とある夫婦の釣れづれ日記
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みなさんおはようございました。桜が散りはじめ、京都市内の花の名所も徐々に人が減りつつあります。入学式までは待っていてくれないようですが、桜花賞は阪神競馬場の職人さんがなんとかキープしてくれるのでしょうか。花の咲くほんの数日の景色の変化に心を動かされる、そんな日本人に生まれて良かったです。ただし、我が家では、「花」<「釣」となるので、ベスト花見デイであった3月末日を舞鶴の花を見て過ごすことにしました。もとい。正しくは「花」<「釣」<「食」です。さて、そんな日本人失格夫婦の釣行。今回も水温が低いことは百も承知。カレイ&メバル&ガシラ狙いでなんとか食材を確保することが目標です。普通に7時すぎに目を覚まし、普通に朝食を食べ、普通に高校生♀を起こしてから車に荷物を積み込んで出発。道中の桜や花見客で混雑する市内の様子を観察しながら北へ。丹波方面ではまだ3分咲きくらいだったけど、舞鶴に降りるとこちらはほぼ満開。花弁が舞う中27号のドライブを楽しみます。ドライブ途中で向かった先は第2の漁場。まず「食」を確保して心に余裕を持って「釣」をしようとの目論見。釣り師として間違っているのは百も承知だZE。鮮魚コーナーでおばちゃんマダムが真剣に「土えび」を品定めしていたので声を掛けてみた。旦那「どうやって食べはるんですか?」おばマダム「皮剥いて刺身で食べたら美味しいんやで。でもいっつも頭付きで売ってる泳いでるのに、今日は頭が取ってあるね」ほうほう、いいこと聞いた。ということで、土えび0.5kと前回購入入手して美味だったグレ0.7.kを購入ゲット。さて、後は消化試合。適当な時間まで「釣」して帰って、エビ剥いて食べて、グレは今日のうちに内臓だけ出して処理しといて明日刺身で・・・グフフ。「釣」<「食」の妄想を膨らませながら北の先端波止へ到着。案の定竿を振っているバカは誰も居ません。早速アオムシを海にぶち込みおにぎりを頬張っているとお一人様の釣り人が二組登場。二人とも昼間っからエギをヒュンヒュンやっています。ヤリイカってこんな真昼間から釣れるんか?しかもしゃくり方がどう見てもアオリ狙いっぽいし。うち一人は素人目に見てもめちゃめちゃしゃくりが上手で、考えなしにエギをしゃくっているにわかエギンガーには見えません。疑問の解けぬまま釣りを続けていると、浅場で竿を出していた嫁が何かぶら下げて歩いてきます。カワユスなカレイ。もうちょっとデカく育ってくれないと可食部が・・・。投げ返す竿に力が入りますが、食べられるサイズからの返事は無し。というか、海からの返事はこれ一度きり。ただただ暇な時間が流れます。もう数名エギンガーが追加されたので、疑問に思ったことを隣で豪快なしゃくりを繰り返している上手な兄やんに(おぢさん?)にぶつけてみた。旦那「どこぞでアオリが上がったっていう情報流れたんですかね?」兄「いや、聞いてないですね。まだ水温も低いですし」旦那「でもエギ投げてる人多くないですか?」兄「アオリはまだでしょ。僕は春に向けての準備運動です」旦那「やっぱそうですよね」なんとなく納得。みんな奇跡を願ってヤリorモンコorアオリ狙ってるんやろうな。ま、こんだけエギってる人がいるなら自分が投げるまでもないでしょ、ってことで、カレイとメバルガシラに専念してみるけども、釣れたのは金魚(メバル)1匹のみ。最後にやってきたエギ師がコウイカを釣り上げた瞬間だけ、堤防の温度がやや上がった感じがしたが、交通事故的なものと皆解っているためか、すぐに寒冷化。そういや、この時期コウイカ釣れるんや。と先ほどの疑問もなんとなく氷解。さて、日が海に入りそうになってきたが、合せて風も強くなってきて外向きの釣りができなくなった。昼ごろ旦那が金魚を一匹釣った湾内の藻場に場所を移すが、こちらは雰囲気はあるのだが、現状潮が動いておらずメバルの気配が無い。ここに留まるべきか否か。まだ日は完全に落ちておらず、移動が可能なタイミングだったので、この場所を捨てメバルの実績のあるカーブに移動することを決意。移動して早速電気浮子でアオムシを流しつつ、ちょい投げで底を探ってみる。最初に立った場所で嫁の「アオミドロみたいなんが付いてくる」という報告を受け、少し移動。先端付近で再開するもアオミドロこそ掛からないが、浮子を見る限り潮が動いておらず雰囲気が無い。今日はここまでかな。美味しい獲物はあるし帰ろうか。などと思案していたら、嫁の「なんかきたー!」の声。ゴリ巻きでブリ上げられたのは20cmあるなしのええサイズのメバル。この人の狙った獲物を釣るセンスすごい。(ダンナノウデガナイダケデス浮子を見てみるとさっきまで止まっていた潮が動き出したタイミングのよう。今がチャンス。旦那もググッと竿先が押さえ込まれるような当たりから、今年初のまともなサイズのメバルをゲット。そして流していた電気浮子が海中に突き刺さり、こちらはそこそこサイズのタケノコ。地合いだ地合いだお祭りだ。この機を逃すまいと投げまくる。潮が止まると釣れなくなり、動き出すと釣れる。そんな感じ。しかも釣れるサイズが15cmオーバーがほとんどで、10cm以下の金魚は不在。手尺で15cm以下の小さいめのはリリース用のバケツに放り込み楽しい釣りを満喫。数は旦那がリードしていたのだが、最後に嫁が20オーバーを2連発し、ガシラまでゲット。対抗心を燃やして夜の10時まで頑張ったけど旦那は数を伸ばせずに納竿。釣果はメバル12匹(リリース3匹)。タケノコ1匹。ガシラ1匹。最大寸23cmは嫁の自己ベスト更新。魚はその日のうちに開き、メバルの小さいのは30分10%食塩水に付け一夜干しに。なんとか魚の処理を行い、ナマコの三杯酢(あれ?いつの間に?)、グレの白子の甘辛く炊いたの、魚たちの胃袋・卵巣を甘辛く炊いたの、土エビのガーリック炒め(生食危険な匂いがした)をつまみに祝杯を挙げその日は就寝。魚のモツウマス。寝たの2時前(汗グレは次の日刺身&塩昆布和えに(今回は写真なし)。嫁がグレ旨い、釣らなあかん!とか言い始めたけど、どう誘導していいのかわからん(笑。とりあえず、ビッグフィッシング見ろとゆうといた。翌々日の夜にメバルの大きいの2匹とタケノコをアクアッパッツァに。盛り付けが下手くそでインスタ映えしない上に、旨そうに見えない写真。メバルよすまん。でも最後のパスタまで旨かったぞ。メバルの一夜干しはじじばばと裏のおばちゃんに嫁入りしました。自分たちでも食べたけど、良い塩加減。プリプリの身が旨かった。久しぶりに「花」も「釣」も「食」も満足な一日でした。めでたしめでたし。
2018.04.06
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