みきまるの優待バリュー株日誌

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Sep 21, 2021
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カテゴリ: 株式投資全般
 さて今日は株式投資本オールタイムベスト120位






 アルファフォーミュラ (クリス・ケイン+ローレンス・A・コナーズ著、パンローリング、2020年)









 の最終回第7弾です。







 
今日も、第4章 平均回帰がうまく機能する理由 から。











平均回帰トレードは感情的に難しい!



 パニックが起きたときはたいてい、経済を扱うメディアによる悪いニュースや、いわゆる専門家の悪い予測も出ている。


 短期的に極端に下げている株を買うのは心理的にとても難しい。その時点では、そんなことをするのは絶対に間違っていると思うだろう。


 トレード・投資業界では、その時点で最悪と感じるトレードがたいてい最も大きな利益になる、とよく言われる。極端な値動きに対して逆張りをすることはその良い例だ。


ウィリアム・エックハルト 「新マーケットの魔術師」(パンローリング) ​ のインタビューで次のように述べている。


 「満足感を得るためにトレードをしていれば、間違いなく負けます。気分が良いことはたいていは間違っているからです」


 この難しさは、現代生活で絶えず流されるニュースのせいで、一層増す。短期間に大きく下げると、ニュースと市場のセンチメントは大きくマイナスになる可能性が高いからだ。この章の最初のほうで定量的に示したエッジが生じるのは、この難しさのせいでもある。また、人間行動が変わる可能性は低いため、このエッジが今後も続くということも示している。










 ふー、長年に渡る
平均回帰トレードのエッジがどうして消失しないのか?についての完璧な説明ですね。






 感情的に滅茶苦茶やりにくいので、それで有効性を認識していてもどうしても実行できない、ということです。






 我々投資家の「生物としての根源的な弱点」に根差した優位性なので、それでエッジがいつまで経っても消えないということなんですね。






 さてこれでこの本の紹介は終わりです。天才コナーズの2021年時点での「総まとめ」的な、マジで最高の1冊です。読んだら飛びますよ。未読の方は是非。(終わり)





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Last updated  Sep 21, 2021 07:43:29 PM
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