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いつかあの月をふたりで見ようと約束したね。誰よりもわかりあえていた。誰よりもお互いを信じていた。大切なものすべて捨てても守りたかったかけがえのない友情。あらしのよるに出会った二人。それは運命のいたずら。ただひとつ問題があるとすれば彼らがヤギと狼だということ・・・。本屋さんで見つけた一冊の絵本との出会い。ペラペラとめくっているとすぐに引き込まれて一気に最後の一冊まで!(短い区切りで全6巻)立ち読みだというのに涙で文字が読めませんでした。それが、映画化されると聞いてとても楽しみにしていたお話♪もう何度も何度も読み返して知っている物語なのにとても新鮮な感じを受けました。(もちろん買いましたとも!)絵本ではサラッと通り過ぎたヤギのお母さんのエピソードからはじまる映画バージョンの導入部。ぐいぐい引き込まれる滑り出しは心憎い演出ですね!主役の二人が出会う前から早くも切なさで胸がいっぱいです♪大げさすぎない素直な絵で物語が丁寧に綴られていきます。次はどうなるんだろう?と物語の先が待ちきれない感じです。ハラハラどきどきや笑っちゃう場面がほどよく散りばめられているから緩急ほどよくメリハリがあって子供でも退屈するヒマがありません。私は最初擬似恋愛的な物語だと思っていました。狼のガブが男の子ヤギのメイは女の子だと。でも、映画で見るとヤギもやっぱり男の子だったのね!これはちょっと意外だったけど(笑)メイの声は、これが声優初挑戦となる成宮寛貴さん。ガブの声は中村獅童さん。この人はホント巧い、役者としてだけでなく、声優としてのセンスを感じました。狼のガブのイメージそのままでなんだかとてもいい感じ♪児童文学としては異例の発行部数を誇るというきむらゆういちさんの同名絵本の映画化「あらしのよるに」。タイトルにも使われている「あらしのよるに」という言葉は物語の中ではとても大切なキーワードとして登場します。映画を見終わったあと、物語を振り返りながら「あらしのよるに」とうっかり口に出すと涙腺が刺激されてダーッと涙が出ますのでどうか、その辺はご注意を♪小学生や幼稚園年長児くらいのお子さんのいる人は是非見せてあげてほしいな♪映画をみそびれたならせめて図書館でこの絵本を手に取ってみて♪情緒豊かに描かれる物語はきっと心の宝物になるはず!心が清々しくなる、とてもいいお話♪子供と一緒に何か観るならこの冬一番のお薦めはこの映画です♪大人の人でもたまには童心に返ってのひとときを過ごすのもいいかもしれません♪肩が凝らずにピュアな涙を流したい時に!(笑)是非お薦めしたい一本です。
2005.12.26
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それまでの混乱が嘘のように街は静寂に包まれた。彼は彼女だけを見つめ彼女もまた彼だけを見つめた。美女と野獣興味本位で人はそう呼ぶかもしれない。だけどその瞬間・・・それは確かに恋だった。わかってるストーリー。だから物語を追う必要もなく3時間もの長さを端から端まで楽しむことができました。とにかく映像がすごいです!迫力満点!!「ザ・リング」も「ジュラシック・パーク」も「トレマーズ」も(古っ!)ついでに「タイタニック」までいろんなテイストを詰め込んでもう、てんこ盛りの大盤振る舞い♪おやおや?見てきた映画は「キング・コング」のはずなのに今、列記した数々の映画のタイトルとは何じゃらホイ♪まずはそこから説明が必要ですね!観てきた人はクスッと笑ったかな?いろんな映画を連想しちゃうそういうお楽しみも含んだ映画だったのです♪筋は有名ですからこの映画に限っては色々とお話してもオッケーですよね!まず、たどり着いた髑髏島の原住民の少女がいきなりですが、「貞子」してます(笑)その後、「ジュラシック・パーク」もたじたじしちゃうくらいにすっごい迫力で恐竜たちが出てきますがはっきり言って私は原住民の皆さんの民族メイクの方がよほど怖かった・・・汗ホラー映画みたいなんだもん!なんで白目むいてるかなぁ~!そういえば、ピーター・ジャクソン監督はこういうタッチはお手のもの?昔懐かし、ケビン・ベーコン主演の「トレマーズ」を連想させる気色の悪い生き物もこれでもかと言わんばかりに登場します♪あんなのに喰われるくらいならひと思いに恐竜に踏みつぶされて死にたい・・・。映画だということも忘れて究極の選択を真剣に考えてしまった毎度のことながらおバカな私・・・汗だけど物語は迫力のスペクタクルシーンに終始するわけではありません。忘れてはいけないのはこの映画は、コングとアンのラブストーリーでもあるということ。それもとびきりの思い切り切ない恋のね!これが泣かせるの~!有名なエンパイアステートビルでのワンシーン。クライマックスはまさしく「タイタニック」です。愛する人を命がけで守りながら最後は力つきて落ちていくコングはさながら海へと沈んで行ったディカプリオ=ジャックとだぶります。美女と野獣所詮報われない恋。物言わぬコングの最後の目がこう言うの。俺の分まで生きてくれって。(涙)ホロリと来たところでふと思いました。近ごろの女性は強くなったと思うけどどんなに世の中変わっても求めているものは今も昔も大差はないなぁ・・・と。求めているのはコングのようにどんなときも守り抜いてくれる人。だけどコングほど腕力に自信がなくても大丈夫。脚本家ジャックのように誠実な愛で気が付けばいつもそばにいてくれれば♪ピーター・ジャクソン監督が『ロード・オブ・ザ・リング』の大成功によって、ついに念願叶って『キング・コング」を撮ることができたというのは有名なお話だけど嬉しかったんでしょうね~♪長年の夢が叶うというのは!監督のこの映画に注ぐ愛情がここかしこに感じられてもう少し短くできんかったんかいっ!とのど元まで出かかる言葉は呑み込みました(笑)ここは一緒に喜んで楽しみたいとそんな気持ちになっちゃう映画♪最後に!コングの動きの元は「ロード・オブ・ザ・リング」のゴラムの元?を演じたアンディ・サーキスさんなんですってね!今回は、普通の人間の役でも登場していましたよ!(コングと二役ね?)ああっ、この人かぁ♪って思いながら観るのも楽し♪どの人だったんだろー?って後から考えるのも楽し♪です!
2005.12.21
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喧噪と共にドアが開いて運命は軽やかに舞い込んできた。警官に取り囲まれた美しい人。一瞬でこちらをとらえた謎めいた視線。革命の嵐が吹き荒れるその国では一人旅での旅行者は片端から厳しく尋問を受けることになる。直感に導かれるままとっさに夫婦を名乗りその場を乗り切った時にはもう恋に落ちていた二人。サルサのリズムに身をまかせた熱い夜。どちらが一歩前に出るのか?どちらが一枚上手なのか?まるで二人のこれからを暗示しているかのような情熱のダンス。秘密を抱えて愛し合う二人の駆け引きは今はじまったばかり。軍配はどちらに?神のみぞ知る!巷の映画ファンの間では今ではたぶん知らない人などいない倦怠期を迎えセラピーに通う有名な某凄腕暗殺者夫妻の5~6年前の出会いのなれそめはこんな感じ(笑)笑ったのは二人の力関係♪どこまでもタフで強気なアンジーに対して時折叱られたやんちゃ坊主みたいになるブラピの可愛さといったらもう♪まず冒頭のセラピーのシーンからしてお尻に敷かれてる夫婦関係がありありと!結婚して何年ですか?のセラピストの問いかけにまずブラピが間違えて答え間髪を入れずにアンジーが言い直す・・・夫婦漫才顔負けの息のあった二人の掛け合いにいきなりニンマリなオープニングです♪負けん気全開!駐車場に車を止めるのも、アンジーは絶対に一番を譲らない。射的場でのお遊びでさえ負けたままでは終わらないし(笑)かたやブラピはと言うと撃つつもりもないのにウッカリ発砲してアンジーの怒りに火をつけてあたふたしちゃったりとかラスト近くの銃撃戦で敵を巧くやっつけてすっごく得意げに「見て♪見て♪」とばかりにポーズを取ったりとか(笑)この映画をここまで楽しいものにしたのはやはりアンジーとブラピの相性の良さゆえの勝利でしょう♪そういえば、最初はニコール・キッドマンへのオファーだったのよね?ニコールが断ったことは彼女にとってもこの映画にとっても吉と出たかも(笑)またの機会でよかった♪二人の凄腕ぶりが均衡していていてパワフルでないとこの物語は成り立たないもの。やっぱり、アンジーくらいの骨太のタフさがないとね!ワイヤーでビルから着地するアンジーも二丁拳銃をぶっ放すアンジーも惚れ惚れするくらいカッコいい♪ブラピでなくても虜になるよ~!(笑)そして暗殺者という職業にもし向き不向きがあるとしたらこの場合、天職になりうるのはやはり女性の方かなぁ・・・なんて♪赤の他人ならいざ知らず愛する人を殺さなければならない・・・そんなとき、やはりそこは躊躇するブラピに対して、ある時を境に、ふっ切れたように「大丈夫、殺れる」とあっさりのたまうアンジー様(笑)そういえば、一般的な色恋沙汰でも後々まで引きずるのは男性の方だってよく聞くものね!そういうアンジーの思考回路を理解してのことなのかお互いの職業がばれた後の疑心暗鬼のディナーシーンにはめちゃくちゃ笑った~♪完全にびびってるのはやっぱりブラピの方だったもん(笑)あの緊迫感がツボでした。夫婦喧嘩は犬も食わない?凄腕の殺し屋同士の結婚なんてあり得ないからつまんない?ううん。これはそれを承知で楽しむ映画♪これくらい派手だとかえって爽快♪よくぞそこまで・・・と笑えてくる。あり得ないシチュエーションの中で交わされる夫婦の会話は意外なくらいどこの家でも話すような内容。だから笑っちゃう♪かけ離れた世界の人間を自分の身近な生活に置き換えることができるから♪最初から最後までブラピとアンジーだらけ。豪快で華麗でサービス精神旺盛でこれぞハリウッド映画と言う感じ♪ウィットに富んだセリフには笑いのツボが満載でコスプレよろしく、多種多様な二人の魅惑のファッションなんかも楽しめま~す♪こんなに絵になる二人にはめったにお目にかかれないと思わせるイチオシのお薦め映画です!きっと彼らの代表作になるでしょうね!実生活でも「愛は永遠に不滅!」・・・だといいな♪ブラピとアンジー!大好きだよ~!!!
2005.12.16
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休日にお買い物に出たら街はすっかりクリスマス一色でした。色とりどりのイルミネーション♪クリスマスツリーも、可愛いものからシックなものまで・・・♪・・・・クリスマスツリーかぁ・・・・・・・ツリー・・・・ツリー・・??ん?そうだ!ツリーだ!!!しまった!我が家のクリスマスツリーが、まだ出ていませんっ!「ごめんっ!お母さんが悪かった~!」飾ると言ってもクリスマスまであと二週間・・・汗隣でチビが何か言いたそうにこちらを見ています。心なしか冷ややかな視線・・・毎年、ロックフェラーセンターのクリスマスツリーの点灯のニュースを見て「そうそう♪ツリー出さなきゃね~!」と、調子のいいことを言っておきながらお尻が上がるまでに、だいたいそこから1週間か2週間の猶予・・・。まったく何ほど重たいお尻なんでしょ?汗チビの冷たい視線の意味するところはこういうことです。まったくダメダメかあさんです(笑)そこで、その日は帰宅したら晩ご飯の支度なんか後回しにして、引っ張り出してきた大きなツリーはざっと180センチの高さです♪後先なんか考えずどうせならって、でっかいのを買う性分。好きな言葉は「大は小を兼ねる」♪舌切り雀のお話を知ってる?って今誰か私に聞いた?気のせいかなぁ? 汗気のせい♪気のせい♪気のせいだよね~?ま、いっかぁ~?(笑)ロックフェラーセンターとまではいかないけど飾り付けも無事終わり、一足遅れの点灯式を何とか済ませることができました。そこで一息、夏恋の心は、ふとニューヨークへとひとっ飛び♪映画好きの私にとって、クリスマスシーズンのニューヨークは憧れの場所ナンバーワン♪今まで数々の映画の舞台としてロマンティックに描かれてきました。そう言ってまず思い浮かんだのは「セレンディピティ」♪題材が出会いと偶然・・・運命の恋・・・と言うだけでもう腰砕けになっちゃうくらいロマンティックなのに季節はクリスマスシーズンでしかもロケーションがロックフェラーセンター前のスケートリンク場とくれば、それだけで完璧です♪なんの文句がありましょうかっ!?少し前なら、リチャード・ギアとウィノナ・ライダーの「オータム・イン・ニューヨーク」ってのもありました♪ストーリーは?・・・忘れちゃったなぁ(笑)いいの♪細かいところなんてのは♪この界隈でのラブストーリー!ということがまず最重要!景色とムードを堪能することにただただ喜びを感じたそういう映画のひとつです。美しかった~♪少し季節は ずれるけどクリスマスシーズンからスタートする「めぐり逢えたら」でメグ・ライアンがトム・ハンクスに会いに行くことを決心するレストランがロックフェラーセンター・GEビルの65階に実際にあるのだとか。目の前に見えるエンパイアステートビルのバレンタインのイルミネーションを見て婚約者に指輪を返すのよね~!これも運命のマジックがテーマとなっている映画だった♪何度も繰り返し観る好きな映画です。そして、最新の映画では12月10日から公開されている「NOEL ノエル」に注目♪さっそくオフィシャルサイトを覗いてみました。 オフィシャル・サイトはここクリスマス・イヴのニューヨークで起きたささやかだけれど温かい愛の奇跡の物語アカデミー賞&実力派俳優、そして個性派スタッフが奏でる「ラブ・アクチュアリー」に続く感動のアンサンブルとあります。主演はノリにノッてるスーザン・サランドンとペネロペ・クルス。クリスマス・イヴという特別な日に、それぞれの事情で孤独を抱えた人々にささやかな奇跡が訪れるさまを描いた物語だそうです。すごく観たい~!(笑)そんなこんなで、たかだか家庭用のクリスマスツリーの点灯くらいで様々な夢想がアタマの中を駆け抜けます。あ~あ♪ロマンティックしたいなぁ~♪いつかは行ってみたいんだもん!クリスマスシーズンのニューヨークに!!「晩ご飯はまだぁ?」の一言で一気に夢は現実に・・・汗ロックフェラーセンターのツリーに片想い♪夏恋の映画独り言でした。ちゃんちゃん♪
2005.12.12
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[ニューヨーク 7日 ロイター] 米国人が京都の芸者を題材に描いた小説「Memoirs of a Geisha」が邦題「SAYURIとして映画化されたが、9日の公開を前に賛否両論の評判を呼んでいる。 同作品では中国人俳優が芸者を演じ、全編がカリフォルニアで撮影された。 アーサー・ゴールデン原作のベストセラーを「シカゴ」のロブ・マーシャル監督が映画化したもので、製作はスティーブン・スピルバーグ監督ら。これまでのところ米国での評判は概ね好評のようだ。 プロデューサーの1人であるダグラス・ウィック氏はインタビューで、「日本人は常に、ハリウッドマジックを正しく理解してきた。ハリウッドで一流の職人たちが結集し、失われた日本世界へのラブレターを作り上げた」と語った。 また、この映画は芸者文化についての歴史考証ドキュメンタリーではなく、全世界の観客に向けて描いた「普遍的なラブストーリー」だと述べた。 ただ、公開に先立って行われた日本での試写会では、日本文化について正しく描かれていないことや日本人でない役者が出演していることなどに対し、批判の声がきかれた。 だがウィック氏は、文化的なことには細やかな配慮が必要だと理解しているとしたうえで、同映画は、一部の批判を上回るだけの支持を得ている、と主張した。 [ 12月8日14時4分 更新 ] Yahoo!エンターテインメントニュースより微妙です・・・。こういう映画って・・・・・。映画をどの角度から観るか?映画とどうやって向き合うか?ってことが観る側にも問われてしまいます。心構えをしておかないと観れない映画っていうのは時に気持ちに負荷が大きすぎて敬遠して観ずに終わってしまいがち・・・。超怖いと評判のホラーや泣け泣け泣け泣け♪泣かせちゃうぞ~!オーラ出しまくりの映画も私にとっては同類項・・・汗ま、いっかぁ~?ビデオでも・・・。縁があったら観ることもあるじゃろう♪そんな感じになりかねない映画のジャンルに近いです。プロデューサーのウィック氏が言う「ドキュメンタリーではない」という言葉に含まれるニュアンスはよぉく判りますよね!だけど、それが行ったことも観たこともない土地での物語ならともかく生まれ育った、よぉく知ってる大好きな日本が舞台となると話は微妙になってきます。物語に集中できないんです。すごくステキな合唱のステージで歌われているその曲も心を打つような名曲♪うっとりとして、目をつむって聞こうとするんだけどおやおや?なんだろ?誰かわからないけど、音を外してる人がいるぞ?・・・・みたいな!(なんちゅーたとえ? 爆)「ラストサムライ」でさえ賛否両論はあったように思います。私だってあの映画の風景や細々した所に違和感を感じたことは事実。ただ、あの映画は物語が進むにつれてそれらを払拭するくらいに内容に日本の魂を感じました。よくぞここまで描いてくれたなぁ~と!(笑)さてさて、謙さんの電撃結婚もあって話題には事欠かない「SAYURI」ですがどんな映画に仕上がったんでしょうね~?確かめてみたい気持ちもあります(笑)これはやっぱり観てこようかな?祝・ご結婚のご祝儀も兼ねて♪おやおや?夏恋は観てくるって言ってたのにそういえばいつまでたっても、「映画に恋してる」の映画レビューに登場しないなぁと思ったらああ~ぁそういうことかぁ~とこっそり笑ってくださいな♪そうでないことを祈りつつ!「SAYURI」はいよいよ今週末、公開です♪ オフィシャル・サイトはここ
2005.12.09
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漆黒の闇の中墓場にうごめく黒い影。大蛇が向かう先にあるのはほんのりと灯った朽ちかけた屋敷の窓明かり。薄暗い階段を上がるとかすかに聞こえる誰かのひそひそ声。それは聞いてはいけない言葉?それは見てはいけない姿?明かりのもれるドアの隙間からのぞく椅子に腰掛けた誰かの後ろ姿。二人の男がうやうやしくかしづいてそれが誰かを私たちは知る。ヴォルデモート・・・凍り付いた瞳がとらえたものはゆっくりとこちらを指さした名前を呼べない「あの人」の悪魔のように骨ばった・・手・・・!三大魔法学校の対抗戦に湧くホグワーツはいつもと違う熱気に包まれている華やかなざわめきのすぐ隣にかすかに感じる悪しきもの達が闇にうごめく気配・・・。ハリーの見た悪夢には一体どんな意味があるのか?不安と期待を抱いてまた少し大人に近づいたハリーたち。胸躍る冒険と新しい試練がきっと彼らを待ち受けているに違いない。胸騒ぎを誘うオープニング!!回を重ねるごとに増してゆくこのダークなムードがたまらない♪4作目を迎えるハリー・ポッターはもうお子ちゃま映画なんかじゃありません!タイトルの文字が画面に出た瞬間から惹きつけてやまない映像美♪大人のためのファンタジーワールドへひとっ飛びという感じです。あの2冊合わせて押し花の重しにでもしちゃおうかと思う分厚い読み応えのある本をどう料理するのかなぁ・・・と期待半分、不安半分でしたがそんな心配はまったく御無用♪そこは大人の映画を撮り続けてきたマイク・ニューウェル監督の起用。物語に忠実にと詰め込み過ぎ感の残った1作目2作目とは雰囲気も違い、ハリーたちの思春期の心の動きと手加減なしのアクションシーンというふたつのポイントに絞り込んで巧くまとめあげてくれたんじゃないかな?それでいてしっかりとした伏線もちゃんと用意されていて後半、いろんなものがつながっていく感じは3作目のアズカバンの囚人に引き続きなんともいえない気持ちよさです。ハリーたちが成長したぶん、いっそう複雑に描かれる思春期特有の心の動きは自分もかつて通ってきた道♪そのせいか親近感でいっぱいでどんなディテールに至っても思わずにやけてきちゃいます♪なかでもダンスパーティのくだりは最高♪ロンもハリーもしっかりせんかいっ!と背中を思い切り叩きたくなるような情けない壁の花状態の二人なのに対して他校のヒーローから(クィディッチのワールドカップの代表選手でロンの憧れというところが、また憎いとこ)ダンスのパートナーにと申し込まれ光り輝くような美しさで階段を降りてくるハーマイオニーとの対比と言ったら!(笑)でも、彼女の本当の胸のうちは・・・というと可愛くってもう、抱きしめてあげたいくらい思いっきり乙女してます~!いつまでたっても子供っぽい男の子たちとは、比べ物にならないくらい心はすっかり大人の女性♪だからこんなに切なくて泣いちゃったんだよね!なんでそんなに鈍いんだ?まったくホントにロンの大バカ野郎っっっ!・・・て観てない人にわからないところで妙に盛り上がってしまって申し訳ない・・・汗飲み込みの悪い息子を持ってやきもきしちゃう母の気分なの~!可愛さ余ってなんとやら・・・だけどそういうロンが好き♪(・・・なんじゃそりゃ笑)幼馴染って、結局のところ本当の兄弟みたいになってきちゃうんだろうね~!自分の気持ちをもて余すロンの反抗期みたいなもののとばっちりをモロに受けちゃったハリー。間に入って半ば、呆れるばかりのハーマイオニー。近すぎるから、甘えちゃう。近すぎるから、気にいらない。近すぎるから、自分のことのようにうれしくて近すぎるから、時には反動でやきもち♪特に、彼らは親元を長く離れて暮らしているから反抗期みたいなものも一番気持ちの近いところへと向かう(笑)そのあたりの心の成長過程をうまく描ききった原作者のJ・K・ローリングはやはりすごい。この物語のポイントを外さなかったニューウェル監督にも拍手です♪三人の心の動きにピンポイントでしっかりと触れつつ今日は詳しくは書きませんが物語の軸はやはり何と言っても三大魔法学校対抗戦とそれに続くヴォルデモートの復活という運びになります♪そこでこれから観る人へのアドバイスを考えてみました(笑)うーん・・・そうね~!自分のイメージする世界観と大きくずれると不満が残ることになるのが映画化の常だからもしまだ読んでいないという人は今からあわてて読む必要はありません~♪本は後から補充の意味を込めて読んだ方が二度美味しいかも・・・。でも、ハリポタシリーズが初めてという人は前作までの映画はできれば見ておいた方が、つながりの面白さを堪能できます。壮大な物語の全容が、だんだん本質に近づきつつある本作ですから人と人の関わりはつかんでおくのがベストです!(笑)見終わった後に3作目で感じた胸をゆさぶるような想いまでは感じられなかったのが残念だけど物語自身が、そういう段階なのでしょう♪次に期待をつなげつつ続く映画を楽しみに待ちたいな♪ハリーたちの成長ぶりとめくるめくアクションと身の毛もよだつ衝撃のシーンを是非劇場で確かめてください♪子供のファンタジー映画だと敬遠しないで大丈夫♪大声で言います♪ハリー・ポッターはもはや、大人のためのファンタジーです!(笑)忘れかけてたときめきとワクワクを探しに行ってみませんか?
2005.12.06
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【ロサンゼルス2日共同】AP通信は2日、米人気俳優のブラッド・ピットさん(41)が最近、女優のアンジェリーナ・ジョリーさん(30)の養子2人を自分の養子としても縁組する法手続きを始めたと伝えた。 ピットさんは最近、女優のジェニファー・アニストンさん(36)と離婚。映画「Mr.&Mrs.スミス」で共演したジョリーさんとの恋愛がうわさされ、地元メディアでは、今回の養子縁組で結婚は秒読み段階に入ったとの見方が広がっている。 発展途上国の支援活動にも熱心なジョリーさんは、カンボジアとエチオピア出身の2人を養子縁組しており、ピットさんの関係者によると、手続きが済めば、子供の姓は「ジョリー・ピット」になるという。(共同通信) - 12月3日12時43分更新 Yahoo!エンターテインメントニュースより仲良く揃って来日したときの、アンジーの子供を抱っこしたブラピの妙に板に付いた擬似パパっぷりにおよよっ♪ふたりはやっぱりホンモノ?と思った人も多いはず!いよいよ今日から公開された「Mr.&Mrs. スミス 」ですがまさか、映画の宣伝のためにこんな手の込んだことまでしないよね?お似合いだもの~♪それならそれでさっさと認めちゃえばいいのにね!やはり、別れたジェニファー・アニストンを気遣ってなかなか思い切れないのかな?そんな中途半端に気遣ってもらってもあんまりうれしくないと思うんだけどなぁ~。(真実から遠い、的外れな意見かも・・・汗)この二人の結婚はホントウに現実のものになると思う?私が推理するところ子供は二人の養子として育てつつふたりは籍を入れることなくお互いを縛ることなくそこはいわゆる事実婚で・・・。そんな感じになるんじゃないかなぁ・・・と♪ほっといてくれっ!って言われちゃう?(笑)映画がますます楽しみになるようなホッとなニュースににんまりです(笑)
2005.12.03
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見知らぬ部屋。見知らぬ男たち。最後の望みは、電話の向こうの見知らぬ人。平穏な朝。幸福な日常は一瞬のうちに砕け散った!突然の出来事自宅に乱入した数人の男たち。冷酷無比な彼らの手で家政婦は容赦なく殺された。なぜこんなことに?わけもわからぬまま息もつかせず連れ出され彼女が乱暴に閉じ込められたのは見知らぬ家の見知らぬ部屋。男が力任せに叩き壊した床に転がる粉々の電話はまるで恐怖に打ちのめされた今の自分のよう。だけど愛する家族を守らなくては。一刻も早くなんとかしなくては。思いに駆られた科学教師のジェシカは知恵と勇気を駆使して電話線に一縷の望みを託そうとする。お願い誰か出て!お願い力を貸して!偶然つながった電話の先の見知らぬ誰かとは一体?面白い!ほんとよく出来た脚本だと感心しました。ドラマティックな緊迫感生か死かのギリギリの極限状態の中で偶然つながった見知らぬ誰かの携帯電話というシチュエーション!電話を題材にした映画なら「フォーン・ブース」っていうのがあったなぁと思っていたら原案はやっぱり同じ人。クエンティン・タランティーノやオリバー・ストーンも敬愛する脚本家に挙げているというラリー・コーエンという人でした。ふぅむ♪身近な電話をモチーフにした二つの映画は、だけどとっても対照的。「フォーン・ブース」が電話ボックスから動けない男の物語だったのに対し、「セルラー」の最初頼りない主人公はどんどん頼もしくなって電話の向こうの誰かを助けるために町を所狭しとかけ回ってくれます。その演出もさることながらキャスティングの巧さもこの映画を面白くしている要素のひとつだと思う♪科学教師であり母であり妻である主人公の女性を演じたキム・ベイシンガーは知性と強さを感じさせ涙顔もとっても魅力的。さすがアカデミー賞女優という感じ。撮影にあたっては、監禁された女性の心理状態に少しでも近づくため関係者以外との接触を極力さけ悪役のジェイソン・ステイサムがどう動くかをまったく知らない状態にして撮影を進めていったのだそうです。そういえば、突然首を絞められた時の表情なんかは、迫真だった。次に何をされるかわからないからこそあのリアクションだったのね!見ている方も思わず力が入りました♪ジェイソン・ステイサムがやたら憎たらしかったり・・・(笑)サーファーでいわゆる今時の若者のライアンの一生懸命さには涙が出そうだった。やるときはやる!のね?そこまでやるか?のけなげさに拍手!彼の行動は一生懸命なんだけどなぜか時々笑いを誘う。緊張感の中の一服の清涼剤。ライアン役のクリス・エバンスなんだか好きになりました(笑)通話中の電池の残量が不安になったりトンネルや建物内で電波が途切れちゃいそうになったりリダイヤルを使って電話をしたりあるある♪こういうことって!というすごく日常的なことのオンパレード。身近なアイテムである携帯電話がこんなにも心憎い小道具になるなんてうーん。うまいなぁ。同じ原案者でも公衆電話のよりも携帯電話に軍配ありかな?やっぱりこれは!(笑)劇場では大きく扱われなかったこの映画なんでなんだろ?こんなに面白いのに!勢いがあって最後の最後まで燃え尽きる映画♪観て損はさせません!ぜひ、お勧めしたい一本です!セルラー【ASBY-3026】=>20%OFF!セルラー
2005.12.01
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