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みなさんおはようございました。次の釣行はこちらも初物の筏(イカダ)になりそうです。新しい釣りはいろいろ妄想しながら準備するのが楽しいね。台風よ去れ!去ってくれ!ということで、前回の続き。ネタがないから3分割にしたんじゃないんだよ。書いてると、あれも書きたい、これも書きたいって。その結果だらだらした文章になるんだよ。ということで、今回もだらだらどうぞ。まだ読んでない人は先に下のから読んでね。過去日記:2018-09-14の旦那船釣り(初めての乗船予約)過去日記:2018-09-14の旦那船釣り(初めての大アジ) 「パキッ」から数秒時間が停止した後、ゆっくりとリールを巻き上げる。イカメタル用リグの金具付近で、見慣れた穂先が揺れている。折れたのは先の3cmくらい。竿先はささくれておらず、PEがひっかかるということもなさそうだ。竿のチェンジも考えたが、他の二本はエギングロッドとワインドロッド。折れたアジングロッド以上に感度の良い竿は無い。決断。続行。両軸のクラッチを切り、再びメタルを海中へと滑りこませる。もちろん穂先は一緒に海中に沈んでいる。今思えばリグの金具を外して、穂先のガイドだけでも救出しておけば良かったのかもしれないが、その時は目先のイカを優先したのだ。予想どおり、竿の向きというよりガイドの向きにより感度は大きく変わり、先端への糸がらみも増え扱いづらくなっている。それでも当たりはなんとなく解るし、釣りは成立している。今日はこの折れた竿と最後1個のメタルで乗り切るしかない。というか、この仕掛けで船代に代わるイカ30ハイを釣るしかない!1か月0円生活はテレビで見ているだけで十分だ。その後、折れた竿でなんとか数を伸ばし、15ハイくらい釣り上げてからは、持ちこんだタッパーに麺つゆを入れてその中に生きたイカをそのままぶち込んで沖漬けを作る余裕も出てきた。メタルのほうはイカにはあまり人気がないものの、サバフグにも人気がないようで、なんとか盗まれずに釣りを続けられている。これはこのまま逝ける。穂先に糸がらみしやすくなったので、シェイクやジャークなどの激しいアクションは封印し、ゆっくり持ち上げてステイ、降ろしてステイと相変わらずのステイ長めのパターンで攻める。やれる、やれるぞ!アクシデントを技術と機転で克服する。なんと日本人ライクな釣りか。そんな感傷に浸りながらふと左を見ると、鰐男が竿を竿置きにぶっ刺したまま、空を見つめている。そういや、さっき、「ある程度釣ったらジップロックに入れてクーラーに入れた方がいいよ」とアドバイスしたはずだが?旦那「どうした?気持ち悪くなったんか?」鰐男「下見て作業してたらなn・・・うっぷpp・・・オ゛エ゛ェ゛ェ゛ェェepp」旦那「ちゃんと酔い止め飲んだのになんでやねん。揚げパン食うてるしや」鰐男「釣りしてるt・・・うっぷpp・・・お腹n・・・オ゛エ゛ェ゛ェ゛ェェepp」久美浜沖にマーライオン誕生。旦那の「酔い止め買ってこいよ」という忠告を忘れ、旦那のアネロン(酔い止め)を貰って飲んだのに、あろうことか昼飯として揚げパンを大量に食っていた鰐男が全面的に悪い。鰐男・・・ザマァ!当日は波風はそれほど荒くなかったが、白髭船長優しく曰く「雨で体が冷えたしちゃうか」とのこと。書き忘れていたが、この日ずっと小雨が降り続く中、パンツまで濡れながら釣りしていた。書き忘れるくらい雨の事を忘れて楽しんでいたので問題ない。ただ、この程度の揺れで獅子人化するとは、鰐男の未来が心配である。次の釣行でもザマアと書かれている姿が目に浮かぶ。終盤、白髭船長から「アオリ寄って来たよ~」との声。自分がアオリ用竿を持って来ているのを報告していたので、釣っていいよとのことなのだ。去年のこの時期はマイカに必死で、白髭船長が楽しそうにアオリを釣っているのを横目で見ていたが、今年はアオリ釣りに行けてないので是非とも初物を釣りたい。2.5号のエギを選んで集魚灯の明暗部にキャスト。恐らく浮いた状態なのでシャクる分だけエギを沈めればいいはずだ。とちょっと待ってからしゃくり始める。最初は感覚が解らず、海からエギが飛び出したりもしたが、上手くダートさせるとアオリがヒット。船長の「船べりでちゃぷちゃぷして十分墨を吐かせてね」との指示を守り、数回墨を吐かせて抜き上げ。嬉しい今季初モノは胴長10cmちょいくらい。良く見ると、船の周りでエギを追いかけてくる姿が見える。サイト小刻みにダートさせて2ハイ追加。したところで、次キャストしたらリーダーから先がぶっ飛んでいってしまった。80号錘でラインにガタがきていたのか。サゴシにやられていたのか。それとも鰐男と同じ結束が下手くそだったのか。もっと釣りたかったのに。と思ったが、ちょうどアオリの影がなくなり、リーダーを結びなおすのも面倒だったのでマイカ釣りに戻る。アオリは食べ比べしてみろと、長鼻と鰐男に一杯ずつ進呈しておいた。中だるみもあり、終盤タナがわからなくなった瞬間もあったが、ビール瓶サイズの引きも堪能でき、おそらく40くらいは釣ったかなってところで、船長の終了の合図。満足。大満足。アクシデントを乗り越えて良く頑張った自分。帰港し、自分の周りのイカ墨を雑巾で綺麗にし、下船。ありがとうの挨拶と支払いをしていると、白髭船長から「今週でイカ終わろうかと思っていたけど、まだまだ釣れそうやし今月一杯やるかな」とのお言葉。今回はたまたまいい年に当たったみたいね。でも、もうお腹いっぱいです。また来年。と思いながらさようなら。金ぴかのオシアジガーのおっちゃんに「若いから100くらい釣らなあかんで」と言われた。「ど、道具さえ良ければ余裕っす」と心の中でうそぶいたが、来年の目標にしよう。後日聞いたら、長鼻はイカ30くらい。鰐男は35を超えていたという。危なかった。獅子人化による時間停止が無ければ、鰐男に抜かれていたかもしれない。そんなこんなで満足な釣果の余韻に浸りながら長鼻のドライブで帰宅。さて、ここからが真の勝負。イカを買い取ってもらうためにも、下処理をしておく事が至上命題である。眠気に負けてはいられないのである。まず、真っ黒な液体が入ったタッパーを取り出す。開けると、旨そうに漬かったイカが。数えてみると12杯居た。ってゆうか、蓋閉じた最初の写真必要だったか?市販のめんつゆをタッパーにぶちまけて、イカを投げ込んだだけのこやつがめちゃめちゃいい味を出す。ただ、味がめんつゆに大きく左右されるので、今後めんつゆ選び、手作りなど工夫できる点は多々ありそうだ。とりあえず、魚を捌くためのガソリンとして一杯だけ処理し、卵をぶちまけ、冷えたビールの当てにする。う~ん。旨い。雨に打たれながら頑張った甲斐があったというもの。卵黄だけにしようかと思ったけど、漬かりが良かったので全卵にして正解。至極。このままシャワー浴びて寝てしまいたい。いかんいかん。と、気を取り直し、ビールを飲みながら作業を続行。まずはイカを水道水で洗ってジップロックに詰めなおす作業。全景。いつも手抜き写真でごめんなさい。結局沖漬け含めて全部で42杯だったかな?(アオリ除く)。まだ買い取り評価額が決まっていないので、次の日記で査定報告させてもらいます。ちなみにこんなビール瓶サイズも釣れました。でも一匹だけで、標準は真ん中くらいのサイズ。一番下はアオリ。続いて魚のエラと内臓を処理する作業。釣りたてなのに身が柔らかい感じがした。やはり神経締めをマスターすべきなのか?それとも海水氷で持ち帰った方がよかったのか。この辺りの釣った後の処理についても再考してみよう。冷蔵庫にスペースが無いので、再度クーラーにお戻り願い、シャワーを浴びで就寝したのは午前4:30。お疲れ。自分。調理編・買い取り査定額編は寝て待て。めでたしめでたし。
2018.09.28
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みなさんおはようございました。前書きを書いても愚痴を吐き出すだけになりそうなので、一言だけ。釣りに行きたい。では、楽しかった記憶を遡ろう。過去日記:2018-09-14の旦那船釣り(初めての乗船予約)上記に旦那の身を襲ったトラブルまで書いた。少しの間茫然としていたが、アジを釣らないわけにはいかない。これでやるしかないか。アオリ用に積んでおいたPE0.8号を巻いた竿を手に考える。キロクラスのアオリや(一度だけだが)、50cm前後のサゴシに対しても頑張ってくれたこのセットだからなんとかなるだろう。ここは竿が折れるリスクよりも、大アジを獲って刺身で美味しく食べるリターンを優先するべきDA!。3秒で答えを出し、再度仕掛けを作り直す。前回の教訓を基に、網カゴなどを2セット買い揃えてきたのは良い判断だった。クッションゴムは1個しか無かったのでやむを得ない。でかいのが来たらドラグで対抗しよう。手早く仕掛けを整え、どれほどの負荷が竿にかかるかを感じながら恐る恐る海へ錘を落とし込む。80号錘の負荷はなんとか大丈夫そうだ。皆には少々遅れをとったが、長鼻も鰐男もまだ竿を曲げてはいない。錘の着底を感じ、2度ほどしゃくり上げコマセを撒いてかららゼロテンションをキープ。ズポッと竿先が押さえ込まれ、ガガンガガンと竿を叩く当たり。軽く合わせを入れ、60mの深さから巻き上げる。ハイギア仕様のストラディック2500でもかなりの巻き取り量で腕がしんどい。でも、鯛かな?アジかな?アジならでかそうだな。でも竿を叩くような気配があるから鯛かな?といろいろ妄想できるこの瞬間が楽しい。上がってきたのは、銀に光るボディー。一瞬サゴシ?とも思ったが、間違いなく大アジだ。ここで、こいつを抜き上げ時にバラすわけにはいかない。隣には鰐男がいるが、おそらくタモ入れなどという経験は彼の人生で一度も無いだろう。ここは大アジのため、申し訳ないが黒髭団長にご足労願おう。団長が丁寧に掬ってくれたのはでっかアジ。この船3度目にしてやっと獲った大アジ。思わず「オッシャー!」という声と、ガッツポーズが出てしまった。取り急ぎ手振れ感満載のグワシ撮影だけを行い、即〆て素早く仕掛けを落とし込む。下品な当たりで、これはなんとなく覚えがあるぞと思える引き味で上がってきたのは30cm弱の小ぶりな鯛。こいつも締めてすぐ仕掛けを落とすとまたもや当たりがあり、「ええ~、こんなに連発したら腕が攣るわ!」と楽しい悲鳴を漏らしながら上がってきたのは同じサイズの鯛。鰐男が開始から釣れずにホゲッとしていたので、エラを切って鰐男の生簀にドボン。魚をたくさん持ち帰ったら後処理が大変なのは学習済みなのと、大アジいるからいいやってことで。次はアジにして下さい。と願って落とし込むと、すぐに当たりがあり、腕地獄をクリアすると先ほどより一回り小ぶりのアジ。もういい。上出来。腕が痛い。仕掛けを落とし込んで、魚が掛かったのが解ると鰐男を呼んだ。旦那「これ釣れてるし、変わったげるわ。わし、もう腕パンパンや」鰐男に竿を渡し、鰐男の竿を受け取る。もちろん鰐男にもいい思いをしておいてもらわないと、次から誘いづらいからという思惑も含まれている。鰐男が楽しそうにリールを巻き上げているのを見ながら、鰐男の竿をしゃくってみると、ブルルっと当たり。なんや、当たりあるやん。と思い合わせると、スコっと抜けるような感触と共に宙に浮く穂先。これ、あれやな、結束がすっぽ抜けたやつやな。後でちゃんと教えとかんと。と思い、鰐男の方をにらみつけると、なんだかリールを見つめてパニくっている。鰐男「リールが取れました。壊れました」せっかく魚の引きを味わってもらおうと思って変わったのに、ここで再び竿をチェンジ。どうやったのか解らないがハンドルが抜けてしまっている。あれ?このリールって反対側にハンドル締めるの(なんていうか知らん)付いてなかったっけ?足元に落ちた?いや、このまま捩じ込める?旦那も一緒にパニくりそうになったが、そのまま捩じ込むことができ、ハンドルは復活。再度鰐男に手渡す。アクシデントを乗り越え姿を見せたのはアジ。旦那「アジは抜きあげたらあかんぞ」と聞きかじった知識を披露しつつ、タモ入れをしてやる。至れり尽くせりだ。旦那「よかったやん。でっかいアジやん!」と褒め言葉も忘れない。鰐男にPEを船上で結束させるのが酷だったのと、サビキはもういいやっていう気分だったので、鰐男にそのまま自分の竿を使わせ、釣りを続けさせることにした。そして自分はすることがない。船長に「イカやってもいいですか?」と聞くと、「この辺りはサゴシがいるので仕掛け切られるぞ」との返答。「サゴシがいるならマナティとか泳がせてもいいですか?」と聞くと、「ええよ~」と許しをもらえたので、イカメタル用竿にマナティをセット。今考えると、でっかいサゴシ・サワラクラスが釣れたら竿逝ってたな。ポツポツとアジを釣り上げる鰐男の横でマナティを垂直に動かす。こんなんでちゃんとダートしとるんやろか?と思ったが、血気盛んなサゴシには関係ないようで、ガツンとヒット。アジング竿で戦うサンマサゴシ。楽し~。1匹釣り上げて即血抜き。なんとか塩焼きにできそうなサイズだったので、サゴシを食ったことがないであろう鰐男にプレゼント。もう一匹掛けたが、抜き上げ時にバラシ。そうこうしているうちに、白髭船長から「イカ行くから上げて~」との声。鰐男はこの間に旦那の竿でアジ2匹を追加していた。サゴシが湧いているであろう海域を抜け、更に沖へ行ったところで集魚灯が灯り、いつものようにアンカリングせずにどてら流しにて釣り再開。今回は白髭船長がずっと操船してくれているみたいだ。さて、ここからは本気モード。マイカなら鰐男にも間違いなく釣れるだろうから、自分の釣りを優先して船代を稼がなくては。前回の日記に乗せた赤/黄のおっぱいスッテと赤/緑のスッテ、赤/緑の28gメタルで勝負開始。船長の指示棚が「30mより浅くで釣って」とのことだったので、20m前後から開始。時折魚のような当たりがあり、イカのパターンも見つけられないが、長めのステイで間を作り、なんとか数を伸ばす。魚の当たりに思わず体が反応し、掛かりどころが良く揚がってきたのはサバフグ。こいつがいるのか、ヤバそうだな。と思っていると、案の定、ここ何回かの釣行でいい結果を導き出してくれた赤/緑のメタルを喰いちぎられロスト。やべ~、メタルは2個しか持ってない。祈るような気持ちで最後の32g白キラキラのメタルを装着し直し、続行。10匹くらい釣った頃だろうか、おっぱいスッテがボロボロにされたため交換し、ステイからしゃくりあげた時に「ピキッ」という乾いた音。目を凝らすまでもなく視界に入る先端ガイドの無くなった竿。ええぇぇぇ~!!!時間を巻き戻して、「竿なんて普通にしてたら相当な負荷がかからんと折れへんよ」と偉そうに語っていた自分を叱り飛ばしてやりたい。「気・を・付・け・ろ!」と。どうすんの!?どうすんの俺!?ということで、今回は終了。次回を待て!ぼろぼろにされたおっぱい。もといオッパイスッテ赤/黄。今回は赤/緑よりも赤/黄のほうが反応が良かった気がする。(試用期間が短いため中途半端な判定)イカマニアがスッテの種類をあれこれとコレクションしているのが解った気がする。めでたしめでたし。
2018.09.26
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みなさんおはようございました。約1か月ぶりの釣り日記。8月の終盤からアオリやアコウの釣果が日本海側からも聞こえ出し渦々していたのですが、風邪・仕事・手術など様々な妨害工作により釣行計画が立てられず、悶々と日々を過ごしておりました。結局、この秋の初釣行は久美浜から堂々出港のアングラーズ1さんに乗せてもらうことになりました。海賊船ということで、いつもの「蒼脚の旦那」調で墓地々々と進めさせてもらいます。この船や船長たちをご存じの方には無礼に映るかもしれませんが、何分素人の釣り感想文ですのでご容赦下さい。(丹後の老舗ジギング船でとても良い船ということは認識しております)いつものように長々とした文章になりますので、今回も2回に分けて掲載します。さて、事の発端は昨年と同様お盆過ぎの会社の先輩の墓参りから。蒼脚、長鼻、麦わらが揃って飲むとやはり話題は釣りの話に。そこで、前回の日記で登場した「部下A」のスジが良さそうなので、釣り部に正式に勧誘しようということになり、部下Aを巻き込んでの釣行を計画したのだった。ここで部下Aにも名前を授けよう。登場人物紹介蒼脚:=旦那。このブログの主。麦わら:旦那の仕事相手。船釣り経験者で、皆をイカメタルの世界に引き込んだ。長鼻の狙撃手:旦那の元同僚。釣りは3回目の素人。仕事2割、遊び5割、ネット徘徊3割の生活を送っている。砂嵐の鰐男:=部下A。旦那の部下。釣りは2回目の素人。キラリと光る釣りセンスは感じるが、腹回りの脂肪は鰐並み。チーム麦わらの過去の栄光はこちらから過去日記:2017-09-06,07の釣り(旦那の船出) 過去日記:2018-07-20の旦那船釣り(アングラーズ1でのイカメタル:前編) 旦那と長鼻で現地調査の行き帰りに鰐男を攻め落とし、竿・リール一式を買わせる方向に精神操作完了。釣り部に引きずり込んだ。PEってなんですか?リーダーってなんですか?専用竿はどう違うんですか?などという初心者的な質問への応答が面倒だったが、とりあえず一度連れて行けば虜になるに違いない。鰐男の相手をこなしながら着々と出港までの準備を整えていたのだが、直前になり麦わらから参加できないとの一報。長鼻・鰐男の行きたい覇気が溢れんばかりだったので、腹を決めて出船の予約をしてみた。旦那はやればできる子だった。予約時には波風は弱いが、雨でどうなるかわからないと言われていた。当日の朝出港が決定。船長に最近の釣果を聞くと「爆釣」とのこと。もちろん出港する前提で我が家まで迎えに来ていた長鼻に「爆釣」を伝えてテンションは鰻上り。途中で鰐男を拾い、いつもの取らぬ狸の皮を数えるお楽しみに移る。旦那「鰐男は今回の目標はどんなくらいにすんの?」鰐男「イカが10くら。魚はなんでもいいから1匹くらい。ですかね」旦那&長鼻「・・・ふ~ん・・・」「爆釣」を聞いた後なのに、謙虚で普通すぎて面白くなさすぎる。旦那「イカは最低30は欲しいな。今季2回目やから、イカの単価下がるみたいやし」そうなのである。またしても嫁とイカを買い取ってもらう契約をしたのだが、今回はイカが初物ではないため安く買い叩かれそうなのである。船代・ガソリン代・高速代・めし代・エサ代・釣り具代。これらをプラスすると釣行費はおよそ18K。万が一ボウズで帰宅した場合、1月間の0円生活が待っているのである。長鼻・鰐男とは覚悟が違うのである。旦那「それと、大アジ釣りたい。鯛はいいからでっかいアジを刺身で食いたい!」長鼻「じゃぁ僕はイカ20に、鯛ラバで鯛を釣ることですかね」自分以外謙虚で普通すぎて面白くない。なにやら長鼻はサビキの代わりに鯛ラバをするつもりで、30gくらいの鯛ラバを仕入れてきたようだ。しかし、船長に「潮が速いから80号の重り買ってきてね」と言われたことを伝えると、長鼻「80号が何gか解らないけど、30gじゃ絶対流されますよね。無駄な金使ってしまいましたね」と沈んでいた。そんなこんなで皮算用ドライブを楽しみ、途中で人の餌、ビール、小物などの買い出しをし、釣具屋に立ち寄る。鰐男は仕掛け関係は何も揃えていないので、ここでレクチャーしながら買い出し。ところが、シーズン終盤だからかスッテ、メタルともに品数が大きく減っている。7月に来た時の半分くらいの品揃えにややがっかり。来年の自分、シーズン序盤に買いなはれ。自分は初使用のおっぱいスッテの赤/黄を購入。あと、大アジが釣れた時に仕掛けを切られたり、口切れさせないためにクッションゴム。いつも長仕掛けで苦労するので短い3本針仕掛け。網カゴ2セット。そして80号の重り。デッカ。長鼻と鯛ラバコーナーを見に行くと、日本海仕様の100gや150gといった鯛ラバがメインのラインナップとして売られていた。長鼻ザマァ。ヤマリアオッパイスッテ布巻4号T2 2本入)color F/黄赤帽 /メーカー[ヤマシタ YAMASHITA ヤマリア]柔らかい感触と名前は男だけではなくイカも惹きつけるようだ。今回、これが良かったのか序盤数を伸ばせた。でも、柔らかいためイカが噛んでぼろぼろになり、途中で戦線離脱。さて、久美浜港に現着。しとしと降る雨の中、船を待つのは我ら3名以外に二人。とりあえず港の公園に設けられた東屋でビールをプシュっとしてから、竿を作り始める。実験的に80号の重りをぶら下げてみるが、すごい竿のしなりだ。長鼻「大丈夫ですかね?僕の竿折れませんかね?」旦那「竿なんて普通にしてたら相当な負荷がかからんと折れへんよ。折れたら買い換えるとか言うけど、なかなか折れへんし、最初からええ竿買っといたほうがええで」と安物イカメタル専用竿を買った二人に牽制を入れておいた。今日、この二人に釣り負けることがあったら専用竿を買おう。そんな野望を抱いてビールを空にした頃に白髭船長&黒髭団長が到着。挨拶をし、黒髭団長が着岸させた船に乗り込む。上下ダイワの黒レインウエァのお兄ちゃんに、「素人ばかりで迷惑かけると思いますがよろしく」と挨拶をしておいた。釣果を伸ばすために敵は少ないほうがいい。そして出船。今回は3本のタックルを持ちこんだ。イカメタル用 PE1.0号を巻いたICV1500にアジング用竿鯛サビキ用 PE1.5号を巻いたエメラルダスinf2506にワインド用竿ひょっとしてアオリが回ってきた時用 PE0.8号を巻いたストラディック2500にエギング用竿乗船者が多ければ2本にと思ったが杞憂だったようだ。湾を抜けポイントに向けてスピードを上げる船。ここで、黒髭団長に「初めてなんでいろいろ教えてやって下さい」と鰐男を紹介する。黒髭団長は鰐男の仕掛けを作り始めてくれた。釣果を伸ばすため、足を引っ張る要因は排除しておいたほうがいい(悪。アンカーが入り、「63m」という船長の号令。大アジに届けとばかりに、エメラルダスのベールを返し、仕掛けを送り込む。あれ?思った以上に潮が効いてる?想像以上に斜めに流れていく糸にビビる旦那。実はこの時、80号ではなく、以前購入した50号の重りを装着していたことは知る由も無かった。どんどん出て行く糸。あれ?あれ?まだ着底しない?どんどん斜めに出て行く糸。そして、スプールが見えて、「ヤバい!」と思った瞬間に、スプールが空になり結んでいた糸はぶちきれて仕掛けは全て海中に。ええぇぇぇ~~~!!!大アジ用に仕込んだクッションゴムやPE1.5号諸々すべての仕掛けが海の底。どうすんの!?どうすんの俺!?エメラルダスが浅溝であることをむき出しになったスプールを見て改めて認識。というところで、長くなったので次回に持ち越す。精々ご期待。めでたしめでたし。
2018.09.21
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