしい誤算!……とまあ、こんな風に30000hitがあれよあれよという間に過ぎてしまいましたので、ちょっと先の告知をさせていただきます。題して「虚空座標」キリバンプレゼント!!33333目の方にはキリバンとして記念プレート(画像)を差し上げたいと思います。みごと33333番目になられた方は、掲示板かメールにてお知らせ下さい。もしKURO@管理人が自ら踏んでしまった場合は、33334,33335のお二方に差し上げます。この石のプレートが欲しい!という場合にはご指定いただけます。では、ふるってご応募……もとい、ご訪問下さいませ(笑)。
2005/02/03
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