とある夫婦の釣れづれ日記
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みなさんあけましておめでとうございました。釣りに行っていないのでネタが無い&年度末で仕事が忙しいのダブルパンチにより毎年恒例ですが激遅の年始の挨拶すいません。日記の書き方も忘れかけており、「ひょっとして中の人が変わった?」と思われるような作風になるかもしれませんが、今後ともお付き合いよろしくお願いします。さて早速ですが、庭の亀も冬眠から覚め、春めいてきたので釣りに行ってきました。海の中は冬のままなのは百も承知なので、貧果上等。昼間はカレイとヤリイカを狙い、夜はメバルとガシラを狙うつもりで出撃。一番の目的は海の匂いを嗅いで命の洗濯をすることです。一番の目的。命の洗濯。いいこと言うた。朝はゆっくり7時前に起きて準備。高2♀が起きてきたところで出発。途中、久しぶりのセブンでの買い物を楽しんで北へ。更にいつもなら寄らないSAでおみやげなど買い込み、釣り具屋でアオムシ&イシゴカイを気合の500円づつ購入して先端波止へ着いたのが11時くらい。誰も居ないかもしれないという予想に反して、5人組の大学生くらいの男の子がそれぞれ違う釣り方で寒さと戦っていた。もとい海を楽しんでいた。「なんかええもん釣れた?」→「全然です!」(即答という春の海あるあるな会話を交わし、少し離れて釣り開始。まずはカレイを狙うため旦那はヤエン用の竿2本を出してアオムシをぶっこみ。嫁はイシゴカイをちょい投げ。当然の如くカレイさんからのお返事は無いのでエギでヤリイカ狙ってみたり、ジグヘッド単でメバ・ガシを狙ってみたりしますがこちらもお留守のよう。魚は相手してくれないが、天気が良く風が無いのがせめてもの救い。足元に生えているワカメをせっせと刈り取る漁港のおっちゃんの仕事ぶりを見ながら命の洗濯。ただ、洗濯中に天候以上の災害が・・・嫁「セブンでおやつ買うの忘れてた!」嫁「おにぎり全部食べてしまったから、暇すぎる!」嫁「釣りに来た楽しみの7割が満たされてない!」おぃ、確か貴方はおにぎりを6個買い物かごに入れていなかったかいマドモワゼル?このままここに居ては自らの血で命を洗濯することになりそうだったので、移動を選択。嫁に忖度。各釣り場を見て回り、洗濯中のバカはそこそこ居るものだと確認した後に、大きく移動して第2の漁場へ。ここでは値札の付いたお魚さんが泳いでいるので、まずは吟味。大ぶりのウッカリカサゴに目が行ったが、目が留まったのはその隣の赤い怪魚。初めてお目にかかりますオニカサゴさん。美味しいとの噂は常々他の釣りブログで拝聴いたしております。その横の色つやのいいグレさんと共にお買い釣り上げ。もう帰ってもいいよな。帰ったらあの部位をあんな風に料理して・・・。などと考えながらうどん屋で腹ごしらえ。更にセブンでお菓子を買い込み、嫁の中の餓鬼を洗濯。更にいつも行かない漁場周辺を散策。大船の岸壁で何組か釣りをしていたので車を停めてみる。なんか釣ったっぽい魚の話をしているおにいちゃん達が居たので、少し竿を出してみることに。底をひきずった感じから、砂か泥。障害物はほとんど無さそう。今後のために記録。するとココンとちいさな当たり。この竿にこれだけの当たりしか伝えられないということは相当な小物。何かわからんけど上手く口に掛かるかな?と思いながらフッキングを試みると、少し重いような手ごたえがあり、上がってきたのは体の割に口のサイズが大きい誰かさんのようなイトヒキハゼ。これでボウズを逃れたなどとは思っておりませんが、久しぶりの海からの獲物を嫁に自慢します。嫁はお腹が一杯なので特に羨ましいとも感じなかった様子。連続して数匹ハゼが釣れると、隣でエギを投げている少年が羨ましそうにこちらを見ます。彼に向かって「こんな小さい獲物獲るよりエギを頑張って投げなさい。ただし、こんな湾内で今の時期釣れてくれる獲物は99.9%居ないだろうけど。そのあたりは隣にいるお父さんに相談したかいムッシュ?」と念話を送ったのですが、届いていただろうか。日も落ちかけ、小魚を釣っても仕方ないので、夕マヅメをどこで過ごすかを考えます。メバルが狙えそうなのは朝いたところかな。と考え、「あれだけ探したのに魚の気配無かったやん」と言う嫁をお菓子で押し切り、再び大きく移動。相変わらず人の気配の無い釣り場に到着し、竿と餌だけ持って釣り座を構えます。そろそろヘッドランプが欲しいかなという時間に差し掛かったころ、嫁がやってくれやがります。小ぶりのガシラを掛けた後。嫁「ん?なんか来た?なんか釣れた~?」と言いながらあっさり抜きあげたのは20cmを超える立派なメバル。おぉお~ぃ!もうちょっと引きを楽しむとか、やりとりを楽しむとか、周囲がドキドキする時間を作ってくれてもいいじゃないかマドモワゼル?嫁「自己ベストサイズやな」(あっさりその後、嫁はもういっちょう魚を掛けた様子だが、根に潜られてアウト。旦那は嫁の竿を借りたりして頑張ってみるけど、釣れたのはミニガシラのみ。いや違う。根掛かりでワカメを引っ掛け、セイタカアワダチソウ一本分くらいのワカメをゲット。(良い例えが思いつかんかった釣るまで帰らん!の心づもりで竿を振っていたのですが、だんだん冷たさを増す海風と、どんどん帰ろうというプレッシャーを増す嫁に気圧され帰ることにしました。これぞ忖度。帰ってから獲った魚の処理だけその日のうちに。腰を痛めている旦那に代わって嫁が全部下処理してくれました。これぞ夫婦愛。メバルは開いて10%食塩水に30分ほど漬けて冷蔵庫で一夜干しに。オニカサゴ1.8Kグレ0.8Kは内臓とエラと危険な毒針を取り除き、冷蔵庫に。次の日、ばらしたオニカサゴのアラで出汁をとり、オニカサゴとグレの身をしゃぶしゃぶ&刺身に。グレのアラは次の日釣ったワカメを湯がいて刻んで入れて味噌汁になりました。鬼うまい。かなりハードルを上げてしまっていたので、想像を超えてはこなかったけど、ガシラとはまた違う甘みのある身が旨かった。火を通すと甘みが増すのでしゃぶしゃぶ最高。予想外だったのがグレ。しっとりねっとりした旨味のある身で刺身が旨い。花粉症を患い臭いが解りづらい嫁にはグレのほうが美味しく感じたようだ。夏は磯臭いとか言われるみたいだが、それを知ってても食べてみたいと思う旨さ。一夜干しのメバルとオニカサゴのカマも、グレ出汁の味噌汁も大満足の旨さ。食べることこそ命の連鎖。一番の目的は達成された。高校生♀へ「美味しいやろ?お父さんが釣ったワカメやで」と諭す嫁の言葉に愛情と侮蔑を感じ涙するのであった。なんやかんやで夏の海になるまでは、第2の漁場を巡ってメバルの夜釣りというパターンが最適解なのかなと考える釣り人失格の夫婦でありました。めでたしめでたし。追記オニカサゴの鰭を干して炙ってヒレ酒に。味が濃厚でたまらん。スーパーにフグの鰭が高値で売られてて、「誰が買うねん!」と思っていたけど、やっと意味が解った。これのためだけに鬼を買う価値あり。釣れよって突っ込みはなしで。
2018.03.26
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