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マリインスキースワンレイク ロパートキナ・コルスンツェフ Part2第3幕宮廷の舞踏会またもや道化ががんばっている道化の足を後ろにアチチュードにあげたままジャンプしながら回転するという技がすごかった。王子と女王の入場つないだ2人の腕の下を道化がくぐりぬけていくうれしそうに王子が笑って手を離すそのへんのあったか~い演技にホワンとなっちゃうんだよね~各国の賓客はすでに入場している花嫁候補たちがやってきたのを見てむかっとくる王子あれは…花嫁を選びなさい結婚?そんな…自分の薬指を指さし傍目にも激しく怒りを感じているのがわかるほど王子はかっかしているおとなの女王はスルーしている礼儀正しく女性たちと踊るが女王に花束を渡されるが誰にも渡さない道化に渡すぞと思っていたらやっぱり道化に渡したなんとなくぎこちない雰囲気の中またファンファーレ誰?迎えに行かされた道化が怖くて逃げ返ってくる。ロットバルトとオディール。オディールはデフォルトが笑顔。オデットとは対照的。足が長いので黒のチュチュがすごく似合うロパートキナ。スペインの踊り赤と黒バイムラードフが赤で黒の青年は背が高く若くて男前ナポリはいまいちだったな~チャルダーシュ金髪の背の高い青年。ハンサムマズルカひげのおじさん4人がド迫力だった~ここだけなんか年齢層高く見えた。男っぽくて良かった~そして黒鳥のグランパドドゥが始まる。しゃきしゃきしたオディール。ここはロットバルトが何回も入ってちょっとパドトロワっぽく展開する。ヴァイオリンのソロになると照明が落ちて暗くなり魔術的な感じになる。魔法をかけられている王子オディールを何度も連れ去るロットバルト白鳥が背後に現れても気づかない王子急に白鳥のまねをしだす黒鳥王子はすっかりだまされるくるくるホールド付きのピルエットは8回転ぐらいした。王子のソロすばらしいコルスンツェフ!すべて完璧彼は特にジュテ・アントルラセとグランジュテがすばらしい~美しすぎる空中での飛形が。まるで空中に張りつけたみたいだ。彼は上半身がまっすぐ立っているので実に美しいのだ。トゥールザンレールもばっちり。回転系はすごく得意というわけではなさそうだが無難にこなした。オディールのソロ。冒頭ピルエットダブルから入ってアチチュードデリエールの1回転で下りて足をパッセ。また1回転のピルエットしダブル…と繰り返すコンビネーションコーダダニーラのいきなりのマネージュがとにかくすばらしい!グランジュテすごい!そして黒鳥のグラン・フェッテ・アントゥールナン32回転だ。ロパートキナは最初ダブルで入ってそのあと30回転した。ちょうど32回転回った。全部シングル。大拍手。そのあともシェネとパッセしながら足を変えながらのピルエットのコンビネーションと締めくくった。大拍手王子はひざまずいて花束を渡すオディールが受け取る受け取ったら花が枯れたらおもしろかったのに。結婚を誓う王子。すると背後に現れるオデット。オディールは花束を王子に浴びせかけ去っていく。かわいそうな王子。右往左往しオデットを探して走り去る彼はオデットと結婚の誓いをしたのにと動転している。道化ががっくり頭を抱え女王は気絶寸前第3幕了2回目の休憩第4幕への間奏曲第4幕湖畔白鳥たちが静止している美しい絵画みたいだこのままずっと見ていたいなと思った背景は夕景なのか、それとも朝日なのかはっきりしない。白鳥たちは楽しく踊っている2羽の白鳥のソロ1羽目がすばらしかった2羽目は顔が丸くて小顔でまあまあ可愛くてすばらしい体系だがちょこっと失敗していた。そこへ戻ってくるオデットオデットは傷ついている。彼女を隠すテンペスト嵐とともにロットバルトがやってくる舞踏会に現れやがって危ないとこだったぜとオデットを持ち上げたりしているこの時オディールはどこに行っちゃったのかな?休暇をもらってハワイにでも行ったのかオデットは倒れている突然音楽が変わり、王子が現れる。王子はオデットの周りの白鳥たちを優しくどかしてオデットを見つけるオデットは誓いを破られたと思っているので拒絶の姿勢しかし王子の愛は彼女を包みこむここで音楽が普段聞きなれないAppendix の音楽になるここのパドドゥも絶品でした。振りが2幕でやっていたのを繰り返す部分もあってなるほどと思わせます左右をオデットが振り向くというところとか。終わった瞬間に大きなブラヴォが飛びましたがすごく間合いをよく知ってたので関係者かなとにかく鳥肌の立つすばらしさでしたわ~また見たいロットバルトとの対決ロットバルトはオデットを翻弄します王子はオデットをリフトし2人の力で魔物を追い詰めますオデットは力尽き、瀕死になります王子は悲しみに震えながらロットバルトに最後の戦いを挑みます王子が勝利しオデットは助かりますロットバルトの死骸を見つめ解放を実感するオデット2人がひしと抱き合って大団円泣けるよ~お疲れさまでした。この2人だとステロタイプのおとぎ話もすばらしく感動できる精神性の高さを感じだ。Related Links2006年12月 マリインスキースワンレイク2006年12月 サラファーノフのスワンレイク2006年12月 ロパートキナのスワンレイク2006年5月 DVD ロパートキナ・コルスンツェフのスワンレイク この映像版ですが、見直してみたらメルクーリエフがスペインのかみてのダンサーです。Mariinsky Ballet Japan Tour 2006 Index
2009年11月27日
マリインスキー劇場バレエ 来日公演2009白鳥の湖 Part12009年11月27日上野・東京文化会館音楽 : ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー振付 : マリウス・プティパ,レフ・イワノフ改訂振付 : コンスタンチン・セルゲーエフ台本 : ウラジーミル・ベーギチェフ,ワシーリー・ゲーリツェル装置 : シモン・ヴィルサラーゼ衣裳 : ガリーナ・ソロヴィヨーワ指揮 : ボリス・グルージン管弦楽 : 東京ニューシティ管弦楽団オデット/オディール : ウリヤーナ・ロパートキナジークフリート王子 : ダニーラ・コルスンツェフ王妃 (王子の母) : エレーナ・バジェーノワ王子の家庭教師 : ソスラン・クラーエフ道化 : グリゴーリー・ポポフ悪魔ロットバルト : コンスタンチン・ズヴェレフ王子の友人たち : ヤナ・セーリナ/ヴァレーリヤ・マルトゥイニュク/マクシム・ジュージン小さな白鳥 : エリザヴェータ・チェプラソワ/ヤナ・セーリナ/ヴァレーリヤ・マルトゥイニュク/エレーナ・ユシコーフスカヤ大きな白鳥 : ダリア・ヴァスネツォーワ/ユリアナ・チェレシケーヴィチ/アナスタシア・ペトゥシコーワ/リリヤ・リシューク2羽の白鳥 : ダリア・ヴァスネツォーワ/オクサーナ・スコーリクスペインの踊り : アナスタシア・ペトゥシコーワ/ヴァレーリヤ・イワーノワ/イスロム・バイムラードフ/カレン・ヨアンニシアンナポリの踊り : ヤナ・セーリナ/マクシム・フレプトフハンガリーの踊り : ポリーナ・ラッサーディナ/ボリス・ジュリーロフマズルカ : アリサ・ソコロワ/オリガ・ベリク/ナターリア・ドゥゼヴリスカヤ/スヴェトラーナ・シプラトワ/ドミートリー・プィハチョーフ/カミーリ・ヤングラゾフ/ニコライ・ナウーモフ/セルゲイ・サリコフ前回の来日公演でもスワンレイクは2回見ているロパートキナ&ゼレンスキーおよびテリョーシキナ&サラファーノフ今回は前回果たせなかったコルスンツェフとのパートナーシップがどうしても見たかった。いや~ダニーラ、超ステキでした~ロパートキナは背が高いので針金のように細いとはいえ、背が高くて筋肉のあるパートナーでないと無理です。前回のゼレンスキーは背中を痛めていて、いっさいリフトがなかったんです。孤高のオデットが一人でがんばっていていたいけでした。今回はダニーラというとっても頼もしいイケメンさんがついています。2人には愛がありました~きょうの、普通言うところの第2幕の白鳥と王子のパドドゥ・アダージョは涙が何度もにじみ、鳥肌が何度も立つような出来でした。2人が引っこんでも拍手が鳴りやみませんでした。みんなぐずぐず泣いていました。それぐらいのすばらしいオデットと王子でした。多分世界最高のオデットを見ていると思いながら見ていました。プロローグはなし。オデットが白鳥に変えられるシーンをここに持ってきたりよくしますけど、いっさいなし。オーケストラの演奏だけ。このマリインスキー版は非常にシンプルです。決定版と言えるのかもしれません。誰が見ても満足する、そういうコンパクト版と言ってもいいかも。第1幕王宮の庭園での王子と友人たち道化道化はすごいね~という客のセリフ、何度聞いたことか。すごいばね、跳躍力が並じゃない。愛きょうはあんまりなかったけどね~コルテオに入団できるわ~と思いました。いきなり初登場で超高速ピルエット4回転かましました。でも彼が一番得意なのは跳躍でしたね。家庭教師はユーモラスでした~彼はいっつも王子にがみがみ説教して、勉強しろ勉強しろと言うのですっかり王子の取り巻きからはけむたがられていますがいつもからかわれています。王子様登場~黒い髪に黒い上着のダニーラ、お衣裳が似合いすぎですわ~(キラキラ)育ちの良い、優しい青年で、勉強は大嫌いだけど皆から浮くこともなく皆に愛されているキャラ。かっこいいのに愛されキャラ~反則のような王子非の打ちどころのない王子。こんな完璧な「王子様」、この世にいないよ~踊り出すと花が舞い散るような錯覚を覚えるほど激、笑顔がマブシ~最初のソロ、アチチュード・デリエールで2回転しそのままピルエット・ダブルのコンビネーション。オーケストラがダニーラに合わせて急に速度を落とす。群舞がありますがダニーラを目で追ってるのでそれどころじゃない。ダニーラは演技も抜群。終始きちんと演技してました。パドトロワお待ちかね!真ん中の美しい金髪の青年はジュージン(Maxim Zyuzin)。良かったです!次世代王子候補。踊りは及第点。シクリャローフ君よりは丁寧でノーブルです。しかし回転系はそう得意でもなさそう。女性のうち一人もすごいバネでした。女性と思えないぐらい踏切足でない方の足が高く上がります。ソロ2人目の方で、熱烈に道化の求愛を受けますが花を投げ返します(シューン)拍手ダニーラは笑顔を浮かべて上手から出てきて白い花を女性2人に渡します。気配りの王子なんですそのうち一人に道化は恋していますがまったく相手にされていません。ダニーラは王子の友人(ジュージン)をしもてでねぎらっています。家庭教師は王子に勉強しろと言います。本を読みなさいだって先生、こんなに空がきれいなんだよあの森を見て!僕遊びに行きたいななんですか!友人たちは一計を案じ、酒を飲まない主義の家庭教師を酔っぱらわせます。ぐーぐー寝てしまった家庭教師。そこに女王様のおなり!まずい!友人たちは一直線に4人、家庭教師の前に並んで彼を隠します(笑)。女王にはすべてお見通し。おどき。しおしおとどく仲間たちまあっ!でもいいわジークフリートに誕生の祝を持ってきたのえ?ママをかえりみなかった王子は走り寄る。クロスボウを与えるママ。何か言うことは?ママ、ありがとう!弓矢で喜ぶ王子様ってきっと年齢設定若いはずですよね~14-16歳ぐらいでしょう。それで花嫁を選ばされるのもなんだかなですが、昔ですものね。乾杯の踊りテンポ・ディポラッカでも王子は急におセンチになってしまう。孤独を感じる。さっきのパドトロワの女性に熱い視線を投げかけられてもなんか熱いものがない。違うんだ僕の求めてるものは…皆が退場しても残る王子。王子の孤独を表すソロの音楽は省略されている。そのかわり、第1幕の幕切れのドラマチックな音楽で王子がソロで踊る。すばらしい高速シェネがあった。ロマンティックにスピーディーに踊るというすてきな場面です。第1幕了カーテンコール第2幕(続けて演じられる)湖畔ロットバルトの登場。おなじみの音楽両手に小さめの羽をつけているロットバルト王子の気配を感じ去る王子がるんるんやってくる邪悪な生き物を見つけて矢を構えるが化け物は逃げる背景に冠をいただいた白鳥が泳いでくるあれは…クロスボウをかまえる王子。しかし出てきたのは人間だった。ロパートキナの白鳥は手足が長い!手の使い方がものすごくうまくて本当に鳥に見える。まるで関節がないように腕が後ろに上に前に自由に動く。彼女のスワン、前回感じたのは「孤独」だった。まさに孤高のスワン。何もかも超越した強さと美しさ。今回はダニーラが相手だった分うっすら淋しさが薄れていたような気がするその分愛に満ちていた。彼女はけっしてまっすぐ王子の顔を見ない。常に目線を伏せている。ちらっと顔を見たのは確か1回だけだった。だいぶあとの方。最初の出会いから二人は恋に落ちている身の上話はなし(マイムなし)もう踊っている。しかし邪魔が入る。オデットはかみてに去り、ロットバルトが白鳥の群れを呼びよせる。白鳥がすべて出てきて、王子はオデットを探す。いない。最後に出てきたオデットはジークフリートにマイムで話しかけるお願い私のスワンを撃たないで。Please do not shoot my swans.王子はマイムで返す。そんなことしないよ。白鳥たちは安堵し王子にひれ伏す。ワルツ。白鳥の群舞パドシャ小さい白鳥ジャンプしながらのロンドウジャンブアンレール大きな白鳥も同じ。小さい白鳥大きい白鳥以外に2羽の白鳥がいるのがこのヴァージョンの特徴。彼らは後半でソロがある。ハープがゆっくり流れる中魔法のように存在している白鳥たちからオデットを探す王子。王子とオデットのアダージョが始まる。ひれ伏すオデットをおこしてダブルのゆっくりのピルエットからポワントのアラベスク。アラベスク・パンシェ。フォンデュで床におりるエレガント。彼女をリフトする。180度真横に足を開くオデット。とにかくゆっくりなのだ。スロウモーションを見ているようすべてのパが美しいすべての動きが美しいそこに思念が流れているこれがロパートキナの白鳥よ。孤高。圧倒的な美しさ。王子のダニーラの温かさがそれを中和していく。不思議な奇蹟のカップリング。コールドがいっせいに動くたび、ギシ、ドン!という大きな音が響くバレリーナのサイズも重量級だものねこの時ばかりはコールドはずっと静止してて!って思いました。ロパートキナを抱えあげ頭がまっさかさまになるまでリフトし、そのまま1回転するコルスンツェフこれを何回かダイナミックだ。オデットは後ろの王子を確かめるように左、右と振り向く。王子はそれにこたえている。最後はホールド付きでゆっくり、ピルエット3回、4回、5回と回ったがそういう技術的なことを考えている暇がないぐらいしびれたように2人の麻薬のような踊りに見入っている。大拍手。戻ってきてレベランス4羽の白鳥大きな白鳥ほとんど見ていない。涙がにじんで見ていられない。泣けてくる。そんなアダージョを見た後は何も頭に入ってこない。オデットのソロ。大きくアラスゴンドで足を上げるでも静謐大きく羽ばたく鳥。喜びはみじんもない孤高の世界。まだ彼女の喜びは爆発していない。そしてコーダ。白鳥たちがアテールでフォンデュでアラベスクしながら進み最後にピケアラベスクでポーズ現れたオデットは高度な技を繰り出していくオーケストラが急に速度を落とす。そしてだんだん生命力に満ちた踊りになるアントルシャシスパッセしながら徐々に真後ろに下がる。王子が出てきてひざまずく。当然のようにオデットは彼のひざにのる。体を前に倒す。美しいバランス喝采ロットバルトの魔法で白鳥たちは鳥に戻って泳いでいくオデットは魔力にあらがう王子にアラベスクパンシェし顔を近づけキス(?)しかしパドブレで去っていく王子は飛び去った大きな鳥を目で追っている。第2幕了1回目の休憩。
2009年11月27日
WertherParis OperaNOUVELLE PRODUCTIONWerther (1892)Jules Massenet Opéra BastilleFirst performance the 14 Jan 2010 at 19:30Michel Plasson Conductor Benoît Jacquot Stage Director Jonas Kaufmann WertherLudovic Tézier AlbertAlain Vernhes Le BailliAndreas Jäggi SchmidtChristian Tréguier JohannSophie Koch CharlotteAnne-Catherine Gillet Sophie カウフマンは12月にカルメンがありますが1月にはパリでウェルテル。先日の日本公演ですばらしかったアランヴェルヌとアンヌ・カトリーヌ・ジレが同じ役でキャスティングされています。うらやましいキャスティングですねえ~前回はウェルテルがヴィリャゾンだったんですよねー+++ Archive:Jonas Kaufmann and Christine Schäfer in LA TRAVIATA Paris Conductor: Sylvain Cambreling Director: Christoph Marthaler Related Links Mostly Opera
2009年11月23日
Breaking News- Jirí Jelinek goes to National Ballet of Canada, leaving Stuttgart BalletLatest- The magnificent actor-dancer Jirí Jelinek replaces Ivan Urban as Stanley Kowalsky in the dazzling revival piece of John Neumeier's "A Streetcar Named Desire" November 2009 in Hamburg© die arge lolaJirí Jelinek Related ArticlesThe information owes to Naomi's site.Jiri Jelinek joins National Ballet of Canada as principal dancer in Januarynaomi さんのサイトでショックを受けてしまいました。イェリネク、シュトゥットガルト退団!カナダ国立バレエに移籍です。がああああ~~~ん。カナダ国立バレエのサイトを見てみたらしっかり今シーズン6月の公演にオネーギンが入っているではありませんか。だから請われたのかなあ~Jiri Jelinek joins National Ballet as principal dancer in JanuaryDancer leaps from Stuttgart Ballet to Torontoなんでヌードの写真!?"leap"にかけたのか(笑)。日々これ口実さんにも記事がリンクされています。それでイルジの件で検索していたらおもしろいのを見つけましたオネーギンにタチアーナが書いた手紙です。Tatiana’s LetterThe National Ballet of Canada
2009年11月22日
Pavol Breslik - TenorCuvilliés-Theater MünchenJuni 2008Idomeneoキュヴィリエ劇場2008モーツァルト:歌劇『イドメネオ』K366ジョン・マーク・エインズリー(イドメネオ)パヴォル・ブレスリク(イダマンテ)ユリアーネ・バンゼ(イリア)アネッテ・ダッシュ(エレットラ)ライナー・トロスト(アルバーチェ)ギイ・ド・メイ(大司祭)スティーヴン・ヒュームズ(神託の声)[演出]ディーター・ドルン[美術&衣裳]ユルゲン・ローゼ[指揮]ケント・ナガノ[演奏]バイエルン州立歌劇場管弦楽団及び同合唱団[収録]2008年6月11日&14日キュヴィリエ宮廷劇場(ミュンヘン)クラシカジャパンで11月21日初放送!これはおもしろかったです飽きさせません主役のイドメネオ役のジョン・マーク・エインズリーは演技が達者ですばらしい舞台上で本当に泣いていました涙が頬を伝っていました。この作品は父親の苦しみがメインテーマなので描きつくしていたと思います。パヴォル・ブレスリクは金髪でハンサム、サイモン・キーンリーサイドににちょっと似ています。魅力的な人ですこの人実はベルリン国立歌劇場の来日公演ですでに日本で歌っていた!のです見ていたんです。当時、スルーはしていないもののノーマークだったなあ…ライナー・トロストも渋いわき役で目立ってました~Related Linksパヴォル・ブレスリクの事務所の写真集イダマンテの写真満載です。
2009年11月22日
ベルリン・フィル ヨーロッパ・コンサート 2009~ ナポリ サン・カルロ劇場 ~ 1. 歌劇「運命の力」 序曲 ( ヴェルディ作曲 ) 2. 「追憶の歌」 ( マルトゥッチ作曲 ) 3. 交響曲 第8番 ハ長調 D.944 ( シューベルト作曲 ) メゾ・ソプラノ : ヴィオレタ・ウルマナ 管弦楽 : ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 指 揮 : リッカルド・ムーティ 収録: 2009年5月1日, サン・カルロ歌劇場 (ナポリ) 放送:2009年11月22日(日) コンマスはブラウンシュタインペット、タルケヴィフルート ブラウほかロイヤルボックスにベルルスコーニ首相。来なくていいのに。
2009年11月21日
12月に入るとオペラ・プレミエラッシュとなり大変なことになります。いつもオペラキャストさんにお世話になってます。ほんと足を向けて寝られません!注目公演はスカラの今シーズンこけら落としの「カルメン」カウフマンです。7 Dec 2009Teatro alla Scala CARMEN前にも書いたかと思いますが主要男性2人は超イケメンコンビです!+++それからバイエルンの「愛の妙薬」ジュゼッペ・フィリアノーティですよ、Sさま。こちらにすてきなお写真つきで載っていますUnsere nächste Premiere: L'elisir d'amore2009年12月1日 19時~(現地時間)+++シカゴリリックのメリーウィドウにスティーヴン・コステロが出演します「ロンドンの椿姫」さまのリポートでもおなじみこれは楽しみ。しかも英語版だからかなり笑えそうです。The Merry WidowIn English Chicago Lyric2009年12月5日Stephen Costello appears as Camille+++下記のサイモン・キーンリーサイドのマクベスは12月12日に放送があるようです。→12/12はMET中継。サイモンのマクベスは7日(現地)OE1で生放送されます。+++12日はMETのラジオ放送の今シーズン作品の1回目三部作です。ジェリコ・ルチッチです。Il Trittico December 12, 2009 / 12:30 pm ET (現地時間)Conductor: Stefano RanzaniGiorgetta, Angelica, Lauretta: Patricia RacetteGenovieffa: Heidi Grant MurphyFrugola, La Principessa, Zita: Stephanie BlytheLuigi: Salvatore LicitraRinuccio: Saimir PirguMichele: Zeljko LucicGianni Schicchi: Alessandro Corbelli+++サイモン・ラトルの指揮でウィーン国立歌劇場「トリスタンとイゾルデ」現地2009年12月14日初日ロバート・ギャンビル出演が当初予定されていましたが、きょう現在すべてロバート・ディーン・スミスに変わっていました。残念です。Tristan und IsoldeInszenierung: Günter KrämerDirigent Simon Rattle Tristan Robert Dean Smith König Marke Franz-Josef Selig Isolde Violeta Urmana Kurwenal Bo Skovhus Brangäne Yvonne Naefすべてこの役で聴いたことのあるキャストばかり。私にとって新鮮味はないが隙のない豪華歌手陣。ラトルだからやはり注目だ。+++ほかにもいっぱい聴きたい公演が目白押しの12月。いったい何を聴くべきか選択に困るぐらいです。
2009年11月21日
New National Theatre in TokyoAlban Berg:Wozzeck2009/2010 Season[New Production]新国立劇場「ヴォツェック」新聞評11月20日(金) 朝日新聞夕刊18日(水)がプレミエですからやはり朝日が一番早いですね。
2009年11月21日
and the world is looking forward to see Simon Keenlyside's Macbeth, his role debut in Vienna07. Dezember 2009Wiener Staatsoper MacbethRegie: Vera NemirovaAusstattung: Johannes LeiackerLicht: Manfred VossBühnenbildassistenz: Agnes HasunBühnenbildassistenz: Maria PfeifferKostümassistenz: Nele EllegiersDirigent Guillermo Garcia Calvo (replacing Danielle Gatti)Macbeth, Feldherr Simon Keenlyside Banquo, Feldherr Stefan Kocán Lady Macbeth Erika Sunnegardh Macduff, schottischer Edler Dimitri Pittas
2009年11月21日
Hamburg BallettRevival A Streetcar Named DesireBallet by John Neumeier after Tennessee WilliamsWorld PremiereStuttgart Ballet, Stuttgart, December 3, 1983for Marcia Haydée14 Nov. 2009Blanche DuBois: AzzoniStella, Blanche's Sister: AgüeroStanley Kowalsky: JungHarold Mitchell (Mitch): RigginsAllan Grey: DingleAllan's Friend: FranconiKiefaber: RevazovShaw: StegliA Soldier: West 18 Nov. 2009Blanche DuBois: BoulogneStella, Blanche's Sister: HeylmannStanley Kowalsky: Jirí Jelinek as guestHarold Mitchell (Mitch): FranconiAllan Grey: StuhrmannAllan's Friend: RevazovKiefaber: HayryanShaw: StegliA Soldier: West 22 Nov. 2009 3.00 p.m. - 5.00 p.m.Blanche DuBois: BoulogneStella, Blanche's Sister: HeylmannStanley Kowalsky: Jirí Jelinek as guestHarold Mitchell (Mitch): FranconiAllan Grey: StuhrmannAllan's Friend: RevazovKiefaber: HayryanShaw: StegliA Soldier: West 22 Nov. 2009 7.30 p.m. - 9.30 p.m.Blanche DuBois: AzzoniStella, Blanche's Sister: AgüeroStanley Kowalsky: JungHarold Mitchell (Mitch): RigginsAllan Grey: DingleAllan's Friend: FranconiKiefaber: RevazovShaw: StegliA Soldier: West The information from the official site of Hamburg Ballett
2009年11月21日
Stuttgart BalletKevin O'Day's HamletOctober 2008Related Links Dance Magazinewith PhotosDanceviewtimeswith Photos
2009年11月20日
アリーナ・コジョカル「くるみわり人形」Part2第2幕おもしろいのは移動手段です。そりでもなく手漕ぎボート(!)でした。南国か?。ねずみが後を追っていくのがおもしろい!ちょっと受けてしまいました雪と氷の国のはずなのにお菓子の国のはずなのにそういう感じは皆無。う~ん。しかももうゲストが勢ぞろいしていて、全員出ているので新鮮味がない。お城のセットもまったくなくゴージャス感がない。各国のゲストになっているようでお菓子の名称ではありません。トップバッターがスペインでアラビア、中国、ロシア、フランス。あしぶえはパドトロワでまた長瀬さんはパドトロワなんだね~と思いました確かに雰囲気が優雅でノーブルで合ってはいる。グランパドドゥの圧巻のすばらしさコボーが後ろを向いて手を差し出しアリーナが手につかまって2回転しアラベスク、これを4回ホールド付きの回転は、2回転、3回転、6回転(!)と来たここは圧巻です最後はホールド付きのピルエット8回転しました拍手が鳴りやみませんコボーのソロ定番のトゥールザンレールから足を入れ替えるジャンプのコンビネーションシュガー・プラム・フェアリーのソロ複雑な変則ジャンプをやりました空中で足を片足ずつ斜めに突っ張るような形のもの。これは難しい技だと思います。コーダアリーナが神業を見せます斜め移動でミニフェッテを数回入れますピケピルエットでどんどん高速になり最後のシェネは超高速アリーナ・シェネでした。これがアリーナです。フィニッシュも超高速でびしっと決めました。さすがです。お疲れさまでした。+++Related Articlesすみませんこの時もワイノーネン版で同じ感想でしたほんとすみません。新国立劇場「くるみ割り人形」 Dec. 2007Nutcracker Index
2009年11月20日
アリーナ・コジョカル&ヨハン・コボーwith東京バレエワイノーネン版「くるみわり人形」2009年11月20日(初日)上野・東京文化会館クララ:アリーナ・コジョカルくるみ割り王子:ヨハン・コボー クララの父:柄本武尊クララの母:井脇幸江兄フリッツ:青木淳一くるみ割り人形:氷室友ドロッセルマイヤー:後藤晴雄ピエロ:平野玲コロンビーヌ:高村順子ムーア人:小笠原亮ねずみの王様:梅澤紘貴 スペイン:乾友子-木村和夫アラビア:西村真由美-柄本弾中国:佐伯知香-高橋竜太ロシア:田中結子-松下裕次フランス:高村順子-吉川留衣-長瀬直義花のワルツ(ソリスト):矢島まい、渡辺理恵、川島麻実子、日比マリア宮本祐宜、梅澤紘貴、安田峻介、柄本武尊 指揮: デヴィッド・ガーフォース演奏: 東京ニューシティ管弦楽団児童合唱:東京少年少女合唱隊 久しぶりのバレエなんでわくわくしていたんですけどやはりワイノーネン版は好みではありませんでした。ロイヤル・オペラ・ハウスでピーター・ライト版「くるみ割り人形」を見て以来ですねどんな「くるみ」を見ても感動しなくなっちゃったんです。しかもコジョカルで見てるし。特にこのヴァージョンはあまり好みでありませんなぜならストーリーはかろうじてあるものの、ドラマがないんです。ストーリーは単なるつけ足しに過ぎずひたすらダンスを見せる演目なんです。イェリネクのオネーギンを見て以来、もうそういうバレエは受け入れ難くなってしまいました。せっかくロイヤルのプリンシパルを2人も招聘しているのですからここはどど~んとピーター・ライト版をやってほしかったです。特に第1幕のシュタールバウム家のクリスマス・パーティのシーンはロイヤルのくるみはですね、実にリアルです。本当にそこにクリスマスの風景が見えます。演技が濃くて子供も老人もいるし家族がいます。しかしこのワイノーネン版ではバレエでしかありません。子供を大人の女性が演じているというのもリアルでない主要因です。だからそういう意味で第1幕はまったく感情移入できませんでしたが第2幕は非常に良かったです。きょうはすごくいいコジョカルなのか、フツーのコジョカルなのか、どっちだろう?と思ってみていました。きょうはすごくいいコジョカル(=スーパー・アリーナ)ではありませんでしたが「まあまあのアリーナ」ではありました。神業の片りんを見せていました。コボーはアリーナとのパートナーシップが抜群で、2人のパドドゥがとてもすばらしかったです!グラン・パドドゥのアダージョは感涙モノのすばらしさでした。しかしコボーさんはソロではもう圧倒的!というダンスではなくなっています。アリーナもパワー不足というか120%すごい!というアリーナではなかったのですがやはりさすがのダンスを見せていました。コーダで神業がさく裂しまくりでした。そして2幕が楽しかったのは東京バレエ団の誇るソリスト陣がすばらしかったです。技術的にもプレゼンスも際立っていたのがスペインの木村和夫さんです。完璧なダンス。パートナーの乾さんもきれきれのダンスで圧巻でした。技術的にはやはりロシアの松下裕次さん。主役を踊るので出ないのかもしれないと思っていましたが出てくれたので良かったです。彼の明るさがはじけていてとても良かったです。ひまわりのような明るさでした。王子様オーラを発していたのはあし笛の長瀬直義さん。実にハンサムで美しくて優雅です。色っぽかったのがアラビアの柄本弾さん。美しい!花のワルツ・ソリストで一際背の高かったのは柄本武尊さんでしょうか?目立ってました。ということで第2幕は楽しかったです…第1幕パーティの主役白い服に白いリボンのクララアリーナ可愛い!小柄なので日本人の中にいても違和感はないが一際輝いている。クララの母は井脇さん小林麻央さんに見える(遠目だったので)ゴージャスな縦ロールを見ると小林麻央さん?と思ってしまう日でした。きょうは。ドロッセルマイヤーはタレント・マジシャンみたいな軽い雰囲気だ。おどろおどろしさもミステリアスな感じも皆無で造型に疑問を感じる。人形劇で表すなら、王子が醜いくるみ割り人形に変えられた悲劇を現すべきでしょう。そういう説明がいっさいないのでドロッセルマイヤーがなぜこの魔法の夜を演出したのかがわからない子供向けだからと言って細部を省略してはいけない。子供は大人よりよほど感受性に優れているし理解力もあるのだ。コロンビーヌとアルルカンムーア人ムーア人の振り付けは最悪だ。この踊りはアラスゴンドのフェッテが見たかった。形式にこだわり過ぎている人形らしい動きをつければいいというものではないだろう。それはアルルカンも同様。コロンビーヌの高村さんはすばらしかった高村さんはあし笛もすばらしかったです。(高度な技術だった)ただしこの3体はここだけでなく後半でも活躍するのだ。皆が帰っていく夜中人形が気になって起きだしてきたクララはそこで寝てしまうドロッセルマイヤーが魔法をかける。3体の人形が動き出す驚くクララツリーが巨大化しねずみが出てくる。ねずみも可愛らしすぎて全然怖くないクララが死ぬほど怯えるほどの演出をしてほしかったおもちゃの兵隊は全部女性がトウシューズで演じているのでなんか違う演目?という気にさせられる。フレンチ・カンカン?くるみ割り人形のお面がとれて王子様が現れるここのコボーの表情がすごく良かった。人間に戻った!という驚きの表情。でもノーブルなんだよね~コボーはノーブルです。アリーナとコボーのパドドゥはあ~やっとロイヤルの世界に浸れるここで初めてぐぐっと舞台が落ち着くのを感じた。雪の精が現れる少年少女合唱団が出てきたときにはドリフ?と思ったけどやはりすばらしかった。ここで雪の精たちがすばらしくてやっと一息つくリアルなはずだがリアルでない芝居からアンリアルな世界に移って初めてバレエ的にはリアルになるのは皮肉な話だ。コボーとアリーナが二人で疾風のようにユニゾンで踊るこれがすばらしい! さすがです。第1幕了。
2009年11月20日
きょうの読売新聞夕刊マチュー・ガニオさんの大特集です~見開き2ページほぼ。特大マチュー。
2009年11月18日
Latest- Powerful, passionate and romantic-- Francesco Meli Tenor Recital has been broadcasted on Japanese TV 17 Nov. 2009 NHK BS-hi Francesco Meli Related Articlesフランチェスコ・メーリ テノール・リサイタル 1. 歌劇「マノン」 から 夢の歌「目を閉じれば」 ( マスネ作曲 ) 2. 歌劇「アルバ公」から 「清らかで美しい天使よ」 ( ドニゼッティ作曲 ) 3. 歌劇「第1次十字軍のロンバルド人」 から 「私の喜びは呼び覚ます」 ( ヴェルディ作曲 ) 4. 歌劇「アルルの女」 から 「フェデリコの嘆き」 ( チレーア作曲 ) 5. 理想の人 ( エリコ作詩 /トスティ作曲 ) 6. かわいい口もと ( ダヌンツィオ作詩 /トスティ作曲 ) 7. 忘れな草 ( フルノ作詩 /デ・クルティス作曲 ) 8. 踊り ( 作詩ペーポリ /ロッシーニ作曲 ) 9. 歌劇「愛の妙薬」 から 「人知れぬ涙」 ( ドニゼッティ作曲 ) 10. 歌劇「トスカ」 から 「星はきらめき」 ( プッチーニ作曲 ) 11. 歌劇「ラクメ」 から 「どんな神、どんな神だって、ああ!」 ( ドリーブ作曲 ) テノール : フランチェスコ・メーリ (1~11曲目) ピアノ : 浅野 菜生子 (1~11曲目) ソプラノ : セレーナ・ガンベローニ (11曲目) 収録: 2009年9月7日, 東京オペラシティ コンサートホール放送:NHK BS-hi ハイビジョン クラシック倶楽部 2009年 11月 17日(火) 06:00~06:55 2009年 11月 24日(火) 13:00~13:55
2009年11月17日
フランチェスコ・メーリカリアリの歌劇場の「愛の妙薬」についての番組で17日の RAI TREというイタリアのテレビ局の深夜番組プリマでプリマにフランチェスコ・メーリが出るらしい。トリビアネタ~
2009年11月16日
大野和士凱旋!リヨン国立「ウェルテル」日本公演Reviewsウエルテル評11月10日(火)付日経新聞夕刊読売新聞夕刊11月16日(月)付毎日新聞夕刊朝日の日がいつだかわかりません 見落としました…
2009年11月16日
Stage PhotosLink to TEATRO REGIO DI TORINOFrancesco Meli has chosen the Teatro Regio for his debut in the role of Alfredo. On 14 October, La traviataThe Regio will take the same production on tour to Japan in July 2010
2009年11月15日
Sheva IbraCreate your badge
2009年11月15日
Rene Pape Archiveモーツァルト「フィガロの結婚」1999年6月9日ベルリン国立歌劇場バレンボイムオケ:シュターツカペレ ベルリンフィガロ:ルネ・パーペレシュマンマギートレーケルシュライアークワンチュル・ユンクラシカ・ジャパンで過去に放送
2009年11月03日
TOSCA***Tosca (2000)Angela GheorghiuRoberto Alagna Ruggero Raimondi Maurizio Muraro David Cangelosi Directors: Benoît JacquotPappano, Royal Opera (2000 film)プッチーニ 歌劇「トスカ」映画版 2001出演:アンジェラ・ゲオルギューロベルト・アラーニャ ルッジェーロ・ライモンディマウリツィオ・ムラーロ,指揮:アントニオ・パッパーノ監督: ブノワ・ジャコ***クーラ、ブルゾン共演「トスカ」***
2009年11月03日
MET ライブビューイング「トスカ」Part2※内容を書くのでご注意ください。第2幕バロン・スカルピアの執務室売春婦が3人来ていて、スカルピアに奉仕している。だだっぴろい部屋で赤いソファが2つ。正面を向いている。中央に大きなガラス窓かみてに拷問部屋と階段しもてにも出口しもての小テーブルに食べ物とナイフ娼婦を突き飛ばしたり乱暴に扱うスカルピアスポレッタうまく言えますように卑屈できもい演技がうまい!アンジェロッティが見つからない生意気そうなやつを連れてきましたマリオ・カヴァラドッシ彼を尋問することにするスカルピア挑戦的なマリオ大きな窓を開け放つとトスカが歌っているカンタータが聴こえてくる。傲然たる態度のカヴァラドッシに業を煮やすスカルピアバタンと窓を閉める 音がやむ尋問を始める知らん!トスカが入ってくるあのことは言うな拷問室に連れて行かれるマリオを見ているトスカ。緋色のドレス上掛けも緋色。その美しい上掛けを後ろからそっと脱がすスカルピア変態っぽい。はっと気付いて上着を取り返すトスカ。スカルピアはトスカの肩に腕を回すいちいちその手を引きはがそうとするトスカカヴァラドッシを拷問にかけトスカの口を割ろうとするスカルピアスカルピアはトスカにのしかかり、もう欲望を隠そうともしないアイメ~と叫ぶマリオの声やめさせて!ゆるめろ。マリオ?こんなのなんでもない黙っていろ!続く拷問苦しみに耐えるマリオの声耐えきれなくなるトスカあぁ!もういいかしらもう耐えきれないわ駄目だ!また悲鳴が上がると井戸の中よ!やめろ拷問をやめる連れてこい。額から血を流しているマリオが布に乗せられ運ばれてくるすがりつくトスカあのことは言っていないな言ってないわスポレッタ行け!井戸だ!マリオは逆上する忌々しい女め!そこへ自軍が負けた知らせマリオは勝ったぞ!と叫ぶマリオは牢獄に連れて行かれるいくらなの?なに?命の値段よ。わしは美しい女性には金では売らないんだ露骨に彼女とのセックスを求めるスカルピア小太鼓が響き銃殺隊を連想させるトスカは絶望の中決断を迫られているトスカはしもて側のソファに座りこみ歌に生き恋に生きを歌う。なかば放心してここは独白なのだテーブルの上のナイフを握りしめては戻すスカルピアはかみて側のソファで横になって寝ている彼女を眺めるでもなく、ただ寝ている。歌い終わったトスカはひざまずいて降参するおまえは命を求めるわしが求めるのはおまえとの刹那だ。スポレッティが入ってくるアンジェロッティは自殺しました死刑台に死体を吊るせ!いいんだな?うなずくトスカスカルピアはスポレッタを呼んであしたの狂言銃殺のことを言い含めるでもこれには裏があったのだ。まだよ!通行証を書いて!スカルピアはかみてのデスクに立って通行証を書くスカルピアは上着を脱ぎソファに横になっているトスカの足を開くとのしかかってくるトスカはソファに隠していたナイフで彼の下腹部を刺すスカルピアは倒れるトスカは彼の胸部を刺す死ねっ 死ね!スカルピアは死ぬ死んだわ…これで許したげる血が…トスカはスカルピアが握りしめている通行証を引き抜く彼女は窓を開け外を見ているそしてかみてのソファに横になり扇でぱたぱた仰ぐこの演出は現実味があった。(キャンドルと十字架を置くシーンはありません。)第2幕了マッティラインタビュー非常に興奮していてしゃべる聞いてもいないのにゼッフィレッリのことをしゃべりだす彼は言っていた「ディーヴァという称号は自分で勝ち取るもんだ」って。私はこだわらないわ 一つ一つの積み重ねよおなじみ母国語でのあいさつ衣装のカノネロのインタビュー衣裳はすばらしかった~あのサノバヴィッチ(スカルピアのこと)の衣裳よ、と言ったのには笑えたリュック・ボンディはスイス人だがフランス語をしゃべるスイス人らしいトスカは名作だよね「ラ・トスカ」だよねまさにとしゃべっていた。ゼッフィレッリの名を出されると何?と聞こえないふり(笑)相当反骨精神がみなぎっている彼の演出したトスカは見てない、と言ってましたからね(たぶんうそでしょ?)第3幕サンタンジェロ城の屋上兵隊が銃殺の訓練をしている。何度も何度も。この隊を率いている歌手も歌手と思えないぐらい演技がうまかった。手前で寝ているカヴァラドッシ。そこにいたの?彼はものとひきかえに、手紙を書こうとするが破ってしまう星は光りぬすばらしい歌唱でした~E muoio disperato! E non ho amato mai tanto la vita!... トスカは着替えてやってきて座り込んでいるカヴァラドッシの後ろから通行証を見せるやった!事の次第を告白したトスカを優しくいたわるカバリエレ・カヴァラドッシO dolci mani mansuete e pureでもあなたはその前に銃殺になるのよなんだってうその銃殺よお芝居よ私はなれてるけどこうやるのよ実演してみせる(客大笑い)そんなこんなで二人はすごくいい感じ。2人でアカペラの歌唱銃殺隊が現れるじりじりして待つトスカ撃たれた瞬間マリオは胸を信じられないように手でさわる座り込むように倒れるマリオに近寄ったトスカがさわると崩れるように倒れる彼が死んでいるのがわかる絶叫追ってくるスポレッタ彼女は追い詰められて…スカルピア!神の御前で!全幕了カーテンコールにボンディさん登場しませんでした残念。Related LinksMET 09-10 シーズンが昨夜発表Puccini "Tosca"on BBC radio 3
2009年11月03日
東京のオペラの森 2010うひゃあ~テジエですテジエ!でも前に一度裏切られている気がするんですけど…なんだったか忘れたけど…さすが神様ムーティさま今から心臓どきどきです(大げさ)しかもパルジファルまで…ブルクハルト・フリッツですよふわああ~朝からUPSETしまくりですわ。
2009年11月03日
MET LIVE in HDGiacomo Puccini's ToscaMET LIVE in HD season opening new production by Swiss director Luc BondyConductor: Joseph Colaneri replaces Maesro James LevineMarcelo Alvarez as CaravadossiKarita Mattila, the title rollGeorge Gagnidze as Scarpia, replacing Juha UusitaloRecorded at the Metropolitan Opera in New York10 Oct 2009MET ライブビューイング2009-2010第一弾プッチーニ「トスカ」指揮:ジョセフ・コラネリ演出:リュック・ボンディ出演:カリタ・マッティラ(トスカ)マルセロ・アルバレス(カヴァラドッシ)ジョージ・ギャグニッザ(スカルピア男爵)ポール・プリシュカ(堂守)収録:2009年10月10日 NY MET解説:スーザン・グレアムインタビュー: ガグニーゼ マセソン(スタッフ) パランボ(スタッフ) Mアルヴァレス マッティラ カノネロ(衣装) Lボンディ Bシャー(ホフマン物語、セビリアの理髪師の演出家)物議を醸していたリュック・ボンディの演出が見たくて好奇心に負けて見に行った。肩透かし。極めてノーマルな普通な知的な写実的な舞台だった。これがブーイングだったらザルツの舞台はNYでは大ブーイングだね(笑)。すごくいやな気持になったのかな、見ていて。人間のグロさが写実的に描かれているから。もともとこのお話は極めて現実からかい離している作品だから写実的にしたってしょうがないのに。セットは彼のスタイルはいつも簡素だよどっさり細かい演技を歌手に要求する。カリタだとかなりコメディになっていたが。逆宣伝に乗せられたcontroversy は逆に、すごい宣伝になった。なんにせよ、たかがプッチーニじゃないか。ワーグナーやヴェルディじゃない。プッチーニはオペラとミュージカルの中間作品だと私は思っている。 一瞬も飽きさせない演出で、すごく楽しめた。なによりすばらしかったのがマルセロ・アルヴァレス!最高でした~ひげをつけていてすごくそれが似合って男前だった。彼のカヴァラドッシは数年前にROHでターフェルと共演したのをラジオで聴いている。昨年METでやったカルメンのときはインタビューが英語じゃなかったが今回英語だった。故郷のアルゼンチンにメッセージをと言われスペイン語でしゃべったが勝手にイタリア語に切り替えてイタリアの人もチャオ!なんて言ってるし。オペラ歌手にとってはイタリア語が公用語なんですね。そういえばガグニーゼも英語がよくわからないらしくイタリア語に通訳されて話していた。彼はグルジア人なんですって。スーザン・グレアムが、「彼はグルジアの人なのよ(=Georgia)でも(アメリカの)ジョージア州(=Georgia)じゃないのよ~」なんてべたなギャグを言っていた。ガグニーゼ、最初はいまいちだと思っていたがテ・デウムから良くなり、第2幕以降はすごく良かった。※内容を書くのでご注意ください。第1幕縄を伝って壁を下りてくる人もちろんスタント逃げてきたアンジェロッティ。まったく教会には見えないセット中央部のへこみはいったい何?まるで倉庫のような壁下手側がアッタヴァンティ家の霊廟堂守が現れる堂守はバケツで水を聖水入れにざーっと入れる(いいのか)半分はカヴァラドッシの筆を洗う缶に入れる。堂守がバスケットに入ったカヴァラドッシの弁当を開け食いたそうにしている後ろから近づいたカヴァラドッシこういうとこユーモラスな演出彼はばっと幕を剥がして、書いている絵を見せる片方の乳房をむきだしにした女性。これだけでは教会の中の絵を描いているとは確かに想像できない時代はナポレオン時代を表現していると解説があった。ほんとか?のっけからものすごくすばらしい歌唱を聴かせるマルセロ。はああ~(陶酔)カヴァラドッシはトスカへの熱愛を歌う。僕の好きなのは黒い瞳のトスカだけだ!現れるアンジェロッティ旧ローマの執政官!彼はまた霊廟に隠れる入ってくるトスカ。衣ずれが…女がいたのね!二人のやりとりは本当の恋人同士のように甘いカリタが演じるトスカは彼女本人の雰囲気もあるので優しく人がよく見えてしまう嫉妬に狂っていてもなんかユーモラスなのだ。「でも目は黒くしてね。」というセリフが2回出てくるが、2回とも客が大笑いしていた。Ma falle gli occhi neri 押し倒したりキスしたり演技がこんなにうまかったとは思えないマルセロががんばってる彼も一皮むけたのかな~全体的に表現もできて歌も、と総合力が高まった感じ。何より今回彼は楽しんでやっているようだ。もともと南米なのでお祭り騒ぎは好きなのか大変なプレッシャー(ステージの悪評)の中思いっきり自分を表現していた。トスカを帰らせるアンジェロッティを自分の別荘に向かわせるマリオ。子供たちがやってくる合唱ナポレオンに勝ったと喜びテ・デウム(戦勝歌)を歌え!と大騒ぎをしているとしもての階段の上の手すりに現れるスカルピア何を騒いでるんだ!スカルピアの手下どもがすごく真に迫ってる気持ち悪い性根の曲がった変態的なスポレッタ役の人歌手と思えないほど芝居がうまかった。アッタヴァンティの霊廟から扇を見つけるスカルピアはその扇を拡げる絵を見る「アッタヴァンティ!」すべて悟ったスカルピア飛び込んできたトスカマリオがいないので動揺しているスカルピアは卑屈に「あなたの手を待っています」と言う仕方なく手を取らせるトスカ、スカルピアは両手に真っ赤な皮の手袋をしている。まるで血の色のようだ。気味悪げに見るトスカ。スカルピアはトスカを誤解させるスカルピアはトスカのドレスの裾を後ろからひっぱって自分の横に座らせる彼女の涙を受けて舐めている。変態ぽい。トスカは嫉妬に狂って絵を棒で突いて破く。泣いているスカルピアはここは優しく慇懃なスカルピアを演じている優しくトスカの肩に手をまわし抱き下ろす彼女を帰らせる豹変しつけろ!ここからが圧巻の場パランボはこのあとのインタビューで実はここは2フレーズしかないんだよオーケストレーションですごくなっているんだと言っていたがそのとおりいつもこのシーンには圧倒されるスカルピアが本当に腐った外道に見えるから逆に新鮮!スカルピアが落ちていた扇を拾う扇はさっきトスカが投げ捨てたせいか壊れているそれを握りしめながら自分の権力を実感しながら自己陶酔し、彼はマリア像を斜めに倒しキスする。この演出はやり過ぎ~第1幕了ガグニーゼのインタビュースーザン:とってもいい人なのにどうしてこんな悪役ができるの?バリトンはいつも悪人の役ばっかりなんだよドンカルロのロドリーゴはいい人だけどね…マルセロのインタビューカーアクシデントとは言ってなかった(笑)カリタとは前に共演したことがあるこの役はいいアリアがあるからいいわねうらやましいな私はメゾだからプッチーニに縁がないのよ~(笑)みんな知ってる曲だからね逆に大変だよPart2 に続く
2009年11月02日
大野和士凱旋!リヨン国立「ウェルテル」日本公演Day1Part2第3幕シャルロッテ、衣装替えしている1,2幕はシャンパンゴールドだったが3幕は赤い服。12月24日ノエルだ。このシーンはシャルロッテの最大の聞かせどころ。ものぐるおしくなっている。ヴェルテルの手紙を読んでいる二度と会わないノエルに!いったいどっちが本当なのかもうすぐわかります不気味なヴェルテルの言葉。彼女は死の予感に怯える。ソフィーが訪ねてくるソフィーはヴェルテルの話をしてお姉さまを泣かせてしまうごめんなさい!動揺するシャルロッテソフィーは心配してうちに帰ってくるよう言う。姉妹の別れシャルロッテは一人で歌うヴェルテルが現れるここは思い出がいっぱいだ。クラブサンとか、本とか…銃を見つけるヴェルテル銃を見たとき僕は死に憧れを抱いたんだ不吉なことを歌うウェルテルをやめさせるため別の話をするシャルロッテ。ほらオシアンの詩集よ、あなた翻訳してたわね。万感迫るヴェルテル。オシアンのアリア。超有名な歌。情感をこめて歌いあげるヴァレンティ。彼は長く伸ばすところが超一流歌手たちと比べると数秒短い。しかも息を最後まで吐き出すので、息切れしているみたいで、歌になってない。ここは改善を要する。歌い終わって間があったので拍手が起きる。これでほっとしたのか、ヴァレンティはいきなり演技モード全開になる。ずかずかと指揮者の横を通ってしもてまで行って、シャルロッテはかき抱いて顔を挟んで口付けしようとする。腕をシャルロッテの体に回す。コンサート形式でここまでやってくれるとは、うれしい限りだ。シャルロッテは動揺して逃げていく。ヴェルテルはかみてまで追っていく。彼女が逃げ去った後、楽譜がないヴァレンティは大野和士さん、がん見。歌いだしのキューを出す大野さん。プロンプターじゃないんだよ、指揮者は…。大野さんはほぼすべてのヴァレンティの歌いだしのキューを出していた。難しいんだよねこの曲は盛り上がりきったところで、死ぬために去っていくヴェルテル。アルベールが帰ってきて異変を感じてどなるシャルロッテ!ヴェルテルからの伝言だぞ銃を持ってきてほしいって…アルベールは氷のように冷やかになっている。動揺するシャルロッテ。自分のせいでヴェルテルは死んでしまう…!第4幕に怒涛のようになだれ込む。オケがすばらしい!銃声はない。ヴァレンティが立っている。シャルロッテはかみてから現れ叫ぶヴェルテル!もう彼は血だらけ(の想定)ごめんなさいあたしのためにここはもう抱かれたくないと思ったのかシャルロッテはかみて、ヴェルテルはしもてで離れている。さっきはあそこまでやったのに死ぬときは離れているのは演出的にはおかしいよね2人のすばらしい重唱があって子供たちの声が袖から。ノエル!ノエル!天使だ!ヴェルテルの絶唱。僕が死んだらあの二本の菩提樹の根元に埋めてほしい。キリスト教徒として許されないなら遠い谷の道端に埋めてくれ。聖職者は目をそむけるだろうが一人の女性はきっと来てくれる(このへんレンスキーのクーダークーダーアリアに似てますよね)そんなこと言わないで!ヴェルテルは絶命しシャルロッテは悲痛な叫びすべて終わったわ!ノエル!ノエル!FIN大喝采。コンサート形式でヴェルテルをやるのは無謀な気もしたがすばらしかった!若い2人はこれからだが十分にすばらしかった2人を支えた他の歌手見事だった大野さんお疲れさま!3日もがんばってください。※ベンジャミン・ベルンハイムはスイス人らしい。詳細不明~
2009年11月01日
Orchestre de L'Opéra National de LyonMassenet: Werther (Concert Style)1 Nov 2009Bunkamura Orchard hall, Shibuya, TokyoConductor: Kazushi OnoWerther: James Valenti (tenor)Charlotte: Kate Aldrich (mezzo-soprano)Albert: Lionel Lhote (baritone)The Bailiff: Alain Vernhes (basso)Sophie / Kaethchen : Anne-Catherine Gillet (soprano)Schmidt / Bruhlmann : Benjamin BERNHEIM (tenor)Johann : Nabil SULIMAN (baritone)Children's Choir: The Little Singers of Tokyo(conducted by Hisae Hasegawa)大野和士凱旋!リヨン国立「ウェルテル」日本公演Day1Part1Bunkamura20周年記念特別企画大野和士指揮 フランス国立リヨン歌劇場管弦楽団マスネ:歌劇「ウェルテル」(演奏会形式) presented by Calbee指揮:大野和士(リヨン歌劇場首席指揮者)ウェルテル:ジェイムズ・ヴァレンティ(テノール)シャルロット:ケイト・オールドリッチ(メゾソプラノ)アルベール:リオネル・ロート(バリトン)大法官:アラン・ヴェルヌ(バス)ソフィー:アンヌ=カトリーヌ・ジレ(ソプラノ)シュミット:バンジャマン・ベルネーム(テノール)ヨハン:ナビル・スリマン (バリトン)管弦楽:フランス国立リヨン歌劇場管弦楽団児童合唱:東京少年少女合唱隊(児童合唱指揮:長谷川久恵) 原作:ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ(ゲーテ著「若きウェルテルの悩み」による4幕5場からなる歌劇)台本:エドゥアール・ブロー/ポール・ミリエ/ジョルジュ・アルトマン作曲:ジュール=エミル=フレデリク・マスネ2009/11/1(日) 東京・渋谷 Bunkamuraオーチャードホール ヴァレンティ君応援モード!になってしまいました。きょうは大野さんの凱旋公演大野さんはのだめの「千秋」。千秋が言っていた「歌とやりたいです」そのとおり。いつも大野さんはすばらしいオペラを持って帰ってきてくれる。レアなマスネのウェルテル。すばらしかった!題名役はテノール屈指の難役。ヴァレンティ君にマルセロ・アルヴァレスやベチャワやビリャゾンを期待するのは間違ってる。だってコンサート形式で歌うのが2回目なのだもんそれに彼は経験がなさすぎる。それでこんな難役を初役のようなもんで日本でデビューなんて彼にとってはプレッシャーがきつすぎる。だから大目に見てあげて。お願いね。彼は190センチはあろうかという長身。ケイト・アルドリッチとの身長差、30センチぐらいあった。バリトンのアルベール役のリオネル・ロートの譜面台とは50センチぐらい高さの差があって笑えるほどだ。ヴァレンティ君は譜面台を高く設定する。ロートは自分の腰ぐらいに設定する。だからすごい差!譜面台を使っていたのはこの2人だけ。黒い蝶ネクタイ黒いタキシードまるで礼服のCMのモデルのようにかっこいいジェームズ・ヴァレンティ。歌のほうはすごくがんばっていましたよ。えぇ。逸材であることは確か。ポテンシャルもすごい。でもまだ基礎ができていない感じ。これからの歌手だ。今回の公演でよかったのは大法官とシュミットとソフィー。ケイト・アルドリッチもいいんだけど体が小柄なので声量はないし、声の美しさもそんなにない。ただし練れたうまい歌手である。シュミットはテノールのバンジャマン・ベルネーム(ベンジャミン・ベルンハイム)が歌っていたがこの人はすばらしいテノールだった。軽くて高い声。出番の終盤はかなり遠慮せずに声を出していた。しかも演技力抜群これから出てくるんでしょうねテノールは不足しているんで。ヴァレンティ君よりもよかった…ぶっちゃけ言うと。そしてすばらしかったのは音楽!マスネの音楽がこんなにすばらしいなんて知らなかった。大野さんも本当にすばらしかった。スカラ座のあのアナウンスのせいか拍手はオシアンのアリアのとこのみでした。それすらも遠慮がちな感じで。この作品はやはりダイナミックなワーグナー流のすべてつながっているオペラ。交響的オペラで、ベルカントではないのです。しかしフランスで、とにかく甘く、かなしく、美しく、恐ろしく!実に酔わされました。とろけさせられましたこれでこそフランス人によるフランスのオペラ。コンマスのヴァイオリンがものすごくすばらしかったです。第1幕序曲ノエル!ノエル!子供たちの合唱。大法官は子供たちに歌を教えている。アラン・ヴェルヌは子供たちの横に立っている。しもてのそでから出てくるおもしろ2人組シュミットとヨハン。2人とも舞台慣れしていて演義入りまくりですごく楽しめました~こういう人物の造型がやっぱフランスだよね~なんで7月にノエル!なんだ?難しいからさ彼らはウェルテルについて「暗い」とかさんざん言っている。ソフィーが出てくる。おねえさまはまだ着替えてるわしもてから譜面を持って出てくるヴァレンティ。楽譜を譜面台に置く。案内してもらったのだがその役の人は当然いないので誰もいないのに「メルシー」と言う。自然の美しさを歌う。ブリュールマンとケイトヒェンをシュミット役とソフィー役が歌うのでここは非常にわかりにくい。まあしょうがないよね~ウェルテルとシャルロッテは仲良く下手のそでに消えるバッカスをたたえる大法官ソフィーが送り出すかみてから帰ってきたアルベール。お義兄さま!アルベールはいまいち声量がない。帰ってきたの黙っててね消えるシャルロッテとヴェルテル。いきなりの愛の告白。私のことを知りもしないで…シャルロッテは亡くなった母に今も支配されている母が許婚と決めたアルベールを裏切れない。母を亡くした痛みに苦しんでいる彼女。だからこそ母のいいつけを守りたがっている。子供たちの母親役をやることで自分を正当化しているつまり長女である彼女には自由がないのだ。アルベールが帰ってきたよ!アルベール!僕は死ぬよ…第1幕了拍手引き続き第2幕9月。またもや食べるのと飲むのが大好きな2人組ヨハンとシュミット。シュミット役のバンジャマン・ベルネーム、ばんばん声を出していてすっきりします。爽快な歌唱。しかもよれよれだし。演技もうまかった2人組アルベールとシャルロッテは結婚しているヴェルテルの熱い思いはわかっているが自分のその思いを断ち切るためノエルに会いましょうと言い捨て去る絶望の中死を決意するヴェルテル。ここで「ペーレ、ペーレ、ペーレ!」(神様!)と悲痛に叫んで最高音を出すところ声がかすれてしまった。残念。ここで2幕の幕切れ。楽譜を持って落胆して去っていくヴェルテル。演技なのか本気なのか…ここで休憩Part2 に続く。
2009年11月01日
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