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2009年08月22日
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テーマ: †黒執事†(585)
カテゴリ: 「黒執事」小説
BLの苦手な方は読まないでください。

 この作品は猟奇的描写を含みますので

 R指定とさせていただきます。

 あくまで二次創作ですから苦情は受け付けません。

 何卒お許しくださいませ。m(_ _)m


手書きハート手書きハート手書きハート手書きハート手書きハート手書きハート



 セバスチャンは肩をすくめてこう言った。

 「人間とはやっかいな生き物ですね。血が繋がっている

 というだけですぐ愛だとかに結びつけたがる。鞭で打ち、

 暴行し、躾と称して数々の変態プレイを強要する父親が果

 たして自分の息子を本当に愛せるものなのでしょうか?

 世の中には腹を痛めて生んだ我が子を殴り殺すような

 母親もいるというのに精子を提供しただけの父親が血が

 繋がっているだけの理由で我が子を愛しむことができると

 お思いですか?もし本当に自分の息子を愛せる人間なら

 性的虐待はしないでしょうね。貴方はずっと愛という言葉



 「う、嘘だ!嘘をつくな!」

 「嘘ではありません。貴方も本当は気付いていた事で

 しょう?だから父親の自由を奪った。自分を罵る舌を切り

 取り、自分を蔑む瞳を抉り取り、更には耳と鼻をも削ぎ落と

 した。貴方は自分を愛さない父親に復讐をしたのです。」



 愛しているんだ・・・」

 アルベルトは泣き崩れた。

 「もう、いいだろう。」

 シエルはセバスチャンに言った。

 「よろしいので?捕まえないのですか?」

 「ああ。奴はもう逃げないだろうからな。行くぞ。」

 「随分と甘いですね。」

 シエルが部屋を出る時、銃声が2発鳴り響いた。

 アルベルトが父親を撃ち、自らの頭も撃ちぬいて自殺した

 のだった。シエルが振り返ると、アルベルトは父親の膝に

 顔を埋めて死んでいた。アルベルトの血が父親の包帯を

 赤く染めていた。父親の心臓から流れ出る血とアルベルト

 の血が混じりあい、二人は混じりあった血の海の中で

 死んでいた。地の底で二人は結ばれるだろうか。そんな

 想いが一瞬シエルの脳裏を横切った。

 「坊ちゃんはこうなることを予期されていたのですか?」

 「あの父親を連れて逃げる事はできないからな。本当に

 愛しているのなら父親を残して逃げたりはしないだろう。」

 「人間とは不思議な生き物ですね。」

 愛を渇望している人間ほど愛する人に残酷になる。

 憎しみは愛に比例するからだ。アルベルトは本当に父親

 を愛していたのだ。愛されていたかは定かではないが・・・

 血と肉体と親子を結ぶ絆に翻弄されてアルベルトは

 生きていた。死に逝くまで父親だけを見つめて。

                         (完)


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 あとがき・・・私の変態小説を読んで気分が悪くなられた

        方には深くお詫び致します。m(_ _)m

        子が父に求める愛をテーマに書いたつもりが

        変態猟奇小説になってしまいました。(笑)

        この作品は菜々里お嬢様の黒執事感謝祭に

        参加する為に書いたものです。

        3万HITから書き始めたのですが、多忙の為

        延びに延びて4万HIT近くまでかかってしまい

        申し訳ありませんでした。








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最終更新日  2024年02月27日 22時19分43秒
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