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2025.02.08
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第3話

潘樾(パンユエ)と楊采薇(ヤンツァイウェイ)の婚礼前夜、上官芷(シャングワンジー)は采薇をさらって身体を入れ替えた。
翌朝、全身の痛みで目を覚ました采薇は、上官芷に崖から突き落とされたことを思い出し、呆然となる。
確かに采薇は上官芷の衣装をまとい、顔に触れると傷跡も消えていた。
付近を見回すと、すでに息絶えた祈祷師と護衛の姿がある。
采薇は運良く途中で一度、木に引っかかったおかげで命拾いしていた。
「まさか本当に私の顔で婚儀に?早く止めなくては」
痛めた足で何とか立ち上がった楊采薇、すると自分の玉佩が落ちていた。




しかし実家から使者が来たと知らせが届き、潘樾は席を立ってしまう。
すると今度は上官蘭に妹・上官芷からの文が届いた。
…哥哥、あの人の愛を失った今、生きる意味がなくなった、さようなら、妹絶筆…
驚いた上官蘭は慌てて従者と一緒に㬢園(ギエン)を飛び出した。

楊采薇は祝宴で警備が手薄になった㬢園に潜入した。
すると2階の婚房の窓紗に2つの人影が映っている。
采薇は2人が名実ともに夫婦になってしまうと動揺したが、その時、なぜか潘樾が1人で出て行ってしまう。
その隙に采薇は上官芷を捕まえるべく部屋に向おうとしたが、突然、上階の窓から自分の顔をした上官芷が降ってきた。

上官芷は死んでいた。
楊采薇は無我夢中で㬢園から逃げ出し、やがて体力が尽きてへたり込んでしまう。
すると玉佩が外れて道に落ちた。

その頃、車椅子の要人が密書で楊家の娘が死んだと知り、ほくそ笑んだ。
「潘公子に感謝せねばな…ふっ」

上官芷がようやく目を覚ました。
上官蘭や侍女・凌児(リンアル)は安堵したが、楊采薇は見ず知らずの人間に囲まれ、怯えてしまう。
「芷児?…まだ全快していないのだ、もう少し休め」

大夫はひと月も昏睡したため神経に影響が及んだのかもしれないと診断、鍼を打つと言い出した。
「来ないで!…下がって、独りになりたいの」

楊采薇は身体を入れ替えなければ今頃、自分が死んでいたと思うと恐ろしくなった。
婚礼の夜、一体、何があったのか。
…真相が分かるまで正体を隠さなくては…

その夜、楊采薇は凌児にそれとなく自分の事件の話を聞いた。
凌児の話では婚房にいたのは新婦だけで役所の調査でも不審な点はなく、自害として処理されたという。
上官蘭は墓の手配を申し出たが、潘樾は遺体なら埋葬したと報告していた。
…即座に埋葬するなんて怪しい、もしや証拠を隠すため?…

上官芷は短気で侍女に恐れられていた。
しかし楊采薇は彼女のようにわがままに振る舞えず、また美を追及する独特の生活習慣に馴染めそうにない。
このままでは正体がバレるのも時間の問題、そこで翌朝、屋敷を出ることにしたが、上官蘭に捕まった。
「荷物はまとめた、すぐ都へ出発するぞ」

楊采薇は仕方なく上官蘭と馬車に乗った。
しかし市場を通りかかったところで腹が痛いと訴え、馬車を止めてしまう。
上官蘭は凌児に妹を任せて近くの店に行かせたが、采薇は厠に行くと見せかけて逃げ出した。

楊采薇は義荘へ戻ったが師匠の姿はなかった。
しかも屋敷の中は無惨に荒らされ、床には血痕が残っている。
…まさか師父も襲われたの?…
采薇は師父の手がかりを探すため町へ引き返したが、そこで偶然、新任の県令が潘樾だと耳にした。
「噂では郡主と婚約するはずが先帝の賜婚(シコン)が妨げだったらしい
 しかし晴れて婚約した今、郡主の口利きで亡き妻を偲ぶ名目で禾陽(カヨウ)の県令に…
 朝廷に戻ったら郡主の婿になるんだよ」

楊采薇は愕然となった。
恐らく潘樾が自分を殺したのは先帝の賜婚を清算し、出世に利用するためだったのだろう。
しかし県令として禾陽に舞い戻った潘樾の黒髪には白髪が混じっていた。



楊采薇は潘樾の裏切りに深く傷つき、桟橋で独り泣いていた。
そこへ妹を探していた上官蘭が駆けつける。
妹はすでに潘樾の着任を知っていた。
上官蘭が帰京を急いだのは妹を潘樾から遠ざけるためだったが、上官芷は帰らないと拒む。
仕方なく上官蘭は2度と愚かな真似をしないと約束させ、妹が禾陽に残ることを許した。

…上官芷、あなたの行いは許せないけれど、私の代わりに死んだのは不本意よ、あなたに成り済まして生きるのは兄君に申し訳ないけれど仕方がない、この姿で潘樾に近づき、化けの皮を剥がす、あなただって無念なはずよ?約束するわ、必ず真犯人を見つけて安息をもたらすと…

覚悟を決めた楊采薇は上官芷の部屋を調べながら好みや振る舞いを会得した。
そんなある日、市場へ買い物に出かけた采薇は道端で装飾品を売っている白小笙(バイシャオション)と接触する。
「私よ私、楊采薇」
「へっ?!楊姐姐?でもその顔…」
白小笙は呆気に取られたが、確かに自分が鬼市で仕入れた偽物を売っていることを知っているのは采薇しかいない。
「詳しいことは後日に…実は師父が生死不明なの、消息を探って」
するとお使いを頼んだ凌児が戻ってきた。
「凌児、腕輪を壊しちゃったわ、10倍の値で弁償してあげて」
白小笙は黙って銭袋を受け取り馬車を見送りながら、采薇が金持ちになったことを喜んだ。



上官蘭は都へ戻るため、禾陽に戻った潘樾と別れの杯をあげていた。
それにしても悪名高き禾陽に自ら乗り込んで来るとは、恐らく潘樾には何か別の意図があるのだろう。
「やるべきことがある、話せば長い、またの機会に…」
すると突然、上官芷が現れた。
上官蘭も潘樾も微妙な表情になったが、上官芷はすっかり心を入れ替えたという。
「…こたび死にかけたことで無縁墓に眠る禾陽の民たちに思いを馳せたのです
 樾哥哥、禾陽の秩序を正すために来たのでしょう?私も手伝います
 ″悪者を懲らしめ″、民の暮らしを守れたら生き延びた甲斐があるというもの
 私に機会をください、必ずお役に立って見せます!」
上官蘭は妹が思慮深い人間に成長したと感激もひとしおだったが、潘樾は一蹴し帰ってしまう。

上官芷は潘樾を追いかけ、中庭で呼び止めた。
「私を避けるのは郡主を娶るから?
 外見や地位は気にしな〜いとか言ってたくせに、チャチな男
 出世を手助けできずごめんなさいね〜
 ホント、楊采薇も気の毒よ、あなたに踏み台にされて
 ちょっと顔がいいくらいで何なの?人の心を踏みにじっても当然って顔して、中身は腐ってる!
 だいたい突然、現れておいて私に手厳しくするなんて、なぜなの?」
采薇は上官芷だということも忘れ、悪態をつきながら潘樾の肩を小突いた。
上官芷らしからぬ様子に潘樾は困惑したが、楊采薇の名を聞いたせいで頭に血が昇ってしまう。
「急に牙を向くとはどういう了見だ?!すぐ都へ帰れ、2度とあの者の名を出すな!
 さもなくば身の安全は保証せぬ!」
潘樾はじりじりと上官芷に迫って欄干まで追い詰め、柱を思い切り叩いた。
すると回廊の灯籠が落下し、上官芷の頭に当たってしまう。
上官芷は頭を抑えてかがみ込んだが、その際、うっかり香袋を落としていた。

物音に気づいた上官蘭と凌児が中庭に駆けつけた。
「潘樾!やり過ぎだぞ!…確かに芷児は短気だが悪人ではない!なぜ辛く当たるんだ?!」
上官蘭は自分が妹を甘やかしたせいでわがままに育ったが、今やしっかり物事を理解できるようになったという。
「もう一度、機会を与えてやってもいいだろう?病み上がりなのに…」
「…いいだろう、機会をやる」

上官蘭は怪我をした妹を連れて慌てて屋敷に戻った。
奇しくも上官芷の面倒を見ることになった潘樾。
その時、上官芷が落とした香袋に気づき、顔色が一変する。
潘樾は帰りの馬車の中で楊采薇の亡骸のそばに落ちていた香袋を取り出した。
なぜ上官芷が全く同じ香袋を持っているのか。
…やはりお前だったのか…

つづく


( ๑≧ꇴ≦)気になる、先が気になる!でもやっぱりキクちゃんがががw





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最終更新日  2025.02.08 19:43:09
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