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暁の最初の光が施設の無機質な壁を照らす。 それを合図として、多方面からいっせいに攻撃が始まった。人数は三個小隊二十五名。施設ひとつを制圧するには多いとはいえないが、綿密に要所を押さえて展開している。 アルディアスは左右にエル・フィンとデオンを従え、正面から中枢部に向かって真っ先に切り込んでいった。 事前に隊が入手していた見取り図をもとに、効率がいいだろうとデオンから進言があったルートだ。 灰色の無機質な建物の中、剣を片手に容赦なく進む彼の周囲を、凍てついた氷晶のオーラが取り巻いている。 いたいけな子供たちを何人も犠牲にした集団に対しての、彼の怒りは深い。 さすがに自警団を称するだけあって多くの敵が武器を持って前をさえぎったが、いささかも突撃の速度をゆるめることはできなかった。 「すげえな……」 自身もかなりの腕前で邪魔する敵を切り捨てていきながら、デオンが呟いた。 三人の勢いに逃げる敵も多かったが、深追いはせずに前進してゆく。散った敵は後でまとめて捕まえることになるだろう。 「遅れるなよ」 「お前こそ」 左右に血煙を上げて走りながら、エル・フィンとデオンが言い合う。 二人とも戦場で、それも最前線の白兵戦でアルディアスの隣に立つのは初めてだった。 燃え上がる白い焔のような上官を追いながら、今まで耳にしてきた鬼神の噂が誇張ではなかったのだと実感する。 そしてそれでいてなお、彼らは致命傷よりも相手の動きを止めることに重点を置いて攻撃をしているのだった。 「トップはどこにいる」 内装が変わってきて豪華になり、中枢と思われる場所の近く。少し身なりのいい男を見つけたアルディアスは、無言で駆け寄るとただ一合で相手の剣を叩き落とした。 尋ねた低い声は、背後のエル・フィン達ですらぞっとするような氷温下だ。 「コ、コントロールルームに」 痺れる手を空いた手で押さえながら男が言う。アルディアスの凍てついた瞳は、氷のように消えた色の奥にルビーの輝きを宿し、いっさいの嘘を許さぬ峻厳さをもって男を見据えていた。 エル・フィンはごくりと唾を飲み込んだ。 銀髪の上官の瞳は、戦闘時になると普段の深い藍色から色がだんだん失われて凍てついた氷の色になる。その後奥に紅い輝点が生まれ始め、それが広がって藤色、さらに怒りが深いとき、最後には深紅になる……らしい。 らしいというのは、滅多にそうはならないこと、そして真っ向から見た者は全員すでに墓の下にいて、証言する者がいないからだ。味方のうちでは、唯一セラフィトが藤色になったときを目撃しているくらいだという。 「根性のない奴だな。マスター、嘘かもしれません」 「ああ、吐くのが早すぎるな」 エル・フィンとデオンが血濡れた剣を構えてじりじりと押し包むと、男は半泣きになってわめいた。 「う、嘘じゃない! 頭はコン、コントロールルームだ。俺は奴に義理なんかない」 「義理なんかない? さんざん儲けていい思いをさせてもらったんだろ、ああ?」 デオンが男の背に回り、ぎりぎりと腕をねじあげる。エル・フィンは冷ややかな目線を油断なく周囲に配りつつ、剣を相手の喉もとに突きつけた。 周辺にはほとんど人影がない。このあたりまで来るのは中枢に近い人間だけなのだろう。 「た、助けてくれ。教えたじゃないか」 「あいにく俺達は、今あんたに容赦してやるほど優しい気持ちじゃない。コントロールルームとやらに案内してもらおう。トップがそこにいなかったら……わかってるな?」 曇りない青い瞳が冷たく光る。 デオン隊の苦心によっても、中枢近くの地図は入手できていなかった。この男に案内させるしかない。 トップのいる部屋にみすみす敵を連れてゆけば、後でどうなるかは目に見えている。しかし、今目の前にいる三人の死神のほうが恐ろしかったのだろう、男は震える首を振って了承した。 警報の鳴り響く中、利き腕をデオンに押さえ込まれたまま、男は目的地へ向かって歩いた。もはや一刻も早くこの状態から逃れたいという思いしかないのかもしれない。足は震えてもつれがちではあったが、意図的に遅くしようという様子は見られなかった。 嵩にかかって弱い者をいたぶる者ほど、自分が死地に立たされると意気地がない。びくびくと微笑をうかべて襲撃者の機嫌をとろうとする男に、三人は舌打ちしたい気分になった。 お前たちのせいで殺された子供達の声を聴け。 そう怒鳴りつけてやりたい衝動に駆られる。 遠慮会釈なくぎりぎりと男の腕をねじりあげたデオンの斜め後ろから、アルディアスとエル・フィンが続いた。感心にも阻止しようという敵兵は、あっという間に二人の剣に倒されてゆく。 同時に心話を使って、他の部隊との連携をとる。 (マスター、他小隊も順調に要所制圧にむかっています。外に出ようとする奴はドラゴン部隊が抑えています) (よし。ではこちらはこのままコントロールルームに向かう) 階段を上ると内装はいっそう贅を尽くしたものになり、トップの居場所が近いとわかった。 ひときわ豪華な扉の両脇に立つ守衛を倒して、両開きの扉をエル・フィンが開ける。同時にデオンが男の腕を離し、部屋の中にむかって蹴りこんだ。 男が両手をばたばたと振り回しながら二、三歩進んで倒れる。 その隙に三人は素早く中に走った。 正面の奥壁に大きなモニタが二つ設置されている。片方には分かれた画面にグラフがいくつも映し出され、もう片方は警備関係らしく、施設の外や内部がいくつも映っていた。ところどころに黒一色の画面が混じるのは、すでに監視カメラを破壊されているのだろう。 手前側にはそれぞれ数台の端末を備えたいくつかのブース。隅のひときわ暗い雰囲気のブースは『商品』の編集場所であろうか。 その他、動画を売りさばいて売り上げを監視したり、一番手前は警備関係らしく、端末画面に出ている見取り図にずっと赤いランプが点滅し、警報が鳴り続けている。 扉を開けた瞬間、部屋内にいた数人が入り口を振り向いた。だがエル・フィンが放った強力な捕縛魔法に拘束され、そのまま動きを凍らせる。そこへアルディアスが電撃を放って気絶させた。この中には武装した人間はいないようだ。 三人はそれに目もくれず、モニタの右側にあるドアへと突進した。 剣を構えたデオンが扉を蹴り開ける。その小部屋は大きな窓とゆったりしたソファセットのある、豪華なつくりだった。 しかし走りこんだ三人は、次の瞬間にはトップの左右にいた数人の護衛と見える人間と斬りあっていた。 この侵入者には、まったく容赦というものがなかった。三本の剣が稲光のようにきらめいて正確に敵の急所を狙い、同時に雷撃と魔法陣が展開される。 それぞれほんの数合の撃ち合いで決着がつき、あっという間に豪奢な装いをした中年の男はただ一人取り残された。 「ちっ、弱いな」 血刀をさげたデオンが吐き捨てた。こんなに弱いくせにあれほどの悪事を働いていたのかと思うと、逆に憤りが沸いてくる。 アルディアスは冷ややかな無言で首謀者を見つめていた。 机にある通信機から指示を求める連絡がひっきりなしに入っていたが、男はエル・フィンの捕縛魔法できつく戒められ、動くことができない。 トップを押さえられた自警団は、見る間にぼろぼろと連携が崩れていった。 機動力とコンビネーションがうまく機能した結果、朝日が昇りきる前にアルディアスの軍によって施設は制圧された。 付け焼刃の自警団など、まるきり歯が立たない。トップを抑えられただけで烏合の衆と化し、すでに問題にもならなかった。 そうして、通常の作戦ではありえない三十人弱という少人数で、ありえない速さで決着がついたのだった。 <ただの物語 断片52 作戦4> エル・フィンさん http://elfin285.blog68.fc2.com/blog-entry-209.html ------- ◆【銀の月のものがたり】 道案内 ◆【第二部 陽の雫】 目次 エンジェルナンバーがこんな話^^;まあ、前の回でなかっただけいいか 爆勢いで書きましたが、もうちょっとじっくり追いかけてもよかったかな?拍手がわりに→webコンテンツ・ファンタジー小説部門に登録してみました♪→☆ゲリラ開催☆ 4/21~4/25 レインボー・エナジー・フレイム一斉ヒーリング
2010年04月29日
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今回は先にフォローを入れておきます 笑伝授を受けてくださった方も、ヒーリングと合わせると強力になったりとかするらしいのでぜひお気軽に遊んでみてくださいませwここ最近は眠くて眠くて…っていつも言ってる気がしないでもないですが^^;春眠不覚暁、処々聞啼鳥。でございますよ。ぐう。 ←上の人はなんか色々と忙しそうなので、それもあるのかなあ。眠るっていうのは、魂の深い部分の浄化になる、という説も聞いたことがありますのでまああんまり抵抗しないでよく寝るのがいいんじゃないかと思いますw私の上の人は、人間のはずなのに昔から寝る食べるの欲求が極端に少ない変な人もいますけど(某フェロウ氏とか^^;)私は寝ますっ。むしろ三年寝太郎な生態です 爆ご飯もちゃんと食べまする。さぼりんなのですが、太極拳かチベット体操もやるようにしています。やれば気持ちがいいんだけど、なぜかなかなかやらないという悪いクセが(爆いかんいかん。リアル三次元に生きてるので、身体のメンテナンスも大事にしないとですね♪身体と心はやっぱり両輪なので、バランスとって進んで行けたらいいなあと思います^^よろしかったらぽちっとお願いします♪→■エネルギーの名称は、「レインボー・エナジー・フレイム(REF)」。虹色の炎を使っております♪■このエネルギーは、特定のマスターや大天使の加護によるものではない、ニュートラルな性質のものです。元々、ドラちゃんと行動をともにする遠足期間中に使えるように作られておりますので、どうぞご安心くださいませ♪■効果はSVFと同様、内外のネガを浄化する、またサイキック・プロテクション・フレイムと同等にもお使いいただけるよう、ヒーリング中はプロテクションモードも展開されるように設定いたしました。■このREFは、人為グリッド(参考:物語86話:http://plaza.rakuten.co.jp/satukinohikari/diary/200908120000/)とも連携していて誰かがREFを使うと、周辺グリッドが浄化される仕組みになっています。使いすぎにはなりませんので、ご安心ください♪■伝授についてはこちらをご覧くださいませ。 http://plaza.rakuten.co.jp/satukinohikari/diary/201003260000/★★★ 効果的な使い方 ★★★ もちろんそのまま、いつものようにヒーリングとしてお使いくださってもOKです♪ですが、不安、怒り、体調不良などネガティブな感情や状況が起こったときこそ、それらを焼き尽くすイメージで呼んでみてください。ヒーリングとして受けた後の好転反応にも使えます。浄化の炎ですからwそして、白湯などをたくさん飲んで流すようにしていただくとさらに効果的!ご報告によりますと、肩こり、口内炎、二日酔い、風邪、生霊さん、場所の浄化、腰痛、関節痛、寒いとき(笑)……などなどけっこう色々と多方面に効くようですのでぜひ遊んでみてくださいませw★★★ ★★★■今後の伝授等のため、ご感想を集めております。受けていただいた方は、何も感じなかった、寝落ちした、でもぜんぜん構いませんので、ぜひひとことでもお願いいたします。※ご感想は最新のヒーリング記事にお願いいたします。過去記事だと埋もれて見つからなくなってしまいますので^^;※いつもと方式が違いますのでご注意ください※★ヒーリング期間この記事がアップされてから~5月3日(月)朝7時まで (日本時間・募集期限も同じく)期間中、何度でも好きなだけコールインでお受け取りいただけます。 ※とくに決まった宣言文はありませんが、よいお時間に 「さつきのひかりのヒーリングを受け取ります」と宣言していただければ大丈夫です。 ※REFでは、ヒーリング時間も決まっていません。好きなだけお受け取りいただき、 止めたいときにはそのように宣言、または意図されてください。 ★参加ご希望の方は最初の一回のみ、この記事かmixiの同名記事のコメント欄に、HN(ハンドルネーム)と都道府県、以前さつきのひかりのヒーリングをお受けになったことがある方は、前回のご感想を一緒にお書きください。私もとても嬉しく励みになりますし、書くことでご自身の気づきも深まるかと思います。※他の記事へのコメント・メッセージ等は無効になります。お返事もできませんので、ご注意ください。★ヒーリングの種類新開発いたしました、「レインボー・エナジー・フレイム」をお送りいたします♪★初めましての方は、フリーページをご一読くださいませ^^→→「ヒーリングについて(http://plaza.rakuten.co.jp/satukinohikari/4000)」※よくあるご質問もまとめてあります。ご質問の前にご覧下さいね^^★喉が渇くことがあります。また好転反応が出た場合に楽に流すためにも、白湯などの水分をたくさんとられることをお勧めします。★1円募金や誰かに何かをする、掃除する、ご感想をいただくなど、なにがしかの行動をされるとエネルギーの循環がよくなり、よりヒーリングが効きやすくなります♪★エネルギーやヴィジョンを感じるワークではありません。リラックスして、寝るつもりでゆったりとお布団で受け取ってくださるといいと思います♪★車の運転など、注意力・集中力を必要とする場面では、絶対にヒーリングを受け取らないでください。 眠くなることがありますので、危険です。万一そういう事態になった場合には、「私は今はヒーリングを受け取りません。後ほど布団に入るときに改めて受け取ります」とはっきり宣言してください。★ヒーリングは医療行為ではありませんので、受けたことで怪我や疾患が良くなったり悪くなったりするというものではありません。変化はご自身が望まれたことを後押しするために現れます。ご自身の判断と責任によりお受けくださいね。
2010年04月27日
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目標の施設に近づき、三人で地上に降り立つ。 移送艇は周回偵察の形をとり、十数分後に戻ってくることになっていた。 エル・フィンが、彼一流の魔法と技術で作り上げた、薄い端末を風に乗せて偵察に出す。 かなり薄い欠片で一見端末には見えないが、同調すれば思うままに動かせるし、中継して物を見ることもできる。 「周囲は特に警備が厳重という状態ではないようです。あくまで一般警備の配置です。ただ装備がちょっと大げさな感じがします」 半眼を閉じたエル・フィンが、実際に軽量とはいえプロテクターをしっかり身につけているのを指摘する。持っている火器も通常より戦闘地域で使うような代物だった。 「そのようだね。少し端末を借りるよ」 アルディアスは言うと、宙に舞う端末のいくつかをエル・フィンの支配下のまま動かして周辺状況を脳裏に映し出した。 やはりというか不思議にというか、そこにないはずのものが見つかる。 「何があった?」 怪訝な表情になったのがわかったのか、デオンが聞いてくる。眉をしかめてエル・フィンが答えた。 「偽装されているけど、多分これは有機分解炉だ」 「はあ? なんでそんなものがあそこにある?」 周囲からは見えないが、確かにそれは有機分解炉のようだった。 通常地上に設置するものだが、大きな穴を掘り、その中に下げて設置されているらしい。上の排気口から入った端末では、やはりそれは中型の有機分解炉だった。 「何故こんなものがここに? 通常の施設であれば小型のモノがあれば十分にその機能は果たせるはずだ」 「もしかしたらあの事件と繋がりがあるかもしれないよ」 怪訝そうなエル・フィンに、アルディアスは言った。デオンとの通話の最中、見えたものが真実であるならば。 金髪の青年が顔をしかめる。デオンが口を開いた。 「なんだかよく分からんが、移送艇が戻ってきたら一気に一度攻めてみますか?」 「いや、一度このまま3人で行ってみたほうがよさそうだ。とりあえず警備には手を出さず、施設の確認だけにとどめること。撃ってきた時のみ応戦。着いてこれるね?」 アルディアスは二人がうなずくと見るや、即座にそのまま警備員の死角に二人を連れて瞬間移動した。施設のESP遮断区域をぎりぎり外れた場所だ。 エル・フィンは端末を通して、デオンは読み込んでいたらしい配置図の記憶をもとに、すぐに自分達のいる場所を理解したようだ。やはり二人とも只者ではない。 「分解炉は第3棟と第4棟の間だ。とりあえずそこですね? 向かう場所は」 デオンの声とともに、隙を狙って走り出す。次の建物の死角に入ったところで、朱色の瞳の男が小声で毒づいた。 「ふん、何がただの訓練所だ。あの建物もあっちも軍並みに設備だぞ」 (あまり声を出さないほうが良いようだよ) 一見体育館や何かに見えるものでも、近くに来れば一目瞭然に違うとわかる。見つけた監視装置にエル・フィンの端末を貼りつけて邪魔をしつつ、アルディアスは心話を送った。 ESP遮断区域内には結界が張り巡らされていて、三人でテレポートなどの大技は使えないが心話程度ならば気をつければ可能だ。 (通常内部にここまでの監視装置は不要なのでは?) (通常は、ね) 心話で話しながら更に進んで、有機分解炉がある穴まで辿り着く。 ここは丸見えのためそれこそ短時間しか確認できないが、伏せた状態で中を覗くと、確かに有機分解炉だった。 しかし、その近くに積まれたものが異様だ。 かなり大雑把に砕かれ、端末を飛ばすまでもなく確認できる、異臭を放つそれは……人体だった。それも、子供の。 (作戦変更する。とりあえず戻ろう) やはりあの時見えたものは。 アルディアスの中に嫌悪と怒りが生まれる。それは二人も同様のようだった。顔をしかめたエル・フィンが、ふいに心話を送ってきた。 (右斜め上45度と左170度から接近があります) (とりあえずいったん人影のない、ESP遮断区域外に出よう) 三人は同時に走り出し、なんとか見つからずに物陰に身を寄せた。端末で情報を取得しながら、警備の合間を縫って同じ物置の陰に戻る。 と同時に、アルディアスは自分達を最初に降り立った場所に瞬間移動させた。 「作戦変更! 大至急俺たちを回収し、R789区域に移動」 デオンの連絡で移送艇が予定を早めて戻ってくる。 殺人事件も裏で繋がっていることが証明された今、潜入して情報の奪取などと生ぬるいことを言っている場合ではなかった。 一旦ミッション中止、再ミーティングとなって、全員がまた作戦室に集まった。 「エルンスト、お前一度あの訓練所に体験入所したよな? そのときのことを」 デオンの指名でエルンストが話す。 「そうですね、入った限り感じたのは自警団というよりは町の悪童やチンピラを集めている感じです。力がすべてという感じであまり感心する人間はいませんでした。それこそそういう人間の巣窟といった感じでしたね。勧誘の仕方も銃器とか体術とか力技を力説していたので、暴力を強さと勘違いしている奴らが喜びそうな感じでした」 「他に何か気付いたことは?」 「施設が半端でなく広く、あちこち一般人立ち入り禁止という感じでした……」 そこでエルンストは、何かを思い出したというように一端言葉を切った。 「何か気にかかることなら些細なことでもいい、話しなさい」 アルディアスに言われ、考え込みながら言葉をつなげる。 「そういえば、その禁止区域の窓に似つかわしくない子供が居たような……」 「子供」 「はい、何故ここに居るのかと聞いたら、親から手がつけられないという理由で預かっていると。そう言う感じではなかったのですが……」 「何時の事になるのかな?」 「大体、今から2か月前かと」 その台詞をうけて、エル・フィンが端末に2~3か月前に行方不明になった子供たちのフォトをアップした。彼らがあの街に着任してからは少なく、それでも5名が居なくなっていた。うち2名はただの家出なのだが。 「この中にその子はいるか?」 端末をエルンストに向けてエル・フィンが問うと、青年はちょっとむっとした顔をしつつも、じっくりと画像を見た。 「いる、この子だ」 指名された子供をチェックするエル・フィンの眉根が寄る。目線で問いかけるアルディアスに、吐き出すように彼は言った。 「……一月半ほど前に『商品』になっている子です」 拠点に居なかったので、通常の誘拐か家出と油断した子だった。裏で流れた『商品』を抑えてから愕然としたのだ。 「何?」 エルンストの顔が険しくなる。 エル・フィンはそこで初めて、上司の了承のもとに極秘事項になっていた捜査案件の詳細を周知した。 子供、下は8歳から上は16歳までの子供たちの誘拐・殺人ムービー作成事件を。 ダンッ、と大きな音が作戦室に響いた。 怒りに震えたエルンストが机を叩いた音だ。 「もし、俺があそこでそれがわかっていたら、あの子を助けることが出来たんだな?」 「お前のせいではない」 間髪いれずにそう言うデオンの瞳にも、怒りが燃えている。 「けどっ!!」 「八つ当たりは辞めておけ」 エル・フィンが冷ややかに口をはさんだ。彼を睨むエルンストを、絶対零度の眼差しで射る。 「その怒りは奴らに向かって発散しろ。無駄に動いて怪我するな」 思い切り釘をさして黙らせた後、彼は上司に向かって言った。あそこを制圧するとなると、この人数では少し厳しい。 「うちの隊はアリシアとゼインがすぐに合流できますが、どうしますか?」 「いや、そちらを動かして逆に誘拐犯グループに警戒されても困る。このままで行こう」 「分かりました」 「ほう、『左遷』された割に部下が居るのか」 面白そうにデオンが言う。こちらに来る前話しておいたから事情は知っているはずだが、あえて言うのは部下の代わりだろう。 「任務だからな」 エル・フィンは一言返した。だがそれだけで、左遷に見せかけた秘密任務だったというのは、ここに集まる人間にはわかったはずだ。 デオン隊が入手した「訓練所」の図面を見ながら、改めて配置を組み直す。 武装しているこの移送艇、およびドラゴンたちは上からの陽動に使い、要所要所を押さえるようにする。 ドラゴンは普遍的にいるものではないが、エル・フィンのように守護竜を持つ人間もいるし、人型になれるドラゴンも多かった。 そして再ミッションは夜明けと同時に決まった。 「諸君、遠慮はいらない。速やかに要所を押さえて制圧してほしい」 作戦を練り直した最後、アルディアスは全員に言い渡した。 「訓練所」が想定よりも大きな事件に絡んでいたことがはっきりしたため、最初の軍議ではデオンに譲っていた指揮権は今彼のもとにある。 その声音は通常ではありえないほどに低く、そこにいた全員が、彼の背後に凍った炎が見えたと思った。 悪党に対する腹の中から湧き上がる怒り。 「Yes、Sir!」 全員がそれを共有して唱和した。 <ただの物語 断片51 作戦2・作戦3> エル・フィンさん http://elfin285.blog68.fc2.com/blog-entry-207.html http://elfin285.blog68.fc2.com/blog-entry-208.html ------- ◆【銀の月のものがたり】 道案内 ◆【第二部 陽の雫】 目次 拍手がわりに→webコンテンツ・ファンタジー小説部門に登録してみました♪→☆ゲリラ開催☆ 4/21~4/25 レインボー・エナジー・フレイム一斉ヒーリング 4/27 一斉ヒーリング ~生命の海~
2010年04月25日
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寒暖の差が激しすぎて、今の季節ってなんだっけ? って日が続きますね。夏日の翌日にダウンコート必要って… 身体が疲れて悲鳴をあげてもしようがないなあという気がします。その分、身体にフォーカスしなさいってことかもしれませんけれども…野菜も高くて困りますよね~~(切実前回のデトックスヒーリング、ちゃんと効果があったようでよかったですwどうせ体調崩しがちな昨今、いっそ前向きに波乗り越えてしまいましょう。この実験君、三回シリーズでいこうかな~と思ってます。はい、ただの思いつきですが 笑風邪ぎみになったりすると、わりに気分から落ち込んでしまいますよね。でもホメオパシーでは、症状が出ると「よかったね」なんですよ~。ヒーリングでもそれはやっぱりそうです。何かの排出反応が出るということは、確実に何かが浄化され、軽くなっているということですから。ちなみに、好転反応がないから効いてないということでもないです。出す必要がなければ出ませんし、それだけのことですwぐっすり爆睡も反応のひとつなので、寝落ちの方もちゃんとばっちり効いてますよ~。リラックスしててOKなわけなので、むしろ一番ラッキーな出方ではないかと思いますwwwそれでも感想が書けなくて…と恐縮してくださる方がいらっしゃいますが、そういう場合は物語のご感想でもちらっと書いてくださると、ものすごーく喜びます♪♪♪よろしかったらぽちっとお願いします♪→★リアルタイム日時 2010年4月27日(火) 21:30より1時間(日本時間)★コールイン受け取り可能時間 日本時間で上記日時~4月29日(木) 朝6:30開始までの間の1時間 ※とくに決まった宣言文はありませんが、よいお時間に 「さつきのひかりのヒーリングを受け取ります」と宣言していただければ大丈夫です。 ★募集期限リアルタイム直前(火曜21:30)まで★参加ご希望の方はこの記事(エラーになってしまう場合、mixiの同名記事)のコメント欄に、HN(ハンドルネーム)と都道府県、以前さつきのひかりのヒーリングをお受けになったことがある方は、前回のご感想を一緒にお書きください。私もとても嬉しく励みになりますし、書くことでご自身の気づきも深まるかと思います。※他の記事へのコメント・メッセージ等は無効になります。お返事もできませんので、ご注意ください。★ヒーリングの種類その時々のテーマとともに、純粋な愛のエネルギーによるヒーリングを、お申し込みいただいたご本人、住んでいる土地、ご先祖さまがた、にお送りいたします。もっともシンプルで、誰にでも入りやすく、心の癒しには一番効くのだそうです。ハートが癒されると、ふんわり開いてご自分にとっていいものがたくさん引き寄せられてきます。キラキラをたくさん引き寄せちゃいましょう♪♪★初めましての方は、フリーページをご一読くださいませ^^→→「ヒーリングについて(http://plaza.rakuten.co.jp/satukinohikari/4000)」※よくあるご質問もまとめてあります。ご質問の前にご覧下さいね^^★喉が渇くことがあります。また好転反応が出た場合に楽に流すためにも、白湯などの水分をとられることをお勧めします。★エネルギーやヴィジョンを感じるワークではありません。リラックスして、寝るつもりでゆったりとお布団で受け取ってくださるといいと思います♪★車の運転など、注意力・集中力を必要とする場面では、絶対にヒーリングを受け取らないでください。 眠くなることがありますので、危険です。万一そういう事態になった場合には、「私は今はヒーリングを受け取りません。後ほど布団に入るときに改めて受け取ります」とはっきり宣言してください。★ヒーリングは医療行為ではありませんので、受けたことで怪我や疾患が良くなったり悪くなったりするというものではありません。変化はご自身が望まれたことを後押しするために現れます。ご自身の判断と責任によりお受けくださいね。☆ゲリラ開催☆ 4/21~4/25 レインボー・エナジー・フレイム一斉ヒーリング
2010年04月24日
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昨日の実験君で、デトックスきたぞ~って方多そうな気配ですのでね^^;まあ、時季的なものもあるとは思いますが。。楽に流せるにこしたことはないというわけで、フォローにREF入れまするwデトックスは、腸で多く行われます。お腹を暖かくして過ごされるといいかな~と思います^^冷たいお水よりはぬるめのお白湯かなあ。。トイレに何度も行っている方は、ミネラル塩をそれにちょっと溶かしたり、お味噌汁を飲むのもいいかと思います。ミネラルは、身体の不純物を体外に持って出てくれるという働きもあるそうですのでしっかり補給なさってくださいねwあとは深呼吸。できれば軽い運動。無理することはないですが、しんどくても動いちゃったほうが楽になることもあります。私もついサボりがちになっちゃうのですが、リアルに身体を動かすのって、すごーく大事なのですよね~。えいってやってみると、とってもすっきりしたりします。やるまではかったるいんだけど 笑「しなきゃ」って自分を追い詰めると辛くなりますから、そうまでしなくてもいいですが春風の中をお散歩したり、ちょっぴりすっきりしたり楽しい気分になれることを探してみてくださいね^^よろしかったらぽちっとお願いします♪→■エネルギーの名称は、「レインボー・エナジー・フレイム(REF)」。虹色の炎を使っております♪■このエネルギーは、特定のマスターや大天使の加護によるものではない、ニュートラルな性質のものです。元々、ドラちゃんと行動をともにする遠足期間中に使えるように作られておりますので、どうぞご安心くださいませ♪■効果はSVFと同様、内外のネガを浄化する、またサイキック・プロテクション・フレイムと同等にもお使いいただけるよう、ヒーリング中はプロテクションモードも展開されるように設定いたしました。■このREFは、人為グリッド(参考:物語86話:http://plaza.rakuten.co.jp/satukinohikari/diary/200908120000/)とも連携していて誰かがREFを使うと、周辺グリッドが浄化される仕組みになっています。使いすぎにはなりませんので、ご安心ください♪■伝授についてはこちらをご覧くださいませ。 http://plaza.rakuten.co.jp/satukinohikari/diary/201003260000/★★★ 効果的な使い方 ★★★ もちろんそのまま、いつものようにヒーリングとしてお使いくださってもOKです♪ですが、不安、怒り、体調不良などネガティブな感情や状況が起こったときこそ、それらを焼き尽くすイメージで呼んでみてください。ヒーリングとして受けた後の好転反応にも使えます。浄化の炎ですからwそして、白湯などをたくさん飲んで流すようにしていただくとさらに効果的!ご報告によりますと、肩こり、口内炎、二日酔い、風邪、生霊さん、場所の浄化、腰痛、関節痛、寒いとき(笑)……などなどけっこう色々と多方面に効くようですのでぜひ遊んでみてくださいませw★★★ ★★★■今後の伝授等のため、ご感想を集めております。受けていただいた方は、何も感じなかった、寝落ちした、でもぜんぜん構いませんので、ぜひひとことでもお願いいたします。※ご感想は最新のヒーリング記事にお願いいたします。過去記事だと埋もれて見つからなくなってしまいますので^^;※いつもと方式が違いますのでご注意ください※★ヒーリング期間この記事がアップされてから~4月26日(月)朝7時まで (日本時間・募集期限も同じく)期間中、何度でも好きなだけコールインでお受け取りいただけます。 ※とくに決まった宣言文はありませんが、よいお時間に 「さつきのひかりのヒーリングを受け取ります」と宣言していただければ大丈夫です。 ※REFでは、ヒーリング時間も決まっていません。好きなだけお受け取りいただき、 止めたいときにはそのように宣言、または意図されてください。 ★参加ご希望の方は最初の一回のみ、この記事かmixiの同名記事のコメント欄に、HN(ハンドルネーム)と都道府県、以前さつきのひかりのヒーリングをお受けになったことがある方は、前回のご感想を一緒にお書きください。私もとても嬉しく励みになりますし、書くことでご自身の気づきも深まるかと思います。※他の記事へのコメント・メッセージ等は無効になります。お返事もできませんので、ご注意ください。★ヒーリングの種類新開発いたしました、「レインボー・エナジー・フレイム」をお送りいたします♪★初めましての方は、フリーページをご一読くださいませ^^→→「ヒーリングについて(http://plaza.rakuten.co.jp/satukinohikari/4000)」※よくあるご質問もまとめてあります。ご質問の前にご覧下さいね^^★喉が渇くことがあります。また好転反応が出た場合に楽に流すためにも、白湯などの水分をたくさんとられることをお勧めします。★1円募金や誰かに何かをする、掃除する、ご感想をいただくなど、なにがしかの行動をされるとエネルギーの循環がよくなり、よりヒーリングが効きやすくなります♪★エネルギーやヴィジョンを感じるワークではありません。リラックスして、寝るつもりでゆったりとお布団で受け取ってくださるといいと思います♪★車の運転など、注意力・集中力を必要とする場面では、絶対にヒーリングを受け取らないでください。 眠くなることがありますので、危険です。万一そういう事態になった場合には、「私は今はヒーリングを受け取りません。後ほど布団に入るときに改めて受け取ります」とはっきり宣言してください。★ヒーリングは医療行為ではありませんので、受けたことで怪我や疾患が良くなったり悪くなったりするというものではありません。変化はご自身が望まれたことを後押しするために現れます。ご自身の判断と責任によりお受けくださいね。
2010年04月21日
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「エル・フィン=クレインヴァー少尉、本日任命により着任しました」 中型移送艇の作戦会議室。扉を開けた金髪の青年が敬礼し、次の瞬間表情を固まらせた。 「堅苦しい挨拶は抜きで良いよ、エル・フィン。御苦労さま」 にこやかにアルディアスが言う。現在この軍議を仕切る立場にあるデオンも、朱色の瞳で面白そうに彼を見ていた。 「まあ、そっちに座れ。挨拶もこれ以上はいらない。軍議をはじめるぞ」 旧友のデオンに言われたエル・フィンが、上司の隣の空いた席に座る。無表情ながらその顔には、なぜこの方がここにいるのだ?と書いてあった。 「役者がそろったから、これからの作戦を説明する」 デオンが口火を切り、今回の作戦の説明が始まった。 部隊の人間を貸して欲しいという要請があり、それが少し揉めていると聞いたのは一昨日のことだ。 アルディアスが話を聞いてみると、貸してほしいと言われているのはエル・フィンだという。 彼は現在、秘密裏にアルディアス直属の部下となっていて密に連絡もとっているが、形式上は部隊の下士官でしかも地方に左遷されたことになっている。 それで、貸せない、いや困る、という押し問答が続いているらしかった。依頼をしてきているのはエル・フィンの旧友の中尉とかで、なかなか引かないらしい。 「わかった、私が話を聞いてみるから執務室の端末に回してくれ」 副官に言うと、しばらくして机上の端末が切り替わった。 「失礼いたします。デオン・グラッシェアンス中尉です」 画面に現れたのは、獅子を思わせる濃い金髪に朱色の瞳をした精悍な男だった。年齢は二十代後半から三十代、エル・フィンやアルディアスとほぼ同じくらいだろうか。 現在数人の一小隊をひきいて地方赴任しているが、そこで私設護衛団の訓練施設が、軍に対する反逆拠点になっているようだから、その裏取りのためにエル・フィンを貸してほしいということだった。 はるかに階級が上の准将に対しても、媚びも臆しもせず話すところにアルディアスは好感を持った。 「なぜエル・フィンを単独指名で? 確かに彼は強いが」 「その強さを含めて気心が知れているからです」 静かな自信をもって男は言った。 「私の隊は人数が少ない分、一枚岩といっていいと思います。そこに助っ人を入れるならば、その人となりと強さの両方をわかっている人間でなければ、奴らは納得しません」 「ふむ。では、そうまでして助っ人を入れる理由は? その自警団訓練施設というのは、そんなに匂うのか」 するとデオンは口をつぐみ、わずかに左右を確認するそぶりを見せた。 検閲の入る通常の端末回線では言えないことか。アルディアスは回線を将官用の極秘回線に切り替え、デオンに知らせて応答を待った。 「……まだ空中から軽くチェックしただけですが、施設設備が大仰にすぎます。あれを作るだけの金も必要性も、ただの護衛団ならばあるとは思えません」 「軍に対する反逆拠点かもしれない、と」 「はい。ただ腑に落ちないのは、偵察艇が持ち帰った写真の中で、奴らが所持している武器に軍制品が多く見受けられることです」 「……内部に通じている存在があるということか」 デオンのうなずきをうけて、アルディアスは腕を組んで考え込んだ。 思い当たることがひとつある。 エル・フィンを襲った暴行集団と、アルディアス自身を暗殺しようと動いた誘拐集団、そしてその私設護衛団。 どれもが地下で繋がっているなどということがありえるだろうか。 しかし、誘拐集団の手口は巧妙で、いまだにあの街では被害が表沙汰にされていない。失踪した子供達はきれいに消えてしまい、単なる家出件数として数えられている。 血なまぐさい映像を収めた「商品」を作るにも、そしてその後の始末をつけるにも、それなりの大きさの施設が必要だろうと思っていたところだった。 探していたピースがはまってゆく感覚。そしてそれ以上に、脳裏を横切るまだ見ぬ映像の断片。 アスファルトの灰色の壁、大きく掘り下げられた穴、そしてそこに見えるのは……。 一瞬、時間をつかさどる神の託宣が降りたかもしれなかった。 銀髪の男は目をあげ、画面に映る相手を見た。彼ならば信用がおけそうだ。 「グラッシェアンス中尉、まだ極秘情報ですべてを話すわけにはいかないが、エル・フィンのことと絡んで、こちらで追っていた案件と重なるかもしれない。ちょっと聞いてくれるかい」 「はっ、フェロウ准将」 そしてアルディアスは、エル・フィンとのいきさつから現状までをざっとかいつまんで話した。 聞いていくうちに、デオンの顔が険しくなってくる。 「では……それらが関わりがあるかもしれないと」 「まだ私の勘だけどね。残念ながら当たることが多いんだ。だとしたら、一刻も早く叩き潰したいが」 ちらりと隣に立つ副官を見やる。 明るい茶色の髪をしたニールスは、心得て手帳を繰った。 「今年は八日後から神殿に行かれる予定になっております、アルディアス様。それ以前に片をつけるのでしたら、三日後……いえ、明後日ご出発できるようにいたしますが、作戦は移動日を含めて四日間が限度ですね。神殿での訓練の日程も入っておりますし」 暑い日々、もう夏の大祭が近い。それはアルディアスが神殿に戻らねばならない時期が近づいているということだ。 まして今年はリフィアの訓練もある。時機を逃すわけにはいかなかった。 「正味三日ほどか……、短期決戦だな。グラッシェアンス中尉、他に応援は?」 「こちらの部隊から八名の小隊がひとつ着いております。ですがもし施設制圧ということになるならば……」 「もうひとつくらいは最低限必要だろうね。ニールス、待機中の隊はあるか?」 「ございます。アルディアス様よりも早く、明日には出立させられますが」 優秀な副官はてきぱきと言った。 「では、そのように手配を頼むよ」 「かしこまりました。クレインヴァー少尉への命令書は、守護竜に運ばせて同時に移動着任、でよろしいですか」 「ああ、よろしく」 一礼してニールスが部屋を出て行くと、デオンが少し目を瞠っていた。 「神殿にお勤めでいらっしゃるという噂は、本当でしたか」 「噂ではないよ、軍の正式記録にも載っているだろう。大祭の神事を執り行わねばならないんだが、私は罪深いのでね、毎年事前にみっちり精進潔斎が必要なのさ」 笑みを含んでアルディアスは答える。 それから表情をひきしめると、では明後日、と言って通信を切った。 移送艇で移動しながらの軍議ではとりあえず、まだ勘にすぎない誘拐集団とのかかわりは伏せてあった。 艇がポイントに着き次第、まずはデオン、エル・フィンとともに三人で敵情視察の手はずになっている。 艦橋に歩くアルディアスを、見知った顔が呼びとめた。昨日先に到着した小隊に属する男だ。 「あんた、なんでこんなところに来るんだ。いいのか?」 「やあオーリイ。今回の作戦は特別でね、私も興味があるんだよ」 銀髪の男がおだやかに答える。相手のつややかな黒髪に濃い青の瞳は、以前一緒に戦場に立ったときと変わらない。 「相変わらず昇格を嫌がってるんだって? 私としては、君に小隊くらいは任せたいと常々思っているんだけどね」 「やめてくれよ。人の上に立つなんて、ガラじゃねえ」 オーディンは広い肩をすくめた。実戦経験が長く、何度か昇格の内示が出ているのだが、柄じゃないからとごねて嫌々曹長だけ拝命しているのは有名な話だった。 「私だって好きでこの位置に立っているわけではないよ」 「あんたはそこにいなけりゃ。あんたみたいのが上にいるから、俺らが気ままにやってけるんだ」 「やれやれ、わがままだな」 アルディアスが苦笑する。ふふんとオーディンが笑ったとき、急にハッチのあたりが騒がしくなった。どうやらエル・フィンと、デオン隊の一人がやりあっているらしい。 アルディアスは傍らのデオンを振り返った。 「なかなか血の熱いのがいるね」 「恐れ入ります、准将。エルンストでしょう、新参でエル・フィンを知りませんし。まあ、ここで彼の実力を見せておけば、後がやりやすいですからね」 しれっと答えるデオンに、けしかけたな、とアルディアスは笑った。 エル・フィンが滅多に負けるとは思われないから、デオンの判断は正しいだろう。 「では見物、いや治めに行ってきますが、准将はどうなさいます」 「ここでいいよ。私まで行ってはことが大きくなる。観たいのは山々だけれどね。オーリイは?」 「俺は適当に」 それでも敬礼してアルディアスと別れると、デオンの属する部隊の者たちが不思議そうにオーディンを取り巻いた。 「准将に対して、いつもあんな言葉遣いなのか?」 「ああ、俺は敬語なんて使えねえから。でもあの人の部隊では一度も怒られたことはないぜ」 「へえ……普通なら懲罰ものだけどな。けどお前を見てると、尊敬してないってわけでもないんだよな?」 その声に、オーディンはやや眉をつりあげた。 「当たり前だろ。すげえぜ、あの人は……。そうか、お前らあの人の実戦を見たことがないんだな」 「あんな優男だもんな。剣を振り回してるとこなんて想像つかないよ。お前はあるのか、オーリイ」 「おうよ。あの人が大佐だったとき、命令系統の不備で敵艦に取り残されたことがあったろう。あの時に俺もいたのさ。適わねえなと思ったよ」 「へえ……」 実戦たたき上げの男が口にした飾りない言葉に、周りの兵士達が嘆声をあげる。この作戦ではその姿を見ることができるのだろうか。 彼らは話しながらハッチに向かい、エル・フィンの対戦を見物した。かの金髪碧眼の青年は、アルディアスの直属の部下だという。ならば上司の腕も見ていれば想像がつく。 大方の期待を裏切らずあっさりとエル・フィンが大勝したので、ひそかにオーディンは笑った。そうでなくては。 銀髪の男が椅子にかけてしばらく待っていると、ハッチ方向から「アイ・サー!」という唱和が聞こえた。一戦は終わり、また偵察ポイントにも近づいたのだろう。 アルディアスは剣を携えて立ち上がった。 <ただの物語 断片43 作戦> エル・フィンさん http://elfin285.blog68.fc2.com/blog-entry-171.html ------- ◆【銀の月のものがたり】 道案内 ◆【第二部 陽の雫】 目次 普段は上司のゆる巻きに本気で懊悩する太平楽ですが、やるときはやる部隊なのです 笑さて今夜の生命の海ヒーリングですが。なにしろ実験君ですからね~。除去できたらラッキー♪くらいの気軽なお気持ちでどうぞです~そして、3次元での排出が必要と書きましたように、たとえばトイレの回数が増えるかもしれませんがよろしくお願いします (爆拍手がわりに→webコンテンツ・ファンタジー小説部門に登録してみました♪→
2010年04月20日
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事の起こりは、先日奈良でもご一緒させていただいた、瑚月さんとマイミクさんとお喋りをしていたとき。どういう流れだったか、身体に残留する重金属とかダイオキシンとか、そういう不要物の話になりまして。で、ヒーリングでそういうの除去できたら面白いよねえ、とりあえずやってみるか! ということになり。(お互い気軽に実験君できる仲間はいいですね 笑)…で、やってみたらけっこうできちゃったみたいでwww瑚月さんは、いろいろな状態を数値にして測れるという特技をお持ちです。たとえば、チャクラが○パーセント開いてます、とか、エネルギーが○パーセントです、とか。もちろん瑚月さんの感覚での判断となりますから、信じる信じないはそれぞれの自由なわけですがw「全体を100として、その中で何パーセント」ってやってくださいますし、数字になるとわかりやすいですよね~♪ですので、まず身体の中の不要物の値を「危険・ぎりぎり・害がない」レベルで測っていただき、ヒーリング後にも測っていただくという方法で実験開始。すると……おお、瑚月さんのもマイミクさんの数値も、ちゃんと健康に害のないレベルまで減っているではないですか。もちろんちゃっかり自分にもしましたwで、面白いので(笑)、最初は水銀~とかカドミウム~とかひとつずつやってたんですが、だんだん大雑把性格を遺憾なく発揮した私w、「これ…もっといっぺんにできないかな?」とか思ってみたのでした。人間の身体の中の成分は、きれいな海とほぼ一緒といわれます。だとしたら、それを雛形としてもってきて、不要分を除去したらいいんじゃないか。で、除去した重金属などは、エネルギー的に単離して上の某技術者殿のおもちゃにするか (トールもマテリアルとして一通り持ってますが…技術系ってそんなもんですよね 爆もしくは自然に存在する形まで分解して、地球に還したらいいんじゃないかと・・・ええ、いつもの思いつきですwwwでもやってみたらできてたようなので♪ ←オイそういうわけで、今回も実験君に参加してくださる方募集♪重金属をはじめとする不要物が身体から減ると、物理的に(っていうのも変かな)軽くなるんでしょうかね?波動が上がりやすくなるようです。あ、ホメオパシーレメディで排出を促しても波動は上がるから、やっぱりそういうことなのかな。取り除いたものはエネルギー的にきれいにしてから地球に還して、なるべく反応はゆるやかにできたらいいなとは思うのですが、三次元にある成分っていうのは、やっぱりある程度は三次元での排出も必要と思われますのでご参加の方は、水分、深呼吸、運動、グラウンディングをいつもより心がけてくださいませね~。春は毒出しの季節、すっきりしてしまいましょうwそれから、この5月8日(土)9日(日)、瑚月さんが東京で個人セッションをなさいますw80分たっぷりで、身体の悩みから心の悩みまで!とってもお勧めですので、気になる方は詳細をご覧になってみてくださいませ♪http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1459748729&owner_id=14375686(mixi記事、楽天ブログでは近日中に詳細がアップされるそうですw)瑚月さんの楽天ブログはこちら♪よろしかったらぽちっとお願いします♪→★リアルタイム日時 2010年4月20日(火) 21:30より1時間(日本時間)★コールイン受け取り可能時間 日本時間で上記日時~4月22日(木) 朝6:30開始までの間の1時間 ※とくに決まった宣言文はありませんが、よいお時間に 「さつきのひかりのヒーリングを受け取ります」と宣言していただければ大丈夫です。 ★募集期限リアルタイム直前(火曜21:30)まで★参加ご希望の方はこの記事(エラーになってしまう場合、mixiの同名記事)のコメント欄に、HN(ハンドルネーム)と都道府県、以前さつきのひかりのヒーリングをお受けになったことがある方は、前回のご感想を一緒にお書きください。私もとても嬉しく励みになりますし、書くことでご自身の気づきも深まるかと思います。※他の記事へのコメント・メッセージ等は無効になります。お返事もできませんので、ご注意ください。★ヒーリングの種類その時々のテーマとともに、純粋な愛のエネルギーによるヒーリングを、お申し込みいただいたご本人、住んでいる土地、ご先祖さまがた、にお送りいたします。もっともシンプルで、誰にでも入りやすく、心の癒しには一番効くのだそうです。ハートが癒されると、ふんわり開いてご自分にとっていいものがたくさん引き寄せられてきます。キラキラをたくさん引き寄せちゃいましょう♪♪★初めましての方は、フリーページをご一読くださいませ^^→→「ヒーリングについて(http://plaza.rakuten.co.jp/satukinohikari/4000)」※よくあるご質問もまとめてあります。ご質問の前にご覧下さいね^^★喉が渇くことがあります。また好転反応が出た場合に楽に流すためにも、白湯などの水分をとられることをお勧めします。★エネルギーやヴィジョンを感じるワークではありません。リラックスして、寝るつもりでゆったりとお布団で受け取ってくださるといいと思います♪★車の運転など、注意力・集中力を必要とする場面では、絶対にヒーリングを受け取らないでください。 眠くなることがありますので、危険です。万一そういう事態になった場合には、「私は今はヒーリングを受け取りません。後ほど布団に入るときに改めて受け取ります」とはっきり宣言してください。★ヒーリングは医療行為ではありませんので、受けたことで怪我や疾患が良くなったり悪くなったりするというものではありません。変化はご自身が望まれたことを後押しするために現れます。ご自身の判断と責任によりお受けくださいね。☆ゲリラ開催☆ 4/14~4/18 レインボー・エナジー・フレイム一斉ヒーリング
2010年04月17日
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「それは編むんだ?」笑いを含んだ声で、アルディアスはなるべく首を動かさずに視線を背後に投げた。自分の編み物を一段落つけたリフィアが、読書をしている彼の銀髪をいじって遊んでいるのだ。「毛糸とこれは違うもの。あ、動いちゃだめ。今ね、五つ編みが成功しそうなのよ」「はいはい」三つ編みならわかるが、五つ編みってなんだろうとちらりと思いつつ、アルディアスは視線を手元の本に戻した。しばし知的世界を楽しんで帰ってくると、なんだか首の後ろが重い。どうやって編んでいるものだか想像もつかないが、どうやら毛束を五つでとなると、ほとんど織物状の幅ができるということらしかった。「……動いていいかい?」「だめっ。もう少し」手元に注目したままらしい真剣な声。ヘアクリップを三つ四つ使って所々留めているのだが、癖のない髪のためすぐにするする抜け落ちてしまうのだ。やがて毛先まで編んだ髪をいくつかのクリップで留め直し、満足げにリフィアはため息をついた。「できた! 見てみる?」いそいそと鏡を二つ持ってきたリフィアが、合わせて編みこみを見せてくれた。片方が彼女の小さなコンパクトの鏡だからよくは見えないが、そっと指先で触れてみると、たしかになんだか難しいことになっているようだ。「五つ編みは新記録よ。写真でも撮っておこうかしら」「お好きなように」鏡を返しながら苦笑する。服装と同じくヘアスタイルにもそれほどのこだわりがあるわけではないので、リフィアがいいならいいか、というくらいの認識しかない。「水を飲みに行きたいんだけど。動いていいかな?」「どうぞ」鷹揚にリフィアが許可してくれたので、アルディアスは台所へ向かった。しかし戻ってくる途中で、こつんと小さな音がした。「リン、何か落ちたよ」とりあえず歩みを止めてリフィアを呼ぶ。おそらくは留めていたヘアクリップが落ちたのだろうと思うのだが、下を向いたらまた取れてしまいそうだ。やってきたリフィアが見ると、案の定クリップが取れてほどけかけてしまっていた。一箇所がほどけると周りもゆるんで、他のクリップも取れてしまいそうだ。「あらら……やっぱりすぐ取れちゃうわね。残念だけどしょうがないわ」リフィアは残ったクリップを取ると、片手の指でゆるんだ編み目を梳いた。留め具から解放されただけで、髪はすでに捩れが取れかけている。二、三回手櫛で梳くと、あっという間に銀髪はさらさらと元に戻った。ふとリフィアは目を開けた。寝室の窓辺に月の光。まだ夜中なのに、珍しくぱっちり目が覚めてしまったらしい。隣に眠る人は、これまた珍しくぐっすり熟睡しているようで、彼女が身じろぎしても起きる気配がない。月光に浮かぶ横顔をしばらくぼんやりと眺めてから、リフィアはなんとなく手を伸ばして横に落ちている長い銀髪を指にからめた。張りのある髪を指先でくるくる捻って、肩下から三つ編みをしてみる。編むと艶々と肌理がそろって綺麗なので、つい止まらずに毛先まで編んでしまう。またしばらくそれを眺めていたが、そこで眠くなって彼女の目蓋は落ちた。翌朝目覚めると、彼女の手はぎゅっと三つ編みを握ったままだった。慌ててほどいたが、銀髪に妙にしっかり癖がついてしまって波うっている。「やだ落ちないわ……洗ったほうがいいかしら」このあいだ五つ編みをしたときには、あんなに癖がつかなかったのに。どうして今日はこんなにしっかりついちゃったのかしら。「いいからリンも朝食を食べないと、遅刻するよ」焦ってブラシを使うリフィアをとどめて、アルディアスは自分の肩先に落ちてくる髪を一房手にとって眺めてみた。彼女の奮闘むなしく、毛先が見事にゆる巻き状態になっている。ちょっと左右に振ってみてから、くすっと笑ってアルディアスは毛束を肩の後ろに跳ね上げた。放っておけばそのうち落ちるだろう。べつに仕事に支障のある部分でもない。そんなわけでアルディアス自身はまったく気にもとめていなかったのだが、彼が出勤すると周りの目ざとい人々はざわついた。 オーディンをはじめ、目を点にして見送っている隊員も多い。 サイドの一部分だけとはいえ、髪型は妙にふんわりと可愛らしいのだが、当の上司殿は普通にデスクについて普通に仕事をしているため、その違和感たるや時間が経つにつれ濃くなってゆくばかりだ。 (どう突っ込んでいいかわからん……そもそもアレは突っ込んでいいものなんだろうか?) 悶々としつつ、まだリフィアのことを知らないオーディンはがしがしと頭を掻いた。それは周囲の隊員達も同じだ。 いくら大抵のことは笑って流してくれる上司であるとはいえ、突っ込むこともためらわれ、しかし違和感はどんどんとつのってゆく。 (え、どういう……) (趣味? 趣味なのか?) (誰がやったんだ? ご本人か? 他人か? それとも偶然?) 上司の到達域が素晴らしく広いため、お互い心話でこっそりと会話することもできない。 心のうちにいくつもの疑問符を呟きながら、部屋にはなんともいえぬ空気が満ちていた。 癖のついた銀髪は、ちょうど後ろにしていてもデスクについたり、ちょっとした拍子に肩先に落ちてくる部分なため、通信パネルの向こうで上司の目が釘付けになったりする。 それはそれで面白いなとアルディアスが思っていると、恐る恐るという体でニールスが尋ねてきた。 副官ゆえの義務感と勇気のなせるわざか、周りに無言の圧力をかけられたのかは定かではない。 「その、アルディアス様……なにか心境の変化でも?」 「いいや、単なるリフィアの悪戯だよ。気まぐれに編んだら癖が戻らなくなってしまったと焦っていた」 心境の変化ねえ、なるほどそうとるのか。 神殿での訓練のためもあって、リフィアが半同居状態にあることをニールスは承知している。安堵のため息をついた副官を見やって、アルディアスはくすくすと笑い出した。 本人は肩先に落ちてきたのを見ても、リフィアの顔を思い浮かべて微笑んで終わりなのだが、周りの人間はどうやら色々と懊悩していたらしい。 軍隊に入ったばかりの頃も色々な噂が立ったから、まあ、何を言われているかは想像できなくもないのだが。 「大将殿のおたつきが面白かったからね、曜日によってはやってみてもいいかもしれないが」 「確かに、それは気持ちがいいかもしれませんねえ」 頭の固い大将を思い浮かべて、ニールスが深くうなずく。この程度の冗談は、フェロウ隊ではいつものことだった。 「まあ、問題は長持ちしないということだろうね。驚きも、癖も」 昼を過ぎ、半日でほとんどまっすぐになりつつある毛束をつまんで、アルディアスは笑った。 ちなみにその後、ニールスは上司が席を外した隙に隊員達に取り巻かれたが、まだ公になっていない婚約者のことを口外するわけにもいかない。 ほとんど苦しまぎれに「特に意味はないそうだ」と口の中でごにょごにょと言いながら、そそくさとその場を後にした。 隊員達の疑問はよけいに膨れ上がったが、そのうちに上司殿の髪の毛のくせも取れてしまい、なし崩し的に終了と相成ったのだった。 ------- ◆【銀の月のものがたり】 道案内 ◆【第二部 陽の雫】 目次 どうでもいいといえば、どうでもいいネタなんですが^^;重い話が続くとこういうのが恋しくなるので、つい物語にしてしまいました 笑この「毛先ゆる巻き事件(?)」、エル・フィンさんはご覧になってないと思います。話には聞いたかもしれないですけどね~。神殿にリフィアさんが行ったとき、ティーラさんに話したら「いいなぁ」って言われたらしい 笑その後アルディアスの髪が神殿でティーラさんに狙われたかどうかは、定かではありませんww実際見かけた可能性があるのは、オーディンさんとかかなあ…午前中の半日しかもたなかったので、たまたま基地勤務、しかもシフトが一緒、っていう状態じゃないとだめだったでしょうがw(4/17 オーディンさん本体さんから証言をいただいたため、改訂しましたw隊員達の懊悩ぶりがよりくっきりと……。ってなんて太平楽な部隊なんでしょうか。爆)拍手がわりに→webコンテンツ・ファンタジー小説部門に登録してみました♪→☆ゲリラ開催☆ 4/14~4/18 レインボー・エナジー・フレイム一斉ヒーリング
2010年04月16日
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なんだかやりたくなりましたwしばらくやってなかったし~、と思ったら10日開いただけでした。。。なんかすごい開いた気がしてたのに?? あら?…まあ、いいかw (相変わらずてけとーな人w春眠暁を覚えず、とはいえ忙しい季節。色々活用して遊んでいただけたら幸いです♪よろしかったらぽちっとお願いします♪→■エネルギーの名称は、「レインボー・エナジー・フレイム(REF)」。虹色の炎を使っております♪■このエネルギーは、特定のマスターや大天使の加護によるものではない、ニュートラルな性質のものです。元々、ドラちゃんと行動をともにする遠足期間中に使えるように作られておりますので、どうぞご安心くださいませ♪■効果はSVFと同様、内外のネガを浄化する、またサイキック・プロテクション・フレイムと同等にもお使いいただけるよう、ヒーリング中はプロテクションモードも展開されるように設定いたしました。■このREFは、人為グリッド(参考:物語86話:http://plaza.rakuten.co.jp/satukinohikari/diary/200908120000/)とも連携していて誰かがREFを使うと、周辺グリッドが浄化される仕組みになっています。使いすぎにはなりませんので、ご安心ください♪■伝授についてはこちらをご覧くださいませ。 http://plaza.rakuten.co.jp/satukinohikari/diary/201003260000/★★★ 効果的な使い方 ★★★ もちろんそのまま、いつものようにヒーリングとしてお使いくださってもOKです♪ですが、不安、怒り、体調不良などネガティブな感情や状況が起こったときこそ、それらを焼き尽くすイメージで呼んでみてください。ヒーリングとして受けた後の好転反応にも使えます。浄化の炎ですからwそして、白湯などをたくさん飲んで流すようにしていただくとさらに効果的!ご報告によりますと、肩こり、口内炎、二日酔い、風邪、生霊さん、場所の浄化、腰痛、関節痛、寒いとき(笑)……などなどけっこう色々と多方面に効くようですのでぜひ遊んでみてくださいませw★★★ ★★★■今後の伝授等のため、ご感想を集めております。受けていただいた方は、何も感じなかった、寝落ちした、でもぜんぜん構いませんので、ぜひひとことでもお願いいたします。※ご感想は最新のヒーリング記事にお願いいたします。過去記事だと埋もれて見つからなくなってしまいますので^^;※いつもと方式が違いますのでご注意ください※★ヒーリング期間この記事がアップされてから~4月19日(月)朝7時まで (日本時間・募集期限も同じく)期間中、何度でも好きなだけコールインでお受け取りいただけます。 ※とくに決まった宣言文はありませんが、よいお時間に 「さつきのひかりのヒーリングを受け取ります」と宣言していただければ大丈夫です。 ※REFでは、ヒーリング時間も決まっていません。好きなだけお受け取りいただき、 止めたいときにはそのように宣言、または意図されてください。 ★参加ご希望の方は最初の一回のみ、この記事かmixiの同名記事のコメント欄に、HN(ハンドルネーム)と都道府県、以前さつきのひかりのヒーリングをお受けになったことがある方は、前回のご感想を一緒にお書きください。私もとても嬉しく励みになりますし、書くことでご自身の気づきも深まるかと思います。※他の記事へのコメント・メッセージ等は無効になります。お返事もできませんので、ご注意ください。★ヒーリングの種類新開発いたしました、「レインボー・エナジー・フレイム」をお送りいたします♪★初めましての方は、フリーページをご一読くださいませ^^→→「ヒーリングについて(http://plaza.rakuten.co.jp/satukinohikari/4000)」※よくあるご質問もまとめてあります。ご質問の前にご覧下さいね^^★喉が渇くことがあります。また好転反応が出た場合に楽に流すためにも、白湯などの水分をたくさんとられることをお勧めします。★1円募金や誰かに何かをする、掃除する、ご感想をいただくなど、なにがしかの行動をされるとエネルギーの循環がよくなり、よりヒーリングが効きやすくなります♪★エネルギーやヴィジョンを感じるワークではありません。リラックスして、寝るつもりでゆったりとお布団で受け取ってくださるといいと思います♪★車の運転など、注意力・集中力を必要とする場面では、絶対にヒーリングを受け取らないでください。 眠くなることがありますので、危険です。万一そういう事態になった場合には、「私は今はヒーリングを受け取りません。後ほど布団に入るときに改めて受け取ります」とはっきり宣言してください。★ヒーリングは医療行為ではありませんので、受けたことで怪我や疾患が良くなったり悪くなったりするというものではありません。変化はご自身が望まれたことを後押しするために現れます。ご自身の判断と責任によりお受けくださいね。
2010年04月14日
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門柱にあるインターホンに来意を告げると、軽い音をたてて大きな門扉が開かれた。 ゆるやかな丘を車で登る両脇には、緑の芝生にとりどりの花が咲いていた。館の手前に車を停め、玄関に向かう。 雨上がりの初夏の空気はすがすがしく、緑の匂いがする。しかしひとめで旧い領主の館とわかる実家に近づくにつれ、恋人の口数が少なくなってゆくことにリフィアは気づいていた。 彼の家族の話を聞いたばかりだったから、さもありなんと思いこそすれ、なんと声をかけていいのかわからない。 沈黙を漂わせたまま、二人は応接間に通された。 初老の執事が姿を消した後まわりを見ると、色あせ始めた壁紙にいくつものポートレートがかけてあった。 写真も、昔風の肖像画もある。 「これ、アルディ、あなたね?」 小さな銀髪の男の子が笑っている写真をみつけて、ふとリフィアは微笑んだ。 周囲に写っているのは彼の両親と妹だろうか。 ストレートな銀髪と人懐こい笑顔がよく似た、幸せそうな家族の肖像。 「そうだよ、これが母で……」 アルディアスが長い指で写真の女性を指したときだった。 「触るな!」 震えた声がして部屋の入り口を振り返ると、執事の押す車椅子に乗った銀髪の男性がこちらを睨んでいた。 しかしすぐに表情を消してうつむく。 「……すまない、その…大事なものだから」 「…いえ。こちらこそ、不用意に失礼しました」 指を引き戻してアルディアスは呟いた。 なんて会話なの、とリフィアがはらはらと二人を見守る。 ポートレートが大事なのは、それが家族の肖像だからで。 触れようとしたのはそこに写っている息子で。 それは恋人に自分の家族を紹介したかったからで。 お互いに大事に思っているはずなのに、どうしてすれ違ってしまうのだろう。 四半世紀をまたいだ再会は、互いの記憶の姿からはあまりに離れてしまったのだろうか。 父にとっては、まだ五歳だった息子は自分を越えるほど大きくなって。 子にとっては、大きかった父はこんなにも老い、小さくなったのかと。 久しぶり、よく来たねと笑顔で抱き合うことさえできれば、すべては春の雪のように光に溶けてゆくのだろうに……。 ブルームーンを思わせる青みのある銀髪と深い藍の瞳とその顔立ち、広い肩幅。こんなにも二人はよく似ているのに。 大人と子供、二人の女性の形をした溝は深くて遠くて、どちらも手を伸ばせないかのようだった。 「元気で、やっているのか」 「はい。……おかげさまで」 「そうか」 一言ずつに微妙な間の挟まる、雨だれのような会話。 執事の淹れてくれたお茶はとても香りがよかったけれど、砂を飲んでいるような気がしたのは隣に座る銀髪の恋人に共振しているのかもしれなかった。 アルディアスは紅茶のカップで視線を隠しながら相手を見やった。 車椅子に乗っているのは、足が不自由になってしまったのだろうか。 記憶にある父はとても大きくて頑丈で、しかし母を亡くした後は、やるせない瞳で自分を見ていて。 そうしながらその瞳は息子ではない誰かを見ていて、ごめんなさいと何度も泣きながら謝った言葉は、届いていないように当時の彼には思えた。 いや、届いていたとしても、父もまた妻と娘の死という大きなショックに見舞われて、返事をする余裕がなかっただけなのだ。 しかもその原因が息子だったとあっては、あれだけ家族を愛していた父にとっても、受け止めるのは非常に難しいことだったのだ。 仕方がないことなのだ。 今のアルディアスにはそう思える。 しかし何度もそう言おうとしては、口は重く閉ざされた。 老いて病を得た父親に、癒しの技のために触れさせてほしいと心が思う一方で、手は吸いついたようにカップを持ち続けていた。 理性は自分の不甲斐なさを呪い、感情はもっと認めて抱きしめてほしかったのだと泣く。 おそらくそういうことなのだと、さらに自分のどこかは言っている。 しかしその葛藤を、この弱った父にそのままぶつけることは、できない。 「……父さん」 長い長い沈黙の後で、カップをテーブルにおろしてアルディアスは呼びかけた。今までのすべての気持ちを、その一言に乗せるかのように。 彼にとってはたった一人の家族が顔を上げる。血族の印になるだろう深い青い瞳。 「この人と、結婚します」 恋人の肩に片手をそえて、はっきりと彼は言った。その手がかすかに震えていることに気づいたのは、おそらくリフィアだけだったろう。 青い瞳があらためて彼女を見る。 そこにあるのは強い理性と慈愛の色だ。アルディアスの性質は間違いなく両親から受け継いだものであり、私はそれに感謝しているのですと……伝えられたらどんなにいいかと、リフィアは思う。 「……そうか」 それだけを、主は答えた。 翌日、アルディアスは午後から他の親族と広間でずっと話し合いをしていた。結婚と同時に、いままで曖昧にしてきた相続をほぼすべて放棄すると聞いていたから、そのためだったのだろう。 アルディアスにとって家はどこもかしこも昔通りのようだったけれど、必要最低限の場所以外に行こうとはしなかった。 かつての彼の部屋も、どこかにはあるのだろう。 しかし昔日の記憶のままに残っていても、まったく違う部屋になっていても、どちらの結果でも目にすれば辛いのかもしれない。 それだけでなく、自分はもうすでに他人になりすぎていて、我が物顔に歩く気にはなれないのだ……そう思っているように感じられた。 大まかな案内と敷地の説明をしてくれた後アルディアスが戻ると、暇をもてあましたリフィアはひとりで散策とはいえないような散策をした。 昨日はわからなかったけれど、よく見ると庭はなんだか荒れている。 新芽の少ない枯れかけた薔薇が、館の主の容態を心配しているように見えて、どうにも間を取り持てない無力さが悲しかった。 黙りがちな夜をすぎて翌朝もまた、出立時間のぎりぎりまで話し合いは続けられていた。 親族が彼を留めようとしていたのかもしれない。 昼前、同じく話合いに加わっていたはずの主が、車椅子に乗ってリフィアのいる居間にやってきた。 慌てて立とうとしたリフィアを制し、なにか言いたげにしている。 長い時間そうしていたが、とうとう言葉にならなかったようだった。 やがて、伝えられることがあるならば余さず聞こうと、ペリドットの瞳に祈りをこめるようにしていたリフィアの前で、館の主は執事の介助を得つつ車椅子から立ち上がった。 その大儀そうなゆっくりした動きは、足がかなり弱っていることを感じさせる。 主は立ち上がり、執事に手を離させると、同じく立ち上がったリフィアをまっすぐに見た。 その背丈は息子とほとんど変わらない。 「息子を、よろしくお願いします」 それもけじめと思ったのだろうか。自分の足で立って、主は彼女に頭を下げた。 窓辺から射しこむ明るい光が、その銀髪を照らしている。 あの人の折り目正しさも、父親から受け継いだものなのだ。 ちらりとそう感じつつ、こちらこそどうぞよろしくお願いいたしますと言いながらリフィアは義父になる人に駆け寄った。 深く頭を下げる姿が、負荷に耐えかねたようにぐらりと揺れたから。 執事と二人で車椅子にまた座らせると、主は大きな息をついた。 「お見苦しいところをお見せして、申し訳ありませんな。あれとの……間も」 「いいえ。……いいえ」 唇をかみ、首を横に振るのがリフィアには精一杯だった。 父にも息子にも、とてもとてもたくさんの伝えたいことが、季節はずれの雪のように降りつんでいるのがわかる。 それは長い時の間に押されて固くなってしまったのだろうか。触れれば指のほうが痛くなるほどに冷えてしまい、なかなか溶けようとはしない。 アルディアスは話し合いを急いでいるようだった。 昨晩もリフィアがいなければ、無理して夜中までかかっても終わらせて、片道数時間かかる中央の家に帰りたいように見えた。 久しぶりに帰った実家なのに、季節を計りそこねた雪が舞う。 互いに降りつむ想いの雪は、初夏の館のここだけを真冬のままに留めおく。 窓辺には明るい光が満ちているというのに、灰色にたれこめた重い雪雲が、二人の間にはかかって見えるようだ。 その凍りついた寒さも哀しみも、すべてこの陽射しに溶けていったらいいのに。 生命が喜びを歌う季節が、外気と同じく彼らの心にも訪れたらいいのに。 挨拶の後部屋を出てゆく車椅子の後姿を見ながらリフィアは祈った。 <Lifia - Summer snow clouds ->http://blog.goo.ne.jp/hadaly2501/e/f16e6fa94adb33cf3ca457d44c73d9b1------- ◆【銀の月のものがたり】 道案内 ◆【第二部 陽の雫】 目次 昨日の「てなんごう」の記事なんですが。魂同士の信頼はあるのかも、と書きましたが、だからといって三次元で起きたことをただそのまま許すかっていうと、そういうことではありません。辛いのは辛いし、やってはいけないことはやっぱりやってはいけない。三次元のその生の間で罰を受けたり償ったりは、当然ながらすべきだろうと思います。それはもう、言うまでもなく当たり前の感覚です、私にとっては。ただ、もしも生まれてくる前に、人生の計画を一度全部知って、というか自分自身で計画して生まれてくるのだとしたら、その生にとって重い役割を担う登場人物については、赤の他人ではなくて見知った関係の信頼の置ける魂であったり、何度も色々な生でお互い繰り返してやりとりするような魂にお願いするのではないかと……ああ、そういうのをソウルグループっていうんですかね。(いまさらまあ、そう思ってみたからといって、自分でそれが消化できてるかっていうと、それはそれでまた全然別問題だったりするわけですが 爆たとえばアルディアスの家族。父親とはこの時点で二十五年の間、ずっとすれ違っています。この先どうなるかは伏せますけれど、長い長い間しこりはあり続けました。母親と妹の命を奪ってしまったことへの悔恨も、アルディアスはずっと持ち続けました。それは消せないことです。転生のしくみというか、中間生というものを知って、ならばそういった信頼があってのことかもしれないと思い至りはしましたが、それでも悔恨も哀しみも、なかったことにはならないのです。もしかしたら、三人は今生でもどこかにいるかもしれない、そう思います。けれど、会うのはまだ少し怖いのです。その怖さもまた、認めて抱きしめてゆきたいと思っています。拍手がわりに→webコンテンツ・ファンタジー小説部門に登録してみました♪→4/13 一斉ヒーリング ~見守ってくれる存在と
2010年04月12日
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皆様、暖かいお悔やみのお言葉を、どうもありがとうございます。たくさんの方々にお心をかけていただいて、私も祖母も、とても幸せ者だと思います。タイトルの「てなんごう」は、祖母がよく使っていた言葉で。宮城から群馬、東京(の片田舎w)に出てきた人なので、どこの方言かはっきりしないのですが、野菜の下ごしらえとか、手のかかることをするときに「てなんごうする」と言っていました。私はこの言葉がなんだか好きで、今回のタイトルにもらってみました♪昨日、ちびとおにぎりを持って、近所の公園にお花見に行きまして。とてもきれいな花吹雪で、祖母も好きだったなあ、と思いながら見ていたのですが川べりのその公園、すみっこのほうにのびるだの、ふきだのが生えていましてね 笑まさに花より団子なわが息子、そっちに夢中になって、「ママ~、たべものど~こ~」と捜し歩きながら (その台詞はどうかと母は思うわけですが 爆菜の花、ふき、のびる、つくしをゲットしてきました。夕飯のおかずにそれらの下ごしらえをしながら、「こういうの、てなんごうする、って言うんだよね~」と思い出していたんです。どれもほんのちょっとずつですから、むしろ手間のほうがかかるのですがwwwそして、なんとな~く思ったのが、転生も「てなんごう」なのかなって。生きていれば辛いこともきついことも沢山あるけれど、喜びも哀しみも大事にてなんごうして、そして美味しく食べる・・・というか、消化する、自分のものにする、のかな。祖母がいろいろなものを背負っていってくれた、でもそれはうちの祖母だけではなくて、亡くなるどの方も皆、じゃないかと思うのです。三次元には虐待の連鎖などもあって、私は今生ではそういう辛さはないのでえらそうなことは何もいえないですし単純にそうとは思えない場合っていうのも、いくらでもあると思うのですが。。あくまでも私個人の感覚では、生まれてすぐの赤ちゃんと亡くなる直前の魂っていうのは、三次元よりも中間生と呼ばれる高次元に近いんじゃないかなあ、という気がします。私たちは皆、中間生で「こういう経験をしたい」と決めて三次元に生まれてくるといいますよね。だとしたら、たとえば虐待や殺人やひどい目に遭うのも、魂としては経験してみたかったから、なのかもしれません。もちろん実際の三次元の意識では辛くて当たり前で、泣いても叫んでも相手を憎んでもいいと思います。だってそうなって当然ですもの。だけど、もっと大きなスパンの魂としてみたときに、経験したいからと選んできたのだとしたら被害者になりたかったら、加害してくれる人を探さないとならないわけで。加害者をやってみたかったら(って書くと語弊がありそうですけれど、善悪のないひとつの「経験」として)、被害者になってくれる人を探さないといけません。それはね、もしかしたら、ものすごく信頼してる魂同士でないとできないんじゃないかなって思うんです。長い長い転生の中で、被害者だけやってきた人も、加害者だけやってきた人もいないでしょう。皆それぞれ、どちらも経験しているのじゃないかと思います。「経験を積みたいから」それが目的だとしたら、どちらか片方だけでは片手落ちだからです。もちろん私自身も、両方各種とりそろえております orzそして、三次元のそのときの意識では許せないと思ったこと、ひどく辛くて泣くことすらできなかったこと、逆に加害者のほうで後悔や虚しさだけが残ったこと、色々あります。そのときその場では、感情が動いて当たり前ですし、それを封じる必要はないと思うのです。そもそもそれを経験したくて、または何かの必要があってなんでしょうから。でも、いくつもの転生を眺めてみたときに、もっとも大きなトラウマとして残っていた相手が実はものすごく大切な人だったということがありました。自分のせいで殺してしまったと思っていたことが、実は少しでもその人の魂のそばにいたくて、その罪の半分を負いたくて、だったことがありました。向こうは向こうで、その時その場に「殺人」という大きな出来事が必要だったとしたら、そしてそれが私の手になるものだったとしたら、殺される役を他人に譲るはずはない、と。越えられないような大きな傷だと思っていたものが、気づいてみたら強い想いと信頼のもとにあった出来事だったんですね。。もちろん傷は傷で、それを癒すにはたくさんの時間も言葉も想いも必要でしたし今の大きな流れやタイミングも必要でした。けっこうね、魂がツインだと最初から仲いいんですかなんて聞かれるんですけれども。そんなことないですよ~。少なくとも私の場合は。魂同士でどんな強いつながりがあろうとも、今はそれぞれ三次元に生きているのですから、普通に三次元でのやりとりを積み重ねます。最初からわかりあえるなんてことはないですから、やっぱり色々な行き違いもあるし、お互いに傷つけあってしまったようなときもありました。それが普通なんだろうと思います。・・・むしろ、第一印象は「ひえええ」だったりしたことも 笑それでも、いえそれだからこそ、それぞれに色々を積み重ねて今があるのでしょう。たとえ転生の記憶が曖昧に揺らいでも、今ここで積み上げてきた、一個の人間としての相手への信頼は揺らぐことはありませんから。そうして、やってくるひとつひとつの出来事を「てなんごう」して、私達は生きてゆくのかもしれません。小さきものたちへの愛… それは、そういうことかもしれないな、なんて。いくら生まれる前には約束してきたかもしれなくても、渦中ではお互い目隠し状態ですから泣いたり怒ったり傷つけあったり。同じ課題を何度も繰り返すことだってあるでしょう。それでも長い長い転生のいつかどこかでわかりあえることを、魂の底では信じているのかもしれないなあ、なんて思ってみたりします。そして天に還るときには、誰もが誰かのためになにかを背負ってゆくのでしょう。心を生まれる前に戻して。でも私なんかは根ががさつで大雑把なので、なかなかっていうか 全 然 できてないですけどね~ orzええ、上の人の野郎率(爆)の高さを見てもわかっていただけるかと。あの人数いてですよ。それも、服装とか食べ物とかに頓着しない人ばっかしですからねえ。。。たまに性別間違えて生まれてきたんじゃないかと思います。爆それでも、折に触れて思うだけでも違うはずです、きっと。そう信じることにいたしましょう 笑【陽の雫】のアルディアスが言うように、気づくことから、信じることから、祈ることから、世界は変わってゆくのでしょうから。メールのお返事、ゆるゆると始めさせていただきますね。明日からちびも幼稚園・・・って2時間で帰ってきちゃうな。しかも教習所の予約が。こないだ路上出たの、なんと前回から 1ヶ月ぶり でしたからね。危険すぎる。。 ←・・・すみませんがメールは期待せずお待ちください。頑張ります orz よろしかったらぽちっとお願いします♪→4/13 一斉ヒーリング ~見守ってくれる存在と ※写真は春のプレート(と書くと豪華な気がする 笑)奥から、きゃらぶき、菜の花とつくしのおひたし、のびる♪
2010年04月11日
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去年の11月末、同じタイトルで記事を書きました。あのときには母方の祖母が急逝したのでした。そして先日・・・今度は、父方の祖母が亡くなりました。永遠に元気でいてくれることはないと知ってはいても、こんなに詰めてこなくてもいいでしょうにね。。奈良から帰った日に危篤を聞きまして、次の朝に子供を連れてお見舞いにゆき、その翌日のことでした。母方祖母のときは亡くなり方が急で、葬儀までちょっと間が開いたのですが今回は入院していたのでもしかしてという心構えのようなものはあったとはいえ、お通夜と葬儀がバタバタしているうちに終わってしまったなあという印象です。焼き場が朝一番しか空いていなかったりで、葬儀が朝7時半からとかでしたから…そんなでしたので、ほんとに身内だけの、ささやかな式になりました。今回は、亡くなる前日に会うことができて、本当によかったです。意識はもうなかったのですが、暖かい手とちびの手を握手させることができましたし。父方祖母は昔すぐ近所にいましたので、私と弟は小さい頃よく面倒を見てもらいました。おにぎりや漬物が絶品で、おばあちゃんの丸いおにぎりの味は、いまだに真似できません。おいしかったな~…亡くなる前日に会ったとき、実はもう長くないかもってちらっと思ったのです。なぜかというと、祖母が、私たち血族の重いもの、三次元ではなかなか解消できないようなものを、いろいろと背負っていってくれようとしていると感じたからでした。でも認めたくない気持ちのほうが大きかったのですが、訃報をきいたのはその翌日でした。。お通夜の席でも、引き潮のようになにかが祖母の棺に吸い寄せられてゆくのです。幼い頃の印象に比べると、ずっと小さくなってしまった祖母が持てるだけのものをすべて背負ってくれようとしている気がして、申し訳なくてたまりませんでした。もっと、おばあちゃんだけのために歩いていいのに。そう思っていましたら、友達が「そうやって負ってゆくのは、亡くなった方の徳になるらしい」と教えてくれました。それでも逡巡していたら、こう言われました。「さつきのひかりさんだってさ。 ちびちゃんが結婚して子どもが出来て …ていう時間の流れの中で 帰天するときがきて、じゃ~イロイロ持って行きましょーかね、ってなって、子や孫に「おばあちゃん、重くないですか?」 と、心配されてもあなた笑うでしょ? 多分。」・・・うん、多分笑い飛ばして終わりです。子孫たちにとって本当にためになると思ったら、持てるだけ持っていこうと思うでしょう。たとえ孫に嫌がられてもやりそうです。 ←心底そう思ってしまったので、それ以上心配するのをやめました 笑重くない?って心配するよりも、ありがとうって言ってもらった方が、もし自分ならば嬉しいだろうなって思ったので。 思えば、式が本当に近しい身内だけだったのも、そのためだったのかもしれないですね。。。生前は介護のあれこれなどもあって、やっぱり大変な部分もあったのですけれどもそういった部分も、祖母の死は大きな浄化のように引っ張り出して、そして持って行ってくれようとしているのかもしれません。バトンを託されたあとは、生きている私たちの問題でしょうけれども。引き潮はお通夜の席までで、翌朝の葬儀では上に向かう光の流れが見えました。母方祖母のときと同じく、私の上の人達も総出で膝を折ってお供しているようでした。母方と父方では仏教でも宗派が違うので、お坊様のやり方なんかも違うわけですが表面に出ている言葉や作法が違うだけで、亡くなった人の冥福を祈ったり、残された人の気持ちを宥めたりする目的にはなんの違いもないしそれはきっとキリスト教とか神道とか他の宗教でも何も変わりがないのでしょうね。根底の気持ちは一緒で、きっと出方が違うだけなのではないかなあ。また、お坊様や葬儀社の方たちは、死と見送りという儀式に立ち会うものだからかふとした立ち居振る舞いや言葉遣いの美しさがそのまま遺族の気持ちに反映されてしまう、大変な職業だなあ・・・と感じました。葬儀をいかに大々的にやるかとか、そういうこととはまったく関係がないのですよね。そうではなくて、ほんのちょっとした気持ちと動きの積み重ねで遺族の悲しみは癒されたり、逆にささくれ立ってしまったり、するものなんですね。。そしてそれは、葬儀という特殊な場面で強調されて見えましたけれども実際私たちが毎日生きていく中でも、おそらくは同じように繰り返されているのでしょう。揺れながら揺れながらでも、なるべく美しいものを積み重ねてゆけたらいいね、そう祖母に言われているような気がしました。とても慌しい流れのなかで、いいお見送りができたかどうかちっとも自信がないのですが道々に満開の桜が咲く中、せいいっぱいに感謝は伝えられたかな。これで4人の祖父母を全員送りましたが、不思議なことにいつでもお通夜は冷たい雨で、葬儀の日は青空で。それぞれのときに、そのときの精一杯ができていただろうかと考えてしまいますが・・・でも、きっと、最善のことが起きていたんですよね。そう信じることにします。おかげさまで葬儀は終わりましたが、今週いっぱいはお休みをいただけたらと思います。週末のREF伝授をお待ちの方がいらしたら、本当に申し訳ありません。銀月物語も、ふと気づいたら前回の更新からもう8日も経ってしまっているのでどうしようかな…折しもアルディアスの血族に関するお話なので、もしかしたら出すかもしれませんが基本的にはメール等をふくめて、週明けからの始動をお許しいただけたら幸いです。前回と同じく、来週火曜日の一斉ヒーリングに変更はありません。むしろ受けていただくと大きなエネルギーが流れて私が癒されますのでw、その点はご心配なく、どうぞご遠慮なさらずにいらしてくださいね^^http://plaza.rakuten.co.jp/satukinohikari/diary/201004070000/帰天した祖母は、先に行っていた祖父や母方祖母達に会ったでしょうか。小さな身体にたくさんのものを背負って行ってくれて、大きな存在に「よく生きたね、よく背負ってきたね」と褒めてもらっているでしょうか・・・。昔のおにぎりの味も、亡くなる前の手の暖かさも、ずっと忘れません。おばあちゃんに命を繋いでもらったから、たくさんの大切な人たちに会うことができました。結婚して子供を生んだり友達と旅行に行ったりヒーリングをしたり物語を書いたり、色々な楽しい経験に飛び込むことができているのも、今、ここに生きているからこそ。たくさんたくさん、どうもありがとう、おばあちゃん。お疲れさまでした。どうぞゆっくり休んでね。
2010年04月08日
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諸事情によりちょっと明日からバタバタしますので、早めにアップ。現在、日程変更の必要なセッションや、火急のメールはないと思・・・いますが、来週半ばまでメール業務ができなくなる可能性もありますので申し訳ありませんがお返事にご猶予をいただけますよう、よろしくお願いいたします。急な用件の場合にはmixiのほうへメッセしてくださいませ。携帯からの簡単なお返事などになるかもしれませんが、チェックはしていますのでwそんなこんなで普通に忙しくしておりますが、ヒーリング受けてくださるのは全然問題ないというか、自分にも流れて気持ちがいいのでwお気になさらず温泉に入ってらしてくださいませ~♪どうもありがとうございます☆よろしかったらぽちっとお願いします♪→★リアルタイム日時 2010年4月13日(火) 21:30より1時間(日本時間)★コールイン受け取り可能時間 日本時間で上記日時~4月15日(木) 朝6:30開始までの間の1時間 ※とくに決まった宣言文はありませんが、よいお時間に 「さつきのひかりのヒーリングを受け取ります」と宣言していただければ大丈夫です。 ★募集期限リアルタイム直前(火曜21:30)まで★参加ご希望の方はこの記事(エラーになってしまう場合、mixiの同名記事)のコメント欄に、HN(ハンドルネーム)と都道府県、以前さつきのひかりのヒーリングをお受けになったことがある方は、前回のご感想を一緒にお書きください。私もとても嬉しく励みになりますし、書くことでご自身の気づきも深まるかと思います。※他の記事へのコメント・メッセージ等は無効になります。お返事もできませんので、ご注意ください。★ヒーリングの種類その時々のテーマとともに、純粋な愛のエネルギーによるヒーリングを、お申し込みいただいたご本人、住んでいる土地、ご先祖さまがた、にお送りいたします。もっともシンプルで、誰にでも入りやすく、心の癒しには一番効くのだそうです。ハートが癒されると、ふんわり開いてご自分にとっていいものがたくさん引き寄せられてきます。キラキラをたくさん引き寄せちゃいましょう♪♪★初めましての方は、フリーページをご一読くださいませ^^→→「ヒーリングについて(http://plaza.rakuten.co.jp/satukinohikari/4000)」※よくあるご質問もまとめてあります。ご質問の前にご覧下さいね^^★喉が渇くことがあります。また好転反応が出た場合に楽に流すためにも、白湯などの水分をとられることをお勧めします。★エネルギーやヴィジョンを感じるワークではありません。リラックスして、寝るつもりでゆったりとお布団で受け取ってくださるといいと思います♪★車の運転など、注意力・集中力を必要とする場面では、絶対にヒーリングを受け取らないでください。 眠くなることがありますので、危険です。万一そういう事態になった場合には、「私は今はヒーリングを受け取りません。後ほど布団に入るときに改めて受け取ります」とはっきり宣言してください。★ヒーリングは医療行為ではありませんので、受けたことで怪我や疾患が良くなったり悪くなったりするというものではありません。変化はご自身が望まれたことを後押しするために現れます。ご自身の判断と責任によりお受けくださいね。
2010年04月07日
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マイミクさん達と奈良旅行に行ってきました~。前後に実家に泊まることになっていて、しかも気温が暖かかったり寒かったりで荷物どうしようとか直前まで悩みまくりでしたがおかげさまでとても楽しい旅行でした♪新幹線に乗って、お昼ごろに京都着。病院でお仕事中の瑚月さん以外の4人で合流して、まずはレイキ仲間でマイミクさんのやっているお好み焼き屋さん「お好み天国」でランチ♪ベタ焼きも天国焼きもすごく美味しかったです~~~♪ずっと行ってみたかったので(お好み焼き好き♪)、京都に行ったらまたお邪魔したいな~。ランランさん、ごちそうさまでした♪お好み天国:http://www.okoten-68.com/美味しいお昼をいただき、ロシレム談義で盛り上がったあとは(長居しちゃってごめんなさい~ 汗)、東大寺へ。お目当ては三月堂の仏像様方。5月からだったか、大規模な修復に入って、その後何体かは博物館に移動されるとのことで今のような形で見られるのはもう、今だけなのです。これは行かねばならないでしょう!w ということでいそいそとwww東大寺は、青空に桜が満開でとてもきれいでした。奈良は数日前に雪が降ったとか(爆)強風だったとか、いろいろ心配していたのですが大好きな桜もたっぷり見られてほくほくです♪わい♪入り口でもぎりのおじさんに、前を歩くマイミクさんは「ありがとうございます~」だったのに私と瑚月さんは「サンキュー」言われたんですけど・・・。何人に見えてたんでしょう。中国人かなあ^^;大仏様を拝見して、法華堂(三月堂)をじっくり見て。瑚月さんが日記に書いてらした、ここでしか買えない薬湯をゲットw閉館の時間になりかけだったので、ならまち(なのかな?)を歩いて夕飯へ。タイ料理のお店だったんですけど、思ったより優しいお味でとっても美味しかったです♪奈良時代から作られていた、「蘇」もいただきました。えーっと・・・牧場なんかで売ってるミルクケーキのような、あっさりチーズのような。牛乳の味を残して発酵させた感じでしょうか。これまた意外に食べやすくて美味でした。それからお宿へ~。お宿は、せっかくだから皆一部屋に泊まりたいよねってことで旅館(民宿)です。お風呂が小さめだったので交代で入ったのですけど、お部屋は続き部屋で広いし隣とはちょっと離れているし、石談義もYLのアロマオイルを使ったレインドロップもどき(笑)もしまくりで、すごーく楽しかったですwww箱根のときは12時すぎになぜか強制終了的に寝かされましたが 笑今回は3時半くらいまで起きてましたね・・・^^;翌日は朝一番で三輪山へ。タクシーのおじさんに、何も言ってないのに「朝一番で行けってお告げがあったんだね~」とか言われつつ 爆そして登山者番号は「111」だったりしつつw人から聞いた話だと、本格登山とかけっこうきついとか、色々な情報があってどれくらいの気分で行ったらいいのでしょ?と思っていたのですが。うん、けっこうきついかもですね 笑普通の山道って、階段状の急坂があって、ちょっとなだらかな道があってまた急坂・・・って感じが多いかなあと思うのですけど三輪山ってなだらかな道がほとんどなくって、ひたすら急坂!な感じなんですね~。それを仕事モードのハイスピードで登るものだから、本気で死ぬかと思いましたとも。 ←本体的には、きついよ~休もうよ~~~~なんですけどねえ・・・すごい速さでとっとと登る人がいるんだよねえ・・・背後に・・・ 爆ええ、上の人のタフさを再確認いたしました。うちの人たちの体力は並じゃないわ…本体ついてけん orzお山は、木も草も神様のものだから斧を入れてはいけない・・・と聞いていたのですがなぜかちょっと荒れ気味。あちこちに大きな切り株があり、それもちょっと放置された印象で…あれはなぜだったのかなあ。。同道した瑚月さんは、がっつり浄化系お仕事が入ってしまってても~~う大変そうでした^^;瑚月さんが「待って~~~止まってえぇ」と止まる場所が、他のマイミクさんのうえっぷポイント(爆)=浄化ポイントで完璧に合ってましたね…鋭い方々はいろいろ大変です。激ニブの私は、そうやって止まったところになぜか必ずある磐座で手を合わせるくらいでwそんなこんなで、所々のポイントで止まりつつ行くうちに、頂上でお参りして帰りはじめるまでに1時間半が過ぎていました。でも帰りは早い早い 笑30分足らずで降りたんじゃないかな~。。行きで使った時間のつじつまを合わせましたって感じで、ものすっごいスピードで戻りましたです。下山してからは、大神神社へお参り。日本最古の神社でおみくじをひいてみればよかったのですが、すっかり忘れてて残念!でも接待みくじ(@聖☆おにいさん)だったらどうしようとかwww大杉の巳神さまにもご挨拶してきました。それから電車でならまちへ・・・と思ったら行ったばっかり。しかたなくタクシーで、一路今西家書院へ。ここで、正倉院で復元された古代のハープ楽器「くご」と能管の演奏を聴くのが今回の旅の最初の目的だったんです。タクシーでは、私はすっかり寝こけてしまって^^;瑚月さんに呼ばれてたらしいの、ちっとも気がつかなくて悪いことしちゃいました。。ごめんなさーい><書院についたら、お座敷で美味しいご飯をいただいて…なんと、お隣が日本酒の蔵元なのでお酒までついてました♪八重桜の酵母で作ったという「八重桜」はとても華やかな香りで、食前酒としてよさそうな甘めの感じ。でももったりした甘さではなく、ほんとに八重桜の華やかさと甘さって感じでした♪次に出たのが「南都霞酒」。うすにごりの生酒で、こちらも香りがとてもよいですが、「八重桜」よりは辛口ですっきりしていて美味しかったです。夫が飲兵衛で辛口好きなのでw お土産にはこちらを買って帰りました。実家の分もあわせて四合瓶を二本はちょっと重かったですが^^;最後、デザートに出たのが「ときめき」。これはもう、しゅわしゅわのシャンパンみたいですwwお米をゆるめに炊いて酵母で醗酵させ、若いうちに飲むとこんなんですねwお米の甘さでしゅわしゅわで、デザートしてはいちごのシャーベットが入っていましたがすご~く合って美味しかったです♪♪重くて買うのは諦めましたが、生のいちご入れたりしてもきっと美味しいだろうなあ。お庭に桜の見える書院造のお座敷でご飯を堪能した後は、ちょっと着替えさせていただいて(ほんとは駅とかでさっと着替えたかったんですが、タクシーだったのと道が混んでて時間的にちょっと無理だったので)「くご」と能管の演奏を・・・・・・山登りしてお昼にお酒までいただいたらもう・・・ええ、ものすごく癒されましたです。はい。 爆「くご」はこんな感じの楽器です →http://kirihaku.com/gakki/kugo.htmlハープ系の楽器なのですが、もうどこの国でも断絶してしまっているとかで本当の音色がどうであったのかを知る人はいません。今回聴いたのは、お琴とか三味線に近い感じの和風な音色でした。大陸では鳳凰に例えられたという楽器ですから、もうちょっと音が高くて華やかな感じだったんじゃないかなあとマイミクさんと話し合い・・・ていうか、そのマイミクさんは実際いらしたんでしょうね、弾いてたんですねきっとwww私は「くご」を弾いてる感じは全然なかったのですが、ちらっと踊ってる人は見えたので「くご」に合わせて舞ったりする人だったらいいなあ~なんて思ってました。大陸系の舞人っていうのは、ちら見は何回かしたことあるのです。胡旋舞みたいのだったから、もしかしたら本当に「くご」で踊っていたのかもしれません。実際はどうかわかりませんけど、そしたら楽しいな~♪コンサートを聞いた後は、ならまちをそぞろ歩いて喫茶店でお茶し♪うっかりするといつまでで~もお喋りできてしまうので、いかんいかんとお土産を買いつつ駅に向かい。眠いね~楽しかったね~といいながら、帰りの電車の中まで色々楽しくしゃべっていたのでした 笑おかげさまで、とっても楽しい旅行でした!お話を持ちかけてくださったりりちんさん、ご一緒してくださった皆様、本当にどうもありがとうございました♪よろしかったら、またぜひ遊んでやってくださいませ♪4/6 一斉ヒーリング ~見守ってくれる存在と
2010年04月05日
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なんだか背後から、「もっとやってね! 3回シリーズ希望!w」…といわれている気がしますのでこれは逆らわないほうがいいだろうと思ってみました 笑ハイヤーセルフや守護さんと繋がるっていうのは、どういうことでしょう。話せるとか感知できる、っていうのが、まあ思いつきやすいことかなあと思うのですけれども。。。実は、それだけじゃないと私は思っています。もちろん話したり感知できたりしたら楽しいし嬉しいですけどね♪ですが、「繋がる」というのは、そういうこととはまた次元の違うお話じゃないかと思うのです。ハイヤーさんや守護さんっていうのは、私達本体が、というか魂全体が、自分の決めたことを学びながら、その人らしくのびのびと生きることを目指しているんじゃないかなと思うのですがだとしたら、より深く繋がるというのは、よりその目標にクリアに近づくということではないでしょうか。感知するしないとか、関係ないですねwwwだって、今は感知しないで下のこと考えなさいよ~、ってタイミングのときは感知できなくなる、ってことですから。その人の生まれる前からの望みがそこにあって、それに対して無意識のうちにも最善の道を選択してゆけるようになる。ハイヤーセルフと繋がるっていうのは、そういうことなんじゃないかと思うのです。※明日(もう今日か)から移動しまして、今週末は友人達と奈良に行ってきます~。三輪山に登るの楽しみです♪先日の箱根といい旅行続きなのに、ちゃんと行けることになってるのがすごい・・・。せっかくだし、桜が素敵に咲いてるといいなあ~。わくわく♪実家にちびを預ける色々で、帰宅は月曜夜くらいになるのでメールのお返事は火曜以降になります。お許しいただけましたら幸いです m(_ _)m よろしかったらぽちっとお願いします♪→★リアルタイム日時 2010年4月6日(火) 21:30より1時間(日本時間)★コールイン受け取り可能時間 日本時間で上記日時~4月8日(木) 朝6:30開始までの間の1時間 ※とくに決まった宣言文はありませんが、よいお時間に 「さつきのひかりのヒーリングを受け取ります」と宣言していただければ大丈夫です。 ★募集期限リアルタイム直前(火曜21:30)まで★参加ご希望の方はこの記事(エラーになってしまう場合、mixiの同名記事)のコメント欄に、HN(ハンドルネーム)と都道府県、以前さつきのひかりのヒーリングをお受けになったことがある方は、前回のご感想を一緒にお書きください。私もとても嬉しく励みになりますし、書くことでご自身の気づきも深まるかと思います。※他の記事へのコメント・メッセージ等は無効になります。お返事もできませんので、ご注意ください。★ヒーリングの種類その時々のテーマとともに、純粋な愛のエネルギーによるヒーリングを、お申し込みいただいたご本人、住んでいる土地、ご先祖さまがた、にお送りいたします。もっともシンプルで、誰にでも入りやすく、心の癒しには一番効くのだそうです。ハートが癒されると、ふんわり開いてご自分にとっていいものがたくさん引き寄せられてきます。キラキラをたくさん引き寄せちゃいましょう♪♪★初めましての方は、フリーページをご一読くださいませ^^→→「ヒーリングについて(http://plaza.rakuten.co.jp/satukinohikari/4000)」※よくあるご質問もまとめてあります。ご質問の前にご覧下さいね^^★喉が渇くことがあります。また好転反応が出た場合に楽に流すためにも、白湯などの水分をとられることをお勧めします。★エネルギーやヴィジョンを感じるワークではありません。リラックスして、寝るつもりでゆったりとお布団で受け取ってくださるといいと思います♪★車の運転など、注意力・集中力を必要とする場面では、絶対にヒーリングを受け取らないでください。 眠くなることがありますので、危険です。万一そういう事態になった場合には、「私は今はヒーリングを受け取りません。後ほど布団に入るときに改めて受け取ります」とはっきり宣言してください。★ヒーリングは医療行為ではありませんので、受けたことで怪我や疾患が良くなったり悪くなったりするというものではありません。変化はご自身が望まれたことを後押しするために現れます。ご自身の判断と責任によりお受けくださいね。☆ゲリラ開催☆ 3/29~4/4 レインボー・エナジー・フレイム一斉ヒーリング
2010年04月02日
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