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いよいよ発売が迫ってきたTOYOTA「86」です。今年の2月2日が発表、そして4月6日(金)発売開始・・・とのウワサ!が出ています。 これはイズム・コンシェルジュに載った、東京モーターショー時点での記事です。
トヨタは東京モーターショーにおいて、新型FRスポーツカー「86(ハチロク)」を出展する。これまで「FT-86」の名で公開されてきたコンセプトモデルの、待望の市販バージョンだ。
86はトヨタとスバルによる共同開発が行なわれたコンパクトスポーツモデルで、フロントにエンジンを置きリヤタイヤを駆動するフロントエンジン・リヤドライブ(FR)方式を採用する。搭載エンジンは、スバルの得意とする低重心の水平対向エンジンに、トヨタの最新直噴技術「D-4S」を組み合せた排気量2.0Lの自然吸気ユニット。リッターあたり100psとなる最高出力200psを発揮するスポーツエンジンだ。これに86の走りに合わせ専用チューニングが施された6速MTを組み合せる。また、レクサスIS-Fなどでもおなじみの6速スポーツATも用意される。
「86」の名は、1983年にデビューした小型FRスポーティモデル「AE86型カローラレビン/スプリンタートレノ」(下写真)に由来する。ハンドリングの楽しさなどFRスポーツカーが持つ走りの楽しさを若い世代でも手軽に楽しむことのできるエントリースポーツカーとして、また一方で自分好みのカスタマイズを施すことでさらなる走りの楽しさを引き出せるベースモデルとして大変な人気を集めたこのAE86型レビン/トレノは、今もなお幅広い世代に多くのファンを抱えている。
このAE86のように「自由に走りを楽しめるクルマをもう一度作ろう」ところから、トヨタ86の開発がスタートした。ちなみにAE86型レビン/トレノのほか、「トヨタ2000GT」「トヨタスポーツ800」という2台のFRスポーツカーを強く意識しながら、86の開発は進められたという。
前者は日本自動車史上に残る伝説的なスポーツカー。映画「007」シリーズに登場したことでも知られる。また後者は、トヨタ86と同じ水平対向FRレイアウトを採用したモデルだ。
11月27日に富士スピードウェイで行なわれた「トヨタGAZOO Racingフェステイバル」会場では、ファンに向けたひと足早いプレビューが実施された。同会場では、86開発チーフエンジニアを務める多田哲也氏によるブリーフィングも行なわれている。
「スポーツカーは、ドライバーが主役となりコントロールしてこそ楽しいもの。そのため近年の高性能車やスポーツモデルに見られる高出力ターボや4WD、ハイグリップタイヤなどといった常識を、全て外すことからスタートしました。ヨーロッパ製スーパースポーツカーに匹敵する低重心を実現し、またドライバーのアクセル操作にダイレクトに応える自然吸気エンジンを搭載しています。トランスミッションのフィーリングにもこだわり、ほぼ新設計と言えるものを採用しています。普段街中を走るだけでも楽しい、普通のスピードでコーナーを曲がっただけでも高揚感を感じられるようなスポーツモデルです」(多田氏)。
走りの楽しさという、スポーツカーの根源的な部分をあらためて問いながら開発が進められたトヨタ86だが、スポーツカーに走りとともに重要なスタイリング面について大変なこだわりとともにデザインが進められた。例えば社内のスポーツカーファンによる特別チームを結成し、これまでにないかたちでさまざまな議論が重ねられたという。また面白いことにクレイモデルの作業現場には、現存する個体の中で最も程度のいいトヨタ2000GTが置かれ、そのオーラを感じながらデザインが行なわれた。
2012年春の発売が予定されるトヨタ86。その姿をいち早く今年の東京モーターショーで確かめて欲しい。
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