一昨日、27日の夜は大学同期の友人達と一足早い忘年会。半年ぶりの再会でありました。

(心斎橋の中華料理店で同期の忘年会)
そして、昨日28日~今日29日は若草読書会の仲間との明日香一泊小旅行でありました。お天気の方が予報では傘マークが出ていたりと心配だったが、両日とも好いお天気で楽しい旅行となりました。初日のオプショナル・ツアー・サイクリングは先に
(
24日の日記
参照)
下見をしたコースを、ほぼ3時間で回り、予定通りでした。途中でそれぞれゆっくり時間も取れ、(一部の登り坂は別として)、皆さん快適なサイクリングを楽しんで戴けたようです。参加者全員が初めて訪れる処ばかりというコース設定が良かったか(笑)。土曜日なのに、斉明天皇陵で上から降りて来る男性一人、暫くして後から登って来る女性一人に行き遇っただけ。東地区とは大いに違う「マイナーさ」が味なのだ。
(飛鳥駅前の案山子)
駅前の案山子に迎えられて、サイクリング参加者全員が12時5分には集合。駅前でレンタルサイクルを借り、出発。高取川に出たところで、「これが万葉の檜隈川だ。」と説明しながら、檜隈川に因む万葉歌などを紹介していると、前のうどん屋さんのご主人が笑いながら我々を見て居られた。小生が下見の時に、昼食の場所と心づもりしていたレストランへと進む。ところが、そこは一杯のお客様で、席についてオーダーを始めると「客が多勢なので、40分位待って戴かないと・・」という話。とてもそんなには待てないので、先程の人なつっこい感じのご主人の「うどん屋さん」
(注)
に引き返すことに。ご主人も我々を覚えて居られて、「あの時に入らはったら良かったのに」とご主人に冷やかされる。そんなことで、出発は午後1時ちょっと前となったが、まあ、予定通りの出発時間であったから、文句はない。
(注)11月24日の記事の高取川の写真に写っている「ちゃんこ鍋」の旗の揚
がっている店である。


(もみぢ)

(大田皇女墓の紅葉)
コースのご紹介は既に済んでいるので、詳細は省略。
与楽鑵子塚古墳の近くで目にし「ナンキンハゼ?」
(注)
かとご紹介した木についての後日談を紹介して置きます。
この古墳の近くで「セニア・カー」に乗った80いくつとか仰っていた「おばあちゃん」にお会いした。上の木は何という名かと尋ねると、「鉄砲の木」だと仰る。戦時中に銃の木の部分の材料に使うべく軍に供出されたらしい。だから、この辺りでは「鉄砲の木」で通っているらしい。
(注)
11月26日の記事
の冒頭の写真の木
益々、何の木か分らない。大きな葉が繁ると仰っていたから、アオギリ(梧)かな、と思ったりしたが、それにしては幹が緑っぽくなく、白っぽいのが気になる。下手な鉄砲も数撃ちゃ当たると、色んな木を思い浮かべるがどれもしっくり来ない。「鉄砲の木」という答がでてしまっては、この大先輩のご意見に従うしかない。
(「鉄砲の木」説のおばあちゃん)


(槇麻呂さん) (和麻呂さんと3人の郎女)
宿は石舞台から少し行った祝戸地区にある「祝戸荘」。明日香村で一泊されるなら、どうぞ祝戸荘をご検討してみて下さいませ(笑)。我々の部屋は男性が「間人」、女性が「額田」、智麻呂ご夫妻はバリアフリー部屋の「大津」。どの部屋も万葉集に登場する人物の名が付けられていて趣がある。「家持」の部屋は何処なんだ(笑)?食事は「古代食膳」
(注)
、万葉の貴族の食事はこのようなものではなかったかと考察して、考案復元されたもの。我々の今回の旅に似合いの食事である。
(注)古代食膳「万葉あすか葉盛御膳」の献立
酒<にごり酒>
飯(いい)<赤米(赤米・白米混)黒米(黒米・白米混)>
炙(あぶりもの)<鴨肉、あまごの塩焼き、茄子煮びたし鰹かけ>
韲(あえもの)<帆立貝柱の雲丹あえ>
羹(あつもの)<赤米麺、山菜、ショウガ、稚鮎の甘露煮>
膾(なます)<もずく・甘海老・ずいきの酢物・酢蓮根>
煮(にもの)<とこ鮑、八幡巻き、銀杏、戻し椎茸の甘煮>
茹(ゆでもの)<高菜の胡麻油いため、枝豆、里芋>
果子(かし)<蘇(古代のチーズ)、焼栗、山桃、白いちじく、果物>
(すずほり)<大根の梅風味>
「すずほり」の漢字は、草カンムリにサンズイと且ですが、このブ
ログでは使えない文字なので省いています。
(古代食膳)
ちょっと箸をつけてしまってからの撮影なので、一部しか紹介できません。
夕食後は、智麻呂さんの部屋「大津」に全員集合して、持参のビール、日本酒、ワインなどを飲みながら、明日香村にある犬養万葉歌碑の歌、全16首の観賞と各自が用意して来た和歌を掲出して観賞する歌会。サイクリング中に作った即興歌などもあってワイワイ、ガヤガヤ。
若草も もみつやいつし 草 黄葉 日をや重ぬる それぞれの秋 (偐家持)
かくして、第一日目のさ夜は更けてゆくのでありました。歌会終了後、男どもは「間人」の部屋にて飲み直し。凡鬼さんと謙麻呂さんが先ず眠りに付き、次に祥麻呂、槇麻呂、和麻呂と続いて、夜更かし家持一人では眠るほかなく、。煙草を一服して床へ。zzzzZZZZ。続き2日目は、またページをあらためて。
<参考>
祝戸荘ホームページ
祝戸荘ブログ
若草読書会・二十四節季と七十二候の季語 2025.09.27 コメント(4)
自宅療養記・いざ若草ホールへ 2025.09.15 コメント(8)
自宅療養記・嬉しいプレゼント 2025.08.23 コメント(4)
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