
三日前、雪に埋もれたクロッカスの蕾を見て頂きましたが、開花しましたよ。
花びらの紫に、蕊の黄色、何て美しいデザイン、コーディネイトでしょうか。
昨夜、たまたま、チャンネルを回したら、パッと耳に入った言葉があります。
「そねみ合い、憎み合い、それは年寄りのリズムだ。
そんなことで、年寄りは傷ついたりはしない。」
テレビドラマの中の、老作家のセリフです。
何故、このセリフに敏感になったかというと、この少し前に、
老人施設のS子さんから、電話がありました。
隣の部屋の人が、急に足腰が痛くなり、三月から車椅子になった。
職員の手が足りないので、食堂に行くときは、元気なS子さんが、押してあげる。
その度に、他の人が、甘えているのよ、放っておきなさい、
それで自分が疲れたら、どうするの! と強く責められること。
今月から車椅子になったのに、誰も、大丈夫? とか、頑張ってね、とか、
優しい声をかける人がいないこと。
職員さんがいっしょになって、部屋が汚いことを、他の人に言っていること。
毎朝、過去にとらわれず、いつも平常心を持って、人に優しく暮らす、などの
自分なりの決め事を 書いた紙を読んで、部屋を出るS子さん。
そういう生き方を、否定されるような出来事が続き、心が爆発したようです。
その人にも、空気が読めないというか、気がきかないというか、
そういう性格があるようですが、S子さんは言います。
それがどうしたというの。人生80年も生きていれば、癖もある。
それを認め合って、つき合っていくのが当たり前のことなのではないかしら、と。
「聞いてね。誰にも言わない。明日から普段の私にもどるわ」
と、声を震わせています。
携帯電話で、26分、心の叫びを聞きました。
何もかも嫌になる瞬間は、誰にもあります。
多分、賢明なS子さんは、これからも表面上はうまくやっていくことでしょう。
でも、気分転換の少ない、閉鎖された社会の中では、辛いことでしょうね。
ゲームに参加出来ず、傷つく人もいるのです。可哀そうでなりません。
今週の水曜日に、お訪ねすると約束しました。
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