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床屋さんで髭を剃ってもらうのが好きだ。だけど信頼できる床屋さんでないと嫌だ。髭をあたってもらうときに、男は急所である喉元を刃物を持った相手に晒すことになる。非常に無防備な状態だ。いつ、喉笛をザックリいかれたところで、文句の言えないポーズである。昔、日野日出志の怪奇漫画で、暑い夏の日に、床屋の親父さんが突然発狂して、客の子供の喉を剃刀でメタメタに切るというのがあったが、非常にショッキングだった。その印象が強いせいか、初めてやってもらう床屋さんの時は、いつも異常に緊張する。私は髭が濃いほうなので、蒸しタオルで顔全体を蒸らすのにも普通の人より多少時間を掛けたほうが綺麗に剃れる。だから、自分の感覚で、「あ、もう剃り始めちゃうの?」と思ったときは大概失敗する。特にあごの先あたりの丸みがある部分は、髭も濃いし、かなり剃るのが難しい。蒸しタオルを早くはずしちゃうレベルの床屋さんだと、そのあたりに結構剃り残しが目立ってしまう。これは非常に不愉快だ。せっかく床屋さんで、髭をあたってもらうからには、つるつるの、すべすべお肌の、ゆで卵状態にならないと私は気がすまない。それに、蒸らしが足りないと剃られる方は痛いのである。だから、つい、体に力が入ってしまう。反面うまい人にあたると、もう、そのとたんに体中の緊張感がとける。あ~気持ちいい!このまま、ずーっと髭を剃りつづけていてもらいたい…。ジョリジョリジョリという音を聞きながらいつしか眠りに落ちていくあの幸せ!安らぎのひと時・・・。安心しておまかせできてしまうというのはある意味とっても気持ちがいいものだと実感できる。私が犬だったら前足をそろえてお腹を見せて、ゴロリンと服従するポーズを見せていることであろう。人に自分の体の一部を任せるという行為は、普通の生活ではなかなかない。これは、言ってみればエッチにも通ずる行為であり、それだけに安心感が伴うのかもしれない。よく、女優さんや女性タレントがヘアーメイクさんと結婚したりするが、やはりいつも自分の髪をいじってもらう人というのは、それなりの信頼関係が芽生えるのではないだろうか?あ、いっておきますが私がいくら髭剃って貰うのが好きだからといって、馴染みの床屋の親父さんと結婚したりすることは、絶対ないですけどね。ま、いちいち、いわなくてもいいか…そんなこと。さて、フィリピンの床屋さんは、なぜかオカマちゃんが多い。元々フィリピンはオカマが多いことで有名だ。タガログ語で「バクラ」というが、うちのオフィスにも数人いるくらいだ。見た目は普通の男であるが、しゃべりや動作が完璧に女性っぽい。なんせ数が多いから日本と違って、このバクラに対しての社会的認知度も比較的高い。そして結構優秀な人も多いのである。職場においては、いい意味人間関係の緩衝材的な役割を果たしてくれるし、男の力を持ちながら女性的な細かい配慮も見せるので仕事は結構丁寧だ。で、一般的に彼女(?)たちはお洒落に気を使うので、ヘアーメイクやマニュキアやペティキュアを塗るネイルアーティストになったりする。私がよく行く床屋さんにも何人かいる。この人たちに散髪をやってもらうときはまた違った意味で緊張する。なんせ女性にはあまりモテないが、昔からこの手のタイプの人にだけは、私は異常にモテるのだ!「世界オカマにモテる男コンテスト」があったら、絶対入賞間違いない自信がある。彼女(?)らに散髪してもらうと、もう、うっとりお目目で、鏡の中の私を後ろから見つめていたりする。目が合うとウインクなんかされちゃったりして・・・ちっとも、うれしかねぇーが!なんせ、フィリピンのオカマちゃんたちははっきりいって汚いのが多いのである。夜の町に出たりするバクラ(オカマ)はそれなりにバッチリ決めていたりもするが、普通に生活しているバクラで可愛かったり、綺麗だったりするのを見たことがない。殆どが見た目は完璧に普通の男と変わらず、ただしぐさだけが妙に女性っぽいだけだ。ヘタに女装をしているのは不思議に大柄な人が多くまるで仮装行列か、かくし芸大会で、喜んで女装したお父つぁんという感じである。もしくは覚醒剤中毒で異常に痩せこけた元ストリッパー…というような風体だったりする。いや、本当に「あんたオカマやってるの間違ってるよ!」と突っ込みを入れたくなるタイプがやたらと多いのだ。まあ、本人は綺麗なつもりなのかもしれないけれど…で、そんなのが人の髪の毛を怪しい手つきで、イジイジしながら電話番号などをおもむろに聞いてきたりするのである。勘弁してよ!!まあ、いつも適当にあしらってはいるが・・・。ただし、彼女(?)らの腕前はたいしたものだ。私はいつも短めのスポーツ刈りにすることが多いのだがこういう、短い髪型は結構難しいのだ。だが、いとも簡単にバリカンを使いはさみを使い、仕上げてくれる。それでいて値段も70ペソ(約180円)だから格安だ。月に2回ぐらいは必ず行ってしまう。で、他に客がついていなければ上手なオカマちゃんを指名してやってもらうこともある。ちょっと必要以上に人の肩とか二の腕のあたりを、意味もなく触られるのには閉口させられるが・・・。フィリピンの床屋さんには私の大好きな顔剃りはない。頼めばやってくれるが、剃刀の刃も取り替えていないし、HIVの問題もあって、なかなかその勇気は出ない。でもなあ一度ぐらいは、オカマに髭剃ってもらうのも、楽しいかもね…。もし、めちゃくちゃ上手で私も安心してお任せすることができちゃったら…。あのウインク攻撃やおさわり攻撃にももう少し優しく応えられるようになるかもしれない。
2003年01月31日
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一人暮らしなので、ご飯がよく余る。私の家には通いのフィリピン人のおばちゃんが週に3回来てくれて、掃除やら洗濯やらしてくれるのだが、このおばちゃんが時々気を利かせてか、ご飯を炊いておいてくれちゃうのだ。実は最初のころは食事も作ってもらっていたのだが、まあ、正直言ってあんまり上手でもないのであるときから一切、彼女には食事は作らないでいいと、申し伝えた。私が必要なときだけ、食事の支度をお願いする。という形に改めたのだ。それで、ずーっとうまく行っていたのだが、先日、たまたまいつもより早く帰宅したら、まだおばちゃんがアイロンがけをしてくれていた。普段は昼間のうちにきて、帰っていくので、まず顔を合わすことはないのだ。その日はどこにも外出する予定もなかったし、それなら、ついでにとばかり、米2合分だけ炊いておいてくれるように頼んだところ何を勘違いしたのかそれ以降、毎回、くるたびに2合ずつ米だけ炊いてくれるようになってしまった!冷凍庫を見れば、ご飯が腐るほどあまっているのだから、もう炊かないでいいだろう…と考えてくれると思うのだが、それは甘い。異文化のコミュニケーションは難しく、日本人相手になら簡単にわかってもらえるであろうことが、やはりなかなか通じなかったりするのだ。「もう、ご飯は炊かないでね」と置手紙をしておかなきゃと思うのだが、いつも忘れてしまう。で、彼女は一日おきに、ご飯を炊いてくれちゃうから、ご飯ばかりがどんどん、冷凍庫にたまっていってしまうというわけだ・・・。だから、たまに家で食べる時はどうにかしてそれを処理しなきゃいけない。一応、電子レンジはあるので、それでチンをすれば戻るのだが、男の手料理なんて所詮バリエーションは限られている。自然とチャーハンだの、おじやだのといった選択肢が多くなる。この前は、なんとなく気分がオムライスになっていた。オムライスというと思い出すのが、東京の老舗の洋食屋「たいめ○けん」のオムライス。これを初めて食べたときはぶっ飛んだ。外から見る限り、ライスは影も形も見えない。オムレツの具の部分がライスでたっぷり卵を使ったオムレツの中に、しっかりとライスが包み込まれている状態だったのだ。さすがにそれなりの値段で出しているだけあって、卵の部分がふんわりしていて、抜群に美味だった。卵の厚みだけでも1センチはあるんじゃないかという、ふわふわ感だ。しかし、いったいどうやってこんなに、綺麗にライスを卵にくるむことができるのか??ずーっと不思議だったのだが、いつかテレビで作り方をやっていた。それを見る限り特に秘密はなかった。卵を3個使うだけで、フライパンに卵を流しいれたらその上にライスをまとめて入れ、あとは熟練したコックさんの腕前だけで、きれいにムラなく包み込んでいっていた。フライパンを火からあまり離さず前後に、まめに揺さぶっている。私はテレビを見終わった直後、イメージが頭の中に残っているうちに早速同じような要領でオムライスを作ってみた。この方法で難しいのは卵の上に載せたライスを最初に返すときだ。今までいつもそこで失敗してきた。だが・・・!信じられないことだがイメージトレーニングの効果か、しっかり、できてしまったのだ!「おおお!!!」我ながら完璧なまでのオムライス。ライスはしっかりと卵に包まれ、卵は焦げ目もなく完璧なレモン色で焼きあがっている。慎重に皿に移し、横にレタスを飾る。あとはケチャップを少しつけるだけ・・・しかし、ここまできれいに焼きあがると、普通にケチャップをたらすだけでは物足りない…どうせなら、何か模様を描くか…いやいやこのオムライスはもはや芸術の粋に達している。それならば画家の署名のように、自らのサインを入れるべきではないか…?思案1分私はケチャップを使って、できたてのオムライスの上に「Yasu」と自分の名前を筆記体でいれてみた。美しい!!完璧だ!!誰かに見せたい!!だが・・・誰もいない・・・とたんに自分のとった行為がいかに間抜けだったのかに気が付いた。休日に男一人でオムライスを作った上に、てめえの名前をケチャップで書く・・・なんて寂しい行為だろう!!完成品がパーフェクトであるだけに余計寂しかった。私は、むっつり押し黙ったまま、ペタペタとスプーンの背で自らのケチャップサインを消し、なんとなく背中を丸めて、その、完璧オムライスをもそもそと食べたのだった…。それ以降何回か同じ手法で挑戦したが、あの時のように綺麗に卵に包むことはできないのだ。別に特別にオムライス好きなわけではないが、なぜか私が料理番組を見る時はオムライスが取り上げられることが多い。以前、太田裕美さんが紹介していた方法は、卵をフライパンに敷き、ライスをフライパンのヘリの丸みに合わせた形で半月状に入れそのまま卵か半熟に固まるまで待つ、という方法だった。つまり、フライパンの大きさ一杯に丸く卵が固まり、その三分の一ぐらいにライスが乗っている状態になるわけですね。で、お皿に移す時に、全体をうまくフライパンからはずして、まずライスとその下の卵をお皿に乗せる。で、残った卵だけのほうを、折り返すようにしてライスの上にかぶせれば、ハーフムーン型のオムライスが出来上がるという方法だった。確かにこれは簡単で、見た目も悪くない。でもなあ…やっぱり私は全部完璧に包み込むオムレツの具ライス型にこだわりたいのだ。グッチ祐三さんがいつか作っていたのは、チキンライスを作ったら、それを型に入れてお皿に盛ってしまい全くライスとは別にオムレツだけを作る、という方法だった。出来上がったオムレツを山型のライスの上に乗っけて、包丁で縦に浅く切れ目を入れる。すると、山型のライスの稜線に沿って、オムレツが両脇にふわりと広がっていくという演出つきだった。つまり、完成品はオムレツの半熟の内側部分を表に見せてライスの上にかぶさったような状態になるわけで、これもこれで非常に美味しそうだった。さて、今回はどの型で行くか?とりあえず、ハムとたまねぎ、人参、ニンニク、ピーマンなどの野菜を刻んで炒め、ライスを入れてケチャップで、味付けしておこうかと思ったら…うひゃ!ケチャップちょっとしかない!!まあ、いいか・・・どうせなら、うんと辛くしちゃえ!!私は実は辛いものフェチなので、開き直って、乾燥したレッドペッパーを大量にぶち込んだ。冷蔵庫にあった生のグリーンペッパーも刻んでぶち込む!ケチャップを最後の最後まで絞りきり、やっと大さじスプーン1杯分ほど入れて入れて、あとは適当に塩、胡椒。なんとなく、赤っぽい激辛ライスが出来上がった。よし、次は卵、卵・・・冷蔵庫を開けると卵は小さめのが1個しか残っていない。ありゃ!だけど買いに行くのも面倒だ。仕方がないからそれで目玉焼きを作った。半熟にして、激辛ケチャップライスの上に載せる。あ、そうだ、このスライスチーズも!1枚だけ残っていたスライスチーズ。目玉焼きとライスの間に、はさむように乗せた。完成!随分オムライスからは遠ざかったが、冷蔵庫の残り物をぶち込んで、即興で作った、激辛ケチャップライス、目玉焼き乗せ…。早速試食。半熟卵の黄身をつぶしてライスに混ぜて…美味い!!バカうま!!なんだか、よくわからんが実に辛さの具合が丁度よく我ながら久々のヒット!という感じに仕上がっていたのだ。うーん!残念!!これも誰かに見せたかったなぁ…。ところで、冷ご飯の利用法、何かお勧めレシピがあったら教えてください。
2003年01月23日
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父親が入院したとの連絡が兄から入った。メイルが文字化けだらけだったので詳細がわからない。実家に国際電話を入れるも誰も出るわけがない。おそらく病院だろう。駄目元で、私の携帯から母親の携帯にかけてみる。つながった。相手が病院にいる事は知っていたが、やはり状況が知りたい。今年に入ってから、あまり体調が思わしくないということを聞いていただけに私自身はそろそろ来るべきものがきたのかな?という悪い予感でいっぱいだった。しかし、母親は意外に能天気な声で、携帯電話に国際電話がかかってきたことをひどく感心している。「で、オヤジはどうなのさ!」つい、イラついて大きな声をあげてしまった。大した事はないらしい。やや貧血気味なぐらいで、他にはこれといって悪いところはないようだが、便秘気味でおなかが痛かったのだという。病院で浣腸して出したらスッキリしたのか、ずいぶん元気になったという。私の父は、ともかくよくしゃべる人間で、いつも脈絡のない話をダラダラダラダラしゃべっているのだが、それが、ここ数日間布団に寝たきりになってしまって、ほとんど口も利かなくなったらしい。このままでは、本当に寝たきり状態になってしまうというので、老人医療専門の病院にリハビリと検査を兼ねて入院させたというのが本当のところらしいので、とりあえず、ほっとした。しかも、実家の割とすぐそばにそういう病院ができたのだという。つくづくラッキーだと思う。老人の医療費は1割負担で済むらしく、入院費等を含めて月額4万ちょっとで何とかなるらしい。とりあえず1ヶ月の入院だということだ。そんなことがあって昨日は酒を飲みながらいろいろ考えてしまった。介護認定すれすれのボーダーラインにいる私の父の姿は、40年後の自分の姿だ。誰もが絶対に避けてはとおれない問題。人間は何が何でも寿命が尽きるまでは生き続けなくてはいけないものなのか?もし自分が老いた時に痴呆が始まり家族や他人の世話にならなければ生きられない状態になったとしたら・・・できることなら死にたいときっと自分は思うだろう。私だけではなく、そういう風に考えている人も数多くいるはずだ。例えば平均寿命近くまで生きたら、自分の選択で人生から降りる権利を与えられる・・・という風にはいかないものなのだろうか?本人が望み。親族が了承したら静かに迎えられる「死」そういうものを真剣に考えなくてはいけない時代に、今、もしかしたらなってきているのではないだろうか?不治の病と戦い、毎日ものすごい痛みや苦しみに絶えながらも頑張って生き続けようとしている人たちから見れば、なんて贅沢で傲慢な考えと思われるかもしれない。しかし、平均寿命が延び少子化が問題とされている現状で、無力になってしまった老人たちが自分たちでできうる、唯一の社会貢献は、自らの意思で姥捨て山に登る決意をすることだけなのではないだろうか。そんなことを考え昨日は一人鬱々と飲んだただ、鬱々と…。
2003年01月22日
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あの日は確か火曜日だった。朝6時過ぎ前日遅くまで飲んでいたにもかかわらず、なぜか目が覚めた。二日酔いの頭でテレビのリモコンのスイッチを入れた。へし折れた阪神高速の映像が映った。昼過ぎまでそのままテレビに釘付けになった。2000人以上が犠牲になっている旨を伝えていた。芦屋に住む友人夫妻のことがとても気になった。電話をかけてみたが、つながるはずもなかった。午後1時半頃に出社。東京はいつもと変わらない。「おう!良かったな!」突然、上司から声をかけられた。一瞬何のことかわからなかった。「え? 何がです?」「ばーか!数字に決まってんだろ!20超えてたぞ!昨日!」<あ、そうか・・・>と、思った。前の日は月曜日。私が担当した回の放送日であった。それまで、ほかのディレクターたちが高い視聴率を連発する中、私だけが、いい数字を取れず、密かにプロデューサーたちから「バツ」がつけられていた。この日に出る結果は結構重要なもの。今回も悪い数字だったら・・・私は担当をおろされていただろう。しかし、15日の成人の日が日曜日で16日は振替休日だった。休みの日はテレビを見てくれる人が多い。そのおかげもあってか、初の20パーセント台の数字を残せたのだった。とりあえず、ほっとした。しかし瓦礫の下に多くの人が埋まっている状況で、高視聴率だったからと浮かれるのもなんだか気が引けた。ADが「おめでとうございます!」と、いいに来てくれたが「バカ!この状況でオメデトウもクソもあるかよ!」と、エラソーに格好をつけて一喝した。本当のところこの日の朝にやたらと早く目が覚めたのも前日深酒をしないと寝付けなかったのも全て、視聴率が気になってしょうがなかったからだ。それが、朝、あの折れ曲がった阪神高速の映像を見たとたん、「ともかく、大変な事が起きた」そんな思いで一杯になっていた。正直、視聴率のことなど一時は本当に忘れていたのだ。本当に・・・。そのあとはスタッフルームでテレビの中継をずっと見ていた。途中何度か芦屋に電話をかけたが、やっぱりつながらない。夕方のニュースで、まさに空襲の跡のように崩壊した町並みが映った。レポーターが惨状を伝える途中、カメラが切り替わり壊れた瓦礫の広場が見えた。「罹災した人はどのような思いで、この震災初日の夜を迎えるのでしょうか…」レポーターは悲壮感をこめた口調で、そんなレポートを続けていた。だが、その時、映像では広場の真中で、石油缶に火をおこし、中華鍋で一心不乱に炒飯らしきものを作っているおじさんが映っていた。映像としては悪くない。でもレポートの内容からいけば、誰も人が映っていない、ただの瓦礫の山を映したほうが、より効果的なように思われた。私はついついテレビの前で叫んでいた。「おいおい!このレポートで、この画はないだろう!カメラさん、もうちょっと引いた画で見せないと!」一瞬スタッフルームが静まり返った。みんなが、私に注目していた。昼間、エラソーにADを怒鳴っておきながら、何度か電話で友人の安否を気遣うふりをしながら視聴率なんかより大地震の方がよっぽど心配だというふりをしながらやはり、前日の高視聴率という結果に酔って、心踊っている自分の姿がそこには確実にあった。いっぱしの大ディレクターにでもなったつもりで、テレビの前でカメラマンの作った構図を大声で批判なぞしたりしていた。大惨事と人の不幸を見ながら。。。「オーオー!やっぱり20%取っちゃう ディレクイターさんは 目の付け所が違うねえ! 人の不幸よりカメラアングルってか??」先輩が、ニヤニヤしながら、私を見て言った。恥ずかしかった。8年前の1月17日は阪神淡路大震災で多くの方が犠牲になった日だ。そして私にとっては慢心した己の姿を晒し出した、恥ずべき思い出がある日でもある。今思えばあの日、あの時、あの中継映像に一瞬映っていた炒飯の映像は災害の悲惨さだけでなくそれに耐えてそこから復興しようとしている人間の逞しさをも感じさせる映像だったのではないだろうか。例え瓦礫に囲まれても家や財産がなくなっても人間は腹が減る。その時に投げやりになどなってしまわずにありあわせの材料と鍋と石油缶で炒飯を作ってともかく食べようというポジティブなあの姿あれこそが、人間のすごい所であり真実をついた、ある意味、素晴らしい映像だったのだ。阪神・淡路大震災で犠牲になった全ての皆様に弔意を込めて合掌。
2003年01月17日
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割り勘というのはむずかしい。たとえば10人で酒を飲んで食事をしたとする。あなたが先に会計を任せられたとしよう。合計金額は28243円だとする。とりあえずあなたが3万円払って、お釣りももらって一応会計は終わっている。10人だから、1人2824.3円だけど、この場合、あなたなら皆さんにいくらずつ請求しますか?2830円ずつ集めれば、まあ、わずか50円程度だが、あなたは得をすることになる。2820円だと、逆に40円分ぐらいあなたが負担したことになる。飲み会の席で、二次会に行く前などだと、細かい計算やおつりのやり取りが面倒くさいから、もっと大雑把に2900円とか3000円ずつ集めるという 場合も考えられる。ダンドリ君やダンドリちゃんの人は結構、こういう場面に遭遇することがあるのではないだろうか。私は小心者の上、見栄っ張りなので、こういう場合はおそらく2800円!と叫んでしまう。別にいくら集めようが、いちいち細かいチェックを入れる人もそんなにはいないのだろうけれど「割り勘で儲けようとするセコイ奴」とだけは、絶対思われたくない。という、妙にディフェンシブな心理が働く。だから、つい少なめに徴収する癖がついている。でも経験上、やや少なめに申告すると案外、皆が気を使ってくれ「俺、お釣はいいよ!」なんていう人が絶対に出てくるから結局そんなに大きな差にはならないように思う。だけどね…必ずいるんですよ!みんなが納得してお金を出し始めているときに限って後から出てきて、急に仕切りたがる輩が!こういうのは場が全く見えていないおやぢに多い。「一人2800円?ねえ、君!レディーはもう少し安くしてあげるべきなんじゃないの!?」とかね。酔っ払った赤ら顔で、これみよがしに、いまさらそんな事言い出すな!てめえが、スケベ心丸出しで、いいカッコしたいだけだろうが!「○○さんには今回お世話になったんだから、○○さん抜きで割り勘にするべきじゃないの?」とかね。みんなで割り勘と最初に決めたでしょうが!だから人数で割ったんです!!ひどいのになると「じゃあ○○さんの分は俺が出す!」とかいって、5000円札1枚を置いていく人もいたりする。あのう・・・2人分なら全然足りないんですけど。。。まあ、そんな風にぐちゃぐちゃあるのが日本人的な飲み会のひとつの特長とも言えるから、それはそれでいいのだけれど一応割り勘でいくと決めてあったのなら、先にまとめて金を払った者の言うことを素直に聞いてはくれないものか・・・!と思ってしまう。● ● ● ● ●日常生活のささやかなことで金銭的に得をすると、なんだかやたらと儲けた気分になって、一瞬は有頂天になる。しかし、しばらくするとそんな小さな事にとらわれた自分が恥ずかしくなる。いつだったか早朝のコンビニでタバコを1個買い1000円札を出した。ところがレジのおばちゃんは「最初に細かい方からお返し」といって小銭を渡し、それからおもむろに9千円を私に渡そうとしたのである。突然の事だったから私もそれを受け取ってしまった。<あれ?俺、1万円札出したかなあ???>と考えていた。いや、どう考えても1万円は払っていない。「ありがとうございました」レジのおばちゃんの明るい声が響いた。1000円札を1万円と勘違いしたことに全然気が付いていないようだ。その時心の中で悪魔が囁いた。<得したぜ!早く店から出ちゃえよ!!>確かに月の半ばで給料も使いきり、苦しい時期だった。おばちゃん以外に店の人も客もいないし、急いで駆け出してしまえば丸々9千円も儲かる!そう思いつつ、レジの前から離れようか、どうしようか、一瞬逡巡しながら、体を出入り口のほうに向けたたその瞬間「あ!」おばちゃんが間違いに気が付いて大きな声をあげた。「あ!」私も、つられて大きな声を出した。「お、俺1万円出したんだっけ???」私は慌ててそんなことを言いながら、その場を取り繕うように9千円を返した。「ごめんなさい!間違えました」おばちゃんも、そんなことをいいながら、レジに9千円をしまった。表面上は何気ない風を装いつつ店を出ながら私は徹底的に情けない気分になっていた。間違いなくほんの一瞬だがいい年こいて、私は間違えて多くもらったお釣りをネコババしようとしたのだ。それは自分自身が一番よく知っている。自分自身がいかに弱い人間なのだろうと痛感した。相手が多めにお釣りを渡したと、自分が気づいた時点でなんですぐに自己申告しなかったのか!そんなことで儲けて他人のミスで儲けて得した気分で過ごしたって決して心は晴れやしない。たかが9千円ぽっち大の男がそんなことでびくびくしたり、得した気分になっていてどうするんだ!おそらく、こういう些細な瞬間に、本当の人間性って現れるものなんだなあ…と、思った。あの時おばちゃんが、あのタイミングで先に気がついてくれて本当によかったと思う。まだ、苦しいなりに誤魔化しが効くタイミングで私は9千円を返すことができたのである。もしも、あの「あ!」がなかったら・・・私は間違いなくそのまま外に出ていたことだろう。そして、外に出た瞬間におばちゃんが気が付いたら…私自身がネコババしようとしたことが、もっともっとはっきりと明確化されてしまったはずだ。そうなっていたら、私は一体どうしただろうか?おそらく、もっとみっともない言い訳や嘘をついて自分の正当性を主張しなくてはならなかっただろう。そういうのってなんだか実に激しく情けないではないか!以来、私は大目にもらってしまったお釣りをネコババしようなどというセコイ邪心は持たないようにしようと、心に誓ったのだった・・・● ● ● ● ●さて、先日、パンやハムやいくつかの食材とともに大好物のジャックダニエルを1本買った。そこの店ではいつも買っているのだが、お金を払う際レジのお姉ちゃんが言う金額が私の概算より、意外に安いような気がした。家に帰ってレシートをよく見てみるとあーやっぱり…!私が買ったジャックダニエルは1リットル瓶だったが、レシートには750ミリリットルと打ってあった。その店には2種類売っていて、同じような瓶の形だから間違えたのであろう。値段にすれば500ペソ(約1200円)ぐらいの違いかどうしよう・・・!正直一瞬、迷った。一瞬は迷ったのだけど・・・結局私は瓶の蓋を開けてしまった・・・ま、いっか!!!!・・・だから実は私はこんな偉そうな日記を書く資格などいまだ持ち合わせていないのです!正直に生きるってむずかしいことだなあ!でもさみなさんだったら…どうします?取替えに行く???次に行った時に差額を払う?黙ってるよね?普通!
2003年01月16日
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楽天に日記をアップする。感想を書いてくださる皆さんがいて、その人数が、日記タイトルの隣に、カッコつきで表示される。この数字が20を超えていると、意味もないのになんとなく幸せになれる。かつてテレビの世界で、何年か飯を食わせてもらったものの悲しい性だ。もっとも今年から、自分の発言をきちんと残すために、こちら側にレスを返すように、心がけているから実際は40以上いかなくては、いけないわけだけれど・・・● ● ● ● ● ● 視聴率20%というのはテレビのゴールデンタイムの大きな目標だ。20%を超えたら番組に対して報奨金も出る。スポンサーも喜んでくれる。20を超えたか、超えないか。超えさすためにどういう努力をするか。テレビ屋は日々それだけを考えて番組を作っている。視聴率は放送された翌日の朝に出る。各テレビ局の前日の全番組の数字が出る。さらに詳しく、番組別に毎分ごとの視聴率の上がり下がりをグラフで表した分別視聴率というのも出る。これを見れば、自分の番組のどこで数字が下がり、どこに視聴者が食いついてきたかがわかる。民放の場合は当然数字が下がるのはCMが入る時だ。しかし、CMを入れないわけにはいかないから、これをどういうタイミングで入れるかが大切なポイントになってくる。最近のテレビを見ていて話が盛り上がった、一番おいしいところでバツッ!!!とCMにいってしまいCMのあとに、続きがあって落ちがくるというパターンが多いことにお気づきの方もいるだろうが、これは全てCMの間に視聴者がよそに流れることを防止するための作戦である。どこのテレビ局もこういう手法をとるようになったのは実はここ6,7年じゃないかと思う。少なくとも、私が仕事をはじめた16年前はCMの前に、1ネタきちんと終わらせてから、笑いや感想があって、一段落したところで司会者がふっていた。「それではここで、お知らせです!」今は、こんなのんびりした編集をしていたら、たちまちクビが飛んでしまうであろう。視聴者はリモコン片手にザッピングをしているからものすごく反応が早い。番組の中が一瞬でも落ち着いたら、すぐにチャンネルを変えてしまう。これは本当だ。だから、最近のバラエティ番組は、タレントがしゃべったことをいちいちテロップにして出して、インパクトを強める。これも、それを視聴者に読ませることによって少しでもチャンネルを変えさせないというテレビ屋の作戦だ。あれは、見ていて見にくいとか、邪魔だとか、いろいろ批判は多いし、制作者側だって、編集作業が面倒くさくなるから本当は入れたくもないのだが、テレビ屋にとって最大目標の視聴率を上げることにつながるわけだから絶対になくならない。そして、昔は朝のワイドショーなどでしかやっていなかったサイドテロップこれを入れることももはや義務付けられているといっても過言ではない。テレビ画面の隅っこにその時、何を放送しているかを、センセーショナルな煽り文句3行ぐらいでまとめたテロップがずーーーーーーっと出ているでしょう?「妊娠6ヶ月!若妻の腹を蹴る 鬼婆姑!!」とか「モー娘で一番エッチ!?加護あいの入浴秘話!!」とか「あなたも危ない!インターネット恐怖の落とし穴!」…みたいなやつですね。あれは、ザッピングをしてきた視聴者の興味を瞬間的に掴む為には欠かせないものなのだ。分別の視聴率表というのは裏番組の動向もすべてわかる。折れ線グラフになっていてAテレビは赤Bテレビは青Cテレビは緑というように色分けされている。AテレビがCMに入ったら、ガクッと数字が落ち、落ちた分だけその時間にBとCの数字が、少しずつ上がるわけだ。だからお互い裏番組がどれぐらいのタイミングでCMを入れるかを毎回研究しあっている。できれば自分の番組の一番面白いところで敵がCMを入れてくれれば、流れてきた視聴者を捕まえられるからだ。バラエティ番組は大体番組が始まったころから右肩上がりにグラフは伸びCMごとにやや下がりつつも全体を見れば山型のグラフになる。山の高さが高いか低いかの違いが、それすなわち視聴率の高低につながる。しかし、時代劇などの番組は、最初から終わりまで、ほぼグラフは同じ高さで一直線である。CMに入ってもあまり変動がない。「水戸黄門」などはもう、見る人は1時間ずっと見ると決めているわけである。そして面白いことに最後の印籠を出す頃と途中で由美かおるがお風呂に入るシーンの時には確実にグラフが少しだけ上がる。他の番組を見ながらもここだけははずさないと、決めている人が結構いるのだ。ちなみに新聞のラジオ・テレビ欄。ここも、視聴率を稼ぐには重要なポイントだ。短いコメントで視聴者の興味をそそらなくてはならない。あれは各番組ごとに考えて新聞社に送るのだが、やはり、高い数字につながるキーワードがあったりする。おわかりですか?「オッパイ」と「巨乳」だ。皆さんのなかで、新聞のラテ欄にあった「巨乳美人アイドル登場!」とかに魅かれてチャンネルを合わせてしまった経験がある方もいるでしょう?ね?古俣伝三郎さん!あんきもさん!男の欲望は情けないほどストレートなのだ。ここまで読んでいただいてお気づきになったと思うが視聴率を獲得するというのは、視聴率を下げない努力をすることだ。視聴率は、その番組が放送されている時間の平均で出るから、例えば、前の時間帯の番組がもの凄く人気があって、高視聴率がとれていると、そこからの流れで次の番組の数字が最初から高いということもよくある。駅伝のように次の走者(番組)にいいタイム(数字)でタスキを渡していくことが理想なのだ。だから、何か視聴者が興味を持つ大きな事件があって、前の番組が特別に臨時特集番組に変わったりした後というのはいつもよりかなり数字が高かったりもする。オ○ム真理教事件の頃がそうであった。逆にOA中にニュース速報のテロップが入ったら、とたんに数字は下がる。その瞬間にみんなNHKにチャンネルを変えるからだ。反面、視聴率争いはある意味選挙運動みたいな所もある。つまり投票してくれる人(見てくれる人)は、頼まなくても投票してくれる(見てくれる)。誰に入れるか迷っている何を見ようか迷っている浮動票をいかに獲得するか。これがポイントだ。視聴者の浮動票が最も漂う時間が、番組と番組の間のCM時間帯である。6時57分とか7時58分頃だ。だから裏番組より1分でも早く、番組をスタートさせて少しでも多くの浮動票視聴率を拾おうと、8時台の番組が7時59分から始まったりするようになった。凄いもんだ!裏番組も真似してきたらまた1分繰り上げ…そしてまた1分繰り上げ…なんていうことになってそのうち、7時の番組になってしまったりするのではないだろうか?そして平日のゴールデンタイムにテレビを見ているのは子供と主婦が殆どだ。普通のお父さんは会社で残業をしているか家族と食事をしていてもチャンネル権などあるわけがない。だから、この時間帯は内容的に難しくて固い話は一切なし!できるだけ子供にもわかりやすい、番組にする必要がある。だからテロップにルビを振ったりするような風潮まで生まれたりしたのだ。それも読みにくい漢字ならまだしも、「上」とか「下」レベルの漢字にまで。まあ・・・正直言って私はそこまでやるのは、ある意味、視聴者をバカにしているんじゃないの?と思ったりもしたが結果として高い数字が残ったのだから、テレビ屋の世界では正解だったのである。視聴率至上主義は賛否両論あるが、何が良い番組か?ということが一口には言いにくい、テレビ番組というものを評価するには数字が一番わかりやすいものだ。そしてテレビ屋は、この数字に魂を売った人間たちの集団だ。数字がすべて。視聴率がすべてである。数字を取るためには何でもやるのがテレビ屋で、「そうまでして数字がほしいのか!」といわれたら「ハイ」というしかない。「くだらない番組をつくるな!」というご批判もたくさんいただいたが、NHKじゃないのだから別に視聴者から直接お金をもらって作っているわけでもなく、つまらないと思ったらチャンネルを変えてもらえれば、それで良いと思っていた。奢った考えかもしれないがくだらないと思う番組なら見なければいい。その時間を読書とかにあてたほうがよっぽど有益なのだから。テレビというのは何となく習慣でスイッチを入れてしまうという特性を持っている。「くだらねえなあ!」と思いながら見ている人が実はものすごく多いのだ。結果、悲しいかな、いじめられ役のタレントがいじめられたり、お約束の内輪ネタばらしやドタバタをやったりしているような、ばかばかしい番組が、案外数字を取っていたりするのだ。今のシステムではよほどのことがない限り(ひどいヤラセの発覚とかね)数字を取っている以上、絶対にそういう番組はなくならない。そしてテレビ屋の意識の中には「苦情・批判も視聴率のうち」というのが必ずある。苦情電話1本だけで内容が変わったりすることは、まずない。「子供が見ているのに!」「真似したらどうするんだ!」と抗議をしたところで「ですから<マネしないでください!>と、テロップを入れています」と、答えが返ってくるのがオチだ。こんな対応しか返ってこないのに苦情を言うために電話代をかけるのも、もったいないでしょう?何よりもテレビ屋にとって一番痛いのは見てもらえなくなることなのだから、くだらないと思ったら絶対に見ないようにするのが一番だ。一時流行っていた「どっきりカメラ」的な一般人をだまして笑う番組が殆どなくなったのも倫理的な問題もあるが視聴率が取れなくなった事が大きい。視聴者があの手の俗悪番組を拒絶し続けたおかげだと思う。今はBSやCSやケーブルで沢山チャンネルの選択肢もあるのだから民放のバラエティ番組がくだらないと思ったら、別のチャンネルで名作映画とかを見ることをお勧めしたい。特に、お家に視聴率の機械がついている方は、くだらない番組に惰性でチャンネルを合わせ続けることをせず、消すなり、変えるなりどんどんして欲しいと思う。ざっと駆け足で書いてきたがこれらの話はすべて私が実際にテレビで仕事をしていた6年位前の状況を元に書いている。だから、現状とは違う部分もあるかもしれないがもしもお気づきの点があったら、ご指摘ください。また、ご意見、ご批判も、大歓迎です。※1ヶ所訂正入れました。「NHKにチャンネルを回す」→「NHKにチャンネルを変える」2003年1月9日 管理人
2003年01月09日
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おまわりさんはえらい。不祥事が続いたり、身内の恥をかばいあったりして、何かと庶民から攻撃される的だけれど、日本のおまわりさんはえらいのだ。権力の側に自らの立場をおくという覚悟は、そう、なかなかできるものではない。皆さんも何度か見たことがあるでしょうが、道路上でTV番組の撮影のロケを行っていることってありますよね?ああいうのは実は絶対に道路使用許可というのを管轄内の警察に届けなくてはいけないのだけれど、きちんとそういう手続きを踏んでいる番組はドラマとか、タレントさんが参加して人だかりができそうなケースの場合のみで、まあ、小さなロケの場合は、殆ど許可なんかとらない。テレビ番組というのは制作スケジュールが非常に短いから、例えばOAされる、前々日にロケがきまる…なんていうケースもあるのだ。だからテレビ屋も必死である。その機会を逃したら、画面に黒味を流さなきゃいけなくなるから何が何でも撮る。運悪くおまわりさんに見つかった場合は、すごすご退散するが、既にカメラが回っていたりして、もうどうしようもないときは、奴隷のADがグダグダとおまわりさんに絡んで、時間稼ぎをし撮りきってしまうともかく、何が何でも、例え違法行為であっても撮ってしまえばこっちの勝ちだ。だからテレビ屋とおまわりさんは非常に仲が悪い。私がいた時代はADに対する鉄拳制裁はあたりまえであったから、仮におまわりさんを止められなくて、撮影が中止になったりしたら、あとで武闘派のディレクターやプロデューサーにボコボコにされた。そっちのほうが、よっぽど怖い。おまわりさんは、とりあえず先には暴力をふるってこないだけ、まだ紳士的なのだ。先輩で撮影中におまわりさんが寄ってきたために、絡みに行き、なんじゃかんじゃ言い合っているうちに、激昂してしまって、おまわりさんがかぶっている制帽を取ってフリスビーのように、回転させ、遠くに飛ばしてしまった人がいた。これがまた、綺麗に秋晴れの空に向かって飛んでいったのだ!そして彼はおまわりさんに向かって叫んだ。「ホラ!とって来い!犬!当然その場で捕まった。公務執行妨害私自身も恥ずかしながら連行されたことがある。これは撮影中ではなく、編集中のことだった。番組の編集は編集所という、テレビ局とは別の場所でやる事が多い。そのときに私がついていたディレクターが車できていたため、編集所の前の道に路上駐車していた。都内はどこもかしこ駐車禁止だから、私が鍵を預かり15分おきに様子を見に行っていた。こういうくだらない雑事も奴隷ADの仕事のうちだ。午前10時から夕方の4時ぐらいまで。見に行ってタイヤにチョークが引っ張られていたら何センチか車を動かし、また15分後に見に行って、また動かし…を繰り返す。当時、東京都内は20分以上放置した場合はレッカー移動されてしまうはずだった。(道路交通法はどんどん改正されますから、 現在は違うかもしれません。)タイヤに10箇所近くチョークの跡がついた。でも、もう少しで編集も終わりそうだし、何とか逃げ切ったかなーと思っていたが甘かった。10数回目に車を動かし終わって降りようとしたところで、二人のおまわりさんに囲まれた。「これはあなたの車ですか?」「は? はあ~」「ちょっと免許証を」「はい」「悪質だね。朝から何回も動かしているでしょう?」「はぁ」「ちょっと署まできてもらいます」私はそのままパトカーに連れ込まれて某警察署に連れて行かれてしまった。で、結局駐車違反で切符を切られ、減点もされた。持ち主のディレクターの身代わりになったわけだけれど、当時の奴隷ADの立場としてはこんな事はあたりまえのことであった。さすがに罰金だけは持ち主が、後で払ってくれましたがね。ある時夜、酒を飲んで酔っ払った別のディレクターを抱えて歩いていたときに運悪く警察署の前を通りかかった。この人は、おまわり嫌いが多い、テレビ屋の中でも、特に激しく国家権力にたてつくタイプの人だった。警察署の前には長い棒を持った立ち番のおまわりさんが、常時二人ぐらいいる。「お~い!マッポォ~!!」突然、彼は意味もなく、おまわりさんをからかい出した。「こっちこいよ~マッポ~!何そんなとこに突っ立ってんだよぉ~!飲みに行こうぜぇ!おごってやるぞぉ~!マッポ~!」ともかくタチが悪いのである。おまわりさんはこういう酔っ払いには慣れているのか相手にしていない。それでも、おまわり嫌いの彼は「♪ペッパ~~警部! ちゃららんちゃっちゃっちゃっちゃーちゃん!!」などと歌いながら、腰を振って踊りだし、挑発を続けていた。止めてもどうせ聞かないので、私も諦めて見ていた。「早くおうちへ帰りなさい」しばらくして、さすがにあきれた口調で一人のおまわりさんが、話し掛けた。「はーい!わかりましたー! じゃあ、ちょっとバイク貸してねぇ~!」その酔っ払いディレクターは突然そんなことを言って、あろうことか警察署の前にあった白バイにまたがってしまったのである。そこからは早かった!あっと、いう間にそれまで微動だにしていなかった、二人のおまわりさんが駆け寄ってきて、彼を取り押さえた。抵抗して暴れるのを、見事な関節技で抑え込み、抱えあげるように警察署内に連れ込んでいってしまったのだった!う~むさすがに日本の警察は優秀だ。今まで、私は叱られたり連行されたり邪険にされたりといった形でしか、おまわりさんと接したことがない。かつて、階下に変な人が住んでいて、命を狙われていた時も駄目もとで警察に相談したが、案の定「今度、ドアを破ってその人が包丁や武器を持って入ってきたら、110番してください」としかいわれなかった。だけどそれは仕方がない。道路交通法に違反したから叱られたり、連行されたりしたのだし、「変な奴に命を狙われている!」といって、泣きつく程度じゃ警察は動かない。世の中には立派なおまわりさんも沢山いるであろうから、いつかそういう方々に何か助けていただく時も来るかもしれない。だけど・・・私は絶対になれないしなりたいとも思わないな。おまわりさん。自分が立ち小便したことがあるのに。賭けマージャンしたことあるのに。20キロぐらいのスピード違反なんてしょっちゅうしているのに。それを取り締まることによって生活の糧を得、社会的ステイタスを保ちつづけるというのは、相当に辛い仕事だろう。私なら自己欺瞞に陥ってきっとノイローゼになる。多分、私はおまわりさんになるよりも犯罪者になるほうが気が楽だと思うのだ。日本のおまわりさんご苦労様です。あんたはほんっーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーとうに!えらい!!!!!!!
2003年01月07日
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高校1年の頃から、大学生まで、新年を家族で迎える事などなかった。気の合う、仲間同士とか、当時付き合っていた女の子とかと一緒に、わざわざクソ寒い中を、高尾山に登って初詣と初日の出を拝んだりしていたのである。ああいう、無駄で底知れないパワーとエネルギーが、あたりまえに出ていたのが、何と言うか「青春」というものなのかな??高尾山というのは、東京郊外にある、遠足やハイキングに適した山で、登るのもそんなに苦ではない。確か高校3年の時だったか?いつものように、山に登りその年最初のおみくじを、ここで引いた。おみくじというのは、やっぱり、何だかんだいっても引く前にちょっとは緊張するものだ。私の悪友Tが「新年の神社は縁起を担ぐからさ。あんまり凶とかは入れてないんだぜ」などといっていた。みんな高校3年の受験生。このおみくじだけは絶対「吉」と出て欲しい。そんな、暗黙の空気が流れていた。「わぁー俺『小吉』だ」「俺、『中吉』だって!」「俺は『吉』だ!なっ?いったろ?正月は縁起かついで、吉ばかりなんだよ」最後に残ったのは私だった。私も悪友Tの言葉を半ば信じ切り、安心して、おみくじを開いた…。「大凶」え――――!!??だ、大凶???信じられない思いだったが本当だった。私が20年程前の1月1日にひいたおみくじはまぎれもなく「大凶」だったのである。一瞬周囲が凍りついた。誰も私に何を言ったらいいのかわからなかったようである。「…あ、まあ、でもさ、『凶は吉に還る』って昔から言うよな???」かろうじて気を取り直した私は、友人たちに同意を求めるように、訊ねた。誰一人、何も答えてくれない。しばしの、重い沈黙・・・・・・やっと、「正月は神社は凶なんか入れないんだよ」と言い切って得意がっていた、悪友Tが、半分笑い声を押さえ込みながらぽつりと言った「…でも。大凶はどうかなぁ…」あー!何て、思いやりのかけらもない、相槌!!この野郎はいつもこんな感じなのだ。私の古くからの友人であり義理人情に厚い面もあるくせに、人の不幸を、結構思い切り面白がるタイプでもある。せめてさあ「そうだよ!気にすんなよ!」ぐらい言うのが、人の情けってもんじゃないのか??ともかく、そんなこんなで最悪の年明けだと思っていたが、この年私は、大学に入学し、「小吉」や、「吉」を引いた、ほかの連中はみんな浪人生活に入ったのだった。大学生になったので、体育会系の先輩に連れられ色んな所にも堂々と出入りし、当時、なぜか年上のお姉さんからはモテた私は、色んな事を教えてもらい、なんだかんだとチヤホヤしてもらって大人の仲間入りをしたような気になっていたものだ。実のところそんなに悪い年ではなかったのである。おみくじはたかがおみくじだ。しかも、不思議なものでそれ以降私は何回かおみくじを引いたが「大凶」どころか「凶」も出たことがない。さらに、以前、ここでも紹介したように、命に関わる事故を間一髪で逃れたことが何回かある。明らかに平均より恵まれた運によってここまで生かさせてもらっているとしみじみ思えるのだ。だって、大凶ですよ?大凶!私は私以外に知り合いで「大凶」を引いたことがあるという人を知らない。皆さんどなたかご存知ですか???しかもよりによって1月1日にそれを引き当てちゃったのだから、私は稀にみる強運の持ち主なのだ。そう、思うことにしている。さて最近は、めったに会えるチャンスもなくなったが、悪友Tとは、今でも付き合いがある。前回あったのは丁度一昨年の年末都内の焼き鳥屋だった。「ナニ、お前、まだ、○○ちゃんと結婚しないの? はやくしろや!あっちも、もう、いい年だろう?」「まあな・・・」「大体おまえらさあ!一体何年付き合っているの? 長すぎるんじゃない?ちょっと?」「う~ん…まあなあ…」そんな風に言葉を濁しつつも、内心私は、奴に言いたいことをこらえるのに必死だった。実はこの会話に出てきた女性にプロポーズするためだけに、その時一時帰国していたのだった。手紙や電話やメイル、前回夏に会った時の感触で、すんなりOKと言ってくれそうだった。ダンドリ君の私は正月休を利用して、きっちり、日本までお迎えに上がり、セブまで彼女をエスコートして、南の島の星降る夜空で正式にプロポーズをしようと、ビーチリゾートにまで予約を入れていた。もちろん彼女にもそのことは伝えてあり、スケジュール的にもOKという返事をもらっていた。こうして私は12月27日に帰国。12月30日に彼女と一緒にセブに戻り、1月4日に日本に2人で再帰国するつもりだった。ラブラブ気分だったから、こんな離れ技も厭わなかったのだと思う。「しかし、正月って言えばよう!あの時、お前、顔色真っ青だったぜ!」「?」「よりによって正月に『大凶』なんて引くか?普通?今だから言えるけど、俺、あの年にお前、死ぬんじゃないのって思っていたぜ!」悪友Tは義理人情には厚いが、少々しつこい男でもあるから、私と会って、酒を飲むたびに、毎回、例の「おみくじ事件」の話を蒸し返す。好き勝手ほざきまくって「ぶわはははぁー」と、大声で笑う、奴の笑い声も年々オヤジっぽくなってきた。それもそう…奴はもう3人のパパだ。「まあ、でも、たとえ『大凶』引いたって、おまえは元気にやっている!それも好きなことばかり追っかけて、自由に生きている。そいつはすごいことだよ!なんてったって正月に!それも1月1日に『大凶』引くような男だからなぁ!!」奴のロレツは少々怪しくなっていた。そして、殆どそんなおみくじのことすら忘れていた私自身はやつが、やたらと何度もほざく「大凶」という言葉になんだか不安な予感を感じはじめていたのだった・・・。そして、その予感は的中してしまった!!12月29日の朝。彼女からメイルで連絡が入った。『非常に申し訳ないけれどもクリスマス頃に引いた風邪をこじらせてしまった。熱も高いし、とても外を出歩ける状態じゃない旅行はキャンセルしたい』い、いまさら~!?しかし、病気ならば仕方がない。無理していった所で楽しくはないだろう。しかし、しかし、前日とは!!チケットはもう発券されている。今さらキャンセルはきかないんだよー!!携帯に連絡を入れた。・・・かからない。メイルを何本も入れた。・・・返事がない。一体どうしちゃったというの!!???で、ともかく結果として私は相手の女性のドタキャンが原因で南の島へのたった一人の婚前旅行を2度も味わった世にも間抜けな男となったのだった!!!(一度目はここを参照!)…色恋沙汰のすれ違いの原因をここではくどくど書かないが、結局、この事がきっかけとなり、去年、この女性との長かった春も夏を迎えることなく、終わってしまったのだった…。あの年の正月のおみくじが示していた「大凶」とはひょっとして、私の一生の女運の事なのじゃないか???とも思う、今日、この頃なのである…。待ち人・・・来ず縁談・・・破談でになりませう…なんて確か書いてあったしね・・・まあ、たとえそうであったとしても、別れは次の出会いの始まりでもあるし・・・「『凶』は『吉』に還る」っていうしね『大凶』も『大吉』に還るときがいつかきっとくるに違いない・・・ねっ・・・?ねっ・・・?きっとそうだよねっ??・・・・・・・・誰か!!!何か返事してくれーーーぃ!!!!!!!!
2003年01月06日
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ダイビング中におしっこがしたくなったらどうするか?本数を重ねたダイバーであればあるほど、ウエットスーツの中でそのまましてしまいます。水の中はどうしても体が冷えるので、おしっこは我慢できなくなるんですね。ウエットの中でするとじわーっと温もりが広がって一瞬、なんとも心地よく暖かいので、それもあって一度水中おしっこを体験するとちょっとクセになります。でも、そのままでいることは、ウエットスーツと体の間に、おしっこが混じった水がずっとあることになるから、やっぱり気持ちが悪い。だから水中で首のあたりから海水を入れて洗ったり、最後にボートにあがる直前に水面でウエットスーツを半分ぐらい脱いで洗ったりするのだけど、どうしてもおしっこの臭いは取れません。まあ、ダイバーはみんなそんなことは百も承知なので、恥ずかしいことでもなんでもないのですが・・・。私はちょうど1年前にウエットスーツを新調しました。でも新しいものはやっぱり防水性もよく、その分、中でおしっこをした場合、いつまでも外に出て行かないのです。最後にいくら洗っても、何だか、やたらとそれまで以上に自分の体がおしっこ臭い事に気が付いたんです。臭いだけじゃなくて下手をすると、かぶれる時もあるのです。まるでオムツかぶれのように太ももからおなか、お尻のほうまでおしっこかぶれを起こしてしまったことがあったのです!!私のおしっこが、人一倍濃度が濃くて臭くて、かぶれやすいということも考えられるけど、それまで300本以上潜っていて、毎回のように垂れ流しをしていて、そんなことは一度もなかったから、やはり防水性と関係があったのでしょう。それ以来、ダイビング直前に用を済ませ、できる限りウエットスーツの中ではしないようになりました。そうはいっても、水中写真を撮るようになると、潜水時間も自然と長くなってきます。普通、ダイビングは40分から50分・・・長くても1時間ぐらいのものですが、今は短くて1時間。普通は70分~80分は潜っている事が多いのです。一応セブも北半球なので夏場に比べれば最近は水も冷たく、もう、ダイビングの後半は、殆ど尿意との戦いです。たまに、もう、どうしても我慢できなくて、諦めてしてしまうときがあります。<あー!おしっこが、したい!したーーーーい!・・・でも、我慢しなきゃ・・・あー! けど我慢できない・・・あぁ。。。>・・・じわ~りと暖かい感触が下腹部を中心に広がってゆく・・・一瞬の温もり…心地よい瞬間…これで気が付いたのだが水中で尿意をぎりぎりまで我慢してそれでも、我慢できなくて、つい漏らしてしまう時と言うのはやっぱり、開放感も手伝って一種なんというかカ・イ・カ・ン・・・みたいなものが、あるんですよ!自分の中に眠っていた禁断の喜びに気が付いてしまったわけです。こんな風に書くと、すぐさま、すごい突っ込みが沢山きそうだから、一応断っておくけど、あくまでも海の中でだけの話ですからね!!海の中=ダイビング=おしっこ漏らしは当たり前!という暗黙の了解がある世界での話だから、私だって180パーセントの我慢までしないで、120パーセントの我慢ぐらいでやってしまうわけです。陸上なら、当然トイレに行くか物陰で用を足しますよ!ダイバーにとって海は巨大なトイレでもあるのです。新年早々汚い話で恐縮ですがもともと生き物の生まれた源の海は、生き物の糞尿が流れ込む場所でもあるわけです。皆さんが憧れる南の島の白い砂浜だってあれ、ブダイとかサンゴをかじって食べる魚たちのウンコからできているわけですよ。海と糞尿は切っても切れない仲なわけですさて、じゃあ海の中で大きいほうがしたくなった場合はどうするか??これもまあ、ベテランのダイバーだと水中でしてしまいます。いわゆる水中脱糞ですね。ただしこれは、ウエットスーツの中にそのまま・・・というわけにはいかないので、一応脱ぎます。でも、水の中というのは浮力があるし、機材もたくさんつけたままですから結構難しいのですよ。まずエアが出てくるレギュレターをくわえたまま、タンクのついたBCDというジャケットを脱ぎます。普通は背中側から伸びているホースが体の前にきます。タンクも体の前で水中に漂っている状態です。それからウエットスーツを脱ぎます。ウエットというのは上下一体のワンピーススタイルのものが多いですから、腕から脱がなきゃいけないわけです。もちろん、口にレギュレターはくわえたままだから呼吸はできる状態ですよ。で、上半身が露出したら腰に巻いている、ウエイトベルトをはずし、それを首にかけて、お尻が出るまで脱ぎます。で、和式スタイルでかがむわけですが、この際、下にウニとかいないか、ちゃんと確認しておくほうが無難です。バランス崩して、その上に倒れこんだりしたらえらい目に遭いますからね。それとやっぱり何かにつかまらないと、体も安定しにくいし、落ち着けないものです。だから、つかまるところが多い岩陰なんかが適していますね。お尻丸出しのまま、突然体が浮き上がったりしたら、悲惨ですからね。独身女性の場合はまず間違えなく縁談に差し支える可能性があります。水の中で出したものはすぐに魚が食べに来ますから、後も汚れません。私は殆どそういう経験はないのですか、生まれつきお腹の具合が余りよくないタイプの人は、日常茶飯事的にこの水中脱糞をしているようです。彼らによれば二日酔いなどで体調が悪いときのものは、魚も食べないらしいです。いったん口の中に入れても吐き出すそうで…わかるんでしょうかねぇ?魚にも…。普段私がお世話になっているセブのダイビングショップアクエリアスダイバーズのガイドである鈴木氏がそう言っていました。彼はしょっちゅう水の中で大きいほうをしているのです。いつだったか私を含めて数人のダイバーたちのガイドをしている時の事です。一通り水中散策を終えて、ボートの下に戻ってきて、もう、そろそろダイビングも終了かなあ…という頃合で、突然、彼がすごい勢いで遠くに向かって泳ぎだしていったことがありました。我々は慣れているので「あー鈴木さん、また水中脱糞しにいくんだろうなあ」とそのまま見ていたのですが日本からきた某ダイバーの女性が、ガイドさんが泳ぐ方向に素直に従って後を追っていってしまったんですね。水の中では声もかけられませんので、我々が止めるまもなく彼女は行ってしまいました。しばらくして彼女は水中でもわかるような真っ赤な顔をして一人で帰ってきましたね。陸上では絶対に見られないとっても珍しい光景を目撃してしまったんでしょうか???詳細はよくわかりませんが後で船にあがったあとガイドの鈴木さんがいつも持っている、水中で文字が書けるスレートをこっそり確認したところ一言、切羽詰った走り書きでこう書かれていました「うんこだから こっち こないで!!」海の中はどこもかしこも巨大なトイレにはなりえますがただひとつの難点はドアがないことなのです・・・。● ● ● ● ● ●みなさまあけましておめでとうございます。本年も暇を見てくだらないお話を書いていきますのでどうぞお付き合いのほどを…最近、レス周りができなくて不義理をしておりますことをこの場において、深くお詫び申し上げます。相変わらず更新も不定期返事も気分次第というわがまま勝手なページですがこれからもよろしくお願いいたします。2003年1月管理人 やっさん☆
2003年01月03日
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毎年、年末になると寝る前に、いつもにも増して、色んな事を考えてしまって、寝付けなくなる。今年もまた、何の進歩も無かった…今年もまた享楽的に生きてしまった…来年は30代最後の年だオマエは本当にこのままでいいのか????自虐の刃が際限なくに自分に向かってくる。だけど所詮は自分自身責めはするけど心からの反省はしていない。結局、自分自身が一番かわいい。責めているポーズだけでどこか納得をしている自分に気づき、その怠惰さと自分勝手さと甘えた根性に吐き気が湧いてくる。 そんな事を考えると、もっと辛くなって眠れないからついつい酒のボトルにばかり手が伸びる・・・その時だったボーン!突然、ベッドサイドのテーブルの上においてあったバーボンのボトルが身長30センチぐらいの杖をついた老人に姿を変えた。「誰だあんたは!」「わしか?わしは神様じゃ」「神様?」「悩んでるのう!悩んでる!一丁前に人として!生きることは辛いのう…特にオマエのように怠惰な人間にはなあ!柄にも無く自らを省みたりすると、もうどうしようもなくなって酒でごまかすしか逃れるすべもないのじゃろう?」「う、うるさいな!何だよ突然、人の部屋に入ってきて好き勝手いって!」「まあな、ワシもチト酔狂がしたくなってな…。たまにはオマエみたいな、いい加減な奴の、願い事でも聞いてやろうかと思ってなあ・・・」「えー!本当に?」「うむ、そうじゃ。どれ、どうせたいした夢も希望も無いのだろうから、さほど難しい望みでもあるまい。3つ聞いてやるから、具体的に言ってみろ」神様はそういうと、テーブルの上から、仰向けに寝転んでいた私の腹のあたりに身軽にジャンプしてのってきた。「おーそうじゃ、何でも願い事を聞いてやるといったが、一応ルールがあってな。<誰々を殺す>とか言うのはダメじゃ。それは一応悪魔の領分だからな。同じ理由で<世界を滅亡させる>とか<日本を沈没させる>何ていうのもダメじゃぞ。人の生死にかかわる部分は受付られないのじゃ。あと、時々、あるのじゃが<神様になりたい>というやつ…これもご法度じゃ。ま、こんなもんになってもあまりいいことはないがな。それ以外なら何でもOKじゃ。どれ、何が望みじゃ?」「ほ、本当にそれ以外ならOKなんですか???」「疑り深い奴じゃのう!だから、嫁が来ないんじゃないか?別に、あとで請求書送ったり、鍋とか壷とか買えなどといいやせんわい!ワシは神様じゃぞ!いいから、さっさと願い事を3つ言ってみろ!」「じゃじゃ・・・じゃあ<お嫁さんが欲しい!>」「バカな奴だな!具体的に言えといっているだろが!お嫁さんとか言うよう言葉だけだと、80歳の未亡人をオマエにあてがっちゃう事も出来るのじゃぞ!もっとちゃんと固有名詞をいわんかい!」「あ、そうか…じゃあ、じゃあ…夏目雅子さんをお嫁さんにしたい!」「オマエ本当にバカじゃな!彼女はもう、死んでしまっているじゃろうが!人の生き死にがかかわった願い事は聞いてやれんのじゃ!生きている女にせい!」「え!じゃあ…じゃあ…<永作博美をお嫁さんにしたい!>」「うほ!、随分意外な所に来たな!あーいうのが好みなのか?普通は藤原紀香とか松島奈々子あたりが多いのだがなあ…まあ、彼女は料理もうまいらしいから、いいかも知れんなあ…よしわかった!他には?」「え?二人もお嫁さんにできるんですか?」「バカ!できるわけないだろう!願い事を3つ聞くといっただろうが!あと2つは何じゃときいておるのだ!本当にバカだなオマエ!南国ボケじゃないのか?」「あ、そうか…じゃあ、じゃあ、<お金が欲しい!>」「だから!具体的に言え!金額にしていくらじゃ?1円だってお金には違いないぞ!1円でいいのか?」「あ!だめです!だめ!1億円ぐらい」「それっぽっちでほんとうにいいのか?」「あ…いや、できれば100億円ぐらい…あ、でも、これ、税金かかりますよね?」「かかるわけないじゃろう!なんだか、妙に現実的な奴だな!100億でいいのだな?」「は、はい!じ、じ、じゃあ、100億でお、お、お願いします」「そんなに、緊張せんでも良い!小さな男じゃな!なんだ!100億ぽっちで震え上がったりして!よし。じゃあ最後の望みは何じゃ?」「あ…はい、あとはもう、そのう、健康で幸せな生活が送れたらと…」「だから1つだけじゃ!どっちじゃ?健康か?それとも幸せか?まあ、嫁さんもらって、金が手に入ったら、あとは健康が無難な線じゃろう?健康でいいのか?どうなんじゃ?」「あ、はい、<健康な生活>で…ひとつよろしくお願いしたいと」「わかった。じゃあ、オマエの願い事は1. 永作博美と結婚2. 100億円の現金3. 健康な生活この3つでよいのじゃな?」「はい!おねがいします」「しかし、なんだか、どれもつまらん願い事じゃな!こんなにつまらん奴も珍しいな!思いっきり生きていない証拠じゃないのか?」「えへへへ…そういわれるとちょっとどうも…」「わかった!確かにオマエの願い事は聞いた。聞いたぞ!聞いたからな!…じゃあ、ワシは帰るぞ」「え!ちょ!ちょっとまってください!」「なんじゃ?」「そのう…お嫁さんとかはいつ頃来るんで???」「たわけ!そんなものは自分で努力せい!わしは願い事を聞いてやるとはいったが、叶えてやるなどとは一言も言っておらんぞ!」「へ!!??」「とっととまじめに働いて、貯金して、本気で嫁さんもらいたいなら、それなりの努力をせい!楽して人に頼ろうとばかりするから、何もかもうまく行かないような気がするのじゃ!このバカタレが!来年はちっととは自分の事をしっかりと考えろよ!!」神様はこんな言葉を言い捨てるとそのままボーン!!と煙になって消えてしまった…いや…だってさあ…そんなこと…いちいち言われなくったってわかってるんだっちゅうのに!一体何しにきやがったんだ!?あのじいさん…。
2003年01月01日
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