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いつもの ヨコハマ経済新聞 に、こんな特集がありました
横浜は日本におけるバーの発祥地だけに、横浜市内には500軒以上ものバーが存在するという。そんな横浜のバーに魅了され通いつめたあげく、マスターが脱サラしてオープンしたのが関内のミュージックバー「HAPPY BLUES(ハッピー・ブルース)」。ビジネス街である桜通りに面したビルの2階でひっそりと営業している佇まいは、まさに「隠れ家的」なミュージックバー。扉を開けると、渋いブルースナンバーが流れてくる。 HAPPY BLUES(Yahoo!グルメ)
店内で流れる音楽はシカゴブルース中心だが、60~80年代のソウルミュージックやフュージョンなど約1,000タイトル。「音をきちんと聴いてもらいたい」という思いから、JBL-S3800をメインとしたオーディオシステムには特にこだわったという。また、サラリーマン時代のバー通いの経験から、ここだけは譲れなかったというバーカウンターは天然の一枚木。「このバーカウンターは、やり過ぎちゃいましたね(笑)。これじゃなきゃダメだ、と思ったんですが、実際に施工してもらって初めて作業するには狭いことに気がつきました。もう慣れちゃいましたが(笑)」とマスター。もちろん音楽だけでなく、お酒もアメリカンウィスキーが豊富に取り揃えられており、さらに横浜にちなんだ特製カクテルも用意している。
大人の隠れ家的なバーと言えば、住吉町にある「BAR KC(バー・ケーシー)」もそのひとつ。看板はなく、銀色の重厚な扉には十字を模した木製の取っ手--よほど注意しないと見落としてしまいそうだ。カウンター8席しかない小ぢんまりとした店内に鎮座するオーディオシステムは、60年代の名品アルテック社製のプロ用スタジオモニター。そこからは、ケニー・バレルやグラント・グリーン、アルバート・キング、フレディー・キングといった往年のブルースの名曲が流れてくる。 ちなみにこの「KC」、メニューが一切ない。「押しつけがましいのが好きではないので。お客様とのコミュニケーションを大事にしているので、お客様と会話をしながら求めているお酒を考えます。当然、酒や音楽にはこだわっていますが、バーという空間はあくまでも会話を楽しむべきだと考えています」と、マスターの土本京史さんは話す。
最近はレゲエやヒップホップに押されているとはいえ、戦後間もない頃に横浜で大流行したジャズは今でもこの街を代表する音楽だ。といっても、ジャズとは決して古臭い音楽ではない。古い世代だけでなく、若い世代もこの音楽に積極的に関わっている。先ごろ閉店した「ちぐさ」と並ぶ老舗ジャズ喫茶「down beat」では、若いアルバイトが店を切り盛りしている。 「大学のジャズ研に所属する学生がボランティアのように働いてくれたりしています。その学生が辞めると、今度はその後輩が来て同じように働いてくれたりと、途切れずに続いていくんですよ」と話すのはオーナーの田中さん。同店で選曲を担当しているアルバイトの前坂香都さんも、ジャズの勉強のために海外留学を目指しているという。このように若いジャズアーティストを支える役割も担っているのが、「down beat」の特徴のひとつでもある。老舗ながら、その伝統は確実に若い世代に受け継がれている。前坂さんのようなアルバイトスタッフや、同店でコーヒー1杯だけで閉店まで粘る若者が何年か後に横浜のジャズシーンを支えているということもあるかもしれない。 ダウンビート
50~60年代のオールディーズのライブをいつも聴くことができるのが「HARMONIZE YOKOHAMA(ハーモナイズ・ヨコハマ)」。「寺内タケシとブルージーンズ」のメインボーカルとしても活躍していた根来ジョージさんを筆頭に地元で活躍するアーティストたち。 HARMONIZE YOKOHAMA
そんなライブを楽しみに集まるのは、30代後半のサラリーマンやOLが中心。店長の須山諭店さんは「仕事帰りに寄って、ココでライブを聴いて明日も頑張ろうという気分になってもらえたら嬉しいですね」と話す。ちなみに同店はライブの生演奏も含めて貸し切りが可能なので、お気に入りのアーティストを独り占め、なんて贅沢な楽しみ方や自分のバンドのお披露目パーティーをここで、なんて使い方もできる。
滝ともはるというシンガーソングライターを憶えているだろうか。1980年にアリス解散直後の堀内孝雄とのデュエット曲「南回帰線」でデビュー、ビールのテレビCM曲として取り上げられ大ヒットを記録した。その後、音楽から一時離れるが、現在は独自の音楽活動を続ける傍ら関内にあるバー「Paradise Café(パラダイスカフェ)」のオーナーでもある。 Paradise Café
81年に音楽業界からいったん身を引いた滝さんだったが、88年にシンガーソングライターとしての活動を横浜で再開する。横浜のさまざまなバーなどでライブ活動を行ってきており、「横浜は第二の音楽のふるさと」と話すように横浜への思い入れは深い。現在、自身が経営する「Paradise Cafe」の店名も、かつてライブを行った住吉町の同名のバー(現在は閉店)を偲んでつけられたものだ。 「40歳半ばを過ぎて、ずっと歌い続けられる場所が欲しいって思ったんですよ。それで自分のお店を持つことになったんですね」と、「Paradise Cafe」開店の経緯を話す。音楽活動と並行してバーを経営するのには、デビュー曲で大ヒットを飛ばし一躍脚光を浴びた当時の反省でもあるという。「私は大分県の出身なのですが、当時は地元を大切にしていなかったな、という思いがあります。地元の人たちは私が売れていても売れていなくても、そんなことに関係なく支えてくれます。以前は、そうした地元の人たちの応援を大事にしていなかった。
音楽が似合う街、ヨコハマ--。様々な人たちが様々な思いで、様々な音楽に関わっている。「横浜に3日住めばハマっ子」という言葉があるが、音楽もジャズやロック、ソウルだけでなく、今回紹介したラテンやブルース、オールディーズ、ハウスミュージックだって、この街で流れれば「いつもの横浜の音楽」だ。そんな街に流れる音楽に耳を傾けてみよう。
うーむ、心に響くフレーズです 「音楽が似合う街、ヨコハマ」・・・
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