関本洋司のblog

2004年06月22日
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ある晴れた朝のこと、私は旅に出た

街は栄えたけれど暮らしはきつくなり
私は思い憧れた、あの麗しの湖を

朝の日ざしの中、列車に乗り込んだ
日暮れまで乗ったあとで大地に身を横たえ
見知らぬ人ばかり友達もいない
彼女と知り合うまでは、あの麗しの湖で

お嬢さん、この街では私は歓迎されません

いらっしゃい旅人よ、歓迎しましょう
だれひとり追い出したりしない、あの麗しの湖では

彼女は家へ招いてくれ、親切にしてくれた
彼女の肩の上に輝く黒い髪
どんな偉い画家も描くことはできない
それほどまでに美しかった、あのうるわしの湖で

「結婚しよう」私は言った、でも彼女は首を横に振り
「私には海へ行った恋人が今もいて、
彼の帰りを待ってる、裏切ったりできない、
彼が帰ってくるまではこの麗しの湖へ」

お別れさ、お嬢さんもう二度と戻らない

グラス傾けるたびに、私は祈るでしょう
あなたが元気でいることを、あの麗しの湖で







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最終更新日  2004年06月23日 16時06分08秒


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