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仕事情報 アサ芸0731 姜尚中「続・悩む力」アサヒ芸能(徳間書店)09/09号2012/07/31発売本バカにつける薬注目作家に聞く!姜尚中(カン・サンジュン)「続・悩む力」アサ芸の書籍コーナー、5週連続でワイド企画やっていたので、1カ月以上レギュラーがお休み。姜さんにインタビューしたのもかなり前で、本書も発売前のゲラで読みました。ベストセラーになった前作も読んでなかったのであわせて読んだのですが、前作も続編も夏目漱石とドイツの社会学者・経済学者のマックス・ウェーバーを手がかりとしている点は共通。続編は「悩む力」というより「幸福論」のお話になっています。姜さんのソフトな語り口調は、癒し効果があり、心地よいインタビューでした。偉ぶらず、常に謙虚で押しつけたりしない。話に身を任せていたので、内容ををまとめるのは苦労しましたが、論理的に段取りよくインタビューするのもこの場合は違うかなと。しかし、漱石の本は読まないといかんなーとは思いますが、前作と本作を読むと、漱石の作品自体がなんとなくつかめてくるので、その意味では漱石入門としても優れていると思います。【送料無料】続・悩む力 [ 姜尚中 ]
July 31, 2012
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庵野秀明の特撮博物館東京都現代美術館木場なんて滅多に来ないところで珍しく取材があって、駅の広告見たら東京都現代美術館があったので、10/8までやってる「庵野秀明の特撮博物館」見た。特に特撮に思い入れがあるわけではないものの、フットワークが鈍ってはいかんということで、午前中にやり残した仕事を気にかけながら駆け足で。東宝の映画作品や、ウルトラマンシリーズ、マイティジャック、ゴジラほかのミニチュアや小道具の数々。特に特撮好きではないので、キャラは知ってても意外と感激は少なめ。それより東宝作品のポスターに出てくる上原謙とか平田昭彦とか佐原健二とか宝田明とかに引っかかる。 で、庵野さんと樋口監督で作った特撮短編映画「巨神兵東京に現わる」はすごかった。巨神兵のひな形、破壊される東京の街並みのミニチュア。こんな精巧なものを作って一発でぶっ壊すなんて。特撮ってすごいって思わせてくれる展示だった。木場は遠い。
July 31, 2012
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「ひっくりかえる展」ワタリウム美術館外苑前・ワタリウム美術館Chim↑Pom(チン↑ポム) がキュレーターを務める「ひっくりかえる展」の最終日。Chim↑Pomが岡本太郎の明日への神話に付け足した「LEVEL7 feat. 明日の神話」や、壁に火をつけて書いた「非常口」、「スーパーラット」、「ヒロシマの空をぴかとさせる」などの代表作。その他、福島原発でライブカメラを指差す指差作業員などの原発関連の作品。エレベーターでは、上を指さしてる防護服姿の子ども(ぬいぐるみ)など。ロシアのアート集団「ヴォイナ」の作品や海外アーティストの作品も。社会的なパフォーマンス系のアートって制作過程に意味があるので、作品そのものを見るというより、制作過程を記録した映像や世間の反応を記録した映像を見てる時間が長かった。そういう意味では、動線の最後、最上階でやっていたフランスのJR(ジェイアール)が象徴的で、2011年のTEDのプレゼン「アートを通して世界をひっくり返す」にすべてが詰まってる。TEDのプレゼンなのでネットで誰でも見られるけど、プレゼンの後半が刺激的。価値観をひっくり返すことに関心ある人は是非TEDで。昼過ぎの入場時、子ども向けのワークショップで来ていた花緑師匠とすれ違い、2時間近く見て出口に向かった時にまたすれ違った。
July 29, 2012
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芸術実行犯 (ideaink 〈アイデアインク〉) Chim↑Pom(チン↑ポム)朝日出版社2012/7/7確か、茂木さんがずっと押してて、3.11の後に渋谷駅の岡本太郎の壁画「未来の神話」に原発の絵を付け加えて大騒ぎになった時もかばってたアーティスト集団がChim↑Pom。本は3部構成になってて、1章は自己紹介的な話と彼らの作品解説。3章はワタリウム美術館で開催している展示会に出展してる海外アーティストの紹介。なので、本書は展示会のサブテキストの趣き。パフォーマンス系のアートって大道芸やお笑いと大差なくて、秋山祐徳太子だったり、初期の大川興業だったり脈々とつながってる。大川興業は1回限りのライブのために、北朝鮮行ったり、トルコのでんでん太鼓事件を起こしたりしてビデオに撮ってた。ビデオカメラとネットの進化で誰でも比較的簡単にできるようになって、才能も集まるようになってアートの文脈で語られるようになって、オシャレになった。結成のきっかけがおふざけであっても、社会に正面からコミットしていたり、行動力があるところに好感。文章も真摯な姿勢で書いてあって、単なるお騒がせ集団という印象は変わるはず。「アイデアインク」て装丁や紙の色に凝ってて新しい新書っぽいんだけど、本屋で探すの大変。新書の棚に置いてない(近所のあおい書店は)。【送料無料】芸術実行犯 [ Chim↑Pom ]
July 28, 2012
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桐島、部活やめるってよ朝井リョウ集英社2010/2/58月公開の映画の評判がよさそうなので、原作読んだ。帰宅部も多いとはいえ、高校生といえばやっぱ部活とクラスの2つで、高校生時代だといつもコイツより上とか下とかイケテルイケテナイとかそんなこと考えてた日々を思い出す。物語には、バレー部キャプテンの桐島クンは直接出て来ず、その周りの5人の同級生や彼女らの物語が連作でつながっていく。朝井さんこれ早稲田の2年の時に書いてるんだけど、文章表現が豊富で飛び抜けてる。こういうのは才能としかいいようがなくて、こんな若い子育ててみたいと編集者に思わせるのも無理はない。エンタテイメント作品としてもよくできていて、デビュー2年で直木賞候補になるのもわかる。去年、別の作品で、本人にインタビューした時も受け答えがしっかりしてて、とても大学4年生とは思えなかった。映画は、本で主役的な役割をしてる人じゃない映画部の人が主役になるようで、それはそれで楽しみ。シナリオ誌の評に原作にないところが面白かったってあったから映画としてもよくできてるのかも。橋本愛が出るのはいいなあ。【送料無料】桐島、部活やめるってよ [ 朝井リョウ ]
July 27, 2012
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情報の呼吸法 津田大介朝日出版社2012/1/10広島の往復の新幹線。長時間なのでいっぱい本読めた。ここ1、2年ですっかり有名人になった津田さんの本。津田さん個人にスポットが当たる本がついに出た。津田さんもIT雑誌のライター出身で、04年に休刊になった日経ネットナビとか、アングラ系のネットランナーとかにずっと書いてた。当時、自分はSB系のネット雑誌やケータイ雑誌とか書いてたので被らなかったけど、津田さんの連載は結構読んでた。そっからどうやって今のようになっていったかが結構細かく書いてあって、ここ最近の仕事や、これからの野望なんかも、情報の交通整理のテクニックと合わせて書いてある。IT系雑誌が一斉になくなった時、廃業したライターも一杯いたはずなんだけど、そこからどういう方向にいったかて、人それぞれで面白い。フリーランスなんて何やってもいいので、肩書きもその時々で変わっていくんだけど、それが一般の人に非常にわかりにくいはず。津田さんは「ナプスター」と「エゴサーチ(自分検索)」で大体のことを学んだとあるけど、ネット黎明期で原稿書いてきた人たちには、人生変えるようなトピックに出会ってるはず。月に100本くらいのサイトをピックアップして原稿書いたりしていた10何年前の自分なんて何だったんだろうとか感傷に浸ってしまった。だからこの本で呼吸するように情報を扱えとか、スルーしろとか、質より量とか、有名無名も関係ないとか、書いてあることは、ほぼ正しいのだけど、10年以上ネットとメディアの世界にいたから情報の価値がわかるし、その整理もできるわけで、言ってることは間違いないけどちょっとハードルは高いかも。【送料無料】情報の呼吸法
July 27, 2012
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広島今週2回目の地方取材。終わって、中学校の修学旅行以来の平和記念公園。丹下健三による人工的なレイアウトはユニークで、慰霊碑のデザインにはうっとりしてしまうのだけれど、それゆえに慰霊碑の前で外国人観光客がお祈りもしないで写真撮りまくりなのを見ると複雑になる。気が弱い私は撮影が終わるまでお祈りずっと待つ羽目に。広島平和記念資料館、こちらもすごく計算されてルートが作られていて、きちんと感情をコントールされる。なぜ原爆の候補地になったかあたりのくだりが、大人になってみると面白い。平日だからお客さんも外人ばっか。館内でフラッシュたかなければ撮影自由なので、外人さんはみんな撮ってる。あと少しで8/6だからか園内、館内すごくきれいに整備されててゴミ1つ落ちてない。キレイ過ぎる。あまりに整然とした雰囲気を味わって時間を過ごしたので。電車の時間までマツダスタジアムの前までいって、大衆の空気を吸って帰還。仕事なければ泊まりたかったー。
July 27, 2012
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旧友は春に帰る東直己早川書房「ススキノ探偵シリーズ」の10作目、東直己53歳の時の作品。3週間前に読んだ1作目が探偵28歳で、今日読んだのが25年後で探偵53歳。2008年あたりの設定。3週間の間に、探偵が25歳も年を取ってしまったよ。探偵は、ネットカフェに行くし、音楽はYoutubeだけど携帯電話だけは持たないポリシーらしい。そんな自分もモバイルPC持たないポリシーなので出先では常にネットカフェ探してるから探偵の気持ちはわからないでもない。1作目に出てきたデート嬢(モンロー)で沖縄に逃げていたモンローが25年ぶりに札幌に戻るところで事件が幕を開けるのだけど、25年の歳月は残酷で、探偵たちは「老けた」「可愛かった女ほど年を取ると酷い」とかかなりなこと言ってる。結末はとても残酷。これがこの物語のウリとがいえ、ちょっと悲しすぎる。札幌旅行のお供ならこのシリーズが一番いい。「琴似」なんて地名出来ても、ちょうど行ったところだったりするし。厚かったけど飛行機、電車乗っている間で何とか読んだ。読み終えたのは東京ついてから京急の中。【送料無料】旧友は春に帰る
July 24, 2012
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札幌日記というよりメモ。今月で2度目の札幌。単騎。取材写真も自分。前日の昼の打ち合わせ終わって午後、エアドゥ。そのまま小樽。ついたら夜。レンガ作りの観光スポットは通り越して、小樽港や埠頭へ行くも真っ暗。映画「探偵はBARにいる」で小雪が来なかった観光船乗り場を見た。翌朝、6時の電車で札幌移動。札幌から地下鉄とバスを乗り継いで、ゴミの山と化していた沼を、彫刻家のノグチイサムが甦らせたモエレ沼公園。札幌行くならここ行けと教えてもらった。自分じゃ絶対思いつかない。センスある友だちがいて助かった。早く着きすぎてぼっとしてたらおばさんが早めに開けてレンタルサイクル貸してくれた。イサムちゃんが「地球を掘る」とか「地球を彫刻する」とかいって作っただけあって、自然と人口造形の融合。人工的な山、ビーチ、森、遊具などが点在してる。子ども、大人、さらにカラスが共存。ゴミの山の跡地だからカラスが一杯いたけど地元の人は全然普通にしてる。ノグチ展も入れて、自転車でほぼ2時間ノンストップ。なかなか飽きない。札幌戻って、取材はそれで面白くて3時間、真剣に聞いてしまった。終わって、北海道大学。4年とM1の2年連続で学会発表を見に来て以来。すっかり忘れてる。都心の駅から徒歩5分にある大学って国立の中でも特殊。こんなところで4年、6年過ごしたら違った人生になる。東直己や探偵みたいになるのも無理はない。昼と夕は大泉洋が出てたドラマに出てきた「すーぷかりー ひげ男爵」と「札幌らっきょ」でスープカレー。ひげ男爵のボリュームはすごかった。
July 24, 2012
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タラの丘のわさび第12回柳家わさび落語会第3部 夜12時~1時20分中野・タラの丘(アイリッシュバー)中野昭和新道通り、定員7.8人くらいのバーでの落語会。「3部」は終電に間に合いませんコースだけど近所だから行ける。1mくらいの至近距離で2席。今週行った落語会・浪曲会は、全部ツ離れしなかったけど今日が最小の5人。特に落語が好きというわけではなさそうだけど、この時間来るのだから濃いお客さんばかり。ウイスキーやスコッチを飲みながら贅沢に過ごせた。1日3部もやって大変そうなわさびさん。青菜で独自の工夫あり。わさび「紙入れ」わさび「青菜」
July 22, 2012
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私の悲しみ渋谷・ユーロスペース21:10~脚本家でライターの武田浩介さんの奥さん、津田牧子さんが出演してる映画「私の悲しみ」。交通事故で子供を亡くした専業主婦を中心とする14人の男女、8つの物語が交錯する群像劇。というか9人のキャラの違う女優(美人という人は1人もいなけど)さんを楽しむオムニバスといったほうがいいかも。いかにも男目線の話ではあるのだけど。冒頭、OL2人、昼休みの定食屋の会話シーン。話題があっちゃこちゃいくのに成立しているところがツボ。しかも一見普通でもてなさそうなOL2人が後々で重要な役で出てくるとは。津田さんだけ役名も津田さんだった。入口でチケット渡してくれた関西弁の女の人が映画に出てきて驚いた。終演後、監督と男の役者でアフタートーク。女優さんも後ろで観てた。ラッパー以来なのか、単館系はアフターサービスがスゴイ。隣りで「モバイルハウスのつくりかた」やってた、こっちもレイトショー。2011年 第12回 TAMA NEW WAVE グランプリ&女優賞 ダブル受賞作監督・脚本・編集:堀内博志出演:永峰絵里加、山田ゆり、伊藤義浩、松本高士、松永拓野、田口実佳、伊藤マサヨ、LUY、津田牧子、小川仁美、川連廣明、大西貴之、米本奈津希、よこえとも子
July 22, 2012
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昇々と吉好 2人の落語会(第4回)神保町・らくごカフェ19:00~21:15OPトーク春風亭昇々「壺算」春風亭吉好「宗論」 仲入り春風亭昇々「お見立て」春風亭吉好「皿屋敷」ENDトーク4席古典か~。昼のほうがいいなあ。
July 21, 2012
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玉川太福 浪曲ひとり会 田原町・浪曲協会19:00~20:30青竜刀権次、長講54分。4月にやった1話の再演~2話の偽札まで。結構、忘れていたりするので、1話からやってもらえてありがたい。愛すべき青竜刀権次のキャラクター。ずっと聞いていても飽きないと思う。新作浪曲は、工務店で働く職場の先輩と後輩の休憩風景を描いたもの。4コマ漫画のようなしみじみとした味わい。大きな身体でスケールの大きな浪曲を使ってこぢんまりした話を描くのが面白い。太福さんも一太郎さんも、自分のいいたいことを新作浪曲で伝えようとするのが頼もしい。浪曲の新作って落語よりずっと難しいし骨が折れる作業なのに。太福「青龍刀権次(1話発端)~(2話ニセ札」 仲入り太福「10年」(太福・作)曲師 玉川みね子
July 20, 2012
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村田沙耶香「タダイマトビラ」(新潮社)。家族欲を満たす自慰行為を「カゾクヨナニー」と呼んで家族を妄想する女の子の小4から高校までの話。さんざんおかずにしといて自分がおかずにされたとたんに爆発する。強引に要約すると。どうして読もうと思ったのか思い出せないけど面白かった。【送料無料】タダイマトビラ [ 村田沙耶香 ]
July 18, 2012
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寄席ナイト藪伊豆日本橋・藪伊豆総本店19:00~21:05藪伊豆さんの落語会は2度目。連休明けだったので客席はKis-My-Ft2(キスマイフットツー)の数より1人少なめ。私は気が弱いので「協力してくださいね」と言われると、頑張って笑って協力しますよ~。船徳で「赤ん坊おぶったおかみさんを川の真ん中落っことしました。それきり上がってこない」って誰から始まったのだろう。最近は大体これ入ってる。志ん朝師匠でも「赤ん坊おぶったおかみさんを川の真ん中落っことしました」まで。追い込みセリフは要らないよね。死神で「おやっ」ってフリがサゲにつながっていて面白かった。桃太郎も、話を要約すると完全な押し込み強盗になる。ぬう生さんは古典にもジャブみたいなギャグをきちんと入れてくる。仲入り後は人も増えて、Hey! Say! JUMPの数より3人多くなった。鈴々舎風車「お菊の皿」三遊亭ぬう生「桃太郎」鈴々舎風車「船徳」 仲入り鈴々舎風車「死神」
July 17, 2012
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古今亭今輔ひとり会-落語黙示録なかの芸能小劇場14:30~16:20前日3:30に寝て、4:30の地震から起きっぱなしだったので、会の間は寝落ち状態。特に前半は記憶がない。新作3本は「古事記」をモチーフにした壮大な新作。わからなくても楽しめるけど、わかればもっと面白い。自分の興味をストレートに新作にぶつけてくれるのが今輔さん。春風亭吉好「宗論」古今亭今輔「国譲り(古代史その1)」古今亭今輔「茶の湯」 仲入り古今亭今輔「邪馬台国(古代史その2)」古今亭今輔「神武東征(古代史その3)」
July 16, 2012
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中野チャンプルーフェスタ2012毎年、海の日の連休は、中野駅周辺で行われている沖縄まつり「チャンプルーフェスタ」。今年も三線と沖縄民謡で、中野サンプラザ前ステージに出演。4人編成で男子は1人。さすがに8年連続出てれば慣れもしてくるけど、デキがどうなのか。6曲続けて12~13分。ずっと練習してきてもあっという間。サンプラザ居続け。師匠ナビィさんのバリダンス見て、沖縄市安慶田青年会のエイサー演舞見て、大トリ出演の師匠ナビィさんのバンド、寿[kotobuki]のステージ見た。違いはよくわからないけど本場沖縄の人のエイサーはすごかった。沖縄顔だから? あとナビィさんのステージ見てるとやっぱこの人に教わっててよかったなあとかいろいろ。
July 15, 2012
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立川談春独演会 ルネこだいら小平・ルネこだいら19:00~21:05北陸方面に飛んだ知人に、文字通り譲ってもらったチケット。うちから電車1本だけど小平なんて初めて降りた。小平の市民会館。大ホール。地方でもマクラ奔放。震災瓦礫とか大津いじめとか時事ネタやプライベートなネタについっても意見してた。前座なしで談春3席。前座代わりで「かぼちゃ屋」やって、トリで「唐茄子屋政談(人情八百屋)」やって何となくつながっている感出すところに、キザな談春さんらしさ爆発。父母自殺、子ども引き取り話となる「人情八百屋」のテキスト。子どもの素直さ。昔は大人のいうこと絶対だから素直に従うんだけど、今だと子役使ってきちんとドラマ作るだろうなあ。談春「かぼちゃ屋」談春「おしくら(三人旅)」 仲入り談春「人情八百屋(唐茄子屋政談)」ソロモン流。一般知名度ない→でもその筋ではチケット取れない→泣かせる落語家→新機軸の会への試み→めでたしめでたし。作るとしたら、こうしかないとは思うけどこの状況は、数年前と変わらないのかも。
July 13, 2012
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豊橋午前中は目黒で飴の話を聞いて、午後は豊橋で漬物の話を聞いて、味覚的には中和されてる。豊橋といえば、路面電車と競輪の街というのが自分勝手なイメージなので、取材終わりに路面電車に乗って初の豊橋競輪場。全国44場のうち20年以上かけて19場目。運良く開催中(月3日または6日しかないのに)で、ギリギリ最終11レースに間に合った。路面電車は遅いし、競輪場は遠いし、平日の場内は寂れ過ぎてるし、人少ないし。このしょぼくれ感は、駅前、駅ナカの喧騒と大違いでうれしくなる。駆け込みでオッズ見ないで車券500円買って本線で当てて620円。意味なし。人少なかったけどちゃんと入ればいい競輪場。深谷の地元だし。勝った選手は、ホームの前でお立ち台。しょぼくれたオヤジ数人に囲まれてインタビュー受ける姿(今日の最終は齋藤登志信、一応オリンピックメダリスト)が微妙で面白かった。
July 10, 2012
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桂歌之助上京in渋谷(Vol.14)渋谷区文化総合センター大和田 伝承ホール19時00分~21時05分年1で自分が主催している落語会。渋谷の伝承ホールを使うのは2回目。15年もやっていて慣れないものですが最近は、お客さんに気持ちよく楽しんでもらえる空間創りをしていかないとなあと思いながらやっています。いろんな会に足を運んだりしてると、特に最近は女性の主催者が増えているせいか、知り合いや先輩方を含めて、みなさん雰囲気作りが上手で見習うことや気付かされることも多い。いろんな事情がありながら、都合を付けてきてくださったお客さんに、エレベーターを降りた瞬間から落語の世界、楽しい世界に入ってもらうためにはどうしたらいいか。やるべきこと、やれることを考え、デキルことからやっていきましょう。今回のゲストは天どんさんに依頼。年齢も入門もほぼ同じ。それぞれ千葉と埼玉の大学で落語研究会に属して落語家へ。この2人が会ったらどうなるのかな~という楽しみが1つ。2つめは古典落語派が多いこの会のお客さんに、天どんさんの落語がどう映るか。ゲスト枠は基本、私の好きな落語家さんを見てもらうプレゼン大会なのでこちらも緊張。ほとんどのお客さんが天どんさんを知らないアウェーの環境の中、天どんさんは古典改作で応えてくれました。自分が「こんな落語をしてくれたらな~」と、事前に思っていた落語とぴったり。お客さんの好意的な反応をみて胸をなで下ろす。プロデュースは企画たてて、チラシ作って、DM送ったり宣伝したり、予約の電話とメール受けたり、会場整理したり、お金管理したり、打ち上げの面倒も見たりしてとするわけですが、それを何本もこなしてる先輩方や友だちは本当に偉いなあ。1本だけで大変なのに。300人の会場を人で埋めつくすまで、歌之助くんともにレベルアップを目指さねばいけませんな。(番組)春風亭吉好「秘伝書」桂歌之助「青菜」 仲入り三遊亭天どん「タラチネ」桂歌之助「胴乱の幸助」
July 7, 2012
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探偵はどこにいる札幌出張取材、取材が15時30分に終わったので、最終のANA便まで札幌観光。映画「探偵はBARにいる」でおなじみのススキノ巡り(小説はBARでなくてバー)。以前、ロケ地を巡ったことのある友だちから詳しく情報を教えてもらったおかげで助かった。詳しい人に取材して、自分で調べて、自分の足で歩くのはライターの仕事とほぼ同じ。探偵(大泉洋)が拉致られた「三角山五右衛門ラーメン」。表から見ただけ。中に松田龍平のサインがあった。俺の行きつけの店、喫茶「モンデ」として登場する喫茶「トップ」でアイスコーヒー飲む。地元のオヤジ、風俗の客引き、ぼーっとしてるじいさんばあさん、出勤前のホステスと、喫茶店で飼っている猫(さくら)。平日昼のバラエティに富んだ客層にうれしくなる。映画ではスパゲティ、小説ではミックスサンドとかだけど今回は食べなかった。トップの前にあるナッツカフェ。映画冒頭の乱闘シーンの現場を抜けてススキノ0番街。いかにも風俗街らしい。俺の行きつけのバー「ケラーオオハタ」の入り口として使われているのが有馬ビル。かなりわかりづらい。中にはホルモン焼きが入っている模様。ススキノ交差点、ラーメン横町、ニッカの看板、観覧車を見て終了。金曜の午後、客引きらがたむろし、夜に向けて忙しくなりそうな気配を感じる中の観光は面白かった。ススキノを回ると、映画や小説が身近になる。たぶん、新宿の歌舞伎町を舞台にした小説を読む時、とんかつのすずや、コマ劇場前、風林会館、バッティングセンター、稲荷鬼王神社とか知っていると面白いのと同じ。ススキノを離れて、地下鉄月寒中央駅、チームナックスの聖地として知られるカレー屋さん。国道沿い。平日なのでナックスファンはゼロ。年配夫婦、学生、地元カップルなど。「店内は撮影NG、料理はOK」みたいな注意書きがほうぼうにあるのがオモロ。1150円の会計で50円玉3枚出したら「50円玉は助かるのよ。すぐなくなっちゃうから」と感謝された。
July 6, 2012
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探偵はバーにいる(ハヤカワ文庫)東直己札幌のススキノを舞台にしたハードボイルド小説。東氏36歳の時のデビュー作。「風営法が変わる前、ソープランドがトルコと呼ばれ、エイズがホモがかかる原因不明の奇病だったころ」(1980年代前半)の時代。殺人の舞台がデートクラブだったり、主人公の探偵が遊ぶゲーム機が「ゼビウス」だったり。できたばかりの「カフェバー」が出てきたり。主人公の俺は28歳なのだけど自分のことを「ぢぢい」と言ってやけに老成しているところが面白くて、80年代って20代後半でも「ぢぢい」っても違和感なかったのかしらと思ったり、狙いなのかと思ったり。全編がハードボイルドの文法にかなり忠実なので、あの独特の雰囲気にはすぐ浸れる。スギちゃんが「ワイルドだろう」と言いそうなワイルドな場面がたくさん出てきたり、一見冷静だけど実は人のいい「俺」のキャラがスギちゃんみたいだったりで面白がりながら読んだ。【送料無料】探偵はバーにいる [ 東直己 ]
July 6, 2012
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安土城朝の9時。滋賀県南部の野洲駅に集合という取材。年に1回くらいこういう仕事がある。家を4時半に出て、朝6時の新幹線乗ると間に合うからすごい。当然午前中で仕事が終わりなので、3駅くらい先にある安土で降りて安土城。平日だし雨降ってるので、駅を降りても人いない。レンタサイクルを借りたいけど雨なので、駅から歩いて20分ほどの安土城まで。行く途中の道路は「飛び出しくん」の看板だらけ。さすが滋賀。登ろうとする人も誰もいない。観光地ってある程度人がいるからテンションあがるのだけけどかなり寂しい。入るといきなり石段。石段というより岩段くらい段差がでかいし、わざと不規則に作ってあるので、高齢者がうかつに安土城にでも行ったら、入ってすぐにギブアップだ。左右には秀吉とか家康との屋敷跡が並んでいてさすが信長。天守台まで30分くらい。豪華な天守で信長は景色を見ていたんだなーと思いながら下山。くたくたなのでお寺とか三重の塔とかあきらめる。全部見ると歩きで90分コースなんだもの。革靴と取材資料入ったカバン持って歩くのは無理よ。蒸し暑いのですでに汗だく。そこから15分ほど歩いて「安土城天主 信長の館」で天主の実物模型。そこからまた20分くらい歩いて駅。2時間以上歩いておしまい。昇太さんの「城あるきのすすめ」とほぼ同じようなルートだった、昇太さんはレンタサイクル使ったみたいでうらやましい。
July 5, 2012
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コクーン歌舞伎「天日坊(てんにちぼう」渋谷・シアターコクーン13:00~16:20すごく迷ったものの、仕事もなかったので立ち見(舞台上手の1/3は見切れ)で行った。3時間強の我慢。素性の知らない孤児が、頼朝の子どもになりすますことに成功したが、実はその敵・義仲の子だったってことがわかって、頼朝の子を語って頼朝暗殺に乗り出すも…。簡単にいうとそんな話。そのみなしごを勘九郎。勘三郎さんにそっくりになっていく。宮藤官九郎氏の脚本が圧倒的。原作に忠実にしながら自分の色をしっかり出すという離れ業をしてしまうのだから。クドカンにかかると黙阿弥も「マジ!」「マジかよ」になってしまいには「俺は誰だー」と叫び出す。客席はなぜか「マジ」のセリフに受けてた。もともとコクーン歌舞伎は歌舞伎らしくないけど、特に今回は演劇ぽさが出てる感じで、盗賊お六の中村七之助、地雷太郎の中村獅童と、白井晃さんとか近藤公園がからんだりしてくると演劇みてる錯覚に陥る。全編トランペットとギター、ベースを使った下座が衝撃的だった。原作:河竹黙阿弥「五十三次天日坊」演出:串田和美脚本:宮藤官九郎出演:法策後に天日坊 中村勘九郎人丸お六 中村七之助猫間光義 市村萬次郎お三婆/赤星大八 片岡亀蔵北條時貞 坂東巳之助傾城高窓太夫 坂東新悟越前の平蔵 近藤公園観音院/鳴澤隼人 真那胡敬二久助/大江広元 白井晃地雷太郎 中村獅童ほかロビーで前田愛をみた。去年は三田寛子だったっけ。
July 2, 2012
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