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タダ券をいただき、演奏会に行ってきました。 独奏者を含め、知人が何人も乗ってたので、勝手に親しみを感じながら楽しく聴かせてもらいました。プロオケなのに思いっきり寄せ集め感のある楽団。どうやら、もともと練習時間が限られてたうえ、最近なにかと雪が多く、団員は各地から集まってくるのでリハーサルはタイヘンだったみたいです。 演奏された曲はビバルディ及びピアソラのバイオリン協奏曲「四季」。ブエノスアイレスを意識して南半球流に「秋」から開始。ビバルディの秋、ピアソラの秋、ビバルディの冬、ピアソラの冬、という順で交互に演奏していきます。この二曲をこうゆう構成で弾くのって、もしかして世界的に流行ってるかも。 身内だから贔屓目に見てるわけではなくて、ほんとに熱演だったと思います。ピアソラは、曲想が異国的でかっこよいから客ウケするのはある程度予想できるとしても、ビバルディー四季のような弾き尽くされたような名曲を、新鮮な解釈を加味しつつイヤミに響かせないようにするのは非常にむつかしい。
Jan 30, 2011
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僕は以前より、室内楽で遊ぶお仲間を募れる某サイトに登録してます。 バイオリン/ビオラ弾きとして、連絡先と実力(自己申告)を載せておりまして、ときどきメールが飛び込んできます。「親愛なるTさま。アナタのような殿方と一緒にカルテットがしたいわ。うふっ。連絡待ってまぁ~す! ヘレンより」みたいなメール。 興味や都合が一致すれば、実際にお会いして遊びます。 このサイトで出会ったお仲間は数知れず。一夜限りのカンケイで終わる相手もいれば、一発で悩殺されてしまい、以降何度も一緒に室内楽ごっこをしてる人もいます。 僕は別途フェイスブックに登録してるのですが、そこでも、いきなり知らない人から「貴方とは共通の友人が何人もいるみたいだし、きっと私たちは音楽的に気が合うに違いないわっ!」と強引に友だち申請を受けることもあります。 室内楽って、ほんとに「相性」が大切で、どんなにネット上で盛り上がったとしても、実際に会って音を出してみるまでは互いの実力や音楽性や性格はわからないものです。 よって僕自身は自分からは積極的にデジタルな出会いを求めることはなくて、向こうから連絡が来たら対応する程度。 さて、そんな受け身の姿勢ではありますが、来月も、この出会い系サイトで知り合った人妻、経験豊富な熟女さまと密会する予定であります。めくるめく熱い夜に発展しそーな予感がして、激しく妄想、興奮してます。しかもお題はベートーベンだし。
Jan 29, 2011
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寒すぎるだの雪道はイヤだのと駄々をこねるビオラ仲間らを強引に誘いまくって、オルフェウスの定期に出かけた。 いつも思うのだけれど、この団体は選曲が素晴らしい。 シューマン 序曲「ヘルマンとドロテーア」 プロコフィエフ バイオリン協奏曲2番(独奏Vadim Gluzman) ペンデレツキ セレナーデ ブラームス セレナーデ2番作品16 一曲めは、いかにも「しゅうまんっ!」な曲で、なんか頭痛がしてきた。複数の声部が時間差攻撃で絡み合ってて、奏者の皆さんも必死で目配せ。 二曲めの協奏曲は、独奏のワディム・グルーツマン氏が見事に牽引してた。ってゆーか、オルフェウスと共演する独奏者って、指揮者がいないからタイヘンそう。 プロコの書く不協和音はどこか協和音っぽくて心地いい。この曲は名曲! さて後半。いっそセレナーデ。ペンデレツキのは、短くてわかりやすくてかっこよい。 最後の演目、ブラームスのセレナーデ2番は、死ぬまでに一度は生で聴きたい曲だったので、今夜は大感激。なんとバイオリンパートの存在しない曲。弦は三部のみ(ビオラ、チェロ、バス)。 ビオラ弾きといたしましては、弦の最高音担当なわけだし、さらにはブラームス特有のビオラ節炸裂しまくりか?と激しく期待してしまうけれども、ちょっと違う。若いときの作品だからか、スカッと爽やか。しかも、おいしい旋律は管楽器が独占してるよーな。 なにはともあれ、「職人による演奏会」という雰囲気で唸りまくってしまった。 ちなみに、ブラームスの降り番のバイオリン奏者の皆さん、ゆっくり舞台裏でお茶でも飲むなり、あるいはさっさと帰宅するのかと思ってたら、半分ぐらいの方がビオラに持ち替えて舞台に乗ってた!
Jan 28, 2011
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「道との遭遇」 (★★★★☆ 四つ星) 芸術家やってる友人があまりに薦めるので、期待してレンタルして観た。 来月のアカデミー賞ドキュメンタリー部門にノミネートされてて、オスカー確実とも言われてるらしい作品。日本では未公開。 <あらすじ> 街なかの建物に勝手に「落書き」する路上芸術家らの優れた感性に魅せられたティエリー氏。彼はドキュメンタリー撮影と称して、彼らに近づき、その活動を取材しはじめる。 そのうち、彼自身が前衛芸術家としてちゃっかり成功していく。が、彼の個展にはどっかで見たことがあるような作風のものばかりが並ぶ。以前に彼の「取材」を受けた路上芸術家らは、自分の手法を真似られたと不快感を示す。<感想> 映画の前半でいろんな路上芸術が紹介されるけれども、どれもお見事と唸ってしまうものばかり。 立派な美術館の一室におとなしく鎮座してる作品だけをゲーヂュツと呼ぶのではないはず。いつか抹消されることを知りつつも、そして違法と知りつつも、建物にせっせとスプレーを吹き付ける彼らの素顔が垣間見られる。道徳的なこととか法的なこととかはここではあんまし触れられてない。 で、映画後半で一気に様相が変わるのがこのドキュメンタリーの面白いところ。 芸術家ってのは、先人の偉業を真似し学ぶことがまず基本。そっからどう自分らしい表現を展開していくか。明らかな盗作は邪道だけれども、どこで境界線を引くか。 この映画もまたオスカー受賞作「マン・オン・ワイヤー」や「コーブ」同様、いろんな観点から物議を醸している。そうゆう問題提起をしっかりしているという意味では優秀なドキュメンタリーと言える。
Jan 26, 2011
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いつも一緒に遊んでる音楽仲間たちの企画に勝手に便乗。団体割引という裏ワザの恩恵にあやかり、みんなでぞろぞろとNYカーネギーホールに向かいました。 モーツァルト: セレナーデK320 「ポストホルン」 マーラー: 交響曲「大地の歌」 The MET Orchestra James Levine(音楽監督/指揮) Michelle DeYoung(メゾソプラノ) Simon O'Neill(テノール) 普段は歌劇場の地底の暗闇で隠れて演奏してるMETオケの皆さん、今日は地上に這い上がってきての公演です。彼らのオペラはたまぁ~に観劇しますが、たいてい歌手や舞台装置のほうに気をとられて、オケの人々をじっくり観察したことはありませんでした。だから今日はなかなか面白く鑑賞しました。女性奏者が半分以上占めてるというのも新たな発見。今日は衣装も化粧もちょっとおめかし(たぶん)。 さて、近年は病により数々の演奏会をドタキャンしてきたジェームス・レバイン監督。杖をつきながらゆっくりご登場。もちろん座ったままの指揮でした。 前半の「ポストホルン」。あんまりよく知らない曲だけれど、管楽ヲタクに語らせたら止まらないほどの隠れた名曲なのだとか。 ただ、天下のメットオケとマエストロに失礼ながら、はっきり言ってやや期待はずれ。後半のマーラーのリハーサルで精一杯で、この曲は練習不足だったのかもしれません。縦の線のズレがいちいち気になりました。 一方のマーラー「大地の歌」は圧巻。一瞬テノール独唱が弱いかなとも思いましたが、徐々に音量の均衡がとれていった感じ。 この曲をナマで聴けて(しかもカーネギー、METオケ、レバインで)大満足です。ちなみに、個人的には、昨日スキーに出かけて激しく疲労&筋肉痛、さらには二日酔い&寝不足につき、演奏会を最初から最後まで寝ずに聴けるのか自信なかったけれど、レバインさんほかの気迫に圧倒され、ウトウトしてる暇などありませんでした。←そりゃそうだ 最近ニューヨークの愛好家の間では、病状悪化によるレバイン氏の引退説がまことしやかに広まっており、しかもなぜか今日のカーネギーでの演奏がレバイン最後の指揮になるだろうなどと言われてます。そうゆう勝手な噂ってご本人にチョー失礼だと思うのだけど、みんなして信じちゃって慌てて切符買ってる状態。 どーせ切符を完売させたい主催者側の陰謀、もしくはただの都市伝説?なんでしょうが、今日の演奏自体はそんなデマをぶっ飛ばすような大熱演でした。レバイン氏は編成が大きい曲のほうが本領を発揮しやすいのかもしれません。
Jan 23, 2011
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連日の雪と寒波で心身ともに冷え切ってる昨今。今夜は僕のジャズピアノの(元)お師匠さんデイブ先生率いるトリオ(ピアノ、ダブルベース、ドラムス)のライブを聴きに行ってきました。熱かった! お三方とも、はっきり言ってパッとしないオジサンたちなのですが、楽器を弾いてるときは「ちょいワルおやぢ」でかっこよい。 ガーシュウィン、コールポーター、それにスタンダードとか客演迎えていろいろ即興したり、それこそほんとに「適当に」「いい加減に」お弾きになってるように見えます。 デイブ先生の天才ぶりを見せつけられた感じ。感激いたしました。 使用なさったピアノは先生お気に入りのスタインウェイなんだそうで、さらには優秀な音声技師さんの魔術も手伝って、切れのあるかつ瑞々しいピアノの音が響いてました。 僕は一時は真面目に氏のもとに稽古に通ってたのですが、いろいろあって今は習ってません。←挫折とも言ふ…… そんな不良生徒の僕にも、ときどきメールくださってご自身の出演するライブに誘ってくださるなんてありがたいです。 終演後、師匠に挨拶しに舞台袖に伺い、いろんな話で盛り上がりました。 思わずジャズピアノの稽古を再開したくなりました。 ま、師とはなかなか予定が合わず、互いにレッスンをドタキャンしたりされたりでかなり苦労したし、先生自身、僕の度重なる爆弾発言に絶句なさってばかりだったので、やっぱり無理っぽそうです。 ↑例:「センセー、夏はもっとお外で遊びたいので二ヶ月間休ませていただきますっ」とか、「実は僕、本物のピアノ持ってないんです。どーせ予算もないし購入する予定もないです(きっぱり)」。 先生は、その後もご親切に、ピアノを買えないビンボーな僕のために、比較的手の届く値段のキーボードのモデルを調べて紹介してくださったりとかして、ほんとに感謝してます。でも結局はご厚意をマル無視して、いまだに鍵盤数の少ないおもちゃのような小型キーボードを使ってるワタクシなのでありました。
Jan 21, 2011
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「戦争、はじめました」 (★★★★☆ 四つ星) コリン・ファース主演、ジェフリー・ラッシュ助演の映画を観た。日本では来月公開。<あらすじ> 20世紀前半。公で演説をする機会が多いのに人前で話すことが大の苦手なイギリス王室の次男。専門家を雇い、どもりを矯正、克服しようとする。 そうこうしているうちに国王である父親が逝去、王位継承権を持つ長男が即位するものの諸事情ですぐに退位してしまい、次男である彼にいきなり王位が回ってくる。 第二次大戦が始まり、新国王の彼は英国全体そして全世界に向け、開戦を正当化すべくラヂオで演説をする。<感想> 強引に例えれば、「マイフェア・レディー」の筋に似てる。←どこがっ? 僕としては、王室ものとか時代ものとかのコスプレ系はあんまし興味なくて、この映画ももともとは観る予定はなかったのだけれど、友人に誘われるままなんとなぁ~く観に行った。そしたら意外に気に入った。 しっかりカネかけて作られてるし、大作。見応え充分。なにより配役が素晴らしい。脇役にも大物がズラリ。兄役のガイ・ピアースだけがちょっと浮いてたかも。 ちなみに、映画の背景に流れる音楽はクラシックも多かった。フィガロの結婚、ベートーベン7番、皇帝協奏曲など。曲名当てクイズのノリで、「のだめ」感覚で勝手に楽しませてもらった。追記: 奇しくも今夜はゴールデングローブ賞の授賞式だったので、大急ぎで帰宅してテレビつけた。主演のコリン・ファースがこの映画で最優秀男優賞をご受賞。納得っ。
Jan 16, 2011
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「ダンス・ウィズ Wolfie」 アマチュアのピアノ弾き、アイラさんという初老の紳士と知り合いました。長年ずーっと独りでピアノを弾いてたようですが、あまりに寂しいので遊び相手を探しはじめ、ひょんなことから僕のとこに連絡が来ました。 ってゆーか、最近スタインウェイをお買い求めになったので、どーやらそれを誰かに自慢したかったみたい。 さて、初顔合わせにやる曲としてふさわしいかどうかはともかく、モーツァルトのK378を練習してみました。 この曲、知名度とか演奏される頻度では、おそらくモーツァルトの書いた40曲以上のバイオリンソナタのなかでも上位三曲に入るのではないかと。僕としては、もっといい曲があるような気がしますが(←ケッヘル300ゼロ番台とか)、ま、大曲だし、たぶん名曲には違いなく。 この曲の1楽章には16分音符が音階教本的にうねるとこが何度も出てきます。ベートーベンの春ソナ1楽章にも言えますが、この動きをいかにササッと駆け抜けるかが難しいところ。 一方、終楽章(3楽章)ロンドは、なかなか楽しい。舞曲なわけだし、躍動感を演出すべし。 モーツァルトの書く「ロンド」って、ベートーベンやシューベルトほかの作曲家の書くそれとは何かが違うようにいつも感じるので、いつの日かモーツァルトの愛したロンドの定義を探ってみようと思ってます。←いつの日か。 何はともあれ、こうゆうモーツァルトのソナタは、相方ピアニストによって全く違う曲になりえます。このピアニストさんと今後も引き続き遊ぶかどうかは未定ですが、おそらく彼もバイオリン弾きに対して同様の感想を持ったことでしょう……。
Jan 15, 2011
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「エレキの(若)大将」 今月も五人で仲良くギター五重奏曲を練習しました。デイビッド(ギター)、僕(第1バイオリン)、ジーン(第2)、エレン(ビオラ)、マーディ(チェロ)。 練習も四回めとなると曲の感じがだいぶつかめてくるし、今日はかなり速めのテンポで練習しました。 個人的には、ボッケリーニの曲をここまで掘り下げて弾いたことはなかったので、いろいろと勉強になります。ただ、ぶっちゃけ、ボッケリーニはそんなに凄い作曲家とは思えなくて、彼のほかの曲にも挑戦してみようとはあんまし思いません(笑)。 さて、いつも苦しむのですが、クラシックギターの音は繊細すぎます。弦楽四重奏の大音量のなかに埋もれてしまいがち。僕らは、ギターのデイビッドに、もっとガン弾きしてくれとお願いするし、彼は彼で、弦はもっと抑えてくれとのたまう。互いの音や自分の音が聞こえないまま練習している状態。にっちもさっちも。 で、結局は電気のチカラを借りて練習してます。デイビッドのギターをアンプにつないで拡音。これ、邪道でしょうか。 僕はずーっとアコースティックの世界で音楽をやってきたので、このように「電気」に接すると新鮮でワクワク感激なんであります。誤用乱用は慎みたいものの。 世の中には、ロドリーゴ「アランフェス」ギター協奏曲なども存在するわけですが、ギター1本でフルオケと太刀打ちするなんて、よっぽど均衡に配慮しないといけません。想像するだけで胃が痛くなります……。
Jan 13, 2011
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年始は南部フロリダ州マイアミ近郊でぬくぬく避寒しておりました。青い空、広い海。照りつける太陽……。 で、帰路は所用でジョージア州アトランタに立ち寄ったのですが、ついでに地元オケの定期を覗いてきました。 指揮/音楽監督 Robert Spano Michael Gandolfi ファンファーレ「Pageant」(委嘱作品) リスト ハンガリー狂詩曲 バルトーク ビオラ協奏曲(Reid Farris独奏) ブラームス ピアノ協奏曲2番(Yefim Bronfman独奏) 演奏会の感想としては、弦を中心に繊細で透明感があるという印象。あとは、コンチェルト独奏のイェフィム・ブロンフマンのピアノが真摯で実直で際立ってました。正月ボケ、南国ボケの自分といたしましては、目の醒めるような瑞々しさが心地よく。 それより何より、このオケ、このホール、いろんな意味で驚きの連続でありました。1.ホールの設計。このWoodruffアーツセンターって建物は、外観は新しいのだけど舞台の美観がイマイチ。舞台も客席も開放的で妙にだだっ広い。横に広い造りで、しかも、客席を縦断する通路がなく端から端までびっしり椅子が並んでるので、中寄りの席に座る人は、既に座ってる人たちの前を「すみませぇーん」とか言って一人ひとり立ってもらって自分の席に辿り着く。2.客層。一般市民向けの名曲演奏会でもなんでもなくフツーの定期なのに、若人や家族連れが多い。通常アメリカ国内のオケの会場って、どこも定期会員らしき老夫婦が圧倒的に多く、あとは音楽を勉強してる学生という感じなのに、ここの観客は年齢分布が美しく散らばっていて感動的。 ただ、アトランタってこれだけ黒人さんの多い街なのに、会場では異様なぐらい白人ばかり。3.オケの運営。おそらく協賛企業に恵まれてるなという勝手な印象。コカコーラとかデルタ航空とかの多くの大手企業の城下町だし、なんてったってCNNのお膝元、知的な企業や住民が集まってる? アトランタ、もしかしてすんごい街なのかもしれません。(って、あんまし演奏会の感想になってないし)
Jan 7, 2011
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「黒い鳥のナタリー」 ★★★★★(満点五つ星!) 現在アメリカぢゅうで大絶賛されてる映画、ナタリー・ポートマン主演「黒い白鳥」(?)を観た。 日本での公開も決まったらしい。<あらすじ> ニューヨークのバレエ団に所属する若い女性が、チャイコ「白鳥の湖」の主役に大抜擢される。 彼女は、自分を溺愛する母親、セクハラ/パワハラしてくる演出家、主役の座を奪い取ろうと仕掛けてくる同僚、引退/破滅していく大先輩など、周りに翻弄されてしまう。華奢で可憐で純真無垢な白鳥も、実は自分すら知らない黒い部分(=強欲に支配された悪魔な性格)をも併せ持っていて、その二重性のはざまで次第に正気を失っていく。さらには大舞台で初めて主役を張ることへの不安も加わって、彼女は精神的に最悪の状態で開幕を迎える。<感想> 今年観た映画のなかで一番良かった。←まだこれしか観てないけど(笑) 超大作。あまりに重すぎて暗すぎて観てて辛かったものの、ポートマン氏の演技は非の打ちどころがない。是非ともオスカーを受賞していただきたい。 彼女をご幼少の頃より陰ながら応援申し上げてた僕といたしましては感涙モン。←何サマ? 思い起こせば、「ビューティフル・ガールズ」の中学生役のときから、すんごい演技する役者だなーと注目してたわけで。「クローサー」での踊り子役、「ブラザーズ」での人妻/未亡人役、どれも完ペキにこなしていらっしゃったけれども、本作でまたもや惚れ直してしまった。
Jan 2, 2011
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