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帝釈堂に続いて、本堂裏手にある大客殿と邃渓園(すいけいえん)を見学しました。
彫刻ギャラリー&大庭園のチケット販売所の前を通る。

帝釈堂から祖師堂(旧本堂)へ渡る大回廊を進む。

大客殿と邃渓園のGoogle地図。
邃渓園の廻りに周遊用の大回廊があることが解る。

赤い絨毯の敷かれた大回廊を進む。

花頭窓も。
この寺は禅宗の寺ではなく日蓮宗の寺であるが。

本堂・帝釈堂・大客殿を結ぶ大回廊は昭和35年建造。

落ち着いた生け花。

全てヒノキで造られた昭和4年完成の建物。入母屋造瓦葺、平屋の左右に細長い建物で、
東京都の選定歴史的建造物。
座敷4室が1列に配してあり、その手前には庭に面しガラス障子の廊下があり
次の邃渓園が眺められたのであった。

変わった?絵。中央には南無妙法蓮華経の文字が

和室には珍しい歴史を感じさせるシャンデリアが。

横山大観が描いた屏風のある部屋。
群猿遊戯図(彫刻下絵)とのこと。
しかしネット情報によると、【どうも横山大観の絵であるはずがないというのが定評のようだ。
四代伊八・信明が描いた下絵のようだ。これで胴羽目を彫るつもりだったのに、
病死してしまったようである。
ということで、胴羽目にはどこを探しても『群猿遊戯図』はない。】と。

欄間の透かし彫りも見事。

屏風のある部屋ではあるがこの屏風の作者は?

大客殿には、10枚の「帝釈堂法華経絵巻 原型彫刻」が飾られていた。
これは、喜見域、帝釈堂の外壁をめぐる「彫刻ギャラリー」に飾られている10枚の
胴羽目彫刻の下絵にあたるもの。
![IMG_6108_R[1]_R.jpg](https://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/2/51e3353be967db141eb4be5bdf2d98ffdb2c488b.15.2.2.2.jpg?thum=53)
縦巾1.27m、横巾2.27mの大きな作品を「彫刻ギャラリー」で鑑賞した後に、
大客殿に飾られたコンパクトな原型で再度10枚の彫刻の内容を確認できるのも
良いのであった。
1)塔供養の図

2)三車火宅の図

3)一(慈)雨等潤の図

4)法師守護の図

5)多宝塔出現の図

6)千載給仕の図

7)竜女成仏の図

8)病即消滅の図

9)常不軽菩薩受難の図・法華経功徳の図

10)法師守護の図

座敷のうちもっとも奥に位置する「頂経の間」。
天井には杉の一枚板を鏡板に用い、折上げ部分に漆を塗っている。

「頂経の間」の床の間 。
床の間の横にある「南天の床柱」は日本一のものといわれ直径30センチ、
滋賀県の伊吹山にあった樹齢約1,500年の南天の自然木を使用したもの。

大客殿前に広がる池泉式庭園で、昭和40年、向島の庭師永井楽山の設計。

邃渓園の名は,庭園の滝の風情が幽邃でもの静かであることによる。

大客殿前に広がる池泉式庭園で、昭和40年、向島の庭師永井楽山の設計。
庭園の周りは回廊となっていた。
当初は、大客殿から見るために造られていたが、昭和59年(1984年)に
庭の外周に回廊が設けられ、回廊の沿って視点を変えて庭を楽しめるようになったとのこと。

モミジも紅葉の真っ盛り。

周遊用の大回廊から大客殿を見る。
客殿の反対側から池越しに大客殿を見るこの景色が、池や灯篭、植栽が華やかに

見事に松を始めとする植栽やそして生等手入れの行き届いた庭園。

鯉ものんびりと。

御神水。

帝釈天に仕える神猿。

邃渓園と刻まれた石。

先ほど鑑賞した「彫刻ギャラリー」は外側はガラスで囲まれていることを
再確認したのであった。

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