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いやあ11月も終わりましたね。 今月は日本株市場が絶好調だったこともあり、PF最上位群にも株価が好調に推移するところが目立ちました。具体的には、1916日成ビルド工業、6186一蔵、7605フジ・コーポレーション、8591オリックスあたりの貢献が大きかったです。 その結果、トータルでは対前年末比では+8.3%となりました。このまま少しでも懐暖かな年末を過ごせたら幸せなんだけどなあ、と思っています。(笑) ま、今月はそんなところですね。それでは皆様、また来月もよろしくお願いいたします。
Nov 30, 2016

さて今日は通常のPF概況シリーズです。 425位 4284 ソルクシーズ (東1、6・12月優待) △ PF425位は、SBIホールディングスの持分法適用のSI会社のソルクシーズです。 現在の株価は554円、PBR1.70、株主持分比率は45.4%、今期予想PER21.23、配当利回り0.9%(5~8円)、総合利回り2.5%(5+8.8=13.8円)で、優待は200株保有で年2回コシヒカリ米2キロです。 ソルクシーズは過去2回優待制度の改悪がありました。 1度目は100株でコシヒカリ3キロから2キロへ 2度目は100株で2キロから200株で2キロへの変更でした。 そのため、過去の他銘柄での経験とデータからも、今後更なる優待改悪や廃止がある可能性も十分にあると思います。またここソルクシーズに限らないのですが、SBI系の銘柄は全体に言って「様々な意味で油断がならない。」ので、私は SBI系銘柄に関しては、「SBIディスカウント」を乗せて割り引いて判断 するようにしています。 ま、そうは言ってもソルクシーズの優待米はとても美味しいですし、 現行の優待制度が続く限りはホールドしていこうと現時点では考えています。
Nov 29, 2016

さて今日は、株式投資本オールタイムベストシリーズ第38位 株デビューする前に知っておきべき「魔法の公式」 (ジョエル・グリーンブラット著、パンローリング社) の後編です。 この本の真の凄さは以下の指摘にあります。 私は初めて読んだ時に本当に震えが止まりませんでした。何故なら、「そうか、これが私が今までずっと追い求めていた株で勝つ秘訣、真の秘奥義なんだ。!」 と感じたからです。 あまりにも素晴らしいので少し長くなりますが引用します。 、、、これらの単純なバリュー戦略は常に機能するわけではない。しかし、より長い期間をもって測定すると、それらの戦略は機能するのである。これらの戦略は何年にもわたり定評があるものであるが、ほとんどの個人やプロの投資家にはそれらを用いるだけの忍耐力が無い。 市場平均を下回る結果が長く続けば、彼らがそれを利用するのは難しく、また一部のプロの投資家にとっては現実的ではない。 。。 つまり、 魔法の公式がそれほど優れたものではないことが幸運 なのである。 公式は常に機能するわけではない。 実際には、何年も機能しないかもしれない。 それほど長く待てる人々はほとんどいない。 。。 ということなんですね。低PER、低PBR、低PCFR、低PSR、高ROICなどのシンプルな指標でのバリュー投資は5年、10年と言う時間軸では間違いなく効果を発揮する。でもこの1ヶ月、3ヶ月、1年、もしかしたら3年という単位で見るとワークしないことがある。でも、だからこそバリュー投資手法には永続的な効能がある というのがグリーンブラットの主張なんですね。 そして彼はこの点について永遠の名著 続マーケットの魔術師 の中で、 バリュー投資は必ずしもいつも、うまくいくわけではない。。。短期的には、バリュー投資はうまくいかないこともある。しかも、その状態が2、3年続くこともある。それは非常に良いことです。 私達のバリュー手法が一定の間うまくいかないという事実こそまさに、長期的にはうまく行く理由 なのです。 とも述べています。 実に素晴らしい。つまり バリュー投資で成功するには強固で強靭な精神力が必要 ということなんですね。私達バリュー株投資を志す者が心の底に常に刻んでおかなくてはならない名言 と思いますし、私自身も常に彼の言葉を胸に抱いて毎日を戦っています。 さて名残惜しいですが、これでこの素晴らしい本の紹介は終わりです。なお、この本を読了した後は、 より濃厚に、そして更にディープに、グリーンブラットワールドを楽しめる骨太な グリーンブラット投資法 も超お勧めの1冊となります。そして近い将来にこの本もこのシリーズで紹介したいなとも思っています。
Nov 28, 2016

さて今日は、株式投資本オールタイムベストシリーズです。第38位は、 株デビューする前に知っておきべき「魔法の公式」 (ジョエル・グリーンブラット著、パンローリング社) です。 この本は現代で「最高のバリュー投資家の1人」として知られるグリーンブラットが、「自分の子供達に自力でお金を稼ぐ方法を教えたい。」という目的で書いた本 です。そのため非常に分かりやすくかつシンプルに書かれており、 投資初心者の方に強くお勧めできる一冊 に仕上がっています。原題の The Little Book That Beats the Market が、この本の本質を端的に示しているように思いますね。 全編がグリーンブラットらしいユーモアに溢れた口調で語られている楽しい本なので未読の方には是非全ページを読んで欲しい(薄い本なので大して時間もかからない)のですが、忙しくて時間が足りない投資家の方々も多いでしょうから、私が中でも特に良い大トロの部分を独断でピックアップすると、 第8章と、最後の付章が凄いと思います。 さて、この本の中でグリーンブラットは、株式市場で継続して打ち勝つことの出来る「魔法の公式」 を教えてくれます。しかも、彼によれば、「公式は何年もの間機能してきており、たとえみんながそれを知った後でも機能し続ける。」というのです。 なんと素晴らしいことでしょう。それならば、彼の「魔法の公式」さえ知れば、私達投資家は「永遠の命」を手に入れることが出来るはず ですね。 ♪ それではもったいぶらずに早速グリーンブラットの魔法の公式を見てみましょう。それはズバリ、 資本収益率(ROIC : return on invested capital)が高くて、同時に株価収益率(PER)が低い銘柄を順位付けして、その中で上位にランクされた銘柄を買えばよい。それだけで市場平均を圧倒的に上回る成績を出せる。 と言うことです。驚かれた方も多いと思いますが、本当にこれだけなんですね。 そしてグリーンブラットはこの高ROIC&低PERと並んで、 低PBR、低PCFR(株価キャッシュフロー倍率)、低PSR(株価売上倍率)などの企業価値を重視した戦略が同じように長い期間にわたって市場に打ち勝つことを指摘 しています。また同時に、これらの単純な手法は、 大型株よりも中・小型株での方がはるかにうまく機能する ことも指摘しています。 ここは大切なポイントなので本文のP208から少しだけ引用しておきます。「、、、規模が小さすぎてプロの投資家には取得できない、またはアナリストが調査することを正当化するだけの十分な手数料収入を生み出すほど大きくない企業は無視されるか誤解されている傾向が強い。。。結果として、 中・小型株では割安な銘柄を見つける機会がある可能性が高い のである。ちなみに、 魔法の公式の検証では、小型株が最も良い業績 を残している。」 (引用終わり) そしてこの 「小型株効果」 については、超名著 バリュー投資アイデアマニュアル の中で著者のジョン・ミハルジェビックもほぼ同義のことを激アツで語っていましたね。 すいません、ちょっと脱線しました。でも、 この本の凄さは実はこの「魔法の公式」にあるのではありません。真のポイントは別のところ にあるのです。それは、、、、、(続く)
Nov 27, 2016

さて今日はPF概況をもう1本書いておきます。私のライフワークともなっているこのシリーズですが、今の進捗だと目標としている2017年12月でのフィニッシュが難しい状況となっています。そのためこの数か月は少しでもスピードを上げるべく一生懸命頑張っています。 424位 8171 マックスバリュ中部(名2、2月優待) ○ PF424位は、株式市場で最も有名な兄弟、「マックスバリュ6兄弟」3男のマックスバリュ中部です。 現在の株価は1208円、PBR2.28、株主持分比率は33.2%、今期予想PER26.43、配当利回り1.0%(12円)、総合利回り4.3%(12+40=52円、優待券はヤフオク平均落札価格の額面の80%で換算)で、優待は100株保有で買物1000円毎に1枚使用できる100円分のお買物優待券を50枚、もしくは松坂牛しぐれ煮です。 マックスバリュ6兄弟はどこも利益率が低くてパッとしないのですが、その一方で優待パワーは極めて高く優待族的には「必修銘柄」でもあります。そしてここMV中部は6兄弟の短所と長所をちょうどバランスよく持った銘柄です。これからも現行の優待制度が続く限りはホールド継続の予定です。
Nov 26, 2016

さて今日は通常のPF概況シリーズです。 423位 4333 東邦システムサイエンス (東1、9月優待) ◎ PF423位は、旧東邦生命系から独立したソフト開発中堅の東邦システムサイエンスです。 現在の株価は615円、PBR1.34、自己資本比率は61.6%で有利子負債は0、今期予想PER9.28、配当利回り3.3%(20円)、総合利回り4.1%(20+5=25円)で、優待は200株保有で1000円相当のクオカードです。優待獲得には100株ではなく200株が必要なことに御留意ください。 東邦システムサイエンスは、指標的にもまずまず割安ですし、一定の成長力を維持していますし、総合的に見て実に良い銘柄です。このような実力溢れる銘柄をPF下位で持てて幸せですね。
Nov 26, 2016

さて今日は株式投資本オールタイムベスト第37位デイトレード (オリバー・ペレス&グレッグ・カプラ著、日経BP社)の最高潮&最終回第6弾です。今日はベレスが凄腕トレーダーについて語った部分を見て行きましょう。「勝者の自信、あるいは確信の程度は想像を絶する。」「 連勝しているトレーダーを5人探してくれば、彼らが全く異なる思考回路を持っていることにすぐに気付く。。。 彼らは別世界から現れたかのよう である。 椅子に座る様は帝王のようでさえある。。。彼らは 熟慮の上で行動をとり、判断は素早く適切 である。。。それでも ゆったりと余裕があり、快適そう である。」「 トレーダーとして快適さは大敵 である。 心理的に心地よいものは、ほとんどの場合間違ったもの である。 逆に、ある特定の戦略やアプローチが心理的に、感情的に受け入れ難いものであれば、それが正しいものである確率は極めて大きい。 。。 つまり、ある一定の水準に到達したトレーダーは、自然な発想が逆転し、ほとんど非人間的ともいえるようになる。 」「 最高に優れたトレーダーは、、、言い訳をしない。 」「 真に熟練したトレーダーは 自らが他者の注視する出来高となる。 。。彼らは自らその8分の1ポイントの上昇を作り出す買いを入れる。。。 換言すれば、 チャートを作りに行く。 。。 熟練したトレーダーは、 想像以上にそうした技を使っている。 」 さて突然ですが、上の5つの文章を読んで、皆様はどのような感想を持たれましたか? もしかすると、「ちょっと何を言っているのか分からないな?」と思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか? 実は今回のこの5つの文章は、私が一流と考えている A級投資家の方々が共通に持つ特徴を頭に思い描きながら選んだもの でした。 彼らは 「明らかに普通の投資家と考え方や、思考の結果としてのアウトプットの出力内容が違う」 のです。そして ベレスは間違いなくそのA級の投資家が共通して持つ独特の資質に気付いた上でこの本を書いている んですね。本当に素晴らしい1冊だと思います。未読の方は是非。。。。。。 P.S. 最後に一言だけ。
Nov 25, 2016

さて今日も通常のPF概況シリーズです。 422位 9644 タナベ経営 (東2、9月優待) △ PF422位は経営コンサル大手のタナベ経営です。 現在の株価は1236円、PBR1.09、株主持分比率82.5%で有利子負債は0、今季予想PER18.34、配当利回り3.2%(39~40円)、総合利回り3.6%(39+5=44円、優待品はヤフオク平均落札価格の500円で換算)で、優待は100株保有で3000円相当の「ブルーダイアリー手帳(オリジナル革表紙)」です。毎年のことですが、実に品質の高い手帳ですね。 タナベ経営は財務状態が良く、また配当性向60%で株主還元にも積極的なことから、ホールドしていくのに格別の不満はありません。これからも現行の優待制度が続く限りはのんびりとホールドして応援していく予定です。
Nov 24, 2016

さて今日も通常のPF概況シリーズです。 421位 6490 日本ピラー工業 (東1、3月優待) ◎ PF421位は、液体の漏れを防ぐメカニカルシールの業界大手の日本ピラー工業です。現在の株価は1231円、PBR0.87、株主持分比率は75.3%、今期予想PER12.33、配当利回り2.3%(28円)、総合利回り3.1%(28+10=38円)で、優待は100株保有で1000円相当のクオカードです。 日本ピラー工業は指標的にもまずまず安いですし、財務状態も盤石で増配も続けてくれておりとても良い銘柄です。こんなにも力のある銘柄をポートフォリオのこの位置で持てる幸せ。日本株市場は本当に魅力的ですね。
Nov 23, 2016

さて今日は通常のPF概況シリーズです。 420位 7256 河西工業 (東1、3月優待) ◎ PF420位は、独立系の自動車内装インテリア部品メーカーの河西工業です。 現在の株価は1244円、PBR1.09、自己資本比率は36.0%、今期予想PER7.23、配当利回り2.4%(30円)、総合利回り3.2%(30+10=40円)で、優待は100株保有で1000円相当のクオカードです。また1年以上継続保有の場合クオカードは1000円増となります。 自動車部品メーカーは5184ニチリン、5185フコク、7264ムロコーポレーションなど、「割安な優待バリュー株の桃源郷」な訳ですが、ここ河西工業も実に魅力的な水準です。いつまでもこんなに魅惑的な株価位置でいて欲しいですが、どうなるでしょうね?
Nov 22, 2016

さて今日は株式投資本オールタイムベスト第37位デイトレード (オリバー・ベレス&グレッグ・カプラ著、日経BP社)の 最高潮&絶対の自信作の第5弾 です。 今日は前回に続いて、損切りの大切さに関してのベレスの文章を見て行きましょう。 「損失をコントロールすることだけに注目する熟練したトレーダーは常に成功する。」→ これは真の名言です。何故なら、 前回の日記 : 損失は癌細胞と同じでみたように、 損失=癌細胞なので、そこをコントロールできるということは「癌サバイバーになれる」こととほぼ同義 だからです。また、ほとんど同じようなことは1935年に初版が出版された永遠の名著 投資を生き抜くための戦い の中で著者のジェラルド・M・ローブが既に語っていました。改めて引用します。「 損失を減らすことは常に正しい。。。 損切りできる人は長い目で見ると一番成功する。。。 これは自信を持って教えられるマーケットの唯一の原則である。 」 心震える、とてつもない名言ですね。 更に1世紀近くの時が流れ、2010年には同じく超名著システムトレード 基本と原則 の中で、著者のブレント・ペンフォールドもほぼ同義のことを激アツで語っていました。大切なことなのでこれも改めて引用しておきます。「 トレーディングで成功するための本当の秘密はただひとつ。損失を管理すること。。。勝ちトレードはほとんど無視してよい。それらは普通、問題にならない。利は伸びてめったに損にならない。成功するためには、損失の管理にすべてのエネルギーと決断力を集中する必要がある。」 そして私自身も日々のポートフォリオ管理で一番気を付けているのがこの損失のコントロールです。具体的には SBI証券の自分のPFを「含み損順」に並べて毎日穴が開くほどに凝視 し、「自分の許容限界ライン」を超えた損失を出している子がいないかを見張っています。 「 過去に犯した失敗から学んでいる限り、将来の失敗が1つずつ少なくなっている。 。。損失は力になり得る。。。今日、我々が何年もマーケットをアウトパフォームできているのは、過去に失敗を重ねてきたから。。。トレーダーが被る損失にはかぎりがある。これは失敗にも限りがあるということを意味する。 。。重要なのは、損失からいかに学ぶか。。。 数多くの負け方を経験することができ、そして、そこから教訓を学ぶことができれば、知恵とトレーディング手法のレベルは他の追随を許さない高みに達する。 。。」→ 素晴らしい表現ですね。「 トレーダーとして損失を完全に排除することは決してできない。 損失は永遠になくなることはない。 我々の力が及ぶのは損失をコントロールすることだけである。 」→ 本当にその通りです。私達は自分自身でコントロールできることだけに集中するべきなんですね。「 負けを経験するたびに次に向けて自分が強くなっている。 。。 起き上がるたびに心が明るくなっている。 」 → 心理的にそれが真実であると実感できる、とても理に適った表現ですね。 くー、これは本当に凄い本です。未読の方は投資家人生を間違いなく損していますね。。。。(大興奮&当ブログ史上最高のテンションで送る、激アツの最終回へと続く)
Nov 21, 2016

さて、今日は通常のPF概況シリーズです。 419位 カッパクリエイト (東1、3・9月優待) △ PF419位は、100円均一「かっぱ寿司」が柱で、ついにコロワイドの軍門に下ったカッパ・クリエイトです。 現在の株価は1238円、PBR3.54、株主持分比率は49.5%、今期予想PER52.02、配当利回り1.6%(20円)、総合利回り6.0%(20+54=74円、優待はヤフオク平均落札価格の額面の90%で換算)で、優待は100株保有で株主優待カードのポイント付与、3000P(1P=1円)です。 かっぱ寿司は、業界トップのスシローに較べるとトータルでのお寿司の美味しさがやや劣ると思いますが、それでも値段を考えると十分に満足できると思います。 あおさとさんまつみれの赤だし かにみそ軍艦 小柱軍艦 塩だれ 戻りかつお 特選茶碗蒸し 私は上記のメニューが特に優れていると感じました。 それにしても日本の回転寿司業界はカッパもくらもそしてもちろんスシローも、業態が洗練されかつ極めてコストパフォーマンスの高いメニューを提供していると思います。そして、日本国内だけでなく世界中で勝負していけるポテンシャルを秘めているのではないか?といつも感じています。
Nov 20, 2016
さて今日は通常のPF概況シリーズです。 418位 7417 南陽 (福証、3月優待) ◎~◎◎ PF418位は、建機・産機の販売が中心でリース・レンタルも手掛ける南陽です。現在の株価は1239円、PBR0.57、自己資本比率は47.7%、今期予想PER7.06、配当利回り3.6%(44円)、総合利回り4.4%(44+10=54円)で、優待は100株保有で1000円相当のクオカードです。 南陽は 11月8日に優待新設を発表 しました。南陽は極めて指標的に割安な水準だったので私は喜んで即参戦しました。また福証銘柄では最近は他にも8596九州リース(ただし先日東証2部昇格を発表)も優待を新設しています。私は「福証には元々割安株が多いので、この調子で優待新設がブームになったらいいなあ。♬」と思いながら、毎日の開示情報を楽しく眺めています。
Nov 19, 2016

さて今日はPF32位のムゲンエステートに関する個人的なメモ書きです。具体的には2016年11月某日にIRに質問したものをまとめたものです。本来は私の投資家としての基本的な「バックヤード作業」であり皆様にお見せするようなレベルのものではないのですが、記事にしておいたほうが後で自分が何度も読み直すときに便利なので書いています。なお今回の日記は完全に「私的なメモ」であり、内容の正確性は一切保証しません。それでは始めます。Q 御社は1990年創業ですが、創業以来で赤字決算は何度ありますか?A 少なくとも2000年以降では一度もない。 会長・社長からは創業してから一度も赤字はないと聞いた気が確かするが、、、そこは(つまり1990年から2000年の間は)はっきりとは分からない。Q 御社は同業他社が厳しい業績に落ち込んだリーマンショック(2008年9月)や東日本大震災(2011年3月)の時期にも最終利益を確保しています。とても感銘を受けているのですが、どうしてこのようなことが可能だったのでしょうか?A 当社では元々利回りの高い物件を買っている。なので(厳しい時期にも)価格を下げれば買ってもらえたのが大きい。また 利回りの高い物件を買うという方針 は今でも変わらない。Q 御社の強みはなんですか?A 一都三県からはみ出さないこと。売れるか売れないかは「都心」であるかどうかが大事。Q 御社のライバルは?A 3288オープンハウスさんの不動産流動化事業が当社とほとんど同じものですね。あとは8934サンフロンティア不動産さんとか8923トーセイさんあたりになります。 (みきまる注:それにしてもこのあたりの銘柄は成長力がある上に指標的にもとにかく安い。ま、中期的に見た場合の収益性が市場から疑問視されているからこその低評価なのだろうが、それにしても安く感じるところが多い。具体的に今日の指標でみておくと、3288オープンハウス PBR2.30&PER6.81 優待株3299ムゲンエステート PBR1.20&PER4.08 優待株8923トーセイ PBR0.97&PER6.95 非優待株8934サンフロンティア不動産 PBR1.21&PER7.04 非優待株 どこも安いですが、特にムゲンエステートが安いように感じる。)Q フリーキャッシュフローが大きく赤字 ですが問題はないのでしょうか?A それはリスクはある。 リスクはあるが、基本的に長期で資金を借りているので(リスクを)軽減はしている。Q 業種柄、どうしても業績が安定しないと思うのですが、例えば絶好調の今季から来期はいきなり赤字転落などということはあり得ますか?A リーマン級の不動産価格下落がなければ大丈夫。Q この数年、強気でガンガン物件を買っているのは低金利の今がチャンスと見ているからですか?A その通り。今の市況はリーマン級ではないし、オリンピックもあるし、需要があると思っている。後、物件は都心以外の利回りの高い物件を買っている。Q 決算説明資料 のP8を見ると、 投資用不動産の在庫が長期化しているのが凄く気になる のですが、問題はないのですか?A 在庫長期化の要因の1つに「物件の大型化」がある。どうしても修復に時間がかかる。また見た目には長期化しているが 自分達としては特に長期化はしていないと認識 している。Q 有難う御座います。とても勉強になりました。今日お聞きした中でブログで書いてはいけないような内容は何かありましたでしょうか?A 創業以来一度も赤字がないかどうかはちょっとはっきりしない。2000年以降では赤字はないのは間違いないのでそのように書いておいて。後は特に問題はない。Q 了解いたしました。今日はお忙しい中色々と教えて戴いて有難う御座いました。。。。。 ということでした。 ムゲンエステートは極めて高い成長力と激烈な指標的な割安さを同時に兼ね備えた実に魅力的な銘柄です。高いリスクはありますが、同時にそれに見合ったリターンも期待できる、とても「夢のある」銘柄であるとの認識を新たにしました。
Nov 18, 2016

さて今日はもう1本日記を書いておきます。またもや通常のPF概況シリーズです。 417位 8877 日本エスリード (東1、3月優待) ◎~◎◎ PF417位は、森トラストの連結子会社でマンション企画、開発、販売が柱の日本エスリードです。1物件集中販売方式による短期完売が基本戦略で、徹底したローリスク経営を志向しており、マンデベとしては相対的な安心感の高い素敵な銘柄ですね。 現在の株価は1248円、PBR0.58、株主持分比率は64.8%、今期予想PER6.90、配当利回り2.0%(25円)、総合利回り4.4%(25+30=55円)で、優待は100株保有で3000円相当の「フリーチョイスギフトカタログ」です。 私は毎回日本エスリードの優待では旬の果物を選択しています。瑞々しくて美味しいものばかりです。いくつか実際例を見ておきましょう。 日本エスリード優待マスカット 日本エスリード優待巨峰 日本エスリード優待梨 日本エスリードは指標的に極めて割安で、総合利回りは高く、また業績不安定なところが多いマンションディベロッパとしては特異的に財務状態が良くて業績推移も安定している、という素晴らしい銘柄 です。こんなに PF下位では本当に申し訳ないくらいの良い銘柄 ですね。
Nov 17, 2016

さて今日も通常のPF概況シリーズです。 416位 9795 ステップ (東1、9月優待) ◎ PF416位は、神奈川県中西部を軸に中学生主体の学習塾『ステップ』を運営しているステップです。現在の株価は1249円、PBR1.25、自己資本比率は84.3%、今期予想PER11.83、配当利回り2.5%(31円)、総合利回り3.3%(31+10=41円)で、優待は100株保有で1000円相当のクオカードです。 ステップは指標的にもまずまず割安ですし、神奈川県東部の横浜や川崎での開拓余地が大きくて成長力もありますし、実に良い銘柄と思います。PF下位では正直に言ってちょっと申し訳ないですね。
Nov 17, 2016

さて今日も通常のPF概況シリーズです。 415位 7819 SHO-BI (東1、9月優待) △ PF415位は、卸から発した化粧・服飾雑貨のファブレスメーカーのSHO-BIです。 現在の株価は423円、PBR1.14、自己資本比率は36.1%、今期予想PER23.63、配当利回り2.4%(10円)、総合利回り3.1%(10+3.3=13.3円、優待品はヤフオク平均落札価格の1000円で換算)で、優待は300株保有で3000円相当の株主限定自社商品です。以前は100株保有で戴けたのですが若干改悪されました。そして優待変更があったときに私は15分程迷って色々考えた末に買い増しで対応したのでこの位置での登場となりました。 今日は、私が過去に戴いた優待品を具体的に1つだけ見ておきましょう。ただ2015年の優待品は何故かフォルダーに入っていなかったので2014年優待品となります。 可愛いアイテム満載で、一定の魅力がありますね。 SHO-BIは指標的には後一歩ですが、優待品にはまずまずの魅力がありPF下位としては特に問題の無い銘柄であると考えています。これからも優待を楽しみにのんびりとホールドしていく予定です。
Nov 16, 2016

さて今日は久々に通常のPF概況シリーズです。 414位 3001 片倉工業 (東1、12月優待) ◎~◎◎ PF414位は、1873年繊維で発祥し、現在は商業施設の開発・運営、賃貸等不動産が利益柱となっている片倉工業です。↑ 事業部門別概況を見ると、「利益のほとんど」を不動産事業から上げているのが良く分かりますね。↑ 稼ぎ頭のコクーンシティ以外にも、2017年秋には長野県松本市内の巨大な社有地に 大型イオンモール (25000坪の保有地の内の20000坪を賃貸へ)が開業します。こちらも楽しみですね。現在の株価は1277円、PBR0.84、株主持分比率は38.5%、今期予想PER26.44、配当利回り0.8%(10円)、総合利回り1.6%(10+10=20円)で、優待は100株保有で1000円相当、1000株保有で2000円相当、3000株保有で4000円相当の自社製品などです。↑ 優待品の着心地は極上でした。♬ 片倉工業は指標的には今一歩ですが、長い歴史のある会社で膨大な含み益(多分1000億円以上)が賃貸不動産や土地にあります。その一方で時価総額は僅か400億円程度に過ぎません。こういう、「会社を丸ごと買い取ってバラして売ったら儲かる」、「片倉的」な銘柄が、私は「控えめに言って大好き」なんですね。
Nov 15, 2016

さて今日は株式投資本オールタイムベスト第37位デイトレード (オリバー・ベレス&グレッグ・カプラ著、日経BP社)の絶好調第4弾です。なお、 今日の日記がこの本の「一番の大トロ」の部分 となります。 今日はベレスが 「損切り」 について語った部分を見て行きましょう。 「 トレーディングで成功するか否かは、人生における成功と同様に、いかに損失をコントロールするかによって決まる。 。。すべての損失は、癌細胞のように自らの資金を食いつくし、生活を破戒させる危険性を秘めている。 。。 癌が発生したら早急に取り除かなければならない。 。。損失が大きくなってしまうと、トレーダー自身もトレーダーの行動能力も弱まってしまう。まさしく癌のように、 損失の拡大はトレーダーの知力を奪い精神力を侵し、そしてトレーダーを奴隷と化してしまう。 。。」→ 素晴らしい。。。 損切りの大切さの表現した文章としてこれ以上に秀逸なものはそうはない ですね。私は 超一流の投資本であるかどうかを見極めるポイントとして、「損切りの必要性についての文章」 が非常に重要 であるといつも思っています。そこのレベルが低い本はほぼ駄本ですし、損切りについての記述が無いような本はそもそも最初から手に取る価値もありません。ただ普通の本屋さんに行くとそういう嘆かわしいレベルの本ばかりが大量に並んでいるというのが実情ですね。(汗) そして、「損切りができない罪をいかに排除するか?」 と言う問いに対するベレスの回答も実に素晴らしいです。 「 どうしても損切りのルールを守ることが難しい場合には、ポジションの半分を損切る 癖をつける。。。 問題を半分にすることで、トレーダーの明晰さと精神的な集中は飛躍的に改善する ことが多い。。。」→ この 迷ったら半分 というのは、心理的に受け入れやすい非常に良い解決策であると思います。私自身も、「負けを認識したらまず半分。そこで冷静になってまだヤバイと思えば更に半分の4分の1にポジションを落とす」 という、続マーケットの魔術師でスティーブ・コーエンが述べたポートフォリオ管理手法を実際に使っています。→ 損切りの素晴らしさを激アツで語る 「デイトレード5」 へ続く。
Nov 14, 2016

さて今日は株式投資本オールタイムベスト第37位デイトレード (オリバー・べレス&グレッグ・カプラ著、日経BP社)の好評第3弾です。今日はベレスが 「株価を動かすもの」 について述べた部分を見て行きましょう。「最終的に株価を動かすのは人間。」 → 端的で素晴らしい表現ですね。「株価は事実ではなく、確信によって動く。」「 トレーダーは株式ではなく、人を取引する ということを決して忘れてはならない。。。 株価が上下に大きくブレるのは、こうした感情、特に欲と恐怖によるものである。 」「 真に優れたトレーダーは、取引を行うたびに、反対サイドには自分と反対の取引を行っている者がいるということを認識している。 」 → 常に心に留めておきたい大切な視点ですね。 このベレスの、「株価は人間の感情が動かす」というのは、非常に大切な考え方ですね。(続く)
Nov 13, 2016

さて今日は株式投資本オールタイムベスト第37位デイトレード (オリバー・べレス&グレッグ・カプラ著、日経BP社)の第2弾です。 今日は、 熟練したトレーダーになるためのコストがどれほどに高いのか? についてベレスが述べた部分を見て行きましょう。 ベレスは、「熟練したトレーダーの痛みと苦悩と傷は極めて大きく深いというのが真実」 と述べています。「マーケットで成功するためには、自らの血を流し、お金を惜しまず、生活のほとんどを注ぎ込むことが必要である。授業料は高い。 。。」 この表現は非常に良く分かりますし、しっくり来ます。私も過去の16年間でありとあらゆる失敗を繰り返してきた「傷だらけの野良猫」であり、更に未だに失敗を繰り返しながら超A級の投資家になることを目指して戦い続けています。なのでこれからも私の体から生傷が無くなる日は決して来ないでしょう。 その理由は マーケットには「確実」が存在しない からです。ベレスは言います。「確実を求める欲求は、多くのトレーダーがはまり続ける罠。。株式市場において、確実を得ることはあり得ない。 。。」「 確実は幻想。確実は人生一般においても存在しないし、マーケットにおいても存在しない。 トレーダーは不確実性のもとで行動せざるを得ないということを認識しなければならない。。。富は、人が歩いたこのない道に隠されている。」「大衆は長期にわたって勝ち続けることはできない。」「 トレーディングというゲームは、少数派と多数派の、優れた者と無知な者の、そして持てる者と持たざる者の間の恒常的な戦い である。ほとんどの場合、 持てる者、少数派、そして知識のある者が勝つ。 。。マーケットはそのように作られている。。。成功するためには、勝ち組に入らなければならない。」 いい本ですね。(続く)
Nov 12, 2016

さて今日は一部の読者の方から熱狂的な支持を戴いている 株式投資本オールタイムベストシリーズです。第37位は、デイトレード (オリバー・べレス&グレッグ・カプラ著、日経BP社)です。 デイトレーダー、スウィングトレーダー(数日間の時間軸での株価変動を狙って利益を狙うトレーダー)の方達の間ではまさに「バイブル」となっている名著 ですが、私は自分自身を中期投資家(1~3年のゆったりとした時間軸で大きな株価上昇を狙う投資家)と自己認識しており、自分にとっては デイトレ系の書物は「読むと逆に有害」な場合が多くある ので注意深く避けてきました。ただ、この本だけはあまりにも評判が良いので最終的に「最大限に警戒しながら嫌々に」読んだ所、実に素晴らしい1冊 でした。(汗) その理由は、原著の全訳ではなくデイトレーダーとしての心構えを説いた前半の第1部だけの部分訳となっていることによって、逆に あらゆる手法の投資家にとって普遍性のある有益な内容となっている からです。なので、我々バリュー系の投資家にとっても太鼓判の名著と言うことで間違いないことをコテコテのバリュー投資家である私がここで保障します。 さて今日は初回なのでまず目次を見ておきましょう。 赤線だらけですね。それだけ名著と言うことです。この本は全体が素晴らしいですが、 特に第2章・3章・5章が突き抜けて良い です。ただ欠点も少しだけあり、それは本の後半に進むにつれて同じ内容の繰り返しが多くなることと、文章からどことなく「セミナー屋」の香りがすることです。ただトータルで見れば凄い本ですね。それでは次回からはベストオブベストの大トロの部分を一緒に見て行きましょう。(続く)
Nov 11, 2016

さて今日は久々に当ブログ一番人気の 2016主力株概況シリーズ です。 32位 3299 ムゲンエステート (東1、6月優待) ◎◎ PF時価総額32位の上位銘柄は、首都圏1都3県で中古不動産の買い取り・再販を展開し、区分所有マンション、投資用不動産が柱のムゲンエステートです。 現在の株価は664円、PBR1.13、自己資本比率は28.8%、今期予想PER3.85、配当利回り3.2%(21円)、総合利回り4.7%(21+10=31円)で、優待は100株保有で1000円相当のクオカードです。 ムゲンエステートは何と言っても、 高い成長力と指標的な割安さを同時に併せ持っているのが魅力 です。 ただその一方でフリーキャッシュフローは真っ赤っ赤でもあり、(上記データは四季報オンラインプレミアムより引用) 高いリスクも存在する銘柄です。 ムゲンエステートは11月7日に 第3四半期決算 を発表しました。私の目には順調に見えたのですが、市場の高いコンセンサス予想に届かなかったこと、また本日11月10日に大和証券によるレーティングの格下げ(3299 ムゲンエステート 大和 2016/11/9 1→2格下げ 1100→800)があったことから株価は極めて軟調な推移となっています。 私としては、「ムゲンエステートは危うさはあるが、高いリスクに見合う十分に大きなリターンも期待できる非常に面白い銘柄である。途中で力尽き倒れるかもしれないが、その一方で今後もうまく成長を続けることが出来れば、お宝ポジションに変身する可能性もある。」と評価しており、 リスクとリターンの関係性が優れていると判断して今回PF上位に初登場 することとなりました。今後の業績推移をしっかりと見ながら緊張感をもってホールドしていく予定です。
Nov 10, 2016
トランプ大統領の誕生ですね。おめでとう御座います。私は自分自身が「1代でビッグになる。専門とする優待バリュー株投資法を極限まで駆使して、絶対に超A級の投資家にのし上がってみせるぞ。」という野心と、父から丸々受け継いだ、常にカウンター狙いの「一攫千金」心に満ちた、どちらかと言うとトランプ的なメンタリティを持った人間なので、「その特質を生かした、偉大な良い大統領になって欲しいなあ。」と強く願っています。 さて個人的な感想はさておき、私はいつも通りのことですがニコニコの現物フルポジでこの日を迎えました。その為当然のことですが、ポートフォリオは大きく被弾しました。ただ市場を広く見渡すと、「この水準は明白に安いな。」と感じる優待バリュー株が散見されます。今日はその中から1つだけをピンポイントで抽出して大量に買いました。 それでは私はポートフォリオの緊急メンテナンスに向かいます。色々と忙しいので今日はこのあたりで。
Nov 9, 2016

さて今日は通常のPF概況シリーズです。 413位 4951 エステー(東1、3・9月優待) ○ PF413位は、家庭用消臭芳香剤2位、衣類防虫剤1位の日用品メーカーのエステーです。↑ 社長さん、可愛いですね。♪ 現在の株価は1254円、PBR1.14、株主持分比率は66.2%で有利子負債は0、今期予想PER17.49、配当利回り1.9%(24円)、総合利回り2.7%(24+10=34円)で、優待は100株保有で3月株主に1000円相当の日用品、1000株保有で3・9月株主に3000円相当の日用品です。↑ 私の主力株である8119三栄コーポレーション傘下の愛用のドイツ靴ブランド、ビルケンシュトックの愛靴にエステーの消臭剤をセットしたところ。ちなみに私はビルケンの靴以外は原則として履きません。 エステーは指標的には実に妥当な株価位置ですが、優待を楽しみに1枚ホールドしていくのには特に大きな問題は無いものと考えています。
Nov 8, 2016

さて今日は株式投資本オールタイムベスト第36位バフェットからの手紙(ローレンス・A・カニンガム著、パンローリング社) の最終回第10弾です。今日はバフェットがパッシブ投資・インデックス投資の優位性について語った部分を見ていきましょう。グループ別に見てみると、 助っ人の助けを借りるグループというのはそもそも平均を下回っているはず です。理由は単純です。1. 投資家は全体として見れば必然的に平均的な利益率を達成し、そこから発生した費用を差し引くことになる。2. パッシブ投資家やインデックス投資家はあまり活発に取引を行わないことから、平均的な利益から極めて少ない費用を差し引いただけの利益が獲得できる。3. このグループは平均的な利益率が獲得できることになり、したがって残りのグループはアクティブ投資家ということになる。しかし、このグループは取引費用、経営者への報酬、顧問費用が高くなる。したがって、 アクティブ投資家は、活発に取引を行わない投資家よりも利益のうちのはるかに高い割合を失う ことになる。すなわち、 パッシブ投資家のグループ ー 「何も知らない」グループが勝つ ことになる。 素晴らしい。パッシブ・インデックス投資の優位性をこれだけ簡潔にかつ判りやすく説いた文章を他に見たことがありません。 そして私自身もパッシブ・インデックス投資に関しては、「最小限の努力で理知的な果実が得られるコスパ最高の投資法である。」と考えています。 ただ、自分自身はインデックス投資がもたらす「平均的な」パフォーマンスでは全く満足できないこと、その投資手法が極めてつまらないこと、投資家として市場で生き延びて行くために必要不可欠な貴重で稀少な経験値を全く積めないことから、これからも現在の超アクティブな投資手法を取り続けていく所存です。 またもう一点付け加えると、パッシブ・インデックス投資を超える選択肢というのはアクティブファンドでの運用ではなく、「アクティブ個人運用」であると考えています。自分自身の自己責任で銘柄を選び運用する。これならアクティブファンドの法外でボリボリの毎年の信託報酬もかかりませんし、取引手数料を抑えた運用だって自由自在に出来ます。そして重要なことですが、「滅法面白い」。お客さん、これが「真の正解」なんですね。 すいません、少し脱線しましたが、これでこの本の紹介は終わりです。なんと全10部作という過去最大の長編となってしまいましたが、書き終わった今「それは至極当然。」と思っています。また同時に、今回この本に与えた36位という順位は全く実力にそぐわない不十分なものであったと深く反省しています。 もしもこの株式投資本オールタイムベストシリーズを新しく「第2弾」として全面的にブラッシュアップして書き直す日が来れば、次はもしかするとベスト10に入賞するかもしれないですね。
Nov 7, 2016

さて今日も通常のPF概況シリーズです。 412位 2186 ソーバル (東JQS、8月優待) ○ PF412位は、組み込みソフト開発の技術者派遣、請負中堅のソーバルです。 現在の株価は1272円、PBR1.94、自己資本比率は70.6%で有利子負債は0、今期予想PER13.21、配当利回り3.3%(42~45円)、総合利回り3.7%(42+5=47円)で、優待は100株保有で500円相当のクオカードです。数年前までは 2000円相当のギフト商品(東北名産品・新米等3種類より1つ選択)だったのですが、 残念ながらそこからは改悪となりました。以下が現行の優待内容となります。 ソーバルは優待改悪はありましたが、地味ながら成長力があって増配を続けてくれていますし、財務状態も極めて良好ですし、PF下位としては全く不満の無い銘柄です。これからものんびりとホールドして応援していく予定です。
Nov 6, 2016

さて今日も通常のPF概況シリーズです。 411位 6517 デンヨー (東1、3月優待) ◎ PF411位は、屋外用のエンジン発電機・溶接機でトップのデンヨーです。 ↑ しばらく前に近所を散歩していたら、デンヨーの発電機の上で野良猫が佇んでいました。古ぼけた発電機とストイックな目をしたトラ猫が実に似合っていますね。 現在の株価は1035円、PBR0.45、株主持分比率は72.9%、今期予想PER8.16、配当利回り2.9%(30円)、総合利回り3.7%(30+8.8=38.8円)で、優待は100株保有でお米券2キロです。 デンヨーは「優待株いけす」内の地味な銘柄ですが、同時に非常に実力のある銘柄でもあります。このように力のある銘柄をPF下位で持てる事を嬉しく思っています。
Nov 5, 2016

さて今日も通常のPF概況シリーズです。 410位 8012 長瀬産業 (東1、3月優待) ○ PF410位は、化学品専門商社首位の長瀬産業です。倒産した岡山の元名門企業の林原(インターフェロンやトレハロースの大量生産に成功したことで世界的に有名)を買収したのがしばらく前に話題になりましたね。 現在の株価は1304円、PBR0.60、株主持分比率は54.1%、今期予想PER18.47、配当利回り2.5%(32円)で、優待は100株保有で自社もしくはグループ会社商品(100株以上1000株未満の株主には入浴剤、1000株以上の株主にはシャンプー・トリートメント・入浴剤)です。 長瀬産業の優待入浴剤は非常にクオリティが高いと思います。まるで本当の温泉に入っているかのようにリラックス出来るんですね。PF下位としては十分過ぎるほどに良い銘柄であると評価しています。
Nov 4, 2016

さて今日も通常のPF概況シリーズです。 409位 7594 マルカキカイ (東1、11月優待) ○ PF409位は、産機・建機併営商社の中堅で独立系のマルカキカイです。 現在の株価は1330円、PBR0.63、株主持分比率は47.9%、今期予想PER13.19、配当利回り2.6%(35~40円)、総合利回り3.4%(35+10=45円)で、優待は100株保有で1000円相当のグルメセット(洋菓子)などです。2010年までは100株保有で2000円相当だったのですが、2011年から1000円に減額されました。 マルカキカイは指標的にも割安ですし、レアな11月優待ですし、優待族的には実に良い銘柄です。このレベルの銘柄をPF下位で持てる幸せ。日本株は本当に割安だと思いますね。
Nov 3, 2016

さて今日は私のブログの根幹を成す、通常のPF概況シリーズです。 408位 3421 稲葉製作所 (東1、1・7月優待) ○ PF時価総額408位は、鋼製物置首位の稲葉製作所です。 現在の株価は1339円、PBR0.63、株主持分比率は71.3%で有利子負債は0、配当利回り1.9%(26円)、総合利回り2.7%(26+10=36円)で、優待は100株保有で7月株主に1000円相当の自社オリジナル図書カード(1000株保有しないと1月優待は無し)などです。 「やっぱりイナバ、100人乗っても大丈夫!」 のフレーズであまりにも有名な稲葉製作所ですが、私は物置の上に乗っている社長さんを筆頭とする精鋭100人部隊は「写真は毎年の使い回しの合成だろう。」と何となく先入観で思い込んでいました。 ところが過去の優待図書カードを並べてよくよく眺めてみると、、、 毎年、ガチで優待用に撮り直していました。。。。。。 私はこの事実に気付いて、元々好きだった稲葉製作所が更に好きになりました。 常に「優待」というフィルターを通して市場を見る私には、稲葉製作所のファミリアルでフレンドリーな社風が脳裏に鮮やかに浮かび上がった んですね。そして、株式投資の世界では間違いなく、「神は細部に宿る」 のです。これからもマニアック系優待株の稲葉製作所を楽しくホールドしながら応援していく所存です。
Nov 2, 2016

いやあ11月になりましたね。 さて最近は毎月プロフィール画像を新しく更新しているのですが、今月は秋らしく♬ 「きのこみきまる」 ♬です。 その心は、6425ユニバーサルエンターテインメントや8922日本アセットマーケティングなど、ヤバさや危うさのある「毒キノコ」的な銘柄を多数ポートフォリオ上位に取り揃えながら、その中心で慎重に味見をしつつも楽しく戦っている状況をイメージ化したものです。(笑) 早いもので今年も残り2か月となりました。 今年も最後の最後まで死力を尽くして戦い抜きます。それでは皆様、今月もよろしくお願い致します。
Nov 1, 2016
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