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朝、昨日写真を掲載した友人から電話があった。実はおぃらの山には数人の友人が出入りしているのだけど、タラノメの選抜育種のために来ているもう一人の彼なのだが、ふくろうを見たいと言う。電話があったのが朝7時過ぎでこれからすぐに二人で出かけるのだと言うのだ。ばたばたと出かける準備をして愛車スターレットマニュアルミッションを山に向かって走らせたら途中から雨がぱらついてきた。コンビニに飛び込んで500円のレインコートを調達して、おにぎりを買ってまた山に向かって行ったら、更に雨はひどくなった。*山の入り口で会って3人で早速巣に向かった。その途中、親鳥がさっと姿を消した。もう、嘴をカチカチさせて威嚇はしない。雨が次第に強くなってきた。ゆっくり、ゆっくりと山を登る。どろどろと笹でとてもすべりやすいのだ。そして、木のうろに到着して中をのぞいたら・・・「カラ」だった。すべて巣立ってしまったのだ。木のうろの周辺を見たが、襲う獣らしい足跡や痕跡もない。それに巣の中は、とてもとてもきれいで糞ひとつ落ちてなかったよ。*「まだ、そのあたりにいるはずだ。」3人ばらばらになってそこぃらを歩いて探索していたら手招きされた。そして指さすところにいたよ。今日は双眼鏡を忘れたので今になって改めて顔を見るとこぃつは長男もしくは長女の顔ではない。大きさはキジバトぐらい。すっかりおおきくなっているんだ。レインコートからカメラを出して雨がざぁざあ降る中、どうにか撮影に成功した。あとはぶれた写真だけ。とまっていた木はおぃらがわざと斜めにしておいた木なのだ。おそらくこの木に根元からよちよちと、よじのぼったのだろう。そして親からまた餌をもらうに違いない。ところで・・・巣立ちは満月だと思い込んでいた。でもまさに新月その日の巣立ちだった。一般化できるかどうか観察をケイゾクする必要があるね。新月のほうが雛たちに有利かもしれないし。これが雛たちがそだった木のうろだよ。早くも仲間たちはふくろうの巣箱の計画をたてはじめるのでありました。「あの倒れてるモミの木をだなぁ~」とか、「いやシンプルにつくってかついで山に登る!」とか。。(笑)雨はますますひどくなってきた。レインコートはトゲのあるキイチゴやタラノメですぐボロになっちまったよ。おそらくそこぃらでオオルリも子育てしてるだろう。以前に草刈をしていとき出てきたことがあったんだ。巣立った雛に祝福を!!そしてあなたにも祝福を!こっちもクリックを(笑)→人気blogランキングへ!!◆「里山を買おう!」をクリックするとこのページに戻りますのでよろしくっ◆
2006年05月28日
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友人は昨日、午後から休みを取ったそうだ。なんのためって、もちろんフクロウの雛の巣立ちの写真を撮影したいからなのだね。場所はもちろん、前にも書いたけどおぃらの山で、ブヨがぶんぶんわんわん飛んでいるところ。そこで、じっと待ち続けたらしい。*木のうろから顔をのぞかせたのは午後5時30分ごろだと言う。炭焼きじいさんが見た時刻と同じだ。こうして夕方の巣立ちをするという確証がひとつ増えたねっ。(笑)ブヨの攻撃はきつかったろうけど。今、忙しいのでゆっくりコメントできなくて残念。写真気に入ったでそっ。(笑) クリックしてねっ!!→人気blogランキングへ!!最近ランキングが落ち目なのでばちばちっとクリックして下さい。(笑)「里山を買おう」でこのページに戻れます。
2006年05月26日
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5羽いる雛のうちの1羽が顔を出しました。親のフクロウを待ちながら「世界」を見ているようです。今朝は時間がないので夕方もういちどゆっくり書きますね。んぢゃ毎度クリックよろしくっ!→人気blogランキングへ!!
2006年05月25日
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おぃらの友達の佐々木勉は「巣立ち雛を拾わないで」というメッセージを書いてこの世を去ってしまったが、あいつなら、今のおぃらを怒るだろうね。一週間ぶりで昨日の夕暮れ、またフクロウの巣の様子を確認に行ったよ。親が現れた。そして「ぅおん!」と鳴くのだが、そーっと双眼鏡でのぞいたら、おおっ。巣の入り口から顔を出してるではありませんかっ。親の声に反応してすぐ顔を隠してしまった。またまた、そーーっと近づいて中をのぞいたら・・(笑)これが佐々木勉が怒る原因です。ちっとおびえた顔してます。それは、おいらが巣の中に頭を突っ込んだからです。写真3枚だけとってひっこみました。じつわ。。ほかにも誰かさんがいたのだが・・*さっそくニコンのデジカメと800ミリを持っている炭焼きじいさんに報告したよ。そうしたら、今日の夕方に電話が来た。「ブラインドかけて、待った待った、いや待った。ブヨはすごいしどーすっかと思ったら、夕方5時過ぎに親が来て顔だしたぜ。」「写真とれたかよっ。」「あったりめぇよっ。」「ぐやずぃ~!!」*昨日の夕方、土の中からタゴガエルの声が山に響き渡った。5羽とも元気だったよ。たぶん1羽づつ巣立つだろうとぢぃさんは言っていた。電話でぢぃさんの話を聞きながらふと思いついたので言ってみた。「ひょっとすると満月の晩が巣立ちかなぁ。」「んーーーかもしれねぇぜっ。」もう空想の中には月光の石の上に腰をすえて50メートル離れた木のうろに耳をすませる野鳥ロマンチストの私がいるのでありました。あっ。じぃさんに写真もらえたらアップするからクリックよろしく→人気blogランキングへ!!「里山を買おう」でこのページに戻ってねっ。
2006年05月22日
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「すべての植物はね、菌類と共生してるんですよ。」私がキノコのことを訪ねると彼はにこにこ笑いながら言った。「だから砂漠では菌が生きていけない。だから植物も生きられないんですよ。」*満州に入植した人たちはまずは大豆を植えたそうだ。もちろん根粒菌と共生するから窒素が固定される。したがって土が肥えるからだ。でも、マメ科の植物と根粒菌だけではない。「すべての植物は・・」そう、彼は言った。菌類と共生するから葉緑体が無い。それにイチヤクソウ科の植物も菌類と共生する。「生命現象において搾取は必ず破綻する。」そんなテーマを森の中においてみる。まだつぼみだが、ガラスのように開花する。そして群落をつくる。おぃらたちはそうした関係について知っていることはごごく、それもごく一部に過ぎない。あとは知ったかぶりしている大勢の人たちがいるだけだ。ツチアケビの根を掘って何の木の腐った木と共生しているか確認した人が何人いるだろう。*今日、私に出会った人たちは今、幸福な時間を過ごしているだろうか。いや、おぃらに出会ったことによって世界は美しかっただろうか。ギンリョウソウを眺めながらまた自分に尋ねてみる。「私が幸福であるためには、私は清くなけれればならない」と。明日もささえあう私たちでありますように。ぼちっとクリックしてね→人気blogランキングへ!「里山を買おう」は今、3位か4位です。
2006年05月18日
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イネの育種で有名な松尾タカネ教授はおぃらが畑の隅でマメ科のクズの葉を裏返していたところに通りかかって言った。「ダニかね。」「はい。カブリダニです。」二十歳の学生がクズの葉を裏返している。そこには、植物を餌とするダニがいて更にダニを食うダニ。つまりカブリダニがいることを彼は知っていた。おぃらは調べるのにずいぶん時間がかかったけど、彼は一瞬でおぃらの行動を見抜いた。*「田植えするぞー!」仲間から声がすればでかけなければならない。田植えは他の生物がするように踊りのリズムをもってすればエクスタシーに至ると知ったのは縄文人だろうか。それとも弥生人だろうか。ところで、こうした小さな水田は日本各地で絶滅の危機にある。そもそも、どのようにしてできたのかといえば、おそらくは稲作はメコンイワラジ上流地域からの技術をそのままに運ばれたのだろうが、日本は違った。武器つまりは金属武器の開発と同時に田植えは日本に広まっている。そこには「山くずし」があり、湧き水のほとりで金属の「遠心分離」(かんな流し)があった筈。この田植えをしている場所も限りなくそれに近い。そして、このような水田の近くには必ず「龍神」のほこらがあるのだね。鳥取砂丘が鉄をとるためにできたという説をおぃらは信じる。それが証明されたとき、めしいたおばばのようにおぃらは言うだろう。「伝説はまことであった・・」と。*実は、鉱石を含んでいる石はダウジングすればわかる。それわまた、次の機会に書いてみるね。ところで、写真のイネは古代米から選抜された「アサムラサキ」というんだ。葉の先端の色が違うでそ。そして冬に至りおぃらたちは餅つきをするのだよ。君よ。地形を見て人の営みを見抜けよ。実はこの周辺は金山と銀山なんだ。もちつきに参加したい人はクリックしてね→人気blogランキングへ!!
2006年05月16日
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しまった。。と思って首筋に手を置いたら血が流れている。フクロウの親鳥に攻撃されてしまったのだ。場所は、ほれ。必殺仕事人が後頭部に針を刺すでそ。あの場所から1cmも離れていない。急所そのものだ。オキシドールを持っていたので、手にとって首にぶっかけた。*「4羽でねぇよ。5羽だよ。ごわっ!」炭焼きじいさんに会いに行ったら、でっかい声で、5羽だぁ~!と言うのでありました。「フクロウの子育ての数では日本新記録かもしれねぇぞっ。」なぁんてホントかよって思ってみれば新聞記事になどに登場するヒナの数はそう多くはない。「環境だよ。やっぱ環境なんだなーーっ。」水が沸いていて森の中が湿地になっている。そこにタゴガエルがいっぱいいて、カエルの餌のブヨはちっと油断すると次々と目に飛び込んでくる。そんな環境だから、餌は十分なのは確か。そぃで、おぃらはまた1週間ぶりに確認に行ったのだわ。そーしたらだよ。フクロウが鳴くんだ。「ほーほー」でないよ。「わん!ぅぅわん!」て鳴くんだ。更に嘴をカタカタ鳴らせて警戒音を出すんだね。ちっとだけだよ~。わるさしないよー。ほんのちっとだけのぞかしてねーふくろーさん。明らかに先日のフクロウとは顔つきが違う。オスなのかもしれない。*そいで、フクロウのおうちである、木のうろをそーーっとのぞいたら。ぉお。確かに5羽です。日本新記録かも知れません。それにしてもまぁ。まんまるでふわふわで、なんてかかわぃい。写真を3枚撮ったところで突然後頭部をガツン!とやられました。羽ばたく音もなくです。そぃで、早々に巣から離れてオキシドールぶっかけの冒頭へと続くのでありました。確かにでっかい猛禽は猛々しいのでありました。これじゃぁ、キツネでも一発で追い払われるわ。もう、巣は覗かないで巣立ちを待つことにするです。ごめんよふくろーさん。*炭焼きぢいさんは言うのでした。「来年のためにフクロウの巣箱作るべ。やつら、しばらくはいっしょに暮らすぞ。」今週末にはおそらく夕方には巣から外に出るでしょう。そのとき、もし撮影できたらまたアップするです。しっかし、まだ首がいてぇっ。まんまるのヒナが気に入ったらクリックしてね→人気blogランキングへ!!「里山を買おう」でこのページに戻れます。んぢゃまたっ!
2006年05月15日
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おぃらの山でフクロウが子育てしていることはおぃらと炭焼きぢぃさんしか知らない筈だったが・・ある人から声かけられたよ。「カケルさんの山で、フクロウが子育てしてるんだって!?」以前にトラフズクの飛来を数人の人に教えたときトラフズクのいる周辺の畑を踏み荒らす人たちがいるわ、トラフズクめがけてストロボ発光させる人はいるわで、でっかいレンズを持つ一部の連中に、おぃらはふかーーぃ怒りを覚えてるのでできるだけ少数の人にだけ教えてるのだ。ところが・・噂はかけめぐるのでありました。おぃらは「しーーっ!」とひとさし指を唇にあてて、「ヒミツだからなっ!」と釘さしたのです。最近では木ねじぐらいギリギリと口止めしなくちゃいけないかも。(爆)それわさておき・・この写真みてみそ。5日前のだよ。 炭焼きぢいさんは、実は野鳥の観察でNHKから取材を受けて全国放送に出たことがあるので、鳥の子育てについては詳しいんだ。もちろん、昔は××で×して××に入れたりして×したことは黙ってるけどねっ。そぃでぢぃさんが言うことにはフクロウが2羽までの子育てをするのは見たことあるが4羽は初めて見たと言う。それだけじゃなくて、猛禽類の雛は雛の時から子供どうしの餌の取り合いで優劣があって一羽しか生き残らないのが普通だと言う。おぃらの山のフクロウの場合、先日の写真と比べてみるとどれも同じ大きさに育っている・・ということは、餌が豊富だってこと。そぅいえば、去年「タゴガエル」というカエルが姿を見せずに土の中で不気味にしかもいっせいにないていたのを思い出したよ。人はめったに来ないし、人家は無いから猫もいない。絶好の子育て場所だったんだね。しっかしまぁ。なんてかわぃぃ雛なんでそっ。友人一人を案内して交代で覗いたよ。彼はでっかいレンズは持ってるけど、野鳥に対する姿勢と間合いはきちんと出来てるんだな。そうでなきゃ案内したりしないもんねっ。「うふふっ」ってまぁ、おじさんふたりは山の中で顔を見合わせ、にこっと笑うのでありました。続報を期待してクリックしてねっ→人気blogランキングへ!!「里山を買おう」でこのページに戻ります。さてと。明日は雨が振らないといいなっ。もしくは夕方が晴れならばまた、「うふふ」かもねっ。でぁっ。
2006年05月13日
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チューリップの花は太陽の光があたると開いて、日が陰ると閉じるのは知ってるよねっ。タンポポもそうだし、ヒマワリは太陽に向かってぐるぐる回る。もっちろんヒマワリは借金しないから首がまわらなくなるなぁんてこともないっ!ところで、太陽があたると開いて、陰ると閉じる樹木の若芽がある。それがとても顕著なのはこぃつ。キクロモジだよ。クロモジは和菓子についてくるからみぃんな説明されれば、「あれか・・」と思い出すでそ。ところでおぃらの山にあるのはこのキクロモジのほう。若い蕾を包んだ芽をぽん!と叩くといい香りだし、ハーブティーにもなるし、枝ごとテンプラは最高にうまいっ。おぃらは、冷凍にして風呂に入れるけどねっ。とってもいい入浴剤になるかもしれないなぁ。あっ。また、商売のネタばらしをしてしまった。液体窒素を使って真空凍結乾燥するといいかも。(笑)*それは炭焼き仙人に山のゆきどけ水を飲ませてもらった翌年のこと。うつ病から立ち直れなくなくったおぃらは春の山で、じっと、ただひたすらじっと座っていた。そのとき、この蕾が目の前で開いたんだよ。ゆっくりと、ゆっくりとだ。時折、おぃらは自分の春の山に友人を案内するのだけど、100坪ぐらいの土地を指差して○をかいて説明する。「みてごらん。つぼみだけど、全部キクロモジの芽だよ。」そして太陽の光があたるといっせいにつぼみのような葉は太陽に向かって開く。閉ざされた目にとってはただの藪だけど、心の目が開かれれば奇跡のようなスヌーズレンだよ。さぁて、明日の朝も深呼吸しよう。この若い芽のように。そうすれば、おぃらに出会うすべての人は幸福になるのだ。・・たぶん・・(笑)ランキングですが2位に落ちたです。あなたのクリックがおぃらを1位にします。(爆)ぼちっとよろしくっ→◆人気blogランキングへ◆
2006年05月09日
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分厚い植物図鑑ではコマクサに近いページにある。ウスバサイシンの花も終わる頃この花は満開になる。そこいらじゅうに、うわっと咲いているのだがまさか食べられるとは思わなかったよ。食べるには美しすぎるし、あっという間に咲いて消えてしまう。品種改良された沢山の園芸植物はあるが、すでにこの花は完成されている。もし何かの手をくわえようとすれば毒々しくなるだけだ。種は誰が運ぶのだろう。この山塊のここだけに群落がある。花はおぃらに語りはじめたのかもしれない。「運ぶのはお前だよ」ってね。しかし、おぃらはミッションするつもりはない。それは、おまえが美しすぎるからだ。そしてこの清浄な空気でしかおまえは生きられないと知っているからだよ。美しい花にクリックしてね→人気blogランキングへ!!今のところまだ一位なのでぜひともクリックお願いします。(礼)
2006年05月08日
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彼は、炭焼きを学びたいのだと初めて出会ったときに言った。話をいろいろと聞いているうちに、屋敷森に住む兼業農家なのだが、家の近くに竹やぶが沢山あって、その地域の人たちがみんな困っているのだという。以前にも書いたけど、杉林も竹林も密に植栽してはならない。なぜなら、雪が降ると雪が上層にたまり、その重みで竹は割れるし杉は折れ曲がる。なのに、杉林は手入れされるとこなくぎゅうぎゅうに予算消化のために国有地に植えられ、竹は孤独な人たちが手入れできずに放置されている。でも、このタケノコはとても健やかだ。なぜなら、この竹林は「チームワーク」で手入れされているから。一人が竹専用のチェンのチェンソーで倒すと4人~5人で枝を払い、枝は枝でまとめる。そいで、たちまち一本を整理すると次の竹に移る。そうして整理された竹はおぃらたちが竹炭にする。炭焼きを学びたいという彼は、ドラム缶窯で安直にと考えていたらしい。しかし、炭窯の構造とか炎の回り方、竹搾液のとりかたなどをひとつひとつ、理解するのではなく、丸く悟っていくうちに人類が種を蒔いて収穫を待つように、炭焼きは次世代に必ず伝えるべきわざであり、集落にひとつ、必ず窯が必要だという説に深く納得したようだ。あるとき、おぃらは彼に言った。「人が人のために何かをしようとするとき、人は清められていなければならないと思うんです。そして人は水と火によって清められると思ったのは炎を操る炭焼きの仙人に連れられて、山奥で雪解け水を飲み、木の芽を齧ったときでした。」そんな話をすると彼は、おぃらが何を伝えたいのか徐々に「わかって」来たらしい。*今回の竹炭は叩くと金属音がする、とてもよい出来だった。窯から真っ赤な炭を出して煤灰をかけた後、すごい熱気が残っている窯にタケノコを放り込んだ。表面だけ真っ黒に焼けた竹を鉈で縦に裂くと湯気がふわっとあがり、香りがとてもいい。醤油をかけていただいた。今年の炭焼きは木の葉が落ちるまでおしまいだ。「冬になったら窯つくりを手伝いますよ。」おぃらは年長の彼に言った。「そして、オーブンも作って酵母パンを焼くなんてどう?」炭焼きを学ぼうとしていた彼の顔は変わった。もう彼は一人ですべてを「自己責任」でしようとはしないだろう。火と水で心を清めて、仲間と荒れた農地や里山を整備すればよいのだ。ニンゲンはそうして生きていく生物なのだから。タケノコみたいにまっすぐにクリックしてねっ。→人気blogランキングへ!!
2006年05月07日
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目に飛び込んできたのです。それはある港で、今日の昼のこと。えーーっと、ことわっておきますがこれはおぃらの里山の写真ではありません。おぃらの山の神の実家は海に近いのです。そいで、連休中にはもちろん一度は高速にのらなければなりません。そぃで、おぃらの次男は釣りが大好きなのですが、おぃらはもちろん食い物が大好きです。次男が釣りをしているときにそこいらを歩き回り、イワノリがうまそうだとか、糸みたいでやわらかい海草はなんだろうかなどと観察をはじめたのですが、やがてそれにも飽きて、そろそろかえろーよー。そんなふうにイライラしはじめたとき、目にとびこんで来たのです。距離は約200メートル。枝に白いものがふわっと。もしや小型のワシタカ類かと堤防を崖に向かってあるきはじめたら・・ハヤブサでした。しかも、♂♀のつがいで声がしました。交代で抱卵しているようです。じっと、じっとじーーっと待つこと2時間、かたわれが巣に帰ってきました。口にはエサをくわえています。もしかすると、今日あたり孵化したのかもしれない。写真は手持ちデジタルズームなのでピントは甘いですが、頬の黒いところとくちばしがしっかりうつってました。ま、できれば明日あたり、午前中の光で狙いたかったのですが今日はどーしても家にかえらなければならなかったのでざむねん。青空みあげて、ためいきをつきました。心がひらかれるとおいかけなくても向こうからやってくるのだと。・・場所ですか?もちろん教えません。(笑)信用できる仲間にだけそっと教えます。。そうでないと、でっかいレンズを持った人がおしよせて、大変なことになるんだもんっ。(笑)さてち。明日は雨だよ。でも、道具の準備は完了したのだ。もちろん、フクロウさんに会いにいくんだよーーっ。ハヤブサの子育ての成功を祈ってクリックしてね→人気blogランキングへ!!をを。ひさびさに1位になったです。皆さん、ありがとうねっ。
2006年05月06日
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昨日炭焼き窯に詰め込んだ竹をいよいよ燃焼させる。連休中だから、町の人たちがおぃらの前を通り過ぎて行く。そして老人たちは質問をする。しかし、中にはとんでもない人がいて「カーボンは炭です。ダイヤモンドもです。」と言うと首をかしげてヤマザクラが咲く木下でおぃらの目をしげしげと覗き込むのだ。ところで、炭は通電するが、ダイヤモンドは通電するっけ?うちの山の神のダイヤモンドはどこにあるのだろう。*ま、そんなことをしながら窯の中に炎をまわす焚き方で火を燃やす。材料は竹だから強い炎はいけない。じっとりとやさしい炎が窯の中で対流するのだ。いつのまにやらてんぷらの準備ができてたよ。そして、スミレ、フジ、ウワミズザクラの花、ヤマザクラの新芽、ヨモギなどなどを油であげたよ。うまがったよ。寝転んでいたら目の前に現れた。ここは、タンポポの花が咲くネオ・エデンなのだ。それはトマスの福音書に書いてある。イザヤ書の記述のようにカナヘビはくつろいでいるではないか。もちろん警戒しないのは、おまえをつかまえて油の中に放り込まないからだ。(笑)*なぁ、タンポポの原のカナヘビ君よ。以前は命はどこへ行くのだろうとおもっていたんだよ。でもキミに出会ってわかったよ。命は今、ただあるのだ。ただ、それだけなのだ。明日はいよいよ、窯から出すよ。そうだ。明日はタケノコを炭窯に放り込もう。炭出しが終わったら。その前に彼らにはつたえよう。炭焼きの真理は理解されるものではなく悟られるものだってね。(笑)かわぃぃカナヘビにクリックしてね。→人気blogランキングへ!!「里山を買おう」でこのページに帰りますのでよろしくっ。
2006年05月04日
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炭焼きじいさんはいつも饒舌だが、炭焼き仙人はいつも静かだ。そして、質問をするときには言葉を選ばなくてはいけない。なぜなら、単純な学校の授業のような質問をすると謎かけが帰って来るのだ。そしてしばらく考えて謎を帰すとシワシワの顔に笑みを浮かべる。彼の仕事は左官だった。左官は大地から水平と垂直を取る。釣りキチで今頃の季節には山で寝泊りしたらしい。「夏はどこで釣りをしたんですか?」そんな質問をすると、「蟲がいないところ。」と返事が帰って来る。わかったでそ。。。夏でも雪が残る雪渓近くだよ。釣りキチ三平の大イワナは嘘ではない。いるのだ。そして潮汐の時刻にあわせて餌を取る。*そんな仙人に案内してもらったある日のこと、メグスリノキを教わった。写真をみてみそっ。言われるまでは気づかないだろうけどこれはカエデの仲間なんだ。そして、もえ~な枝にてんぷら粉をつけてじゅわっとするとうまいんだなっ。ちょうど下のあたりがいい感じだよ。仙人に教えてもらったあと、あちこち捜したんだ。そしたらなんと、秋になったら真っ先に紅葉したんだ。どこでって、わが山でだよ。種からは芽が出にくいし、挿し木しても根がつかない。ある日のこと、近くの里山でメグスリノキの若い木をみかけた。そしてとんでもない方法で増殖していたんだ。山の老人はさすがに知っている。*仙人の家をたずねたある日のこと、彼は畑の向こうを指差した。そこには100本程のメグスリノキの苗木があったんだ。おぃらは仙人に言ったよ。「おいしいんですよねっ。」しばらく目をつぶった後、にこっと笑って仙人は言った。「ヤマワサビ、取りに行くべ。」それは奥羽山脈を巡る旅のはじまりだったのですっ。そしておぃらは確信したんだ。秋田のマタギが秩父まで来たのは本当だってこと。さてと、明日は炭焼きしながらてんぷらパーティーするよ。カエデもサクラも柿も笹の芽もだよ。青天井のてんぷら屋さんにクリックしてね→人気blogランキングへ!!「里山を買おう」は現在4位になったです。クリックしてこのページに戻れますょん。
2006年05月03日
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目覚めたら雨だった。しかし、でかけることにしたよ。なんつったって、フクロウがいるんだもんっ。*早速炭焼きじいさんのところに寄ったら、わっはっはと笑って彼は言った。「300万円の絵がなんぼのもんだよ。自動車がなんだよ。おぃらが買った家の向かいの山にフクロウかよ。」「んだよ。あの霞んでる山のちっと下だよ。行くべ。」「行くいくっ。ちっとデジカメ持ってくるからまってろ。」そういえば、キャノンの全天候カメラに「雨天結構」ってのがあったような。雨の中をえっちらほぃほぃ登ったのだ。目的はフクロウだけではない。親友のヨッシー君にタラノメを送るためなのだ。タラノメはものすごい勢いで伸びているからチャンスを逃してはいけない。そーーっとフクロウがいる木に近づいたよ。「じいさんよ。覗いてみっ。」「どれどれっ。」「・・・・」「・・・・!」「!・・(笑)」「・・!・・」*ピンクのくちばしが、かぁいいでそっ。これから水田に水が入るとカエルを餌にして育つんだ。じぃさんといっしょにそのあとタラノメを取ってずぶ濡れになって山を降りたら雨が小降りになってきた。そして、ピッツピーと声がした。サシバだ。サシバの巣は山のてっぺんから見下ろしてみるか。なぁんて思ったものの「雨天結構」の後は山道が滑って膝がガクガクだったよ。*じぃさんとふたりで見守るよ。場所を誰かに教えるかって?あんたにしか教えないよ。あんただよっ。(笑)かわぃぃ!!雛にクリックしてねっ。→人気blogランキングへ!!「里山を買おう!」でこのページに戻ります。
2006年05月02日
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フクロウの声は何度も聴いているからいるはずだと思っていた。しかも、おぃらの8000坪の土地のどこかにだ。去年は2箇所を藪こぎしたけどだめだった。でも今年は、タラノメを引き寄せながら奥へ奥へと行ったんだよ。そしたら・・(笑)みぃ~つっけたっ!去年いなかったところに今年はしっかり営巣していたよ。そいで、この下には3羽の雛とおぼしき真っ白な羽毛が・・あったぁ~。まさかまさか、自分が買った里山にフクロウが営巣するなんて。しかも子育ての真っ白い雛がいるなんて。まっ。鳥好きにはこたえられませんなぁ~。うふっ。*これから2週間だべなっ。木のうろを雛がよっこら登ってくるまで。明日は自分用の道をちっと整備しておこう。もちろん山の入り口は藪だから、誰も気づかないよ。フクロウの雛の成長に期待してクリックしてね→人気blogランキングへ!!「里山を買おう!」でこのページに戻ります。
2006年05月01日
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