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今回の幻獣展のパワーには驚かされたが、こちらのギャラリーに通うようになって成長著しい作家が魔可多宮ナツさんのように思える。今回は箕面アートウォークでおなじみの浜田隆司さんとのコラボ展だったが、水を得た魚のような創作ぶりを示していて圧倒された。 これらの作品が会場から溢れんばかりに並んでいる様子は快くさえ思えた。夏が大好きの私には以下の夏の日の思い出をつづった作品がとりわけ気に入った。
2024年06月30日
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箕面・桜井で恒例の幻獣展が開かれている。田中佐弥さんの「鼬浄土」。仏教では畜生界の鼬は転生しなければ浄土へ行けぬ理不尽な定めだが人の為に生きる動物たちに浄土が開かれていないはずはないと蓮の花の台(うてな)に。いつもながらおもしろいメッセージが添えられていた。右より 橋本修一、橋本あやめ。石原啓行。SCHIZMA。橋本修一作品はポストカードほかに転用できるのでいつも楽しみにしている。 まもなく出来上がる「月のしずく」52号に掲載の佐藤千重の新ジャンルのワイヤ・アート。 城野良一も面白い。 坂井貞夫の「宿命」お隣りのTri Angleでは三毛乱⓪展。こちらのスペースは浜本隆司さん・魔可多宮ナツさんのコラボ作品が会場から溢れんばかりに並んでいて圧倒された。魔可さんの多才多彩ぶりには驚くばかり。 優に200以上の作品が驚くべき短期間に仕上げられたとか。会場中央のアートフルなデコレーションもお二人の共作とか。 私はコレクターでなく、アート作品は家に飾り私蔵するのは死蔵と考えるので公共のスペースで鑑賞することが肝心と考えているが、このクラゲときのこの作品には悩んでしまった。魔可さんに聞くとこの作品だけは浜本隆司さん単独制作の作品とか。まぁいいか。
2024年06月29日
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生きる未練ということをここ20年来ずっと思ってきた。早世した人は別として私のように長生きしてしまった人間は誰しも未練がましいものを持ち続けて毎日を送っているものだ。どう生きても未練は残る。未練の為に人は生き、死ぬ間際になってもなおも未練を発散させる。 捩じ花も月見草も"生きる未練"を周りに精一杯振りまきながら咲いている。 くちなしの花も同様に高々と香りを振りまいている。願わくば、生きる未練がその時々、一抹の色気となって周りに刺激を与えることができれば良しとしなければならぬ。生きるに、経典に言う上品、中品、下品の別ありとすれば、生きるとは色香をうしなわないことを以て上品としなければならない。死ぬ瞬間まで色香を放つべく生き抜きたいものだ。
2024年06月28日
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高齢者講習を受けたので、もう終了したと思い込んで肝心の免許証の更新を忘れていて期限切れ。あわてて電話すると「明石まで行かなくては免許証更新はできないよ」ということで、とりあえず必要書類の住民票を取りにてくてく歩いて市民センターまで行って来た。 「なんとか更新はできそう」と胸なでおろしたところで目に飛び込んできたのがみちのくの忍ぶ文字刷り草。捩花ちゃんだった。なんとけなげに野草の間からちらほら顔をのぞかせていた。夏の贈り物第3弾!!。
2024年06月28日
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いよいよ夏のきのこの登場です。紅茸の中でも特徴の明瞭なアイタケ。茶がすり模様が特徴です。 夏のはじまりはいつものことながらうれしいものですね。セミたちの登場が遅れているのが気がかりですがまもなく合唱してくれることでしょう。
2024年06月27日
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「月のしずく」52号の編集作業も峠を越えた昨日の午後、廊下に美しい訪問者が飛来。クヌギ、ナラ、カシを食餌として育つサラサリンガだ。森は夏のきのこで満たされ始めている。歩行の自主訓練も少しずつ記録更新。夏の盛りが待ち遠しい。
2024年06月26日
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私の今もっとも困難な姿勢を強いられるところに思わせぶりなきのこが出てきた。 案の定ひっくり返せばチチタケでした。真珠玉のようなお乳汁ですが、実はとてもえぐい。
2024年06月25日
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かってムラサキヤマドリタケのシロだった箇所だが、公園緑地課の作業が入り樹冠を覆っていた木々を伐採してからというものカワリハツに交代してしまった。 今日はその代わりに近年レアものになってきたガンタケが出現。 出遅れていたコクチナシの花もちらほらと咲き始めた。『月のしずく』52号も編集たけなわ。いよいよきのこ暦第5期8年のイヴの年にふさわしい内容になってきた。やっている本人がワクワクしちゃって一向に進まないが、どう転んでもまもなく印刷に出せそうなので、乞うご期待。
2024年06月24日
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芦屋の月光百貨店で開催中の第1回 "茸幻想展"に行って来た。ささやかな異空間に個性豊かな作家たちが思い思いの作品を発表していて掌大の小さな星雲系をさすらっているような不思議な感覚に満たされていく。企画者のたねいねりえこさんを筆頭に、ギャラリーオーナーの星野時環くん、コラージュ作家の山本佳世さん、松島智里さん、ペン画のミズタニカエコさん、メゾチントと木版のイイノチエさん、福本タダシくんのフォトグラフと、私にとっておなじみの作家さんに混じってタニザワピーチさん、切り絵作家の中村あいさん、そして今回はずっと探し求めてきた作家・まとのじさんの作品にもめぐり合うことが出来、「月のしずく」も協賛としてお仲間に加えて頂き、新たなきのこ展の幕開けにふさわしいものであった。処女航海としてはすべり出し快調。願わくば是非、恒例化していってもらいたいものだ。
2024年06月22日
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久々の雨音で目覚めた今朝、いよいよ四季の中でもとりわけ大好きなRAINY SEASONの始まりが感じられいつになく心華やいでいる。 キクラゲ 早くもアリたちに身体を捧げていた。 過ぐる6月16日は<三田の食生活を考える会>の記念総会できのこの世界のガイドを頼まれレクチャーしてきた。これは去年あたりから親交を深めてきた元神戸大山岳部の勇介さんが私の予後の回復を念じたさりげない友情と感じて有難く感じ御受けしたものだ。 今年は2025年から始まるきのこ暦第5期8年のイヴの年。スーパーきのこ新時代の確かな胎動がそこここで始まっておりとても良いタイミングであった。7月発行の『月のしずく』52号の特集はスーパーきのこ新時代イヴMycophylla Artの胎動としてこの春以来のアーティストの動向を取り上げる。うれしい予兆に満ちた初夏までのトレンディきのこの動向を読者と共有したい。 その意味でも過日のレクチャーは四国・高知の"森ときのこを愛する会"以来の30年に及ぶきのこ図像の整理も兼ねたものとなり、新時代に向けての私の映像資料にもなった。この要領でこの際テキスト作りも始めたく思っている。
2024年06月18日
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長い友人のきのこのテンペラ画作家・大竹茂夫にはじまり、京都芸大のアーティストとつくづく相性がいいものと見えて先週は立て続けに二人の同大に籍を置いた作家の個展をのぞくことになった。 会場に入るなり、まさにビーナスの土偶そのもののこの作品が目にとまった。 私がこの作家を知ったのは鈴蘭台の澤さんがそちらのギャラリーきのこにふさわしい作家に出会ったと自身が買い求めた佐藤千重さんの作品をプレゼントしてくれた時以来である。さっそく連絡をとりギャラリーきのこでも個展を開いてもらった。その当時の作風はこの個展でも顔を並べていた写真上のような作品に夢中になっていたころのものである。 あれから20年余りの年月が経っているので、とてもこの日を楽しみにしてきた。 今回のメインは「遊びをせんとや生まれけん」の『梁塵秘抄』さながらのPLAY(あそび)がテーマ。がらりと作風も変化しており内面の充実を物語る作品が勢ぞろいしていた。 驚いたのは絵画も始められたようで、「LIFE」と名付けられた作品の奥にはらせんや渦巻、生命の無限増殖に触発された絵画がおさまっていたことだ。ほかにも数点飾られていた。 そして「空間のドローイング」と題した針金アートが数点。いずれも彼女の個性を際立てこそすれ、おとしめるものではないアート空間が元町北の閑静な住宅街にあるギャラリーDella-Pace+Della-Paceに花開いていた。 ちなみに今回訪ねてみて画廊オーナーのKさんと雑談しているうちになんと彼女の御主人が私の高校時代の同期生の黒澤くんだと判ったことも驚きだった。世の中本当に狭いもんだね。 ということで、外見は20年前と全く変わらぬこの作家だが、内面の深化には驚くべきものがあり、また目の離せない作家がひとり増えてしまった。
2024年06月11日
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KUNST ARZT画廊の帰り道は、白川にそって河原町四条までのんびり散策することに。 ここは人でごったがえす京都でも清冽きわまりないせせらぎに包まれた静謐の時が流れる穴場である。幼な子のカップルがコスプレで小橋を渡っていたのが愛くるしくてパチリ。 花見小路近くまで下って来ると常連の青鷺に出会った。料亭の残り餌で生きている主のような存在でほほえましい。元気かいと声かけあって別れた。しばし生かされたしあわせを噛みしめながらの1時間余りの遊歩だった。
2024年06月08日
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2年前の「ギャラリズム」大阪でアーティストでもあるこの画廊オーナーの存在感ある大作に出会った時からずっと気になっていた。 私がつまらぬ病で娑婆から遠ざかっていた時には田中佐弥さんがここで個展を開いたことで益々その思いは募っていたが、今回、菌類(きのこ)をはじめ、すべての生き物の生命をはぐくむ森をこよなく愛する京都芸大大学院研究科・漆工専攻在籍中の矢作玲乃亜さんの個展デビューを知り、取るものもとりあえず駆けつけてきた。 チャワンタケ 私にとっては孫の世代に当たる玲乃亜さんの作品は、漆工芸という縄文以来日本で独自の発展を遂げ今も深化しつづけている<漆>という不思議極まりない樹液を用いて見事、現代アートの世界に楔を打ち込んだまことに将来が楽しみな作家デビューだと思った。彼女の持てる才能をいち早く見出して個展開催にまで持ち込んだことは、なにはさておき現代アートの世界に触手を張り巡らせてきたKUNST画廊オーナー・岡本光博さんのお手柄である。 漆でこれだけの作品を作り上げるためには莫大な時間と精神の集中が必要で、華奢そのものに見える玲乃亜さんのどこにそんな粘り強い意志がひそんでいるのかじっくり伺いたかったが次々と訪れる客人に悪いのでお互い自己紹介のみ交わし後は個々の作品の語りを傾聴することに没頭して会場を後にした。 漆は時の風化をはねかえし、永劫の時の流れの中で美しさを保つことは古代遺跡の埋蔵文化財が次々と証明してきた。漆の被膜で保護された素材は、ある意味 鉄や岩石をもはるかにしのぐ生命力をもつという。 「森の装い」 3点 私にとって近年稀なすごい作家との出会いが今年に入って数件立て続けに訪れている。死に損なったおかげで今年はまれにみるスリリングな年となりそうである。 「夜に煌めく」 ヒトヨタケに代表される「夜に煌めく」4点のきのこアイコンが並ぶと聞いていたが、ふたをあけてみるとそろそろ孟宗の竹林に顔をのぞかせるキヌガサタケをはじめとする「森の装い」3点、クロラッパタケやベニタケやテングタケも勢ぞろいしていた。奥のコーナーには"月のしずく"を宿したかのような蓮の葉の大作やウツボカズラも並び漆工芸ならではの固有の輝きと造形美で画廊を満たしていた。久々のうれしい個展であった。
2024年06月07日
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おおきんけいぎく(大金鶏菊)と並び、今戸外で過ごす人たちを楽しませる花はきんしばい(金糸梅)だろう。 あでやかな花弁は花蜂が好むと見えては虫たちの稼ぎ場となっている。 家へ帰ればプランターにはツルムラサキの花が迎えてくれる。葉は適当に摘んで天ぷらにして食べているがヌメリがあってなかなかのものだ。 誕生月の先月はネズミを食ったツチノコ同然に寝転んで暮らしてしまったが、刻々と時間は過ぎ去っていく。来年からはじまるきのこ暦第五期の8年は、私にとって活動できる最後の時期となるだろうから身体の不如意などに煩わされることなく歩き続け、時には駆けることも辞さずにやり抜く覚悟だ。明日は久しぶりに遠出をきめこんで京都の祇園から白川筋をさかのぼり新進気鋭のきのこを手がける漆工芸作家に会いに行ってくる。 先月は丹波で素晴らしい版画家に出会ったが、その第二弾となればと期待に胸膨らませている。
2024年06月06日
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遠目に花だらけの立ち木を認め近くまで行ってみると山法師の花だった。 プランター栽培のトマト、ミニトマトではなく普通のトマトなのに花も実も1cm余りしかないのが5つほど葉隠れに顔をのぞかせていた。 ズームアップにしても柔毛が目立ち、すね毛を強調してトマトに叱られそうなので撮るのは控えることにした。
2024年06月05日
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毎朝、毎晩びっしり覆いかぶさった分厚い苔の層を蹴り上げけりあげヨイコラショと背を伸ばしてくるカワリハツの一団。 このヒダひだの規則ただしい造形がなんとも言えない。 カキの花も奥ゆかし気に人知れず咲いている。モスラも近くの森から飛来して身辺生き物だらけになってきた。 昨日は昼過ぎから深夜一時までかかって書き直し、書き直ししてようやく半頁センテンスを紡ぎ出したが、朝起きてみるとすべて駄文のような気がして全部削除。どうも書き出しからしてギクシャクしていてまとまりがない。今日も別段大きな心境の変化があったわけではないので今も書きおこしの一行を延ばし延ばししているところだ。 アジサイも花をつけだし、季節はいよいよ足早にミッドサマーへまっしぐら。 まだ紫陽花のつぼみが残っている間に序章だけでも書き終えたいものだ。
2024年06月03日
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今朝は新しい仲間たちの呼び声がするのでいつもの散歩道から少し足を伸ばしてシイカシ林の純林を形成する関電道へ行ってきた。本来高圧線を張るための探索路(通称、関電道)に並行して作られた200mほどの林だが、現在では市内の巡回バス道と並行する形で残されたのでわずかに一筋へだたっただけで、ジョギングや散歩する人たちと行き合うことはまったくない楽天地となっている。 そこではまだ紅茸のさまざまな種類はまだまどろみのままではあったが、いつもの散歩道で今盛りのカワリハツと同じだが成長した良型のそれが散見できた。ムラサキカスリタケかと思ったが、カワリハツだった。 ただ私の愛してやまないクヌギタケ(ミツェナ属のきのこ)が、早々と顔をのぞかせていた。 うれしいことには、まもなく食べごろを迎えるグミの実が朝日の中で輝きを増していた。グミの実の木立は郊外に数か所確保しているが、ここは近くていい。時には方角を変えてみることもいいなと言うことをいまさらながら教えられた気がする。
2024年06月02日
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うれしいことに月光百貨店とたねいねりえこさんのコラボによる"茸(きのこ)幻想"展を企画が立ち上がったと思いきや、たちまち実現にこぎつけてくれた。不揃いが素晴らしい<き・の・こ>たち展のリニューアル・バージョンのはじまりである。6月16日(日)~6月30日(日)。 処女航海の船出にふさわしい新しい方向性をもったきのこ展が呱々の声をあげる。うれしいかぎりである。
2024年06月01日
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