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前作で突然、冴えない女子高生からヨーロッパの小国ジェノビア王国のプリンセスとなったキュートなミアが帰ってきました♪「30日以内に結婚しないと、王位継承権を失う」!お話を一言で説明するとそれで終わっちゃうくらいに単純なストーリー!この映画の見所はストーリーではなく、ミアこと、アン・ハサウェイです。品が良く、クルクル変わる表情はにこにこしてしまうほどキュートだし豪華な宮殿でのロイヤルライフと恋に悩む普通の女の子の部分を前作からの成長ぶりもからめて見比べてみると結構、楽しい♪一ヶ月に何度も映画館に足を運ぶ人には息抜き映画として、たまにはいいかも・・・。でも、映画館は1年に一本か二本!この映画に賭けてるのよ~!!って言う人には、どうかな~?ビデオでも十分にミアの可愛さとプリンセス気分は満喫できると思います♪せっかくのたまの映画館でなら・・・でも、お姫様が観たいのよ!というならきっと楽しめる映画であるはず!ジュリー・アンドリュースの英語の発音は、とてもとてもきれいなんじゃないかな?英語はまだまだな私でも彼女の言ってることは結構、字幕なしでも伝わってきました(笑)DVDになったら英語のお勉強テキストとしてこの映画を観るのもいいかもしれません♪繰り返し観ても、全然疲れない映画だしちょっと心が疲れ気味であまり考えたくない時にはゴージャスな衣装も楽しめてリラックスできる映画だと思います!ただし!超現実主義な人と男性が一人で見に行くことだけは避けてください!女の子のための女の子の映画♪女の子って、ホントに楽しい~♪(笑)素直に喜んでくれる人にだけ観て欲しい映画だな(笑)関連日記あります!夏恋の映画数珠つなぎ 「プリティ・プリンセス2」→「マイ・ビッグ・ファット・ウェディング」
2005.02.28
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予告編を観た時に大まかに映画が振り分けられます(笑)1.今観た予告編以外は なるべく何も耳にいれずに観たい映画。2.ちょっと勉強してから観ないと これは置いてきぼりを食っちゃうぞ?な映画。3.予告編を観ただけで だいたい予想はついちゃった~♪ これは肩の力を抜いて、 思いっきりリラックスして観れるな!な映画。「プリティ・プリンセス2」はやっぱり、三番目の映画ですね!後はいかにして、物語の世界に入り込んで楽しんでこれるかが勝負です♪ゲイリー・マーシャル監督といえば「プリティ」と題名につく映画はほとんど彼の作品だってことは知ってたけどそれだけじゃないんですね!ゴールディ・ホーンとカート・ラッセルの「潮風のいたずら」もそうだしミシェル・ファイファーとアル・パチーノの、「恋のためらい/フランキーとジョニー」もそう♪最近では、ドリュー・バリモアが可愛い「25年目のキス」もやっぱり彼の作品でした。過去の作品に大好きな映画がいくつもあるって知ってますます明日の映画が楽しみに!お姫様気分を、堪能してきますね!では、明日のレビューでまたお会いしましょう(笑)
2005.02.27
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レースに出る日を夢見る、どんな努力も惜しまないシマウマのストライプス。彼は自分のことを「しま模様のある、ちょっと風変わりな馬」と思い込んでいたのだ・・・!世界中で大ヒットした『ベイブ』のスタッフが再結集、最新のCGとアニマトロニクスを駆使して描く、心温まる感動のエンターテインメント大作『レーシング・ストライプス』が3月12日(土)より 公開されます! 「レーシング ストライプス」 オフィシャル・サイト動物が主人公の映画には大人から子供まで楽しめる名作がたくさん!「ベイブ」はもちろんのこと昔観た、「キタキツネ物語」は邦画でドキュメンタリータッチの映画ですが未だに思い出すと ジーンときてしまう忘れられない映画です(笑)そこで・・・今日のお題は「お気に入りの動物映画は何ですか?」です!みなさんと是非、映画の話がしたいなぁ!コメント、足跡、残してくださると とってもうれしいです♪心に残る映画について、なんでもお話していってくださいね!後ほど必ずお返事しますね♪いつも訪問、ありがとうございます~!(笑)
2005.02.26
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イギリスの独身二枚目俳優ヒュー・グラントと交際中のジェミマ・カーンが、噂されている結婚説をきっぱりと否定した。テレビ番組で、グラントとの結婚について聞かれたカーンは、「答えはノーよ。期待しないで」とコメント。イブニング・スタンダート紙でも、ふたりは婚約もしていない、と語った。カーンはユニセフの親善大使だが、「今はユニセフの仕事に集中したい」と語っており、グラントの独身生活はまだしばらく続きそうだ。 [ 2月25日11時3分 更新 ] FLiXよりヒュー様、今年45歳だって!ルックスよし!お金もある!だけどここぞというところで弱腰になる結婚に踏み切れないプレイボーイのダメ男。そんな映画の役どころを地でいく我らがヒュー様だけど彼女はいるのね。うんうん。なるほど♪でも、結婚は彼女の方が全くその気がないみたい・・・?これって、少し前に世間を騒がした石田純一&長谷川理恵っぽくないですか!?あれだけモテモテだったこの世の春はいつの間にか過ぎ去りヒュー様、寂しい老後・・・なぁんてことになりはしないかと・・・私が心配してどーしましゅ?(笑)大きなお世話って言われそう♪この話はこの辺で、置いといて・・・っと!「ブリジット・ジョーンズの日記2」公開日が近づいてきましたね!最近、ゆるみ始めたボディを気にして脱がなくなったと噂のヒュー・グラント(笑)前作ではボクサーパンツ姿を披露したのに今度の映画では、レニー・ゼルウィガーをベッドに押し倒すものの服は着たままだそうです。もともとスレンダーな英国美青年だったのに一体全体、どうしちゃったんでしょ~?太ってる、ヒュー様とキアヌ・リーブスはいらない!(何故にこんなところにキアヌが登場? 笑)この噂が本当かどうかヒュー様のお腹のだぶつきも含めて「ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12ヶ月」 を楽しみに待ちましょう♪あと少しの辛抱ですよ!(笑)3月公開予定だそうです!
2005.02.25
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「ボーン・スプレマシー」を観て、映画の余韻にひたりながら次に観る映画は何がいいかな?同じ記憶をなくしたスパイなら「ロング・キス・グッドナイト」なんかもいいけれどシチュエーションがほとんど似ているし、これじゃあ、ひねりが足りないなぁ・・・。物語の内容でもう少し突き詰めるとしたら「記憶をなくした間の出会いで、何かが変わった」つながりで「マジェスティック 」THE MAJESTIC なんていうのはどうだろう?「ボーン・アイデンティティ」に引き続き「ボーン・スプレマシー」でもボーンの記憶は 曖昧だったね。だけどその生い立ちを想像してみることならできる。もともと孤独な人だったんじゃないのかな?天涯孤独、たった一人で生きてきた。愛されたこともなければ愛することとも無縁。自分を必要とする場所を見つけたかったのかもしれない。それがたとえスパイの道であっても。幸せに包まれた人はスパイになるなんて思いつきもしない。情に溢れた人ならば暗殺者になんてきっとなれないもの。そんなボーンが記憶をなくし、真っさらな心でマリーと出会う。追っ手から逃れようとして出た普通ではない戦闘能力に次第に浮かび上がる、思い出したくない過去。マリーという居場所を見つけ彼女と共に生きることを選んだとき確かにボーンの中で何かが変わった。「マジェスティック」の主人公も過去から逃げ出したい男だったと思う。一見順調そうに見えるが自分の信念など何一つなく雲の上を歩くかのように自分の足下も見えない毎日。そんな彼はある日思いがけないトラブルに巻き込まれる。身に覚えのない容疑をかけられ積み重ねたモノも日常もカンタンに崩れてしまいそうだ。逃げ場をなくして動揺し、車を飛ばすうちに事故に遭う。川に流されていつしか小さな町の浜辺に打ち上げられるが助けられた時には彼のすべての記憶は失われていた。記憶をなくした彼は戦死したはずの映画館主の息子ルークとうり二つ。町中の人々から、無条件に温かく迎え入れられることになる。戦争によってたくさんの息子たちを亡くしたこの町は何かを信じることで希望を取り戻したかったのかもしれない。祝賀会の席で、得意だったピアノを披露してくれとせがまれるシーンが印象的。ルークはクラシックをこよなく愛しピアノの腕も一流だったのだという。男は、一瞬とまどいを見せるが鍵盤の上にそっと手を置く。最初は恐る恐る それが次第に力強く・・・。体が覚えている記憶で自然と指が音楽を奏で始めていた。それはスウィングジャズのメロディだったが町の人々は皆喜んだ。おかしいと思ったはずなのに誰もそれを口にする人はいない。信じようとする町の人々とそれに応えてルークとして生きていくことを心に決めた男。彼の中で、何かが、確かに変わっていった瞬間だった。この後物語はまだまだ続くし同じ記憶のない男でも比べにくいところは、たくさんある。でも、真っさらな心の時にどんな出会いをしたかによってその後のふたりの人生が大きく変わったことだけは確かだよね♪赤狩りというシビアなエピソードが邪魔をしてるとかとてもファンタジーとして楽しむことができないというがっかりな評価も聞いたことがあるけれど、ホントにそうかな?好き嫌いは別にしてもっと違う角度から映画を楽しみたいな(笑)あの「ショーシャンクの空に」のフランク・ダラボン監督作品です!まだ観てない人は、「ボーン・スプレマシー」のお供にどうぞ!(笑)
2005.02.24
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「オペラ座の怪人」人気は凄いですね!この映画の話題を取り上げると、一気にアクセス数が増えるので関心を持たれている方がどれだけ多いかと言うことを実感します(笑)リピートしてご覧になっている人もとっても多いですよね!私は残念ながらまだ1回ですが何度も足を運ぶキモチはとってもよくわかります(笑)みなさんはリピートして映画館で観た映画が何かありますか?私が大学生の頃、通学途中の駅の近くにある小さな小さな映画館で「ローマの休日」がかかっていました。リバイバルのせいでしょうか。料金も普通の映画の半分以下だったような・・・。最初は友達と観に行きました。次の日は別の子を誘って行きました。3日目、一度は前を通り過ぎましたが後戻りして、一人で映画館に入りました。4日目、もう朝目覚めた瞬間から見に行こうって心に決めてました(笑)よく一人で映画館に入れたなぁ・・・と今になっても不思議です。それから何年もたってまた一人で観てみる気になったけど映画館に一人でも入ろうと思うのはあの頃の私には、すごい冒険でした。寝ても覚めても映画のことを考えていました。いろんなシーンを頭の中で繰り返し繰り返し反復するのよね!あの熱に浮かされたようなキモチは一体なんだったのかな?(笑)次の週、前を通ったらもう違う映画になっていてなんだかとってもがっかりしたのを覚えています。なけなしのおこずかい、ほとんど使い果たしちゃったけど、後悔はしなかったです(笑)今となっては、いい想い出♪別に、うっとりするようなラブシーンがあるわけじゃないのになんだかとてもロマンチック♪なんといっても、オードリーが可愛い!ラストの台詞には、何度も涙しました!ベスパに憧れ、ローマに憧れその後もちろん髪をショートにしたのは言うまでもありません(笑)今はDVDがあるのでいつでも好きな時に観れる幸せ!どうしてって、言葉には表せないけど映画には、出会うべき時があるっていうことだけはよくわかる。あの日、あのとき、「ローマの休日」を観ていなかったらきっと違う私だったような・・・!王女さまの映画と言えば「プリティ・プリンセス2/ロイヤル・ウェディング 」がもうすぐ公開ですね!観に行きたいな♪「ローマの休日」とは、あんまり関係ないけれど結局、お姫様のお話ってヤツが子供の頃から好きなのかもね!
2005.02.23
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古本屋さんで古い映画雑誌をめくっていてびっくりの記事を見つけました!それは「オペラ座の怪人」のファントム役には一番最初ジョン・トラボルタの名前が取り沙汰されていたというもの!「サタデー・ナイト・フィーバー」か~!(古っ)カリスマを感じるところは実際にファントムを演じたジェラルド・バトラーに遜色ないかも・・・。でも、最近のトラボルタではちょっと違うような気もします(笑)ところがその後そこに急浮上してきたのがアントニオ・バンデラス!彼にはアンドリュー・ロイド・ウェバーのヒット・ミュージカルの映画化「エビータ」の狂言回しの役を無難にこなしたという実績があるものね!なんでも、ウェバーの50歳の誕生日を祝うイベントの席で何曲か歌を披露したのがきっかけでウェバーから直々に要請があったのだそう。クリスティーヌ役には舞台で演じているサラ・ブライトマン(彼女はウェバーの元夫人なんだって!)ではなくケイト・ウィンスレットという噂もあったのだそうな♪普通に考えると、舞台の女優さんでクリスティーヌをやるものという定着した考えがあったのかな?ケイト・ウィンスレットは歌もいけるんだそうです。「乙女の祈り」や「いつか晴れた日に」でも歌を披露しているし「タイタニック」ではアイリッシュ・ダンスも踊っているだけにミュージカルもいけそう・・・!と記事はしめくくられていました!おもしろ~い!!!(笑)最初に出たジョン・トラボルタとケイト・ウィンスレットがファントムとクリスティーヌをもしも演じていたとしたら・・・・!ちょっと重量級の「オペラ座の怪人」だったかもしれません~!(こらっ! 笑)面白かったので、古いけど映画雑誌買っちゃいました♪1998年7月号、PREMIERE 日本版です。(なんと表紙はレオの「仮面の男」!)他にもそんな昔ネタがあるかもね!古い映画雑誌もなかなか結構面白い!(笑)「オペラ座の怪人」関連日記あります!オペラ座の怪人 THE PHANTOM OF THE OPERA 「オペラ座の怪人」→「海の上のピアニスト」映画数珠つなぎ 『オペラ座の怪人』、24年2か月ぶりの快挙!
2005.02.22
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愛の終わりは、戦いの始まり。ジェイソン・ボーンは悪夢の中にいた。「これは訓練ではない」・・・。雨の降る夜の街ネオンサインに照らされる車のフロントガラス。ホテルの一室。誰かの話し声、そして銃声の音。細切れに蘇るフラッシュバック。仲良く並んだ家族の写真、これは一体誰の家族?ボーンの悪夢は今に始まったことではなかった。追っ手を逃れ、過去を捨て愛するマリーと共に新たな人生を踏み出したものの2年を経過してもやはり記憶は戻らずノートにぎっしり書き留められたのは彼が夜ごとうなされる悪夢の断片。すべての過去を取り戻すためにかき集める記憶のかけらはボーンにとってはどれもみなもがくような苦しみでしかない。運命の出会いから苦楽をともにしてきたマリーはすべてを包み込みボーンをそばで支えていた。「楽しいことも思い出すわ」苦悩するボーンを気遣うマリー・「楽しいことは忘れない。キミのことは・・・」ただ一人の理解者、心を許せる相手。マリーの存在だけがボーンの孤独を癒してくれていた。予告編でも度々、映像が流れているからこれは言ってもいいよね。この後、マリーは驚くほどあっけなく殺されて死んでしまう。ボーンを追ってきた暗殺者が間違って彼女のアタマを撃ち抜いたのだ。車ごと川へとダイブした水中でボーンはマリーに最後のキスをする。逃げ延びたボーンは二人で暮らした海辺の家へと向かい彼女の生きていた証を次から次へと炎の中にくべる。それはちょうど彼女の弔いをするみたいだ。だけど最後に残ったふたりが寄り添う写真は何度も何度もためらいどうしても焼くことができなかった。それは記憶を無くしたボーンのたったひとつの確かな想い出だったから。迷子のように不安な目をしたボーンの表情が心に響いた。またもや渦巻く陰謀の渦中に巻き込まれてしまうボーンだがストーリー運びはテンポよく登場人物も把握しやすい。ベルリンで作戦の指揮を執る切れ者CIAのエージェントにジョアン・アレン。先頃「きみに読む物語」でアリーの母を演じたときとは別人かと思う変身ぶりだ。厳しくてクールな表情はまさに「鉄の女」という感じ。ジェイソン・ボーンはミスをしない。思いつきでの行動もしない。常に計算されつくした無駄のない動き。洗練されたスパイの本能とも言える身のこなし。隙のない顔つきと瞬時に行われる的確な判断。危険をかぎ分ける嗅覚とへこたれないカーチェイス。どれもこれも超一流で観ているだけで惚れ惚れする。映画館だということも忘れて思わず拍手してしまう(笑)敵をあと一撃まで追いつめながらもとどめをささず背を向けるボーン。暗殺者にあるまじき行動に駆り立てられるシーンもあった。物語の中でボーンが誰に言うともなく何度もつぶやく言葉がある。「マリーが嫌がるから」・・・。オープニング間もなく命を落とすマリーだが物語の最後まで彼女は確かにボーンのそばにいたのね!アクション映画でありながら何だかほろ苦いキモチになる。まだまだ続きそうなジェイソン・ボーンの自分探しの旅。続編を予感させるラストでさらなるバージョンアップに期待大だ。関連記事あります♪よかったらこちらも見ていってくださいね!「「ボーン・スプレマシー」→「マジェスティック」映画数珠つなぎ ボーン・アイデンティティー THE BOURNE IDENTITY
2005.02.21
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それは1965年の夏のこと。地味なスーツに身を包み黒いブリーフケースを手に彼は毎朝、ユニバーサル・スタジオに通っていた。正門にいる警備員に手を振り自分のオフィスへと向かうなんの変哲もない光景・・・。ただし、一つだけ問題があった。当時19歳の彼はユニバーサルの社員ではなかったのだ。スタジオ見学ツアーから抜け出して勝手にスタジオを散策した彼はユニバーサル内に空のオフィスを見つけた。ドアに自分の名前を掲げ内線電話も自分で引いた。セットや編集室に入り浸り知識や技術を吸収し、顔見知りの数も増え3ヶ月後には、すっかりユニバーサルの一部になっていた・・・。あれれ?こんなお話だったっけ・・・?混乱した人も多いかな(笑)「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」ではないよ♪このエピソードの主はあのスティーブン・スピルバーグです!ユニバーサルで過ごした19歳の夏は今ではスピルバーグを語る上で欠かせない伝説となりました。映画を観た後、この話を耳にしなるほどなぁ・・・とひどく感心しちゃいました!知ってる方もおられるかな?とても有名な話だそうです(笑)さて、ここからが、本題のレビュー!フランク・アバグネイルは史上最年少でFBIの最重要手配犯リストに名を連ねた実在の人物だ。パンナム社のパイロット(正確には副操縦士)から始まってジョージア州では小児科医に。そこで働く看護婦と婚約し彼女のパパの影響で地方検事補(司法試験もちゃんとパス)にも就任。これだけ聞くと順風満帆な人生に見える?鮮やかな小切手詐欺をめぐって様々な人生を演じてきた男。こうして彼は21歳の誕生日までに総額250万ドルもの偽造小切手を世界中にばらまいたのだ。トム・ハンクス演じるFBI捜査官カール・ハンラティは実在の人物ではないけれどアバグネイルを追った実在の捜査官数人をモデルとしてできあがったキャラクター。彼を追う身でありながらフランクがまだ子供だということに気づき次第に「彼をまもってあげたい」と思い始めるハンラティ。二人の擬似親子のような微妙な空気感がこの映画の一番根底に流れている暖かなものだ。主人公のフランクは多感な思春期に、突然両親の離婚を経験した。父親(クリストファー・ウォーケン)の破産をきっかけに、すべての歯車が狂い始めたのだ。これがすべての出来事の引き金となるのだがスピルバーグの両親も彼が19歳の時に離婚していたという不思議な符合がここにもある。美しい母と、尊敬する父。耳にタコができるほど、父から聞かされた、プロポーズのエピソード。どんなに母を愛しているかどんなに大切に思っているか・・・。心底母を愛する父。そんな二人を誇らしげに見守るフランク。彼が見ているのも気にせず、昔を懐かしみ、ふたりで踊るダンスシーン。とても美しくてため息がでた心に残るワンシーンです。それまで怖いイメージだったクリストファー・ウォーケンがこの映画から大好きに♪切ない演技が評価されアカデミー助演男優賞に見事ノミネートされました。「どちらと暮らすか」という究極の選択に普通ではないショックを受けたフランクはそのまま外へと飛び出して二度と家には戻らなかった。飛び出した彼はとても子供に見えるけどその心を思うとき、あまりの切なさに涙が出る。一人で生きる糧として、悪意のない犯罪に手を染めたフランク。鮮やかな詐欺の手口とは裏腹に時折、抱きしめたくなるような子供っぽさが顔をのぞかせるのだ。失われた家庭に恋いこがれるフランクの姿にも胸を打つ。婚約者の家族とテレビを囲んでつかの間の団らんを味わってみたり母親の再婚家庭を窓越しに盗み見るシーンがそれだ。この映画は、スピルバーグに作られるべくして完成した映画なのね!それも、とてもパーソナルで彼にとって意味のある作品なのかも。それと同時に「ネバーランド」のバリをジョニー・デップだけが演じられるようにフランク・アバグネイルを演じられるのはきっとレオナルド・ディカプリオしかいないと確信してしまう。撮影当時27歳だった彼は高校生の時代を演じても特に違和感がなかったところがなんといってもすごいところ!彼本来の魅力が発揮された待ち望んだ映画でもありました。そして忘れちゃいけないトム・ハンクス!彼の登場によってただエピソードをつなぎ合わせただけの逃走劇にはならないで小気味よくメリハリの利いた物語に仕上がりました。クスリと笑えるエピソードの数々はやっぱり、トムがあってのこと!最後に・・・。「クリームの中に二匹のねずみが落ち一匹はすぐにあきらめたが2匹めはあきらめずもがき続けているうちにクリームがバターになり外にはい出すことができた・・・」演説の席でこの話をするパパを見つめていたフランクの表情がなんだかとっても忘れられない♪この映画で一番心に残っているフランクパパの言葉です♪ディカプリオには、こういう映画で演じて欲しいな♪「ギャング・オブ・ニューヨーク」のレオはちょっと、私的には、イメージ違う。もうすぐ公開の「アビエイター」も実在の人物!演技派レオの本領発揮映画がもう1本増えることを楽しみにしています♪
2005.02.20
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映画にハマってからというものは、ほとんど、TVドラマは見なくなりました(笑)卒業した・・・って感じかな?物理的にも、とても無理~!観たい映画がありすぎて眠くなる自分が恨めしいくらいです(笑)そんな私が、今唯一ひいきにしてるドラマがあります!それは・・・「ごくせん」!!見ましたかぁ~?(笑)ヤンクミの強さが好きです。タンカ切るところなんて、もう、最高!でも、生徒を思ってのことなんですよね!熱い血が流れているのを感じます!今日なんて、話はわかっているのに午後から放映していた総集編まで観てしまうという念の入れよう・・・(苦笑)だって面白いんだもん♪・・・ということで、今日のお題は「お気に入りの先生は誰ですか?」です!ちなみに私は『デンジャラス・マインド 卒業の日まで 』のミシェル・ファイファーなんて、好きだな♪そういえば、この映画の彼女はどちらかというと、ヤンクミ系?(笑)『陽の当たる教室 』のリチャード・ドレイファスことホランド先生も、印象深いです♪クライマックスでは、泣きました!映画に出てくる先生ってそのまんま、自分の人生の師のように感じることも多々あります。(ちょっと 大げさ? 笑)コメント、足跡、残してくださると とってもうれしいです♪みなさんと是非、映画の話がしたいなぁ!(ごくせんの話でもOKよ!笑)次の日記は、時間が許せば、夏恋の永久保存版的映画を・・・と考えてます♪では、また!いつも訪問、ありがとうございます!!!
2005.02.19
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【米ロサンゼルス16日(日本時間17日)】米俳優、キアヌ・リーブス(40)が16日、ハリウッドのチャイニーズシアターで行われた最新主演映画「コンスタンティン」のワールドプレミアで、レッドカーペットに参加。世界を熱狂の渦に巻き込んだ「マトリックス」を超える作品として、数々のオファーから選んだ最新作とあって地元米国を始め、日独仏など11カ国300人の報道陣が殺到した。 先月31日にハリウッド殿堂入りを果たしたキアヌはリムジンに乗り、余裕の表情で登場。ひげをのばし、不惑を迎えた大人の魅力も発散。車道の反対側で観ていたファンの歓声に、道路を横切って駆け寄り、握手を交わすサービスで、約3000人を魅了。日本から訪れた報道陣にも「(撮影中は)本当に楽しかった。観客にもぜひ、この映画を楽しんでもらいたい」と笑顔でPRした。 前作「マトリックス」は、1作目で興行収入78・5億円、2作目「-リローデッド」で同110億円、3作目「-レボリューションズ」で同65・5億円と、凄まじい人気を博したが、「マトリックス」以上に期待しても?の質問には、ニヤニヤと笑いながら「I don’t know」。だが、その表情には自信がみなぎっていた。 公開前の4月11日には、約1年5カ月ぶりの来日も決定。キアヌは「今から行くのが待ち遠しい。気に入ってくれるといいな」とメッセージ。「観客が楽しんでくれるなら、ぜひ(再び)この役を演じたい」とシリーズ化も匂わせた。 [ 2月18日10時48分 更新 ] サンケイスポーツよりニュース欄で久々にキアヌ・リーブスの文字を見て心が躍ってしまいました♪映画館の予告編で観て思わす「面白そう~!!」と声に出してそっとあたりを見回した・・・「コンスタンティン」はちょっとダークでかなり凄そうな映画です♪世界を股にかけ科学では説明のつかない超常現象の謎を次々と解明するエージェント。酒をくらい「くそったれ」と決めゼリフを吐くキアヌにしては 珍しくクールでダーティなヒーロー像だ。キアヌが演じる ジョン・コンスタンティンは自殺し、地獄を見てきたゆえに悪魔と天使の見分けがつくという特殊能力を持つ 選ばれし男。現世に侵入した 悪魔を追い払うためL.A.の地下に存在するという悪魔と天使の世界へと紛れ込む。だけどそこには正義はない。彼が欲しいのは天国へのパスポートだけ。エゴのかたまりのようなコンスタンティンは天国に行きたいがためだけに悪魔を退治しているのだ。あちこちで拾ってきた情報をかき集めるとこんな感じの映画みたい!ここまで聞いただけではまだまだ ? な 印象だ。そもそもL.A.の地下にそんなものが存在するなんて!こんな突拍子もない話の元になるのは・・・やっぱり、アメコミ!恐るべし♪(笑)今、話題の「呪怨」のようなオカルト・ホラー系映画は苦手なのにダークな世界観を持った映画はわけもなく好きだ。「バットマン」「スリーピー・ホロウ」「シザーハンズ」に「ドニー・ダーコ」・・・「マトリックス」もそうかな?今、思いついたのはこれだけだけど探せばまだまだ、きっとあるよね!公開が遅れたという その訳は思い切りCGに凝ったからだと聞きました。これは、見たことがないようなスカッとする派手な映像が期待できるかも!「息詰まるような状況とユーモアの組み合わせが演じていて楽しい」と 役の魅力について興奮気味に語っていたキアヌ・リーブス。救世主からの華麗なる転身?この映画にすっかり惚れ込んだというスリムでシャープなワルのキアヌに期待しましょ♪公開はゴールデンウィークです! 『コンスタンティン』公式サイト
2005.02.18
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ルールは破られた、未来は守れるか。西暦2035年の近未来都市シカゴ。デル・スプーナー刑事(ウィル・スミス)の一日はいつもと同じ悪夢からの目覚めでスタートする。2004年モデルのヴィンテージ・スニーカーと古い電化製品をこよなく愛しロボットとの共存が当たり前となった世界でハイテクとは無縁の生活を送る。ロボットに対する強い不信と嫌悪を隠そうともしないのは彼の抱える深いパラノイアの現れ。生き残ったという過去の罪悪感に支配されているから彼はシャワーの時も扉を閉めることができない。家庭用ロボットが人間5人に1体まで普及する世の中。ロボット工学の第一人者アルフレッド・ラニング博士が自身の研究室から謎の転落死を遂げた。”絶対安全”と言われるロボットに疑いをもったのは過去の経験からロボットに強く不信を抱くスプーナー刑事。折しも、博士の造ったロボットはロボット製造会社の最大手U.S.ロボティックス社(USR)から新世代ロボットNS15として今にも発売されようとしていた。USR会長のロバートソンはラニング博士の死を自殺だと唱える。しかし、すべての手がかりが容疑者として指し示すのは、ラニング博士の忘れ形見最新のNS15型ロボットのサニーだった・・・。最新のCG技術が描き出す近未来はいまさら言葉で表現するまでもなく精巧さとその美しさに、ただただ目を見張るばかりだ。モダンな高層ビルとレンガ造りの古い建物が混在する町並みは現代の風景と極端にかけ離れて描かれてはいない。それがかえって、リアルな30年後を想像させて起こり得る未来の真ん中に私たちを無理なくタイムスリップさせる。人間のよきパートナーとして共存しているロボットは、30年後の世界ではごく自然に風景にとけ込んでいた。犬の散歩もごみの収集も、家庭内の雑用まで、ロボットがこなしてくれるのだ。ロボットが感情をもつに至ったら・・・?マシンの制御が利かなくなったら・・・?そこに人間対ロボットの構図を狂わせる伏線がある。近未来に起こりうる物語として「マイノリティ・リポート」を連想した人も多いのでは?(笑)「たくさんの爆発シーンがあってロボットがでてきて、SFXがあるが、それを除いたら何が残るか」。脚本家のアキヴァ・ゴールズマンはもしもSFXがなかったとしてもストーリーで十分見せるような作品を目指した。理にかなわない偏見・・・。ロボットは自然に進化できるか・・・。ロボットが夢をもったら未来はどうなるか・・・。考えようと思えばいくらでも深い哲学的な様々な問題が、扱われている映画だと思う。でも、そんな難しいことを考えなくても単純に楽しめちゃうのがこの「アイ、ロボット」のいいところ!!球形車輪の車両が疾走する大迫力のカーチェイスはもちろん感情をもたないはずなのに「私は殺していない!」と机をへこますサニーに、小さな悲鳴!手には汗・・・!(笑)ハリウッド映画によくあるようにスプーナーと彼を助けるカルヴィン博士は危険を共にしても恋には落ちない。ちょっと物足りない気もするけれどロマンスが絡まないところも今思えば返ってよかったかも!男性ヒーローの添え物やお飾りではない独立した女性。ハリウッド映画の女性像も変わってきたのかもしれないね!
2005.02.17
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今年の6月29日に世界同時公開されるスピルバーグ監督とトム・クルーズが手がける超大作『宇宙戦争』。いままでその全ぼうは明かされることなく、秘密裏に製作が進められていた。しかし最新映像のオリジナルCMが日本でも2月19日(土)~2月25日(金)の間、限定オンエアされることが判明した。 本CMは先日放映されたアメリカのスーパーボールで30秒間放送され、その放送権料だけで2億5千万円もしたという代物。それに手を加えることを許されたのは日本だけで、今回放映されるのは日本オリジナル版だ。親日家のスピルバーグ監督は「この映像をいま、観られるのは日本だけ!」と宣言したそうだ。 [ 2月16日14時6分 更新 ] FLiXより 公式HPはこちら「マイノリティ・リポート」に続いてのコンビ復活!原作は「タイムマシン」のH.G.ウェルズ。同名小説の映画化だ。53年の古典SFのリメークって・・・スピルバーグにしては珍しい運び♪スピルバーグ監督の映画にしばしば登場した今までの宇宙人とはまったく違うイメージだ。登場する火星人は凶悪そのもの。人類を滅亡へと導き地球を乗っ取ることがどうも彼らの目的らしい。火星人襲来といえば思い出す映画はウィル・スミスが地球を救った「インデペンデンス・デイ」やジャック・ニコルソンがお茶目だったティム・バートン監督の「マーズ・アタック!」だ。宇宙人は皆、テレパシーを使いアタマが大きく、異様な姿をしていた。スピルバーグが初めて描く友好的ではない宇宙人。どんな風に描かれるのか、とっても興味深いよね!トム・クルーズの娘役にあの演技派子役のダコタ・ファニング。アカデミー賞俳優のティム・ロビンスも共演。キャストを聞いただけなのにもうドキドキが止まらない!(笑)公開される初夏の頃には他にもワクワクする映画が目白押しだ。まずは、スピルバーグの親友、ジョージ・ルーカス監督の「スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐」が今や遅しと控えているし奇しくもどちらも宇宙戦争映画。SFファンにはたまらないラインナップだ。他にもまだある・・・!おなじみダーク・ヒーローが、装いも新たに蘇る「バットマン ビギンズ」。これって、渡辺謙さんが悪役ででてるっていう話題の映画よね?バットマンは「マシニスト」でガリガリに減量したクリスチャン・ベイルが演じるのだそう。ハリウッド・スターは、痩せたり太ったり鍛えたりホント、いつもながら偉いと思う~♪2月19日にとりあえず日本だけでしか観られないというお宝映像、2億5千万円也を見せてもらいましょう~♪まだまだ寒い日が続きますが冷たい風もなんのその!気分は一足お先にと初夏の映画館へひとっ飛びです(笑)
2005.02.16
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[ロサンゼルス 13日 ロイター] 2月11日―13日の全米興行収入は、バレンタインデーに合わせて公開されたウィル・スミス主演のラブコメディー「Hitch」が、予想を上回る4530万ドルで初登場1位となった。 ラブコメディー作品のオープニング記録としては、昨年の「50 First Dates」の3990万ドルを抜き、歴代最高。 前週トップの低予算スリラー「Boogeyman」は1080万ドルで2位に後退。公開後10日間の累計興行収入は3330万ドル。こうしたジャンルの作品は、公開後2週目に観客動員数が3分の2近くまで減少するが、同作品の観客減少率は43%にとどまった。 公開後4週目に入ったアイス・キューブ主演のコメディー「Are We There Yet?」は3位と好調。累計興行収入は6150万ドル。 今週1ー3位は、ソニー・ピクチャーズ配給作品が独占した。 アカデミー賞にノミネートされているクリント・イーストウッド監督の「ミリオンダラー・ベイビー」は、前週からワンランクアップして4位。 [ 2月14日14時21分 更新 ] REUTERSよりウィル・スミスのラブコメディ!なんて新鮮な響きでしょ♪さっそうと走り回って幾度となく地球を救ってきた男突き出た耳と人なつっこい笑顔はどんな人の心もつかんでしまうよね!大らかな人柄は生まれ育った環境の賜。彼は郊外の住宅地に育ち、中学卒業まで、白人が圧倒的に多いカトリック校に通っていたという。それから、オーバーブルック高校に入学したがこちらは生徒の9割が黒人。人種の違いにとまどった経験がないからこそ広い観客層に受けるアーティストに成長したのだと、ある雑誌の記事で読みました。「エディ・マーフィとトム・ハンクスとアーノルド・シュワルツネッガーを足して3で割ったのが最強のスターだと思ってた」これは『バッドボーイズ』でブレイクした頃のスミスの言葉。最近、アニメの声優にも挑戦したばかりの彼はさらに、演技の幅を広げて私たちを楽しませてくれるのね!初登場1位の意味はそれだけたくさんの人が待ち望んでいた映画だと言うことの証。日本公開はいつになるのかな?楽しみな映画がまた増えました(笑) Hitch オフィシャルサイト 50ファースト・デイト(原題)オフィシャルサイト ブギーマン(原題)オフィシャルサイト Are We There Yet?オフィシャルサイト ミリオンダラー・ベイビーオフィシャルサイト
2005.02.15
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マット・デイモン=ジェイソン・ボーン男は、彼らの「武器」となる為に訓練された筈だった…南フランスのはるか沖合。漁船に拾われた記憶喪失の男。数発の銃弾を体に受け、溺死寸前での命拾いだった。自分は一体何者なのか?すべての記憶をなくした彼が身につけた唯一の手がかりは腰に埋め込まれたマイクロチップだけ。記されたスイス銀行の口座番号にはどんな意味が込められているのか。過去を探り始めた瞬間から自分探しの危険な旅が始まる。銀行に預けられた数々の品ととっさに飛び出るとてつもない戦闘能力。彼がただ者ではないことだけは誰の目にも明らかだ。パスポートの名前はジェイソン・ボーン。記憶をなくしたスパイ。ヨーロッパ各地の殺し屋には彼の抹殺命令がすでに出されいた。マット・デイモンの初の本格的アクション映画でありハリウッド大作映画での初主演作だ。タイトルのボーン(Bourne)は主人公の名前からきているみたいだけど私は映画を観てしばらくはBorn だと勝手に思い込んでいた。Born Identity=生まれ持った素質・・・そんなイメージだったんだけどひっかけてると思うのは考えすぎ?(笑)ただエネルギッシュに走り回るヒーローではなく「自分探し」を題材にしているところがいかにも文系のマットらしい(笑)ジェームス・ボンドともジャック・ライアンとも違う新しいヒーロー像の誕生でした。パリを舞台にしたハリウッドの映画といえば「RONIN」や「ファム・ファタール」なんかがあるけれど(そういえば、先日公開された「オーシャンズ12」も!)一番参考にしたのはリュック・ベッソンの「ニキータ」だそうだ。独自の方向性を打ち出したひと味違う痛快なスパイ映画に仕上がったと思う。パリの街を撮影する上で従来のハリウッド映画にありがちな観光映画にだけはしたくなかったのかも(笑)屋根から壁づたいに脱出するシーン。命がけのカーチェイス・シーン。マットにはどんな困難も乗り越えてしまいそうな、ヒーローとしての素質とオーラがある。「リプリー」の時の黄色い水着姿のぷにぷにのお腹のことはもう忘れてね!公開中の続編「ボーン・スプレマシー」にますます期待がふくらむところだ♪________________________________やっぱり今日は映画館には行けませんでした~!残念!(笑)________________________________
2005.02.14
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「ボーン・アイデンティティー」から2年・・・。全米サマー・シーズンの大作を退け初登場No.1 メガヒット!2005年、至上(スプレマシー)の追撃が始まる!新鮮な驚きだった、マット・デイモン主演のアクション映画「ボーン・アイデンティティー」はまだ記憶に新しいですよね!それまで地味な印象だった彼の「脱いでもすごいんです」な胸板にとにかくびっくり!お目目はテン!アクションシーンも決まってて敵をやっつける時のあの技とキレ!華麗でスタイリッシュな身のこなし!記憶をなくしたスパイの哀愁もばっちり。シャンプーだって上手なんだから!(謎?)ハリウッドスターの役作りにはいつも感心させられるけどあの映画でマット・デイモンは見事自分のイメージの殻をうち破ることに成功したと思います♪「ジミーちゃん」と内緒で呼んでたこともその日を境に改めました(笑)あれ以来ハリウッドで企画中の台本のほとんどが、最初に彼の元に持ち込まれるようになったというから驚きです♪アクション映画のニューヒーローの登場をみんなが待ち望んでいたということの証なのかもしれません♪時の流れは早いもの・・・。あれから2年もたっていたなんて♪前作を凌ぐスケールだという「ボーン・スプレマシー」!できれば明日、見てきます♪我が家の姫が先週からおたふく風邪なので微妙ですが、祈るばかりです(笑)では、明日のレビューでまたお会いしましょう♪(駄目だったら、ボーン・アイデンティティーのレビューにしようかな?)
2005.02.13
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もうすぐバレンタインデーですね!このお休みに、チョコの用意をした人も多いかな?甘い香りの漂うショーウィンドウに色とりどりに並べられたチョコは見ているだけで幸せな気持ちになるから不思議です(笑)この季節になると恋する映画がみたくなります♪悲恋モノでは絶対 駄目!観たい映画は、もちろんラブコメですよね!!あなたのお気に入りの「ラブ・コメディ映画」は何ですか?多すぎて困っちゃう質問かもしれないです~(笑)コメント、足跡、残してくださると とってもうれしいです♪サンドラ・ブロック、キャメロン・ディアス、グウィネス・パルトロー、ドリュー・バリモア・・・最近ではラブコメの主役もいろんな女優さんがこなしていますね。私の最近の注目株は元ラブコメクィーンのゴールディ・ホーンの娘キュートな鼻のケイト・ハドソンです。(外人なのに、なんて親しみやすい高さ!笑)それでもやっぱり永遠のラブコメ女優の代名詞はやっぱり誰がなんと言おうとメグ・ライアン♪クリスマスから始まって、バレンタインデーのエンパイアステイトビルディングで終わるあの映画は2月14日に必ず見ます(笑)バレンタインデーは別名「めぐり逢えたら」を見る日!誰かさんのもらってきたチョコレートをそっくり独り占めしながら・・・ね!(なんじゃそりゃ・・・笑)
2005.02.12
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NYの下町、ブルックリンの一角にその小さな煙草屋はある。煙草屋の店主、オーギー(ハーヴェイ・カイテル)の趣味は同じ場所、同じ時間での 定点撮影。14年間、1日もかかさず毎朝8時に店の前でシャッターを切る。オーギーの手により大切に残されたたくさんの写真は当たり前のように通り過ぎてゆく人々の切り取られた人生の一コマ。同じような写真ばかりに見えるけれど同じ写真はひとつとしてない。煙草屋の常連、小説家のポール(ウィリアム・ハート)は、妻を亡くして以来、ずっとペンを持てずにいた。いつものように煙草を買いに来た彼はふとした流れからアルバムに目をとめてそのまま涙し、動けなくなる。オーギーが写した、たくさんの写真の中に妻の姿を見つけたからだ。シンプルな映画だと思う。大人のための大人の映画だ。決して重くはならずいくつもの小さな物語たちが深みのある人物描写によってただ淡々と煙草屋の前を通り過ぎていく。エンドロールに合わせて映像化されるモノクロのクリスマスのエピソードが私は好き。台詞はなく、ただ胸に染みるのはトム・ウェンツの歌声だけ。世の中には、優しい嘘や、ついていい嘘がちゃんとあるのね。煙草は吸ったことがないけれどたくさん煙を飲み込んで飲み込んだ煙をふぅっと吐く。心がほっと暖かくなる。そんな感じの映画かな?(笑)禁煙してる人には、つらい映画?吸いたくなる人は多いみたいですよ!(笑)
2005.02.11
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「きみに読む物語 」を観て、映画の余韻にひたりながら次に観る映画は何がいいかな?ただ一人の人を愛し抜く。言葉にするのは簡単だけど、本当に成し遂げる人は世の中にどれくらいいるのだろう。 「きみに読む物語」で、私たちの願いを成就した老いた夫婦は美しかったね。運命の出会いを大切にした二人に与えられたご褒美だった?どこかにいるだろう自分の心の分身にちゃんと巡り会える人は、きっと少ない。そんなふたりが出会ったのは、遙か昔のお祭りの夜。はしゃぐアリーを一目見たとき、ノアの時間は、きっと止まった。あの、時間が止まるっていう感覚、一目惚れしたことのある人なら、きっと覚えがあるはず。まわりのすべてが動きを止めて自分の心臓でさえ止まった気がする。この人と出会うためにきっと自分は生まれてきたのだ。そんな不思議な気持ちがふとする瞬間。ティム・バートン監督のファンタジー、「ビッグ・フィッシュ」 BIG FISH は父と子の断絶と和解が物語の本当のテーマかもしれないけれど、見逃してはいけないのが、主人公エドワード・ブルームと妻サンドラの若き日の恋だ。今日はちょっと強引だけど「運命の恋」&「ただ一人の人」つながりで「ビッグ・フィッシュ」 BIG FISHに決めちゃおうっと♪(笑)サーカス小屋でたくさんの観客の中にいるサンドラをエドワードが初めて見たときのすべての動きがとまって、ポップコーンが宙に浮くシーンが好きだ。どこまでが本当でどこまでが嘘なのか作り話ばかり繰り出す父に不信感を持ち疎んじる息子。あきらかに父の死期は近づいているのに一歩踏み込めないですれ違う二人。やっとエドワードを知る人が息子に話して聞かせて真実がわかる。「お父さんにとって女性は2種類だけ。あなたのお母さんと、その他大勢よ」婚約者がいるサンドラのために広場いっぱいに集めた彼女の好きな水仙の花。黄色一色の花畑の中で叫ぶ愛の告白。エドワードが息子に語る話はほら話でもふたりの愛だけはあらゆる意味で何ものにも代え難い真実だった。すべてを受け入れるサンドラは息子にも多くを語らないけど確かな愛があるのを知っていたからずーっとエドワードのそばにいたのだ。「味気ない真実と、楽しいファンタジー、どちらの人生がいい?」愛する気持ちを貫いて、自分の物語を最後まで生き抜いた主人公。人生を寄り添った愛しい人は、間違いなく運命の人だった。生涯でただ一人の愛する人とその運命を大切に生きる・・・。ひとコマひとコマが美しい絵本の挿絵のような、いつもそばに置いておきたい映画です。こんな映画を作っちゃうティム・バートンはホントにえらい(笑)
2005.02.10
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「パイレーツ・オブ・カリビアン」の続編の詳細が明らかになった。ディズニーの投資者向けのプレゼンテーションの席で、「パイレーツ・オブ・カリビアン2」は全米06年夏、「パイレーツ・オブ・カリビアン3」は全米07年夏の公開予定であることが発表された。また、「パイレーツ・オブ・カリビアン2」の副題は「Dead Man's Chest」(死者のタンス)だという。今年の3月から06年の1月までのあいだに続編2本を一気に撮影することになるが、肝心の脚本はまだ未完成だという。新作「ザ・ジャケット」(エイドリアン・ブロディ主演)のプロモーションでサンダンス映画祭を訪れたキーラ・ナイトレイは、いまだに脚本を渡されていないことに関して不安を口にしたが、主人公を演じるオーランド・ブルームは、「クリエイターのことは知ってるし、脚本家のことを信用しているから心配ないよ」とコメントしている。 [ 2月9日13時40分 更新 ] eiga.comよりジャック・スパロウ再び!いろんな映画の続編が作られることを、必ずしも喜んではいないけどこの映画だけは、ちょっと違う。なんてったって、我らが船長。ジョニー・デップの登場だもの!愛すべきキャラクター、ジャック・スパロウ船長は飄々としていてお茶目でいい加減、そのふらふらしたリアクションは何???って、思わず画面につっこみを入れたくなる。ローリング・ストーンズのキース・リチャーズをイメージしたという風貌はヘンテコだけど、妙に色っぽくもあって一時たりとも目が離せないのよね(笑)この映画で、ジョニデはさらにたくさんの女性ファンの心を鷲づかみにしたはず♪金歯でも目の下が黒くても自由奔放で無秩序な海賊ジョニーに首ったけだ。少女の頃、金のメダルと共に、漂流する少年ウィルのハートまで盗んだエリザベス。のちに二人は恋に落ちるが、真面目で腕のたつ鍛冶屋のウィルとカリブの港を治める提督のおてんば娘エリザベスとでは釣り合いがとれない。これまた哀しい身分違いの恋だ。身分違いの恋ってやつは、映画でも繰り返し描かれる。人生における永遠のテーマなのね?「きみに読む物語」でもそうだったけど男の子は繊細なのに対して、女の子が天真爛漫で気が強いっていう図がなんだかとっても興味深かったりして(笑)「ロード・オブ・ザ・リング」では色白金髪エルフだったオーリーもこの映画では、潮風が似合う海の男に。日焼けしている黒髪のオーリー。新しい魅力にドキドキしたね。海賊にだって、ちっとも負けてないおてんばお嬢を演じたキーラ・ナイトレー。タフな存在感にあふれてて、とってもキュートなレディだった。まだちょっと先になりそうだけどジャック・スパロウ船長が再び私たちを冒険の旅に連れだしてくれるのをワクワクしながら待ちたいな(笑)前の映画はちと長かったからできれば、もう少し煮詰めて手頃な長さの航海にしてね(希望)陽気で怖くて面白い「パイレーツ・オブ・カリビアン」のそれからの話♪早くも期待で胸がいっぱいだ。
2005.02.09
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作曲家アンドリュー・ロイド=ウェバーによる同名ミュージカルを映画化した『オペラ座の怪人』(1/29~公開中)のサントラ『「オペラ座の怪人」オリジナル・サウンドトラック』が先週の46位からアップし、登場3週目で初のTOP10入りを果たした(今週順位10位/累積売上万枚)。 ミュージカル映画のサウンドトラックによるTOP10入りは、1980/12/1付、オリビア・ニュートン・ジョンとジーン・ケリーの共演で話題となった映画『ザナドゥ』のサントラ『ザナドゥ』(1980/7/16発売/最高位6位)以来、実に24年2ヵ月ぶりのこと。 近年では、『エビータ』(1996/11/10発売/最高位21位)、『セルマソングス・ミュージック・フロム・ダンサー・イン・ザ・ダーク』(2000/8/30発売/最高位17位)、『シカゴ オリジナル・サウンドトラック』(2003/3/5発売/最高位24位)などがチャートインを果たしたものの、いずれもTOP10入りには及ばなかった。 [ 2月8日10時55分 更新 ] オリコンよりhttp://movies.yahoo.co.jp/m2?ty=nd&id=20050208-00000004-oric-ent『オペラ座の怪人』、さすがです!わかる気がするもん。あの映画を観てきた人は、10人いたら10人とも あの音楽の虜になる。その後1週間は、あのメロディラインが、アタマの中を独占しちゃう。しかもそれは、エンドレスでね!(笑)瞼の裏に焼きついた『オペラ座の怪人』は色あせることなど知らないみたいだ。繰り返し繰り返し、心揺さぶる音楽と共にそれは色鮮やかに反復される。ロンドン・ミュージカルの巨人、アンドリュー・ロイド=ウェバーはエリザベス女王からサーの称号を与えられているのだそうです。「すべての作品に対してスペシャルな想いはあるけれど、商業的な成功という意味では、もうこれ以上の作品を作るのは無理かもしれない」ある雑誌のインタビューで彼が語った言葉です。それだけ、完成度が高く、申し分ない出来だということなのね!こうして彼の最高傑作は、永遠に語り継がれる伝説となったのだ。これからもリピーターを含め、たくさんの人がこの映画を愛するでしょう。心に刻み込まれる音楽の洪水・・・。パワー・オブ・ミュージック!めくるめく陶酔の時。映画はいつも音楽と共に♪
2005.02.08
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いつまでも、どこまでも、ふたりで一緒に歩いてゆこう・・・。白鳥の舞い降りる湖の見える窓辺でたたずむ一人の老婦人。彼女がいつも怯えているのは、帰りたいのに帰り着けない場所があるということだけは理解できているから。美しい風景の向こうにある記憶のかけらを、たぐり寄せようとしているのか。暗闇のなかで、誰かを捜しているのか。手を伸ばしても指の間からこぼれてしまうきらめくような恋の記憶たち・・・。1940年代のアメリカ南部の小さな町でノアとアリーの恋は一瞬で燃え上がった。材木工場で働くノアと、良家の子女アリーの身分違いの恋。夜の道路で二人、寝ころんで見上げた信号心通わせた夜の初めてのダンスアイスクリームのバニラの味のキス抱き合い、喧嘩し、またすぐに仲直りする二人。一緒の夏はいつまでも続くと思っていたあの日・・・。誰の心にもある普遍的なラブストーリーだと思う。エピソードの数々も、どこか古典的でロマンティックだ。くったくなく笑うアリーと、それを見つめる、ノアの繊細で優しいまなざし。自分の過ぎてきた恋と、重ね合わせて観た人も多いかな?あの日、あの時、お互いのことしか何も見えなかった瞬間。アリーの両親が、戦争が、恋するふたりを引き離し求め合っているのに離れたまま長い年月がそれぞれの道を歩ませようとしていた。一枚の「約束」を写し出した写真が、運命の糸を再び紡ぎあわせるまでは。引き裂かれたあの夏の日があったからこそ、燃え上がった恋は永遠のものになったのかもしれないね。時間の流れはときとして、優しくもあり、残酷でもある。離れた時間を過ごした二人のそれぞれの経験が人の痛みを知り、何が一番大切なのかを教えた。燃え上がったままの愛なんてあり得ないもの。離れた時間がひと夏の恋を静かに貫く確かな愛の形に変えたのだ。二度目にふたりを引き裂いたのは想い出を共有するという、当たり前のことが出来なくなる病気。記憶の蘇る一瞬が、切なすぎるほどロマンティックで哀しい。こんなふうに誰かを一生懸命に愛したいな。「きっとまた会おう」手と手を握るふたり。ラスト・シーンに憧れと嫉妬すら感じる心を揺さぶる愛の物語でした。「きみに読む物語」→「ビッグ・フィッシュ」映画数珠つなぎ
2005.02.07
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『マディソン郡の橋 』を超え、全米1200万人が愛に震えた・・・。涙なしには見られない、珠玉のラブストーリーどうしよう~!困っちゃいました!涙なしには見られないそうです。先週も『オペラ座の怪人 』で熱い涙を、惜しげもなく流してきたところなのに・・・!(笑)監督は『シーズ・ソー・ラヴリー』の、ニック・カサヴェテス出演はライアン・ゴズリング、レイチェル・マクアダムス・・・ジーナ・ローランズも出ているみたい。ライアン・ゴズリングは、『完全犯罪クラブ』で印象に残っている役者さんです。365通の手紙。白鳥の棲む湖。・・・あの雨の朝の匂い。想い出が少しずつ、きみからこぼれてゆく。だから、きみが思い出すまで、ぼくは読む・・・・・。映画館でもらってきたチラシ片手に今日のブログを執筆中ですがここまで読んだだけで、もう、うるうる来てしまいそう・・・!最後まで『アレキサンダー』とどっちにするか迷いましたがやっぱり、こっちに決めました♪涙はまだ、残っているでしょうか・・・!?明日はタオル持参で、カタルシスをかみしめてきます(笑)・・・って書いちゃったけどカタルシスって、噛めるっけ・・・!?(自爆)明日のレビューでまたお会いしましょう(笑)では!
2005.02.06
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「アレキサンダー」もいよいよ公開されましたね! 先にラジー賞で話題になってしまった映画ですが 観に行く予定の方や、もう観た方はいらっしゃるでしょうか・・・? スケールの大きい映画はやっぱり映画館で・・・と 予告編を目にしては楽しみにしていましたが、、 日を追うごとに優先順位が次第にランクダウン・・・(笑) ちょっと気持ちがそがれちゃった感じで残念です。 前評判の悪さは、上映時間の長さのせいなのか、 はたまた、コリン・ファレルの金髪のせいなのか・・・(笑) この目でつきとめてみたい気もします♪ ラジー賞をもらうのも、それだけ注目されてることの裏返し! しばらくは様子を見守りたいと思います(笑) 実在の人物を題材にした映画って、面白いものがたくさんありますよね! アカデミー賞にノミネートされている映画だけでも 「Ray」「アビエイター」「ネバーランド」・・・と 毎年、たくさんの映画が作られています。 あなたのお気に入りの「実在の人物映画」は何ですか? コメント、足跡、残してくださると とってもうれしいです♪ ちなみに、私が好きなのは、「エリン・ブロコビッチ」や「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」! そうそう、こないだ感動の涙を流した「ネバーランド」も忘れちゃいけません♪ 映画は観た後、元気になれるのがいいですよね! 前向きに生きた人が描かれてる、そういう映画が清々しくて好きです(笑)
2005.02.05
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小高い丘の中央にかわいい小さな屋根を並べた、田園風景の広がるフランスの田舎の村にある日北風とともに、赤いマントを羽織った母娘がやってきた。南米マヤ族の流浪の民の血をひくという母娘は、古いしきたりや慣習にガチガチの村人が住むその村で、チョコレートの店を開くという。すぐさま村長で保守派の代表であるレノ伯爵が、あいさつと教会の礼拝への誘いに顔を出すが、母ヴィアンヌ(ジュリエット・ビノシュ)は、きっぱりと断り、しかも断食の期間に店を開店させるという。中世以来の伝統を守り続けているレノ伯爵は、因習に縛られてきた、村の秩序と道徳の権化。悪魔の誘惑(チョコレート)を運んできたヴィアンヌ親子を、目の仇にして追い出そうとするが、村人たちは次第に、ヴィアンヌのチョコと神秘的な魅力に癒されて、かたくなな心を溶かして変わりはじめてゆく・・。「一口食べてみて。これがあなたの好みの味よ」って、ジュリエット・ビノシュに言われたら「食べます。食べます。この映画が終わったらすぐにねっ!!」っていうくらい、観てる間からチョコが無性に食べたくなった映画(笑)チリを効かせたり、バラの香りを練りこんだり秘伝のレシピで作り上げられるバラエティーに富んだ魔法のチョコたちに観ているだけで、心奪われてしまう♪甘い香りとともに口に含んだらきっと、どんなかたくなな心も、新しい風を感じたくなる。物語に散りばめられた小さなエピソードは、どれもステキで、心地がよい。脇を固める登場人物も、みな魅力的だ。主人公のヴィアンヌはもとより、見えないカンガルーの友達を持つ娘アヌーク。(「ポネット」のあの子らしい!?)頑固で毒舌の家主の老婆(ジュディ・デンチ)と、そんな母を嫌い孫を遠ざけようとする娘(キャリー=アン・モス)との葛藤。川に船の家を浮かべ、一箇所にとどまることを嫌うジプシーのルー。(これがジョニー・デップ、カッコよすぎ・・・!)堅物の村長と、それに振り回される新米の牧師。冷え切っていた夫婦は仲を取り戻し、暴力夫から逃れた妻は、自分の新しい生き方を見つけetc...でもね、人々に安らぎを与えたはずの彼女と彼女の娘も問題を抱えていたの。風が吹いて流浪の血が騒ぐ・・というより、彼女の「すべてを受け入れようとする生き方」が裏目に出て、町を、村を、出て行かなければならない時が、いつも必ずやってくるのだ。それでもくじけないで前向きに生きようとする母と娘の姿には、心がすがすがしくなった。物語のラスト、戻ってきたジプシーのルーが壊れていたチョコの店の扉をなおしおばあさんの灰の入った壺も割れた。カンガルーもどこかへ去っていってしまった・・・。彼女たちがこの村に留まる決意をした時、風が止んで春が訪れる。これぞ、ファンタジー。チョコレートの季節になると観たくなるいつまでも大切にしたい映画なのだ。
2005.02.04
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「オペラ座の怪人」を観て、映画の余韻にひたりながら次に観る映画は何がいいかな? ミュージカル映画で記憶に新しい、「シカゴ」や「ムーラン・ルージュ」なんかも考えたりしたんだけどどうも、ちょっと趣が違う気がするの。何故なんだろう・・・。しっくりこない。 どうせしっくりこないなら、一番印象に残ったあのセクシーなファントムにスポットを当てて、題して「門前の小僧習わぬ経を読む」&「心に残る音楽」つながりで、「海の上のピアニスト」 THE LEGEND OF 1900 なんていうのはどうだろう?(なんじゃそりゃ・・・笑) 思えば「オペラ座の怪人」ファントムは、口にするのも辛いような、不幸な生い立ちだったよね。ある日、ある人から助けられ、オペラ座の地下へ逃れたものの彼の孤独に変わりはなかった。でもね、彼は限られた空間の中で、自力で「生きる目的」ってヤツを見つけだす。オペラ座の地下から、天井から、柱の影から、舞台美術や脚本、作曲、すべてのオペラの技を自力で修得し、いつしか、天才と呼ばれるほどの、ゴーストライター(?)へと成長するのだ。 大西洋を往復する豪華客船で 生後間もない赤ん坊が見つかった。彼は生まれた年にちなみ、ナインティーンハンドレッド(1900)と名付けられたが生涯、その船から降りることはなかった。 船で夜ごと行われるパーティの席で演奏される音楽を 彼は見よう見まねで自分のものにし 天から与えられた希有な才能を開花させて、いつしか即興の天才ピアニストと呼ばれるまでになる。彼にとってはピアノを弾くことが人生のすべて。 目に映るものすべてをメロディに変えていく。 揺れる船の動きにまかせて、ホールをすべりながらピアノを演奏するシーンは まるでピアノとダンスしているみたいで美しい♪ この映画のタイトルと共に、このシーンを思い出す人はきっとたくさんいるだろうね(笑) 船の中の世界しか知らず、純粋培養された彼は、 乗客や船員、すべての人に愛されたが、 穏やかな表情の影に、どこか、とらえどころのない不確かな感情を滲ませていたと思う。 一度は恋する人との陸での生活を夢見た彼だが必要以上のためらいが、彼に船にとどまることを選択させたのだ。 どこかでぐっとふんばれば 外の世界へ飛び込む選択もできたはずの二人の天才。 少ない選択肢の中で自分の決めた人生を生き抜いた 彼らにとっての幸せとは何だったんだろう。 その人生を生きた人にしかわからないのかもしれない。 本当の幸せなんて・・・。
2005.02.03
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[ロサンゼルス 1日 ロイター] 昨年7月に80歳で死去した米俳優マーロン・ブランドが、代表作「ゴッドファーザー」への出演を当初拒否していたことが、1日に発売された米誌バニティー・フェアのハリウッド特集号で明らかになった。作家バッド・シュルバーグが、ブランドの元助手の女性の発言として同号で明らかにしたところによると、ブランドは助手から「ゴッドファーザー」の本を読むよう促された際、「マフィアを美化したくない」と強く抵抗し、かんしゃくを起こして助手に本を投げつけた。しかし、助手が次にブランドに会いに行くと、ブランドはまゆ墨でマフィアの親分風の口ひげを描いていた。ブランドに感想を求められた助手は、当時映画でギャング役を演じることが多かったジョージ・ラフトに似ていると答えた。ブランドはそれから毎回、違うパターンの口ひげを描いては助手に見せ、明らかな心境の変化を示したという。映画会社パラマウントの幹部はブランドの同作品出演に反対し、カメラテストを受けるよう要求。ブランドはこれに従った。ブランドは同作品で2度目のアカデミー主演男優賞を受賞したが、辞退した。シュルバーグはブランドの別の代表作「波止場」の脚本を担当し、生前のブランドと親交があった。 [ 2月2日17時31分 更新 ] ロイタージャパンより マーロン・ブランドが亡くなったのは、ついこの間のことのよう。私の中のマーロン・ブランドは、マフィアのボスで、アウトロー的なイメージ。亡くなったときに、彼のことをインタビューされたジョニー・デップが、「11年来の友人であり、偉大なヒーローであり、教師であり、お手本」と語っていたのを覚えてる。無骨な表情の下には、自分の信念を貫いた強さと、死ぬまで持ち続けた子供のような心が見え隠れしていた。 『ゴッドファーザー』は、アメリカ人にもっとも愛されている映画のひとつだ。たくさんの映画の中に引用され、散りばめられている台詞やシチュエーション。『ゴッドファーザー』を観たことのある人だけにわかるジョークは、驚くほどよく登場する。 映画の仕事で、年がら年中ハリウッドと日本を行き来している知人からハリウッド映画を楽しむためには、絶対に観ておくべき映画だと薦められたことがあってずーっと昔、子供の頃にあまり訳もわからないままに観てマフィアの血で血を洗う抗争がただただ恐ろしくて、ずーっと封印してきたこの映画をどきどきしながら、数年前にやっと見直してみた。 映画には観るべき時期がきっとあるのね?大人と一緒に背伸びしてみた、子供の頃の『ゴッドファーザー』。怖いという印象だけで、封印していた映画だったけど、もう一度観るきっかけをくれた友人に今はすごく、すごく感謝してる。今日、このニュースの記事を見てマーロン・ブランドのことを考えててふと、思ったの。 私のような人もいるんじゃないかなって(笑)だから今日は、その時のレビューを引っ張り出してきて、ご紹介♪ 初夏の昼下がり。ビトー・コルネオーレことゴッドファーザーの娘の結婚式で始まるこの映画。招待客の”頼みごと”を聞くマーロン・ブランドの存在感に早くも圧倒されるばかりだ。 ニューヨークを牛耳るマフィアのドンから、持ちかけられた麻薬密売の話を断ったことがきっかけで、一連の抗争の火蓋が切って落とされた。最終的に、マフィアの仕事から一番遠くにいたはずの、三男のマイケル(アル・パチーノ)がビトーの後を継ぎ、ドンの顔になっていく様子を軸に、物語は展開する。 印象に残るシーンは、たくさんあるけれど、特筆すべきは、初々しいアル・パチーノが物語の最後には、眼光鋭いマフィアのドンに成長していく様だ。薄暗いレストランで初めて人を殺すシーン。シシリーで愛した妻を殺され、義弟の罠で兄ソニーを蜂の巣にされ、どんどん変わって行くマイケル。教会での洗礼式のパイプオルガンの音と、暗殺シーンのコントラスト・・・。 そして、静かな午後、美しい庭で孫と戯れる内に息絶えたビトーの最期も心に残る名場面のひとつだ。 家族を愛し、守り抜いた懐の深いビトーはマフィアだけどカッコイイ。この映画が愛される理由は、きっとここにあるのだと思う♪運命に翻弄されながらも、その道しか選ぶことのできなかったマイケルの暗く哀しい目も忘れられない。少し時間がたってから読み返す自分のレビューは、なんだかちょっと、恥ずかしいな(笑) 気をとりなおして最後におすすめの映画をひとつ。ジョニー・デップとマーロン・ブランドが共演した「ドンファン」っていう映画!見たことある人もきっといるよね!ジョニーの映画はどれも好きだけど二人のいい関係が、ここから始まったのかもしれないって思わせるから特にこれはお気に入りのひとつです(笑)
2005.02.02
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アニメ界のアカデミー賞といわれ、今年32回目を迎えるアニー賞に、昨年10月に公開され、米国内だけで約2億5700万ドル(約267億円)の興行収入を記録した「Mr.インクレディブル」(ブラッド・バード監督)が作品賞をはじめ、全10部門すべてを制覇するという快挙を成し遂げた。 この作品は、米大手アニメ制作会社、ピクサーが制作し、ディズニーが提供。引退したヒーローが、自分と同様、特種能力を隠し持つ家族と力を合わせ、悪に立ち向かう物語。今シーズンのアカデミー賞のアニメ映画部門にもノミネートされている。(ロサンゼルス 岡田敏一) [ 2月1日15時38分 更新 ] Sankei Webより『Mr.インクレディブル』は年末に、チビと一緒に観に行ってきました♪ちなみに我が家のおチビは、5歳の女の子。おしゃまで、おしゃべり。おしゃれにもちょっとうるさい、可愛いヤツです。(笑)チビと一緒だったので、当然、日本語吹き替え版で観たのですが、これが思いの外、よかった。洋画を観るときは、絶対に、吹き替えではみたくない方なんだけどアニメだけは、どうもちょっと違うみたい。『トイ・ストーリー』だって『モンスターズ・インク』だって、記憶にまだまだ新しい『ファインディング・ニモ』だってイメージぴったりの声の人を、ちゃんと振り当ててくれていたし!アニメのキャラクターと、声を担当する俳優さん(タレントさん)のルックスがいつも似ていて、なんだか笑っちゃいます。『Mr.インクレディブル』では、圧倒的な力持ち、タフガイ・ヒーロー ミスター・インクレディブルを三浦友和さん。ゴムのように伸縮自在の体を持つ カッコいい妻 イラスティ・ガールには黒木瞳さん。少年の頃はミスター・インクレディブルの大ファンだったのにひねくれて悪に走ったシンドロームに、雨上がり決死隊の宮迫博之さん。宮迫さんは特に、絵を見たら笑うよ~。ね!ね! なんだか、ぴったりでしょ~♪おもちゃや怪物、魚など、いろんな世界を舞台に子供も大人も楽しめるストーリーを送り出し続けてきたピクサーだけどこの『Mr.インクレディブル』は、初めて人間を主人公にしたスーパーヒーローの物語。(ヒーローだけど妙に人間くさい!)今までのファンタジー路線とは少し違って、血湧き肉躍る格闘アクション満載の勧善懲悪、正当派ヒーローもの。手に汗握るシーンもバンバン出てくるけどその中にもしっとりと、家族の愛も散りばめたりなんかして・・・。ちょっと「スパイ・キッズ」なんかも連想しちゃうかな?迫力のアクションシーンのためにアメリカではピクサー初のPG指定になったっていうからびっくり!。これって子供同士だけ観に行ってはいけないってことだってさ♪全然平気だと思うけどなぁ・・・。アメリカの基準はときどきよくわからん!(笑)劇場での公開は、もう終わっちゃったかな?まだ観てない方は、字幕スーパーも吹き替え版も両方楽しめるDVDでお好きな音声をチョイスして観てね!見比べてみるのも、楽しいかも・・・。向こうのアフレコもきっと、似ている俳優さんをつれてきてるはず。私も字幕スーパー版で、「まんまアメリカ」を楽しみ直してみたくなっちゃった!(笑)
2005.02.01
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