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2003.02.27

悲しき誕生日

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*お爺（じい）の葬式は孫の祭*

亡くなった、父から聞いた諺。
小さな孫は、お爺さんが亡くなったことがまだ、よく理解できない。
集まってくる人に興奮して、はしゃぐ、まるで、祭のように・・・。
そんな意味だろう。

父が死んだ時、私もハイになった。
体は、疲れていたが、通夜と葬式の用意をしなければならない。

葬儀屋に頼むのだけれど、こちらで決めなければならない事も多い。

*焼香の順番*受け付け係*挨拶文*戒名はどうする*通夜や葬儀の後の食事

*お布施は、いくらか*26日の仮通夜、27日の本通夜、28日、葬式の用意・・・。

けれども、 その忙しさは、悲しみを紛らせるのに、ちょうど、よかった。

問題は、母だった。
最愛の父を失って、どんなに、つらいだろう・・・。
そう、思いながら、ふと母の方を見ると、
妹の子どもと私の娘たち、4人の孫が母に、一生懸命話かけていた。
その姿が、悲しみを誘う。

通夜には、多くの人が来てくれた。
故郷の岡山の遠縁にあたる、7歳の女の子も家族と一緒に来てくれた。

キャー・・・。
棺の中の父の姿に、大声で、その子が泣いた。
しゃくりあげるように泣く、女の子に
「ありがとう、**ちゃん、おじいちゃんのために泣いてくれて・・・。」

2002年の2月27日は、こうして過ぎた。

この日は、私の誕生日でもあった。

父の亡骸のそばで過ごす、不思議な誕生日・・・。

もし、去年の誕生日に一番嬉しかったことは？そう聞かれたら、

私は、迷わず、
「父の死をいたんで泣いてくれた小さな女の子の涙」と答えるだろう。

～一年は　短いけれど一日は　長いと思っている誕生日～

　　　　　　　　　俵　万智
～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～
誕生日が、今年もやってきました。

誕生日って、もれなくやってくるんですね。はぁ～。
もう、居直り状態です。

森茉莉は「アネモーヌ」とフランス語でいいます。（＾▽＾）

ライコスに登録するとき手がすべって、入力ミス。

誕生日が違うんですけど直せない。（￣－￣；）

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