おしゃれ手紙

2004.10.11
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テーマ: トリビア?(277)
カテゴリ: 里山・歳時記
ボール
中日・落合、西部・伊東監督が宙に舞った。

ところが、アメリカの大リーグの場合、胴上げは、ないそうだ。

どうやら、胴上げをしているのは、日本のプロ野球だけらしい。

へぇ~。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
かつて、農村部では「ドウブルイ」とか「ドウブレ」という儀式があった。

これは村人の 長期にわたる伊勢参りがようやく終わって行う帰着祝いで、精進落としの意味 があった。




一方、江戸の浮世絵で、年末12月13日の煤払いを描いた図柄がある。

江戸の商家の様子で、 店の奉公人たちがススハライが終わったあと、主人を胴上げ している。

その横で、アネさんかぶりの女房が、たすきがけの姿で、いろいろと指図しているのである。

これを「胴上げ」とは記さず、「胴ぶるい」と書いている。

「胴ぶるい」というのは、身体を震わせて、身体につもった災厄をとり去るという意味らしい。


★青森県下北半島では、かつて厄年のものの祝いと称して、親類縁者、知人を招き、盛大な宴をひらいた。

そして最後に 厄年の男が、身体中に銭貨をまとわりつかせ、身体を震わせて、お金を畳の上に振り落とす。

これも胴ぶるいなのであって、厄を落としたことになる。

日本のプロ野球が、胴上げと称して、一年間もっとも災厄を担って いたと思われる監督の身体を宙に舞わせるのは要するに胴ぶるいのことだろう。

「民俗学への招待」ちくま書房

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
こちら を見ると東大の発表の際の胴上げは、胴上げをする人は白袴でやるのが正式らしい。



合格の際、胴上げをするのも、受験という長い闘いを勝ち抜いた祝い、精進落としという意味か。


◎日本ちょっと昔話◎

◎自然と人間が仲良く暮らしていたころの話です。 
★10月10日 *祭:おはな* UP





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Last updated  2004.10.12 19:35:47
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