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さて今日は、当ブログの「看板シリーズ」となっている、2022~23主力株概況シリーズです。
24位 6073 アサンテ (東P、3・9月優待) ◎~◎◎
PF時価総額24位の準主力株は、住宅用白アリ防除のトップのアサンテです。なおこのアサンテに関しては、以前に
という超人気記事を書いています。合わせて読んで頂くとより趣が増すものと思われます。(笑)
さてここは2020年10月にPF430位の中堅銘柄として登場していたのですが、その後11月20日に 筆頭株主である「ムネマサ」による株式売り出しの発表
がありました。アサンテは 創業社長である宗政誠さんが、2020年2月に逝去
されており、これは相続に関連する、恐らくは相続税支払いのための創業家の資産管理会社による売出しであると個人的には推察しました。
そして私は数年前の「アサンテの恥辱」での不完全燃焼の勝負を涙ながらに静かに終えた後もずっと、以下の様に思い続けていました。
(私の心の中。)
アサンテはとても利益率が高く、大した設備投資も必要なく、かつ時間の経過とともにどんどんと現金が魔法の様に積み上がっていくという、めちゃんこ儲かる最高のビジネスを展開している。
かつて大泥棒のウイリー・サットンは銀行を襲う理由を聞かれて「そこにお金があるからだ」と答えたが、アサンテは正にそういう会社。
私の様に株をのんびりとホールドしながら中長期の時間軸でゆったりと戦いたいおっとり投資家には最も適したエクセレントなクオリティ銘柄だ。ただ、素晴らしい銘柄であるがゆえに、マーケットからの評価が高く指標的にはいつでも若干割高。
でもいつかの日か、もしもチャンスを与えられるならば、大きく買ってもう一度主力の一角で戦いたい。
創業家の資産管理会社による大規模売り出しの発表、その後の 12月1日に決まった1216円と言う驚異的に安い売出価格
、暴落&低迷を続ける株価を真正面から瞬きもせずジッと凝視し続けていた私は、
アサンテに数年振りに超主力参戦する時が来た。
と感じました。ある意味で、「1つの イベントドリブン
(
価格を動かす正体が分かっているものに対して、その現象を利用し利益を上げようとする手法のこと
)」であるとも考えました。
そして同時にアクセルを全開に踏み込み、勇気を振り絞って大きく買い増しし、2020シーズンの一定期間PF1位の超主力に据えて戦いました。。。ただその後、株価が「ある種の適正水準」まで上昇したため、私はじりじりと売却を進め、元本を回収して「保有コスト0」となる恩株分のみを残す手堅い陣形にしました。しかし元々作っていたポジションが巨大だったため、今シーズンも準主力の一角としてここで登場してきました。。。。。
そんな素敵なアサンテの現在の株価は1607円、時価総額198億円、PBR1.47、自己資本比率は80.8%と鉄壁、今期予想PER15.51、配当利回り3.9%(62円)、総合利回り5.1%(62+20=82円)で、優待は100株保有で年2回、1000円分の三菱UFJニコスギフトカードです。
それではここで改めてアサンテの魅力を復習しておきましょう。
1. 営業エリアの拡大を通じた、無理のないまずまずの成長力。下記の通りじわじわと着実に西日本エリアに進撃を続けています。
(上記データは、会社説明会資料より引用)
2. 高い利益率と、現金ザクザクの魅惑のキャッシュフロー推移、そして堅牢な財務状態。
以下じっくりと見ておきましょう。
業績はコロナ以前の絶好調期にまでは未だ回復していません。あとちょっとと言う所ですね。
(上記データはかぶたんプレミアムより引用)
そしてアサンテの最大の魅力がこの「魅惑のキャッシュフロー推移」。人海戦術で稼ぐ会社なので大した投資が必要なく、毎年着実にフリーCFが湧き出ているのがはっきりと分かります。これを眺めているだけでバリュー投資家的には白ご飯が3杯はイケますね。
(上記データはかぶたんプレミアムより引用)
鉄壁の財務も魅力の1つ。
(上記データはかぶたんプレミアムより引用)
3. 住宅用シロアリ防除の業界トップで先導者の地位にあること。
(上記データは、会社説明会資料より引用)
4. 株価が維持されやすい年2回優待銘柄で、かつ良好な総合利回りが出ていること。
(上記データは、会社説明会資料より引用)
以上の4点です。
今後の業績推移をしっかりと見ながら、「アサンテ、第3陣」を引き続き楽しく戦っていく所存です。来期以降にコロナ禍以前の絶好調の状態に復帰してくれることを期待しています。
2022~23主力株概況シリーズ 免責事項
2022~23主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに絶対に必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこい独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きますよう、伏してお願い申しげます。
2021~24PF概況495位、ノジマ。 Nov 26, 2024
2021~24PF概況494位、平和堂。 Nov 25, 2024
2021~24PF概況493位、白洋舎。 Nov 23, 2024