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「逃げるは恥?」(評価 ★★★☆☆ 三つ星) 今日はイザベル・ユペール様ご主演の映画を鑑賞。先日ゴールデングローブで受賞なさってた作品(←「エル」)ぢゃないほう。 日本では3月に公開らしい。http://www.crest-inter.co.jp/mirai/<あらすじ> 教師としての仕事、老母の介護、夫の浮気、娘の出産などでバタバタする毎日。気が付けば自分は孤独なおばさんになっていて、そんななか教え子の一人は立派な青年に成長し、パリを離れ、森のなかで有意義そうな人生を送っており。<感想> 基本的にはいー感じ。たまにはこうゆう繊細な作品を観て感性を磨かないと。でも、ちょっと厳しめに三つ星。(てか、ニューヨーク市内の映画料金はついに15ドルの大台に乗ってしまい、ニッポン並みに高額なわけで、この作品、15ドルとか1800円という大金に見合うかどうかは謎) 起承転結がなく、そのぶんいろいろと深読みしながら観なきゃいけないのは疲れるけど、逆にそのあたりの侘び寂びを心地よく感じられる人には佳作。例えば出産直後の娘がいきなり涙を流す場面、いろんな解釈ができる。 あと、パリの喧騒と対照的に田舎での風景が美しく描かれるのはもはやフランス映画のお約束。それにスマホとか電子タブレットを使う場面が出てこなくて、登場人物はひたすら新聞とか書籍を紙で読んでるのもすごく気に入った。 この主人公が凄いのは、哲学を教えてるだけあってか、どんな事態にも冷静に対処しているところ。いちいち逆ギレするなんて小市民のすること。不倫して逃げゆく夫との会話すらも、きちんと毒はあるのに知的な気品が漂っている。 森に住む青年に対する彼女の心情については何ともわかりにくかった。彼らは「vous」ではなく「tu」で会話しているけれども、恋愛感情かどうかはビミョー。ごちゃごちゃ煩わしい現実からのプチ逃避という位置づけか。
Jan 21, 2017
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「勝手に仕上がれ」 ついにこの難曲に挑むことができて感無量。メンツは、ぼくVln1、YさんVln2、NさんVla、EさんVcl。 20分弱の楽曲で、基本的に全曲にわたりフーガ、しかも二重(とか三重)になってたりして超むずむず。変奏曲でもある。特に前半がやばい。 てゆーか、普通、フーガを弾く悦びというのは、主題/旋律が明確に引き継がれていきながらも、最終的にツジツマがあってめでたしめでたし、あぁ風雅だなーっていうとこにあると思うのだけれども、この曲にはそうゆう悦びが感じられない。論理性を見いだせそうで見いだせずお疲れのぼくら。 四人それぞれが責任を持ってきちんと正確なテンポで弾いていれば、停まらずに進行させることは一応可能。そこにメリハリとか主従関係を加え、音楽性のあるもの仕上げていく過程がタイヘンなわけで。おのずからかっこよく響くようには書かれていない。頭を使って弾かないと。 あと、やはり第九交響曲終楽章、テノール独唱が終わった直後から「歓喜の歌」へと移行するあの部分に似てる。フォルテでガン弾きする楽しさというのはある。 別に音楽的に完成させたとか人前で弾いたということではないけれど、この曲をやったということで自分のなかでヒトヤマ超えたよーな気がする。激しく自己満足っ。
Jan 17, 2017
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今日はカトリックの婚礼ミサにて演奏。教会専属オルガン奏者ダン氏の音頭により、クリスティンとアンマリー(バイオリン)、ぼく(ビオラ)、ダン(チェロ)というメンツ。そして歌手が三人。 クラシックや教会音楽を中心に、あと、ミサのなかでThe Prayerを熱唱/熱奏。 挙式が終わって外に出ると雪が舞ってて、それはそれは幻想的だったわけで。
Jan 14, 2017
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二日間にわたって催された見本市にて営業してきました。だだっ広い展示場の一角での実演出展。 その場でお客さまから次々と「あれ弾いてみて」「これも」と曲の依頼をされましたが、ぼくらの持ってる曲集を全て持参してたし、九割ぐらいはお応えできたのではないかと。 あと、敢えて婚礼系のお行儀のよい音楽にこだわることなく、立ち寄ってくださった方にウケそうなものであれば、もの哀しい短調系の曲もガンガン弾きました。 弾いてるうちに人が集まってきてなぜか好評だった上位三曲は、Sweet Dreams Are Made Of This、Hotel California、そしてGame of Throneの主題歌。 特設舞台で行なわれた大手婚礼衣裳業者のファッションショウとのコラボもあり、お美しいモデルさんたちのためにも精一杯弾かせていただきました。
Jan 8, 2017
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「Te adoro, Anton(in)」 今年の弾き初めは六重奏。バイオリンはユーコとルーク、ビオラはぼくとナンシー、チェロはエレンとオードリー。 この曲、どの楽章が一番面白いかというと、ぼくは4楽章の後半、ガン弾きできるところだと思っていたのだけれど、ほかの楽章もやっぱり楽しい。 1楽章はわりと正統派なのに対し、2楽章ドゥムカと3楽章フーリアントはスラブ臭ボヘミア臭ぷんぷん。ドボヲタにはたまらない楽曲かと。
Jan 4, 2017
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「なんてったってワイルド」(評価 ★★★☆☆ 三つ星) 大自然のなかで自給自足で暮らしていた大家族(父と六人の子ども)が文明社会に飛び出て、ひと悶着もふた悶着も起こす話。 日本での公開も決定。http://hajimari-tabi.jp/<感想> こうゆう極端な自然志向の人々、いなさそうで結構いそうだし、部分的には面白い台詞や演出もあるけれども、全体的には今ひとつ。どのへんからツッコむべきか困るぐらい。 ま、年に一回ぐらいこうゆうビミョー系映画を観てもいいかも。いちいちアラさがしするのも大人げないし、とにかく楽しんだ者勝ち。 この一家、子どもが多すぎてキャラ設定が弱い。町で出会った一般女子に惚れるも恋のしかたを知らない長男とか、父に反発する次男とか、個々の心情をより丁寧に描けばもっと深みが出たはず。
Jan 2, 2017
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