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4時50分に目が覚め、それでは花と俳句の話を聞こうとラジオをつける。 誕生日の花は、女流梅。 花ことばは「蜜月」なのだそうである。 きょうの一句。 叱られて目をつぶる猫春隣 久保田万太郎 春隣とは「春がもうすぐそこまで来ていること」と、weblio辞書にある。 そのままラジオを聞いていると、リスナーからのメイルが紹介された。 「蕗の薹を見つけた」とかかれてあるそうだ。 そんな声が聞こえる時季となったわけだな。 朝のニュース、トップ項目は滋賀、和歌山、それに日本海側全域での大雪。 然別湖で氷上露天風呂に入れるという話題もあった。 筏の上に桶を置くらしい。 氷のブロックで囲まれているようだ。 東電が2007年(平成19年)に柏崎刈羽原発でトラブルを隠蔽していたという。 また、東電と東京ガスが値上げを発表したという 朝のニュース、後半は腹立たしいことばかりであった。 原発といえば、米国イリノイ州北部のバイロン原子力発電所で外部電源を喪失、ディーゼル電源によって炉内冷却を続けているそうだ。 いまのところ、電源喪失の理由は「不明」とされている。 放出中の蒸気は低濃度の放射性トリチウムが含まれるが、例によって当局は「危険ではない」という。 7時半に起き上がった。 いい天気だ。 燦々と降り注ぐ日射しはうらうらと春のよう。 午前中、録画してあったNHK特集『日本人は何を考えてきたのか 幸徳秋水・堺利彦「非戦と平等を求めて」』を見る。 権力による犯罪を意味する「権力犯罪』の語が印象的だった。 秋水の師は中江兆民で、中江兆民は孟子から非戦平和主義を学ぶ。 出演したクリスティーヌ・レヴィの熱心な追究ぶりに感銘を受けた。 「堺利彦は個人間の平等をだいじにした」とクリスティーヌ。 スタジオ場面では山泉進明大教授の解説も新鮮だった。 午後はパソコン。 ブログの写真掲載システムが変更されたらしい。 手順がややこしくなって、おもしろくない事態だ。 かみさん手製のハンバーグ、というよりビーフ・チョップといったほうがいいが、これがうまいのでまた2膳食べちゃったよ。 沖縄防衛局・真部朗局長が宜野湾市市長選前に関して職員の有権者リストを作り、講話を行ったことが判明。 沖縄県民は激怒した。 まったく汚らしいことばかりやる役所だな、沖縄防衛局は。 毎日新聞には「市長選への出馬を予定している両陣営いずれからも『選挙妨害だ』と怒りの声」との見出しが載った。
2012.01.31
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6時35分、目覚めてラジオをつけると全豪オープンテニスでジョコヴィッチが優勝したと報じている。 5時間53分の世界4大試合で最長時間記録だったという。 民主党が新年金制度・最低保証7万円の全体像を示す試算を公表しないことに決めた。 消費税17%値上げにつながるからだそうで、ずいぶんバカげた話だ。 試算なるものがメディアに伝えられたことは周知の事実なのだろ。 それを「ない」というのは、沖縄基地をめぐる米国との密約を「ない」といい続けたむかしの自民党政府みたいじゃないか。 8時40分、起床。 チョコレートケーキを食べながら、FOX-TVの人気番組『Glee』を初めて見た。 ハイスクール・ミュージカルという仕立ての青春コメディだ。 FOX-TVは米国右派の息がかかったテレビ局だそうで大嫌いなのだが、このTV映画はよくできている。 近々日本でも新シリーズが開始されるそうだ、見ようかな。 東京新聞に「福島第一 凍結で14カ所水漏れ」という見出し。 記事を読むと、東電は「漏れた水の量は少なく、海の汚染はなかった」といっているらしい。 相変わらず身の程をわきまえないエラそうないいぶんだが、放射線量の数値ぐらい発表したらどうだ? さらに漏れがどれほどの水量かも、どの方向へ流れたかもわかないままではないか。 これで東電発表を信用しろというのはムリな話だが、こういう記事の向こうに例の東電会見担当男・松本立地本部長の顔が浮かび、うんざりする。 東京新聞といえば、きょうの社説「原発住民投票 意思表示へ扉を開こう」がすばらしい。 「事故原因の究明も、健康への影響の見極めも、損害賠償もままならないのに、国は収束を宣言した。定期検査で止まった原発の再稼働や原発プラントの海外輸出に血道を上げているようだ」と現状を抑えた上で、住民投票の意義を訴えてこう述べる。 「こんな矛盾に直面しても、原発政策の決定は、国と電力会社、立地先の自治体のみに委ねられている。普通の住民にとって意思表示の場は用意されていない。」 「史上最悪レベルの事故が起きたのだ。反対派であれ、賛成派であれ、もはや内輪で気勢を上げて済ませている場合ではない。未来の世代のためにも声を上げたい。」 夕食に出たサンマが新鮮で風味があって、たいへんうまかった。 かみさんに値段を聞くと「いえない」との答え。 口にするのをはばかるほど安いということらしい。 早い時間に夕食を済ませたので、何か見ようということになり、そうなると「CSIにしよう!」と即決。 NY篇を見た。 大蛇を利用して麻薬密輸をする事件を追う話だ。 作りかたのうまさにほとほと感心する。
2012.01.30
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4時半にいったん目を覚まし、うつらうつらして6時50分に起きた。 かなり寒いので直ぐにヒーターをつける。 鶏スープを熱くし、中鉢に入れて少々のご飯を加えて朝めし。 熱くてうまくて滋養あり。 8時からはサンデーモーニングを見るのが日曜日の習慣。 石原都知事や橋下大阪市長と渡辺みんなの党との新党立ち上げの動きについて論じていた。 どれもつまらぬ議論だ。 途中でテレビを消した。 昼めしは野菜牛肉豆腐の甘辛煮。 久しぶりの味がじつにうまく、2膳食べてしまった。 食後、人類史を描くNスペ『ヒューマン』を見る。 第1回「協力する人・アフリカからの旅立ち ~分かち合う心の進化~ 」。 「協同行為」を探究する制作姿勢に強く惹かれた。 4時半すぎ、ぶらりと外に出、夕方の富士山などの写真を撮る。 風が冷たく寒くてしょうがなかったが、富士山脇に日が沈むのを待った。 その甲斐は、まぁ、あったな。 上の写真がそれです。 夜、かみさんが先に寝たあとで映画『カンザス・シティ』(Kansas City 1995)を見、びっくりさせられた。 大好きな監督5人のひとり、ロバート・アルトマンの作品だ。 びっくりしたのは、30年代の雰囲気を創り出すアルトマン独特のねばっこい映像があまりに見事だったから。 セルダム・シーン(Seldom Seen)という異名をもつボスを演ずるのがハリー・ベラフォンテであることにも驚いたな。 まったく知らない映画だったのでハリー・ベラフォンテの登場はいわば不意打ち、瞬間的にかつてニューヨークでこの人とインタヴューしたときのことが浮かんできた。 この映画、全編にただようジャズ・シーンが見逃せない。 コールマン・ホーキンズやレスター・ヤングの役柄を映画で見ることができるとはうれしい限りであった。 エンディングにはアル・ジョーンズが出ていた気がする。 それやこれや、この映画についてはいずれまた書きたい。
2012.01.29
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ラジオで立川活断層の話をしていたあと2時間半ほど経った7時半ごろ、強い地震があった。富士五湖忍野村で震度5弱、マグニチュード5・5。ゴゴっと音がし、ぐらぐらっと揺れた。 パソコン起動。 しばらくメイルチェックをし、ニュースサイトを読む。 毎日新聞の「福島第1原発事故 冷温停止『不正確な表現』 フランスの研究機関所長、野田首相の宣言を批判」という見出しの記事を読む。 注目すべき内容だ。 すぐ、Twitterに書き込んだ。 「野田佳彦首相の冷温停止状態宣言に対し、フランスの研究機関所長が『政治的ジェスチャーであり、技術的には正しい表現ではない』と批判。 それがふつうだよ。 この『政治的ジェスチャー』がまかり通っている日本国のありようはふつうではない。」 洗濯機に異常。 かみさんの叫び声で知り、ゆるゆると洗濯機まで歩いていく。 いまのぼくはこれだけで息が上がってしまうのだ。 ゴォゴォとものを削るような音を立てながら回る洗濯機があえいでいるように見えた。 洗濯中のものをいったんすべて出し、まず水だけで回してみた。 無事に回る。 タオルを1枚、入れて回す。 無事だ。 タオルをさらに2枚、入れる。 問題はない。 残りの洗濯物を1枚ずつ入れ、あらためて洗濯機を回した。 昼めしに炊きたてごはんと豚肉白菜炒め。 まことにうまい。 2膳食べてしまった。 パソコンを開けると、SNSが活発ぶりが目に入る。 こちらが病気だからそう思うのかもしれないが、たとえばTwitterを開くと、熱心な探求と伝達から目を離せなくなる。 夜、8時過ぎにかみさん帰宅。 少しずつ元気に働けるようになっているとのこと。 ほっとした。 頂き物の長芋を鉢いっぱいにすりおろし、小鉢二つに分けて食う。 さらに千切りにして皿に盛り上げ、これもふたりで半々に分けて食う。 ものすごくうまい。 CSIニューヨーク篇を見る。 シーズン#2の第43話だがエンディングがいつもと異なり連続もののしつらえ。 いままで、このシリーズで「つづき」ふうの作品は見たことがない。 おや? と思いかみさんと顔を見合わす。 あわてて第44話も見た。 ロックのライブ会場駐車場で銃撃殺人が起き、捜査中のテイラー刑事が車から聞こえる警察無線で同僚捜査員の事件を知らされるという仕組み。 前回からの連続性がなんとも巧みに構成されている。 いつもながら、まことにおもしろかった。
2012.01.28
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目が覚めると4時半だ。 最近は毎朝この時間に目覚めるようになってきたな、と思う。 ラジオをつけ、そうして誕生日の花やら花言葉やら一句やらを知り、ここに書き留めるということも朝の習慣みたいになってきた。。 きょうの花は金柑、だそうである。 蜜柑科で原産地は中国南部、日本へは鎌倉~室町の時代にわたってきたようだ。 花言葉は「思い出」。 紹介された一句は「教会と枯れ木ペン画のごときかな 森田峠」。 森田 峠を調べると1924(大正13)に大阪で生まれたと知る。 「峠」の俳号は高浜虚子からもらったそうである。 昭和26年に「かつらぎ」入会、平成2年から主宰者となったとある。 句集に『避暑散歩』、『三角屋根』、『逆瀬川』、『雪紋』など。 ほかの句でぼくが気に入ったのは かんじきを最も戸口近く吊る だった。 ラジオからは、例によって歴史的なきょうの出来事が伝えられる。 1936年(昭和11年)の1月27日にロシアのバス歌手、シャリャアピンが来日したそうだ。 そうか、昭和11年のことだったのか。 1945年(昭和20年)のきょう、ソ連軍がアウシュヴィッツのナチス強制収容所を解放したという。 真冬だったことは知っていたが1月末だったのか。 極寒、酷寒。 ……35年ぐらい前にポーランドを取材したとき、アウシュヴィッツ収容所跡にも行った。 季節は初夏だった。 当時のまま残る収容所は薄い板でできた粗末な建物だった。 冬の寒さはひどかっただろうと思ったことを覚えている。 ここでぼくは、キャメラマンたちに「きょうは取材をやめよう。見ておくだけにしよう」といった。 ぱっと来て、ワルシャワから一緒の通訳兼案内人の説明を聞いて、さっと撮って、それで帰る、ということはどうしてもできなかった。 いまは専属のガイドがいるようだが、ぼくたちが訪れたときにはだれもいなかった。 通訳兼案内人に問いかけ、ナチスがそこで何をしたかを目にしたのだった。 忘れられないのは焼却施設のにおいで、旧いレンガには異臭がこびりついていたものだ。 67年前のきょう、雪が凍り付いた極寒の日にソ連軍があの場所を占拠し、閉じこめられていたひとたちを開放したわけだ。 その後ぼくは、たとえばアムステルダムでアウシュヴィッツ強制収容所から生還した芸術家と会う機会にめぐまれた。 大きな抽象画を描くその画家は、親も兄弟も殺されたという話をしてくれたけれど、笑顔は薄く、訪問が終わるときまで沈鬱な表情が溶けることはなかった。 そのまま1時間ほど、ラジオを聞きながらうとうとした。 7時半ごろ再び目覚めたが、この2度寝も毎朝のことになってきたなと思った。 布団の中でからだを動かしたため激しく咳き込む。 苦しい。 かなりラクになったもののまだまだ回復しておらず、安心できないと知った。 8時からのTBSラジオ、森本毅郎・小澤遼子対談を聞いてから起きることにする。 欠勤中のかみさんがフランスパンとマフィンのトーストを用意してくれた。 それに青菜や豚肉などを加えてオープンサンドふうの朝めし。 たっぷり食べた。 パソコンを起動させ、メイルチェック。 毎日新聞サイトの「この国と原発シリーズ」を読む。 昼めしは炊きたてご飯にコハダの酢締め。 うまいうまい。 食後、CSIのラスベガス篇とマイアミ篇を続けて見、いつも面白いことにつくづく感服する。 3時から昼寝。 かみさんは熱が引かないようで、そのままぐっすりと眠り込んでいた。 ぼくは4時半には起きあがり、参院代表質問の国会中継を見る。 社民党重野安正議員の質問がいちばん真っ当だ。 夕食は、土鍋で煮た豚肉の白菜挟み、榎茸添え。 うまいのでばくばく食う。 食後に再びCSIマイアミ篇。 シリーズ3だと思う。 警察官志望の若者が拉致される話だった。 徹底的にパターン化した作りかたで、カットの並びをたしかめるときわめてオーソドックスな編集であるとわかる。 こんなにおもしろい理由は、第1にシナリオの妙、第2にそのオーソドックスな作りかたがある。 そして何よりも製作予算がすごい。 金額はわからないけれど、ワン・シーンを見つめるだけで円でいえ1話分の総額およそ1億以上と想像できる。 夜11時過ぎにパソコンを開き、病気で書き進められないブログを埋める。
2012.01.27
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目覚めるとまだ4時半。 ゆうべ10時に寝たから眠気はない。 今朝もまた「花と一句」の放送を聞く。 誕生日の花は三角草。 「雪割草ともいいます」とアナウンサー。 葉が三角であるところから三角草と呼ばれるそうである。 花言葉「ないしょ」。 どことなく面白い。 一句は山田みづえの句。 雪割草にかがむや兄も妹も いい句だなぁ。 ほかの作品も読みたくなる。 やがて番組はニュースに変り、FRBによる零金利延長からドル売りが進むと報じられる。 過去の同月同日に起きたできごとについては、まずダイヤモンドの話で始まった。 1905年(明治38)のきょう、世界最大のダイヤモンドが発見されたそうだ。 ふぅん、なるほど。 そういう日があるわけだよなぁと思いながらラジオに耳を澄ませる。 1948年(昭和23年)の1月26日に帝銀事件が起きた。 大事件だった。 東京都豊島区の帝国銀行・椎名町支店、ということばが脳内でこだまする感覚を思い出す。 いや、ぼくがこの事件をリアルタイムで記憶しているわけではないよ。 後に関心を高め、本を読んだり映画を見たりしたゆえのこと。 平沢貞通さんの死亡を知り(1987年5月)、冤罪に覆われた人生について考えたものだった。 再び目覚めると7時半。 起きる。 ベッドで半身を起こすと「お!」と思った。 動きがラクなのだ。 いってみれば、きのうは室内で5メートルも歩くと手近な何か、椅子の背とかテーブルの上とかに両手をついて息を整えなければならなかった。 それが、10メートルぐらい歩けるようになっているのだ。 かみさんにそう伝えた。 顔色がよくなっているといってくれる。 しかし、新聞をとってくる往復の動きには息が上がった。 椅子に座ったきり動けず、しばらく呼吸の乱れに苦しんでいた。 かみさん自身はなおも具合が悪く、今日は連絡の上で欠勤した。 相当だるそうだ。 彼女は11時ごろむりやり起きあがり、京王クリニックへ向かった。 一緒に行かないかと誘われ、薬を出してもらう用事があるのだが、呼吸の乱れがなくならずどうにも動けない。
2012.01.26
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6時過ぎに目覚め、ラジオをつけると「春闘」のことばを聞くようになったと森本毅郎さんがいっている。 体調変わらず。 熱っぽく呼吸が整わず、だるい。 わずかな動きでも痰がらみの咳が出て、そうなると息が上がって苦しい。 かみさん、仕事は休みだが風邪ぎみ。 休みだということで決めていたきょうの予定をすべて取りやめた。 ラジオでも新聞でもテレビでも、論調で野田首相の施政方針演説への批判的見解が拡大している。 読んだり聞いたりしながら「あたりまえだろ」と思う。 消費税率を上げる政府方針に、国民の側から妙に理解を示すのはやめたほうがいい。 年間10万円の増税分出費がムリな者として、反対するしかないのだ。 ここで「対案」なんぞをもちだす発想は大間違い。 消費税問題に限った話ではないよ、政府の立てる方針に反対の国民に対案を求める傲慢を何とかして打ち壊さなければいけないな。 いずれ考えていることを書こう。 春闘のトップ会談。 定期昇給凍結と経営側は強硬だが、この20年、基本給は上がっていない異常事態が続いている。 このことは記録として書いておいたほうがよさそうだ。 午後、テニス全豪オープン準々決勝、マレー・錦織戦を見る。 デュースの連続でなかなかの接戦ながら、やがて力の差が目立つようになった。 ことにコーナーぎりぎりをつくマレーのショットが凄い、ほれぼれする。 『日本人は何を考えてきたのか:森と水と共に生きる 田中正造と南方熊楠』を見る。 注目すべき秀作。 かみさんの体調、かなりわるい。 ぼくも同様。 家の中が2人部屋の病棟みたいになっている。 夕食はうどん。 9時のニュースを見終えて10時に就寝。
2012.01.25
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今朝は4時半に目覚めた。 時刻を知り、よく寝たなあと思い、少しよろこぶ。 たしか0時前に寝たから一気に5時間は眠ったわけだ。 また誕生日の花を知る。 つつじ科のエリカであるとアナウンサーが伝えている。 英国名、ヒース。 ああ、そうか、あれがエリカなのかと思う。 花言葉は「幸運」。 エリカ咲くひとかたまりのこむらさき 草間時彦 外を見るとゆうべかたの雪が積もっている。 バス通りの写真を撮った。 久しぶりにパソコンを起動させた。 メイルが溜まっており、チェックするだけで1時間ぐらい過ぎて行く。 すぐに疲れてしまいPCオフ。 午後1時、第180通常国会開会。 野田首相の施政方針演説が中継され、しばらく聞いていたけれど、相変わらず妙な観念先行の中身であることに腹立たしくなる。 国会中継を見ながらTwitterを開いてみた。 施政方針演説にかんするつぶやきを読むと、みなさん同じように苛立っているようだ。 「野田首相は身勝手」ということばが飛び交っている。 国会中継を見るのをやめ、録画してあったキャメロン・クロウ監督作品『あの頃ペニー・レインと』を見る。 例によってタイトル始め何も知らない映画なのだが、見始めるなり「当たりだ!」と思った。 原題「Almost Famous]。 製作年度は2000年。 すげぇおもしろさだった。 自筆タイトルが独特の味をもち、要するに冒頭のクレジットからおもしろいのだ。 ロックバンド・スティルウォーターのツアーを追う新進ロックジャーナリストの熱心な探求ぶりを追う内容。 15歳という実年齢を隠してロックのライヴ・ルポを書く、というところが隠し味ふうの特徴となっている。 ビリー・クラダップ(Billy CRUDUP)の名前も初めて知った。 ロックスターを控えめに演じていて、わるくない。 ケイト・ハドソン(Kate HUDSON)のぽわんとした存在感が印象的。 この女優がゴールディー・ホーンの娘であるなんてこともまったく知らなかった。 いちばんよかったのは少年記者を演じたパトリック・フュジット(Patrick FUGIT)だ。 ロックに夢中の男の子がもつ輪郭不明なありようを見事に醸し出していた。 母親役のフランシス・マクドーマンド(Frances McDORMAND)がまた、いい。 1996年の注目作『ファーゴ』で刑事をやった女優だ。 抑え気味の表情変化を見ているだけで引き込まれてしまう。 夜、NHKとテレ朝のニュースでダルビッシュ有投手の札幌ドーム会見をじっくり見る。 かつて日本にこういう選手がいただろうかと感じ入る。
2012.01.24
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7時半起床。 かみさんの声が低い絞り出すような状態、風邪をひいてしまったようだ。 ぼくの肺炎が移ったか。 遅番だからしばらく横になっていたが、10時半すぎには起き上がり弁当を作っていた。 いつもの遅番タイムに合わせて出勤して行ったが心配。 しばらく経って休憩時間にきたメイルでは「ぼろぼろ状態」らしい。 上の写真は今月16日に撮った曇りぞらのようす。 この日からぼくは体調を崩したのだった。 午後、デヴィッド・フィンチャー監督『ゲーム』を見た。 実生活に大がかりな仕掛けを持ち込み、生死の境をさまようほどの刺激を味わうゲームに巻き込まれる男の物語を作り上げている。 マイケル・ダグラス、主演。 勿体ぶった男の役を熱演している。 マイケル・ダグラスは、こういう「固定観念のかたまり」ふうの男を演ずるとピタリと決まるな。 何となくテレビ版「ミッション・インポシブル」の相似形を見ている感覚。 物語自体がきしみを生み出してしまっている気がしてなじめなかった。 こうした未知の領域を金銭で購入し、仮構の刺激をたのしもうという発想は米国的というべきものなのかなぁ。 なじめず、わからず、わかりたくもないという内容の映画だった。 共同通信のサイトで「福島原発で放射性物質の放出増加 内視鏡調査などが影響か」という見出しを見つけた。 詳細はともかく、福島第1原発からさらなる放射性物質が出てきていることは十分にわかる。 政府のいう冷温停止状態の実体がこれだ。 東電は放射性物質の放出増加報告とともに「多核種除去設備」を設置すると発表。初めは放出を否定していたストロンチウムほかの核種を除去できる装置なのだという。 信用したい気持ちはあるけれど、東電の場合これまでがこれまでだ、信用しても大丈夫かな? ここでちょっと、数字メモ。 1.6兆円 2.3300億円 3.600件 1.は原発事故被害者への賠償推定額(5年間)。 2.はこれまでに東電が支払った賠償金の額。 3.は賠償に関し紛争解決センターに持ち込まれた紛争件数(1月23日現在)。 まったく、東京電力という企業は何を考えているのだ。 日本が抱える腐り果てた企業文化体質の代表がここにある、と見るのが正解らしい。
2012.01.23
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参ったな、咳による呼吸の乱れと熱のせいで外出できない。 きょうは八王子市長選挙の投票日なのだが、これでは棄権するしかないな。 考えてみると、結婚してからきょうまで投票しなかった選挙はなかったように思う。 外国に行っている間に行われた選挙があったかも知れないけれど、覚えている限りでは初めての棄権だ。 午後、眠る。 目覚めては眠り、眠っては目覚め、そんなふうに1日が過ぎていった。 大相撲、白鳳と把瑠都の対戦も見ないで眠った。 夕食は出来立ての鶏スープでラーメンを作ってもらった。 デザートはふた種類のチョコレート。 その後、CSIを2本見る。 上の写真はおとといの夕景。 このときにはまだ外に出る元気があったわけだ。
2012.01.22
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先週月曜日(16日)に買い物その他の用事で駅の南口へ行った帰りにからだの調子がおかしくなり、翌日発熱、さらに腹具合の異常が生じた。 つらいのが呼吸状態で、ちょっと歩くと息が上がってしまう。 おととい病院で渡辺医師から「軽い肺炎だが、気道感染がある」といわれた。 薬を処方してもらい、きのう・きょうときちんと飲んでいるけれど、まだラクにならない。 とはいえ、もちろん病院に行った日に比べれば遙かにラクだが、行きが上がりやすい状態はさほど変わらないのだ。 困った。 朝のラジオで「きょう起きた過去のできごと」を聞く。 1581年の1月21日には、秀吉がイエズス会宣教師追放、布教宣教師の滞在を拒否したという。 こういう話を聞くとぼくは、いつも旧暦だろうになぁと思い、きょうと同じ日というとらえ方に違和感をもつ。 その上で、いや、まぁ、そういってしまってはお仕舞いだと違和感を引っ込めるようにしている。 午後、米国TV映画『CSI』マイアミ篇を見る。 このシリーズは10年来の歴史があるようで、いまやシリーズ・ナンバーが#7までになっている。 シリーズ#7の第156話を見たのだが、これは凄かった。 捜査中に現場が放火されるのだ。 カリーと新人刑事が射殺体を見つけた屋根裏部屋に閉じ込められる。 直後に出火。 あまり見ない展開だ。 さらに、NHK「日本新生 リーダー論」を見た。 きょうのタイトル『絶望の国の幸福な若者たち』に関心をもったのだ。 社会学者・古市憲寿さん、京都大学の瀧本哲史さん、経済ジャーナリスト・三神万里子さんたちの解説で、雇用を軸とする日本の状況が報告される番組だった。
2012.01.21
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初雪。 ただし八王子では積もっていない。 4時45分に目が覚めた。 ゆうべ眠ったのは10時半すぎだったから、1時ごろいちど起きたけれども久しぶりに3時間以上ぐっすり眠ったことになる。 きのう点滴した抗生物質とステロイド薬が効いている。 咳が減り、熱っぽさが薄くなり、痰が出やすくなった。 早朝のラジオ番組が「きょうの誕生日花はストック」と告げている。 花ことばは「普遍の愛 逆境に堅実」だそうである。 きょうの一句、というコーナーもあり、ぼくはこれをよく聞く。 大寒の一戸もかくれなき故郷 飯田龍太 ベッドを出たのは7時半ごろで、かなりラクになっていると実感。 しかし椅子から立ち上がったりすると咳が激しくなる。 かみさんがパン粥を作ってくれた。 食べやすく、うまい。 ありがたい。 9時すぎ、青戸さんからメイル。 ブログを読んで心配してくれたのだ。 文章がいつもより短いからよほど悪いのかと心配、と書かれているのが嬉しかった。 録画してあった映画『スティング』(Sting 1973)を見直す。 ロバート・レッドフォードとポール・ニューマンがずいぶん若い。 製作年度が1973年だもの、当然だ。 ぼくはこの映画を公開時に新宿で観た。 その後、マーヴィン・ハムリッシュ(Marvin Hamlisch)の音楽が一大ロングヒット曲となり、そのせいで映画『スティング』は極端に身近な作品となったのだった。 で、きょうこうして見直してみると、大物ギャング相手にトリックを仕掛ける仲間というか同士というか、老若男女入り交じった数十人のグループが結束を固める物語であることがよくわかる。 再見がもたらす余裕から、充分たのしむことができた。 ロバート・ショウが印象的。
2012.01.20
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朝、病院に行った。 写真は3日前に撮った「早朝の木」だが、脇に見える建物がその病院の一部だ。 ゆうべからおとんど一睡もしていない。 熱が出ているせいか息がすぐ上がり、咳がつづくわ痰がでるわ苦しくてたまらないので眠れなかったのだ。 夜明けごろ、やはり病院へ行ったほうがよさそうだと考えた。 5歩も歩くと息が上がってしまい、すぐ近くではあるが 病院まで自力で行くことはできない。 かみさんが遅番なので、病院まで行って借りてきた車椅子を押して連れて行ってくれた。 ありがたい。 内科の待合室で待ち、事前聞き取りののち血液検査とX線撮影、インフルエンザ検査などを経て呼吸器内科・渡邉秀裕医師の診察へ。 いつもの田崎医師はきょう、外来診察には来ない日なのだ。 やがてかみさんの仕事開始時刻が迫り、診察の順番までひとりで待つ。 1時間ほど経ったころ、かみさんが来てくれ、渡邉秀裕医師の診察を受ける場に付き添ってくれた。 まず、インフルエンザにはかかっていない。 X線写真からは軽い肺炎が見てとれるという。 軽い肺炎、および気道感染という診断。 肺炎は予想していたが、軽いと聞いてほっとする。 気道感染については血液検査から分かったことで、感染により気道に黴菌が入ったということらしい。 抗生物質とステロイド薬を処方するという。 熱が引き気道感染がなくなればラクになると渡邉医師は断言してくれた。 きょうは、そのための抗生物質とステロイド薬剤の点滴をし、あした以降4日分の錠剤を服用することになった。 とにかくまともには呼吸ができない状態を脱したい。 渡邉医師は4日めにはラクになると再び明瞭にいい、点滴の針を射し始めた。 2時間ほど点滴を受け、再びかみさんの押す車椅子で帰宅。 出かける前に比べればずいぶんラクだが、不調を自覚する前ほどにはラクになっていない。 5歩ぐらい歩くだけで息が上がることはないけれど、では20歩だったらどうかというと、これは苦しくてムリといった状態だ。 すぐに横になり、ただただぼんやりしている。
2012.01.19
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今朝も熱っぽいまま起きられない。 ラジオを聞いていると、きょう1月18日は「都バスの日」なのだという。 去年の自殺者数が発表され、何と「3万513人」という。 体調の不具合が怖いくらい。 呼吸がままならず、苦しくてたまらないのだ。 数日前に発熱し、咳や呼吸困難がどんどんひどくなる。 室内を行き来するだけでも息が上がってしまう。 きょうは息の上がりかたがいつもより激しい。 居間とキッチンとの5メートルほどの距離を行くだけで呼吸が苦しくなり、柱に寄りかかる。 こんなことは初めてだが、きのう始まった症状だと思い出す。 血中酸素が少なくなってきたのだ。 苦しくなる頻度が圧倒的に高く、怖くなる。 サルタノールを何度も用いている。 熱と呼吸の難儀はいまもなくならず、息苦しさが怖い。 1日中、寝てばかり。 起きあがると苦しいので何もしない。 上の写真はちょうど1週間前、1月11日・火曜日に撮った夜明けのようす。
2012.01.18
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4時半に目が覚めてしまった。 熱っぽく、だるい。 ラジオをつけると津野海太郎さんの話が聞こえてきた。 「ワンダーランド/宝島」誌発刊のころの話だ。 植草甚一の名が頻繁に登場、興味いっぱいの内容だった。 このひとの作品で読みたいのが新潮社の『したくないことはしない ―植草甚一の青春―』だ。 去年だったか、図書館で探したけれど見つからなかった。 今朝を機会にまた調べてみよう。 誕生日の花は、ふきのとう。 花ことば「待望」。 水ぐるまひかりやまずよ蕗の薹 木下夕爾 7時半起床。 きょうは妹の誕生日なので祝いのメイルを送った。 「誕生日の花はふきのとうだそうだ」と書いておく。 なにも食べる気がしないまま、燃やすゴミを袋に入れる。 新聞に目を通す。 放射性物質による汚染コンクリート関連の報道がさらに拡大している。 そりゃそうだ、大変な事態なのだから。 原発事故が起きてからのおよそ2週間、政府はSPEEDIの重要情報を公表せず、結果としてこの事態を生み出した。 行政の怠慢によるもので稲わら汚染と同じ構図だ。 発熱。 からだがヘンで横になってばかりいた。
2012.01.17
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4時半に目が覚める。 ラジオをつけ、このごろよく聞く誕生日の花の話に耳を傾ける。 カニバサボテンがきょうの誕生日の花だそうで、アナウンサーは、これはしゃこばサボテンに似るが違うものだという。 花ことばは「恋の年ごろ」。 ホントかねと思ったり、こういうことをだれが考えつくのだろうかとも思ったり。 きょうの一句は「雪だるま 星のおしゃべり ぺちゃくちゃと 松本たかし」。 澄みわたった冬の夜ぞらが感じ取れるな。 7時過ぎに起き、熱っぽかったけれどシャワーを浴びる。 きょうはかみさんが休み。 朝めしに餅を焼いて海苔を巻き、ゆっくり食べられた。 11時ごろ出てバスに乗り、街へ。 JR八王子駅前でバスを降り、通路から南口に出る。 きょうはアルプスへ行く前に駅の南口周辺を少し歩いてみた。 見上げるそらは厚いくもに覆われている。 写真はそれを撮った1枚。 寒い日だ。 南口界隈を前に歩いたのは一昨年だったか、その前の年だったか。 家族4人で麒麟とかいう名のレスロランへ行ったときだと思い出した。 駅前なのに廃屋となったようなありさまの店がある。 すでに土地が人手に渡っているのだろうか、茫々たるようすが妙に目立っていた。 本屋へ入ったりしながらアルプスへ。 からだがだるい。 買い物を終え、駅の構内を抜けてバス停に向かう途中、咳き込むと同時に息が苦しくなり、しばらく立ち止まって呼吸を整えた。 およそ2分と思われるこの停滞のせいで、バス停に着くと同時に乗るべきバスが発車してしまい待ち時間が増えた。 帰宅後すぐ、買ってきたあなごとやりいかの寿司で昼めし。 かみさんが吸い物を作ってくれた。 あなご寿司とよく合い、うまい。 その後、録画済み映画を見た。 CSIを見てから『ショウタイム』を見、さらに『春との旅』を見る。 映画『ショウタイム』を見たのは、気になるタイトルの知らない映画だったからだ。 ほとんどそれだけの興味であるせいか、いまひとつ乗れないまま終る。 エディ・マーフィーは肉が付きすぎたのではないかという感想かな。 2本目の映画『春との旅』は国際映画祭でいくつも受賞した話題作。 かみさんも一緒に見、出演者のだれそれについて聞くことが出来た。 たとえば、ついに顔が見えないまま出演シーンが終ってしまう小林薫のこと。 春が焚き火にあたるこのひとにものを尋ねる場面が始まるなり、すげぇうまい俳優だなと思ったのだが顔が見えないので誰だか分からなかった。 終わってからかみさんに聞いて知ったわけだ。 ほかにも続々と名優が出てくる。 これは淡島千景ではないかとか、こんなところに大滝秀治が出ているとか、え、香川照之ではないの? とか。 よくまぁ優れたひとたちをそろえたものだとびっくりした。 いちばんびっくりしたのは田中裕子だ。 この声、このしぐさ、ほかにいないがと思いながら、かみさんに田中裕子かいと聞くとそうだと頷く。 本当にうまい女優だ。 主演の徳永えりがすばらしい。 彼女を見るだけでもこの映画を見る甲斐があると思えた。 ほかに戸田菜穂という、初めて見るひともよかった。 ちょっと日本人にはいない風情が感じられ、今後がたのしみだ。 じつはこの映画、公開時にぜひ観ようと思いながら逸した作品だったのだ。 きょう録画画像で見ながら、見たかったのはどうしてだろうと考えていた。 そう思ったのは、映画として期待はずれだったからだろうと、いま思う。 思わせぶりな場面が多すぎてくたびれてしまった。 よかったのは出演者たちの陣容で、映画としてはたのしめなかった。 筋立ても気に入らない。 原作ものらしいからそんなことをいってもしょうがないのだが、物語全体が思わせぶりに感じられてしょうがなかったのだ。 結局、名優たちの演技力が支えた作品ということになるなぁ。 それが悪いわけではないけれど、映画としてはダメ、45点というところか。 きのうの二本松市のマンションで、建材のコンクリートから高い放射線量が検出された問題が急速に拡大している。 砕石場周辺の線量は「毎時20マイクロシーベルト前後」という。 この10か月、経産省はいったい何をしていたのだ。
2012.01.16
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きょうの誕生日の花は、仙洞草(せんとうそう)。 花ことばは「繊細な美しさ」だと、ラジオを聞いて知った。 一句は、燭足してかまくらの子らまだ遊ぶ 橋本美代子 なにやら早朝の「花と俳句のひととき」を楽しむようになってしまったなぁ。 きのう前編を見た『北京から来た男』(The Chinese Man 2011)の後編を見る。 不気味なサスペンスで、その暗く鬱陶しい状況設定が興味深く、まったく気まぐれに録画してあったドイツのテレビ映画なのだが、一気に見てしまった。 原作、ヘニング・マンケル。 同じタイトルのミステリー小説(原題は「The Man From Beijing」)をTV映画化したものらしい。 しばらくすると(来年?)東京創元社から文庫で出ると知って読んでみたくなった。 監督のペーター・ケグレヴィッチという名を聞くのは初めてだ。 日常的な風景をドラマティックな展開に結びつける方法がうまい。 何気なく見ていると、はらはらドキドキのサスペンス。シーンに引き込まれる。 裁判官のブリギッタ・ロスリンを演ずるズザンネ・フォン・ボルソディがものすごくいい。 舞台劇を観ているような気配があると思い、なぜかなと考えたらこの女優が醸し出す雰囲気によるものなのであった。 日本の舞台にたとえれば杉村春子主演の『欲望という名の電車』を観ているような気配です。 難点がひとつ。 広州とされる街が台湾で撮影されている。 すぐにわかるのにセリフは「広州」といいつづける。 気になってしょうがなかった。 夕食後、こんどはCSIマイアミ篇を見た。 シリーズ#7で、これまでのものから登場人物の何人かが変わっている。 ケーブルTVに切り替えた先月初めからずっと、名作映画やテレビ映画、見逃していたドキュメンタリー作品をつぎつぎに見ている。 機会を与えてくれたのはCS放送で、ある程度までは予想していたことではあるが、内容がこれほど充実しているとは知らなかった。 ちなみに、しょっちゅう見る局は、AXN、シネマ関係が洋画系2局に邦画系2局、たまに銀河テレビあたりかな。
2012.01.15
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5時の目覚め。 暗い外を見て去年の今ごろを思い浮かべた。 朝早く、バス停に向かいながら暗い道を写真に撮ったものだった。 きょうは府中で青戸さんに会えるかも、と思っていたがご家族全員でロボジーを見る予定と聞き、それなら邪魔しないように遠慮することにした。 少し熱っぽいし大事をとって外出を控えよう。 かみさんは遅番。 一緒にゆっくりとトーストとヨーグルトのブランチを食べる。 きょうこそは、といった気持ちで成瀬巳喜男監督作品『女が階段を上るとき』(1960)を見る。 何を力んでいるのかといえば、成瀬作品は集中力を欠くとおもしろ味が半減するからで、いわば観客の意識を土台として映画が展開するところに特徴がある。 きちんとスクリーンに対峙する気持ちで見るのとそうでないのとの違いがはっきりしてしまうのだ。 パリで、成瀬巳喜男監督作品が小津安二郎の作品とほぼ同等の高い評価を受けているのもそのあたりに理由がありそうだ。 『女が階段を上るとき』もそうしたひとつで、ぼくも初めて見た。 高峰秀子の表情がすばらしい表現力。 やはり神わざであった。 若い仲代達矢や団令子を見るのがたのしいが、そういう意味では、加東大介・中村鴈治郎・小沢栄太郎という名優3人を画面で見るよろこびが格別。 高峰秀子の神わざとこの3人の立ち居振る舞いが、映画全体の大人っぽい味を支えている。 午後にはパソコンに向かっていたが、妙に熱っぽく寒気がとれないので夕方を待たずに消した。 大相撲を見たり、福沢諭吉と中江兆民の生きかたを描くNスペを見たり。 かみさんはまだ復調していない。 体力が落ちているため8時過ぎに戻って来たときは疲労困憊。 彼女は夕食を食べずに寝た。 夜、録画した『北京から来た男・前編』を見る。 何も知らず、タイトルに惹かれて見たのだが、いや驚くおもしろさだ。 あしたの後編を見逃すわけにはいかない。
2012.01.14
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ゆうべ1時から、FM東京のビッグ・スペシャルを聞いた。 小学校、中学校と同級だった友人・石島稔くんがDJと聞き、何としても聞きたかった。 エルヴィス・プレスリーを軸とするヒット曲 聞きくらべ特集だ。 すっかりたのしんで4時に寝たため、今朝は8時過ぎまで目が覚めなかったよ。 仕事休みのかみさんがホットケーキを焼き、朝めしとする。 その後、録画済みから何か見ようということになり『CSI』を2本、マイアミ篇とNY篇を続けて見た。 面白くてたまらず、CSI中毒になりそうだ。 午後、かみさんはレッスンを始め、ぼくは街へ。 2時25分のバスに乗り、まず図書館。 次いで銀行と本屋を回り、最後にアルプスで牛乳・パン・豚肉・菓子類など買い物。 図書館では『緋色の楽譜(上下)』を借り出す。 まったく知らない著者による、まったく知らない本。 このごろはミステリーの新刊書を全然読んでいないからなぁ。 銀行の用事はかみさんにたのまれた通帳記入だった。 近所の、いつも利用しているATMでは通帳への記入をやってくれないのだそうだ。 これ、大したことではないようにみえるが、じつは生活の根幹にかかわり得る問題をはらんでいる。 もっとも高所得者にはかかわりのないことではあるけどね。 日常的に利用するATMで通帳記入が成されないとなると、たとえば光熱費や保険料の支払いに滞りがないかどうか、支払い後すぐには判らないことになる。 中野区にいたころには考えもしなかったことだが、ATMで支払ったすべてが滞りなく相手に届いたか、金額に不足はなかったか、あるいは残金が次の支払い時に応じきれる額になっているか、などといったことを知るためにバス代を払って移動しなければならないのだ。 その料金は片道210円で、通帳記入をするだけのために街へ行くには420円の出費が必須。 八王子に住むようになってから近所の散歩以外はどこへ行くにも「バスに乗る」という移動手段が必須となった。 駅周辺に行くのも、図書館に行くのも、喫茶店で待ち合わせるのも、ましてや都心へ出る電車に乗る場合には当然のことながら、まずバスに乗る。 バスに乗ると早いから乗るというのではなく、乗らないと行く先に向かえないから乗る。 こういうことは生まれて初めてのことだった。 そろそろ慣れてきたとはいえ、いったん出ると最低限420円かかるという事実にはいつまでもなじめないでいる。 もちろん通帳記入だけのために出かけるのはバカバカしいから、きょうのように図書館に用事があるときに済ませるわけだ。 で、銀行をふたつ回ってたのまれた記入を済ませ、久しぶりにくまざわ書店に入った。 アエラ誌に知人を取材した記事が載っていると聞き、おそらく先週号だろうから取り寄せてもらう注文をしたかったのだ。 本屋に入ると、目に入る本や手に取った本のすべてを買いたくなる。 入り口近くでいきなり『ブルーノート・ジャズ・コレクション』の創刊号につかまった。 手にとってレジへ。 きょうは長居をせずに注文を済ませたらすぐ出ようと決めたのだ。 駅のコンコースを通り、南口アルプスへ向かう。 上の写真はアルプスでの買い物を済ませてから撮った駅の南側。 そごうデパートが今月末で閉店するので、この1枚はその記念にするとしよう。
2012.01.13
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きょうも5時少し前に目が覚めたのでラジオをつけ、誕生日の花を聞く。 寒桜。 河津桜とも呼ばれる。 おととし、旧友の石島稔くんが「河津桜を見に来ないか」と誘ってくれた。 彼は週の半分を上野で、半分を伊豆で暮らしているのだ。 ぼくが河津桜を見るのはそのときが初めてだった。 桜色が赤に近い濃さであることが印象に残った。 花ことばは「気まぐれ」。 なるほどなと思えるあたりがおもしろい。 山の日は鏡のごとし寒桜 高浜虚子 この句も、なるほどなと思わせられる。 で、同じようにおもしろい。 2003年(平成15年)のきょう、1月12日、深作欣二監督が死去したそうだ。 そうだった、深作欣二死すの報を聞いたのはたしかに冬だった。 5時半に起きる。 去年の1月末まで、毎朝この時間には身仕度をしていたのだなと思う。 風邪をひいたのか、妙にだるい。 頭痛と腹痛、膨満感も。 早番で6時半に出かけるかみさんを見送った。 新聞を読むうちに空腹を覚え、昼めし用のポークソティを皿から少々とって1膳だけ食べた。 ものすごくうまい。 録画してあった映画『シークレット・ウィンドウ』を見る。 二重人格を描くサスペンスだが、なぜかさっぱりおもしろくない。 だいたいジョニー・デップの主演が正解なのかどうか、はなはだ疑問なのだ。 あるいは、ぼくはもうスティーヴン・キング原作の映画に飽きてきたのかもしれない。 スティーヴン・キング原作の映画に飽きてきたのかもしれない。 昼めしに、ヨーグルトを食べた。 そして映画『テイラー・オブ・パナマ』を見た。 ジョン・ル・カレ原作のスパイ小説が映画化されたものを見るのはこれが最初。 小説の底流となっている重い暗さが、この映画には全然ない。 どういうわけだ? 監督はジョン・ブアマン。 『エクソシスト』で知られる監督だが、その代表作をぼくは見ていない。 しかし、見なくてもよさそうだ。 ジョン・ル・カレの作品を、あたかも007・シリーズのようにしてしまう監督には寄り添う気が起きないよ。 午後、体調がおかしいので2時間ほど眠った。 このところ眠ってばかりだ。 からだがおかしい。 目を覚ましたのは3時半ごろか。 久しぶりに夕方の東電会見を最初から最後まで通して見た。 2号機の温度が85度に上がったのは温度計の不具合と説明。 夜、かみさんとCSIマイアミ篇を見た。 陽くんが帰ってきてから映画をもう1本、以前見た『ラスト・サムライ』を見直す。 スタッフ、キャスト全員の精神性を娯楽映画に仕立て上げる腕前に感服。 3時間にも及ぶ作品に一貫して流れる主題が武士道の追求なのだ。 前に見たのは公開時だった。 ところどころ忘れているが、真田浩之がいい雰囲気を出していて、小雪がきれいなことは変わらない。 きょうは体調がよくないわりには映画をたくさん見たな。 見てよかったと思えたのは『ラスト・サムライ』1本だけというのは困ったものだが、これ、熱っぽくてだるいせいか。 深夜1時から、上記の石島稔くんがDJを務めるラジオ番組を聞く。
2012.01.12
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早番のかみさんと一緒に5時半に起きる。 トーストを食べると聞き、それならからだの具合がよくなったなとほっとした。 ゆうべ熱が出てつらそうだったのに、きょうの仕事を休めないからだ。 すぐ焼き始め、コーヒーを淹れる。 6時半に送り出し、しばらく新聞を読む。 思い立って黒澤明監督作品『生きものの記録』を見ることにした。 放射能の被害を怖れる老人の気持ちを映像化した作品だ。 1955年、製作。 この前年、1954年3月1日に第五福竜丸事件が起こる。 米国のビキニ環礁核実験の結果、放射能の「死の灰」が第五福竜丸に降りそそぎ、久保山愛吉さんが死亡。 広島・長崎の原爆被害を経験している日本人が放射能への恐怖を再び目の当たりにすることとなり、全国で反核運動が盛り上がった。 映画『生きものの記録』は、そういう日本の状況を凝縮して描いた傑作。 子どものころ見たと思うけれど、きょう見ていてほとんど覚えていないことに気づく。 三船敏郎が鬼気迫る熱演で、映画を見ながらもっともっと見たいと思うのだった。 途中で窓の外を見ると、雲が切れ、いっぱいの日射しとなったので洗濯をする。
2012.01.11
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きのうからかみさんが何も食べられず、気になっている。 腹具合がおかしいようなのだが、痛みはなく、膨満感もなく、要するにぼくの体験した範囲にある症状ではないのだ。 救急外来に行こうかと考えたが本人が行きたがらない。 きのうは昼以降ものを食べず、仕事場から帰宅するなりすぐ寝た。 今朝、7時ごろ起き、餅を食べようと思って焼く準備をした。 川島民親くんが送ってくれた餅で、教えてもらったように冷凍庫で保存してある。 もうずいぶん日が経っているので、多少かびが浮いてきたが何ということもない。 2ミリほどの円形をナイフで剥ぎとる。 そこへかみさんも起きてきた。 ずいぶんラクになったと第1声、よかった。 何だったのだろうねと聞くと「雑菌が入ったとしか思えない」という。 餅を焼くけど食べる? しばらく考えてから「うん食べる」という答え。 食べる気があるなら大丈夫だなとほっとする。 民親の餅は本当にうまい、といいながら喰う。 ぼくは3つ。 かみさんは2つ。 あとはゆっくり寝ていれば回復するだろう。 ぼくはテレビをつけ、録画済み映画『ワンス・アンド・フォーエヴァー』を見始めた。 原題は「WE WERE SOLDIERS」、2002年の製作だ。 はじめ、ヘンなカタカナ語タイトルだな原題のほうがいいのにと思った。 が、ぼくはこの映画のタイトルも知らなかったのだから文句をいう筋合いではない。 ヴェトナム戦争を従来のものとは少し異なった視点で描いた作品、と紹介記事で知ったのが見るきっかけ。 湾岸戦争以来、中距離ミサイルやジェット機による爆撃ばかりの殺戮が繰り返され、戦争映画でも戦闘シーンのありようが変わってしまった。 ヴェトナム戦争は白兵戦が多いから劇画的にはならない。 で、ともかく見始めた。 冒頭のタイトルバックが緑色の縞を1本入れた図案ふう、そこに監督名などが小さめの文字で出てくる。 中に「1965年にヴェトナム戦争中に実際に起きたできごとである」というひと言もあった。 戦争アクションものにはめずらしい抑えた表現だ。 いいな、と思った。 トップショットは熱帯の荒れ地。 ヴェトナムが舞台と知っているから密林の合間にある空き地のようだと思う。 そこへ「初めから話そう」と、ナレイションが入ってきた。 ぼくは「お!」と小さな驚きを感じ、これはたしかに従来のヴェトナム戦争ものとはちがうぞと思った。 次のシーンが1954年のフランス軍壊滅の場面である。 背筋を伸ばして画面を見つめた。 ほどなく、さらに印象的なナレイションとスーパーテロップ「1965年11月14日」が出てくる。 この日を境に、米軍と北ヴェトナム軍の本格的戦闘が開始されたというのだ。 イア・ドラン渓谷という地名は覚えていないが、ぼくは平式安常さんの著書『キャパになれなかったカメラマン(上下)』(講談社)を思い出していた。 あの本で、前線から基地へ、全滅にちかい状態となった米兵数十人が戻ってくる場面を取材する著者の報告がとても印象深く、その場面を思い出した。 それは、米兵立ちが報道陣に向かって戦闘現場のあまりに苛酷な状況を積極的に話し始める場面で、平敷さんはそこにいた。 ヴェトナム戦争に派遣された報道キャメラマンにとって忘れられない瞬間となっているのだった。 映画ではじっさいの戦闘現場にフォト・ジャーナリストが入り込む。 ジョー・ギャロウェイさんがその当人。 現在ネットでギャロウェイさんの文章を読めるのはうれしいことだ。 主人公ハル・ムーア中佐に扮するメル・ギブソンがいい。 その夫人ジュリーを演ずるのはマデリーン・ストウ(Madeleine Stowe)で、やはりいい。 エンディングロールの直前に、ムーア中佐が率いる米陸軍第1騎兵師団隷下・第7騎兵連隊・第1大隊がヘリコプターで送られた戦地イア・ドラン渓谷の着陸地点(X-レイ)における死者数を告げる仕立てがまた、じつにいい。 映画好きに限らず、現代史を伝える映画として機会あれば必見の作品だ。 夕刊で興味ある特集記事を見つけた。 「もんじゅ、三つの危険 火災が怖い、地震に弱い、核暴走も」という見出しで、元京都大原子炉実験所講師小林圭二さんとのインタヴューを中心に高速増殖炉もんじゅをめぐる危険について書かれている。 小林さんは「高速増殖炉の拡大悪循環は数十秒で進む。制御棒の抑制効果を超える過酷事故はありうる」と危険性について訴え、読み手は1995年に起きたナトリウム漏れの事故を思い出す。 一方、日本原子力研究開発機構の敦賀本部広報課ではこう述べる。 「気体や液体は熱いものが上に上がり、冷たいものは下に下がる。この自然現象で循環するので、核燃料でナトリウムが加熱されて沸騰することはない」。 何ということはない、安全性の一方的な強調が習慣化している原子力ムラの実状を示しているだけだ。 朝めしのあとからずうっと寝ているかみさんに声をかけると、横になっているぶんにはラクだとのこと。 おかゆなら食べられるかもしれないというので、つくることにした。 上の写真はきのうの夕ぞら。 うすい青がきれいで撮りたくなった。
2012.01.10
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ゆうべ早く寝たせいだろうか、7時に目覚めたら首が痛くからだが重い。 きょうは1月9日。 亡くなった堀川昌国さんの誕生日だ。 元気だったら72歳になるのかな。 あれからもう9年か。 入院中には何度もお見舞いに行き、よもや亡くなることになろうとは考えもしなかった。 病気の急速な進行が死去を早めた気がしてならない。 生前、ほぼ毎年、正月明けの9日には銀座で飲んだ。 今年もよろしくね、と行きつけの店で年の初めの挨拶を交わすことも多かった。 そうか、きょうは1月9日かと思いながらコーヒーを飲んだ。 テレビをつけ、CSチャンネルをザッピングしていたら映画『RAILWAYS』に行き当たり、見始めた。 随分しっかり作られた映画で引き込まれる。 錦織良成という監督は知らなかったが、これからは注目だ。 島根県出身らしい。 一昨年だったか、高井戸の仕事場で、やはり島根出身の青戸さんとこの映画の話をしたことを思い出す。 あのときは一畑電車に乗った話を聞いたのだった。 一畑電車は京王電鉄と関係があるそうで、映画の公開前には京王線の車内にポスターがたくさん吊る下がっていたり貼ってあったりしたものだ。 子どものころ鉄道好きだったぼくは、見たいと思ったまま機会を得られず、やっときょう見ることができた。 見て分かったが、タイトルは「RAILWAYS]でも、映画に描かれるのは一畑電車の周辺事情をドラマに仕立てたわけで、必ずしも鉄道を描くものではなかった。 東京で地位のあるサラリーマン生活を送る男が、49歳にして子どものころ憧れていた実家のそばを走る電車の運転士になることで、自分らしさを獲得するというのが基本設定。 ぼくは、ここにある「49歳」とか「子どものころ」とか「自分らしさ」といった概念を大上段に振りかざす描きかたには少々鼻白んだけれど、一貫して素直に映像を展開させて行く製作姿勢に共感した。 映画を見終わり、昼めしはうなぎ丼。 かみさんが自分用の弁当をつくる際にぼくの丼もつくってくれたのだ。 うまいうまいとよろこんで喰った。 が、そのころかみさんは体調に不具合を覚え、せっかくのうなぎ弁当を食べられなかったとあとで知ることとなる。
2012.01.09
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7時少し前に起きた。 かみさんが8時に出かけ、そのころからそらが晴れわたる。 降り注ぐ日射しの明るさ強さ暖かさがもったいない感じで洗濯を始めた。 シャワーを浴び洗濯物を干すと、さすがに動き過ぎ、息が上がる。 映画『クリムゾン・タイド』(CRIMSON TIDE 1995)を見た。 デンゼル・ワシントンとジーン・ハックマンが、ミサイル発射命令をめぐる対立を深める潜水艦ものの政治サスペンス。 対立点が政治性を帯びているけれど、全体的には政治サスペンスの要素よりもアクション作品という面が目立つ映画だ。 もうちょっと潜水艦の特殊状況を前面に出してほしかった。 ジェリー・ブラッカイマー(Jerry Bruckheimer)の名前に視線を引きつけられた。 この名前、忘れない。 このところぼくが夢中になって見ている『CSI』製作陣の中心人物だ。 All Cinemaで作品歴を見ると、いやすさまじい。 『フラッシュ・ダンス』があり『ビバリーヒルズ・コップ』があり『トップガン』があり、90年代に入るとこの『クリムジン・タイド』があり2000年には『60セカンズ』があり2001年には『ブラックホーク・ダウン』があり2002年には『9デイズ』があり、この時期には『CSIシリーズ』が開始されている。 ハリウッドはすごいところだとつくづく思う。 午後、さらにテレビにかじりつき、大学ラグビー決勝の試合中継を見つめる。 帝京大学と天理大学。 初めて見るチームの試合ぶりを追ううちに疲れてしまった。 かみさんが戻り、夕食を摂ったら眠くなり、8時前に横になった。
2012.01.08
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7時ちょっと前に起き窓の外を見ると、べったり曇っている。 何日も晴天がつづいたからな、とまず思った。 きょうはかみさんの休日。 疲れているようなので大寝坊するといいのにと思っていたら起きてきた。 またたく間に朝めしの支度がととのう。 ハッシュド・ポテトと卵焼き、厚く切ったロースハム、ライ麦パンのトースト。 コーヒーはぼくが淹れ、喰う。 そのころは雲が去り、冬の燦たる陽射しが窓から差し込んでいた。 食べ終わってから、何か録画済みのものを見ようということになった。 椅子にそのまま座った状態でテレビをつけ、1時間以内のものを探すと『わが愛 北海道』が目に入った。 「そうだ、これを見よう」 「なぁにこれ?」 「黒木さんが監督なんだ」 「黒木さんて?」 「黒木和雄さん。岩波映画の大先輩で土本典昭さんたちがつくった『青の会』の仲間」 「ふうん」 テレビ画面の中で映画が始まる。 いきなり小樽のにしん御殿が出てきた。 見上げるアングルのフルショットだ。 「わぁ、にしん御殿だ。俺も取材で行ったよ」 「ドキュメンタリーなの、この映画?」 「そう、でも劇映画仕立てになってる」 建物全景のあと、どういうカットがくるか大いに興味が湧いたところでショットはにしん漁の船についていた化粧板に変わった。 クローズアップである。 なるほど、真っ当。 札幌のテレビ塔から大通り公園。 製作年度は1962年だから撮影はその前年だろう。 ということは、ぼくが初めて札幌に行く数年前のようすが映し出されているわけだ。 札幌で高校時代のある時期を過ごしているかみさんが懐かしそうに「札幌だぁ」という。 じっと見つめるうちに40数分が経ち、映画が終わった。 クレジット・ロールとなり、監督はもちろん撮影・録音・音楽と、知っているひとたちの名前が並ぶ。 見てよかった。 こういう映画を見ることができるのはCSテレビのおかげだ。 いやぁ、思えば先月からずうっと、毎日のように映画を見ているではないか。 CSテレビ様々だぜ。 この映画についてのあれこれを岩波映画時代のひとに教えてもらいたくなり、川島安信さんに電話をかける。 奥様が出られ、新年の挨拶を交わした。 川島さんはすでに出かけていて話を聞けない。 出かけた先の電話番号にかけるがここでもつかまらなかった、残念。 やはりキャメラマンだった大洞陽佑さんにも電話した。 映画についていくつかのやりとりをし、定期的に行われているOB呑み会のことも聞いたりしたあとで「近々会いましょう」といい合って電話を切った。 その10分後、こんどは大洞さんから電話がかかり、きょうはどうだと聞かれた。 即決で午後3時半、八王子のカフェ「バーゼル」で会おうと決まる。 午後1時半、かみさんが出かけた。 きょうは書道に行く日で、そのあと彼女は食事に誘われている。 しばらくしてから「大洞さんによろしく」とメイルがきた。 大洞さんと会うのは久しぶりだ。 場所を変えて延々と話合い、いま、夜10時過ぎに別れてきたところである。 かみさんは書道から食事に回ったまま、まだ帰っていない。 ま、書道のあとで食事に行くと、なにしろ都心から八王子まで2時間はかかるので帰宅はたいがい深夜になる。 土曜日なので終バスの時刻がいつもより早いのが気がかり。 映画を見ながら待とうと、こんどは『シカゴ』(CHICAGO 2002)を見始めた。 このあいだ前段の途中まで見たときにも思ったが、このミュージカル、何といっても踊りの振付がすごい。 動きの激しさもさることながら、シーンごとの設定といい展開の意外性といい、いままでになかったダンス・シーンばかりだ。 むかし、我を忘れて見入ったミュージカル、たとえば『オクラホマ』とか『南太平洋』とか『王様と私』とか『ウェストサイド物語』などとはミュージカル映画の手法がすっかり変わったのだと確認させられる思いだった。 しかし、いまあらためて思うが、こうして見逃した作品をどんどん見ることができるのだから、CSテレビ様々だよ、本当に。
2012.01.07
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6時45分に起きた。かみさんはすでに出勤し、し~んとしている。 森本毅郎、小沢遼子、遠藤泰子たち3人のラジオ鼎談を聞いていると、ことしはごちゃごちゃしないで自らに直面しながら積極的に生きてやろう、という点で一致。なんとなくよく分かる話だ。 映画『夢十話』を見始めたが、市川昆監督による第2話以外、あまりにつまらない。 第4話まで見てやめた。 ことし最初に読了した本は高三啓輔著『字幕の名工』(白水社)だった。 去年の暮れに読み始めたけれど年明けに持ち越して読み終えた。 フランス映画の字幕で知られる姫田余四郎の半生をたどった評伝で、ま、映画好きにとってはべらぼうにおもしろい内容。 名画『天井桟敷の人々』に章を割いていることもうれしい本であった。 つぎに、きょう、川村湊著『原発と原爆』を読んだ。 副題に「『核』と戦後精神史」とある。 去年、原発がらみの本を読みあさっていた勢いに乗って図書館で借り出し、おとといぐらいから読み始めた本だ。 いきなりゴジラの解説から入る原発批判には戸惑ったが、考えてみればこの本、文芸批評家による反核論評という内容なのであった。 ゴジラ映画が日本の戦後史と反核主張を結ぶ架け橋になるのはうなずけるが、ぼくには「果たしてそれが文芸批判上の反核論評の方法か、それだけが最善手なのか」という感覚がつきまとった。 ただ、終盤に設けられた「原発ジプシーという生け贄」の章は読み応えがある。 堀江邦夫著『原発ジプシー』(現代書館 増補改訂版 2011/5/25)や、森江信著『原子炉被曝日記』(技術と人間 1979.01)からの文章を引きながらの訴えは説得力を持ち、ここが本書のかなめと思われた。 「おぞましいまでの労働者間の『階級差』」によって被曝を余儀なくされる「労働者の『被曝』を甘受してまで、原子力発電をしなければならないという必然性があるかどうかの問題だ」と追究する著者の激烈な指弾は読んでおいてよかった。 かみさんは早番だったので3時半ごろ戻る。その時間に外に出て撮ったのが上の写真。 正月3が日のなごりでまだ青ぞらがきれいだ。 夕食にほっけの開きを焼いた。 大根おろしに醤油をちらりとたらし、箸に挟んだほっけをつけて食べる、じつにうまい。 食後に映画『シカゴ』を見始めた。 が、半分までもいかないところでやにわの腹痛。映画を見るのはかみさんに任せ、さっさと横になることにした。
2012.01.06
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きょうも録画した映画を見た。 いずれまた書き足すつもりだが、忘れないために書き留めておく。 午前中に見たのはジョン・グリシャム原作の『依頼人』(THE CLIENT 1994)だ。 スーザン・サランドンがとてもよかった。 それにも増してよかったのが11歳の少年マークをやったブラッド・レンフロだった。 物語性に寄りかかり気味となる作品だが、演出と撮影手法と上記出演者が映画作品としての質を支えていたように思える。 夜には『炎のメモリアル』(LADDER 49 2004)に見入った。 よくまぁ、ここまで巧みに火災現場を撮った、というのが第1の感想だ。 ぼくはニュース映画の仕事を始めた1年目に火災をテーマにした作品を担当した。 撮影部の数人とともに消防署に泊まり込んで火事を待ったものだ。 そのとき、火災現場の危険と恐怖を実感した。 消防士のひとたちは、世の中でもっとも重要な仕事をしていると考えていた。 この映画はストレートにそういう内容を打ち出していて、感動させられた。 あした、詳しく書く。
2012.01.05
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6時ちょうどに起きる。 かみさんが出かけたあと、仕掛けてあったご飯のヴィタクラフトを炊く。 これは昼めし用だ。 朝めしは、正月向けに買ったハムがまるまる1本残っていたのを厚めに切り、ライ麦パンのトーストとともにパクついた。 うまい。 コーヒーもうまい。 映画『荒馬と女』(THE MISFITS 1961)を見る。 CSテレビのおかげで見逃していた必見の映画を観ることができる。 たいへんなよろこびである。 いつだったか、映画好きの友人・堀川昌国さんとマリリン・モンローの出演作について話したことがある。 いちばんのお気に入り作品は何だ、という設定に堀川さんは、やっぱり『荒馬と女』だなといっていた。 ぼくは「あ、見ていないんだ。困った」と思ったことを覚えている。 堀川さんにそう伝えたせいで、残念ながらこの映画をめぐる会話は伸びがなかった。 そのときぼくが挙げた映画は『バス停留所』(BUS STOP 1956)だった。 マリリン・モンローはこんなに可愛くてきれいなひとなのかとほれぼれしながらスクリーンを見つめていた。 たしか封切館で観たから、高校1年だったわけだ。 『荒馬と女』のマリリン・モンローも可愛くてきれいだが、この映画は観客にそういった見方を許さない気配を漂わせている。 魅力的な女と野性的な男が出会い、惹かれ合い、荒馬をめぐる物語上のクライマックスがそうした関係性を打ち砕く。 クラーク・ゲイブルが、老いてはいるが野性味を失わないカウボーイを演じており、ぼくは、これが遺作となったのだなと考えていた。 遺作という意味ではマリリン・モンローも同様なのだけど。 彼の相棒に扮するイーライ・ウォラックがいい。 難しい役どころを、じつに自然にこなしていた。 特筆すべきは、映画の後段で風来坊カウボーイとして登場するモンゴメリー・クリフト(Montgomery Clift)だ。 とにかく久しぶり。 この二枚目俳優の出演作は、むかし、ずいぶんたくさん観た。 見ていて懐かしくて懐かしくてしょうがなかった。 しかし、ジョン・ヒューストンというのは力のある監督だ。 モノクロ映像をみごとに薫り高い世界まで昇華させている。 撮影はラッセル・メティ(Russell Metty)。 この名前を覚えておこうと、ちょっと調べたら、何と『黒い罠』(TOUCH OF EVIL 1958)を撮ったキャメラマンではないか。 オーソン・ウェルズ監督・主演。 ぼくの大好きな映画だ。 歴史に残るあの映像を撮ったひとなら『荒馬と女』で繰り広げられる名ショットの連続もうなずける。 朝炊いておいたご飯に、鮭と卵で昼めし。 うまい。 ご飯がうまい、鮭がうまい、卵がうまい。
2012.01.04
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7時起床。 今朝は新聞がきている。 元旦配達の分厚い特集版に3日までのラジオ・テレビ欄があったので今年は休刊日が3日までなのかと思ったよ。 八王子の配られる朝刊は最終版のひとつ前に出る第13版なのである。 そのため、ほぼ1年中、1面トップの見出しがなんとなく旧く、間が抜けているようでならない。 中野区から八王子市に越してきて7年になるが、新聞が最終版ではなく13版(夕刊は第3版)であることにはいまだに慣れないままでいる。 もっともきょうは正月特別版ということで都内全域が同じトップかも知れないけどね。 朝刊の見出しは「オウム事件:平田容疑者、逮捕 逃亡17年『区切りつけたかった』と出頭」というもので、大晦日の深夜に臨時ニュースとなった「丸の内署に出頭」の件が大きく扱われていた。 平田容疑者出頭が2012年年頭の紙面を埋める大ニュースとなるとは考えもしなかったね。 個人的には年頭にこそ、福島第1原発の現状を報じるべきだと思う。 4号機の使用済み燃料タンクの報道があるにはあったが、トップ見出しといった扱いにするだけの題材だという意味だ。 風呂をわかした。 ぬるめの湯にゆっくり入る。 思うに、長いあいだ正月1日には風呂にも入らずのんびり過ごすものだと決め、そうやってきた。 たいがい正月2日に風呂に入ってきた気がする。 ところが今年は、2日のきのう、小金井から帰って来て夕めしを食べ、録画リストから『女彫刻家』を見たまま、2人とも疲れ果てた感じで風呂にも入らず寝てしまったのだ。 風呂から出、洗濯物を干し、それからあらためて録画済みリストと録画予定リストを見直した。 今後の録画可能時間が気になったからで、録画予約の時間数を確かめるとあきらかに足りない。 で、成瀬巳喜男監督作品『乱れる』(東宝 1964)を見る。 静岡県清水市を舞台に、義姉弟の思慕の情を追う物語だ。 時代背景としてスーパーマーケットの進出が土地の小売業者を圧迫する状況が描かれている。 「卵の値段」が、小売店で11円、スーパーでは5円という事態に自殺者まで現れるという設定だ。 三益愛子がうまい。 高峰秀子の演技は神業に近い。 加山雄三もいい。 やがて昼。 餅好きのせいか腹が張り、膨満感が抜けない。 昼めしは抜くことにした。 午後3時ごろ十勝大福を食べ、これで十分だった。 夕方、CSIを見る。クロスオーバー篇の2時間特集。 マイアミで起きた惨殺事件にかかわる連続殺人犯がニューヨークの富豪宅に入り込む話だ。 犯罪描写のもって行きかた、捜査の進行、映像展開のすべてに手際よさを感じる。 遅番だったかみさんが8時過ぎに帰宅。 夕食は軽く済ませ、かみさんは9時過ぎに、ぼくは11時ごろに、それぞれ早寝。
2012.01.03
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きょうの誕生日の花は万年青(おもと)なのだそうである。 花言葉は「母の愛、長寿」。 早朝のラジオ番組を聞いて教わった。 アナウンサーが「万年青は引っ越しで最初に運び込む。毒草で生薬になる」という話をしていた。 なぜか野草図鑑に載らないという。 きょうの一句では「初夢で逢いしを告げず会いにけり 稲畑汀子」が紹介されていた。 1955年のきょう、1月2日に箱根駅伝が始まったと、これもラジオからの知識。 57年前のことか。 その年、ぼくは中学生。 わぁっと思い出すのはこの前年に迎えた入学式に父親が参加していたことだ。 式場のなにも思い出せないけれど、高松中学校の広い校庭で、父がかがみ込んでぼくに何かいっているひとこまだけは忘れない。 何を話していたのかはまったくわからない。 母親はからだが弱く、きっと病床にあったのだろう。 入学式に親が参加するというのはこのときが最後だった。 校庭の真ん中にはみごとな桜が1本、どてっと立っていた。 ラジオを聞きながら再び眠り、つぎの目覚めは8時15分だ。 よく寝た。 午後、小金井へ。 上の写真は駅からの道で撮ったもの。 じつにいい天気のそらだった。 帰りに、八王子駅でかみさんとそごうに入ってみる。 今月いっぱいで閉店で、大々的なセールをやっている。 ジュルダンの手袋を買った。 地下で十勝大福とみたらし団子、桜餅など買う。 雑煮で夕食。 食後、録画リストからミステリー局の英国シリーズ『女彫刻家』を見た。 ミネット・ウォルターズの原作を、ぼくは途中までしか読んでいない。 1994年だったか95年だったか、刊行されたばかりの単行本をすぐに買って読み始めたのだが、あのころぼくは書評の仕事を抱えていて、ま、楽しみだけでミステリーを読むという余裕をもてなかったのだ。 英国のテレ部映画は上下3時間半を一気に見せる力をもっていた。 おもしろい上に丹念に作られた作品だった。 出演者がみんなうまい。 それはもう、とんでもなくうまい。 見終わって大いにトクした気分になった。
2012.01.02
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くもり。 昨夜からの『朝まで生テレビ』を見ているままに夜が明け、元旦の朝6時になる。 毎日新聞、スクープ。 経産省の安井正也官房審議官が資源エネルギー庁の原子力政策課長だった2004年4月に、使用済み核燃料「直接処分」のコスト試算を隠蔽する指示を出していたという。 こうなるともう、どうしようもないな。 やっぱり経産省の「えらいさん」の中には恥知らずのろくでなしがいるようだ。 重要な記事なので全文を引いておく。○核燃サイクル:直接処分コスト隠蔽 エネ庁課長04年指示 経済産業省の安井正也官房審議官が経産省資源エネルギー庁の原子力政策課長を務めていた04年4月、使用済み核燃料を再処理せずそのまま捨てる「直接処分」のコスト試算の隠蔽(いんぺい)を部下に指示していたことが、関係者の証言やメモで分かった。全量再処理が国策だが、明らかになれば、直接処分が再処理より安価であることが判明し、政策変更を求める動きが加速したとみられる。 2カ月後、青森県六ケ所村の再処理工場稼働で生じる費用約19兆円を国民が負担する制度がとりまとめられており、データ隠しが重要な決定につながった疑いが浮上した。 再処理を巡っては02年以降、東京電力と経産省の首脳らが再処理事業からの撤退を模索していたことが判明している。安井氏は京大工学部原子核工学科卒の技官で長年原子力推進政策に関わってきた。いわゆる「原子力ムラ」が撤退への動きを封じた形だ。 試算は通産省(当時)の委託事業で、財団法人「原子力環境整備センター」(現原子力環境整備促進・資金管理センター)が98年、直接処分のコストを4兆2000億~6兆1000億円と算定した。直接処分なら再処理(約19兆円)の4分の1~3分の1以下ですむことを意味する。 毎日新聞が入手したメモは、経産省関係者が04年4月20日付で作成した。「部下(メモは実名)が昨日、安井課長に(試算の存在を)伝えたところ『世の中の目に触れさせないように』との厳命が下った」と記載されている。 部下は取材に対し、安井氏から「試算を見えないところに置いておいてくれ」と指示されたことを認め「目立たないよう他の資料も山積みにしていた、いすの後ろの床の上に置いた」と証言した。 経産相の諮問機関「総合資源エネルギー調査会・電気事業分科会」では同5月、複数の委員から直接処分のコスト計算を求める意見が出ていた。原子力政策課は分科会の担当課だったが委員らに試算の存在を伝えず、分科会は同6月、約19兆円を産業用、家庭用の電気料金に上乗せする新制度の導入案をまとめた。これが「国内全量再処理」を堅持する現行の原子力政策大綱につながっている。 安井氏は取材に対し「(部下が試算を持ってきたことは)あったかもしれないが(隠蔽指示は)記憶にない」と話した。【核燃サイクル取材班】直接処分と再処理 原発で使った使用済み核燃料から再利用可能なウランやプルトニウムを取り出すのが再処理。直接処分は再処理せず地中に埋めるなどして処分する。エネルギーの安定供給などを名目に1960年代から再処理路線を推進してきたが、ウラン節約効果は1~2割にとどまりコストも高い。再処理して作った燃料(MOX燃料)を使うプルサーマルは計画の4分の1程度しか進んでおらず、青森県六ケ所村の再処理工場は着工後18年を経ても稼働していない。(毎日新聞 2012年1月1日 2時30分) 以上が2012年元旦に配達された毎日新聞に載ったスクープ記事だが、続報がある。 これも全文を引く。○核燃サイクル:直接処分コスト隠蔽 再処理固執の果てに 使用済み核燃料の直接処分のコスト試算隠蔽(いんぺい)は、結果的に青森県六ケ所村の再処理工場稼働に有利に働くという点で、使用済み燃料受け入れを提案する02年のロシアの外交文書を隠した問題と同じ構図だ。情報公開に背を向けても再処理に固執する「原子力ムラ」の異常とも言える論理が浮かび上がる。今夏をめどに新しいエネルギー政策を打ち出す政府のエネルギー・環境会議には、徹底した情報公開に基づく論議が求められる。 部下に隠蔽を指示した経済産業省資源エネルギー庁の安井正也原子力政策課長(当時)が現在、東京電力福島第1原発事故後の安全確保策作りを進める「原子力安全規制改革担当審議官」という要職を務める点でも問題は深刻だ。安井氏は原子力安全・保安院を経産省から切り離し、4月に原子力安全庁として発足させるための準備にも深く関わっている。データ隠しまで行った原発推進派を、規制というブレーキ役の中心に据えている経産省の姿勢が問われる。 直接処分のコスト試算が存在することは04年7月、毎日新聞の報道などで判明した。このため、参院予算委員会(04年3月)で社民党の福島瑞穂党首が「再処理をしない場合のコストはいくらか」と質問したのに、日下一正・エネ庁長官(当時)が「日本には再処理しない場合(直接処分)のコストを試算したものはない」と答弁したことが問題化。「結果的に事実と違う答弁をした」として日下長官が訓告、答弁案の作成を担当した安井課長らが厳重注意処分を受けた経緯がある。 軽い処分の理由は「(試算の存在を)つい最近まで知らなかったので故意でも悪質でもない」(当時の中川昭一経産相)ため。しかし今回、安井氏が3カ月も前から試算の存在を把握していたことが明らかになった。処分の前提が変わった以上、経産省の再調査は不可欠で、再処分も検討すべきだ。【小林直、清水憲司、太田誠一】(毎日新聞 2012年1月1日 2時30分) ここで重要なポイントは前段の終わりにあるこの文章だ。 「安井正也原子力政策課長(当時)が現在、東京電力福島第1原発事故後の安全確保策作りを進める「原子力安全規制改革担当審議官」という要職を務める点でも問題は深刻だ」 なぁにが改革担当審議官だよ、まったく! 日本国の行政機構がこれほどバカな男を抱え込んでいるとは知らなかった。 税金で喰っているんだぜ、こいつ。 元日早々、怒りが収まらない。 2012年は波乱の年になりそうだ。
2012.01.01
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