おしゃれ手紙

2022.09.09
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カテゴリ: 映画
デリシュ!

世界初の「レストラン」開業の秘密、教えます。

1789年、革命直前のフランス。
誇り高い宮廷料理人のマンスロンは、自慢の創作料理「デリシュ」にジャガイモを使ったことが貴族たちの反感を買い、主人である傲慢な公爵に解任され、息子と共に実家に戻ることに。
もう料理はしないと決めたが、ある日彼の側で料理を学びたいという女性ルイーズが訪ねてくる。
はじめは不審がっていたマンスロンだったが、彼女の真っ直ぐな想いに触れるうちに料理への情熱を取り戻し、ついにふたりは世界で初めて一般人のために開かれたレストランを営むことになる。
店はたちまち評判となり、公爵にその存在を知られてしまう…。

1789年、フランス革命前夜
自らの表現を信じた料理人が起こしたもうひとつの革命があった。

★「デリシュ」とは、ジャガイモとスライスしたトリュフを重ねて生地で包み焼きしたパイ。
当時、フランスではジャガイモは一般的に豚の餌として使われることが多く、まして優雅な貴族の食卓に並ぶものではなかった。
 ジャガイモやトリュフは悪魔の産物と考えられていました。
当時貴族と聖職者は同様に天国の食べ物ということを未だに信じていました。
空中にいるという要素が多ければ多いほど、神聖な存在になるのです。
鳩なんかは完璧で、地面に近い牛はちょっと劣る…という具合に。
ジャガイモは非常に栄養価が高いですが、フランスで認められるまではもう100年かかります。
そして、農民にその価値を理解させるために畑に兵士を配備して守るよう王を説得したという農学者パルマンティエの尽力によって、ジャガイモはフランス人の習慣に定着したのです。

 ★「デリシュ」がジャガイモで出来ていると聞いた貴族は、
「ドイツか!!」とツッコんでいた。
ドイツでは、早くから食べられていたのだろうか?
★お城の厨房は、普通の家の台所とは桁違いな広さや材料の豊かさだ。
庶民は、飢えているというのに・・・。
革命が起きるはずだ。
★「デリシュ!」の予告編を見た時、よく似た話を思い出した。
「バベットの晩餐会」 ■だ。

彼女はパリのレストランの名シェフだった。

名シェフ、田舎で腕をふるうという設定は一緒だが、ちょっと違うなと調べてみたら、

「デリッシュ!」は18世紀後半、でフランス革命前夜。
「バベットの晩餐会」は19世紀後半で、パリ市の動乱(パリ・コミューン)で家族を失ったという設定。


この100年の間に、ジャガイモも市民権を得たのだろう。
バベットの晩餐会HP
動画バベットの晩餐会

★絵のようなフランスの田舎の民家が美しかった!!
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Last updated  2022.09.09 00:23:06
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