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第28回 小権太・遊一の会~入船さん、こんにちは 柳家さん、こんばんは池袋演芸場18:30~20:30おじさん「転失気」遊一「夢の酒」小権太「明烏」仲入り小権太「長短」遊一「池田大助」遊一さんの「夢の酒」は久しぶりに聞いたけどだいぶ進化している。普通の会話で笑いが来るんだ。「池田大助」は佐々木政談の大岡越前版。三三さんは普通に佐々木政談をやってるから、どこ経由で習ったかということなのね。小権太さん「明烏」のマクラにフィリピン旅行の話。
January 30, 2012
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新作落語せめ達磨 vol.36なかの芸能小劇場19:00~前説コント きく麿&ございますぬう生「給食費」三四郎「十七歳」今輔「宇宙修学旅行」 仲入り天どん「私をそば屋に連れてって」志ん八「ラッキーアイテム」駒次「都電物語」前説コントは、次回の予告篇を小芝居で。前説の後、トップバッターとして上がったぬう生さん。小学校の先生が給食費未納の生徒の家を回って回収する話。先生はどうやってお金を取り立てるのか……。2人のやり取りは落語に出てくるヨイショパタンと通じるものがあり。パチンコ好きの下品なお母さんが出てくるところが、ぬう生さんの真骨頂。前半のどんよりとした重い客席を一気に明るくしたのは天どんさん。新作落語派の悲哀、意地をたっぷり盛り込んだメタ落語。一般の寄席では使いにくいかもしれませんが、流れを変えるだけの強烈な一席であったのは間違いありません。その後の志ん八さんの「ラッキーアイテム」は非常によくできた台本で、演者さんや演出次第でいろいろ変えて楽しめそう。志ん八さんは古典の方なので占いの話だけど古典ぽく聞こえた。駒次さんの「都電物語」はオールウェイズが若干入ったノスタルジックな話でしたが、都電のCMにもなりそうないい話でした。
January 28, 2012
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五反田団「びんぼう君」五反田(大崎)・アトリエヘリコプター19:30~脚本・演出:前田司郎出演:大山雄史(五反田団) 黒田大輔(THE SHAMPOO HAT) 端田新菜(青年団/ままごと)2畳ほどのスペースで暮らす貧乏な父と子の、他愛もない会話。家にテレビがないのでサザエさんを知らない。サザエさんを筋肉質な男だと思っている子ども。月の観察のグループ課題のために、クラスメートが来る予定も、クラスメートのはかりごとで、女子の仲間外れの川森さんだけが、やってくる。父子と川森さん3人による月観察と、ままごとごっこ。セットシンプル。畳2畳分のスペースだけ。空間の使い方は自由。前田さんの本は、NHKドラマで2本みたくらいだが何気ない日常を淡々と描くのは同じで、考える余地をいっぱい残してくれる。お父さん役の人がパンクブーブーのボケに見えた。
January 26, 2012
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仕事情報 アサ芸01/24アサヒ芸能(徳間書店)2/2号2012/01/24発売本バカにつける薬注目作家に聞く!森功「狡猾の人」(幻冬舎)元防衛事務官僚の守屋氏のことを中心に、防衛問題について書いたジャーナリストにお話を聞いた。防衛省って役所の中でもチョット特異なことがここ2,3年でわかり始めているから、いい教科書になりそう。戦闘機や武器の調達って、結局専門領域すぎて、適正価格とかわからないしどんぶり勘定に近いもので、そういうところにフィクサーが暗躍してるんだそうだ。誰にでもわかるものは価格の価値が判断しやすいけど、誰もわからないものの値段は言い値になりやすいっということなのね。
January 24, 2012
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志の輔らくご in PARCO 2012パルコ劇場19:00~21:50志の輔「タイムトラブル」志の輔「メルシーひな祭り」 仲入り志の輔「紺屋高尾」今年も無事、志の輔パルコが観られた。前身から含めてもう10何年。「紺屋高尾」は久しぶりに聞いた。昔とほとんど変わっていないが親方がちょっと変わった人になっていた。物事を全部知ったうえでわざとぼける。オモシロ。メルシーは時代を意識した話。タイムトラブルは発想勝負ってな感じでした。
January 23, 2012
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円丈一門会「バーチャル抜擢真打落語会」お江戸日本橋亭17:30~20:40三遊亭ふう丈「ビニール傘」三遊亭たん丈「なまはげ小噺」三遊亭ぬう生「教え子は競輪選手」三遊亭歌司「蜘蛛駕籠」三遊亭天どん「巣鴨のうわさ」 仲入り三遊亭円丈「肥辰一代記」川柳つくし「ソング・コップ」審査結果発表(優勝:天どん)抜かれる二つ目さん2人が揃い、バーチャル真打を決定するていの企画。ふう丈さん初見。傘を擬人化した話。勢い感じる。たん丈さんも久しぶり。いつのまにか死にそうキャラになっていた。ぬう生さんの競輪落語。競輪場、競輪を知っている私には、この話で客が受けるのか理解できるのか、自分が演者側の気分になってしまうのですが、ぬう生さんの実力で、競輪知らない人でも笑える落語になっていてホットした。選手の名前も深谷とか、村上とか、トップレーサーの名前がちゃんと入っているし、グランプリで落車があった話も、きちんと入れているので、ちゃんと見ているし、調べているなあーというところまでわかる。「巣鴨のうわさ」も天どんさんのバリエーションの広さを見せつける作品。肥辰も含め、無駄のない新作のオンパレードで行って良かった。
January 22, 2012
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末広亭深夜寄席新宿末広亭21:30~ひろ木「動物園」ほたる「幽霊の辻」(小佐田定雄・作)さん若「粗忽の釘」 天どん「初天神(改)」「幽霊の辻」は権太楼、「初天神」仁鶴で先週聴いたばかり。天どんさんの改作「初天神」は初めて。「怒られるほうの初天神やります」「ちゃんとした初天神もできます」という天どんさんが面白い。若い客だから改作のほうが受ける。寒いこの時期。深夜寄席に行くのも大変。行く人はみんな偉い。
January 14, 2012
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「恋の罪」銀座シネパトス東電OL事件をモチーフにした園子温作品。新しいようでいて、意外と日活ロマンポルノに近いような映画だった。アンジャッシュ児島が重要な役で出演。映画のオチまで持っていく。お笑い的な役割はまったく求められてないのに笑いたくなる。
January 14, 2012
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東京落語会 631回虎ノ門・ニッショーホール18:00~松本源之助社中「寿獅子」可龍「両泥」桂竹丸「紀州」志ん輔「七段目」歌丸「厩火事」 仲入り市馬「二番煎じ」馬風「長短」市馬師匠で満足したので、トリ前に帰ってきた。
January 13, 2012
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「エンディングノート」シネマート新宿是枝一門って西川さんにしろ砂田さんにしろ、文学的でシニカルな女性監督が育っているんですね。四ッ谷の「聖イグナチオ教会」とか代々木とか見慣れた場所が舞台なのでほんとに身近な感じがしてくる。
January 12, 2012
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仕事情報 アサ芸01/10アサヒ芸能(徳間書店)1/19号2012/01/10発売本バカにつける薬注目作家に聞く!井上理津子「さいごの色街 飛田」(筑摩書房)大阪の西成地区、新世界とは逆方向にある色街を書いたルポ。話題を集めて、今、売れに売れているそうです。落語を聞いているとどうしても人間の業から見てしまうのですが、井上さんは女性の目線から今の遊郭、買春問題を捉えられていて非常に興味深かったです。井上さんはいかにも関西という感じの方で、面白かった。この本を読んだら、飛田を見たくなることは間違いありませんが、冷やかしでは行かないほうがいいとおっしゃっていました。
January 10, 2012
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吉本 新春!しながわ寄席品川よしもとプリンスシアター15:00 開演笑福亭笑助「つる」笑福亭仁昇「手水廻し」柳家権太楼「幽霊の辻」(小佐田定雄・作) 仲入り中川家 漫才(通販)笑福亭仁嬌「替り目」笑福亭仁鶴「初天神」2012年の初落語。よしもとのメルマガで応募したら当たったので招待券で。
January 8, 2012
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仕事情報 アサ芸01/03アサヒ芸能(徳間書店)1/12号2012/01/03発売本バカにつける薬注目作家に聞く!江上剛「人生に七味あり」(徳間書店)日本振興銀行の木村剛氏が逮捕されたのを受けて社長に就任し、破綻処理も担当した作家の江上さん。この経験をもとに書かれたかのようなさわやかな企業再建小説。骨太なイメージのある今までとは異なる作風で、新境地といったところでしょうか。非常に気さくで、すごくフランクにお話ししてくださいました。
January 3, 2012
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2011年12月分日記●2011年12月30日(金)競輪グランプリと忘年会今年のGPは平塚開催なので、現地参戦もせず、場外で車券を買うこともせず、ウクレレサークルメンバー4人でカラオケ忘年会。帰ってきてテレビの録画みたら、長沢まさみがプレゼンターで持田香織が国家歌っていた。車券は買おうと思っていたものいは外れていたので、散財せずに済んだ。●2011年12月28日(水)マンタ倶楽部落語会なかの芸能小劇場19:00~彦いち・丈二「スライド上映会」白鳥「豊志賀ちゃん(丈二バージョン)」丈二「大発生」彦いち「愛宕川」 仲入り林家きく麿真打昇進披露口上ぬう生「バスツアーホスト」きく麿「パン チラ倶楽部」アウトドア好きの落語家が集まる「マンタ倶楽部」がメンバーのきく麿さんが真打昇進したのを機に開いた会。真打昇進もだいぶ前だけど。真打昇進披露口上は、アウトドアの服装、頭にライト。水中メガネ。足ひれで三本締め。スライド上映会からして、徹底してばかばかしさにこだわった男の落語会でした。●2011年12月23日(金)ちょこざいな天使3 ─春風亭百栄ひとり会─なかの芸能小劇場19:00~春風亭百栄/林家扇ゲスト: 冷蔵庫マン受付と舞台転換を手伝った。●2011年12月23日(金)圓丈かぶき噺「髪結新三」を聴く会国立演芸場12:30~「髪結新三」の紹介 圓丈、喬太郎、彦いち、白鳥 ぬう生「定年ホスト」(ぬう生・作)彦いち「知ったか重ちゃん」(彦いち作)喬太郎「時そば」 仲入り白鳥「ハイパー初天神」(白鳥作)円丈「髪結新三」ぬう生コミュの総見。円丈師匠は背景、着物ともに途中で2,3回チェンジ。背後に黒子として弟子がスタンバイ。早替え数パタン、照明、つけ板、太鼓付き。狂言のような狂言回しを入れて、地の説明を排除した独自演出。途中5分の小休憩をはさんで約50分。もっと髪結新三の粗筋を知ってからみたら理解できたかもしれないとちょっと後悔。鰹の片身のところがイマイチわからなかった。●2011年12月22日(木)出没!ラクゴリラ(第95回)梅田・太融寺本坊2階18:30~旭堂南斗「八百屋甚兵衛」桂こごろう「世帯念仏」桂文三「鍬潟」 仲入り林家花丸「ひやかし帰り」笑福亭生喬「尻餅」大阪出張のついでに梅田へ。夜の移動だったので迷った。40代の中堅どころの上方の落語家さんはあまり見る機会が少ないだけに新鮮で面白い。「世帯念仏」は言ってる内容は小言念仏とは違う。「ひやかし帰り」は橘ノ円都の落語の復古物だとか。●2011年12月22日(木)飛田新地井上理津子さんの「さいごの色街 飛田」を読んで話を聞いたので、大阪出張取材終わり、次の落語会までの間の時間を使って、飛田新地に行った。15時くらいで店はオープン前。小さなチョンノ間が並ぶマス目状の通りを歩く。開けている店がいくつかあって、声をかけられる。やはりすごいエリアであることは間違いない。新世界は何度も行っていたけど、反対側にこんな世界があるとは知らなかった。商店街は面白い。かなり。100円カラオケ居酒屋が大量に並んでいる。●2011年12月21日(水)談志お別れ会ホテルニューオータニちょうど行けたので、談志師匠の遺影に献花。献花なんて行ったことがないので、どうしていいかわからなかった。お花は自分で買っていくのかとか。一応ネットで調べて、持って行かなくていいいといいうことがわかったのでホットした。入口でお花を一輪もらって、調べたとおりの段取りで献花した。座布団、立川談志のめくり、着物などが飾られ、脇のスクリーンには芝浜のDVDが流れていた。午前中のお別れ会の模様はテレビでもばんばん流れていたけど、一般の部はひっそりとした感じ。どれだけ人が駆けつけるだろうと不安だったけど予想以上に少ない。すいすい献花できた。出口のところには真打を中心とするお弟子さんが並んでお見送り。1人で出て行ったのでみんなにじろじろ見られているようで、出づらかった。物販コーナーで手ぬぐいを買って終わり。正味20分くらい。●2011年12月19日(月)民族芸能を守る会 師走例会上野・宋雲院18:00一力「子ほめ」彦丸「大どこの犬」正雀「七段目」 仲入り正楽「紙切り」(エビス大黒、眠り猫、辰、金正日、談志)小三治「出来心」彦六直伝の牛めし小三治師匠のマクラは、この日、金正日が死んだということもあって、専用ゴルフ場の話など。出来心は、花色木綿までたっぷり。(某機関誌に書いた原稿転載)柳家小三治が1年の最後を締めくくる師走例会。小三治がマクラ(話の導入部)で何を語り、どの演目を選ぶかが、年の瀬に足を運ぶ楽しみのひとつとなっている。当日は、北朝鮮の金正日死去の報が飛び込んできた日とあって、小三治もその話題には触れざるを得なかったようだ。しかし、金正日とゴルフを強引に結びつけたお気軽な話で会場を和ませた。前置きが短かった分、本編は十八番の「出来心」を38分にわたってたっぷり。「出来心」は、貧乏長屋に泥棒が入ったことから起こる滑稽噺。泥棒に盗まれたものは何かと大家に聞かれた八五郎は、あるものないものをあげて「裏は花色木綿」とバカの一つ覚えを繰り返す。罪をかぶせられた泥棒が「ふざけるな、この野郎」と隠れた床下から出てくるまでのやり取りを小三治はたっぷり見せた。ひたすらボケまくる八五郎と真面目に問いただす大家との会話は、かみあっていないようでいて、コミュニケーションが取れている。延々と続くやり取りが単調にならないのは、呼吸や間を駆使して緩急を操る小三治のマジックに他ならないが、聞き上手の大家のキャラクター造形に拠るところも大きい。もう1人のレギュラー出演者である林家正雀は、芝居狂いの若旦那が、自宅の2階で小僧の定吉を巻き込んで芝居の真似事に興じる「七段目」を熱演。大旦那以外の人物を大げさな芝居調で語るコミカルな演出によって、笑いのボルテージを最後まで維持した。会の最後には、毎年おなじみ林家彦六直伝の「牛めし」が観客全員に振る舞われたが、その牛めし作りでも正雀は獅子奮迅の活躍を見せた。●2011年12月18日(日)古今亭今輔ひとり会ー落語大将軍ー'11冬の乱なかの芸能小劇場14:30~翔丸「犬の目」今輔「ターミネーターなカミさん」今輔「壷算」 仲入り今輔「ハードボイルドのカリスマ」マクラで、 自身が出場した「ワールド・クイズ・クラシック」の件を語る今輔がさんが熱い。「ハードボイルドのカリスマ」はその名のとおり、北方謙三氏を思わせるハードボイルド作家が、故郷を訪れれて幼なじみと会う話。コントみたいにコミカルでテンポよくギャグが繰り出される。実際の北方先生は、本当に腰が低く、誰にでもフランクに話してくれる先生だったなあと、去年取材でお話を伺った時のことを思い出した。●仕事情報 アサ芸12/12アサヒ芸能(徳間書店)12/22号2011/12/12発売本バカにつける薬注目作家に聞く!浅井リョウ「星やどりの声」(角川書店)大学2年で小説すばる新人賞とって、現在早稲田4年生の浅井さん。その日は取材4本くらいの集中日ということで大変そうでしたが、大学4年生とは思いえないしっかりした受け答えでスムーズに進みました。若い人、女性向けの感じの小説ですが、フリを積み重ねてラストで一気に爆発させる流れは見事です。●2011年12月07日(水)稲田和浩の時間~正岡容を語るらくごカフェ19:00~稲田和浩「正岡容を語る」 仲入り稲田和浩 朗読「江戸再来記」(正岡容・作)行ったらすでに満員。正岡容について語って欲しい、というニーズがあったということに軽く驚いたし、そんな企画を立てた稲田さんは偉い。永井啓夫さんの関係から、正岡容との関わりを語る、自分語りを中心とした構成。それでも人柄は伝わってくる。後半は「江戸再来記」を朗読。前回の怪談話のように、後半突然エロ話にならなくて安心した。仕事多忙で、終演後、現場で行われたプチ忘年会には参加せず。●仕事情報 アサ芸12/06アサヒ芸能(徳間書店)12/15号2011/12/06発売本バカにつける薬注目作家に聞く!高橋源一郎「恋する原発」(講談社)高橋源一郎さんのツイッターはフォローしていたけど、お話を聞くには初めて。著書を読むのも初めて。文体も含めて改めて面白さを知った。話をまとめる作業は意外と苦労したかも。●仕事情報 サーカス12/04サーカス(KKベストセラーズ)2012年1月号2011/12/04発売話題のiPhone4S出張型ビジネスマンはどっちを持つべきか。ソフトバンクとauのiPhoneの違いについて通信、海外、コストなどの視点から比較した記事。一長一短でどっちがいいとは言えませんが、私の基準ではあっちがいいです。個人的にはドコモから出るまでiPhoneは待ちです。●2011年12月02日(金)SWA FINAL「新ブレンドストーリー」本多劇場19:00~彦いち「青畳の女」喬太郎「想い出芝居」(仲入り)白鳥「砂漠のバー 止まり木」昇太「パパは黒人」4本の落語が共通のストーリー上に乗っかるSWAが独自にやってきた取り組み。無理くりな設定が出てきてしまうので効果的かどうかはわからないけど1つ1つはしっかりしているので楽しめる。パパは黒人は久しぶりに聞いた。中野の落語ジャンクション以来。昇太さんのファンキーな落語はずっと色あせないなあ。これでSWAは最後になるわけだけど、やはり必要以上にSWAや個々の面々が大きくなりすぎて、大変そうなのがわかったのでいい時期なのかもしれない。みんなあくせく作らなくても食っていけるだけの財産出来て、量産時代は終わってるし。この先、個々がどんな落語家になるのかが楽しみ。●2011年12月01日(木)神戸翌日、9時30分から、神戸取材ということで、さすがにそれは無理といことで三宮に前泊した。●2011年11月29日(火)SWA FINAL「SWAファイナル書き下ろし」本多劇場19:00~喬太郎「再会のとき」彦いち「泣いたちび玉」 仲入り昇太「気持ちを込めて」白鳥「鉄砲のお熊」昇太さんは本当に落語っぽい落語を作るのがうまい。それでいて人間もちゃんと描いているし。白鳥さんは小説的で、伏線貼りまくりの回収しまくり。クライマックス作るのが本当にうまい。喬太郎さんは1人芝居的、連鎖で見せる。彦いちさんは民話的。それぞれの味は出ている。
January 1, 2012
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2011年11月分日記●2011年11月27日(日)昇々と吉好 2人の落語会らくごカフェ13:30~OPトーク昇々「牛ほめ」吉好「十徳」 仲入り昇々「ヒーロー」(昇々・作)吉好「落語NGワード」「生徒の作文」ENDトーク 誕生日 サプライズ●仕事情報 アサ芸11/29アサヒ芸能(徳間書店)12/01号2011/11/22発売本バカにつける薬注目作家に聞く!竹田恒泰「日本人はなぜ日本のことを知らないのか」(PHP新書)旧皇族で、明治天皇の玄孫にあたる竹田さんにお話を聞いた。「女系天皇容認論」に反対する立場で最近、マスコミ登場頻度も多い方です。政治を知るうえでは、歴史観は欠かせないものだと最近思い始めているので、話をきいて頷ける部分が多かったことを覚えています。キャラクター的にもちょっと興味深い方でした。●2011年11月16日(水)新作落語せめ達磨 vol.35なかの芸能小劇場19:00~ございます「節電根問」駒次「聖夜特急」百栄「聴けなかった落語」小ゑん「鉄の男」 仲入りらく里「テンションの高低」ぬう生「無気力競輪」百栄さんが繰り出す落語表現のパターンには驚かされることばかり。またまた高座にいるのは誰なのか、しゃべっているのは誰なのか。不思議な落語が生まれました。客観視する力は半端ないです。ぬう生さんの競輪落語2作目。競輪の「ライン」をうまく落語に昇華させています。一般需要が常に気になるところですが、少なくともせめ達磨の客には受けています。今後競輪落語シリーズを作り続けるのかわからない部分がありますが、相変わらず目が離せません。●2011年11月15日(火)柳家三三 三三独演~懐古趣味~日本橋公会堂19:00~三三「花筏」三三「佐々木政談」 仲入り三三「短命」三三 踊り三三「柳家格之進」●仕事情報 アサ芸11/15アサヒ芸能(徳間書店)11/24号2011/11/15発売本バカにつける薬注目作家に聞く!長沢樹「消失グラデーション」(角川書店)横溝正史ミステリ大賞を受賞作について、話を聞いた。学園ものの謎解きミステリー。緻密なトリックで審査員からも絶賛されたといいますが、本当に伏線からはじまって、計算づくで書かれた見事な作品。ミステリーを書けと言われても書けないタイプなので、こういう話が書ける方は本当にすごいと思う。●2011年11月14日(月)落語協会の噺家が選ぶ2011新作落語台本発表落語会お江戸日本橋亭18:30~オープニング(小ゑん、丈二)亜郎「ほっとけない娘の縁談」(小林由起・作)清麿「恐怖のタクシー」(山田浩康・作)正雀「てるてる坊主」(薗部雄一・作) 仲入り歌武蔵「相撲レスラー」(柿崎洋樹・作)円丈「前世」(本田久作・作)清麿師匠にお誘いいただいて出かけた。誰が優勝してもおかしくない、優秀な作品ばかり。シンプルな2作「恐怖のタクシー」「相撲レスラー」が個人的には面白かったが、大賞は本田さんの「前世」に。実力者がやっと大賞に輝きました。常連さんたちはいつまで賞に応募し続けるのだろうか。とふとした疑問。●2011年11月13日(日)日吉ウクレレイベントウクレレサークルのメンバーと日吉で開催しているゆるやかなイベントに出演。●2011年11月12日(土)むかし家今松独演会国立演芸場18:00古今亭半輔「初天神」 金原亭小駒「蜘蛛駕篭」 むかし家今松「三井の大黒」 仲入り 柳家小菊 粋曲 むかし家今松「吉原綺談(きだん)」 (某機関誌に書いた原稿転載) 昭和の名人・古今亭志ん生は、滑稽話を得意とするいっぽう、怪談や珍品の部類に入るストーリー物も多く残した。後者の流れを地道に継承しているのが、古今亭一門の今松だ。 年1回の独演会で今松が1席目に選んだ演目は「三井の大黒」。京都から江戸に出てきた名工・左甚五郎が、大工の棟梁の家で世話になりながら大黒像を彫り上げる。甚五郎シリーズは、名人に生命を吹き込まれた彫刻物が核となる「ねずみ」や「竹の水仙」が有名だが、「三井の大黒」は江戸の大工の棟梁や職人と、甚五郎との交流が中心となる。 甚五郎の巧みな技を認め、上方の大工文化を尊敬し、仕事の違いを冷静に分析したうえで、“変人”(甚五郎)の将来にまで気配りをする大工の棟梁の度量の広さは、身内だけで固まり、異文化・異国を極端に排除しようとする現代の日本人に注意を喚起しているようだ。 2席目は、三遊亭円朝の作と言われ、志ん生も持ちネタとしていた「吉原奇談」。小町と呼ばれる娘・お仲が、色男の新之助に騙され、裏切られ、死んで最後に化けて出る因縁話だ。 今松は、悲劇のヒロイン・お仲の言動をヒステリックに描いたり、新之助を根っからの悪人として描いたりすることはせず、観客に登場人物の行動・言動の判断を委ねるように、客観的な語り口で筋を運ぶ。そのため、70分近い長講でありながら、まったく疲れることなく聞き入ることができた。後味のよいストーリーではないが、観客に嫌な思いをさせないのが今松落語の真骨頂。演劇でもない、講談でもない、落語ならではの魅力をストレートに伝える高座となった。●2011年11月08日(火)林家ぺー和洋折衷の会落語協会2階18:00ペー 余談漫談たこ平「」ペー「あくび指南」(林家たい平師匠脚色)(某同人誌に書いた原稿転載)林家ぺーさんが復活した。いや、テレビにはしょっちゅう出ているので復活というわけでないのですが、たい平さんの影響で落語を始めるようになったぺー先生が、何と自主的に勉強会をはじめたのだ(パー子さん付き)。場所は落語協会の2階というディープなスポット。40人入れば満席という会場に20人足らずの観客という中で、漫談一席、持ち歌2曲(A面とB面)、落語一席を披露した。すでに各所で披露しているようだが、私が見たのは今回が初めて。今年5月にネタ下ろしをした「あくび指南」だった。「あくび指南」は習い事をしようと思った男が「あくび指南所」に友達を連れて習いに行く他愛もない話だが、ペーさんは一味違う。「おーい、船頭さん」という場面で「そうそう千堂さん、ってタレントいましたよね、千堂あきほ」。「船をうわってへやっておくれ」では「オクレといえばミスターオクレは池乃めだかとコミックバンドやっててね」などと余談のオンパレードで、まさにぺー落語。たい平さんの脚色というだけあって、本人は冗談抜きで一生懸命。追い詰められたぺーさんを見るのも面白いし、話を単純に楽しむのもよし。最近は他の会にゲストで呼ばれることも多いようなので、見る機会は増えるかもしれません。70にして目覚めたベテラン芸人の落語から目が離せない。●仕事情報 アサ芸11/08アサヒ芸能(徳間書店)11/17号2011/11/08発売本バカにつける薬注目作家に聞く!玖村まゆみ「完盗オンサイト」(講談社)2011年の江戸川乱歩賞を受賞した女性作家さんに話を聞いた。皇居から盆栽を盗み出すという奇想天外なアイデア。しっかりしたキャラクター造形の元で描かれているので説得力あり。大学時代は体育会系の航空部で、元CAというユニークな経歴の方でした。●仕事情報 アサ芸11/01アサヒ芸能(徳間書店)11/10号2011/11/01発売本バカにつける薬注目作家に聞く!上田秀人「大奥騒乱 伊賀者同心手控え」(徳間書店)大阪在住の上田先生に2度目の電話取材。男子禁制の大奥を舞台にした田沼意次と松平定信の政治抗争。一般的に善とされている松平が悪の側(嫌なやつ)から描かれているのが面白い。歴史小説なんて昔は一切読まなかったのに、WIKIを引いたり、ネットで調べたりしながら読むと意外と面白い。歴史の勉強をしなおしているみたいで。
January 1, 2012
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2011年10月分日記●2011/10/29(土)僕のらくご道 三遊亭天どん独演会(14)なかの芸能小劇場18:30~21:35天どん「クラブ交番」天どん「ドエス」喬太郎「うどん屋」 仲入りぬう生「ホスト落語 老人バスツアー」天どん「文七元結」前半2席は、もてたい系の妄想落語。非常に男の子らしい正統的な落語でした。古典落語の妄想話だっていってしまえばこんな発想から生まれているんだと思う。ゲストはシークレットで喬太郎さん。●2011/10/28(金)琴瑞(ことたま)江東区深川江戸資料館・小劇場文化総合センター大和田 伝承ホール18:30一龍斎貞鏡「姉川の合戦、木村又蔵鎧の着逃げ」宝井琴調「森の石松 お民の度胸」瑞姫(たまき)「源平盛衰記 恩讐藤戸の渡り」 仲入りゲスト西川郷子(上々颱風)宝井琴調「北斎と金さん(仮)」(市川俊夫・作)演芸作家の市川俊夫さんがプロデュースの会。講談の琴調さんと浪曲の瑞姫(たまき)さんだから琴瑞の会。市川さん作の新作講談。北齊と遠山の金さんの友情があったという壮大な仮説に基づく大河ドラマ。かなり長い歴史を追えるのも講談ならでは。ゲスト西川郷子(上々颱風)。上々颱風のあの声が。たっぷり40分。楽屋に遊びに来ていたという琴柳先生のお元気な姿も。西川さんも白崎さんも講談と浪曲を習ったことがあると琴調さん。白崎さんはちょこっと見たことある。●2011/10/27(木)ぴろき独演会 珍説ぴろき伝 11文化総合センター大和田 伝承ホール19:00ギタレレ漫談のぴろき先生の独演会。澤田隆治先生のキモ入りで、芸の勉強と売り込みに力を注ぐぴろき先生の、向上心豊かは意欲的なネタの数々。「明るく陽気にいきましょう~」だけで正味90分。「受けるかな~」と受けを1つ1つ気にしながら、数々のネタを打ち続ける姿が面白かった。4Fのさくらホールで渡辺真知子。終演後のサイン中の姿を見た。
January 1, 2012
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