2013.01.06
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恒例行事になりつつありますが、年末年始を谷川温泉 『別邸 仙寿庵』 で過ごすことに。(3年前の日記はこちら⇒ 谷川温泉「別邸 仙寿庵」に久しぶりの宿泊
先週までの寒波と打って変わって、チョット前に雨が降ったようで今年は雪が少なめです。おかげで路面には雪が全然なく、チェーンを付けることなく旅館に着けました。
昨年は雪が深く且つ路面が凍結していたため、17号線から左折して谷川温泉に向かう坂で車が10台以上立ち往生し(唯一上れたのは四駆だけ)、それに巻き込まれていました(以後その道は通行止めで、迂回路から旅館へ)。その時の情景が嘘のようです。

今年の仙寿庵は料理はどんなものがあるのでしょうか? サプライズはあるでしょうか?



前菜
御献立(メニュー)
主な料理の概略
30夜_前菜.jpg
30夜_メニュー-1.jpg
30夜_メニュー-2.jpg
主な料理の写真と簡単コメントは下に掲載。(一部の料理の写真は割愛)

【造里:鯛松皮造り/活蛸、他】
【御吸物:生タラバ焼/椎茸/鶴菜】 (下記参照)
【煮物:鮑/松茸/京芋、他】 (写真は割愛)
 色んな食材が少しずつ入っていて味付けの鮑友地あんが甘めです。以前に比べ味付けが甘くなったと思ったら、料理長が3年前とは変わっています。いつから変わったかは分からず、そのせいなのか宿泊客の好みに合わせて変えたのかは不明。
【合肴:フォアグラと芋ステーキ】 (下記参照)
【台の物:岩魚柚香揚】 (下記参照)
【鍋物:上州黒毛和牛/舞茸、他】 (下記参照)
【酢の物:生牡蠣トマト酢/防風/板ヤ貝】 (写真は割愛)
 防風とはセリ科の多年草で、日本の中部以北の山地に自生するそうです。板ヤ貝ホタテによく似た暖流系の貝(ホタテは寒流系)。どこ産だか聞き忘れました。
【御飯:穴子箱寿し、止椀:水上名物ちぎりっ子】 (写真は割愛)
 材料をちぎって作ることから名付けられた群馬の郷土料理。これはけんちん汁風で茸がたっぷり入っています。(お化け)
【デザート:胡麻アイス、苺、西瓜、甘柿】 (写真は割愛)
左側の上にあるのが合鴨ロース鍬焼。鴨の上に玉葱を甘く炒めたソースが乗っています。
左側の下にあるのはオレンジ釜(オレンジを半分輪切りにしたものに、銀ひかり塩麹焼と大黒シメジ塩焼を乗せたもの)。
銀ひかりとは群馬産の特別なニジマスでマスの川版と言ったところ(鮭よりも味も色も薄め)。



【料理に合わせたワインのテイスティング簡単コメント】
MaconAuxBoisD'Allier_コルディエ.jpg
【MACON Aux Bois D'Allier コルディエ】

2009同様に 2010も秀逸ですね。シャルドネらしい洋梨風の果実香や麦ぽい香りが時間と共にどんどん開いてきます。

味わいも酸とタンニンのバランスが良いです。ACブルゴーニュは未だ飲んでいないので分からないですが、マコンは既に飲み頃です。

料理との相性では、生牡蠣のトマト酢かけと良く合っていました。それ程軽くも重くもない中程度が合う感じです。そして、一番合っていたのがイワナの柚香揚げです。コッテリ系の白ならフォアグラと合っていたかもしれませんが、マコンとは今ひとつの感じです。


【Saint Aubin 1er Les Pitangerets ルイ・カリヨン】

このルイ・カリヨンは状態がイマイチでした。香りは糠漬けのような香りがあり、味もバランスが悪くタンニンが浮いている感じです。(夏に 平野弥で飲んだ時 はもっと美味しかったのですが...)

そんな訳で、いつも良く合う鮪や雲丹にも何かシックリこないものがあります。そして、合うと期待した合鴨ロース鍬焼きは、上に乗っている玉葱が甘くてチョット合わない感じです。全般的に料理が甘口にシフトしているので、ブルゴーニュには合い難くなっている気がします。

そんな中で一番合ったのは、意外にもフォアグラでした。酸味が少なめでタンニンが浮いているから合うのかも?
LouisCARILLON-赤.jpg



【御吸物:生タラバ焼/椎茸/鶴菜】
【造里:鯛松皮造り/活蛸/本鮪/生雲丹】
30夜_吸物.jpg
吸物は 蟹と椎茸の出汁が良く出ていて非常に美味しいで す。
チョット甘めですが。椎茸も名前が 赤城肉厚椎茸 と言うだけあって、
本当に肉厚で美味しいです。
30夜_造里.jpg
トロの上に乗っている透明なものは珍しい 鮫コラーゲン 。そして、鯛の上に
乗っている黒いのはこれまた珍しい 水前寺海苔 。どちらもあまり味はないです。
水前寺ということは熊本産と思われますが、 乾燥してない海苔は結構厚みと
弾力があるのですね!
(調べたら、天然記念物で絶滅危惧種らしいです。)


【合肴:フォアグラと北あかり芋ステーキ】

【台の物:岩魚柚香揚】

【鍋物:上州黒毛和牛/舞茸、他】

30夜_フォアグラ.jpg
同じような色をしていますが、右が フォアグラ です。
どちらも少し茶色ぽくなっているのは カレー粉
塗してあるからです。
和食でフォアグラ が出てくるとは思いませんでしたが、
日本産なのかと思って聞くと スコットランド産 でした。
これが一番のサプライズかと思います。
30夜_岩魚.jpg
この 岩魚の顔は少し怖い です。スパイシーな香り付けがしてありますが、衣の味はこれまた少し甘いです。 白ワインにはこれが一番合いました。
30夜_鍋物.jpg
これは凄く美味しい和牛で、胡麻ダレと食べると
より赤ワインと合います。上州牛も見直しました。
舞茸は群馬では良く採れる名産品です。



コルディエは2010もよさそうなので、そろそろACブルゴーニュを飲んでみたいです。
ところで、仙寿庵もリーデルグラスを準備したしワインの品揃え(ヴィンテージが分からないですが一番高いのがウニコの\130,000)が少し良くなりましたね!(もう少しですが...) 和食に合うブルゴーニュが殆どなく、おまけにグラスもボルドーグラスのみです。 日本のワインは近場の奥利根ワインしかないですが、もう少しテリトリを広げて欲しいと思います。






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最終更新日  2013.01.11 20:57:31
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