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「海の向こうに 第二話 らぶれたー」アップしました。データ容量節約のため、別ページで公開しています。http://kirin74.blog87.fc2.com/ご覧くださいませ。---------------------それにしても、なかなか書き進まない・・。最近ちょっとたるんでいる。こういう時のことわざがあったはずだ。七割をもって半分となせ・・的なもっといいやつ・・「初心忘るべからず」それにしよう。分かってるよ、と言いつつもなかなか出来ないことだから現代まで生き残っている格言なのだ。嗚呼・・
2007.03.31
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--------------乗り換えの東京駅地下ホーム。またまだ僕にとっては異空間。慣れない。
2007.03.31
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仕事で、本日オープンの新名所・東京ミッドタウンに行ってきた。ビルに入ると、右を向いても左を向いてもきれいで、そりゃすごいもんっす。雑貨とか、分かりやすいメッセージの店がたくさん入ってて、飽きない。外は桜並木と芝生のゾーンがたっぷりとってあって、これまた気持ちいい。普通に一日つぶれます。それにしても、次々と新名所の生まれる東京。この開発の勢いについていくのも大変だぁ。ていうか、経済的にすでに無理か(笑)
2007.03.30
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会社の後輩の女の子が、今日を最後に退社した。コトブキ退社だ。今時珍しいのだろうか。人数の少ない支社にとっては大きな出来事だ。それ以上に、僕は一年前、彼女から仕事を引き継いだ。つまり東京では先輩、という訳で、とても世話になった。夕方、彼女は机周辺の片付けと、各方面への退社挨拶のメール、電話がなかなか片付かずいらついていた。僕は別の同僚に話しかけて、さりげなく彼女に聞こえるようにある話をした。最近とある展覧会で見かけた、ドラえもんの最終回の話だ。未来に帰ってしまったドラえもんが恋しいのび太。「うそ800(エイトオーオー)」というドリンクを見つける。飲むと、言葉と逆のことが起きるもの。のび太それを飲んで言う。「ドラえもんはもう帰ってこない」と。そして帰ってきたドラえもん。のび太は泣き崩れて抱きつきながら叫ぶのだった。「嬉しくない。これからまた、ずうっとドラえもんと一緒に暮らさない」アニメや夢のある話が大好きだった彼女。ふがいない先輩からの(やや意味不明の)最後の贈り物はどんな風に響いたかなぁ。
2007.03.29
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携帯電話を忘れた日家路への列車はとても穏やかに走るポケットを探っても何もないから列車はとても穏やかに走る大きな川に出るとはるか遠くに橋が見える欄干に並んだ黄色い光はよく見ると、右へ左へ流れているあの一つひとつに家へ向かう人が乗っている喜びと失望の思い出とビジネスがからみついた携帯電話それでも明日の僕はその賑やかさを求めるだろうそれが分かっていても今日はあの黒い水面のような静かな心がうれしい
2007.03.28
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ふと足を止めた、門灯 何に惹かれた? 満月のような形 重厚なデザイン ただの光走性 それとも・・
2007.03.27
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偉い人たちが会議を開いて決めたのだろうか。その会話を聞いてみたい!ちなみにメーカーはやっぱりサ○ガリアです。
2007.03.26
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「ぼくたち、あんなに大きくなれるかなぁ」 母 - あんなに大きくならなくてもいいんですよ「ぼくも赤い色だったらよかったのに」 母 - あなたの黄色は綺麗ですよ「じゃあ、あんなヤツ関係ないよね」「だってぼくたちみたいに風に踊ることもできないんだよ」 母 - あの人はとっても大事な仕事をしているんですよ 私たちも、大事な仕事をしていますよ「なんか、分かんないやつと一緒にいるのヤなんだけど」 母 - ただ、一緒にいればいいんですよ 同じ場所に立っているのだから 旅人- 赤と黄色が綺麗だなぁ
2007.03.25
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新連載の「海の向こうに 第1話」をアップしました。データ容量の都合上こちらに置いています。 ↓ ↓http://kirin74.blog87.fc2.com/お時間あれば、ぜひ~ ヾ(^_^)
2007.03.25
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お知らせです。もうすぐ日曜日。ということで、新連載をスタートさせていただこうと、本日は少々準備をした。次回作は「挿絵付き」にしてみようと思い、色々工夫をしてみたり。それで・・こんな感じにしようと決めた。そう。写真加工ソフトの輪郭検出を使ってみることにしたのだ。・・・調子に乗って自分の写真もやってみた!!ぎょえ。・・・とにかく。そこで。挿絵を使うにあたり、「データの残量はどのくらいのものか」と。初めてちゃんと見てみたわけ。なんと(@_@)あと13メガ、メガ メガ、目が点になりました。挿絵どころか、これから写真控えなきゃ・・ってことで。ブログの「文書専門館」を設置いたしましたぁ(/_・)/(といっても以前から休眠状態だったものをリニューアルしただけ)なので、これからつたない小説とか物語とかをちょびっとずつ移動いたします。http://kirin74.blog87.fc2.com/また、新しいものも、小説に限って、そちらで書いていきますが、その際はこちらでもその度にお知らせします。こちらがあくまで本館です。それにしても、写真のデータ容量が最大50メガって・・泣けてきます。
2007.03.24
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嫉妬心の強さは、人それぞれだろうけど。 僕の場合は、普通の・・・ 五倍くらいかな(笑) 自分より上手にできる後輩に 先輩の成功体験に 友人の恋愛話に 見事に、自分のみじめさを感じる。 ----劣等感が嫉妬の始まり? 自分がいるのは、狭い畑の中 それがわかっていても 多分-- 震源地が同じだ。 「 嫉 妬 」 ≒ 「 憧 れ 」 自分の方が立場が上なのに ---- 「嫉妬」 自分の方が立場が下だから ---- 「憧れ」 ・・・違うかねぇ。 過去をシミュレートすると、正解率が高そう。 だとすれば 嫉妬を憧れに変えるのは 案外、簡単なのかも知れないなぁ
2007.03.24
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夜に散歩をしている時間 写真加工をしている時間・・最近、時間が空いたら散歩しながら写真を撮っている。または、撮った写真の加工をしている。その作業をしながら流れる時間は、特別。 「常識」と「観念」社会で役割を担っている時はその中で動いている。そして・・・文章を書くということもまた、観念の中に身を置く。ってか観念を再現するしんどさがある。写真には、それとはまったく違う楽しみがある。 「常識も観念も、人間の世界だけのことだよ」 疲れた身体に、写真は優しい。
2007.03.23
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満員電車の角に集まった見知らぬ四人あまりに向き合ってるからあまりに近づいているから「トランプしよっか」キミの手札は・・大きなシルバーリングを付けた指が第一章「殺されたい女」というページをめくったり戻したりキミの手札は・・花が咲いたネイルでピンクの音楽プレーヤーをガチャガチャ向かいのキミは・・片手は鞄片手はケータイでメールだねボクの手札は・・手持ちぶさたにぶーらぶらやっぱりトランプにならないね麻雀でもよかったかな。うそ。
2007.03.23
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美しい、月 あれば どんな場所も 物語の舞台。
2007.03.22
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「頭が痛い」と先に寝込んだお母さん起きてびっくりおでこに絆創膏付けたのは二歳のかわいいヤブ医者さん
2007.03.21
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一話 完結 童話『 ハ ピ ネ ス 』 午後のスーパーは、昼食用の買い出しも落ち着き、静かです。店の裏口では、魚屋の若い店員が汗を吸ったはちまきを外して、たばこの煙を ゆっくりとはき出しています。 そんなスーパーの駐車場にランドセルを背負ってとぼとぼ と歩く幸一の姿がありました。笑っているような、そうでないような、ほんわりとした顔をしています。女の子からはか「かわいい」、男の子からは「ふぬけ」といわれ る、幸一のいつもの顔でした。 幸一が入っていったのは、スーパーではなく、その脇にあ る小さな露店でした。「たこ焼きハピネス」。赤いビニールの雨よけに、そう書いてあります。「おう、早かったな」 鉄板の上でジュージューと音を立てるたこ焼きを器用に ひっくり返しながら、お父さんが言いました。お母さんが、お帰り、と少し疲れた顔 で言いながら、ランドセルを受け取り、物置代わりに使っている茶色い長机に置きました。花びんにお客さんに分けてもらったヒマワリの花が生けてありました。 幸一は、机にきちんとたたんであるエプロンと帽子を取り、もたもたと身に着けていきました。お父さんとお母さんはとお揃いで、アメリカ の星条旗をデザインしたものでした。小さいころの幸一は、この白地に赤い縦じま模様がかっこいいと思っていたのですが、今は違いました。 店員らしいかっこうになると、幸一は、出来上がったたこ焼きを発泡スチロールの皿の上にもくもくと並べていきました。幸一はこのごろ口数がめっきりすくなくなっていました。「きょう・・・、学校どうだった」 幸一の様子を横目でちらちらとうかがっていたおとうさんが、思い切ったようにたずねました。毎日同じ場所でたこ焼きとにらめっこのお父さ んにとって、幸一の学校の話を聞くのは大きな楽しみでしたが、最近は切り出すのにちょっとした気力が必要でした。幸一の様子を見ていると、悪い返事が帰ってくるのではないかと思えるからでした。「うん、面白かった」 幸一は、にっこりと笑って答えましたが、それ以上は何も言いませんでした。お父さんは、余計に心配になりました。「おめえ・・・ ひょっとして学校嫌いになったのか」「ううん、そんなことないよ。楽しいよ」 そう答えたあと、幸一はお父さんが自分を心配してくれているのだと気づきました。いつものようにお父さんとお母さんを笑わせてあげたいと 思うのですが、いい話が思いつきませんでした。 だぼだぼのエプロンをつけた弘志が、トイレから帰り作業に加わりました。これでせまい店の中に家族が全員そろったことになります。 それにしても暑い一日です。この時間はお客があまりないので仕事も少なく、余計に暑さを感じます。幸一はたよりなげな音をたてるせん風機をうらめしそうに見つめました。「お父ちゃん、アイス買って」 たまりかねて弘志が言いました。お父さんから返事がないのでお母さんにも言いました。これでがまんしてね、とお母さんが冷蔵庫からジュー スを取り出しましたが、弘志は納得せず、アイス、アイスと大声を出し始めました。「はい、アイス」 その時、タイミング良く、店の軒下からアイスが二つ差し出されました。見るといつもたこ焼きを買ってくれるおばあさんが、日傘をさして 笑っています。「やったー」 弘志はアイスを受け取ると、早速店の奥に座って、甘い氷 のバーを猫のようになめ始めました。「いやね、孫に買ってきたんだけど、いいんですよ。幸ちゃん弘ちゃんも暑い中おりこうに手伝っているんだから。孫にも見せてやりたいわ。それから、たこ焼き二つちょうだい」 お父さんは申しわけなさそうに頭をかいています。幸一は、おばあさんにお礼を言うと、弘志のとなりに座りました。そして、氷のバーの 先っぽをカリッとかみました。「お客さんにはいい人と悪い人がいるね」 アイスの残りをすすりながら、弘志が妙なことを言いました。弘志は小学二年生です。「だって、お兄ちゃん、時々お客さんが来たら、奥にかくれるでしょ。ああいうお客さんは、きっと悪いお客さんなんでしょ」 お父さんの手の動きが鈍くなり、しまいに止まってしまいました。お父さんは、しばらく鉄板の上に目を落としたあと、意を決したように顔を上げました。 ここは、幸一のお父さんのお店です。お父さんは山手の田舎町で生まれ育ち、学校を卒業したあと街に出て、いくつかの工場に勤めたのですが、お人好しと気の小さいのとでうまくいかず、結局「一人が気楽だ」と言ってこの店を始めたのでした。豊かな暮らしとはいきませんが、家族で店に立つのは結構楽しいものでした。中でも幸一の話す学校での出来事は、長い間、店での楽しい話題になってきました。「弘志、ちょっとお母さんとアイス買っておいで」「えっ?」「あっ、違う。タバコだ、タバコ」 弘志とお母さんが店を出ると、お父さんはエプロンをとっていすに腰を下ろしました。「お父さんは・・・ お父さんはこの仕事けっこう気に入ってるんだ。お母さんやおめえたちといっしょにいられるからな。だけど、おめえも大きくなった。みんなと遊んだり塾に行ったりしたいんなら、無理に手伝わなくてもいいんだぞ」 お父さんは、幸一が、同級生やその親が店にくるのを恥ずかしがっていることを知っているのです。街なかのこのあたりでは、ほとんどのお父さんは会社や役場に勤めるサラリーマンでしょう。たこ焼き屋はやっぱり変わっているのです。 幸一は、この間店に来た友達の祐二君の、へんてこりんなものでも見つけたような表情を思い出していました。「・・・塾なんて行くお金ないでしょ」 幸一は、そういってアイスの取っ手の棒をゴミ箱にぽいと捨てると、新しいメリケン粉を探し始めました。お父さんは小さくため息をつきました。 店のヒマワリがコスモスに変わったある日のことです。いつものように学校からスーパーに到着すると、幸一ははっとした顔をしてあわてて建物の影にかくれました。壁の端からそっとのぞきこむと、ハピネスの前に赤いランド セルの集団があるのです。山口さんのランドセルの側面には、キラキラ光る星の形をしたアクセサリーがぶら下がっていました。 壁に取り付けられたパイプを握る幸一の手が、汗でねっとりしてきました。「お母さんがね、ここのたこ焼きメチャおいしいから、帰りに買ってきてっておこづかいくれたの」 山口さんは、澄ました笑顔でたこ焼きを受け取ります。お父さんは照れたような顔で何度も山口さんに会釈をしています。それを見て幸一はなんだか悲しい気分になりました。そして、きびすを返すと、近所の川の土手に向かっていきました。夕日が街を包んでとてもきれいですが、幸一はランドセルをしょった背中を丸めてとぼとぼと歩いていきます。 店の手伝いをしないは、夏休みに友達と一日だけキャンプに行って以来です。あの時は、星条旗のエプロンであくせく働くお父さんのことが思い出されて、何だか落ち着かない思いをしたものですが、今の幸一の胸の内は少しだけ複雑でした。 困ったことになりました。次の日帰ってもやっぱり赤いランドセルの集団が店の前にいるのです。今度は山口さんではなく、同じクラスの横井さんたちです。どうやらたこ焼きが学校で流行っているようなのです。店のはんじょうを喜ぶところですが、幸一にとっては困ったことです。幸一は放課後を川原で過ごすのがくせになってしまいました。「幸一、こういちー」 学校の休み時間、ちびでおかっぱ頭の俊平君がこうふんした様子で近づいてきました。「聞いたか? 祐二君のこと」 俊平君は、きょとんとした幸一にまくしたてました。幸一と祐二君は、あの時店で会ってからなんとなく話をしていませんでした。「祐二君のお父さん、来月から転勤になるんだって。それもブラジルらしいよ。ブラジルなんてサッカーの本場だよ。すげーよなー、仕事で海外に住めるなんて。ああ、行くのはお父さんだけで、祐二君やお母さんは残るけどね」 幸一は、そっと横目で祐二君を見ました。手を机に乗せたまま、うつむいていました。祐二君のまわりだけ、寂しい感じがしました。 その日の夕方も幸一は、いつもの川の土手で座っていました。祐二君のお父さんの顔が浮かんできます。すっと背が高くていつもいい匂いがしました。小さいころ、「コーチしてやるぞ」って、日曜日の草野球に時々きてくれました。かっこいいプレーをたくさん見せてくれたお父さん。そんな時、祐二君は自慢げな様子で、いつもより張り切るのでした。「祐二君・・・」 気がつくと、川原で知らないお父さんと、5歳くらいの男の子がかけっこをしていました。それをぼんやり見ていて、幸一はあのくらいのころ、お父さんとよく相撲をとっていたことを思い出しました。「よーし、幸一、かかってこい」 お父さんはいつもにっこり笑って、大きく手を広げるので した。 そんな風に言ってくれると、幸一は、なんだかのどがひく ひくなって、こそばゆくって思わず顔がゆるんで・・・それくらいうれしいのでした。 男の子がこけて泣き出したのをきっかけに、幸一は、すくっと立ち上がり、夕日を背にして、お父さんのたちの働くたこ焼き屋に駆け出した ました。 もう、店にもし同級生がいたら、というようなことはちっとも考えていませんでした。ただ、お父さんに思いっきり抱きつきたい。その思いだけが胸いっぱいに広がっていました。~おわり~ハピネス 2002年38=kirin74
2007.03.20
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「変わり者だなぁ」そう思った自分に・・・「それって普通」を大さじ二杯「大丈夫」をソフトに泡立てて適量容れたらマドラーで軽くまぜ五百ワットで三十秒チンと鳴るまで空でも眺めてラップを解いたら自分と仲直りできたかな?
2007.03.20
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本日のランチは、訪問先に近い神保町の「キッチン・ジロー」に決定。都下に結構店舗のある洋食屋さん。850円でおかずを2品選べて、豚汁が付いて、大盛り無料に魅了される(笑)ダイエットそっちのけ?「ハンバーグとホタテのコロッケ!ライス中盛りで夜露死苦っ!」
2007.03.19
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その樹は名付けられる為でなく洗濯物を引っかける為でなく鋸で不要な枝をポイされる為でなくボス猿を目指す若猿の運動の為でなく船乗りに幹の太さを計られ、計算機をはじかれる為でなくその樹はただ、あるだけの為にあるそこに種が埋まったのだからそりゃ日の光を吸い込み雨水を渇望した大きくなることだけが組み込まれていたでも「もう大きくなったんだから」そう言われる為じゃないそうは言えない大きな物はみんな蒼い顔大きな樹の夜の顔は何と蒼いことでしょう
2007.03.18
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サーチ・ミー ~綾瀬時子のルポタージュ~毎週日曜更新! 「ブログ」がテーマの連続サイコドラマ第十五話 最終話「私たちは、地球の裏側にも届く“声”を持った。船や飛行機に頼らなくとも、山を越え、海を渡り、瞬時に届けることのできるテレパシーの装置を持った。なのに・・」 時子のキーボードが重い音を立てていた。「なのに、人に思いを伝えるということは、何と難しいことだろう・・」 時子の中にあった疑問は、今ひとつの仮説に姿を変え、形を持った塊となって時子に言葉をつむがせていた。 国内のブログ人口は、800万人を超えているらしい。そして、それらの人がブログを書く理由。それは、自分の愛しい人に、自分を探し出してほしいからではないか。自分の一番愛しい人に。 別れてなお好きな恋人 すれ違った時、胸の思いがはちきれそうになる片思いの相手 もうべったりな関係じゃなくなった友達 馴れ合いで心を通わすことの少なくなったつれあい 子どものころ頭をなでてくれた懐かしい親 思春期になり難しくなった子ども・・。 匿名の小宇宙に身を隠しながら、実は発信者は、私たちは、その人に向けて叫んでいるのではないか。「サーチ・ミー、私を探して」と。時子は、そのことを、雪絵から感じたのだった。 時子は思う。 すぐにでも話せる人に伝えたい言葉が、行き場を失い世界中を飛び回る。もしそうだとすれば、それは何とせつないことだろう。 どうして私たちは、すぐ隣にいる人に、気持ちを伝えることができないのだろう。 どうして私たちは、大切な人に、本当のことだけは言えないのだろう。 思い込みかもしれない。でも、社会に問い掛けてみたい。その思いが時子の背中を押した。 では・・、と時子は思う。寂寥感の除去装置??。それがブログなのだろうか。いやそれだけではないはずだ。時子の胸に、Moonが時折見せた、幼い笑顔が浮かんだ。「ブログはたくさんの副産物を生む。書くという行為は、それ自体、気持ちの整理の作業だ。一人で抱え込んでしまった叶わない思いも、文字という形にして外に出せば、いつか心には、新しい、新鮮な空気が入る容器が出来る。そして、またいつか歩き出せる。そんな気がしてならないのだ」「ただ、もしーー」 時子は、無口な群衆を思った。ラッシュアワーの駅、昼間のパチンコ店、深夜のネットカフェにいる男や女の群れ。その一人ひとりを想像した。その表情を、年齢を、家族を、友人を。「ただ、もし、相手がまだ話せる距離にいるのなら、その人に気持ちをぶつけることを怖れたくない。プラスの感情でも、マイナスの感情であっても。それこそが、きっと私たち人間が“自分の場所”で生きていくということなのだから・・」 時子の心に、ある人の顔が浮かんでいた。 星野に原稿の完成を告げたあと、時子は、おそらく今は仕事中のその人に電話をかけた。呼び鈴がなる。「雪絵にも連絡しなければ」と思った。あのはかない姿を放ってはおけない。時子には、話を聞くことしかできないが、何か彼女の役に立ちたかった。そんなことを考えていたら、ようやく相手が電話に出た。「はい」という無愛想な声は、やはり時子を安心させた。「あ、突然なんだけど・・。今日さ、ご飯食べにいかない? えっ、別に。ちょっと言いたいことがあるだけよ。言いたいというか、説明したいことかな。何、誘っちゃいけないの? もう・・。そんなこと言ったから、父さんのおごりだからね」 時子は、水をやったことで少し元気を取り戻したスイートピーに近づいて、いつくしむように指の先でなでた。~おわり~【この小説はフィクションです】------------------------------あとがきサーチ・ミーをお読みいただいたみなさん、ありがとうございました。小説を発表する、ということ自体、私にとってはこれがほとんど初めてでした。お読み苦しい点など、あったことかと思いますがご容赦を。機会があれば、ご感想などいただければ幸いです。さて・・来週からなのですが。次作はまだ執筆中です。でも思い切って来週から連載スタートしたいと思っています。サーチ・ミー同様、毎週日曜更新にします。そうすることで、自分のさぼり心にカツを入れつつ頑張ります。ちなみに、次は雰囲気もがらっと変わって「児童もの」に挑戦します。書き始めたまま、八年くらい放っていたかわいそうな作品ですが再びイノチをチューニューいたします。タイトルは「海の向こうに」小学六年の女の子三人の物語です。お気に召しましたら、毎週日曜にお越しください。 2007/3/18 38=kirin74
2007.03.18
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~ 花広場 ~花1どんなに知恵を絞った建造物も、肌触りの冷たさを消し切ることはできない。だから、緑と水がある。恵比寿ガーデンプレイスには特に花が多い。花2水と煉瓦 ~ 脱出 ~城1切り取った風景から現実感をはぎ取ると、何か物語が始まる・・かも。”人は現実の中で生きながら、それだけでは物足りない、コマッタチャンである” ~サルバトーレ38世~FUTARIオブジェタイムマシン~ 帰還 ~世界時計旅は終わり、人は日常へと帰っていく。夢の残り香を身にまといながら・・・”「こんにちは、ニチジョウさん」。その時あご髭は、軽くためいきにそよぐだろう”~トランティーノ38世~城2いってごらんよ花3
2007.03.18
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先日、夜に走ってみた。いつもの散歩コースだ。異様な存在感を持ちながらそこにあった「赤い鉄塔」その姿は「孤高」という言葉がぴったりで風や星の話にも耳もかさないおーい そこののっぽさんちょっと座ってひざを崩してお話でもしようよもう夜なのだから
2007.03.17
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海水をドームのように切り開きその中を歩く・・人間の一つの夢想はいつか現実になった一つ叶えば次がほしくなる・・って単純に楽しめないおいらは、損気
2007.03.16
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なんとか、今回の嵐も乗り切ったような気がする。あーあ。じっとしてて良かったね、ジブン。今回の勝因は、宴会ラッシュかなぁ。どれも楽しいものだったので、害のあることを忘れられた。ヒッキー気味なジブンですが、やっぱり人と一緒にいることって大事なのかな、って思えた。さぁ。嵐は去った。何か楽しい事でも考えよう。
2007.03.16
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両親からもらったいろいろなプレゼントその中で今一番ありがたいのが「ストレス」目に見えたり見えなかったり解決されたりされなかったりしたけどでもおかげで僕は我慢強い
2007.03.15
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お昼休みは何したって自由ご飯食べてもブログ更新しても文章書いても文句は言わせないっ
2007.03.15
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トンネルに入ったりトンネルを出たりいつかは出られるのです。
2007.03.15
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すごいビル汐留にて。あぁーあっ。久しぶりに気分のおお嵐。こんな時はビルの陰に身をひそめてじっとじっとじっと‥。
2007.03.14
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ハーレーダビットソンって何か男っぽいね~昔はやぼったいと思ったものだが、今は「男っぽい」感じも嫌いじゃなくなってきたのだ。
2007.03.13
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楽しい時間はあっという間に過ぎるものです。日曜の夜日本中の皆様に安らかな睡眠が訪れますように。おやすみなさい。
2007.03.11
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少年の好奇心をそそる大きな大きな壁の小さな小さな穴太陽を遮断した暗い壁の向こう側の世界はキラキラした緑であふれる行ってみたいな何があるのかなちょっと怖いな
2007.03.11
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こうして切り取ってみると、結構メルヘンな色構成になった。どう表現したらいいのか・・・なんか元気でませんか?柚パワーってことで。
2007.03.11
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サーチ・ミー ~綾瀬時子のルポタージュ~毎週日曜更新! 「ブログ」がテーマの連続サイコドラマ第十四話 病院へは、面会時間の終了すれすれに滑り込んだ。一日のうちに二度扉を開いた時子に、雪絵はきょとんとした顔を向けた。「雪絵ちゃん、ごめんね。でもどうしても聞いてみたいことがあったんだ」「・・なあに」 雪絵の顔からは驚きは消え、目は足元あたりの宙を見つめていた。それにしても、この子は何でこんなにはかない感じがするのだろう、と時子は思った。「雪絵ちゃん。あなた・・」 ここが、境目だ。時子はつばを飲み込んだ。「あなた、本当は、彼に探し出してもらいたかったのね」 それが、時子のたどりついた答えだった。「・・・」 雪絵は、目線をシーツにおいたまま、こくりとうなずいた。「不気味な絵も、残酷な詩も、別れた彼に見てもらいたかったのね」 雪絵は、またこくりとうなずく。 そうだったのだ。雪絵の、ブログを通じた奇妙な行動は、すべて彼への思いからだったのだ。時子の胸をせつなさが襲った。「どうして・・どうして彼に直接ぶつけないの?」「・・・」 Moonは魂が抜けたように、宙の一点を見つめている。「雪絵ちゃん」 時子はMoonのベッドまで駆け寄り、手を握った。このまま彼女が消えてしまいそうな不安を感じていた。Moonは身体を固くしていた。まるで何かを守るように。 何でこんな単純なことに気付かなかったんだろう。彼女は、彼に読んでほしかったのだ。彼に自分を探して、見つけてほしかったのだ。彼に、あの呪いがかった絵や詩を見てもらいたかったのだ。そして自分の深い愛を、彼に感じてほしかったのだ。もう叶わなくなった彼との対話を、万が一の可能性にすがるような気持ちで、ブログに託していたのだ。「どうしてなの? ねえ。雪絵ちゃん」 震えるような小さな声で、尋ねるのがやっとだった。時子は彼女に質問することを、とても酷に感じた。でも知りたかった。雪絵の声で、教えてほしかった。「・・綾瀬さん・・」「・・ん?」「あたし、分かってるの。・・もうダメだってこと」 雪絵の目から大粒の涙がこぼれ、シーツがポトッと音を立てた。「私のことを捨てた彼を許せない。でも、それ以上に大好きなの。好きで好きで、どうしようもないの」 雪絵は、もうシーツに顔をうずめていた。時子は、なすすべもなかった。ただ、雪絵の声を、一言ももらさず聞きとることに全神経を集中させた。「・・自分の・・自分の中で、彼を、否定できないの。終わったと分かってても、・・そんなひどいことする人じゃないよとか、いつか迎えにきてくれるよとか思っちゃうの」 時子はうなずいた。「でも、現実は全然違うの。それが分からなくって、苦しいの。ずっと考えてたら、心がぐちゃぐちゃになっちゃったの」 時子は、何もいえなかった。心が壊れるくらいに一人を思い続けている人に、かけてあげる言葉は見つからなかった。出口がないことは彼女が一番よく知っている。時子は、雪絵の手を握る手に力をこめると、眼に涙が浮かんできた。 ふと星野の顔がよぎった。「あの人、何て言ってたかな・・」。「つらい時はコーヒーを飲めってことだったかな・・」。やはりトラップが邪魔して、星野の言葉は時子の記憶に残っていなかった。時子は、雪絵の手をほどき、雪絵を強く抱きしめた。 病室の窓に、薄い月が浮かんでいた。(続く)【この小説はフィクションです】
2007.03.11
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「兄弟」お兄ちゃんにミドリおとうと君にアカそれぞれの服を箪笥から出した彼らの母出がけに「はい」って二人の頭にキャップ帽を乗せおとうと君に嫌がられた彼らの母を感じるのです。「正午前」散歩コースの中間地点のベンチは"先輩たち"がひとり、またひとりと集まってくる。「素敵なおじいさん」春の休日散歩道の桜の下に赤ちゃんとママとおじいちゃん
2007.03.10
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夜明けの香りが残る中たれこめた雲を突き抜け朝を告げる幾筋もの光空のマツゲはきっといいことの予兆
2007.03.10
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それにしても悪魔というのは、実にいろんないたずらを思いつくものです。ここは日本という国のとあるスーパーマーケットです。2007年の春のある日、その大きな駐車場の片隅に、赤い小さなテント屋根の露店ができました。カウンターの上には、古い小さなラジカセと、何やら小さなピエロの人形がついた機械のようなものが置かれています。オーバーオールを着たおじさんが、ラジカセのスイッチをがちゃりと入れると、スピーカーから歌が流れ出しました。♪ポッブコーンはいらないかい ポップコーンを食べてみな 塩とモロコシこうばしい 大人も子どもも大好きさ 魔法のコショウが隠し味 一度食べたら夢心地 お金はいっさいとりません ポップコーンはいらないかい・・どうやらポップコーン屋さんのようです。歌は雑音の混じったひどいものでしたが、それでもつられた客が次々と集まり、店の前はすぐに行列ができてしまいました。その様子を見て、オーバーオールのおじさんと、ピエロの人形が顔を見合わせてニヤリと笑ったのですが、それに気付いた人はだれもいませんでした。「おい、ポップコーンをくれ」列の一番先頭。髪の毛をきっちり横で分けたスーツ姿のおじさんが言いました。「もちろん金はいらないんだろうな」「はいはい。もちろんです。では、この機械を回しましょう」オーバーオールのおじさんがスイッチを入れると、ピエロが動き始めました。横にはトウモロコシの入ったガラスの筒があり、ピエロはそのハンドルを器用に回してポップコーンをこんがり焼いていくのです。「ほう・・よくできた機械だな」スーツのおじさんは、ピエロの動きを感心した様子で見ていたのですが、しばらくして様子がおかしくなってきました。ピエロの手の動きはだんだん速くなっていき、もう見えないくらいになっています。それを見つめるおじさんの顔は真っ青。額は汗だくです。おじさんは、立ったまま夢を見ていました。目の前に、札束の山の上にあぐらをかいて座った大金持ちの老人の姿が見えます。『おい、その金をよこせ』おじさんが言うと、老人がいくらかの札束を投げてよこしました。『いいぞ、じいさん。もっとよこせ。そうだ、もっとだ・・』おじさんの周りには、あっと言う間に札束が積まれていきました。そして最後には、おじさんは体がすっかり札束に埋もれてしまい、身動きがとれなくなってしまいました。札束はなんと重いことでしょう。『マダイルノデスカ』老人が最後の札束をおじさんの口にねじ込んだ時、おじさんは白い目をむいて気絶してしまいました。そこで目が覚めました。「ぷるるるるっ。お、おいっ、ポップコーンはもういらねぇぞっ」おじさんはそう言うと、逃げるように早足で去っていきました。**「なんだいあの人は。次はあたしだよ。タダだからどうせまずいんだろうけどね」太ったおばさんの注文にオーバーオールのおじさんは、「はいはいただいま」と機械のボタンを押しました。ピエロが筒を回し始めると、またです。おばさんの様子がみるみるおかしくなっていきました。おばさんの夢の中には、うり二つのおばさんがいました。『誰だい、あんた。あんたみたいな太った人はきっと能無しだね』『何だって!? あんたみたいな口汚いババアはとんでもないロクデナシに決まってるさっ』二人はとっくみ合いのけんかを始めました。そして、二人ともがお互いの太い腕にかみついたところで目が覚めました。「ぶるるるるっ。やい、あんたっ、こんな店、つぶれちないな!」おばさんもぷんぷん怒りながら立ち去ってしまいました。**そんなこんなで、来る客来る客、みなポップコーンを食べる前に、取り乱した様子で帰って行きます。その様子を見て、オーバーオールのおじさんと、ピエロの人形は愉快でたまりません。そう、もうお分かりですね。この二人こそが、人間をバカにして暇つぶしをしようとやってきた悪魔の兄弟なのです。二人は、人の心の奥を鏡に映し、その人にはねかえす魔法が、大の得意なのです。「ポップコーンください」客はもう、一番後ろに並んでいた男の子だけになっていました。男の子は、この店と同じように駐車場でタコヤキの露天を出している夫婦の息子でした。星条旗がデザインされたうす汚れたエプロンを付けています。お店の手伝いの合間に、お父さん、お母さんに時間をもらったのでした。「お父さんとお母さんと、弟がいます。だから四人分お願いします。それから、これ・・」男の子はほかほかのタコヤキの乗ったプレートをオーバーオールのおじさんに差し出しました。「お父さんとお母さんが、おじさんにって」悪魔は、こういうことが大嫌いです。でも、プレートをたたき落としてやりたい気分を抑えて受け取りました。「じゃあ、焼くよ。キミはいい子だから、特に念を入れて焼こうね」ピエロ役の悪魔も張り切りました。筒を回す手が、どんどん速くなります。ところが、回しても回しても、男の子は何食わぬ顔でその様子を見ています。それどころかにこにこしています。「これ、すごいですね。まるで生きてるみたい。かわいいな」ピエロはますますむかっ腹が立ち、さらにスピードを上げました。それでも男の子が笑っているので、もっともっともーっとスピードを上げました。そして・・「パンッ!」音とともに筒のふたがあき、中からポップコーンの香ばしい香りがたちこめました。筒の横には、目を回したピエロの人形がノビていました。「おじさん、ありがとう!」ぽつんと立ちつくすオーバーオールのおじさんをよそに、男の子はお父さん、お母さんの待つタコヤキのお店に駆けていきました。両手いっぱいのポップコーンを持って。
2007.03.08
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ホワイトデーにはまだ早いのですが。春になると野球もサッカーも始まる。今月には世界フィギアだっけ? それもあるらしい。なにせ、世の中は一気にスポーツシーズンを迎える。去年、ボクサーの亀田興毅の試合前後の態度が物議をかもした。「あまりにも横柄だ」「発言が気に入らない」といった論調であったように思う。別に彼を擁護するつもりはないのだが、それについて思うこと。以前スポーツ心理学の学者と、仕事で話したことがある。かつてオリンピック選手の心理面をサポートしていたというその学者は、選手に実施する心理テストのシートを見せてくれた。競争心や忍耐力、自信、自己コントロール能力、協調性など様々な項目について、選手へのアンケートや電極を使った検査で判定していくらしい。その学者いわく、日本人選手は全体に協調性が高く、競争心が低い。土地の少ない島国の国民の性かもしれない。で、その学者は「それでは世界で通用する選手にはなれない」。「世界のトップが集う場では、身体能力の違いは、もはやあまりない。最後にトップをつかめるかどうかは、勝利への執着心などのメンタルな面が作用するのですよ」と。とあるアジアの大国の場合、「自分が一番すごいと思う」という項目に「イエス」、「他人を蹴落としてでも一番になりたい」に「イエス」という選手が多い。スポーツ選手はそれくらいじゃないと勝ち抜けないというのだ。その話を聞いて以来、38は「スポーツの世界は特別だ」と思っている。例えば社内や家庭に「天上天下唯我独尊!」といってはばからない人がいたら、困る。そんなこと言うやつは嫌がられる。だが、スポーツ選手はそうでなければならないという。思いやりなどを求めてはいけない世界なのだ。そう思うと、周りとの調和を重んじることのない世界で生きているスポーツ選手のことが、少し気の毒に思える。亀田のこともかわいく見えたり・・・するかどうかは分からないが(笑)
2007.03.07
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思いがけず桜とご対面満開に近い‥えぇ‥‥!?慶應大学キャンパスにて。
2007.03.07
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あっ、まって・・・おりゃぁぁぁぁぁぁ
2007.03.06
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ピンクってこんな色だったんだ・・・なんてハッとするほどのチューリップ。いつの間にか、三月も半ばへ。
2007.03.06
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♪ひとりぼっちでいる~と~ ぶっちゃけさみしい~・・・なんか違う? 絵も 歌もよく見ると「カム・ヒヤー」ではないひねった看板。
2007.03.05
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気分も沈みがちな月曜日はちょっとしたサプライズをというわけでもないけれど3人が喫茶店で選んだのは揃ってコーヒーフロート。マフラーにトレンチコートかと思えば半袖の人もいる季節が分からない週の始め
2007.03.05
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心の中のウインドウたちがいつの間にか無数に開きバツを押してもどれも消えないからリスタートのスイッチを押す感じで布団にもぐる
2007.03.05
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一枚のペラペラの紙になりさがりぐるぐると人の動きを気にするのにも飽きた夜こんな時に自分が何をするのか観察する「詩の世界」という本を読み先人のイメージの洪水に溺れそこなって冷蔵庫に残る冷酒をラッパ飲み換気扇の下でタバコを二本吸っている間にジャンケンの仕組みを考える"紙より鋏が強い"のは分かる"鋏より石が強い"のも石より紙が・・・「包んだら破れるだろ」ってつっこんでから生まれて以来の大発見あれはジャンケンの仕組みを分かりやすく伝えるためのアトヅケの口上だったんだそれに納得したら急に換気扇の音が気になる闇の中で音が大きすぎる寂しい遊びたい遊び方を知らない
2007.03.04
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サーチ・ミー ~綾瀬時子のルポタージュ~毎週日曜更新! 「ブログ」がテーマの連続サイコドラマ第十二話 ベンチに座ると、ビルのガラスに反射して暮れかかる夕日が見えた。時子は、賛同者を得て心強かった。 しばらくして星野が帰ってきた。手にはあったかい缶コーヒーと・・缶入りのコーンスープを持っている。『えぇぇぇ・・。何このセンス』。「どっちがいいですか?」「もちろん、コーヒーです」 いくら何でも若い女が公園で缶入りのコーンスープを飲むわけにいかない。ところが、星野はコーヒーを時子に渡そうとしない。「いや、このコーヒーは私が飲むために買ってきたのです」「・・・。意味がわからないんですけど」 時子はあっけにとられた。「・・綾瀬さん、あなたは今、『じゃあ聞くんじゃねーよ』、さらに『コーヒー飲みたいんなら、コーンスープみたいなマイナーなもの買ってこずに、コーヒー2本買ってくればいいじゃんか』と考えたでしょう」 いよいよわけが分からない。なんじゃ? このおやじ。「何故そんなことが分かるかというと、私があなただったら、そう考えると思うからです。人間なんて、みんな感情の動きは似たようなものなのです・・」 そう言うと星野は、夕日に目を細めながら、おもむろに缶コーヒーのふたをパカッと開けた。そして、グビッと一口飲んだ。「!」 時子は、星野をにらみつけた。「・・今、私がコーヒーを飲んだ時、『あっ、こいつ本当に飲みやがった。信じられん』って思ったでしょう」 このおやじ、やっぱりぶっ壊れてる・・。時子はベンチを立とうとした。「あははっ、綾瀬さん冗談ですよ。冗談。それよりも、私は今からあなたに、とってもいいお話をして差し上げましょう」 時子は、やっとの思いで腰を下ろした。「先ほどのあなたの話。私もそう思います。ネットの住人の寂しさ・・。まったくその通りですね。大人二人が感じていることは、ほかの人たちも共感することのはずです。大いに自信を持ちましょう」 まともな話になり、時子は安心した。・・のもつかの間だった。「お嬢さん。私たち文章に携わる者が目指すのは、(グビッ)普遍的なことの追求だと私は思っているんです。なあに。難しいことじゃない。普遍的なこととは、幼稚園で習ったことばかりですよ(グビッ)。思いやりであったり、勇気であったり、一生懸命生きることだったり。でも、人間はそういうことを忘れてしまうんです。今、自分に必要な教訓が分からないんです。それが(グビッ)当たり前なのです。だから、状況を読み解いて、それぞれが考えるヒントを与え(グビッ)るために私たちがいる。そんな風に思うんですよ」 ・・グビッが気になってほとんど頭に入らなかった。何というトラップなのだろう。最後のグビッなど、あり得ないタイミングで入っているではないか。しかし、缶コーヒーは、やっと底をついたらしく、星野は缶をベンチに置いた。時子は心底安心した。「それで、あなたは」 気が付くと、星野は、刺すような目で時子を見つめていた。時子はドキッとした。サーチ・ミー ~綾瀬時子のルポタージュ~第十三話「それであなたは、『私を探して』という彼女の真意を、どう見るのですか?」 ついに、それに答えなければならない時が来た。 時子は、天を仰いだ。東京のど真ん中に星が輝いている。 それがずっと分からなかったのだ。時子を今まで突き動かしてきた『私を探して』という言葉。その真意。時子はその言葉にネット住民の寂しさを感じた。しかし、それは彼女の目的ではない。彼女の言葉には、彼女特有の目的があるはずだ。 『自分だったら・・』と時子は思いながら、そっと目を閉じる。病室にいる彼女になってみる。殺風景な病室でノートPCを打つ。日記を書く。そして、『私を探して』と打ち込んでみる・・。時子は長い間、目をつぶっていた。そして・・。「星野さん、あたし分かったような気がします」 時子はつっかえが取れたような顔を星野に向けていた。『私を探して』という言葉、不気味な絵、痛々しい詩、それらがすべて時子の中で重なり、一つの、シンプルな像を結んでいた。「彼女に確かめないといけない・・。早く確かめてみたい気持ちで一杯です」「・・そうですか」 星野は満足そうに、しばらく時子の顔を眺めていた。「私も少し役に立てたようですね」 そうつぶやくと、星野は「では」、と言って席を立った。そして数歩歩いたところで振り向いた。右手にはあの缶コーヒーがあった。「綾瀬さん、原稿が出来上がったら、ぜひ私に持ってきてください。内容によっては、私が編集長に推薦して差し上げます。それから・・」 星野は、身体をまっすぐ向けなおした。「綾瀬さん・・。先ほど、私が大切なことを、缶コーヒーを飲みながら話したことを不快に思われましたか?」「・・はい」「そうでしょう。無理もない・・」 星野は、また遠くを見つめる目になった。「身をもがれるようなつらい思いをしている間も、人間は食べるし、眠る。どんな状況でも生きられるんです。どんな状況でも、食べても、飲んでも、眠ってもいいんですよ(グビッ)」(・・まだ残ってたのか!)「『目の前の一つの問題』は、いつも『その人のすべて』ではないのです。そこに救いがあるのですよ」 星野は背中で手を振りながら歩いていった。時子は、その背中に心の中で手を振った。「・・ふふっ。ちょっと面白いじゃん」 時子は心強い味方を得たような気がしていた。トラップさえ気にしなければ、星野の話は面白い。こういう出会いは貴重だ。「さて」 時子は、ベンチを立ち、足早に歩きだした。駐車場に向かって。答えにたどりついた喜びが身体を満たしていた。「何でこんな単純なことに今まで気付かなかったのだろう」「自分がたどりついた答え。どうか間違ってませんように」。そんな考えが頭の中で渦巻いていた。『早く雪絵ちゃんに会いたい』 時子はこぶしを握って前を見据えたまま、すごいスピードで歩いていた。絶対知り合いには観られたくない姿だ。 五郎の顔が浮かんできた。ちくしょう、今ならあいつに私の考えをぶつけられるのに!【この小説はフィクションです】
2007.03.04
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終わった。2月2日、「長編小説を書くぞ~」って決めてから一カ月。本日3月3日が〆切だった。終わった。つまり、頭から尻尾まで、文章を書いた。でも満足はできない・・。分量としても、多く書いたつもりだったのに。さっき、四百字詰めの原稿用紙に直してみて、121枚だった。多分これって少ないんだよね。。仕事中に喫茶店で書いたり、電車の中でメモを取ったり、休日に集中するため漫画喫茶にMAC持ち込んで何時間も書いたりした。家族にも協力してもらって時間をもらい、娯楽を断って・・・。それでも『こんなものかよ』って感じが残る。プロのすごさを痛感する。今回挑戦してみて、分かったことが二つ。一つは、集中力をコントロールすることが大事。どうしても人間だからその世界に深く入れる気分の時と、そうでない時がある。だから書ける感じがする時は、機会をのがさず、一気に書くヨロシ。途中で障害や邪念が入っても、そこで歯を食いしばって書くべし。(今回それがうまくいかなかった・・)もう一つは、書いていない時間を大切にすること。いざワープロやPCに向かっても、情景がすぐに浮かんでくるものではない。たっぷり時間があるのなら別だけど、限られた中での勝負。それには、一つのブロックをすぐに文章化できるだけの「準備」が必要だと気付いた。つまり、想像をふくらませ、アイデアを蓄積しておくことだったりする。それが勉強できたことは大きかった。ところで作品名は「セルリアンブルーの自転車(仮)」となっている。今日までに完成を約束していたので申し訳ないのだが、もう少し中身を修正したい。「それって終わってないじゃん」ぐぇっ。でも頭から尻尾まで文章でつながってるよ・・「・・・」いや、終わったの! だからブログも続けるの!(爆)応援してくださったみなさん、本当にありがとうございました。本当、くじけそうになるものですね。でも時々、コメントをいただいて「みんなに約束したから」「応援してくれている人がいるから」という気持ちが湧いてきました。まだ、自分自身、中身に満足できていないので歯切れが悪いですが、本当に感謝しています。何らかの形でお返しする機会があればなぁ、なんて。あっ、何か写真でもないかなぁ。おっと、では春らしく・・・梅-UME-惜別の悲しみとその先にある希望を見続けてきた花見続けていく花
2007.03.03
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まだまだ~っ(笑)
2007.03.03
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むかしいろんな星座を五線譜の上に置いてそのメロディをモチーフに音楽を作ったひとがいたひとはみなロマンチストなのでしょうps:今日は小説に挑戦の〆切日。未だ終わらず。暫く休憩なり。
2007.03.03
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そうしてたくさんの冒険を終えたみんなは電車に乗っておうちに帰って行きましたとさ。
2007.03.02
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ボクの心は 矛盾だらけあの子が好きと思ってもそのことすぐに忘れちゃうボクの心は ウソだらけ約束果たせないままに言うことなすこと気分次第言動ニ矛盾ナキヤウニ 抵触スル考エ方ハ隠シテ丸メテゴミバコヘそんなことできやしないんだそうと分かったあの日から一瞬一瞬で生きているどの感情も自分ならそれを認めて許すため一瞬一瞬で生きているおっと、それには気をつけてもともと矛盾だらけだと開き直っておかないとたちまち一瞬が重なって大きな矛盾を作り出す盾が割れ突き刺さりますよボクの心は矛盾だらけそうつっぱって生きてればいつか体も柔らかくささった棘も落ちるでしょうさてと、隣を歩いてるあなたはところでどうします例えばこんなのどうですか「一心であり、正直もの」それを目指していきますか?ボクはばかにはしませんよいつかあなたがそのことをまっとうし両手上げた時その観衆にボクはいてあなたに拍手を送りたいボクの目は涙にあふれ懐かしいものを見るように手の届かないものを見るように美しいものを見るように敗者の色に染まるでしょう
2007.03.01
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