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2023.09.24
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第29話「偏愛される喜び」

宮中での花嫁修行が決まった程少商(チォンシャオシャン)。
皇后・宣神諳(シュエンシェンアン)は早速、長秋(チョウシュウ)宮に少商の部屋まで準備し、自ら案内してくれた。
思わぬ厚遇に少商は母でもここまでしてはくれないと目を丸くしたが、皇后は女将軍として戦った母では子にも厳格になるものだとかばう。
実は皇后は少商が凌不疑(リンブーイー)の未婚妻であること以外にも、その生い立ちに共感していた。
皇后もかつて少商と同じような境遇に身を置いたことがあり、苦労が痛いほど分かるのだという。
「だから哀れに思い大切にしたくなるの、たとえ言葉が過ぎたとしても無礼には感じないわ
 あなたを偏愛する余(ヨ)の心が分かる?」

「ありがとうございます、皇后」

日も暮れた頃、長秋宮を出た少商は凌不疑と一緒に城門へ向かっていた。
実は不疑は少商が皇帝と皇后の出方を見ようと王姈を訴えたことに気づいていたという。
まだ幼く怖いもの知らずの少商、不疑は危険を冒さず、2人の性分が知りたいのなら自分に聞けばいいと言った。
しかし少商は例え殺し合いになろうとも座して死を待ったりしないと威勢が良い。
「では私について何か聞きたいことはあるか?
 私は長秋宮で育った、知りたくないか?私がどんな人間なのか…」
そこで不疑は少商の手を引っ張って城楼へ連れて行った。

凌不疑は幼い頃、何度もここに来ては眼下に広がる世の灯火と燦爛(サンラン)と輝く星を眺めた。
「心から望んでいた、この灯火のうちわずかな光でもいい、自分のものであったならと…」
それは一見、簡単なことのように見えて、不疑にとってはとても難しいことだった。

すると少商は目を輝かせながら話す不疑の顔をまじまじと見つめた。
「…どうした?」
「見たいの…その瞳に映っている星が…」
少商は思わず不疑の顔をのぞき込んだ。
「もっと近づけばよく見えるだろう、私の瞳に映る一番、輝く星は君だ」




その夜、少商は床に入っても不疑のことが頭から離れず、なかなか寝付けなかった。
おかげで翌朝、蓮房(リエンファン)に叩き起こされ何とか迎えの馬車に乗り込んだが、護衛の梁邱飛(リャンチゥフェイ)もあくびが止まらない。
「昨夜、月を眺めながら散歩する若主公にずっと付き添っていたんだ…眠いったらないよ~」
「初めて口づけすれば興奮もするだろう」
梁邱起(リャンチゥチー)は阿飛も口づけすれば同じようになるとなだめた。
「今後も早起きは続くぞ、未婚妻を心配する方がいるからな…」
( ;∀;)<誰か~助けてくれ~いつまで続くんだ~@飛

凌不疑は眠い目をこすりながら毎日、少商を送迎していた。
一方、少商は厳しい掟や難しい教えに戸惑い、身が入らず一向に進歩しない。
確かに典籍など幼い少商が理解するには難しく、実際に役立つわけでもなかった。
そこで皇后は試しに九連環を渡してみると、少商はあっという間に解いて見せる。
皇后は誰にも得手不得手があるものだと考え、少商の長所を伸ばしながら、苦手な読み書きや掟は少しずつ学ばせることにした。

少商は物作りの才能を伸ばし、そのおかげで詩や典籍も楽しく学べるようになった。
「皇后、実は仕掛け作り以外にも得意なことがあるんです」
門で控えていた皇后の側仕え・翟(ジャイ)媪(ウバ)は皇后の悲鳴を聞いて慌てて寝殿に飛び込んだ。
「程娘子!なんたることです!皇后の背中を蹴るとは!」
「ぁ…これは骨開きです、これで重かった腰や背中が軽くなるんです」
すると皇后は確かに身体が楽になったと喜んだ。
ちょうど菓子の差し入れに来た駱済通(ルオジートン)はやり方を教えて欲しいと頼んだが、翟媪から嫁ぎ先の夫のためかとからかわれてしまう。
「許されるなら程娘子のように皇后にお仕えしたいわ、そうすれば遠くへ嫁がなくて済むのに…
 幸運な程娘子が羨ましい」
「幸運なんて初めて言われたわ」
幸運とは最も縁遠い少商、まさかこれが凌不疑に未練が残る駱済通の本音だとは知る由もなかった。
その時、突然、誰かのけたたましい声が聞こえてくる。
「…あれは文修君(ウェンシウジュン)だわ」
駱済通の言葉に皇后と翟媪の顔から急に笑顔が消えた。

↓さすがにこれはダメだろうwww


文修君が王姈(ワンリン)を連れて長秋宮に乗り込んできた。
少商は自分が王姈を訴えたせいだと気づいて皇后を守ろうとしたが、宣神諳は人払いしてしまう。
仕方なく部屋に戻った少商、すると後をつけてきた王姈が入ってきた。
相変わらず傲慢な王姈だったが、少商は平然と王姈のことが好きだという。
「だって愚かだから…」
少商は王姈がその愚かさゆえ、口を開けば弱みを握られるのだと呆れた。

文修君は宣神諳が程娘子を可愛がるのも無理はないと嘲笑った。
「夫に愛されず、息子は無能、娘は良心もないと来てる…
 だから慈しみを他人に注ぐしかないものね」
「妹妹、わざわざ余を辱めに来たの?」
すると文修君は本題に入った。
実は弟の小乾安(ケンアン)王から文があり、寿春(ジュシュン)での生活が苦しいため銭を鋳造したいという。
宣神諳は相談する相手が違うと断ったが、突然、文洲君が怒鳴り始めた。
「乾安王一族からの恩を忘れたの?!養ってやったでしょう?!」

少商と王姈は文修君の怒号に驚き、寝殿に駆けつけた。
外で控えていた翟媪は言い争いになっていると話したが、皇后から誰にも中に入れないよう命じられたという。
しかし少商は激しく罵倒される皇后を案じて思わず中に飛び込んだ。
その時、ちょうど文修君が怒って燭台を倒し、少商は咄嗟に皇后をかばって腕に怪我をしてしまう。
興奮冷めやらぬ文修君は殿門を開いて恩知らずな皇后の過去を知らしめてやると叫んだ。
少商は皇后が殿門を閉めたのは文修君を守るためだと言い返し、口汚い言葉が外に漏れたらただでは済まないはずだと牽制する。
「…ふん、私が死を恐れるとでも?」
「では直接、陛下に文句を言って死んではいかがですか?皇后は無関係です!」
すると文修君はさすが凌不疑が選んだだけあって弁の立つ娘だと鼻で笑った。
「程少商、何様のつもり?!お前の夫も離縁され錯乱した女の息子
 宮中で育てられて皇子だと勘違いしている」
「子晟(ズーション)の功績は戦場で命を懸けて勝ち取ったもの、陛下の偏愛ではないわ
 一族の権勢を笠に長秋宮で無礼を働くよりはましです!」
その話をちょうど長秋宮を訪ねた文(ウェン)帝と凌不疑が聞いていた。

文修君は新参者の少商の無礼に激高し、掟を教えてやると手を振り上げた。
しかし皇后に腕をつかまれ止められてしまう。
「鋳造権も渡さず、小娘さえ懲らしめられないと?やはりあなたは恩義を忘れた裏切り者よ!」
「もうよい」
そこへ皇帝が凌不疑を連れて現れた。

( ๑≧ꇴ≦)まさかのアルソック皇帝


皇帝はなぜそこまで執拗に皇后へ恩を着せるのか理解に苦しんだ。
確かに皇后の父が亡くなった時、乾安王が夫人を哀れんで母子を引き取ったが、そもそも文修君の祖父が難に遭った時に死線を潜り抜けられたのは宣氏全族の助けのおかげ、乾安王はその時の恩を返したに過ぎない。
「奏上したければなぜ車騎(シャキ)将軍を通して朝堂で訴えぬ?
 長秋宮で皇后を困らせるのは、皇后がそなたに寛容だと知っているからだ
 今日の皇后への不遜、行き過ぎた言動と不敬の数々はどんな罪になる?」
驚いた皇后はそれとなく不疑に助けを求めた。
「では文修君、お選びください、ここで陛下の処罰を待つか、私と共に皇宮を出るか」

文修君は凌不疑と宮中を出たが、全く懲りていないように見えた。
しかし不疑は城門への道すがら思わぬ情報を得る。
「あなたのように両親の情も解さず冷酷な者には私のやり方は理解できないでしょうね?
 陛下が父を孤城へ救援に行かせねば、勝利する前に父が死んだと思う?」
「文修君はご存知なのか?乾安王が亡くなった理由を…」
「もちろんよ」
文修君の話では小越(ユエ)侯が乾安王に先んじて瘴気(ショウキ)を調査させるも、調べた兵士が死んだので報告してきたという。
それでも乾安王は孤城を救おうと危険を冒して瘴気の中へ入り、結局、命を落とした。
「あなたの舅父(キュウフ)を助けるために父は荒れ地で死んでいったのね
 父が生きていたら今頃、天下は誰の手にあったかしら」
「この件には裏がありそうだ、これ以上、利用されぬことです
 小越侯と宣氏は不仲、小越侯の言葉は鵜呑みにできない
 それに陛下は小乾安王に義理を尽くしている、鉱山があれば困らぬはずだ
 過分な望みは持たず、一方だけの言葉を信じぬように…」
しかし文修君は不機嫌そうに帰ってしまう。
実は小越侯は宣氏が皇帝に嫁いだせいで妹が后位を逃し、乾安王を恨んでいた。
「…小越侯を見張り、調査を続けよ」

三公主はちょうど馬車に乗ろうとしていた文修君母娘を見かけた。
「長秋宮を追い出されたのは文修君だったのね~
 鋳造権の件で嘆願に来たとか…よほど切羽詰まっているのかしらん」
「三公主こそ足元を見られませんように」
すると文修君は逃げるように帰ってしまう。
その様子を城楼から凌不疑が見ていた。

つづく


( ゚ェ゚)え?ずーしょんのママは離縁されてたのか…今さら?w





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最終更新日  2023.09.24 15:03:34
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