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「夢見る少女/少男じゃいられない」(評価 ★★★★☆ 四つ星) ジョージア(グルジア)の村の初老女性が、ずいぶん前に家出して連絡のつかないままでいる姪を探しに隣国トルコに向かい、イスタンブールの下町を歩き回る話。一人旅ではなく、トルコ語と英語が少しできる同郷の若者(ややチャラ男)が同伴する。 日本(語)ではおそらく未公開の映画。英語版ウィキは https://en.wikipedia.org/wiki/Crossing_(2024_film) ちなみに監督のレヴァン・アキンさんは、ジョージア人でもトルコ人でもなく、スウェーデン人とのこと。 映画冒頭、字幕で「ジョージア語もトルコ語も文法による性別の区別はありません」だかいう断り書きが表示されていて、ふーんそうなんだー、と思ったのだけれど、なかなか意味深。というのも主人公が探している人物はトランスジェンダーであり、男として生まれている。作中では甥(he/him)ではなく姪(she/her)と表記されている。 そして題名の Crossing というのも、国境を超えることのみならず、性別越えのことも表しているんだと思う。 ジョージアの小さな村でトランスとして生きていくのは大変であることは容易に想像がつくけれども、かといって大都市イスタンブールの事情はどうなのか、そのあたりの描写も興味深かった。 同じ境遇の人たちで助け合って生きているという意味で、都会の喧騒に疲れ途方に暮れた主人公が同じジョージア出身の紳士と知り合い意気投合、ご馳走になるくだりも良かった。 イスタンブールの混沌とした街並みや複雑な文化背景や人間模様のせいで、当然ながら人探しは難航。劇中の台詞にもあるように、人がこの街にやってくるのは「隠れて生きるのに適している」から。 声高に問題提起をしてるわけでもないし、起承転結じゃないし、てか救いようのない話だし、静かで暗くてつまんない映画とも呼べるけど、こうゆう映画はもっと国際的に評価されてほしいと思う。気に入ったので四つ星を差し上げたい。
Nov 28, 2024
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今日は礼拝でビオラを弾きました。楽隊の面子は、フランク(ギター)、カイル(フルート)、モニカ(バイオリン)、ぼく(ビオラ)、トム(ベース)、ケビン(ドラムス)、そして聖歌隊の皆さま。 ビオラ奏者としての本番は何か月かぶりだったし、焦りました。てか、こうゆう礼拝って、きちんとビオラ用にハ音記号で書かれてる譜面が用意されてることは少なくてト音記号やヘ音記号の譜面を観ながら弾かなきゃいけない。賛美歌のテノール部とか。
Nov 17, 2024
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今日はオケの本番でした。 ぼくは第二バイオリンの首席として演奏しました。プルトを組んだのはセイジさん。 最初にメンデルスゾーンの「フィンガルの洞窟」序曲。この曲は英語圏のクラシック音楽界では、ぼくの知る限り「Fingal's Cave」とは呼ばれてなくて、むしろ「The Hebrides」(ヘブリディーズ諸島)。 続いて、ピアノ独奏者ショーンさんとともにショスタコービチの協奏曲2番。とっても楽しく弾けました。愛称「ハノン」コンチェルト。ハノン教本1番のような、ドミファソラソファミ、レファソラシラソファ、という動きが多用されてるから。 後半はベートーベン交響曲7番。なお、ぼくはセカンド首席ということもあったし、指揮者(テッドさん)と奏法について熱く語る機会も多かったのだけれど、この曲のセカンドを弾くうえでおそらく最も気を遣うべきは、ミの音を開放弦で弾くべきかどうか。コンマスのご意向も伺う必要があるし、なかなか奥深い。
Nov 10, 2024
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今日はマラソン大会に出場し、42キロメートル走りました。天気は曇り。気温は走り始めは摂氏4度。寒かったけれども、走り終えるころには11度ぐらいまで上がるだろうとのことで、結局は半袖短パンで。 体調も完璧だったし、このうえない好条件で参戦したわけなのだけど、結果は全然ダメダメで自己最悪の4時間46分。あらかじめ周りには豪語してたこともあり、この結果は恥ずかしすぎてマラヲタ仲間には決して言えない記録。 もともとの戦略としては、去年と同様、20マイル(約32キロメートル)地点まではなんとかいい感じで走り続け、そこからは多少は歩いてでもいいと思っておりました。実際その通りだったのですが、歩いた時間が長すぎた。また走りだそうと思っても脚が棒のようになってて苦戦。 参加者296人ちゅう222位、おじさんおじいさん部門(40歳以上男子)では93人ちゅう73位でした。ビミョーな成績。悔しい。 でも懲りずにまた来年も走ってみようと思ってます。 以下は過去の成績。<マラソン(42キロメートル)> 2024年11月 4時間45分47秒 1マイルあたり平均10分55秒 2023年11月 4時間29分49秒 1マイルあたり平均10分18秒 2015年09月 4時間20分44秒 2014月09月 4時間19分53秒<半マラソン(21キロメートル)> 2024年10月 2時間03分16秒 1マイルあたり平均9分24秒 2023年10月 1時間58分36秒 1マイルあたり平均9分03秒 2023年04月 2時間04分27秒 1マイルあたり平均9分30秒 2022年04月 1時間58分43秒 1マイルあたり平均9分03秒 2019年04月 1時間58分19秒 2018年10月 2時間05分20秒 2018年04月 2時間02分52秒 2018年04月 2時間02分55秒 2017年10月 1時間54分03秒 2017年04月 2時間02分06秒 2016年10月 1時間55分18秒 2016年04月 1時間53分15秒 2015年10月 1時間48分23秒 2015年05月 2時間04分07秒 2014年10月 1時間53分10秒 2014年04月 1時間57分44秒<10キロメートル> 2023年09月 53分32秒 1マイルあたり平均8分38秒 2023年02月 51分47秒 1マイルあたり平均8分20秒 2021年10月 51分08秒 1マイルあたり平均8分13秒 2021年08月 55分30秒 2019年10月 51分32秒<4マイル(6.4キロメートル)> 2022年04月 33分00秒 1マイルあたり平均8分15秒<5キロメートル> 2024年10月 24分38秒 1マイルあたり平均7分55秒 2024年09月 27分05秒 1マイルあたり平均8分43秒 2024年07月 26分36秒 1マイルあたり平均8分34秒 2023年10月 25分46秒 1マイルあたり平均8分18秒 2023年08月 26分16秒 1マイルあたり平均8分28秒 2023年07月 26分52秒 1マイルあたり平均8分39秒 2023年05月 26分10秒 1マイルあたり平均8分26秒 2022年10月 24分31秒 1マイルあたり平均7分52秒 2022年09月 25分19秒 1マイルあたり平均8分09秒 2022年08月 25分36秒 1マイルあたり平均8分15秒 2022年07月 26分01秒 1マイルあたり平均8分23秒 2022年06月 26分55秒 1マイルあたり平均8分40秒 2021年08月 26分13秒 2021年06月 25分08秒 2021年05月 26分16秒 2019年10月 24分59秒 2018年10月 24分23秒 2017年10月 24分10秒 2016年10月 23分29秒 2015年09月 24分56秒
Nov 10, 2024
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「闘う君の唄を闘わない奴らが笑うだろう」(評価 ★★★★☆ 四つ星) 米アマゾン・プライムでアラ・マリキアンさんに関するドキュメンタリーを鑑賞。日本(語)ではおそらく未公開。 彼はアルメニア系レバノン人バイオリン弾き。ウィキ(英語)は https://en.wikipedia.org/wiki/Ara_Malikian 音楽鑑賞気分でお気軽な態度で観たら甘かった。あまりに重い作品なので心の準備が必要。 彼は父の影響で幼少の頃よりバイオリンの才能を開花、しかし紛争に翻弄され壮絶な青春時代を過ごす。 定住先スペインのクラシック音楽界では当初は異端児扱いされ嘲笑されたようだけれども、今となっては誰もが認める意識高い系無国籍系多国籍系バイオリニスト。 本作でもあれこれ彼の演奏を聴ける。ビバルディ「夏」とかを飛んだり跳ねたり寝転んだりしながら弾く場面とか、視覚的にも楽しめる。見かけはロン毛のヘビメタだし、一歩間違えるとただのイタいおじさんなのだけど、音楽に関する氏の強い意思を感じられる。多様な音楽を演奏しまくってるわりに、結局はクラシック音楽が一番なんやと言ってのける。 最後の最後でバッハ「G線上のアリア」をしっとりねっとり。
Nov 2, 2024
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結婚式で演奏しました。女性二人の同性婚。もう11月だというのにまだまだ暖かく、挙式もカクテルアウアも屋外で無事に執り行なわれました。 バイオリン(ぼく)、ビオラ(ジュリエット)、チェロ(アグ)の三重奏。 異性婚の場合は、一般的に新郎らが先に入場して、新婦が最後に華々しく入場となるわけですけど、今回は以下のように 四曲弾きました。花嫁Aさんの介添え人ご入場:ドビュッシー「月の光」花嫁Aさん(とお母さま)ご入場:アデル「Make You Feel My Love」花嫁Tさんの介添え人ご入場:U2「Beautiful Day」花嫁Tさん(とお父さま)ご入場:ブランディ・カーライル「The Story」
Nov 1, 2024
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