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桜舞い散る中を振り返りもせず、ただ校舎をズンズンと歩む。
なんだか歌詞にでもなりそうだ。そしてなぜか懐かしい。
その先には......栄光が待っている。そう未来を信じて真っ直ぐに進もう。春の陽気に誘われて、ちょっと寄り道したけれど、明日はきっと晴れるから♪
とうとう俺はここまでやってきた。さあ、顔を上げて前へ進もう...ん?この風景何処かで見たような。デジャブ!?
今はもうそんなことはどうでもいい。未来を掴むのだ。そして俺は顔を上げた。
「あ、あった~」思わずガッツポーズを取った。大学受験に合格したのだ。喜ばずにはいられなかった。
そしてすぐにこの喜びをと、母に電話をかけた。
「もしもし母さん?志望校に合格したよ」思わず声が裏がえる。
それに対し、母も興奮を抑えられぬ勢いでこう言った。
「おめでとう!やったわね。八度目の正直よ!!」