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甲乙つけ難いクルマたち。記事はAuto C One岡本幸一郎レポートです。
筆頭は2011年1月発売のアウディA1だ。
3ドアハッチバックのみの設定で、日本に導入されるのは1.4リッターのTSIエンジンと7速Sトロニックとなる。アウディの一員ながら289万円という価格設定。
ポロGTIは、2009年秋の現行ポロの日本導入から約1年後の2010年9月に追加。
日本導入は5ドアハッチバックのみで、1.4リッターのツインチャージエンジンを搭載し、7速DSGを組み合せる。ちなみに先代では日本でも3ドアと5ドアが選べ、本国では現行モデルも3ドアが選べるが、現状では諸般の事情により5ドアのみだ。価格294万円。
BMW傘下2代目となる現行MINIは、2007年2月発売。2010年5月に改良、ラインアップのすべてにわたりエンジン改良されたほか、MT車にスタートストップ機構が追加されるなど。さらに同年10月には内外装が変更された。
価格303万円(ATは330万円)。
弧を描くルーフアーチを持つワンモーションシルエットのボディの中に、シングルフレームグリルやLEDを駆使したウイングデザインのヘッドランプなど、アウディらしいアイコンが散りばめられている。
ボディは3970mm×1740mm×1440mm。ボディカラーは全10色と豊富に選べ、さらに全5色から選べる「コントラストルーフフィルム」を設定するなどユニークな試みも見られる。
パワートレインは、VWゴルフのコンフォートラインに積まれるものとスペック(最高出力90kW[122ps]、最大トルク200Nm)も共通の1.4リッターの直噴ターボエンジンに、乾式クラッチ採用の7速のSトロニックという組み合わせ。アウディ初となるアイドリングストップ機構も付く。
サスペンション形式はフロントがストラット、リアがトーションビーム式で、基本骨格はVWポロとの共通性が高いが、ワイドトレッドとし、サスペンションの取り付け剛性を高めるなど各部に手が入れられている。
タイヤサイズは標準が205/55R15で、215/45R16や215/40R17も選べる。今回の撮影車は、コンパクトカーらしからぬドッシリとした安定感と、14.8というクイックなレシオのステアリングによるキビキビとしたフットワークが共存していて好印象だった。
また、コーナリング時に内輪のグリップが低下すると自動的に軽くブレーキをかけてアンダーステアを抑える電子制御式LSD機能を持つ。
GTIシリーズ伝統の上下に赤いラインが入ったハニカムフロントグリルや、専用デザインのバンパー、ブラックのサイドスカート、リアスポイラーやクロームデュアルエキゾーストパイプなどが与えられており、今回の中でももっとも明快にスポーティ色をアピールしている。
215/40R17サイズのタイヤとGTI専用デザインのアルミホイールを履き、赤く塗装されたブレーキキャリパーを装着するなど、足元もスポーティ。
ボディは3995mm×1685mm×1460mm。
スーパーチャージャーとターボの両方を備えたツインチャージ仕様の1.4リッター直噴エンジンは、最高出力が132kW[179ps]で、250Nm[25.5kgm]の最大トルクを2000~4500rpmという幅広い回転域で発生する。
0-100km/hの加速は6.9秒、最高速度は225km/hに達するというから、まさしくホットハッチであり、実際、今回の中ではもっともパワフルに感じられた。
A1にはないパドルシフトが付き、小気味よくシフトチェンジできるところもポイントだ。ちなみに現状ではアイドルストップ機能は与えられていない。
専用のスポーツシャシーは、ポロらしいサイズを超えた重厚感に加えて、「GTI」に相応しい、やや固めの引き締まった乗り味をもたらしている。
また、コーナリング時に駆動輪内側のトラクション不足を検知すると軽くブレーキをかけてアンダーステアを低減する「XDS」と呼ぶ電子制御式LSDを装備する。
ボディは3745mm×1685mm×1430mm。しかし、2465mmというホイールベースでバランス的にロングホイールベース、ショートオーバーハング、ワイドトレッドとなっており、ボディの四隅にホイールが配置されている。
2010年5月にエンジンなど中身が大きく変わったばかりだが、その半年後の10月に今度は見た目が変わり、フロントバンパーやサイドスカットル、ホイールがスポーティなデザインとしたほかリアコンビンランプにLEDを採用するなどした。
ルーフやストライプを含む外観や内装の仕様を非常に多彩な組み合わせの中からに選んで好みの1台を作ることができるのはMINIならでは。さらに同改良時に新色3色がボディカラーに追加されるなどし、よりチョイスの幅が広がった。
もっともスポーティなクーパーSにはバルブトロニックによる可変バルブタイミング機構を採用したツインスクロールターボ仕様の直噴エンジンを搭載。135kW[184ps]のピークパワーと240Nmの最大トルクを発生するという、なかなかの高性能ぶり。6速ATだけでなく、いまや貴重なHパターンの6速MTが選べるところもポイントで、MT車にはアイドリングストップ機構も付く。
踏み込めばフロントタイヤが簡単にトラクションを失いトルクステアも顔を出すほどパワフルで、さらに上のパワーを望むのであれば、「ジョンクーパーワークス」仕様も用意されている。
スポーツサスペンションの標準装備されるクーパーSでは、切り始めの反応が素早い「カート感覚」と評されるクイックな操縦性をより楽しむことができる。
リアがマルチリンク式の独立懸架となっているのも特徴で、懐の深いグリップを得ることができる。
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