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抗がん剤の治療を受けている。3週間に1度の点滴と、その後2週間の投薬治療で、10月までの予定だ。今回の抗がん剤治療は、以前と違い、副作用が軽いのがありがたいのだが、しだいに、副作用が強くなってきた。手足のしびれが主なもので、手も足も指の部分が赤く腫れて、冷たい物を掴んだり、歩くのが不安定だったりする。画像は、足の指だが(見苦しい点、ご容赦)、副作用が爪にも現れている。爪がはがれそうなのだ。爪は皮膚が変化したものなので、爪にも副作用が出たようだ。この爪の下に新しい爪が生えていて、少し力を入れれば、爪がはがれそうな状態となっている。とはいえ、無理にはがして感染症を起こすようなことになれば、新たな治療が増えるだけなので、自然にはがれるを待っている。予測として・・・2ヶ月ほど先かと、思っている。
2019.07.23
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1週間に一度、薬の分別をしている。ん・・・分別と言うか、仕訳というのがいいのか、要は、これから1週間飲む薬を、日にち毎に区分けして袋に入れている。で、先日、区分けをしていたら、朝夕6錠ずつ飲む抗がん薬が、6錠余ってしまった。この薬には、飲むのを忘れてもまとめ飲みをしてはいけない、余った薬を決められた期間以後に飲んではいけない、休薬(2週間飲んで、1週間は休み)の期間は絶対に守れ、との注意がある。なぜ余ったのかの心当たりはない。画像のように区分けしているので、飲み忘れはないはずだ。最初から6錠多かったのか・・・?我が家のさっちゃんは、最初に何錠入っていたのかをチェックしないあなたが悪い、と言うが・・・なので、余った6錠は、袋に入れて保管し、次の服用期間に、先入れ先出しで、服用することにした。ということで、1週間の休薬の後、同じ薬が処方された。今度は、最初に数を数えた。6錠×2回×14日・・・間違いいなく168錠ある。が、薬を飲んでいったら、またしても、6錠余ってしまった。またも飲み忘れか・・・・自分を疑ったが・・・前回の飲み忘れ(か何か)で余った6錠をカウントに入れていた。ボケはこういうところから始まるのだろう。
2019.07.07
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腕輪・アームバンドに関し、皆様から多くのアドバイスをいただきまして、誠にありがとうございます。これがブログのお仲間、ブログの力だと心強く感じました。腕輪・アームバンドについては、私の書き方が不十分なところがあったので、これを訂正しながら、結果的判断を書いて行こうと思う。なぜアームバンドが必要になったのかと言うと、抗がん剤の点滴の跡が腫れて痛くなるので、看護師さんの、患部をホッカイロで暖めると痛みが和らぐ、というアドバイスに従い、ホッカイロを貼ることにしたもの。、しかし、シャツの袖に貼ったホッカイロが動く(シャツがカイロの重さでねじれる)ので、これを止めるために使い始めた。ホッカイロを動かないようにするのに、輪ゴム、セロテープ、腕輪、アームバンドなどを使ってみたのだが、 輪ゴムのように細いものは腕に食い込む セロテープは粘着力が落ちる 腕輪は腕の太さと合わないと、腕に食い込む 婦人用のアームバンドはビラビラしていて、外出向きでないということで、腕輪に短し、腕輪に細し、状態だった。画像の上にあるのは、アームバンド。ピラピラしているのは、我が家のさっちゃんのもので、サイズが小さいので、長時間の装着では腕に食い込みができる。その左は、事務用のアームバンド。私自身も、仕事で使ったことがあるが、長時間の装着は苦痛。その下が、最終的に選んだ、止血帶。この画像では、右端に、止血用の膨らんだ部分があるが、この部分をほどいて、フラットにした。幅が広く、長さを自由に変えられるので、これが一番だと思っている。
2019.07.02
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点滴のために腕に留置した点滴ポートが使えなくなった。血栓か何かが原因なのだが、無理に詰まりを流そうとすると、血栓が血管に流れ出して、梗塞を起こす恐れがあるので、点滴ポートは使わずに、その都度、点滴をすることになった。だが、どうしても、点滴の針の周囲から、点滴液が漏れる。栄養剤などの点滴であれば問題はないようだが、抗がん剤の点滴が漏れると、周囲の皮膚が強い痛みと炎症を起こす。皮膚の痛みは、ホッカイロなどで暖めると和らぐということで、ホッカイロをシャツの上から貼って暖めるのだが、どうしても、ホッカイロの位置がずれてしまう。なので、ホッカイロが動かないように、腕輪をすることにした。我が家のさっちゃんに、「腕輪ある?」と聞いたら、「腕輪って何?」と聞き返された。アームバンドと言うそうだ。この時代。ということで、アームバンドをしたのだが、このピラピラしたバンドでは、外出はできない。変な爺さんが余計変に思われてしまう。ということで、爺さんに合うアームバンド・・・でなく、腕輪を探している。
2019.06.26
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点滴のポートが使えなくなったため、抗がん剤の化学療法は、お持ち帰りの点滴に変えて飲み薬となった。単に点滴が飲み薬になるはずはないから、点滴の内容も変わり、飲む薬の種類も変わった。画像は、一日分の薬。緑の包装で6錠あるのが、抗がん剤。朝夕6錠ずつ飲むことになっている。この薬も副作用があり、手足のしびれや荒れ、水疱、などが出て、下痢便秘吐き気が生じる、という。幸いにも、今のとことは手と足の指の若干のしびれで済んでいるが、この先どうなるか、である。およそ半年、この薬を飲んで・・・・いい状況になれば、卒業、という。明るい明日を期待して頑張ろう。
2019.06.18
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6月4日は、「虫歯の日」だったか?という話ではない。6月4日は、月曜日なのか?という話でもない。これは、私の歯科医院の診察券。診察券にあるのは、去年の予約日。一年前に最初の入院をしたので、予約をキャンセルしたままになっていたもの。退院後に、歯科医院に通院しようとしたのだが、薬の副作用で口内炎がひどく、歯科の診療には耐えられないので、一年が過ぎてしまったのだ。薬が変わって、口内炎が治まったので、再通院することにした。仮歯のまま一年が過ぎてしまったのだが、仮歯はしっかりしていて、このままでいいか、とも思ったが、しっかり治しておかないと、口内炎が再び出ることがあれば、歯がダメになってしまうだろうから、今がチャンスと思い、通院を再開した。
2019.06.12
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マキノ出版 済陽高穂 志澤弘 共著ガンが消えていく食事 マキノ出版 済陽高穂 志澤弘 共著胃がんでステージ4、リンパ節と肝臓に転移があり、手術のできない状態で、余命13ヶ月と宣告された「食と医」ジャーナリストの伊澤弘さんが、西台クリニック院長の済陽高穂(わたようたかほ)医師の指導で食事療法を続け、ステージ1となり、10年もの生存を達成している、という基本的流れに沿った食事療法の本。避けるべき食事、積極的に摂取すべき食事、そしてそのレシピも載っているが、内容のほとんどは、志澤さんの闘病記録と、その場面場面における済陽医師の解説。食事療法で、なぜガンが消えるのか、その科学的根拠は書かれていない。いや、書きたくても、科学的にこうだという説明ができないと思われる。以前に書いたタキサスと同じなのだろう。医者として食事療法の効果を確認しているが、その科学的根拠を明らかにするより、効果があることを多くの人に知って欲しい、多くの人の命を救いたい、という考え方だと思う。なので、私の病院に来いとか、レシピ本を買えとか、一切書かれていない。食事療法の内容はすべて公開している。ということで、私もやってみよう、と思ったのだが、すべてをすぐに実践することはできそうにない。特に、野菜ジュースを毎日1リットルというのは、ジューサーの掃除や絞りカスの処分に時間を要しそうで、私にはできないと思う。できることからやってみることにした。
2019.06.09
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画像は、現在私が服用している薬の一部。便を軟らかくするもの、鉄分摂取のもの、血液をサラサラにするもの、そして、これらの薬を服用する胃を保護する薬だ。で、服用する度に思うのは、左のリンゼスという薬の包装が大きいこと。なぜ、この薬だけ包装が大きいのだろう?この中身の薬は、包装の膨らみでも分かるように、他の薬と大きさは変わらない。なぜ、包装が大きいのだろう。包装紙ごと飲んでしまう誤飲を防ぐために大きくしたのだろうか?だとしても、この薬だけ、というのが分からない。この薬の成分が外装のアルミなどを嫌うとかで、特別な素材なのだろうか?だとしても、包装が大きすぎる。ネットを検索すると、リンゼスは湿度に弱いと書いてあるが、そのための包装なのだろうか?よく分からない。
2019.05.12
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ナショナル出版 犬山康子著最近、「がん」とか「癌」、「抗がん剤」、「副作用」という文字に敏感になっている。新聞の書籍広告にこのような文字があると、目が行く。で、最近目が行ったのは、「がんが消えていく科学的なしくみ」という本。買うほどのことはないので、図書館で借りた。「科学的なしくみ」とあるので、難しい内容なのかと思ったが、すんなりと読めた。ま、読めたことと分かったこととは別だが、少しは理解できたと思う。その内容は、 がん細胞とはどのようなものか、 抗がん剤はどのように作用するのか、 なぜ副作用が生じるのか、という流れ。そして、いま話題のオプジーボにも強い副作用があり(昨日、脳の機能障害を発症して、1人が死亡したとの報道があった)副作用のない抗がん剤はない、とも書かれている。しかし「タキサス」は、副作用のない漢方、とある。タキサスの抗がん作用を紹介し、タキサスを摂取してがんの状態が改善した人の例を画像などをまじえて紹介している。タキサスって何だ・・・・この本はタキサスの宣伝本か・・・と思ったが、商品名も広告もない。ということで、タキサスを調べてみることにした。
2019.05.10
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いつ死んでもいいと言いながら、化学療法を選択するのだがら、我が家のさっちゃんが、「長生きしたいんだ~~」と言うはずだし、私自身も、なぜ辛い道を選択したのか、よく分からないでいる。そんな中、化学療法室の個別ブースに入ったら、思いもしないことが生じた。点滴ポート(画像)が詰まっていて、使えなくなっていた。圧力を加えて詰まりを押し出そうとするなら、血管内に大きな血栓が流れ出して、大変な事が生じるので、ポートを使った点滴を再開することはできない、という。結局は、担当医のところへ戻って、今後のことを再選択することになった。私の人生、いつもこうだ。決心して化学療法を再開することを選択したのに、最初からつまずいてしまうのだ。担当医は、点滴ポートが使えないと、お持ち帰りでの点滴ができないので、点滴の内容を変えて、お持ち帰りに代わる内服薬を服用することになる、という。つまり、お持ち帰りの部分だけを内服薬にすることはできないから、点滴できない部分を内服薬に変えると、一連の点滴の薬も変える必要がある、という。そして、一般的に内服薬の方が副作用は強くなる、とも言う。私の人生、いつもこうなのだ。なぜか、思った方向に進まない人生なのだ。外来でポートを使わない点滴を2時間、その後2週間の抗がん剤服用、そして、1週間の安息・・・・これを8回繰り返して終了。化学療法の再開を決断したのだから、頑張るか・・・ということで、連休か開けから再々スタートすることにした。
2019.04.30
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平成が加わっただけで、年齢の計算が面倒になったというのに、ここに令和が加わったら、一体どうなるんだ、と言いながら「平成最後の飲み会」などと言っている日本人の何と多いことか・・・(チコちゃんに叱られる、風)そんな世間の中、平成最後の通院と選択をした。通院の目的は、化学療法、すなわち、抗がん剤点滴を再開するか否かの選択。今回の入院前から、免疫力を高めるため、そして退院後は快復力を高めるため、ということで化学療法は休止されていたのだが、医師からは再開を勧められている。いわゆるガンの部分は、手術で切除したので、ガンは無くなったのだが、体内を漂っているがん細胞があって、転移する可能性があるので、化学療法の再開を勧める・・・・と医師に言われているのだ。薬は以前と同じ。再開すれば、同じ様な副作用がでることは予測できる。なので、「やりたくない」というなら経過観察となる。「どうしますか? やらない選択もあります」と担当医に言われた。抗がん剤の副作用は辛い。口内炎も、肌の荒も、頭皮などからの出血もつらい。しばらく考えたのだが・・・化学療法の続行を選択した。「数ヶ月、休止しているので、再開を希望するなら早い方がいい」ということで、化学療法室へ向かうことになった。
2019.04.29
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今回の入院では、手術の際に必要だからと、紙パンツを用意するように言われた。開腹手術なので、下着が汚れるので、紙パンツにした方がいい、ということだと思った。が、手術が終わった後も紙パンツを使用するように言われた。「なぜ?」と聞くと、「腸内で出血があるので、紙パンツでないと吸い取りきれないから」だという。なるほど、それは分かるが、体の外の出血・・・すなわち、開腹した部分からの出血はガーゼで対応するのに、腸の内部からの出血については、自費で紙パンツを購入させる違いが分からない。こんな疑問を看護師に尋ねたのだが、「皆さんにそうして貰っています」という返事で、ポイントがずれている。が、入院患者としては、看護師と対決するのは避けたいので、自費で紙パンツを購入したのだが、今でも、何とも割り切れない思いがある。相手が税務署なら、自費で購入した紙パンツも、医療費で負担されたガーゼも、使用目的は同じではないか、と主張できるのだが、病院で入院患者という人質の身では、おとなしくならざるを得ない。
2019.04.09
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今回の手術が予定された時から、抗がん剤の点滴は中断されている。抗がん剤は免疫力を弱めるので、手術に備えて免疫力を高めるため、そして、手術後の体力回復のためだ。このことは、少し前のブログにも書いたのだが、抗がん剤が中断されたおかげで、肌の荒が無くなり、口内炎が消えたのがうれしい。特に、口内炎は、残りの人生を大きく左右する程で、ほとんどの食べ物が口内炎に滲みて、食べるのが辛く、これ以上食べるのが辛くなったら、抗がん剤を止めたい、とまで思った。歯磨き粉が滲みるので、歯磨きの補助としてガムを噛んでみたのだが、ガムが滲みて噛めない、ということもあった。担当医も色々な薬を出してくれたが、私の口内炎にはあまり効果がなかった。最後に処方されたのが、画像のキシロカイン4%液で、これは、表面麻酔剤だという。これを薄めてうがいすると、口の中が麻痺して、滲みを感じなくなる、というもの。確かに、滲みは和らいだが、食べ物の味もまったく感じなくなった。今は、カレーも、紅ショウガも、キムチも、寿司のワサビも、その味を楽しむことができているが、こうしてデジカメ画像を見ていると、抗がん剤の再投与が不安になってくる。
2019.03.31
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昨日、退院後、初めて風呂に入った。もちろん、入院中は何回もシャワーを浴びていたので、40日間シャワー無しということではないが。退院時に、風呂に浸かっていいですよ、風呂に浸かって、傷口を良く洗ってください。と言われたのだが、風呂にどっぷり浸かるのが恐くて、シャワーで済ませていた。しかし、シャワーだけでは皮膚はきれいにならないことがわかった。石鹸をつけて足や手を洗っても、数分のシャワーでは、古い皮膚が落ちないのだ。シャワーを終えて、体を拭いている時から、洗い落とせなかった皮膚が粉雪のように落ちてくる。ということで、しっかり湯船に浸かって、湯船の中で体を擦ったら・・・湯の色が変わり、アカがたくさん浮き上がった。こんななんだ~~我ながら、驚いた。しばらくは、よい子の風呂生活をしなければ・・・
2019.03.20
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4週間も入院して、その後も通院を続けていると、色々なことが見えてくる。一番驚いたのは・・・、がっかりしたのは・・・面会者の勝手な行動。私が点滴ポールを押しながら廊下を歩いていると、前から来る面会者は、自分の進路を譲ろうとしない。点滴ポールを押している病人に気を使ったらどうなんだ、あんたが面会に来た人も病人で、点滴棒を押しているんじゃないのか、と叫びたくなるほどだ。全部が全部、そんな面会者ではないが、病室に来て大声で話す、携帯電話で話す・・・・気配りがない人が多い。外来の待合室でも同じだ。限られたイスに、付き添い者が堂々と座り、明らかに患者と分かる人が立っている。ここは病院なんだよ。確かに待ち時間は長いけど、患者のことを考えたらどうなんだ、と言いたくなる。日本人は優しい、気配りができる・・・・というは、昔の事のようである。
2019.03.18
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手術で大腸の一部などを切除する方句が決まった時から、抗がん剤の点滴が中断された。抗がん剤は免疫力を落とすので、手術に備えて、免疫力を高めた方が良い、との考えだ。そして、手術後は、抗がん剤は肝臓を通して外に排出されるので、手術後は肝臓の負担を少なくするため、抗がん剤の点滴は見送られた。抗がん剤の点滴が無くなって、3ヶ月。 手足の肌の乾燥 顔や頭皮の荒れ 口内炎の消滅これまでの副作用が嘘のように軽くなった。東洋のアランドロンに戻りつつある・・・!特に口内炎は、 食べ物を口に入れると痛い、 固いものや乾燥したものは口内炎に当たって痛い、 歯磨き粉を付けての歯磨きが出来ない、と、最悪の状態だったが、嘘のように痛みが消え、食べ物の味が分かるようになった。長いこと食べられなかったのが、カレー。昨日、久しぶりにカレーを食べた。美味しかった。後1ヶ月、抗がん剤の点滴は無い。その間、食べる楽しみを大切にしたいと思っている。
2019.03.17
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入院中の楽しみは、3度の食事とコンビニでの買い物。3度の食事は、1週間もすると厭きてくるが、寝ているだけの患者には大きな刺激である。味噌汁は、金魚が泳げるほどの薄さで、何となく味噌汁の味がする程度。ヨーグルトは、メーカー品ではあるが、何の味もしない。そんな中、コンビニ行くと、カップに入った味噌汁もあれば、フルーツの入ったヨーグルトもある。多くの場合、カルピスと甘いお菓子を買って食べた。カルピスは、子供の頃、薄めの者しか飲ませて貰えなかったので、いつの日か、濃いめのカルピスを飲みたいと思っていたのだが、そんな思いが、この歳になって現れた。で、画像は、3月3日、ひな祭りの日の夕食に添えられた、ひなあられ。そうか~ ひな祭りなんだ~長いこと入院しているもんだ・・・浦島太郎になりそうだ・・・小さなひなあられが色々なことを教えてくれた。
2019.03.14
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丁度4週間、入院していた。その間、食事が出来なかったのは数日だけだったが、体重が落ちて痩せた。病院食のカロリー数と栄養のバランスは、どうなっているのかよく分からないが、体力も落ちた。医師は、ヘモグロビンの値が下がっているので、鉄分の点滴で補う、と言ったが、点滴を受けても、目に見えて、というか、体で感じて、体力が戻った感じはなかった。ヘモグロビンの値が低いのは、以前の検査データで承知していたので、レバーを食べるとか、食生活にも注意していたのだが、点滴をするほど低いのかと、驚いた。で、暇なものだから、口が動いてしまった。ヘモグロビンの数値って、血液全体に対する割合のような数字ですよね。血液が何らかの理由で水増し状態にあったら、ヘモグロビンの数値も下がるのではありませんか?赤血球の数が同じで、ヘモグロビンの数だけが減ったというなら、分かるのですが・・・若い医師は、その考えはあるが、ヘモグロビンの値が低いのは事実なので・・・と言って、話題を変えて、帰って行った。嫌な患者だとおもわれたかもしれないが、単なる数値だけの比較では、全体が分からないのではないかと思った。
2019.03.13
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退院が近くなると、同じ内容の薬でも点滴から投薬に変わる。点滴をしたままでは退院できないし、投薬の内容を患者に知ってもっらうためだとも思う。が、看護師は、錠剤を裸にして持ってくる。これでは何の薬か分からない、薬の名が分かる外装を見せて欲しいと言うと、外装ごと飲んでしまう患者がいるので、薬を手の平に乗せて、飲むのを確認します、と言う。確かに、そんな誤飲事故があったことはわかるが、飲まされる方にしたら、本当にこの薬でいいのか、という心配がある。看護師とて人の子、何らかの勘違いで、別の患者の薬を飲ませてしまうこともありうる。看護師さんは自信があると思いますが、私としては薬が正しいのか心配になります。なので、外装を見せてくれなければ、薬は飲みません。こう言って、デジカメしたのが画像の薬。嫌な患者と思われたかもしれないが、患者としては当然のことと思う。
2019.03.12
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今回入院した病室は、大部屋と呼ばれる、4人部屋。大部屋に何種類かあるのかと思いきや、4人部屋の他は個室だけ。1泊10万円を超す個室では、財政が破綻するので、大部屋を選んだ。大部屋は、カーテンで仕切っただけの個別空間。話し声などが、イヤでも聞こえてくる。とはいえ、話し声も聞こえない個室では、小さな無人島のようなもの。大部屋では、色々な刺激や情報が入ってくる。そんな中、入院4回目という、現役世代と思われる患者が入院してきた。「最初は大腸、次は肝臓、そして再び大腸・・・今回も大腸」だという。そして、最初の入院は、平成21年だという。9年間に4回もの入院で手術とは・・・・やはり、私の場合、一度に両方切ったのは間違いではなかったかも・・・と、思えてきた。病気の内容は人それぞれ・・・単なる比較はできないが、こんなことをカーテン越しに聞いて、少し気が楽になった。
2019.03.11
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手術室のベッドも、ICU(集中治療室)のベッドも、極端に狭い。手術をするにも、その後の治療をするにも、広いベッドでは処置がしづらいからだ。腕がベッドから落ちそうな感じだ。開腹跡が痛い、狭いベッドでは自由に動けないので、なお痛みを感じる。ストレッチャーに乗り換えて病室に戻るのか・・・そして、病室でストレッチャーからベッドに移るのか・・・この痛い体でそれができるのか、と思っていたら、病室に戻る前にレントゲンがあります、と言われた。ええ~~ あのガラスの板に寝なければならないのか・・・それは無理だ・・・と、思っていたら、移動用のレントゲン撮影機がベッドまで来た。ベッドから降りずに、レントゲン撮影ができるのだという。これは、大いに助かったのだが、次は、病室へ戻る途中でCT検査があり、今度こそ、CTの検査台へ移らなければならないという。どうすればいいんだ・・・・と思っていたら、ストレッチャーをベッドに横付けし、体の下に滑り板を敷き、板の上を滑るようにして、ストレッチャーに移された。CT室でも同じようにして検査台に移動し、CT検査台からは、迎えに来た病室のベッドに移された。なるほどな・・・と感心したのだが、それでもかなり痛かった。手術を2回に分ければ良かったか・・・と、反省する程だった。
2019.03.10
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12時間の手術の後、点滴の麻酔が切られ、全身麻酔がから醒めた。「手術は無事に終わりましたよ~~」と、声を掛けられたことは覚えているが、その後、ICU(集中治療室)に入るまでの記憶はほとんどない。ICUには、ハイテクそうな器機が備えられ、カーテンで仕切られた、20程のベッドが並んでいる。と、落ち着いて観察したようなことを書いているが、麻酔が切れていくとともに、体のあちこちに痛みを感じるようになった、特に、自力では口の中のタンを出すことができない。その都度、ナースコールを押して出してもらう。そんな患者が20人もいれば、ナースコールの甲高い音と赤色の点滅は一晩中続く。そして、私の腕に付けられた血圧計が、1時間に一度、自動で動き出すから、その度に浅い眠りから覚める。そんな中、私に付けられたモニターが異常を発信した。看護師や医師が駆けつけ、あれやこれやとチェックをする。まさにICUなのだが、夜の8時半から翌朝10時頃まで、ウトウトの連続だった。早く入院ベッドに戻って、ぐっすりと眠りたいと思った。
2019.03.09
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結局、入院して、大腸と肝臓の一部を切除した。放射線を利用したPET-CTでは、肝臓への転移はないとのことだったが、CTや肝臓の専門医師の意見では、肝臓に影があるので、大腸を切るなら一緒に切ることを勧める、と言われた。一度に二ヶ所手術するのは体に負担だが、年齢的に二回の手術をするより望ましい最後のチャンスだ、という。大腸がんは、抗がん剤によって小さくなっているので、これもタイミングと思った方が良い、とも言われた。何日も考えたが、医者の意見に従うことにして、手術を受けた。手術室に入ってICUに移るまでに、12時間という長い手術だった。画像は、手術2日目の点滴や管。排尿、お腹3ヶ所からの体液の排泄、そして、背中への痛み止めなどの点滴。これから先どうなるのかと思ったが、管が1本ずつ取れて、退院することができた。咳をする、くしゃみをする、シャックリが出る、鼻をかむ・・・何をするにもお腹に響くが、しばらくの辛抱と思っている。
2019.03.08
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画像は、昨日の夕食。 質問のコメントもあったので、再度、病院食を。 まず、トレーが左右に分かれていて、中央が凸ていることについて。 これは、トレーの左側が温かく、右側が冷たくなつているから~~(チコちゃん風) 温かく冷たくなっているのは、配膳用のワゴンが、その機能を持っているからで、 調理室から病棟へ400から500食を運ぶ間に、冷めたりしないようにしているようだ。 おそらく、お粥とか、味噌汁とか、煮魚とか、麻婆豆腐とか・・・冷えたら美味しくないだろうし、ジュースとか、果物は、冷えている方が美味しいだろう。 そして、私のお粥だが、「病人扱いなんですね」ど、看護師さんに聞くと、 「食事内容を決めるのはドクターなんですが、手術前はお粥が普通です」とのこと。 病棟の掲示板を見ると、普通食は、「常食」とあり、二種類から選択できるようになっている。 一度でいいから、メニーから選択したいものである。 データ:387Kcal たんぱく質 18.4g 糖質 3.9g 食塩相当量 2.8g ということで、今日から絶食と下剤。
2019.02.11
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今回の入院は、準備万端。 シーツケースに11キロの荷物を入れてきた。 ま、前回の、突然の入院では何もなかったので、無くても何とかなるのだが、 あれもこれも、と詰めたら、11キロになってしまった。 で、入院したら、早速、採血。 なんと、6本。 これまでの採血は、3から4本だったので、びっくり!! なぜ、と聞くと、万一の場合に輸血をするので、一番相性のいい血液を用意するためだと言う。 輸血----これにもびっくり! そんな手術になるようだ。 週末でも、医師の巡回がある。 「手術ができなくなるので風邪を引かないように」 合い言葉のように言って行く。
2019.02.10
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二日目の夕食。 なぜか、お粥。 一応、健康なので、普通食をたべたいのだが、病人扱いである?。 隣のベッドの患者は、形成外科なので、 普通食をたべている。 何だか羨ましい! ということで、今日から、三連休。 退屈な入院になりそうだ。 そっか、落語を、ウォークマンに入れて来たんだ、。 ヒマつぶしは、落語だ。
2019.02.09
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放射線を利用したCT、内視鏡、空気で腸を膨らますCT、何回かの検査をした。その結果、大腸の腫瘍部分はかなり小さくなって、長さ21mmになった、この状態なら、腫瘍部分を切除して、繋ぐことができる、抗がん剤点滴による化学療法が効いているが、がんが消えることはない、年齢などのタイミングとしては、今がいいと考える、と、担当医に言われた。確かに、化学療法の副作用と闘いながら、残りの人生を過ごすのなら、ここで腫瘍を切除すれば、根治とまではいかないにしても、楽になると思われる。当然に、切除するとなると入院が必要で、2週間+数日、だと言う。病院としても、私のような、化学療法を続ける患者をいつまでも継続させていたら、化学療法部門がパンクしてしまうだろうから、どこかで、患者を卒業させなければならないのだろう。手術に同意し、入院の予約をしてきた。文字どおり、腹をくくった。
2019.02.01
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先のブログで、下剤を飲んでCT検査をした、と書いた。これまで、CT検査は何回か受けているが、下剤を飲んでの検査は初めてだった。内視鏡検査ではないのだから、下剤で腸を空っぽにする必要はないのでは、と思っていたが、医者には逆らえないので、指示に従って検査を受けた。なぜ、下剤で腸を空にするのか、検査が始まって、直ぐに分かった。肛門から空気を入れて、腸を膨らませて、CT撮影するからだと。腸を膨らませれば、腸の壁にできた腫瘍がよく分かるのだろう。1.5リットルの空気を入れたという。「あの~ 空気は出ちゃわないのですか?」疑問がすぐに言葉になった。こんな質問をする患者はいないようで、検査医は戸惑った様子だったが、肛門のすぐ内側にバルーンを入れて、空気が逆流しないようにしています、という。バルーンとは、風船のこと。空気を入れる管の先端付近が膨らんで、直腸の壁を塞いで、空気漏れをなくすという。なるほど・・・聞いてみるものである。で、腸入れた空気が出るまでに、ほぼ2日かかった。胃の中、腸の中が空っぽなので、食べたもので空気を押し出すのに時間を要したようだ。
2019.01.31
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先日の、(下からの)内視鏡検査では、2日がかりの準備があった。前日は、食事内容の制限と、3食ごとの整腸剤服用と、午後8時の軟便薬服用。そして、当日は、朝8時から下剤1リットル以上の服用。内視鏡検査は午後2時からだが、下剤は午前8時から飲んで、腸内の便を出し切るのだが、その下剤は、自家製となる。自家製というと変なニュアンスになるが、渡された下剤セットに、家庭で水と薬を加えて、2リットルの下剤を作るもの。画像上は、アルミの袋に入った下剤セット。非常食のような外観だ。この袋を開けると、キャンプで使うような簡易ボトルと薬剤がある。指示書きにしたがって、水を半分程入れて、あらかじめ袋の中に入っている薬剤(左肩のB部分)を溶かし、小さなボトルの薬剤も溶かす。これを2リットルにすれば出来上がり。90分で1リットルを飲み、排便の様子(色)を見る。味は、未熟なグレープフルーツといった感じで、口に合う。バリューム検査の後の下剤服用の経験から、待ったなしでトイレに行きたくなるのか・・・と恐れていたが、トイレに座って、その気にならないと、出てこない。通院の途中でトイレに行きたくなったらどうしよう・・・と心配したが、今の薬は、待ったなしではないようだ。トイレに4回行って、色見本のような便(水)になったので、1リットルで、下剤の服用を終了とした。ここで、色見本のようにならない場合には、残りの1リットルを何回かに分けて飲むことになるのだが、その必要はなかった。
2019.01.17
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前回の、放射線を使ったCT検査では、良い結果の知らせがあった。喉頭から食道、肝臓、胃、小腸、膀胱・・・などに、転移の様子は見られないという。なので、原発(最初の発病)の大腸の閉塞部分に集中して検査をすることになった。ひとつは、下からの内視鏡検査。 もうひとつは、造影剤によるCT検査。いずれも、下剤を飲んで、腸を空っぽにしての検査だという。が、これまで、下剤を飲んでの検査は受けたことがない。最初の下からの内視鏡は、緊急だったので、下剤無しで、その次は、2週間も点滴だけの入院中だったので、下剤を飲む必要がなかった。今回は、下剤なしとはいかない。しかも、1週間の間に2回もの検査だ。すでに、2回分の下剤などを渡されている。検査前に、自宅で出して来るように、ということだ。で、画像は、検査前日に食べて良いものと、避けるべき食品が記載された案内書。素うどん、おかゆ、豆腐、食パン、バナナ・・・とある。当日は、検査が終わる夕方まで、何も食べられない。これが、中2日で2回。体力は落ちるだろうが、きれいな腸内になることだろう。
2019.01.14
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薬の副作用で、口内炎が辛い状況にある。「口内炎が辛い辛い」と担当医に言うと、「化学療法を休みましょうか」と言われるかもしれないので、できるだけ、我慢するようにしている。何が食べられるのか、何が口に優しいのか、当人にしか分からないことなので、マーケットの売り場を見て回ることがある。口に優しい食べ物探しだ。飲み物では、カルピスやミルクティー。間食には、あんパンや、大福なのどの甘いもの系が食べやすい。栄養がありそうなものでは、コーンポタージュやクラムチャウダー、シチューなどが口に優しい。そんな中、「コンポタ」を見つけた。安いし、袋が大きい。これはお買い得である。良いものを見つけたと、買って帰ったら・・・なんと、コンポタとは、揚げ煎餅だった。イラストだけで判断してしまった。煎餅のような、カリカリ乾燥系は口に優しくないので、しばらくはお預けだ。落ち着いてマーケットを見て回ることにした。
2019.01.08
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先月、PET/CTという検査を受けた。CT(computed tomography)の検査は、これまで何回か受けているが、PET/CTというのは、初めてだった。PETとは、 positron emission tomography (陽電子放出断層撮影) の略で、放射能を含む薬剤を使用した核医学検査の一種。放射性薬剤を体内に投与し、その分析を特殊なカメラでとらえて画像化するという。分かったようで分からない説明だが・・・・・がん細胞は正常の細胞に比べてブドウ糖を取り込むので、ブドウ糖に微量の放射線放出物資(放射性同位元素)を付けた薬剤を体内に注射し、体内から放出される放射線を特殊カメラで撮影して、CTの画像と合わせて、がん細胞の位置や大きさ、進行の度合いを調べる、というもの。要は、がんの様子は、レントゲンでは分からない、普通のCTでもよく分からない、なので、放射線の力を借りて、がんのある部分の位置や大きさを調べる、ということ。この検査による被曝量は、人が自然生活で1年間に被爆する量の1.5倍という。1年半分を、一度の検査で被爆するということだが、実感はなかった。だが、患者から放射線が出ているので、この検査に従事する技士や看護師にとっては毎日のことなので、その被爆対策は徹底していた。また、検査後、24時間は、妊婦や乳幼児との接触を避けるように指示され、病院の受付や会計ロビーを通らずに、裏口から帰るようにと言われた。病院には体が弱っている人や妊婦、乳幼児が多いので、特に注意して欲しいということで、検査料の支払も、次回にとなっている。で、その検査の結果だが・・・これも、次回のお楽しみ、となっている。
2019.01.02
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2週間に1度、4時間の点滴を受け、最後の点滴は針を腕に刺したまま家に帰ってくる。点滴の量は少ないのだが、48時間掛けて点滴するので、お持ち帰りとなるのだ。48時間ということは、2晩、点滴をしたまま風呂に入り、寝たりしなければならない。この時期、汗をかかないので、風呂はパスできるが、就寝中の点滴は不思議と気になって、眠りが浅くなる。それは、おそらく、寝返りを打って点滴が外れたらいけない、寝返りで点滴の容器が何処かへ行ってしまったり、点滴の管が絡まったりしてもいけない、などと、どこかで気になっているからだと思う。とはいえ、点滴の管などはしっかりとテープなどで止められているので、寝返りで点滴が外れるような心配はないのだが・・・念のためと思い、ベッドの天上から、点滴を吊すようにしてみた。日中は首から下げている容器を、同じ紐を使って、天上から下げただけのもの。私のベッドは、押入改造型。間口2間の押入の引き戸を外し、中段の棚を撤去して高くしたものだ。画像は、その内部だが、殺風景で色気も何も無い。青空が見える窓の壁紙を貼る予定だったが、良い物がなかったのでそのままになっている。ドラえもんは、押入そのものに寝泊まりしているようだが、同じようなものだ。こうしておくと、点滴の容器と管の位置がはっきりするので、少しは安心して眠ることができる。いつまで点滴が続くのかは分からないが・・・・
2018.12.20
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最近、抗がん剤の副作用の口内炎が辛くなってきた。辛い物や、滲みる物や、顆粒状の物が、口内炎に辛く当たる。口内炎が治まったら、カレーライスを存分に食べたいと夢見ている。そこで、私的な新メニューを試してみた。カカオ95%の「チョコレート効果」をお湯で溶いて、ミルク紅茶で割って、飲んでみた。飲める、口に合う、口に優しい。そこまでしてチョコレートを食べることはないのだろうが、平凡な生活をしていると、何か、試してみたくなる。もう一つの副作用は、マツゲの伸び。こちらは痛くも痒くもないのだが、マツゲが邪魔をして目薬をうまく点せなかったりする。少し切って、短くしようかとも思うのだが、切ったマツゲが目に入ったりしたら面倒な事になりそうなので、伸びるに任せている。付けマツゲをしている女性が多いようだが、この副作用の要素をまとめたら、マツゲが伸びる薬ができるのではないかと思うのだが、そのような考えはないのだろうか? 喜んで製薬に協力するのだが・・・マツゲに櫛を入れて、マツゲを整えてから、デジカメすれば良かったか!
2018.12.18
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インフルエンザの予防接種を考えた。ここ数年インフルエンザの予防接種をしてこなかったが、化学療法で免疫力が落ちているので、必要と思ったからだ。だが、免疫力が落ちているところに予防接種をすると、別の作用が生じるかもしれないので、担当医に相談したところ、2週間に1度の化学療法(点滴)の中間にするように、と言われた。そして、この大学病院では接種待ちの時間が長い上、費用が高いので、地元の医院がいいと思う、と正直なアドバイスがあった。そこで、義母が通院している医院に電話を入れ、予防接種の予約をしたいと伝えたところ、予約は必要ない、いつでも、時間内なら受け付ける、との回答があった。ので、数日後、その医院に行ったら「ワクチンがなくなりましたので、接種はできません」と、簡単に言われてしまった。「いつでもいいと言われたので、今日来た。どうしたらいいんですか」と尋ねると、「ワクチンが入ったかどうかを、電話で確認してから来て下さい」という返事。「私が、毎日、そのために電話をするんですか? 医院の方から電話をくれるのがスジではありませんか。 私は案内に従って来たのに、無駄足になったのですよ」と言ったら・・「あなた一人のために電話はできません」と言う。我が家に近い医院だし、義母も通院している医院だし・・・と思ったが・・・短気が故に、口の方が先に動いた。「上の者を出せ」と。結局、院長が出てきて、「私の指導が行き届きませんで、すみません」となり、次回のワクチン入荷日を開示した。『その日を、窓口に伝えておくべきだろうが・・・』と言いたかったが、我慢した。このやり取りの間、何人もの人がワクチン待ちになっていることが分かったのだが、誰も、その不手際と、リカバリーの対応について、文句を言っていないようだった。医者が故に文句を言えない患者、それが故に高い位置から勝手な判断をする医院、となってしまったのだろう。大学病院の対応を見習えと言いたい。
2018.12.16
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私が通院しているのは、大学病院。大きな病院で、処方薬を受け取るのに、100分待ち、になったりする。 (私の場合、点滴中に処方箋が回されるので、実質、待ち時間はない)だから、ということではないが、通訳付きの(大陸からの)患者がいたりする。その通訳は、通院の度に目にする。同じ人だ。おそらく、医療ツアーの添乗員なのであろう。日本語で書かれた問診票に書き込み、時には患者に質問や説明をしている。診察室には、通訳も一緒に入っていく。外国人の労働者が増えると、医療費を未払のまま行方が分からなくなる件数が増えると指摘されている。私が目にする通訳は大抵院内にいるので、支払でトラブルは起こしていないのだろうが、会計の待合室には、外国籍患者向けの貼り紙がある(画像)。医療費は、1点につき10円。なぜか、点数で表すことになっている。そして患者は、その内の2~3割の金額を窓口で支払い、その残額が、病院から社保や国保などの保険機関に請求されるシステムになっている。ということは、1点につき30円というのは、実際の医療費の3倍ということ。行方不明になる外国籍患者がいるので、その補填なのか・・・医療費が高いと、逆に、逃げる患者が増えるのではないか、と思うのだが、この1点30円という考えはどこで生じたのだろう?
2018.12.01
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病との闘い、闘病、などと言うが、私の場合は、闘病という感覚はない。端的に言うと、抗がん剤による副作用との闘いが、闘病となっている。昨日のブログに書いた、手足の爪の周囲の腫れの他、最近は、口内炎がひどくなっていて、食事をするのが辛い状況になっている。副作用は、出っぱなしということはなく、周期的に、悪化したり、良くなったりする。6週間程前にも、口内炎がひどくなったことがあり、薬を出してもらったのだが、今回は、その時以上に痛みがひどい。酢の物、漬け物、明太子などの刺激物、パイナップル、アボガドなどの果物は滲みるし、クッキーなどの乾燥した顆粒物は、炎症部分に当たって痛みが走る。ならば、飲み物か・・・となるのだが、みかんジュースなども滲みるし、ここ数日、歯磨き粉を使った歯磨きをしていない。カルピスのお湯割りが、口にやさしい。で、栄養などをどう摂取するのがいいのか・・・・考えたのが、カロリーメートのお湯割り。カロリーメートを普通に食べると、顆粒状になって炎症部分に当たって痛いので、お湯でスープ状にして、食べるのだ。これを、お湯割りと言うかどうかは分からないが、闘病の知恵の一つである。
2018.11.19
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ここ数ヶ月、毎日、手袋をしている。ホテルのドアマンを目指しているのではない。抗がん剤による副作用対策だ。その副作用というのは、爪の周囲が腫れることと、手の平に腫れ物ができることで、乾燥すると、割れたりして腫れに良くない。なので、軟膏薬を塗って、腫れを抑え、保湿剤を塗って乾燥を防いでいるのだが、何しろ、手の平のことなので、箸を持つにも、キーボーオードを打つにも、軟膏や保湿剤がまとわりつくので、手袋、となったのだ。手袋は薄い物で十分なので、100均やマーケットで安いものを買っているのだが、安いが故に、数回洗うと、穴が開いたり、大きく縮んだりする。そこで、ホームセンターを覗いてみたら、1ダース、740円という品があった。手袋の数詞は、双、足、組、のようだが、ダースでも内容は分かる。100均では、2双で100円だが、左右の区別がない。マーケットでは、一足100円で、左右の区別があり、手首部分に絞りがある。で、画像のホームセンターの手袋は、左右の区別があるが、洗うと縮みが大きい。これからは乾燥の季節。しばらくは、手袋のお世話にならなければならないが、手袋の汚れ方を知ると、「手洗いをしっかりと」という言葉に納得する。足の爪の周囲も同じことになっているが、こちらは、靴下を履いている。
2018.11.18
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鉄分とビタミン12を摂るのに、ヒジキがいい、レバーがいい、アサリがいい、と分かっても、我が家のさっちゃんに突然要求するのも何なので、先ずは、サプリメントを入手した。ミネラル(鉄分)と、ビタミン11種だ。で、現在、担当医が気にしている数値は、FDP-Dダイマー。血栓が体内にできていることを示す数値だという。基準値は、0~1.0なのだが、私の数値は、5~10.5と高い。 (基準値は、それぞれの病院・検査機関(あるいは、検査器機のメーカー)が 設定したもので、ばらつきがある)がんの腫瘍部分の炎症などからの出血があるから、血栓は出来て当然なのだが、血栓が大きくなって、脳や心臓などで詰まる恐れがある。なので、いわゆる、血液をサラサラにする薬を出したいのだが、大腸の出血が止まらないと、これも困るので、水分を多目に摂っていくように、と、担当医から言われている。あちらを立てればこちらが立たず・・・・数値だけを見て答を出すことはできないようだ。
2018.11.10
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画像は、自作の、血液検査の履歴一覧表。自作とはいえ、単に、病院で貰った検査記録をエクセルに入れて、基準値オーバーを赤、基準値未満を緑表示にしただけのもの。白血球数と赤血球数に問題はないのだが、赤血球関連の数値が基準値より低い中、赤血球分布幅だけが基準値をオーバーしている。これは、なんなのだろう。担当医はこれについて何も言わないので、大した事ではないと思われるが、赤血球が安定すれば、範囲内の項目が大きく増えるので、私としては改善したいと思っている。で、担当医に聞く前に、ネットで検索してみた。あまり情報は無いが、赤血球分布幅とは、赤血球の大きさの分布のことで、鉄分とビタミン12が不足すると、分布幅が大きくなる、とある。鉄分だけ、ビタミン12だけ、いずれかの不足では、赤血球分布幅は広がらないので、両方の不足のようである。のり、鮎、ひじき、あさりを食べて、鉄分を、ビタミン12は・・・しじみ、赤貝、すじこ、牛肉、あさり・・・と出てきた。
2018.11.09
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グルコース(ブドウ糖)mg/dL65-1092週間おきに通院して、血液と尿の検査と医師の診察と抗がん剤の点滴を受けている。血液と尿の検査項目は68あり、色々な数値が示されている。そんな中、自分で数値を基準内にすることは出来ないものか、と考えた。食事内容や運動で改善ができる項目があると思うのだ。酒を止めれば、γ-GTPなどは下がる。ここ半年近く酒を飲んでいないので、基準内に納まって良いはずなのに、数値が大きい。なぜなんだと、チェックしたら、抗がん剤の副作用で、γ-GTPが上がるとあった。ならば、副作用が出ないグルコース(ブドウ糖)(いわゆる血糖値)を下げる努力をしてみようと考えを新たにした。グルコース(ブドウ糖)の基準値は、65~109。過去10回の測定値は103から140mg/dLで、基準値内だったのは、103の1回のみ。ネットで情報を集めて、実践をしようとしたのだが、なんと、血糖値の検査のためには、10時間以上の絶食が必要とあった。そうだった。空腹で採血する必要があったのに、それを忘れて、朝食をとって、通院していた。ということで、今回は、空腹で採血をしたら、グルコース(ブドウ糖)は99だった。ということで、一項目は基準値内になった・・・のである。
2018.11.08
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画像は、通っている病院の領収書。領収金額は、ゼロ。お金が無くて支払っていないのではない。70歳以上になると、自己負担の上限が月額18,000円(基本)となるからで、自己負担金がすでに18,000円を超していると、窓口での支払はなくなる。これまで働いてきて、健康保険料をしっかり支払ってきたので、このくらいの恩恵はあってもいいと思うのだが、医療費の点数を見ると、44,812点とある。つまり、病院が健康保険に請求する金額は、448,120円ということ。一回の診察と点滴で、こんな高額になることにも驚く。この通院が月に2回だから、年間にすると、1000万円を超す計算だ。本人負担2割だと、年間、200万円になる。この数字を見ると、ありがたいと思うと同時に、簡単に死んでは申し訳ないとも思う。ありがたきかな健康保険、である。
2018.10.28
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MRI ネットから借用5月の入院以来、色々な検査を受けてきた。尿検査やレントゲンなど、おなじみの検査もあったが、分かったようで分からないでいるのが、CT検査と、MRI検査。CT検査もMRI検査も受けているのだが、何がどう違うのか、よく分からない。ネットを検索すれば出てくるはず、と思いながら、5ヶ月も過ぎてしまった。CT(Computed Tomography:コンピューター断層撮影法)X線検査の立体版で、レントゲン照射した後にコンピュータで画像を作り出す。CT検査のメリットは、骨など水分が少ない箇所の画像診断に力を発揮し、全身の撮影に20~30秒しかかからない点。一方、デメリットは、放射線を使うため、多少なりとも被爆してしまうこと。また、内蔵の診断をする際等は、骨が一緒に写ってしまうため、見えない部分が出てくること。MRI(Magnetic Resonance Imaging:磁気共鳴画像)強力な磁気とFM電波を使って、体内にある水分に作用して断層を撮影する。MRI検査のメリットは、脳や筋肉など水分の多い箇所の画像診断に力を発揮することや、放射線被爆の心配がないので妊婦や子供にも安心という点。一方、デメリットは、全身の撮影に30分〜1時間程かかり、さらに、狭く音がうるさい空間に長時間いる必要がある点。私にとって、両者の大きな違いは、MRI検査では、大きな音がすること。なぜ、大きな音がするのか、音を出さないことはできないのだろうか?ネットを検索すると、 MRI検査時の音は、スピーカーと同じ原理で発生します。 MRI撮像時に大きな磁石の中にある傾斜磁場コイルに電流を流すと力が生じ、 傾斜磁場コイルが振動します。 その振動エネルギーが磁石本体などに伝播することによって音が生じます。と、出てきた。きょうは診察の日。先日のMRI検査の結果の説明がある予定。
2018.10.23
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大腸用ステント 東京大学消化器内科のHPから借用2週間に一度、通院して、抗がん剤の点滴を受けているのだが、その前に、医師の診察と説明がある。先日言われたのは、「ステントが無くなっている」という衝撃的なこと。ステントは、大腸の閉塞部に留置して、がんで閉塞した大腸を膨らますためのもので、画像のように、編み方や材質が違う2種類があるという。外径は22~25mm 長さは6~12cm。前回のCT検査では、ステントがしっかりと写っていたのだが、今回のCT画像には、それが無いのだ。ステント留置の欠点は、がんが縮小してくるとステントが落ちることで、がんが小さくなるのは良いことだが、落ちたステントが腸の壁を傷つけることもあり、直腸の曲がり角などで引っ掛かると、手術で取り出すことになる、と聞かされていた。が、私の場合、ステントが体内に無いと言う。早い話が、便と一緒に排出されたと言う。「そんな短いものじゃないのに、曲がって出たんですか?」と聞くと、「それ以外に考えられない」と言う。「患者の画像を取り違えたとか・・・」と、思わず聞くと、「それは、考えにくい」と、即答。ということで、次回はMRI検査で、がんの縮小具合や転移を検査することになった。
2018.10.13
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がんの化学療法のため、2週間に1度、抗がん剤の点滴を受けるために通院している。画像は、化学療法のための点滴ブース。このように、部屋には、カーテンで仕切られたブースが、40個弱並んでいる。私は、このブースで、約4時間、7種類の点滴を受けているのだが、患者によっては、1時間程で帰って行く人もあり、点滴の内容はまちまちだ。また、私は、医者の診察の後に点滴を受けるのだが、中には、点滴を終えてから診察室に向かう患者もいる。がんの症状によって、化学療法が異なるのだろう。で、この化学療法室で働く看護師さんは、6人ほど。常にブースが満杯ということはないのだろうが、大変な仕事だと思われる。患者の様子を見るのは一人でするが、点滴を始めたり、交換する時には、二人の看護師さんが薬剤や氏名の読み合わせをする。患者の方は、リクライニングのシートでのんびりしていればいいだけで、、「ありがたき定年」・・・・じゃなくて、「ありがたき病院」を強く感じている。
2018.10.03
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入院して最初の2週間は、飲まず食わずで、点滴だけ。その後の2週間は、重湯から5分粥の食事だった。なので、入院中の4週間は、噛むことから遠ざかっていた。画像は、退院前日の夕食。5分粥、春雨が数本入った中華スープ、八宝菜という名の野菜の煮物、ポテト焼き、玉ネギのお浸し、で、噛まなくても、口の中で溶けてくれるような献立だった。退院後は何を食べてもいい、と言われたのだが、固いものを噛む力が弱っていて、今も、思うようには噛めないでいる。例えば、酢の物のワカメ、沢庵の古漬け、鶏の唐揚げ、春巻き、落花生、煎餅、などで、ビーフジャーキーや裂きイカはまったく口にできない。これを入院の副作用と言うのか、後遺症と言うのか・・・分からないが、入院中に、ガムを噛むように、とか指導してくれていたら、もう少し回復が早かったのではないかと思っている。そこまでしなくてもいいのだが・・・裂きイカを味噌汁に浸すことを・・・試みている。ビーフジャーキーは試していないが・・・
2018.09.26
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今年の5月から6月にかけ、4週間入院した。最初の2週間は、腸閉塞で詰まった便を、管を通して出すために、絶食、そして飲水禁止、で、点滴だけだった。最初の数日間は、腸が破裂したかもしれないので、絶食絶水は仕方ないと思っていたが、しだいに、水が飲みたくなってきた。喉が渇く、ということではなく、喉を通る何かが欲しくなったのだ。医者は、歯磨きの時に口を湿らす程度、と厳しいことを言っていたが、その時に、口にした水道水の甘かったことを、今でも忘れない。で、病棟にある自販機の飲料水がまぶしく見えた。今は我慢・・・飲めるようになったら、何を飲もうか・・・・そんなことで、気を紛らわしていたのだが、飲めるようになったら、最初に、カルピスを飲もう、と思うようになった。刺激のある炭酸系は、しばらく我慢、お茶やコーヒー系も、喉や胃が慣れるまで、しばらく我慢、カルピスなら体に良さそうだし、第一に、懐かしい初恋の味だからだ。ということで、飲水可、となって、最初に飲んだのが、カルピスで、以来、カルピスを飲むようになった。画像は、5倍に希釈するカルピス。真っ白なペットボトルに入っている・・・なんで、ペットボトルに色を付けるんだ、と思ったら、ペットボトルでなく、プラボトルだった。
2018.09.24
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抗がん剤の化学療法を受けている。2週間に一度、抗がん剤の点滴を受けるのそれだが、顔や頭皮が荒れたりする副作用が出ている。医者はこれについて、抗がん剤が効いている証拠だ、と言って、悲観しないようにと説明する。で、最近、まつ毛が長くなっていることに気付いた。東洋のアランドロン(と言われたことはないが)としては、まつ毛が長い方だったが、更に黒く長くなっている。特に、下のまつ毛が長くなっている。薬の副作用で顔が荒れているので、しっかりと顔が洗えないため、まつ毛がのびのびと育っているのか、それとも、これも副作用なのか、よく分からない。我が家のさっちゃんも娘も、うらやましいと言うが、まつ毛だけをうらやましがられても、何だかなぁ~ である。
2018.09.22
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2週間に一度、通院して、4時間の点滴を受け、最後は、在宅用の点滴を持ち帰る。持ち帰ると言っても、点滴のセットを持ち帰って、自宅で針を刺して、点滴をするのではない。画像のように、腕に点滴の針を施され、48時間後に、患者が自分で針を抜いて、後始末をする点滴だ。画像2番目の黒いのが、点滴口(針の部分)。その針がどう入っているのかは、イラストが示すように、腕の中に設けられたポートに看護師さんが針を刺す。そして、これらは、すべて、病院が回収して処分する。再利用はない。すべて、使い捨て、1回限りの利用だ。最後の画像は、点滴の針の部分をビンに入れたもの。5回分、5本の針が入っている。感染症の危険回避と、針先での自傷防止のため、このようなビンに入れて持って来るように指示されている。
2018.08.29
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通院している病院へ行くと、最初に、診察カードを機械に通す。すると、その日の予約や、検査の内容がプリントアウトされ、それに従って、採血や採尿に行く。採血と採尿の部署でも、機械に診察券を通す。すると、採血の順番番号がプリントアウトされ、採尿の紙コップに指名が印字されて出てくる。と、ここまではハイテクなのだが、採血などは、人手で行うしかない。いかに技術が進んでも、血管の位置を特定して採血する機械はできないのだろう。で、画像は、採血室の、採血ブースの番号。16番まであるが、4番と14番が無いので、都合14台。つまり、14人の看護師さんが、次から次へと採血をしていく。「1日に80人くらいの採血をしています」声を掛けると、こんなことを教えてくれる。14×80=1120(人)すごい数である。(表示の165番は、順番が来た患者の番号)
2018.08.19
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