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◆先日はお買い上げ有難うございました! ギターの詳細は、Crotey by Kiso Suzuki ジャパンビンテージと呼べるギターで、 工房で完全な調整を施しましたので、製作後50年以上経過してもあれだけのコンディション を保ってるのと、K2の合格レベルに達した音質でありますので、あれだけの音が出る訳で ◆セッティング中の画像は残って無いのですが、セッティング完了直後の画像が有りました ので御覧下さい●音質は綺麗な優しい音で応えてくれます。工房でセッティングしてますので 弾き易い事は言うまでも有りません。◆Kiso Suzuki 社で製作されたギターで、推定50年近く経過してると思います◆数々の名機を残して頂いたメーカーです、型番は判読不能です◆アジャスタブルブリッジを採用してるレアなギターです。アジャスタブルサドルが搭載されて いるので、50年近く経過してる事の根拠です◆バックはベルトのバックルで付いたと思われるキズが有りますが、経年を考えますと良い状態です◆チューニングに問題は有りません ◆初心者用のギター?に真っ向から異議を唱えてる理由は、このギターを弾いて頂ければ なるほど!と感じて頂けると思います。 まともに調整されてないギターでは、上達を邪魔するだけで、結果ギターってつまんない! Fコードで挫折は、今も昔も大して変わって無いと思います。 ですから、Fで挫折の定番の言い訳は出来ませんので、お困りの時はギターを持って工房に お越し下さい。優しい教え魔が待ってます【ギターの下手なK2は除外します】 🌸ギターは始めた時が最高のタイミングで、早い遅いなんてものは関係有りませんし 手当たり次第に何でもやって来たK2は、これ以上の素晴らしい趣味を知りません
2020年07月26日
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◆Jose Ramircj クラッシクギター 弦落ち対策のご依頼を頂きました ギターオーナー様は、つくば市在住のO様です K,SATOと同時にお持ち頂きました◆画像から確認して行きます●スペイン語圏内のギターは、見る度にギター文化の格の違いを感じます ●ナット溝の切り方もプロの仕事と言う事が判ります●バック材もこの通りです◆リペア開始して行きます ◆1E弦の弦落ち対策する前に整理して置くことが有ります ●弦落ちの原因 ①フレットのエッジが短くフレットボードの際まで無い ②ナット溝が外側に寄って切られてる ③ネックの極端な変形 ④プレヤーの運指の問題【弦高が極端に高い場合に発生しやすい】 リペアする前は、有り得ない事も含めてあらゆる可能性を考えて、それを一つ一つ潰さないと 良い結果が出ませんので、経験した弦落ちの原因を列記しました。 結果が有るなら必ず原因が有る、それを見つけ出す事が難しく経験値と柔軟な発想が必要と 師匠に叩き込まれました。 K2が試奏しての感覚です ①のフレットエッジが短い事は有りますが、フレットエッジの切断角度が45度➡35度程度の 違いですから、主な原因とは考え難いです。 1Eのナット溝に問題は無く、ナット製作は完全にプロの仕事です。1E&2Bを3G側に寄せて ナットを作り直しますと、今度は【弾き難い!】となります。③はスルーします ④K2が弾くと弦落ちしないので、O様に試奏して頂き押さえ方を確認しましたら、 エレキギターの低音弦をチョーキングする時と同じ、下に引っ張る様に押さえてプレー されてました。この事から、ナットを乗せ換えても結果は同じですから対策を考えます ●1Eの弦高が0.95mmは有ります、これだけ高いと強いタッチでプレーするO様が、弦を 押さえるのに力が必要で、下に引っ張り気味になるのは自然の流れです。 試しに1Fに0.5mmのスペーサーをカポで止めて弾いて頂きますと、弦落ちする感覚が 変化したとの事でしたので、当初のナット乗せ換えは不要なのでナット溝調整で済みます 無駄なリペアはしないのがk2ギターファクトリーの方針です●6E/12は、3.5mmです●1E/12Fは、3.0mmです●サドルの出はこれだけ残ってますが、テンションを保つ限界との事ですが クラッシクギターでは標準的な弦高です。 ◆ナット溝の調整をします●1Fが1mm弱は工房史上最高値です●0.5mmのスペーサーが引っ掛るけど通る様に調整しました●1E弦のセンターから弦落ちするまで、3.5mm有りますので、適正な弦高でしたら 弦落ちはしないと思います●調整前は0.5mmのスペーサー2枚が引っ掛るクリアランスでしたが、 0.5mmのスペーサーが引っ掛る様に調整しました●フレット&フレットボードはクリーニングして有ります●ボディは超鏡面ワックスで磨いて有ります◆試奏タイム 強いタッチで弾く事を意識してローフレットを押さえましたが、弦落ちさせるには エレキギターの低音弦を、チョーキングする様に弾かないと弦落ちしません。 弦落ちさせるのは少し大変ですから大丈夫と思いますが、O様の確認が一番重要です🌸たいへんよくできましたとなるみこみです🌸
2020年07月26日
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◆Japan・Fender TELECASTER ナット交換&セッティングのご依頼を頂きました ギターオーナー様は、成東ノイズのKomatu様です Gibson J50に続いてリペアのご依頼を頂きました◆画像から確認して行きます●ピックガードの形状からTL52と思います 3Gのナット溝が深くなり過ぎて1Fに当たると言う事でチェックしましたが、 ロッド調整では解消しない事が確認出来ましたので、ナットを交換して行きます●1ピースのネックです◆リペア開始して行きます●ジャパフェンのナット巾は数種類有り、工房では44mm巾のブランクナットを 仕入れて、全てのナット巾に対応可能な様にしてます ジャパフェンのナットは全てがタスクかと思ってましたが、プラスチック製でした プラスチックは如何なる理由が有ろうとも絶対NGですが、リペア後の変化が 有りますので、工房としては都合の良い材質かも知れません リペアして良かった! ブログにアップする前にKomatu様には伝えて有ります●ネックを外す事無くロッド調整が出来る工具を工房で作りました。 レギュラーチューニングのままロッド調整が可能です。 出来るだけギターに負荷を掛けないリペアが工房の方針です ●1Fのクリアランスは微調整レベルです●軽く試奏しました所で、ソロパートが多いとKomatu様からお聞きしてましたので チョーキングでビビらないかを確認してましたら、1Eを3Gの位置までチョーキング しますと、ビビり&音詰まり放題です。これではライブに支障が出ますので ビビリポイントにマーキングしてフレットをピンポイントで擦り合わせしておきます●擦り合わせ後には、フレットクラウン整形して元通りです●このタイプのストリングガイドは、溝からずれていても気が付かない時も有りますので 注意が必要です◆リペアの完了です●仕上がった各ポジションの画像を撮らないとと、思っているだけで工房でリペアを 始めますと、すっかり忘れてしまって本日お渡しさせて頂きましたので、詳細な 画像は有りませんのでご了承下さい◆試奏タイム 90年代に製作されたギターで、これぞテレキャスって音色です。 枯れた音の一歩手前って感じで、この先の成長が楽しみです。 経年変化と言うと、一般的には劣化するイメージですけど、楽器は成長する事です から、弾き込めば弾き込んだだけ応えてくれる1本ですから、ガンガン弾き込んで 下さい🌸たいへんよくできました🌸
2020年07月25日
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◆Kazuo Sato クラッシクギター異音解消のご依頼を頂きました ギターオーナー様は、T市在住のO様です。 ブログに訪問して頂いた事がご縁で、リペアのご依頼を頂きました。 ご依頼の内容は、サドルの交換とセッティングと言う事でしたが、現在の状態からは 異音を解消する事が主目的で、サドルの交換自体は付随する項目と理解致しました。 具体的に異音は、低音弦のローフレット【特に4フレット】のビビリ音が強く出て これは、強いタッチでは必ず起こるビビリ音とは異質な音です タッチの弱いK2でも発生します。◆画像から確認して行きます●全体の材が木目の通った柾目が使用されてます、リペア完了後の出音を確認する事が 今から楽しみです。 個人ビルダーのクラッシクギターには素晴らしいギターが多数存在します●ヘッドも丁寧な仕事がされてます●バック材の柾目も見事です●ボリュート加工に近い形状です●ナットが?です。交換されていると思うのですがこれはいけません 弦振動を伝える邪魔をしてます●サドルの高さに少し驚きました、この高さで6E/12Fが3.25mm有ります ブラジル在住時代に大きなトラブル【トップ板のの剥がれ】をブラジル屈指の工房で リペアされたとの事ですが、ブラジルのプレヤーの標準的な弦高がこの高さなのかも 知れません。アメリカ人のベースプレヤーのベースギターで5mmの弦高で【弾き易いだろ?】 指パワーの違いに驚愕した記憶が蘇りました ●6E/12Fは、3.25mm有ります◆リペア開始して行きます 異音の解消には外堀から埋めて行きます●ブリッジ溝の深さが足りない様に感じます、微調整ではブリッジ溝を深くして弦高調整します●2.1mm厚でオイル漬け水牛ボーンサドルを削り出して仮置きします ピッタリ収まってます。1mm程度は溝を深くした方が良い感じです●調整する遊び【余力】を残してサドルを削り出します●サドルの仕上がりです●6E/12Fは、2.0mmにですがもう少し下げれる感じです●1E12Fは、1.75mmで同じくもう少し下げられる感じです●サドルの仮仕上がりです。ブリッジ溝に対して垂直に立ってます●音出ししましたが、やはり巻き弦がほつれているので、ビビリ音が完全に解消されてません 6Eを交換して確認します●フレットも同時に確認します、ピンポイントで僅かに飛び出してるポジションが有ります マーキングしてピンポイントでフレットの擦り合わせをします●ビビリが出る特定フレットで経験上、バック側左のブレーシングorライニングの剥離が 有るはずと確信してましたので、探し出して行きましたらやっぱり有りました ライニングが剥離してる箇所を見つけ出しました●タイトボンドを流し込む位置にマスキングテープを貼っておきます●タイトボンドを隙間に充填します●外からクランプを掛けて固定を待ちます●マーキングした位置を最小限度で擦り合わせして行きます●ピンポイントで擦り合わせ可能なオリジナル工具を使います●フレットクラウンも元通りに整形してあります●フレットボードクリナーを使ってクリーニングしました●既存のサドルをの外すと言うか、弦を外したらそのまま外れましたので 手間が省けましたと喜んでいる場合では有りません、このナットであの鳴り? どれだけのパフォーマンスを秘めてるギターか、ますます仕上がりが楽しみですが 鳴らすだけのテクがK2に無いのが残念です 師匠の教えで、【他の方の仕事を信用するなよ、自分で必ず確かめろ!】で ナットサイズに対して弦溝が正確な位置に切られているか、ルラーで確認しておきます 正確な位置に切られてました●水牛ボーンのオイル漬けナットから削りだして行きます●サクサクと粗削りして行きます●ナット溝に隙間なく削り出しました、まだ粗削りの状態です●ナット巾に合わせて弦溝を正確に切ります。トップの最終整形はこの後です●1Fのクリアランスは最後の最後に調整します。1Fにスペサーを咬ませて12Fの弦高を 確認します●6E/12Fは、2.0mmで予定通りです◆ここまでの工程でビビリ音が解消されているか確認のため試奏します 巻きが緩んだ4Dはビビる事が判ってますので気にしないで、5A6E弦で確認しますが、 昨日と違って違和感を感じますと言うか、試奏を続けてると違和感からはっきりビビリ音 に変わって行くのが判ります。 まだ原因が隠れていた事がこのタイミングで出てくれて感謝してます、お渡し後に出たら と思うとゾッとします。●トップ側ブレーシング1番の右が僅かに剥離してます。ノックテストでは音に出ない程度ですが 出音への影響は大きいです●クランプは2丁掛けで固定を待ちます。 この箇所を固定しても異音は完全に収まりませんでした◆当初の予想では簡単と考えていましたが、なかなか手強い相手です。●???の時は基本に戻ってセオリー通りのリペアをして行けば結果は必ず出ます 弦を外して内部を更に確認して行きます。 トップ材センターの補強&ブレーシングの先端が僅かに剥離してる箇所が見つかりました 手が届かないタイトボンド・ボトルの先端がやっと届く位置です●超ロングスプールクランプ2丁で固定します これで異音は完全に収まる予定です ◆ナット&サドルを仕上げます●ナット&サドルの仕上がりです。マイクロファインで磨きますと艶が出ます ナットの弦溝の微調整は最後です◆仮試奏の段階で最初のセッティングでは、弦高が低すぎますのでサドルを作り直して 弦高を上げた状態で確認して行きます●12フレットの微調整はこれからです●高めに数り出したサドルです●試奏タイムです・・・この時点でOKとなるはずでしたが、4Dのハイポジに違和感を 感じます、フレーズの流れですと余り感じないのですが、単音で鳴らすと違和感を 感じます、妥協?はしませんので、結果=原因を探して修正します●トップブレーシングの剥離が残ってました、見逃した訳では無いと思うのですが ギターが教えてくれました。ギターに感謝です◆改めてセッティングして行きます●6E/12Fは、3.0mmにセットしました●1E/12Fは、2.75mmです●リペア完了しました◆試奏タイムです 4D~6Eローポジの異音も完全に消えて、4Dのハイポジの妙なサスティーン音も消えて 良い感じです。残念なのはクラッシックギターのポテンシャルを引き出せるテクが無い事 ですが、単音と簡単な和音を弾きますとK2が弾いても、クラッシクギターの音がちゃんと 出ます。 O様に試奏して頂いて出音を聴く事が楽しみです🌸こうぼうしじょうはつの1ぱいのかくごをきめかけましたがなんとかかいひしました🌸
2020年07月23日
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◆YAMAHA FG180 赤ラベル 再生リペアのご依頼を頂きました ギターオーナー様は、工房のビンテージギター情報アドバイザーのYOSI様です 30周年復刻モデルと言う事で入手されたそうですが、どう見ても本物のビンテージ しかも、YAMAHAロゴのお宝ギターです。◆画像から確認して行きます●年代的に理想的なコンディションです●FG180赤ラベルはヤマハのカラーラベルシリーズの最高峰の評価のギターです 【ベージュラベルは除きます】●YOSI様の情報では、ロッドカバーが富士山の様に裾が広がってるタイプが 更に凄いそうです●オープンタイプのペグは交換しなければ成らない事が多いのですが、 全てのペグが正常に作動します●バックのキズは数えるくらいしか有りません、大切に使われていた様ですが、 演奏スタイルはハードだった様です●6E/12Fは、2.75mmで微妙に高いですが、k2ギターファクトリーのセッティングを 体感してるYOSI様には、高くて弾き難い感が強いと思います●1E/12Fは、2.25mmで同じ状態です●1Fは限界まで下がってますので、ロッド調整で弦高調整は不可能を意味してます●サドルは限界ギリギリまで下げれてます●FG180のブリッジは最も厚いセンターで6mmと、一般的なブリッジの8mmと比べて 薄いので、ブリッジに手を入れるのにも限界が有ります●ネックヒールは塗装クラックでは無く、ネック材とヒール材の接着面で剥離してますが、 ビンテージヤマハでは特に珍しい事では有りませんので、気にする事では有りません●シタールの様な高音部の音の原因は弦の様です、画像は同じ2B弦で 上が張られていた弦で、下がダダリオ弦です。巻き終わりの位置が違う事が判りますね? もしかしたらM社の弦では無いでしょうか? 巻き終わりがサドルの上に乗ってるので、シタール状態になってました●シタール音の原因は、ストリングガイドが深すぎと、サドルが低すぎる事が原因かな? と思ってましたが、ダダリオを張ると画像の通りですから、弦を変えれば済む事でした●ブリッジを下げて弦高を下げるのも限界が有ります●計算上ではトップを1.5mm下げて、溝を1mm下げてれば、12Fが予定の高さまで 下げる事が可能です●YOSI様にサドル底面の削り方はご説明させて頂いた通りです 次回からはこれほどまでのバンクは付かないと思います●ネックヒールが剥離してます。 これはヒール材の割れでは無く、この位置でネック材本体とヒール材を接着してる 箇所で、ビンテージのヤマハでは特に珍しい現象では有りません このポイントを利用しない手は無いと思います。此処を利用してサドルの高さを理想的な 高さまで上げる事が出来ますが、YOSI様の許可が必要になります●このまま接着するか、剥離箇所を1mm削ってネックを起こして サドルの出を上げて弦高を調整する方法も良い方法です●ブリッジ・トップを1mm削ってサドルの出を確保します●微妙な高さです●試奏して見ますと、特定のフレットでビビリ音が出ます、フレットが部分的に浮いている 事が原因ですから、浮いた部分を打ち込んでおきます●3Gの弦溝が深すぎて1フレに接触しますので、ナットの交換は必要になるかも知れません◆ネックヒターを掛けてネックを端正して行く事にしました●ネックヒターを掛けてネックをストレートに戻します、110℃で15分掛けます 電圧調整コネクターと赤外線温度計で温度管理をします●ネックをストレートにしながら、ネックの元起きを修正して行きます ボディ側の画像は非公開とさせて頂きます。 時間を掛けて元起きしてますので、クランプ掛けてから即効性は期待出来ません、 数週間~数か月時間が必要なケースが殆どですが、ギターによっては期待通りの 結果が出ない場合も有ります◆1週間経過しましたので、クランプを外してネックの状態を確認します●6E/12Fは、2.25mmです●1E/12Fは、1.8mm有りますが、1E側が飛び出て弾き難く感じる事は有りません この状態でセッティングは殆ど決まりました●ネックヒールの剥離を接着して行きます タイトボンドを流し込んでおきます●強力なクランプでじわっとトルクを掛けて行きます 一晩放置して固定を待ちます●フレットを擦り合わせ行きます●ローフレット側の仕上がりです●部分的に浮いたフレットの位置をマーキングしておきます●ジョーズと呼ばれる工具で打ち込んでおきます●浮いていたフレットを中心にハイポジション側も擦り合わせしておきます●フレットクラウンを整え●オイルを塗ってネックの仕上がりです●ネックヒールの固定も完了しました●ペグのビスが緩んでますので、埋木をしてネジが効く様にします●ブリッジはオイルフィニッシュ仕上げにします◆試奏タイム 名機として有名なFG180赤ラベルです.元気なコードストロークは爆音で鳴りますが バランスの良い音です。指弾きも申し分無い音質です FG180赤ラベルでも個体差がありますが、本機は🎯のギターです。🌸たいへんよくできました🌸
2020年07月22日
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◆Gibson Southern Jumbo セッティングのご依頼を頂きました ギターオーナー様は、Johnny.K 様です。 IJ様とお話して見ましたら、共通の知人&ライブ会場が多数有るのですがお目に掛かるのは 初めてです。工房に看板を設置してませんので、工房前をスルーしてしまったとの事です。◆画像から確認して行きます●J45の上位機種として誕生した Southern Jumboには風格を感じます●Gibsonはやっぱりこのロゴに限ると思います●クリアの一部がボツボツになっている箇所を修正します ラッカー仕上げ?でしたら、ジャケットの素材に注意しなければ成りません 理由はお引渡しの際にご説明いたします ●ネック裏の感じからラッカー仕上げでは無いかと思います 調査しましたところ、Southern Jumboは製作年によって変わる様で確実にラッカーで有るかは 未確認です◆リペア前のセッティングを確認しておきます●セッティング前の6E/12F 2.75mmで弾き難いなぁ~までは行きませんが、 ハイポジでストレスを感じる事は確かです●セッティング前の1E/12F 2.1mmは高く感じます●フレットボードの順ゾリは、最大値で0.2mmでした 0.2mm有りますと、1Fに向かって平均に低くなって行かないために、体感的に 数値よりも高く感じます◆リペア開始して行きます●全体のクリーニングと同時に、クリアのヨレをバフ掛けで修正しました●一部剥がれているピックガードは一度外して、強力では無い両面テープを使って 張り戻します。強力タイプの両面テープを使わない理由は、剥がれる事よりも 剥がれない方が問題が大きいからです。 ピックガードが縮んでるのに、接着剤【両面テープ含む】が頑張ってトップ板が割れる 事は、GibsonのJシリーズでは珍しく無いトラブルです●ネックを調整しましたが、1Fの画像だけ撮って、12Fを撮り忘れてますので、 アップは明日と言う事で・・・◆この後のリペア完了画像を撮る事をすっかり忘れてしまい画像はここまでです◆試奏タイム Gibsonの野太い音質のままで綺麗な音が出ます、確実に鳴るGibsonです。 工房のcube60で鳴らしますと、真空管のプリアンプを咬ましてる様な音です コードストローク、指弾き、ピッキング全ての奏法に対応してくれるギターです 僅かな違いでここまで違うのかIJ様も驚かれてました。 現在のコンディションを出来るだけ長く保つ為に、弾き終わったら弦をダラダラに 毎回緩める様に、K2推奨の保管方法をお願い致しました。🌸ちょっとのちがいでここまでかわるのがぎたーのせってぃんぐです🌸
2020年07月20日
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◆CRAFTER エレアコの再セッテイングのご依頼を頂きました。 ギターオーナー様は、Kano様です◆ギターは活物で、季節や管理方法で日々セッティングが変わって行きます。 ベストなセッティングに未来永劫変化が無ければ良いのですが、木材で製作 されている以上は残念ながらそれは不可能です 今回のリペアが必要になったのは、3月のリペアが上手く行かなかった訳では無く 微調整の範囲と考えてます。 k2ギターファクトリーでは、ミスを認める事に躊躇いは有りません、率直ににミスを 認めず専門用語で誤魔化す事は進化を阻む事と思ってます。◆画像の確認とリペアを開始してます●高音弦の1E,2Bの7フレットから下がビビる症状です。 ロッド調整が上手く行ったと判断してまして、ロッドを緩めて順ゾリ方向に戻せば簡単に 済むと思ってましたが、少し見込みが甘かった様です。 原因はお引渡しの際にご説明申し上げます●ロッドを緩めるとリペア前の弦高近くまで戻さないと、ビビリが収まりません 一度適正な弦高を体感しますと元に戻れなく成りますので、弦高を上げずに セッティングをキープする方法に切り替えます●1E&2Bのフレットをピンポイントで擦り合わせして行きます●レギュラーチューニングの状態でフレットロッカーでポイントを探してマーキングして おきます●フレットボードに傷が付かない様にマスキングしておきます●部分擦り合わせが完了しました。部分擦り合わせの工具は工房のオリジナルです●フレットクラウンを削ったままにする工房の仕事を時々見ますが、k2では フレットクラウンも元の状態に戻します●6E/12、2.1mmで元通りです●1E/12は、1.5mmです●ベストと考えられるセッティングに戻りました◆試奏タイム 今回は工房の試奏担当のKIKI様にお願いしました CRAFTERって良いね~が開口一番に出ました。LRBの音もフロントのシングルコイルも ミックスも使えるし、エレキ弾きもアコギ弾きも抵抗無く弾ける凄いギターですね! 見つけたら即買いします だそうで、k2も同感です。🌸このせってぃんぐがながくつずきますようにねがってます🌸 👆【つ】にてんてんが打てません
2020年07月19日
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◆シリアルナンバーが見当たらない【Japan Fender TELECASTER 】を入手しました 全てのネジがマイナスで、52年製を忠実に再現したモデルです🌻幻のJV+4桁シリアルです【ここまで判りました】 オリジナルの1952年製のテレキャスターのシリアルが4桁シリアルNo. でそれを忠実に再現した為です JV+4桁は偽物と言う人がいるくらい(F/JサイトでJV+5桁となっているので) レアなギターです JV+4桁のTL52-95 【入手した時点ではヘッド裏に 95のスッテカーが有りました】◆画像から確認して行きます●【あなたにもチェルシーあげたい】と同じカラーなので ➡意味判りますか? チェルシーと勝手に命名しました。バタースコッチタイプです ●クラプトンヘッドはストラトでした方が似合うと思います これって意外と大変です、なかなか焦げが付かないのと、弦が飛ぶ事も有って危険ですから 良ゐ子は絶対マネしないで下さい【経験者談】●MADE IN JAPAN の下に有るはずのシリアルナンバーが有りません 消された痕跡も有りません●ネックジョイントのマイナスネジに、ネジを外した痕跡が有りますが、ロッド調整したのか シリアルナンバーの有るプレートを交換したのかは不明です Fenderの刻印も何も無いのは不自然の様な気がします●ネック裏にも有りませんが、円形で95って書いてある小さなシールが貼って有りました ペグのビスもマイナスです●JVシリアル?まさかと思いましたが、4桁のナンバーは無いはずなので 単にパテントのナンバーのようです パテントナンバーがJVで始まるのは不自然の様な気がします このタイプのリアピックアップは初めて見ました アップした時点のリサーチでは、ジャパヘンのサイトでも、JV00000 JV+5桁から始まってました●ピックアップセレクターのフロント接点の感度が良く有りませんが 接点復活剤でOKなレベルです●それなりに年数は経過してる様です●弾き込んで有ります メイプル指板の分厚いクリアが、弾くことによって剥がれたギターを見るのは2台目です 張り指板では無く【一刀彫】のネックです ⁂ラッカー仕上げのギターで有れば普通に起こる事です●ピンクの内張はGibsonの専売特許と思ってました◆気になる音質はと言いますと、最初に音出したアンプは、はっきり言って音が出るだけ ってアンプでしたが、K2が20歳の時にプロのギタリストから譲って頂いた76年製の テレキャスと互角以上です、当面の間は工房に置いておきますので試奏OKです◆工房のレアギター・シンクタンクのYosi様&Me君に情報提供をお願いしましたところ 85年~86年にアメリカのフェンダー工場が稼働して無かった時期に、フジゲンが 製作した個体の可能性が有るとの事です【画像アップ前の情報です】 もしそうだとしたら、かなりレアなテレキャスの様です 後日、更に詳しい調査をして行きたいと思います。 ボリュームポットを止める六角は、13mmでしたのでインチ規格でした◆画像を確認された、Yosi様続報が入りました ブリッジプレートの、JV の刻印はシリアルナンバーの可能性が有り、通常は5桁の整数 ですが、4桁も有ったらしいとの事です。いずれにしても、滅多にお目に掛かれない個体に 変わりは無いとの事です。◆ST52-95 JVシリアルの4桁整数で有る事が判明しました。 JVシリアルのごく初期のモデルで、ラッカー仕上げ、USフェンダーピックアップ~ 幻のモデルとまで呼ばれている超レアな個体です。 工房に持ち帰ってマーシャルで鳴らした時に、41年前に入手したテレキャスの音に 酷似している感覚になったのも頷けます。🌸手放す事は絶対に多分有りませんと思います🌸
2020年07月18日
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◆Gibson L00 ピックアップ交換のご依頼を頂きました ギターオーナー様は、GENさんです Rare Earth Single Coil Active Soundhole Pickupの乗せ換えになります 上記のピックアップを長年使い続けている関係で、ハムタイプに交換すると ステージングを組み直さなければ成らないので、ノイズ覚悟のシングルを チョイスしたとの事です。 ◆画像から確認します●ビンテージ感が有りますが、僅か20年クラスでまだまだ若いギターです ラッカー仕上げは管理に気を使いますが、早めにビンテージ感が出ますので良いですね ラッカークラックが出ると最高です【個人的な嗜好です】●純正のグローバーからクルーソンに交換したので、重量を補う為に重りが付いてます 【勉強不足で正式名称を知りません】●20年前のRare Earth Single Coil Active Soundhole Pickupは、アクティブでもボリューム コントロールが付いてません◆外したRare Earthに弦アースが取られてますが、アースに触れてもノイズ音に変化が有りません ジャックに触っても同じですRare Earthシングルコイルのノイズは個体差が有るのと、 弦アースを取っても効果が期待出来ないケースが有ります。◆ジャックに触れてもノイズに変化が有りませんので、弦アースを取っても意味が無いと 判断して弦アースを取る事はご相談したいと思います アンプに接続してヘッドホンで確認しても、ノイズは殆ど出ませんのでアースは取りません◆交換して行きます●シールドが1.8メートル近くありますので、サウンドホールからジャックまで取り回しを 考えた長さにカットしてハンダ付けしますが、何故に1.8mのシールドが付いているのか 全く理解に苦しみます。 ◆この先の画像を撮り忘れてましてアップ出来ませんが、交換が完了して試奏して頂いて 本日のライブに間に合いました。 全体の音が格段に良く成った理由は、他の方の名誉の為に伏せておきます。🌸たいへんよくできました🌸
2020年07月17日
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◆Morales M350 再生リペア ギターオーナー様は、千葉県富里市の【WAYS】のオーナー様です k2ギターファクトリーでリペアのご依頼を頂いた【穂高 第弐百五号 】 が完全復活を遂げて、店内ライブステージで活躍しておりまして、【これも大丈夫?】とリピート・リペアのご依頼を頂きました。 事前にMorales と聞いてましたので、もしかしたらアレ?・・・●【WAYS】様をご存じのゲスト様・・・welcome guitar のモラレスM350です 雨や閉店後は店内に仕舞ってますよね? の問に、去年9月の台風の時に 行方不明になってしまい、捜索したら2軒先の庭まで飛ばされていたとの事で つまり、オープン以来【雨にも負けず風に飛ばされても】門番をしていた、過酷な 運命におかれていたギターです。 しかも、M350はオーナーが最初に購入した【青春のギター】と言うから驚きです お引き取りの時に、M350に代わってオーナーにギターの気持ちを伝えました事は 言うまでも有りません【いいかげんにせいよ】DESU ◆無事保護して参りました●去年9月の台風の時に飛ばされた事を代表に風雨の影響は、ブリッジとフレットボードくらいで 頑丈な造りのMorales M350 天晴!です ノックテストでも明らかにブレーシングが剥離してる反響音も帰って来ません。 それどころか、反響音は鳴るギターの前提条件である、乾いた金属音が返って来ます 思ったよりも状態は良いので完全復活可能です、まずは門番時代の湿気を抜きながら リペアを進めて行きます●ヘッドは白濁してますが、普通に管理していたギターでも起こります●見える範囲で木材の腐食は無いようですが、腕を入れて見ましたら、 不思議なブレーシングの構造なので、先に見て唖然とするよりも 切羽詰まってから見た方が良いと感じたのでミラーを入れませんでした。●5フレットのポジションマークを紛失してます。フレットボードのダメージは サンディングして取除きます●バックは普通のビンテージギターって感じで問題は有りません●ペグも普通に回ります、ネジが素直に外せる事を願ってます バラシて錆びを除去してからグリースアップします●ネックを見る限りでは、かなり弾き込まれてます●ブリッジは無垢材ですから、サンディングすれば問題は有りません●フレットボードもサンディングします●ペグのビス&ロッドカバーのビスも折れる事無く外れてくれましたが トラストロッドが不安です。 いきなり回す事はしないで、サビ取りスプレーを掛けて24時間放置します◆再生リペア開始して行きます●ボディ全体を磨くことから始めます 風格の有るビンテージギターに変化しました●ヘッドの白濁は内部で発生してるので、取れませんが表面に艶が戻って来ました●バックも良い感じです●ブリッジもこの通りです ハカランダで作られてますので、オイルフュニッシュ仕上げにして木目が判る様に します●外れかけたポジションマークは外して接着し直します。ポジションマークの切れ込みは 埋め込んでから入れられてます ●5フレットのポジションマークを削り出して合わせて見ます どの程度水の影響が有るか、テスト的にサンディングしましたら、フレットボードも ハカランダが使われている感じです●ポジションマークを接着します、フレットボードとの隙間はパテ埋めします クラウンからの切込みは、フレットボードに接着してからしますが、0.5mm厚の ドルメル用の超超小型丸鋸の刃は流石に持ってませんので、工夫が必要です●幸いにもロッドは周りましたが、ネックの修正が出来るかの確認は現時点ではしません●5フレットはオリジナルの形状を忠実に再現してます ポジションマークの仕上がりです●ブラスピンがピンホールを修正する必要が無く、ピッタリでしたのでこれを使います●ペグを戻しますとギターに戻って来たなって感じます ●ストラップピンはこの位置に打ったらNGです。裏に受けの木が無いので、アッと言う間に 外れて床に落下と言う悲惨な事になります。 正とされる位置に移動させますが、この穴は埋木してからペイント補修します◆外側のリペアが完了しましたので、内部に手を入れて行きます 内部が乾燥し始めて最初のノックテストでは判らなかった、トラブル箇所が姿を現す 頃と思います。●バックから確認して行きますと、姿を現してくれました。 3番の左が剥離してます●バック材の合わせの補強板も剥離してます 3番の右も剥離してます●見つけ次第、接着して行きます センター補強板と3番の右を接着します●3番の左の接着です。ボディは厚いのですが、サウンドホール際のブレーシングが高いので 腕が奥まで入りません、ジャッキ掛けは少し難儀しました 本日はここまでです、1日放置して固定を待ちます●ネックブロックも剥離してます●バック2番の左も剥離してます●バック4番の左も剥離してました。スクレーパーの柄の部分のセンター補強材も浮いてます●本日も剥離が判明したバック側3カ所を接着します ●バック4番を接着します、ジャッキを掛けてから外からボディクランプを掛けます⁂ここまででバック側は完了と思いたいのですが、過酷な状態で飾られてましたので 完全にOKとまでは言えません。◆トップ側を確認して行きます ノックテストで、同じ位置なのに微妙な違和感を感じる反響音がすると思えば、 感じない事も有りますが、この場合は経験上、僅かに剥がれてる事に決定なので 妥協しないで確認しましたら、やはり有りました●Xブレーシングの左で、サウンドホールから見て、逆側に僅かな隙間が有りました ●タイトボンドを流し込んで固定を待ちます。 本日段階では、他に剥離箇所は発見出来ませんでしたが、更に木材の水分が抜けてから 変化が起きる可能性は充分に有ります●現代風のナットの形状に整形し直します。弦とナットの接触面積を減らす事によって 音質向上が狙いです●1~3フレットは試奏してみないと確実ではないですが、 打替えが必要になる可能性が有ります●フレットボードはR350です ●サドルを削り出すサイズを測定します、予定弦高12F/2.5mmではナットの出が 全く取れません。●ブリッジ厚8mm有りますので、2mm下げてサドルの出を確保します●ブリッジにデコレーションが有りますので、トップは斜めに削りました●削り出すサドルのサイズです●粗削りでピッタリ合うか確認します●サドルの仕上がりです●弦のテンションが掛かって予定通りの弦高に成ります●ロッドもちゃんと機能してます●弦を張って音出ししましたら、1~5フレットの窪みでビビリますのでフレットを 擦り合わせて見ます。駄目元なので思い切って擦り合わせます、 駄目なら部分打替えをします●擦り合わせました何とか行けそうです●1Fにスペーサーを付けて12フレットの弦高を測定します 微調整が必要ですが、ロッドを調整した直後ですので少し時間を空けます●ネックのサイドバインディングに隙間が有りますので、年代の近い物を使って隙間を埋めます●ピッタリ収まりましたが高さが足りない分はパテを埋めます●もう門番する事は無いでしょう!ステージの中央ギターハンガーに掛けられますので 安心して下さい まだ完成の画像では有りません●ストラップピンの跡穴はメイプル丸棒で埋めて、色合わせします◆ネックが安定して来たようなのでセッティングを決めて行きます●1Fを調整します●6E/12Fは、2.5mmにセットしました。マスターのプレーにはこの高さが必要です●1E/12Fは、1.75mmです●仮の試奏タイムです 長い間弾かれて無いどころか過酷な状態に置かれてましたので、材が振動しない感じです ステージではピックアップを介した、強めのコードストロークの演奏には、 余分なサスティーンが無い方がピッタリでステージで活躍してくれそうですが、 4Dの音に違和感が有ります・・・まだ隔離が隠れているようです●トップ側のXブレーシングに3カ所並んで剥離してました、纏めて接着します●ストラップピンの下穴を開けておきます●ナットの仕上がりです●白濁はクリアの下塗りの関係で発生する事はよく有ります●ストラップピンも正規の位置に付けて有ります●GOTOHのペグが純正ですから、ミドルクラス以上のギターです●バックの仕上がりも良い感じです●同じギターのブリッジとは思えない仕上がりです【自画自賛】●随所に手が掛かりましたが、完全復活リペアの完了です◆試奏タイムです ボディサイズに反比例するかの様に音量が控えめですが、最初の一発目のDコードの 音量と、15分位鳴らした後の音量に変化が有るのが直ぐに判りましたので、 水分が抜け切れて無いのと、セルロースがバラバラに並んでるのかも知れませんが 乾燥が進むのと、弾き込んで行く事によって本来のポテンシャルを発揮する事は間違い 有りません、赤ちゃんを育てる様に優しく弾き込んで行って下さい。🌸こんごのせいちょうがたのしみです🌸
2020年07月14日
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◆BLITZ by ARIAPROII BLP-SPL Yellow セッティングのご依頼を頂きました ギターオーナー様はKIKI様です サウンドハウスさんで購入されたその足で、工房にお越し下さいました。◆ブリッジ調整で簡単に済むと思ってましたので、ブログアップは予定してませんでしたが、 セッティングが完了した試奏1発目の音の変化にKIKI様と2人で驚いてブログアップする 事に成りました 【ご注意とお願い】 音の変化はKIKI様とK2の個人的な感覚であり、試奏用のアンプはマーシャルの チューブアンプを使い、シールドはモガミ製でジャックはノイトレック、 ピックはべっ甲を使っての試奏です また、ギターは全く同じ材と工程、同じ部品を使っても一台一台違う事は有りますので、 あくまでも、今回のギターでの起こった出来事です。他の個体でも起こるかは不明です 調整前と調整後のアンプ設定は同じです。◆画像から確認して行きます◆¥16,800(税抜)(¥18,480 税込) 脅威的な価格です、フレットエッジの仕上げに若干甘い箇所が有りますが、 他の廉価版とは違い普通のエッジ処理がされてます。 しかしながら現時点で調整するほどでは無く、乾燥する冬の時期に纏めて調整する方が エッジへの負担を考えて正しい判断として今回はスルーします。 廉価版ギターで無くても乾燥が進むとエッジが引っ掛る事は普通に有ります。●ペグの精度云々のコメントが有りましたが、この個体に関しましては4~6弦の 感覚に違和感は有りませんが、3G2Bペグがグリースが切れてカムが直接回ってる間隔が 有ります、チューニングをして弦が安定してからはチューニングの狂いは気に成りません でした。 ⁂分解して確認した訳では無く、リペアマンとしての経験で表現してます シビアなライブで使うのでしたらペグ交換をお勧め致しますが、普通に楽しむの でしたら充分と思います。 K2はギターとのファーストタッチのペグを回した時の感触に、違和感が有るのは 我慢出来ません、この個体でしたら迷わずグロバーに交換する価値は有ると思います●P90らしい音質です◆セッティング開始します●逆ゾリ方向に動く直前までロッド調整してネックをストレートにしますと、、 1F&2Fが3フレットに接触しますので、3フレットを擦り合わせします。 こうする事により最大限低い弦高での調整が可能になります フレットクラウンは元通りに整えて有りますので、擦り合わせしたことは判別出来ない と思います。●エレキギターの標準的な弦高と言われる、6E/12F・2.0mm 1E/12F・1.5mm のセッティングにして有ります。●セッティングが完了しましたが、数日~数週間後にネックが動きますので微調整は 必須となります◆試奏タイム セッティング前のアンプ調整のままで音出し1発目で驚きました、【あれ?全然違う】 と思ったのは、試奏したKIKI様も同時に感じた様で、同時に全然違うね!の言葉が出ました 具体的な変化は リア~レスポール系のリアは硬いねが、ライブでもこのリアなら使えるに変わりました ミックス~ミックスだけはライブでも充分使えるねが、ミックスも更に良くなったね フロント~少し籠った感じで使い方次第で使えるねが、レスポール系のフロントは良いね エレキギターのセッティングだけで、ここまで変貌した個体を工房で記憶に有りません 【ピックアップ等の交換後の変化は除きます】 試奏後に、ヘッドの突板を変えちゃおうか?【意味は判ると思います】音聴いたら 誰も気が付かないかもね? 弦のチョイス KIKI様定番のエリクサーも良いとは思いますが、アリプロのギターですから アリプロの弦をそそまま使う事も、有りでは無いかとご提案しました。 アリプロの弦は、リーズナブルなので、セッティング専用弦として工房では 採用してます。 現在の音質を変えないならアリプロ弦で、工房としてはダダリオが更にポテンシャルを 上げる様な感触です。🌸ここまでへんぼうしたえれきぎたーははじめてです🌸◆購入先は、サウンドハウス様です
2020年07月12日
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◆DEAN ZELINSK 弦高調整&セッティングのご依頼を頂きました ギターオーナー様は、Furukawa様です。先日のヤマハAPX600の仕上がりを 評価して頂き、これもお願いしますと言う事でご依頼を頂きました。 k2ギターファクトリーにご依頼頂くお客様は、必ずと言って差し支え無いほど リピートして頂いております。信頼に確かな技術でお答え出来る様にリペアを 進めて参る所存です◆画像を確認して行きます 最初はロッドの調整のみの日帰りリペアでOKと判断して、ブログアップの必要が無いと 思ってましたので、リペア前の画像を撮ってませんでした。 リペア完了後の画像をアップします●トップのバリ虎が見事です●ハムバッキング2発にピエゾマイクが搭載されてます、ピエゾはアコギに近い音が出せて ハムとのミックスも良い感じです●ポットに見えますが実はトグルスイッチです。ピエゾ単独とハムとのミックスの セレクターです●ハムのトグルスイッチはこちらです●ロックペグが標準です●ネック裏の彫り物が凄いです。K2は手のひらに伝わる感覚は嫌いでは有りません●ボディは薄いですが重量感は有ります●ピエゾ用の電池ボックスです●リペア前の6E/12Fは3.0mmでしたが、リペア後は2.0mmです●1E/12Fは、1.5mmです●1Fのクアランスにバラつきが有りましたので、0.5mm弱に整えます●フレットボードの仕上がりです◆リペア完了しました●メイプルネックはロッド調整後の反応に時間差が有り、特にZELINSKYのネック材は 固かったので、調整後に時間を空ける必要が有ると判断しました。 固い分、セッティングが決まると安定しますのでご安心下さい。◆試奏タイム エレキギターのピエゾは個人的には好きな音質です、アコギとは当然違いますが 【汐風のなかで】をライブで演奏した時に、このギターが有れば間奏に苦労しなかった と思います。 弾いていてとても楽しいギターです、ボディが薄いですが軽くは無いので安定感も 有ります🌸たいへんよくできました🌸
2020年07月10日
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◆Takamine TDP531KC N 弦高調整のご依頼を頂きました ギターオーナー様は、Maki様です Gibsonハミングバードの陰で、出番が無くなってしまい、弾き難くなってしまっているので 弦高調整&セッティングのオーダーを頂きました◆画像から確認して行きます●オールコア材のボディのギターです、ライブに使いたくなる様にセッティングして 行きます●Takamineのギターは外国のアーチストにも人気が高いので、このヘッドを良く拝見します●ピックアップシステム内蔵してますが、・・・老眼のK2には判読不可能ですね●コア材のギターは人気も高く、音も良いですね●抑えやすい疲れないネックの形状です◆リペア海開始して行きます●ロッド調整でどこまで順ゾリが戻るか確認します●1Fが0.5mmになる様にロッド調整します この状態ですと、お約束のポジションがビビりますが、気にせずにこのまま数日待ちます●弦高が上がった原因は、弦を緩めずに保管した事によって、ネック順ゾリ&元起きが 原因です。 トップにスケールをあてて見ますとこの通りで、本来でしたらスケールの下羽が、ネックと フレットボードに境界線と一致するのですが、5mm下がってます。 計算上で元起きは僅か1mm足らずですが、この通り影響は大です●ボディにスケールをあてますと、サウンドホールの中央付近を頂点に左右にこれだけ 隙間が空く状態です◆しかしながら、この元起きが有る事を前提に、適正な弦高にセットする事は 可能ですからご安心下さい。でも2回目は思った設定にする事は難しいので 弾かない時は弦をダラダラに緩めて保管を徹底して下さい。毎日弾くから 緩めないなどは言語道断です。弾き終わったら必ず緩めて下さい ⁂全てのギターで可能な訳では有りません、今回のTakamineは可能と言う事です●ロッド調整でここまで戻りました●指で弦高を下げて弦高を下げる事が可能で有ると判断しました●フレットボードで弦高は揃ってませんので、サドルのRを確認します。 暴れてる弦の部分がフレットボードのRとは一致してません 分割してるサドルの高さが一致してないのが原因です◆1ヶ月程リペアを進めていなかったのは、後回しにしていた訳では無く、弦のテンションが 無くなった事によって、ボディ材の自然治癒力を待っていたのです。 だいぶ良い感じに戻って来ました◆セッティングを再開します●予定の弦高になる様にサドルを調整します 分割されていても、両方でR350になる様に調整して有ります●ストリングガイドも整えて、サドルをセットしました●2分割のサドル全体がR350に調整して有ります●フレット&フレットボードを磨いて有ります ローフレットの窪みは取除いて有ります●6E/12Fは、予定通りの2.1mmです●1E/12Fは、1.6mmです●ブリッジ周りの仕上がりです●理想的なセッティングに仕上がりました●リペアの完了です コア材のギターは一台は持っていたいギターですね◆試奏タイム アンプを通さない生音も良い感じです。コア材らしいと言ってもどんな音? ふくよかな温かい音質 説明になっている様でなって無いかも知れませんが ライブで使いたくなるギターに仕上がっている事は間違い無いです🌸じかんをかけたかいがありましたたいへんよくできました🌸
2020年07月10日
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◆TAYLOR 414ce-N 異音解消のご依頼を頂きました ギターオーナー様は、京都府福知山市の、 ログカフェ&薪ストーブショップ フローレスタのオーナー様です。 フローレスタ様は、世界的なジャズベースプレヤーの、ロン・カーター氏が来店された 事も有り、学生の頃、ビル・エバンス&エディ・ゴメス&ロン・カーターの海賊版を含めた ライブ盤レコードを買い集めて聴いていたK2は、ロン氏が近い存在に感じた のは言うまでも有りません。 ロン氏のファンの方はフローレスタ様で、ロン氏と同じ珈琲をオーダーして下さい。 ◆画像から確認して行きます●通称【エレガットギター】です●ロッドとネックが簡単に外せる構造は変わりませんのと、テーラーのコンセプトでも有る ギターはアンプ通してなんぼで、生音はライブで使わないでしょう?実にアメリカンな 合理的なギターですが、最近のテーラーは生音も重視する様になったた見たいです。●フレットボードを始め、全てに最高クラスの材が使われてます●艶消し塗装で、オバンコール材が使われているそうです●ネック材も良い材です◆リペア開始して行きます●お聞きしてる症状から、バック側ブレーシングの1番の左が剥離してる事は 確実なので確認しますと、見込通り剥離してます。●画像はバック側3番の左ですが、画像手前の2番左も剥離してます●画像はバック側3番の右ですが、画像手前の2番右も剥離してます◆バック側ブレーシング3本の計5カ所が剥離してました。◆トップ側のブレーシングを確認します●剥離箇所は目視では認められませんでしたが、バック側の固定が完了してから試奏して 最終判断します。 トップ側のブレーシングの放射状の形状は、スパニッシュ系のギター構造と思います 試奏が楽しみです◆リペア開始して行きます●初日は、1番の左を固定していきます、ジャッキを掛けてから外からボディを押さえ 固定を待ちます●2番の左右を同時に固定して行きます。内部ジャッキを掛けてから、ボディクランプで 外部から押さえ固定を待ちます。●3番のライニングの際は、ジャッキを掛ける手が届きませんので、画像の工具を使います ブログで画像を公開するのは初めてかも知れません スチェマ社で理想的なジャッキが発売されてるのですが、個人輸入価格がとんでもないので 代用可能な工具は工房のアイディアで対応して、リペア料金を抑える様にしてますが、 代用が効かない必要な工具にはコストは惜しみません。●3番の左です、剥離範囲が狭いのでジャッキは1カ所でOKです●3番の左は半分近くが剥離してましたので、3カ所にジャッキを掛けて固定を待ちます◆バック側ブレーシングの接着が完了しましたので試奏して見ます●ヘッドに弦が接触しない様に巻きますと、この方向になります 4D~6Eを弾いた時の振動が凄いです、サイドからも振動が腕に伝わってきます この振動でブレーシングが剥離していたら、想像を超える変な音が出ていたはずです ・・・出音に僅かな違和感を感じます、弦を弾いた最初の出音が割れた様なビビってる 様な感じの音です。トップ側にも問題が有る事が確定しました。◆初期診断でトップ側をノックテストしても、バック側のブレーシングの異音で 聞き分けが付かなかったので、バック側の接着が完了してから改めて調査する 算段でした●トップ側の放射状の2番が僅かに剥離してました、僅かな剥離でも振動が凄いギター での音に対する破壊力は凄いです●超ロングのスプールクランプは、2丁しか有りませんので、3番目以降は明日確認して 行きます。●放射状ブレーシングの、1番の先端も僅かに剥離してました 更に、3番の中央部分は僅かに極細スクレーパーの先端が入りましたので、 接着しないと大変な事に成ります●超ロングのクランプは1丁ずつで足りますので同時に接着して行きます◆弦の選定で悩んでたのですが、放射状のブレーシングはスパニッシュギターの 流れですから、プロのスパニッシュギタープレヤーの【志那虎】先生にご教授 頂くのが一番と思い、早速電話連絡しましたら【SAVAREZ】サバレスの弦が 先生の行きついた結論だそうです、更に明日の昼は時間が有るから、自宅に来れば ちょっとしか使って無かった、1E・2B・3Gが有るから合うか試したら?とナイロン弦 ギターの音出しテストなら任せなさい!と音出しテストもして頂く事に決まりました。 ブレーシングの悪影響を差し引いても、4D・5A・6Eの音は全く問題は無い感じですが、 ナイロン弦がギターのポテンシャルを引き出せないと言うか、邪魔してる感じかしました テンション不足の様な、兎に角スッキリしない感じは、試奏したK2の腕のせいだけじゃ 無い感じです。◆昨日の段取りは完璧でした・・・👆のクランプを外してチューニングして先生の 自宅でテストして頂き、日曜日に発送するでしたが、根本から段取りが崩されました◆チューニング後に4Dから異音が復活してしまいました。 お約束の時間までに何と解消しようと、考えられるポイントを急いで慎重に確認しました●ハーネスの取り回しがサイドに有りブリッジ下に接触してましたので、通常のルートとして 考えてるバックに移しました●フローレスタ様も疑って工夫されたマジックテープは外して処分しました。 通常は古い弦以外の外したパーツは全てお返ししますが、他の物に張り付いたら面倒なので 処分しました ●ロッドも共振してる可能性が有りましたので、逆ゾリギリギリまでトルクを掛けました●サドルもご覧の通りですが、これですと5弦もビビるはずですが、弦との接触ポイントを 整形しておくのと同時に、少し柔らかい音色をオーダーされていましたので、純正の タスク【人口象牙】から水牛ボーンのオイル漬けに交換します●ブリッジの僅かな浮きは最後にしようと考えてましたが、この際ですから接着します●更にバック側の1番右のブレーシングも僅かに剥離してました、見落としていた事をギターが 自分を犠牲にして教えてくれました。極薄スクレーパーの先端が僅かに入るだけですが D-45Vで経験した事と全く同じ症状でした 内心は1番の右が剥離してくれた良かったと思ってます、リペアでお預かりしてる間は接着剤 が頑張って剥離せずに、京都にお送りした後に外れたら面目丸つぶれと言うか、お近くでしたら ちょっと見てで済みますが、離れている場合は理由に関わらず許される事では有りません。◆接着固定は時間が必要で、お約束の時間には間に合いませんでした・・・ 更に、全ての原因は取除いたはずなのに4Dが割れます・・・弦しか原因が無いと 確信してましたので、4Dをマーチンの新弦に交換しましたら簡単に収まりました ⁂原因はアコギと違ってブリッジから手軽に弦を外せませんので、リペア中は張ったり緩めたり を繰り返す必要が有るために起こった事です◆工房の試奏担当のKIKI氏に来て頂いていたので音出しテストをしてみます●工房の試奏テスト用の名機と呼ばれてる、cube60キーボード用のアンプのセッティング を変えながら音出ししましたら、トーンコントロールは、2~5~8がエレガットらしい音質に 成りました。アンプによって特性が違うので共通しないかも知れませんが良い感じでした。 演奏するフレーズは、クラッシクぽいメロディで無いと良く判らない事に気が付いて、 グリンスリーブスを弾いてしまいました、高校時代に覚えたメヌエットは記憶の遥かカナダです◆セッティングを決める前の弦高をチェックします●低すぎでは有りません良い感じです。 ナイロン弦の1Eは透明なので画像を撮ってもサッパり判らないどころか、目視でも 近眼老眼のK2には判別が出来ませんでしたが低い事は確かです●1Fはこの段階では調整しません●ロッドも微調整が必要な可能性があるためカバーを外しておきます●フレットボードは仕上がてます●ブリッジの僅かな剥離無くなりました。 水牛ボーンのオイル漬けのサドルです。全く同じサイズで削り出してますので TPOに合わせてタスクと使分けが出来ます 試奏で3G弦の音が他の弦とハモって無い印象でしたので、同梱されてましたノーマルの 弦に交換します●ノーマルの弦の方が良い感じです●弦の選定を残して現在は【保護観察中】です。異音再発&ネックの安定を確認してからの お届けに成ります。◆弦の選定の件 スパニッシュギターはタッチも強く凄いですが、レスポンスの良いパンチの有る弦が 好まれますので、ソフトな音色のオーダーとは真逆になる可能性が有ります 志那虎先生のアドバイスでSAVAREZのクラッシクギター用弦からのチョイスに成る 可能性が高いです。◆志那虎先生のアドバイスで、AVAREZのクラッシクギター用弦、ノーマルテンションを チョイスしました ●京都➡千葉の長距離輸送ですから、今後はフレットプロテクターを装着して往復する様に した方が安心ですから、今回から装着してお送り致します●試奏タイムです テーラーはアンプ通した音を基本にギターを製作してますが、低音側の音もそうですが 1E,2B,3Gの生音がかなり改善された様に感じました。 アンプのセッティングもそうですが、先のアンプセッティングで出した音質は、ソフト感が 出ている様に感じられますが,K2のテクではギターのポテンシャルを引き出すには至りません が、単音を出して行きますと良い感じです。🌸まんしんそういでしたがぶじかんちされげんきをとりもどしました🌸
2020年07月01日
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◆YAMAHA APX600 弦高調整&セッティングのご依頼を頂きました ギターオーナー様は、Furukawa様です。 数年前からライブ会場でお会いしていて、ギターの話で盛り上がっていました 調整して欲しいギターが複数有るので順番にお願いしたいとの事で、1番バッターの 登場に成りました。 ◆画像から確認して行きます●虎目はペイントでは有りません、突板の虎目を張り付けて有ります、世界のYAMAHAさんが ペイントなどと言った、田分けをする訳が有りませんのでご安心下さい 小ぶりなボディに対する全体のバランス【スケール&ネックシェイプ】は絶妙です●キズが無いと言うよりも、余り弾いて無いような印象です ◆リペア前の弦高データです●6E/12Fは、2.8mmで微妙に高いです●1E/12Fは、2.6mmでかなり高いです この高さですと、弾いていて決して楽しいと言う感じには成らないと思います◆リペア開始して行きます●6E/12Fは、2.1mmです●1E/12Fは、1.8mmです ギターオーナー様から、K2マジックと呼ばれる事も有ります。 どんな手を使ったかは非公開にしますが、Furukawa様にはお引渡しの時にご説明致します このコンディションで安定するまで3日程待ちます●セッティングが安定したと判断出来ましたので、次に1Fのクリアランスを調整します 何時もの0.5mmスペーサーが僅かに引っ掛る様に調整しました●ストリングガイドを付けます●プラスチック製のサドルは論外ですから、相性の良いエボニーに交換します●エボニーサドルとの相性はバッチリです●高音弦の弦テンションを上げるために、了解頂いてブリッジのトップを、 1mm削ぎ落して有ります ●6E/12Fは、2.1mmです●1E/12Fは、1.5mmです。エレキギターをメインでプレーされてますので、 エレキセッテイングして有ります。 しかしながら、全てのギターで出来る訳では有りません●殆ど完了している弦で、5A6Eは特に宜しく有りませんが、この弦でここまで鳴るか? って感じです●6E/1Fが微妙に高い感じでしたので微調整しました◆リペア完了画像を撮り忘れてましたので、最初の画像を流用します◆試奏タイムです 低い弦高とエボニーサドル効果で、弾き易く音色の変化も狙い通りに仕上がってます 弾いていて楽しいギターのお手本のような感じです エレアコなので生音よりも、アンプ通した音を意識して製作されてますが、生鳴りも かなり良くなったと思います🌸たいへんよくできました🌸
2020年07月01日
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